JPS63147834A

JPS63147834A - 光学レンズのプレス成形装置

Info

Publication number: JPS63147834A
Application number: JP29374986A
Authority: JP
Inventors: Hisataka Sugiyama; 杉山　久嵩; Takao Takahashi; 孝夫高橋; Kotei Iwata; 岩田　公弟; Kichizo Komiyama; 吉三小宮山; Masami Endo; 正美遠藤
Original assignee: Toshiba Machine Co Ltd
Current assignee: Shibaura Machine Co Ltd
Priority date: 1986-12-10
Filing date: 1986-12-10
Publication date: 1988-06-20
Anticipated expiration: 2010-06-14
Also published as: JPH0755837B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、光学レンズのプレス成形装置に係るもので、
特に型締め時の上下両型の芯ずれを少なくして平行度を
保つようにした成形レンズの精度の向上に関するもので
ある。

（従来の技術）近年、光学レンズの成形方法としては、煩雑な工程を必
要とする研磨仕上げによる加工方法から、予め計量され
たガラス塊を加熱し可塑化して精密プレスにより加工す
る方法が注目されるようになって来ている。

従来、この種の光学レンズのプレス成形袋ｆｆ１ｌこお
いては、第３図に例示するように、上下両固定プレート
１．２をタイバー３を介してタイバーナツト４で連結固
定し、この上下両固定プレート１．２の中間にスライド
プレート５を上下方向に可動自在に設けるとともに、こ
のスライドプレート５を油圧シリンダ等の駆動装置６に
より上方に押し上げ、これによって、前記上側固定プレ
ート１とスライドプレート５にそれぞれ設置した上下両
全型７．８を型締めすることにより１図示しない原料ガ
ラス等のレンズ成形用材料を精密プレス成形してなる構
成を有するものがある。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、上記した従来装置にあっては、プレス成形時
、下型８が支持固定されたスライドプレート５をタイバ
ー３に摺動させながら型締めを行っていることから、第
４図に示すように、スライドプレート５に設けたブツシ
ュ９とタイバー３との間に少量ではあるがクリアランス
ａを必要とするため、スライドプレート５の押し上げ時
及び上下両全型７．８の型合せ時に、必ず横方向のずれ
が生じる。

このようなずれ量は、光学レンズの場合１通常。

最終精度で１０μｍ程度を許容限度として要求されてい
るものであるが、前記したようにスライドプレート５を
上下方向に円滑に摺動させるためには、１０〜２０μｍ
のクリアランスａを必要とし、これでは、到底、要求精
度に応じられない。

そこで、従来は、上下両金型７．８の型合せ部に、第５
図に示すような位置決め孔７１と位置決めピン８１、あ
るいは第６図に示すような位置決め凸部７２と位置決め
凹部８２などからなる位置決め機構を採用し、これによ
り、前記スライドプレート５による下型８の上昇時には
、多少の芯ずれがあっても、上下両全型７．８の型合せ
時には位置精度を出すようになっているものであるが、
この場合でも、互いの係合部には、５〜１０μｍのクリ
アランスが必要であり、一般的に金型の加工、組立技術
による３〜５μｍ程度の芯ずれ誤差を合せると、上述し
た要求精度を確保することは困難である。

また、上記したように、下側固定プレート２上に油圧シ
リンダ等の駆動装置６を取付けて、スライドプレート５
を上昇させるような構造のものでは、スライドプレート
５を平行状態で押し上げることが難しく、しかも、型締
め力の反力によってタイバー３が伸び、これによって、
金型７．８の型合せ精度及び平行度の精度が減少するな
どといった問題があった。

本発明は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、下型上昇時の平行移動あるいは型締
め時の芯ずれ等を防止し、金型の型合せ精度及び平行度
を高めて高精度の光学レンズが得ることができるように
した光学レンズのプレス成形装置を提供することにある
。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）上記した問題点を解決するために、本発明は、？ｆｆ体
からなる成形室内の上部に上型を固定し、この上型に対
応する下部に下型を可動自在に配置するとともに、この
下型を前記筐体の下面部に設置した駆動手段に連動させ
てなる構成を有し、この駆動手段は、前記下型に連結さ
れたプレス軸を備え、このプレス軸を複数個の高精度ガ
イド装置によって移動するスライダに取付けてなる構成
としたものである。

（作　用）すなわち１本発明は、上記の構成とすることによって、
上型及び下型の駆動手段を同一筺体に高精度及び高強度
で取付けることができ、下型の駆動手段は、下型に連結
されたプレス軸を複数個の高精度ガイド装置で移動する
スライダに取付けるようにしてなることから、下型上昇
時に高い位置精度を保ったまま上昇させることができる
ため。

金型取付は時に位置出しをしておけば、成形時における
金型自体の位置出し機構を必要とせずに型締め精度を高
めることができ、従来のような下型を上下方向に円滑に
摺動させるためのクリアランスがほとんどないため、型
締め時の反力による装置自体の変形も少なく、これによ
って、高精度の光学レンズを成形することが可能になる
。

