JP2022023143A - 発光モジュール - Google Patents

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千寛 原田
Kazuhiro Harada
綾子 吉田
Ayako Yoshida
隆 中馬
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Abstract

【課題】新規な構造を有する発光装置及び発光モジュールを提供する。【解決手段】複数の発光装置10は、複数の発光装置10a、複数の発光装置10b及び複数の発光装置10cを含んでいる。複数の発光装置10は、反射部材20上に並べられている。6つの発光装置10cが一方向に沿って一直線上に並んでいる。4つの発光装置10bが6つの発光装置10cの一端に対向する領域を囲むように並んでいる。4つの発光装置10aのそれぞれが4つの発光装置10bの外側で4つの発光装置10bのそれぞれと並んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置及び発光モジュールに関する。
近年、様々な発光装置が開発されており、特に湾曲可能な発光装置が開発されている。湾曲可能な発光装置は、可撓性を有する基板を有している。基板の可撓性によって、発光装置は、湾曲可能になっている。発光装置を他の部材(例えば、他の発光装置、発光装置を設置するための構造又は発光装置に電力を供給するための構造)と組み合わせることで発光モジュールを構成することができる。
特許文献1及び2には、湾曲可能な発光パネルの一例について記載されている。発光パネルの形状は、一方向に長辺を有する矩形となっている。発光パネルは、この一方向に沿って湾曲されている。
特許文献3には、湾曲可能な表示装置の一例について記載されている。表示装置は、第1表示部及び第2表示部を有している。表示装置は、第1表示部及び第2表示部が互いに異なる方向を向くように湾曲可能となっている。
特開2016-225209号公報 特開2017-58694号公報 特開2017-72668号公報
本発明者は、新規な構造を有する発光装置及び発光モジュールを検討した。
本発明が解決しようとする課題としては、新規な構造を有する発光装置及び発光モジュールを提供することが一例として挙げられる。
本発明の第1例は、
基板の第1面の上に位置する第1電極と、
前記第1電極の上に位置する有機層と、
前記有機層の上に位置し、第1方向に延在する第1群の第2電極と、
前記有機層の上に位置し、前記第1方向と交わる第2方向に延在する第2群の第2電極と、
を備え、
前記第1面は、前記第1群の第2電極が位置する第1領域と、前記第2群の第2電極が位置する第2領域と、前記第1領域と前記第2領域の間にあって第2電極が位置しない第3領域と、を含む発光装置である。
本発明の第2例は、
基板の第1面の上に位置する第1電極と、
前記第1電極の上に位置する有機層と、
前記有機層の上に位置し、第1方向に延在する第1群の第2電極と、
前記有機層の上に位置し、前記第1方向と交わる第2方向に延在する第2群の第2電極と、
を備え、
前記第1群の第2電極のうちの少なくとも1つは、前記第2群の第2電極のいずれとも交わっていない発光装置である。
本発明の第3例は、
発光部及び透光部を有する第1発光装置と、
第2発光装置と、
反射部材と、
を備え、
前記第2発光装置から発せられて前記反射部材によって反射された光の少なくとも一部が前記第1発光装置の前記透光部を透過する発光モジュールである。
本発明の第4例は、
第1方向に並ぶ複数の発光装置を備え、
前記複数の発光装置は、前記複数の発光装置の一方の側に位置する領域に向けて光を発し、
前記複数の発光装置は、前記第1方向及び前記複数の発光装置の光の照射方向である第2方向の双方に沿った断面における配光分布において、互いに異なる方向にピークを有する発光モジュールである。
本発明の第5例は、
第1領域と、前記第1領域と異なる第2領域と、を有する支持部材と、
前記支持部材の前記第1領域に取り付けられた発光装置と、
第1開口を有する遮蔽部材と、
を備え、
前記支持部材のうちの前記第1領域及び前記第2領域は、前記第1開口を挟んで互いに反対側に位置しており、
前記支持部材の前記第2領域は、前記遮蔽部材に対して前記第2領域と同じ側に位置する部材に固定されている発光モジュールである。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施形態に係る発光モジュールを示す図である。 図1に示した発光装置を示す平面図である。 図2から第2電極を取り除いた図である。 図2のA-A断面図である。 図2から図4に示した発光装置の第2電極の形成に用いられるマスクを示す平面図である。 比較例に係るマスクを示す平面図である。 図2の変形例を示す図である。 図7に示した発光装置の第2電極の形成に用いられるマスクを示す平面図である。 図1に示した発光装置及び発光装置の配置(発光モジュール)の第1例を説明するための図である。 図9の第1の変形例を示す図である。 図9の第2の変形例を示す図である。 図9に示した発光装置の第1例を説明するための図である。 図12に示した発光部材を示す平面図である。 図13から第2電極を取り除いた図である。 図13のB-B断面図である。 図9に示した発光装置の第2例を説明するための図である。 図9に示した発光装置の第3例を説明するための図である。 図1に示した複数の発光装置の配置(発光モジュール)の一例を説明するための図である。 図18に示した複数の発光装置を基板の第2面側から見た図である。 図19のC-C断面図である。 図20の変形例を示す図である。 発光装置を支持部材に取り付ける方法を説明するための図である。 図22のD-D断面図である。 図22に示した支持部材を設置する方法(発光モジュール)を説明するための図である。 図22の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光モジュールを示す図である。
