JPH0767708B2 - 合成樹脂、複合材料、その他の可塑性材料の射出成形機 - Google Patents

合成樹脂、複合材料、その他の可塑性材料の射出成形機

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JPH0767708B2
JPH0767708B2 JP5223910A JP22391093A JPH0767708B2 JP H0767708 B2 JPH0767708 B2 JP H0767708B2 JP 5223910 A JP5223910 A JP 5223910A JP 22391093 A JP22391093 A JP 22391093A JP H0767708 B2 JPH0767708 B2 JP H0767708B2
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injection molding
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カルル・ヘール
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カルル・ヘール
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1773Means for adjusting or displacing the injection unit into different positions, e.g. for co-operating with different moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂、複合材料、
その他の可塑性材料(以下の記載では、合成樹脂で代表
させる)の射出成形機に関し、特に水平射出式射出ユニ
ットにより平行注入方式で射出可能となるよう射出ユニ
ットを移動させる移動装置及び射出ユニットのための駆
動ユニットの端部の案内機構を有するものに関する。さ
らに詳しくは、本発明は請求項1の前置部に上位概念と
して記載の形式の射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】請求項1の前置部に記載の形式の射出成
形機とは、下記の通りのものである。
【0003】(a)型締ユニット(F)と、 (b)射出ユニットをその射出軸(A−A)を横切る方
向に移動装置を介して移動可能とした水平射出式射出ユ
ニット(S)と、 (c)型ホルダまで延び射出ユニット(S)の移動時に
移動方向へ案内される駆動ユニット端部範囲の案内機構
とを有する、 (d)合成樹脂、複合材料、その他の可塑性材料の射出
成形機であって、 ()上記型ホルダは、少くとも1つの駆動ユニットに
よって射出成形型に当接させ得る射出ユニット(S)の
可塑化シリンダのための通過口を有し、(f) 上記駆動ユニットの自由端は、可塑化シリンダの
通過スペースを有し案内機構内を可動な少くとも1つの
受けホルダの受けに受容されている形式のものである。
【0004】この種の射出成形機は、特開平4−339
625公報から公知である。この射出成形機において
は、型キャビテイが中心部にある場合において、異なる
複数の位置を取る偏心注入口を有する別種の射出成形型
をさらに選択的に使用できる。この前提のもとで、可塑
化された合成樹脂は、射出時、型締ユニットの閉鎖方向
にほぼ平行に延び型キャビテイの縁で終わる注入チャン
ネルを介して型キャビテイに達する。以下では、この種
の注入方式を“平行注入”と呼ぶ。この種の射出成形機
において、水平面内にあるピストンロッドは、射出ユニ
ットの移動時に受動的に駆動されるか、手操作で移動さ
せ得るスリーブホルダに可動に案内される。この場合、
合成樹脂の射出時に、可塑化シリンダの当接圧力に対抗
するピストンロッドの力が、複数の点状の作用点を有す
る案内機構にスリーブホルダをロックする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−33962
5の装置の場合、スリーブホルダを介するピストンロッ
ド受容スリーブと型ホルダとの結合は、簡単に外れる