（実　施　例）以下、本発明を第１図及び第２図に示す一実施例を参照
しながら詳細に説明する。

第１図は、本発明に係る光学レンズのプレス装置の全体
構成を概略的に示すもので、基台１１上に支柱１２を立
設し、この支柱１２の上部に筺体１３を固定してなると
ともに、この筐体１３の内部空間を成形室１４としてい
る。そして、この成形室１４の上部天井面１４ａには、
上型１５が取付はプレート１６を介して固定されている
一方、その下部底面１４ｂ側には、前記筺体１３の下面
部に設置した後述する駆動手段１８に連動させてなる下
型１７が、前記上型１５に対向位置させて上下方向に昇
降自在に配置されている。

すなわち、上記駆動手段１８は、前記筺体１３の下面部
に固定した少なくとも型締め力に対して変形しない強度
を有する高剛性ブラケット１９と、このブラケット１９
の下部に組付けられた油圧シリンダ２０と、この油圧シ
リンダ２０のシリンダロッド２１の先端に取付けたスイ
ベルジヨイント２２と、このスイベルジヨイント２２を
介して前記ブラケット１９内に組付けたスライダ２３を
上下方向に昇降案内する複数個の高精度ガイド装置２４
とを備え、この高精度ガイド装置２４は、第２図に示す
ように、前記ブラケット１９に組付けたガイド軸２５ａ
と、スライダ２３に組み付けられて前記ガイド軸２５ａ
に摺動抵抗が少なく、かつ剛性及び位置精度高く係合す
るリニヤモーションガイドベアリング（商品名）２５ｂ
からなり、この高精度ガイド装置２４を介して前記スラ
イダ２３が上下方向に昇降案内可能になっているととも
に、このスライダ２３には、前記筐体１３内の底面側に
その上端部２６ａを臨ませたプレス軸２６が組付けられ
、このプレス軸２６の上端部２６ａに前記下型１７を組
付は固定してなる構成を有しているものである。

したがって、上記の本発明の構成によれば、下型１７を
取付けたプレス軸２６がガイド軸２５ａとリニヤモーシ
ョンガイドベアリング２５ｂとからなる高精度ガイド装
置２４で摺動案内されるスライダ２３に組付けられてい
ることから、摺動抵抗が少なく、しかも剛性が高くて、
１〜２μｍの高い位置精度で下型１７を摺動案内させる
ことが可能になる。また、上下動の駆動源となる油圧シ
リンダ２０は、筺体１３に強固に取付けた駆動手段１８
のブラケット１９の下部に取付けてなることから、型締
めの反力による影響を受けず、また、油圧シリンダ２０
のシリンダロッド２１の先端には、スイベルジヨイント
２２を設けてスライダ２３が連結されていることから、
シリンダロッド２１の横方向の変位はスライダ２３に影
響を及ぼすことはない。さらに、駆動手段１８は、筺体
１３に直接取付けるようになっているため、基台１１上
への筺体１３の組立時の平行度、芯出し等が、従来のよ
うなタイバ一式のものと比較して遥かに容易に行なうこ
とが可能になる。

なお、本発明は、上記の実施例には限定されないもので
あり、本発明の要旨を変えない範囲で種々変更実施可能
なことは勿論である。

［発明の効果コ以上の説明から明らかなように１本発明によれば、筐体
からなる成形室内の上部に上型を固定し、この上型に対
応する下部に下型を可動自在に配置するとともに、この
下型を前記筐体の下面部に設置した駆動手段の複数個の
高精度ガイド装置で移動するスライダに取付けてなるこ
とから、下型上昇時に高い位置精度を保ったまま上昇さ
せることができるため、成形時に金型自体の位置出し機
構を必要とせずに型締め精度を高めることができ、また
、上型及び下型を同一筐体に高強度で取付けることがで
きることから、従来のような下型を上下方向に円滑に摺
動させるためのクリアランスがほとんどないため、型締
め時の反力による装置自体の変形も少なく、これによっ
て、高精度の光学レンズを成形することができるという
すぐれた効果を有する光学レンズのプレス成形装置を提
供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光学レンズのプレス成形装置の一
実施例を示す概略的断面図、第２図は第１図■−■線に
おける高精度ガイド装置部分の横断面図、第３図は従来
の光学レンズのプレス成形装置の概略的説明図、第４図
は同じくタイバーとスライドプレートとの間の摺動部分
の要部拡大断面図、第５図及び第６図は従来の金型の位
置合せ機構をそれぞれ示す要部拡大断面図である。１１・・・基台、　　　　　　　　１３・・・筐体。１４・・・成形室、　　　　　　　１５・・・上型、１
７・・・下型、　　　　　１８・・・駆動手段。２０・・・油圧シリンダ、　　２３・・・スライダ、２
４・・・高精度ガイド装置、’？　。２６・・・プレス軸。第　１　因第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

筐体からなる成形室内の上部に上型を固定し、この上型
に対応する下部に下型を可動自在に配置するとともに、
この下型を前記筺体の下面部に設置した駆動手段に連動
させてなる構成を有し、この駆動手段は、前記下型に連
結されたプレス軸を備え、このプレス軸を複数個の高精
度ガイド装置によって移動するスライダに取付けたこと
を特徴とする光学レンズのプレス成形装置。