発光モジュールは、複数の発光装置10及び反射部材20を備えている。複数の発光装置10は、複数の発光装置10a、複数の発光装置10b及び複数の発光装置10cを含んでいる。複数の発光装置10は、反射部材20上に並べられている。各発光装置10から発せられた光が反射部材20に映ることで、反射部材20を備えない発光モジュールとは異なった美感を起こさせることができる。
図1に示す例では、6つの発光装置10cが一方向に沿って一直線上に並んでおり、4つの発光装置10bが6つの発光装置10cの一端に対向する領域を囲むように並んでおり、4つの発光装置10aのそれぞれが4つの発光装置10bの外側で4つの発光装置10bのそれぞれと並んでいる。
発光装置10a及び発光装置10bから発せられる光の色と発光装置10cから発せられる光の色は、互いに異ならせてもよい。一例において、発光装置10a及び発光装置10bのそれぞれが赤色の光を発し、発光装置10cが黄色の光を発してもよい。この例においては、発光装置10a及び発光装置10bの組と発光装置10cの違いを際立たせることができる。
図1に示す発光モジュールは、様々な用途に用いることができる。発光モジュールは、例えば、自動車のテールランプに用いることができる。
図2は、図1に示した発光装置10aを示す平面図である。図3は、図2から第2電極130を取り除いた図である。図4は、図2のA-A断面図である。図2及び図3では、発光装置10を基板100の第1面102(図4)側から見ている。
図2では、説明のため、図4に示した有機層120、層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216を示していない。さらに、図2に示す第2電極130の幅は、基板100の幅に対する第2電極130の幅の相対的大きさを示唆するものではない(図2では、説明のため、基板100の幅に対する第2電極130の幅の相対的大きさは、実際に製造され得る発光装置10aのそれよりも大きくなっている。)。
図2から図4を用いて、発光装置10a(発光装置)の概要を説明する。発光装置10aは、第1電極110、有機層120、複数の第2電極130a(第1群の第2電極130)及び複数の第2電極130b(第2群の第2電極130)を備えている。第1電極110は、基板100の第1面102の上に位置している。有機層120は、第1電極110の上に位置している。複数の第2電極130aは、有機層120の上に位置しており、第1方向(図2のX方向)に延在している。第2電極130bは、有機層120の上に位置しており、第1方向に直交する第2方向(図2のY方向)に延在している。図2に示すように、基板100の第1面102は、第1領域102a、第2領域102b及び第3領域102cを含んでいる。第1領域102aには、複数の第2電極130aが位置している。第2領域102bには、複数の第2電極130bが位置している。第3領域102cは、第1領域102aと第2領域102bの間にあって、第3領域102cには、第2電極130が位置していない。特に図2に示す例では、複数の第2電極130aのうちのすべてが複数の第2電極130bのいずれとも交わっていない。
上述した構成によれば、複数の第2電極130(複数の第2電極130a及び複数の第2電極130b)を良好に蒸着させることができる。具体的には、仮に、複数の第2電極130aのそれぞれが複数の第2電極130bのそれぞれと交わっていると、図6を用いて後述するように、複数の第2電極130の蒸着に用いられるマスクに、折れ曲がり部位(図6に示す折れ曲がり部位322)を含む開口が形成される。このようなマスクに重力がかかると、マスクが折れ曲がり部位及びその近傍において大きく歪む可能性、つまり、第2電極130を良好に蒸着することができなくなる可能性がある。これに対して、上述した構成においては、図5を用いて後述するように、折れ曲がり部位を含む開口をマスクに形成することなく、第2電極130を蒸着することができる。このようなマスクが重力によって歪む可能性は低い。したがって、複数の第2電極130(複数の第2電極130a及び複数の第2電極130b)を良好に蒸着させることができる。
なお、複数の第2電極130aのうちの一部が複数の第2電極130bのいずれかと交わっていてもよい。言い換えると、複数の第2電極130aのうちの少なくとも1つは、複数の第2電極130bのいずれとも交わっていなくてもよい。この例においては折れ曲がり部位を含む開口がマスクに形成されるが、後述する図6に示す例(つまり、複数の第2電極130aのうちのすべてが複数の第2電極130bのいずれかに交わる例)と比較して折れ曲がり部位の数を少なくすることができる。したがって、複数の第2電極130aのうちの少なくとも1つが複数の第2電極130bのいずれとも交わっていない場合であっても、マスクの歪みを抑えることができ、複数の第2電極130をある程度良好に蒸着させることができる。