が、ピストンロッドの作用点と型ホルダへのピストンロ
ッドの力導入点との間に大きな間隔があるため、移動が
大きくなると案内機構の側方へのずれを誘起する力が生
じ、従って、この自動移動装置では型ホルダの全幅にわ
たって自動化射出成形することができないという問題点
があることが判明した。
【0006】一方、中心注入口および偏心注入口に沿っ
て水平ガイド上を移動できる鋳鉄製支持部材上に射出ユ
ニットを支持することは、特開平2−175218から
公知である。移動は、ストローク測定装置およびスピン
ドルドライブからなり、支持部材に着脱自在に取付けて
あってプログラムに基づき作動できる移動装置によって
行う。かくして、射出ユニットを正確に支持、調整でき
る。しかし、この場合、もちろん、支持のため移動テー
ブルが必要であり、従って、構成の複雑化及び経費増を
招くという問題点が生ずる。しかも、これに関連して、
送りスクリュに対する、特にクリーニングのための作業
が、射出軸線に平行に射出ユニットを配置したことによ
って、妨害されるという問題がある。
【0007】本発明の課題は、上記先行技術から出発し
て、射出運転時に現れる上述の問題点を解消するよう射
出ユニットの移動を簡単に且つ安価に実現できるよう、
冒頭に述べた種類の合成樹脂等の可塑性材料の射出成形
機を改良することにある。さらに本発明は、射出運転時
に現れる全ての基本的要求に適するように射出ユニット
の移動を簡単に実現するよう射出成形機を改良すること
も課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
特徴部に記載した構成をとることによって解決される。
即ち、本発明は、(g)移動装置が、型ホルダに配設さ
れかつ受けホルダに作用するよう構成され、()更
に、該移動装置が、その他の場合少くとも移動方向へ摺
動自在である射出ユニット(S)の受けホルダを前記型
ホルダに向って摺動させることを特徴とする。
【0009】
【作用】移動装置と移動がガイドされる案内機構との間
の上記特定の配置関係に基づく相互の間隔の減少によっ
て、傾動の危険性が減少される。射出ユニットの移動
は、型ホルダに隣接した箇所においてのみ駆動して行わ
れる。他の範囲では、射出ユニットは、移動自在に支持
され、マシン脚上を滑動する。即ち、移動装置の作用点
が射出ユニットの中心外であるにも拘わらず、現れる力
は確実に克服されるので、上記作用時に、大きいモーメ
ントを許容できる。しかも、この場合、射出サイクル毎
に、自動的に、正確なノズル中心が得られる。何故なら
ば、ロック運動中において、射出ユニットの自動的調整
が、シリンダヘッドから十分に離れた所に配された移動
機構によって妨害されることはもはやないからである。
【0010】
【好適な実施態様】以下に従属請求項に示す好適な実施
態様の付加的作用について概説する。さらに詳細は、実
施例の記載から明らかとなる。各従属請求項の構成は、
請求の範囲の記載を援用し、簡略化のためここでの記載
を略す。
【0011】請求項2〜3に記載の構成の場合、スリー
ブホルダおよび射出ユニットを1つのスピンドルを介し
て移動できる。スピンドルは、後から装備でき、更に、
顧客の要求に基づき、射出ユニットを動力で駆動でき
る。このためには、操作員が目視で調節するために利用
できるストローク測定装置または自動化設備において移
動ストロークの測定値を介して駆動用電動機を制御する
電子式ストローク測定装置を設ける必要がある。
【0012】請求項4、5の構成の場合、型ホルダへの
力の導入に関して更に改善がなされる。一方では、案内
レールによって、型ホルダへの力の均一の伝達が保証さ
れ、案内レールを受容する案内ミゾによって、確実な案
内が保証される。可塑化シリンダの当接圧に対抗するピ
ストンロッドの力の導入は、ほぼ全幅にわたって延びる
案内機構において行われるので、各位置において、力が
同一状態の結合が達成される。従って、もはや、射出ユ
ニットを型ホルダの多くの点に結合する必要はない。そ
の代わりに、射出ユニットを任意の位置に移動させるこ
とができる。顧客は、特に非自動化状態において、固定
要素によって射出ユニットを移動位置に一時的に固定で
きる。即ち、案内ミゾによって実現される背面係合の構
成に基づき、固定要素が、当接圧によって、射出時に生
