JPH0439019A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、射出成形機の型締装置、更に特定すれば、可
動盤及び固定盤にそれぞれ装着した金型の型開閉操作を
行い、次いで型締シリンダーにより可動盤を介して金型
を圧締する圧締操作を行い、金型キャビティの中に溶融
した樹脂を射出し、冷却して樹脂成形品を製造する射出
成形機の型締装置に関する。

（従来の技術） 従来、金型の開閉操作を主に行う型開閉用油圧シリンダ
ーを装備した型締装置にあっては、作動油量の低減化及
び圧締時の昇圧時間の減少等を図るため、次のような構
成の型締シリンダーとそのピストンロッドの係止装置を
を設けている。即ち、型締シリンダーを可動盤と一体的
に設け、更に、そのピストンロッドに軸方向貫通孔を穿
設して、その貫通孔に固定盤から延在しているタイツ１
−を摺動自在に貫通させることにより、可動盤をピスト
ンロッドを介してタイバーにより移動可能に支持しいる
。型開閉時には、型開閉用油圧シリンダーにより可動盤
と型締シリンダーとを駆動してタイバーに沿って移動さ
せる。更に、ピストン口・ノドをタイバーに係止する係
止装置を設けて、係止した後、型締シリンダーによる金
型の圧締操作を行っている。

上記従来型装置の係止操作に際しては、型閉作動を一旦
停止させる必要が生じ、そのために作動が連続的でなく
、ロスタイムが生じ、成形サイクルの短縮が困難で、生
産性が低い等の問題が存在している。

そこで、例えば特開乎第１−２２２９１７号に開示され
た型締装置が提案されている。この型締装置では、金型
の型閉時にピストン口・ノドの固定盤側端部が固定盤内
に所定寸法挿入され、その挿入された所定位置でピスト
ンロッドに係合してその動きを阻止する解除自在な係止
装置が設けである。

（発明が解決しようとする課題） しかし、上記開示された型締装置は、従来型同様可動盤
と型締シリンダーとの一体構造で、型締シリンダーのピ
ストンロッドにタイバーを貫通させて支持しているので
、型締シリンダーの押圧部は金型の外側に位置し、その
ため可動盤を固定盤に対して凹に湾曲するモーメントが
可動盤に働く。

可動盤が撓んで湾曲すると正確な成形ができないので、
可動盤の剛性を大きくする必要が生じ、かつ型締シリン
ダーを大型にする必要がある。

更に、従来型の大型射出成形機の型締装置では、可動盤
を支持するタイバーを基台に対して移動可能にすること
により、可動盤と固定盤との間の間隔を金型の厚さに対
応して調節している。例えば、タイバーは、基台に摺動
自在に支持されているタイバー支持板に一端が固定され
、基台に固定されている固定盤側で他端が進退自在に取
り付けられる。固定盤側でタイバーを油圧シリンダー等
により駆動して動かすと、それに連動して可動盤が固定
盤に対し接近及び離間し、かつタイバー支持板が基台の
上を摺動する。可動盤が固定盤に対し所要の間隔の位置
に来ると、そこでタイバーを固定盤に、かつタイバー支
持板を基台に掛止する。このような形式の型締装置では
、装置の構造的一体性が不変的でなく、構成部品の配置
、装置自体に狂いが生しる危険が多く、そのため寸法の
正確な成形が困難であった。この欠点は、特に大型射出
成形機の場合に顕著であった。

本発明の目的は、上記開示された型締装置と同様に、成
形サイクルの短い、従って生産性の高い、型締装置であ
って、大形射出成形機に好適な軽量でコンパクトな部品
構成で、かつ寸法の正確な成形品を製造する射出成形機
の型締装置を提供することである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明に係る型締装置は次
の特徴を有する。即ち、 基台の機軸方向両端部上にそれぞれ固定された固定盤及
びタイバー支持板と、 １端が固定盤に他端がタイバー支持板にそれぞれ固定さ
れて、機軸に平行に配設された複数本のタイバーと、 タイバーにより摺動自在に支持された周縁壁部と、機軸
に平行な行程の往復動式ピストンとそれに連結されたピ
ストンロッドとを備えた型締シリンダー組立体と、 固定盤に対向して配置され、型締シリンダー組立体とピ
ストンロッドの先端部で連結され、タイバーにより摺動
自在に支持される可動盤と、可動盤を駆動して可動盤及
び可動盤に連結された型締シリンダー組立体とを連動さ
せ固定盤に対し接近及び離間自在に移動させる型開閉用
シリンダーと、 型締シリンダー組立体が固定盤に対して所定距離以内に
接近するのを阻止するストッパー手段と、並びに タイバーの機軸方向所定位置で型締シリンダー組立体を
タイバーに係止する解除自在な係止手段とを 備える、ことを特徴とする射出成形機の型締装置である
。