図2及び図3を用いて、発光装置10aの平面レイアウトの詳細を説明する。
発光装置10aは、基板100、第1電極110、導電部112、端子114、複数の第2電極130、導電部132及び端子134を備えている。
基板100は、L字の形状を有している。具体的には、基板100は、辺100a、辺100b、辺100c、辺100d、辺100e及び辺100fを有している。基板100は、辺100aから辺100bにかけて延在している。辺100c及び辺100dは、辺100a及び辺100bからそれぞれ延在して互いに交わっている。辺100e及び辺100fは、辺100c及び辺100dの反対側にそれぞれあって辺100a及び辺100bからそれぞれ延在して互いに交わっており、辺100c及び辺100dよりそれぞれ長くなっている。
基板100は、湾曲可能な材料からなっている。したがって、図1に示したように、発光装置10a(つまり、基板100)を湾曲させることができる。
第1電極110は、互いに分離した複数のセグメントを有しており、図3に示す例では、第1セグメント110a及び第2セグメント110bを有している。第1セグメント110a及び第2セグメント110bは、辺100aから辺100bにかけて、すなわち、第1領域102aから第3領域102cを経由して第2領域102bにかけて連続して延在している。第1セグメント110a及び第2セグメント110bは、基板100の延在方向に交わる方向、すなわち、辺100c及び辺100dから辺100e及び辺100fに向かう方向に並んでいる。第1セグメント110aの方が第2セグメント110bよりも辺100c及び辺100dの近くに位置しており、第2セグメント110bの方が第1セグメント110aよりも辺100e及び辺100fの近くに位置している。
複数のセグメント(第1セグメント110a及び第2セグメント110b)を複数の第2電極130の延在方向に交わる方向に沿って並べることで、第1セグメント110aから構成される発光部142(例えば、図4)及び第2セグメント110bから構成される発光部142(例えば、図4)を互いに独立して制御することが可能となる。
第1電極110は、マスクを用いた蒸着を行うことなく形成させることができる。したがって、第1電極110は、第2電極130とは異なり、第3領域102cにおいて途切れる必要がない。このため、第1電極110(第1セグメント110a及び第2セグメント110b)は、第1領域102aから第3領域102cを経由して第2領域102bにかけて連続して延在している。他の例において、第1電極110は、マスクを用いて蒸着形成してもよい。この際、第1電極110は、第3領域102cにおいて途切れていてもよい。第2電極130と同様に第1電極110を良好に蒸着させることができる。
導電部112は、第1電極110の補助電極として機能している。具体的には、2つの導電部112が、辺100aから辺100bにかけて、すなわち、第1領域102aから第3領域102cを経由して第2領域102bにかけて延在している。各導電部112のシート抵抗は、第1電極110のシート抵抗より低い。各導電部112は、第1電極110に含まれる導電材料よりも高い導電率を有する材料(例えば、金属、より具体的には、MAM(Mo/Al/Mo))からなっている。図3に示す例では、一方の導電部112は、辺100c及び辺100dに沿って延在して、第1セグメント110aに覆われており、もう一方の導電部112は、辺100e及び辺100fに沿って延在して、第2セグメント110bに覆われている。
第1電極110は、端子114を介して発光装置10の外部から電位を供給されることができる。具体的には、辺100c及び辺100dに沿って延在している導電部112の一端及び他端には、辺100aに沿って配置された端子114及び辺100bに沿って配置された端子114がそれぞれ接続されている。同様にして、辺100e及び辺100fに沿って延在している導電部112の一端及び他端には、辺100aに沿って配置された端子114及び辺100bに沿って配置された端子114がそれぞれ接続されている。
導電部112の両端に端子114を接続することで、導電部112の延在方向における導電部112の電圧降下を抑えることができる。導電部112の電圧降下を抑えることで、発光部142(例えば、図4)の輝度分布のばらつきを抑えることができる。
複数の第2電極130は、複数の第2電極130a及び複数の第2電極130bを含んでいる。複数の第2電極130aは、辺100aから第3領域102cに向けて第1方向(図2のX方向)にストライプ状に延伸している。図2に示す例では、複数の第2電極130aは、辺100cから辺100eに向けて第2方向(図2のY方向)に沿って実質的に等間隔に並べられている。他の例において、隣り合う第2電極130aの間隔は、隣り合う第2電極130aの組に応じて異なっていてもよい。複数の第2電極130bは、辺100bから第3領域102cに向けて第2方向(図2のY方向)にストライプ状に延伸している。図2に示す例では、複数の第2電極130bは、辺100dから辺100fに向けて第1方向(図2のX方向)に沿って実質的に等間隔に並べられている。他の例において、隣り合う第2電極130bの間隔は、隣り合う第2電極130bの組に応じて異なっていてもよい。