ずる大きい引張力を受けないことが可能である。ロック
は、上記位置において、案内レールの型側の壁にミゾの
型側の壁に押圧することによって行う。
【0013】請求項6に記載の構成の場合、駆動ユニッ
トの端部範囲がどの位置に配置されているかに関係な
く、任意の構造の射出ユニットを結合できる。
【0014】請求項7、8に記載の構成の場合、単にレ
ールを順次に滑動することによって射出ユニットを支持
する。この限りにおいて、複雑な構造かつ高経費の移動
機構は不要であり、中心外に作用する受けの摩擦力が移
動装置に加わる。表面摩擦は、例えばプラズマ処理した
摩擦面によって減少され、同時に、確実な防錆の要求も
満足される。マシン脚を剛に構成しなくとも、平らな材
料によって、簡単に正確な支持を達成できる。マシン脚
にレールを調節自在に接続できるよう、マシン脚の接触
点のみを高度に加工すればよい。現場におけるマシン脚
の設置が不正確な場合も、請求項8に記載の調整方式に
よって、射出ユニット全体を寸法正確に調節できる。し
かも、基本的に、クロスレールをマシン脚に固定すれば
十分であり、かくして、マシン脚の調整とともに、クロ
スレール自体も調整される。
【0015】マシン脚の側縁にのみ支持したレール上を
滑動するスライダの構成によって、保守のため、適時、
マシン脚内のスペースに触手できる。射出ユニットの存
在に関係なく、マシン脚のカバーをレール下方へ除去で
き、保守作業員が自由に触手できる側に射出ユニットを
移動できる。この場合、請求項8に基づき設けたスリッ
トによって、製造を簡単化できる。何故ならば、調整の
ために必要な対向受けをマシン脚に上から容易に固定で
きるからである。即ち、射出ユニットが、移動時、成形
機の未加工表面上を滑動しても、摩擦のない移動性が得
られる。
【0016】請求項10に基づき、駆動ユニットをスラ
イダに結合する支持要素を、横方向レールを介して相互
に結合された2つの同一の鋳造部材として構成した場
合、上記鋳造部材を簡単に製造できる。何故ならば、複
数の高コストの鋳型が不要であり、故障時、上記支持要
素の1つを簡単に交換できるからである。このように構
成した支持要素の場合、特に、公知のU字部材に比し
て、空隙発生の危険性が小さい。
【0017】請求項11〜12に記載の構成の場合、例
えば、送りスクリュまたは可塑化シリンダの保守作業に
おいても、後部範囲における支持を改善できる。即ち、
射出ユニットを引戻した後、ピストンロッドをスリーブ
ホルダから解離する前に、射出ユニットをマシン脚に支
持、確保できる。その支持点は、送りスクリュの容易な
触手性を保証する回転運動のための旋回点として役立
つ。特に送りスクリュおよびまたは可塑化シリンダを取
外した際に、残余の射出ユニットの傾動を避けるため、
レバーによって射出ユニットを上記位置に確保する。
【0018】図面を参照して以下に本発明を詳細に説明
する。
【0019】
【実施例】図1に示す通り、定置の型ホルダ10は、水
平射出式射出ユニットSを備えた合成樹脂用射出成形機
の水平閉鎖式型締ユニットFの構成部材である。型ホル
ダ10には、中心注入口30および中心型キャビテイ3
2を有する第1射出成形型31(図12参照)を固定で
きる。選択的に、型ホルダ10には、偏心注入口30´
および中心型キャビテイ32´を有する別の射出成形型
31´(図14参照)を固定することもできる。射出成
形型31、31´には、移動装置によって射出軸線s−
sに直角に水平方向へ移動させ得る射出ユニットSによ
って、可塑化した合成樹脂材料または合成樹脂用射出成
形機で部材を製造するのに適した同様の可塑性材料(例
えば、セラミック材料)を射出できる。この場合、射出
は、射出ユニットの平行移動に基づき平行注入方式で行
う。
【0020】型ホルダ10は、水平対称面y−y(図1
1)に関してほぼ対称に配置され移動方向へ拡大され
た、可塑化シリンダ12のための通過口11を有する。
可塑化シリンダは、液圧式駆動ユニットによって、固定
された射出成形型31、31´に当接させることができ
る。しかしながら、駆動ユニットとして、別の駆動装置
(例えば、電気機械式駆動装置、空気圧式駆動装置)を
使用することもできる。図5を参照すると、駆動シリン