本発明に係る好適な実施例は、次の特徴を有する係止装
置を有している。その係止装置は、タイバーの外周面に
円周方向に刻設された環状溝と、環状溝と噛み合うネジ
山を有し、かつ型締シリンダーの可動盤に対し背面側に
格納された半割す、ントと、半割ナツトを環状溝に噛合
させ、及び噛合解除させる半割ナツト用油圧シリンダー
とを備えている。

本発明に係る好適な実施例におけるストッパー手段は、
一端がタイバー支持板に固定されて機軸に平行に延在し
、型締シリンダー組立体の周縁壁部を貫通し、かつ他方
の自由端側に止め部を有する棒体から成る型締シリンダ
ー組立体ストッパーである。

（作　用） 基台の機軸方向両端部にそれぞれ固定盤とタイバー支持
板を固定し、更に固定盤とタイバー支持板で両端を固定
したタイバーを配設する構造は、型締装置のフレーム構
造を固定的並びに不変的に維持する。

型閉操作時、型締シリンダー組立体は、型開閉用油圧シ
リンダーにより駆動される可動盤に連動して固定盤に向
かって前進し、係止装置が作動すべき所定位置にストッ
パー手段により、例えば型締シリンダー組立体ストッパ
ーにより常に正確に位置決めされることができる。

設定した位置決めの位置で、型締シリンダーによる圧締
操作に移行する。本発明に係る装置では、型締シリンダ
ー組立体の周縁壁部にタイバーを貫通させて型締シリン
ダー組立体を支持しているので、型締シリンダーのピス
トンをタイバーの位置とは独立に配置することができる
。従って、必要な場所に配置された型締シリンダーが可
動盤を介して金型を直接押圧する。

金型の厚さに対応して固定盤に対する可動盤の位置関係
を調整する場合には、往復動式になっている型締シリン
ダーにより可動盤の位置を調整することができる。尚、
圧締操作における型締シリンダーのピストンの行程を確
保するため、ピストンを予めシリシダー底側に移動させ
シリンダーヘッド側の油圧を維持したままで型閉操作に
入る。

係止装置の半割ナツトが半割ナツト用油圧シリンダーに
駆動されて型締シリンダーの背面側でタイバーの環状溝
に噛合するので、型締シリンダーは、圧締操作時におい
てタイバー支持板に向かって後退することができないよ
うに係止され、同時に型締シリンダーの押圧力の反力が
支持される。

（実施例） 実施例に基づき、添付図面を参照して、以下に本発明を
より詳細に説明する。

第１図と第２図は、それぞれ本発明に係る型締装置１の
型閉状態と型開状態の正面図である。尚、第１図及び第
２図において、本発明に直接関係しない油圧装置、安全
装置等は省略されている。

型締装置１０は装置の基部フレームを構成する基台１２
を有する。基台１２の長手方向、即ち型締装置１０の機
軸方向の両端部に、それぞれ長方形の固定盤１４とタイ
バー支持板１６とが対面して基台１２の長手方向軸にそ
の面を直交させて固定されている。

棒体からなる４本のタイバー１８が、固定盤１４とタイ
バー支持板１６の四隅をそれぞれ貫通して固定盤１４と
タイバー支持板１６との間に差し渡され、互いに平行に
機軸方向に配設されている。タイバー１８の両端部の外
周面にはネジ山が設けてあって、固定盤１４とタイバー
支持板１６のそれぞれの外側でナンド２０と２２により
締結されて固定盤１４とタイバー支持板１６に緊張して
固定されている。