複数の第2電極130a及び複数の第2電極130bは、第3領域102cに関して実質的に対称に配置されている。具体的には、複数の第2電極130a及び複数の第2電極130bは、第3領域102cに関して実質的に対称に配置された一対の第2電極130を含んでおり、この一方の第2電極130のうちの一方の長さ及び幅は、この一対の第2電極130のうちのもう一方の長さ及び幅とそれぞれ実質的に等しくなっている。より詳細には、第3領域102cは、直線状であり、複数の第2電極130a及び複数の第2電極130bは、その直線に対して線対称に配置されている。したがって、当該一方の第2電極130から構成される発光部142(図4)の輝度分布と当該もう一方の第2電極130から構成される発光部142(図4)の輝度分布を第3領域102cに関してほぼ対称にさせることができる。
複数の第2電極130aは、端子134を介して発光装置10の外部から電位を供給されることができる。具体的には、端子134(第1端子)は、複数の第2電極130aを挟んで第3領域102cの反対側に位置しており、図2及び図3に示す例では、辺100aに沿って配置されている。端子134は、端子134と複数の第2電極130aの間の導電部132を介して複数の第2電極130aに接続されている。
複数の第2電極130bは、端子134を介して発光装置10の外部から電位を供給されることができる。具体的には、端子134(第2端子)は、複数の第2電極130bを挟んで第3領域102cの反対側に位置しており、図2及び図3に示す例では、辺100bに沿って配置されている。端子134は、端子134と複数の第2電極130bの間の導電部132を介して複数の第2電極130bに接続されている。
複数の第2電極130aに接続した端子134及び複数の第2電極130bに接続した端子134は、第3領域102cに関して実質的に対称な位置に配置されている。より詳細には、第3領域102cは、直線状であり、複数の第2電極130aに接続した端子134及び複数の第2電極130bに接続した端子134は、その直線に対して線対称に配置されている。具体的には、複数の第2電極130bに接続した端子134から第3領域102cまでの距離は、複数の第2電極130aに接続した端子134から第3領域102cまでの距離と実質的に等しくなっている。したがって、複数の第2電極130aに接続した端子134から第3領域102cまでの発光部142(図4)の輝度分布と複数の第2電極130bに接続した端子134から第3領域102cまでの発光部142(図4)の輝度分布を第3領域102cに関してほぼ対称にさせることができる。
図4を用いて、発光装置10aの断面構造の詳細を説明する。
発光装置10aは、基板100、第1電極110、有機層120、第2電極130、絶縁層150、層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216を備えている。
発光装置10aは、複数の発光部142及び複数の透光部144を備えている。各発光部142は、第1電極110、有機層120及び第2電極130の積層構造からなっている。各透光部144は、隣り合う発光部142の間に位置している。発光装置10aは、複数の透光部144によって透光性を有している。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第1電極110、有機層120、第2電極130、絶縁層150、層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216は、基板100の第1面102側に位置している。第2面104は、第1面102の反対側に位置している。
基板100は、透光性を有する材料からなっている。したがって、光は基板100を透過することができる。
基板100は、例えば、ガラス又は樹脂からなっている。樹脂は、例えば、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)又はポリイミドにすることができる。基板100が樹脂からなる場合、基板100のうちの第1面102及び第2面104の少なくとも一方は、無機バリア層(例えば、SiN又はSiON)によって覆われていてもよい。有機層120を劣化させ得る物質(例えば、水蒸気)が基板100を透過することを無機バリア層によって抑えることができる。
第1電極110は、透明導電材料を含んでおり、透光性を有している。透明導電材料は、例えば、金属酸化物(例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide))又はIGZO(Indium Galium Zinc Oxide)、カーボンナノチューブ、導電性高分子(例えば、PEDOT/PSS)又は透光性を有する金属薄膜(例えば、Ag)若しくは合金薄膜(例えば、AgMg)とすることができる。
図4に示す例では、第1電極110の第1セグメント110a及び第2セグメント110bは、複数の発光部142に亘って広がっている。複数の発光部142は、第1セグメント110aと第2セグメント110bの間を除いて、共通の第1電極110を有している。