ダ13のピストンロッド13aは、型ホルダ10まで延
び、そこで駆動ユニットの端部範囲を形成する。射出ユ
ニットSの移動時に、ピストンロッド13aの自由端1
3bは、案内機構内を移動できる少くとも1つの受けホ
ルダの受けに受容される。この場合、受けとしてスリー
ブ14を使用する(図1)。以下では、受けホルダをス
リーブホルダ15と呼ぶ。図11を参照してスリーブホ
ルダ15は、スリーブとして構成された一対の受けの間
に、可塑化シリンダの通過用開口15aを有する。ピス
トンロッドは、スリーブホルダ15を介して型ホルダ1
0の案内機構に案内される。上記案内機構は、通過開口
11の外部に(例えば、通過開口の上または下に)配さ
れる。即ち、スリーブホルダは、射出運転中にピストン
ロッド13aから伝達される力を案内機構を介して型ホ
ルダ10に伝達する。図12および14から明らかな如
く、スリーブホルダ15は、相互に対向する双方の移動
終点位置において、通過開口11をほぼ半分だけ被うこ
とになる。射出運転中、ピストンロッドは、スリーブホ
ルダ15に軸線方向に関し固定される。
【0021】スリーブホルダ15の移動は、移動装置に
よって行われる。図示の実施例の場合、移動装置は、型
ホルダに設けた定置の部分と、受けホルダとして構成さ
れたスリーブホルダ15に設けた可動の部分とを有する
スピンドルドライブ16として構成されている。型ホル
ダ、スリーブホルダないし駆動ユニットの端部範囲を含
む上記範囲に、別の態様の移動装置を設けることができ
る。更に、射出ユニットは、全体が少くとも移動方向へ
移動自在なようマシン脚に支持されている。スピンドル
ドライブは、図11〜14の実施例の場合のように、ク
ランク16dによって手操作で作動でき、あるいは、図
18および19の実施例の場合のように、例えば、電動
機または油圧モータによって駆動できる。この場合、ス
ピンドルのピボット軸受16aは、型ホルダに設けてあ
り、一方、ナット16bは、スリーブホルダ15に配し
てある。例えば、ネジスピンドル16eの汚染のような
問題の発生を防止するため、上記ネジスピンドルは、双
方のピストンロッドの間の範囲においてスピンドルスリ
ーブ16cによって保護されている。
【0022】スリーブホルダ15および型ホルダ10に
は、案内機構の近傍においてスリーブホルダ15に設け
た可動部分と、型ホルダ10の案内機構に設けた定置部
分とを有するストローク測定装置が配してある。始め
に、射出成形機は、移動装置を後から装入できるよう構
成されたバリエーションの基礎として供給できる。顧客
の要求に基づき、動力駆動式スピンドルドライブを後か
らも装備できるしまたは初めから上記スピンドルドライ
ブを装備した状態で納入できる。動力で移動を行う場
合、ストローク測定装置として、型ホルダ10に固定し
たハウジング17aと、スリーブホルダに結合した摺動
接点ホルダ17bを有する線形ポテンショメータが設け
てある(図18、19)。この場合、ストローク測定装
置17は、射出ユニットの移動距離を表す信号を制御装
置に供給し、かくして、目標値と実際値との比較によっ
て、射出成形機を正確に調節できる。手操作で移動する
場合、ストローク測定装置として、スリーブホルダにス
ケール17cを設け、案内機構として構成された案内レ
ール18に指針17dを設ければ十分である(図1
2)。
【0023】出来る限り所望の全範囲にわたって移動を
実現できるよう、案内レール18は、型ホルダのほぼ全
幅にわたって延びる。案内レール18は、ボルト48に
よって型ホルダ10の突出部10aに直接に結合され
る。ピストンロッド13aは、型ホルダ10の水平対称
面y−y内にあり型ホルダのほぼ全幅にわたって、しか
しながら、少くともスリーブ14の範囲において、案内
レール18に案内されている。案内レール18を固定す
る多数のボルト48によって、射出ユニットのすべての
位置において、十分に同一の力の導入が実現される。
【0024】図13を参照して、スリーブホルダは、上
下に、案内レール18が貫入係合する案内ミゾ15bを
有する。移動時には遊隙を置いて摺動できるが、スリー
ブホルダ15は、少くとも1つの固定要素19(図1
1)によって案内レール18に固定できる。型キャビテ
イ32に材料を射出する際、可塑化シリンダ12に現れ