固定盤１４とタイバー支持板１６との間には、可動盤２
４がその面を固定盤１４に対向させて配設され、可動盤
２４の四隅に設けられた貫通孔をタイバー１８が貫通し
て可動盤２４をタイバー１８に沿って摺動自在に支持し
ている。固定盤１４には固定金型２６が、可動盤２４に
は可動金型２８が、それぞれ装着される。

機軸に平行な行程を有する往復動式ピストンを備えた２
個の型開閉用油圧シリンダ−３０がタイバー支持板１６
の垂直方向周縁部の中央で中心線に対して対称な位１に
取り付けである。ピストンロッドの先端部は可動盤２４
に固定されていて、往復動ピストンの行程に合わせて、
可動盤２４はタイツ＼−１８に沿って機軸方向に固定盤
１４に接近又は離間できる。

４個のピストン３２を有する型締シリンダー組立体３４
が可動盤２４とタイバー支持板１６との間に位置して装
着され、油圧シリンダー室を取り囲む壁部の外縁部の４
か所で機軸に平行に設けた貫通孔をタイバー１８が貫通
して型締シリンダー組立体３４をタイバー１８に沿って
摺動自在に支持している。ピストン３２から延びている
４本のピストンロッド３６の先端部は、可動盤２４に固
定されている。それにより、可動盤２４と型締シリンダ
ー組立体３４とは、はぼ構造的に一体に連結されて、型
開閉用油圧シリンダ−３０のピストンの動きに合わせて
連動してタイバー１８に沿って摺動する。

ピストン３２は、ピストンロッド３６を介して押圧力を
可動盤２４に伝達して金型を圧締する機能と共に、型閉
操作終了時における固定盤１４と可動盤２４との間の距
離を金型の機軸方向の厚さに応じで調節するために可動
盤２４を駆動して可動盤２４を固定盤１４に接近させ又
は離間させる機能を有する。

タイバー１８に沿って固定盤２０に向かう型締シリンダ
ー組立体３４の前進運動を所定位置で停止させるために
、ストンバー手段を設ける。ストッパー手段には、タイ
バー１８の所定位置にリミットスインチを設け、その信
号により型開閉用油圧シリンダ−３０の動作を停止させ
る方法等種々ある。本実施例では、ストッパー手段とし
て、２個の型締シリンダー組立体ストッパー３８が設け
である。型締シリンダー組立体ストッパー３８は、その
１端をタイバー支持板１６に固定し、他端を自由端とす
る棒体から構成されている。２個の型締シリンダー組立
体ストッパー３８の固定端は、それぞれタイバー支持板
１６の中心線から対称な縦方向周縁部の中央位置にあっ
て、そこから棒体は機軸に平行に延在し、かつ型締シリ
ンダー組立体３４の突起部４０に設けた貫通孔を摺動自
在に貫通している。型締シリンダー組立体ストッパー３
８の自由端には型締シリンダー組立体３４の貫通孔の開
口寸法よりより大きいナンド等の止め部４２を構成する
部材が取り付けてあって、その止め部４２と型締シリン
ダー組立体３４の突起部４０が当接して、型締シリンダ
ー組立体３４が固定盤１４に向かってそれ以上前進しな
いようになっている。

止め部４２の位置は、次のように定められる。即ち、型
閉操作において、可動盤２４が型開閉用油圧シリンダ−
３０に駆動されて固定盤１４に向かって前進し、可動盤
２４に装着された可動金型２８と固定盤１４に装着され
た固定金型２６とが僅かの間隙を置いて対向する位置に
来る。丁度、その位置で、可動盤２４に連動して固定盤
１４に向かって前進した型締シリンダー組立体３４の突
起部４０が止め部４２に当接するような位置とする。圧
締操作において、ピストン３２がシリンダーヘッド側へ
移動する行程を確保スるために、ピストン３２は予めシ
リンダー底側に位置させシリンダーヘッド例の油圧を維
持したまま型締シリンダー組立体３４を可動盤２４に連
動させて移動させる。型締シリンダー組立体ストッパー
３８の自由端にはネジ山を設け、これと噛み合うネジ溝
を有するナツトを止め部材として使用して、この位置を
調節可能にするのが好適である。