る当接圧が、スリーブホルダ15のミゾ15b(図1
7)の型側の壁面を介してこれに摺接する案内レール1
8の型側の壁面に大面積で伝達される逆方向の引張力を
ピストンロッドに生ずる。図16を参照して、固定要素
19で固定する際に、スリーブホルダ15は、すでに、
固定ボルト49によって引張力の方向へ引張られる。し
かしながら、この固定力は、射出時に生ずる引張力より
も小さい。しかしながら、この固定ボルトは、型ホルダ
とは逆の側に配置してあるので、全引張力を受けること
はない。その代わりに、射出時には、固定ボルト49の
固定力が低下する。
【0025】図5、18、19を参照して、スリーブホ
ルダ15自体には、駆動ユニットの端部範囲として構成
されたピストンロッド13aが、ピストンロッドの固定
面13cに作用する締付ボルト21によってスリーブに
保持されている。スリーブは、スリーブホルダ15に直
接に形成するか、スリーブ要素14aを介してスリーブ
ホルダに固定する。この場合、スリーブ要素14aは、
固定ボルト47を介してスリーブホルダ15に結合され
ている。スリーブ要素および形成されたスリーブの各対
は、交互に、スリーブホルダ15の平面研磨された固定
面15cに固定できる。各スリーブ要素は、そのスリー
ブの相互間隔の差異およびまたは内のり幅の差異によっ
て区別される。かくして、多様の射出ユニットをスリー
ブホルダに固定できる。先行技術から明らかな如く、そ
れぞれ唯一のピストンロッドを受容する2つのスリーブ
ホルダを設けることもできる。
【0026】図1〜3にもどり、移動時には、射出方向
へ配置され射出ユニットを担持する一対のレール22に
よって射出軸線に直角に配置されたレール23上を射出
ユニットを滑動させることによって、型ホルダとは逆の
範囲において射出ユニットを自由に移動させることがで
きる。上記レールは、特に図3から明らかな如く、レー
ル22と十字状にクロスする方向に配置されているの
で、以下では、クロスレールと呼ぶ。双方のクロスレー
ル23は、マシン脚25の4つの精密加工された支承部
材に支持され、更に、全マシン脚を被う(図11)。こ
の種の支持範囲の構成を図9、10に示した。図10、
11に示した如く、基本的に、クロスレールの支承部材
24は、マシン脚25の側壁25aの折曲げた縦縁25
bに設けてある。縦縁25bには、各支承部材につい
て、対向支持ブロック26をマシン脚に上方から溶接す
るための2つのスリット25cが設けてある。この対向
支持ブロック26は、調心されたネジ27の対向受けと
して役立つ。双方のスリット25cの間には、支承24
として役立つ調心部材およびネジ27を同軸に受容する
開口が設けてある。調心部材は、クロスレール23およ
び対向支持ブロックの開口23a、26aに支持されて
いる。マシン脚25の設置精度および剛性に無関係であ
るよう、上記支持点においてクロスレール23の調整を
行うこともできるので、ネジ27は、基本的に、調整ネ
ジとしても構成できる。この場合、ネジ27は、下方か
ら操作でき、ネジの触手が容易なよう、必要に応じて、
マシン脚に貫通口を設けることができる。しかしなが
ら、現場にマシン脚を設置する際、クロスレール23も
同時に設置されるよう、メーカにおいて、クロスレール
をマシン脚に結合することもできる。
【0027】図2、3から明らかな如く、射出ユニット
全体は、2つの横方向タイロッド28を介して結合され
てスライダを形成するレール対22によって支持され
る。このスライダは、その前端部に、駆動シリンダ13
の支持要素29を担持する。図11から明らかな如く、
支持要素29は、結合ボルト38、39を介してレール
対22に結合されている。支持要素29は、2つの同一
の支持要素であり、それぞれ、駆動シリンダ13のピス
トンロッド13aに配されている。図4に示した如く、
双方の支持要素は、射出軸線s−sを通る垂直面に関し
て鏡像対称に配置されている。この場合、支持要素29
は、ピストンロッド13aの範囲において半径方向へ延
びる間隙を有する固定スリーブ29a(図11)として
構成され、間隙を通過する締付ボルト33によって、ピ
ストンロッド13aを固定する固定部材29bに結合さ
れた鋳造部材である。
【0028】クロスレール23は、係止装置Rによって
射出ユニットSを係止できる係止開口34aを有する支
持レール34によって相互に結合されている。この係止
装置Rは、図7、8に、図1の部分Aの拡大図として示
してある。係止開口の範囲には、係止要素35が貫入す
る長方形開口を有する対向プレート41が設けてある。
係止要素35は、長方形要素35aおよび背面係合部材
35bを有する。係止要素35は、レバー43によっ
て、バネ45の力に抗して、スリット44内で、まず、
垂直方向へ移動させ、次いで、水平方向へ回転させるこ
とができる。ロックされてない状態(図7)では、レバ
ー43は、射出軸線に対して直角に延びる。係止要素
は、長方形要素35aおよび背面係合部材35bを有す
る。レバー43を垂直方向へ駆動すると、長方形要素3
5aは、横断面形状に関して、係止開口34aと一致す
る。次いで、回転運動を行なうと(最終位置を図8に示
した)、長方形要素35aが対向プレート41の下方に
回転され、かくして、背面係合部材35bが対向プレー
ト41と係合する。係止要素35は、背面係合部材35
bの上方で、ほぼ対向プレート41に当接するまで係止
開口34aに貫入する。係止装置Rは、受け範囲35c
を介して支持レール34に支持される。図7から明らか
な如く、係止装置全体は、後からボルト46によって支
持部材37に固定でき、顧客の要求に応じて後から装備
できる。
【0029】係止の場合、長方形要素35aと係止開口
34aとが合致するよう、“指標”まで射出ユニットを
引戻す。係止後、固定ボルト21をゆるめてピストンロ
ッド13aをスリーブホルダから分離する。さもなけれ
ば前進を実現するプロセスによって、ピストンロッドは
引戻される(図5)。指標位置において、例えば、クリ
ーニングのために可塑化シリンダから送りスクリュ42
を引出すため、クロスレール23上で射出ユニットを危
険なく旋回できる(図6参照)。この旋回時に、支持部
材37の範囲にある重心は、係止装置Rによって定めら
れる旋回点Pのほぼ上方にある。しかしながら、係止開
口34aは、支持レール34の配置に基づき、射出成形
機の対称面m−mのほぼ中心にある。
【0030】図2、9、11から明らかな如く、何れに
せよ、随時、カバープレート25dを介してマシン脚2
5の内部スペースに触手できる。何故ならば、必要に応
じて、カバープレート25dをクロスレールの下方に引
出すことができるからである。射出成形機のどちらの側
でマシン脚の内部スペースの保守が必要であるかに応じ
て、射出ユニットSによって妨害されずに自由に触手で
きるよう、射出ユニットを移動できる。更に、図1に、
射出ユニットの一般的構造を示した。可塑化シリンダ
は、保護ハウジング36で囲まれ、射出シリンダEは、
駆動シリンダ13と同軸である。正に、射出ユニットの
この構造によって、対応して設計したスリーブホルダと
組合わせて、材料性質に対して増大する要求に基づき現
時点に且つまた将来的にますます必要となる大きい力を
加えることもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明の基本構成(請求項1の特徴部)
により、射出成形ユニットの移動装置とそのガイドのた
めの案内機構は、ほぼ同じ箇所に配され、両者間の間隔
は最小限に保たれる。その結果、射出成形ユニットの移
動量が大きくなっても、従来技術において問題となった
案内機構に対し側方へのずれを生ぜしめる力の発生によ
る傾動は解消される。射出ユニットの駆動ガイドは、型
ホルダに隣接した位置においてのみ行われ、射出ユニッ
トの残余の後部は滑動自在に配されているので自在に従
動し、問題となる傾動力は生じない。その結果、射出サ
イクル毎に、自動的に、正確なノズル中心をセットする
ことが、簡単な構成において可能となる。またその結
果、本発明の課題とする、射出運転時、特に平行注入方
式において、現われる所定の要求、射出ユニットの正確
な移動、位置決め調整、及びその自動化された実施を、
簡単な構成で、大がかりな移動テーブルを用いることな
く、実現した。
【0032】本発明の従属請求項の付加的特徴により、
[好適な実施態様]の欄で概説した付加的作用・効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機の一部、即ち、型締ユニットの型ホ