タイバー１８の機軸方向所定位置でタイバー１８に対し
型締シリンダー組立体３４を係止するための係止手段が
、本発明に係る型締装置１０に設けである。

この係止手段は、タイバー１８の所定位置でタイバー１
８の外周面の円周方向に刻設した多条環状溝４４と、タ
イバー１８の環状溝４４と噛み合うネジ山を内側の面に
有する半割ナツト４６と、この半割ナツト４６を駆動し
て環状溝４４に噛合させ、及び噛合解除させる機能を有
する半割ナツト用油圧シリンダ−４８を有する。半割ナ
ツト４６は、型締シリンダー組立体３４のタイバ−１８
用貫通孔のタイバー支持板１６側出ロ近傍に貫通孔と同
軸でタイバー１８を挟むように格納されていて、必要時
に半割ナツト用油圧シリンダ−４８に駆動されて型締シ
リンダー組立体３４の背面を軽く密着摺動して、半割ナ
ツト４６のネジ山が環状溝４４のネジ溝と噛合する。こ
れにより、型締シリンダー組立体３４はタイバー支持板
１６に向かう方向の移動が係止され、かつピストン３２
が金型を圧締する押圧力の反力をこの係止手段が支持す
る。

環状溝４４の位置は、型閉操作において、型締シリンダ
ー組立体３４が固定盤１４に向かって可動盤２４と連動
して前進して、型締シリンダー組立体ストッパー３８に
当接した時に、丁度半割ナツト４６と対向するタイバー
１８の外周面の位置である。換言すれば、型締シリンダ
ー組立体３４が型締シリンダー組立体ストッパー３８に
当接した時、常に半割ナツト４６はタイバー１８の環状
溝４４と正確に対応した位置にあって、半割ナンド用油
圧シリンダ−４８に駆動されると常に環状溝４４に噛合
する状態にあるように、型締シリンダー組立体ストッパ
ー３８により型締シリンダー組立体３４が位置決めされ
る。

次に、本発明に係る型締装置１０の作動に付いて説明す
る。

第４図、第５図、及び第６図は、それぞれ型締装置１０
の型開きの状態、型締シリンダー組立体３４が係止され
た状態、及び金型を圧締している状態を示す平面断面図
である。

・第４図の型開きの状態から型開閉用油圧シリンダ−３
０を駆動して型締シリンダー組立体３４が型締シリンダ
ー組立体ストッパー３８に当接する迄、可動盤２４と型
締シリンダー組立体３４を固定盤１４に向かって前進さ
せる。操作の効率と安全を図って、始点では高速で終点
付近は低速で前進させる。

・型締シリンダー組立体３４が型締シリンダー組立体ス
トッパー３８に当接した状態では、第５図に示すように
、可動金型２８と固定金型２６とはその対向端面で僅か
に間隙を有している。この状態で、型閉操作は完了する
０次いで、半割ナツト用油圧シリンダ−４８を駆動して
、半割ナツト４６をタイバー１８の環状溝４４に噛合さ
せ、型締シリンダー組立体３４がタイバー支持板１６に
向って後退しないように係止する。従って、型締シリン
ダー組立体３４は型締シリンダー組立体ストッパー３８
との当接及び半割ナツト４６と環状溝４４との噛合によ
り固定された状態になる。

この状態で、次いで型締シリンダー組立体３４の油圧シ
リンダーを昇圧して金型を圧締する型締め操作を行う。

・所定の金型の型締め操作が完了し、金型キャビティの
中に溶融した樹脂を射出し冷却して樹脂の成形が終了し
た後、油圧シリンダーを減圧して型締力を解除する。

・半割ナツト用油圧シリンダ−４８を駆動して半割ナツ
ト４６と環状溝４４との噛合を解除する。

・次いで、型開操作に入り、型開閉用油圧シリンダ−３
０を駆動して可動盤２４と型締シリンダー組立体３４と
をタイバー支持板１６に向かって後退させる。操作の効
率と安全を図って、型開操作の初期は高速で、終点付近
は低速で後退させる。

・第４図の状態に戻ると、型開操作は完了する。

（効　果） 本発明に係る型締装置では、タイバーは基台にそれぞれ
固定された固定盤とタイバー支持板に両端部が締結され
ているので、装置の構造的一体性及び剛性が常に維持さ
れ、狂いが生しない。そのため、正確な寸法の成形品を
製造することができる。