ルダおよび射出ユニットの側面図である。
【図2】支持構造を示すための、図1の部分拡大図であ
る。
【図3】図1の射出成形機の平面図であり、判り易いよ
う、ピストンロッド13a以外の射出ユニットは除去し
てある。
【図4】射出ユニットを側方へずらした状態の、図1の
射出成形機の平面図である。
【図5】射出ユニットが中心位置にあり且つピストンロ
ッドが引戻された状態の、図4と同様の図面である。
【図6】保守のために射出ユニットを旋回した状態の、
図5と同様の図面である。
【図7】係止要素が、それぞれ、旋回のために解ロック
位置にある状態およびロック位置にある状態の、図1の
範囲Aの部分拡大図である。
【図8】係止要素が、それぞれ、旋回のために解ロック
位置にある状態およびロック位置にある状態の、図1の
範囲Aの部分拡大図である。
【図9】十字レール23の支持点の範囲の側面図であ
る。
【図10】図9の線10−10に沿う部分断面図を含
む、図9の支承の平面図である。
【図11】図3の線11−11に沿う型ホルダの断面図
である。
【図12】図3の線12−12に沿う型ホルダの断面図
である。
【図13】射出軸線を含む垂直面の範囲の、図12の断
面図である。
【図14】偏心注入口30´上に移動した状態を示す、
図12と同様の図面である。
【図15】スケールの範囲の、図12の部分拡大図であ
る。
【図16】図15の線16−16に沿う断面図である。
【図17】図15の線17−17に沿う断面図である。
【図18】型ホルダおよび動力駆動式移動装置の、図1
2に対応する図面である。
【図19】型ホルダおよび動力駆動式移動装置の、図1
3に対応する図面である。
【符号の説明】
10・・・定置の型ホルダ 11・・・通過口 12・・・可塑化シリンダ 13・・・駆動シリンダ(駆動ユニット) 13a・・・ピストンロッド 13b・・・13の自由端 15・・・スリーブホルダ 18・・・案内レール 22・・・レール 23・・・クロスレール 29・・・支持要素 30、30´・・・注入口 31、31´・・・射出成形型 F・・・型締ユニット S・・・射出ユニット s−s・・・射出軸線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)型締ユニット(F)と、 (b)射出ユニットをその射出軸(A−A)を横切る方
    向に移動装置を介して移動可能とした水平射出式射出ユ
    ニット(S)と、 (c)型ホルダまで延び射出ユニット(S)の移動時に
    移動方向へ案内される駆動ユニット端部範囲の案内機構
    とを有する、 (d)合成樹脂、複合材料、その他の可塑性材料の射出
    成形機であって、 ()上記型ホルダ(10)は、少くとも1つの駆動ユ
    ニットによって射出成形型(31、 31´)に当接さ
    せ得る射出ユニット(S)の可塑化シリンダ(12)の
    ための通過口(11)を有し、 ()上記駆動ユニットの自由端(13b)は、可塑化
    シリンダ(12)の通過スペースを有し案内機構内を可
    動な少くとも1つの受けホルダの受けに受容されている
    形式のものにおいて、 (g)移動装置が、型ホルダ(10)に配設されかつ受
    けホルダに作用するよう構成され、 ()更に、該移動装置が、その他の場合少くとも移動
    方向へ摺動自在である射出ユニット(S)の受けホルダ
    を前記型ホルダに向って摺動させることを特徴とする射
    出成形機。
  2. 【請求項2】射出ユニット(S)の前記移動装置は、型
    ホルダ(10)に設けた定置のスピンドルピボット軸受
    と、受けホルダとして構成されたスリーブホルダ(1
    5)に移動装置の可動部材として設けたボールナットと
    を有するスピンドルドライブ(16)を有することを特
    徴とする請求項1の射出成形機。
  3. 【請求項3】受けホルダとして構成されたスリーブホル
    ダ(15)および前記型ホルダ(10)には、スリーブ
    ホルダ(15)に案内機構の近傍に設けた可動部分と、
    型ホルダ(10)の案内機構に設けた不動部分とを有す
    るストローク測定装置(17、17´)が配してあるこ
    とを特徴とする請求項1または2の射出成形機。
  4. 【請求項4】端部範囲が、駆動ユニットとして構成され
    型ホルダ(10)の水平対称面(y−y)に配置された
    液圧駆動シリンダ(13)のピストンロッド(13a)
    によって形成され、案内機構として構成され型ホルダ
    (10)に固定された案内レール(18)に、少くと
    も、受けとして構成されたスリーブ(14)の範囲にお
    いて、型ホルダのほぼ全幅にわたって案内されているこ
    と、及び、 ピストンロッド(13a)を当該位置に軸線方向へ固定
    する手段が受けホルダに設けてあることを特徴とする請
    求項1〜3の1つに記載の射出成形機。
  5. 【請求項5】受けホルダとしてのスリーブホルダ(1
    5)が、上下に、案内レール(18)が貫入して係合す
    る案内ミゾ(15a)を有し、スリーブホルダ(15)
    は、移動時には間隙を置いて移動できるが、固定要素
    (19)を介して案内レール(18)に固定できるこ
    と、 さらに、固定要素(19)とは逆の案内レール(18)
    の側で案内レール(18)に固定することによって、上
    記スリーブホルダの位置を射出軸線(s−s)の方向に
    関しロックできることを特徴とする請求項1〜4の1つ
    に記載の射出成形機。
  6. 【請求項6】スリーブ(14)を備えた第1対のスリー
    ブ要素(14a)およびスリーブを備えた少くとも1つ
    の別の対のスリーブ要素が、締付ボルト(21)によっ
    てスリーブホルダ(15)の平面研削した固定面(15
    c)に固定でき、双方の対のスリーブ要素(14a)
    が、そのスリーブの相互間隔の差異およびまたは内のり
    幅の差異によって区別されることを特徴とする請求項1
    〜5の1つに記載の射出成形機。
  7. 【請求項7】射出方向へ配置され射出ユニット(S)を
    担持するレール対(22) が、移動時、マシン脚の精
    密加工した支承部材(24)に支持して射出軸線に直角
    に配置したクロスレール(23)上を摺動することを特
    徴とする請求項1〜6の1つに記載の射出成形機。
  8. 【請求項8】支承部材(24)が、マシン脚(25)の
    側壁(25a)の折曲げた縦縁(25b)に構成されて
    おり、対向支持ブロック(26)が、縦縁(25b)の
    下方でマシン脚に2つのスリット(25c)によって上
    方から溶接してあり、クロスレール(23)の調節ネジ
    として構成して対向支持ブロック(26)に調心したネ
    ジ(27)の対向受けとして役立つことを特徴とする請
    求項7の射出成形機。
  9. 【請求項9】レール対(22)が、2つの横方向タイロ
    ッド(28)を介して結合されて、駆動ユニットの支持
    要素(29)を端面に担持するスライダを形成すること
    を特徴とする請求項7または8の射出成形機。
  10. 【請求項10】支持要素(29)が、射出軸線(s−
    s)を含む垂直平面に関して鏡像対称に配置され、駆動
    ユニットの端部範囲において半径方向へ遊隙を有する固
    定スリーブ(29a)として構成され、遊隙を通る固定
    ボルト(33)によって端部範囲に固定できることを特
    徴とする請求項9の射出成形機。
  11. 【請求項11】クロスレール(23)が、射出ユニット
    (S)を係止できる係止開口(34a)を有する支持レ
    ール(34)を介して相互に結合されていることを特徴
    とする請求項7〜10の1つに記載の射出成形機。
  12. 【請求項12】射出成形機の対称面(m−m)に配置さ
    れた支持レール(34)が、引戻された射出ユニット
    (S)の係止要素(35)を係止開口(34a)に受容
    され、係止開口が、射出ユニット(S)の旋回のための
    旋回点(P)として役立ち、係止後、スリーブ(14)
    から解放された駆動シリンダのピストンロッド(13
    a)を引戻し得ることを特徴とする請求項11の射出成
    形機。
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