従来装置の型締シリンダーのピストンは、金型の外側に
位置する可動盤部分を押圧するのに対し、本発明に係る
型締装置の型締シリンダーは、金型が装着されている可
動盤の部分を直接押圧する。

そのため、可動盤を固定盤に向かって凹に湾曲させるモ
ーメントが可動盤に作用しないので、可動盤の剛性を低
くしても即ち可動盤を薄くしても圧締による撓みは殆ど
なく正確な金型の圧締動作を行うことができる。更に、
金型が装着されている可動盤の部分を直接押圧すること
により、従来型に比べて型締シリンダーを小径、且つ軽
量とすることができる。

以上の本発明の奏する効果により、本発明に係る型締装
置は、大きな型締力を要する大型射出成形機に好適であ
る。

更に、本発明は、ストンバー手段による型締シリンダー
組立体の位置決めと係止装置の作動を連続的に行わせる
ので、成形サイクルの時間を短縮できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る型締装置の型閉状態の正面部分
断面図； 第２図は、本発明に係る型締装置の型開状態の正面部分
断面図； 第３図は、本発明に係る型締装置の第１図Ａ−Ａ線での
断面図； 第４図は、本発明に係る型締装置の型開状態の平面断面
図； 第５図は、本発明に係る型締装置の型閉状態の平面断面
図； 第６図は、本発明に係る型締装置の圧締状態の平面断面
図である。 １０・・・型締装置 １２・・・基台 １４・・・固定盤 １６・・・タイバー支持板 １８・・・タイバー ２０．２２・・・ナツト ２４・・・可動盤 ２６・・・固定金型 ２８・・・可動金型 ３０・・・型開閉用油圧シリンダ− ３２・・・ピストン ３４・・・型締シリンダー組立体 ３６・・・ピストンロッド ３８・・・型締シリンダー組立体ストッパー４０・・・
突起部 ４２・・・止め部 ４４・・・環状溝 ４６・・・半割す・７ト ４８・・・半割ナツト用油圧シリンダー第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基台の機軸方向両端部上にそれぞれ固定された固定
   盤及びタイバー支持板と、 １端が前記固定盤に他端が前記タイバー支持板にそれぞ
   れ固定されて、機軸に平行に配設された複数本のタイバ
   ーと、 前記タイバーにより摺動自在に支持された周縁壁部と、
   前記機軸に平行な行程の往復動式ピストンと、それに連
   結されたピストンロッドとを有する型締シリンダー組立
   体と、 前記固定盤に対向して配置され、前記型締シリンダー組
   立体と前記ピストンロッドの先端部で連結され、前記タ
   イバーにより摺動自在に支持される可動盤と、 前記可動盤を駆動して前記可動盤及び前記可動盤に連結
   された前記型締シリンダー組立体とを連動して前記固定
   盤に対し接近及び離間自在に移動させる型開閉用シリン
   ダーと、前記型締シリンダー組立体が前記固定盤に対し
   て所定距離以内に接近するのを阻止するストッパー手段
   と、並びに 前記タイバーの機軸方向所定位置で前記型締シリンダー
   組立体を前記タイバーに係止する解除自在な係止手段と
   を 備える、ことを特徴とする射出成形機の型締装置。 ２、前記係止手段は、前記タイバーの外周面に円周方向
   に刻設された環状溝と、前記環状溝と噛み合うネジ山を
   有し、かつ前記型締シリンダーの可動盤に対し背面側に
   格納された半割ナットと、前記半割ナットを前記環状溝
   に噛合させ、及び噛合解除させる半割ナット用油圧シリ
   ンダーとを備える、ことを特徴とする請求項１に記載の
   射出成形機の型締装置。 ３、前記ストッパー手段は、一端が前記タイバー支持板
   に固定されて前記機軸に平行に延在し、前記型締シリン
   ダー組立体の前記周縁壁部を貫通し、かつ他方の自由端
   側に止め部を有する棒体から成る型締シリンダー組立体
   ストッパーである、ことを特徴とする請求項１又は２に
   記載の射出成形機の型締装置。