有機層120は、有機エレクトロルミネッセンスによって光を発する発光層(EML)を含んでおり、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、電子輸送層(ETL)及び電子注入層(EIL)を適宜含んでいてもよい。第1電極110からEMLに正孔が注入され、第2電極130からEMLに電子が注入されて、EMLにおいて正孔及び電子が再結合して光が発せられる。
図4に示す例では、有機層120は、複数の発光部142に亘って広がっている。図4に示す例では、複数の発光部142から発せられる光の色は同一であり、例えば赤色にすることができる。この場合、各発光部142を構成する有機層120を互いに分離させる必要がなく、有機層120を複数の発光部142に亘って広げることができる。他の例において、各発光部142を構成する有機層120は、互いに分離されていてもよい。
第2電極130は、遮光性導電材料を含んでおり、遮光性、特に光反射性を有している。遮光性導電材料は、例えば、金属、特に、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn及びInからなる群の中から選択される金属又はこの群から選択される金属の合金とすることができる。
絶縁層150は、2つの開口152を有している。一方の開口152は、第1セグメント110aの一部を露出しており、もう一方の開口152は、第2セグメント110bの一部を露出している。各開口152内には、複数の発光部142が位置している。各発光部142において、第1電極110、有機層120及び第2電極130は、積層構造を構成している。
絶縁層150は、第1セグメント110aのうちの第2セグメント110bの反対側の端部を覆っており、第2セグメント110bのうちの第1セグメント110aの反対側の端部を覆っている。このようにして、第1電極110と第2電極130の接触、すなわち、第1電極110と第2電極130の短絡が防止されている。
図4に示す例では、第1セグメント110aのうちの第2セグメント110bの反対側の端部は一の導電部112を覆っており、第2セグメント110bのうちの第1セグメント110aの反対側の端部は他の導電部112を覆っている。本実施形態の説明から明らかなように、導電部112が設けられる位置は、図4に示す例に限定されるものではない。一例において、導電部112は、第1電極110上において絶縁層150によって覆われるようにしてもよい。
絶縁層150は、例えば、有機絶縁層(例えば、ポリイミド)又は無機絶縁層(例えば、SiO)にすることができる。
層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216は、基板100の第1面102から順に積層されている。層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216は、発光部142、特に有機層120を封止する封止部として機能している。
層211は、被覆層212(後述するように、被覆層212は、ALD(Atomic Layer Deposition)により形成されている。)の剥離を防ぐために設けられている。層211は、CVD(Chemical Vapor Deposition)により形成された層であり、無機材料(例えば、SiN)を含んでいる。被覆層212を有機層(例えば、有機層120)上に直接形成すると、被覆層212が剥がれるおそれがある。層211によって被覆層212の剥がれを抑えることができる。
被覆層212は、発光部142、特に有機層120を劣化させ得る物質(例えば、水蒸気又は酸素)を遮蔽するために設けられている。被覆層212は、ALDにより形成された層であり、絶縁性の無機材料を含んでいる。
中間層213は、被覆層215(後述するように、被覆層215は、ALDにより形成されている。)の応力を緩和するために設けられている。一例において、中間層213は、樹脂層にすることができる。
層214は、被覆層215の剥離を防ぐために設けられている。層211は、スパッタにより形成された層であり、無機材料(例えば、SiON)を含んでいる。被覆層215を有機層(例えば、中間層213)上に直接形成すると、被覆層215が剥がれるおそれがある。層214によって被覆層215の剥がれを抑えることができる。
被覆層215は、発光部142、特に有機層120を劣化させ得る物質(例えば、水蒸気又は酸素)を遮蔽するために設けられている。被覆層215は、ALDにより形成された層であり、絶縁性の無機材料を含んでいる。
保護層216は、発光部142、層211、被覆層212、中間層213、層214及び被覆層215を保護するために設けられている。一例において、保護層216は、樹脂層にすることができる。
図4に示す例では、中間層213の端部の外側において、被覆層212(無機層)及び層214(無機層)が互いに接している。つまり、被覆層212及び層214によって中間層213の端部が露出しないようになっている。したがって、発光部142、特に有機層120を劣化させ得る物質(例えば、水蒸気又は酸素)が中間層213の端部から侵入することを防ぐことができる。
なお、層211がCVDによって形成されシリコン酸窒化物を含み、かつ層214がスパッタにより形成されシリコン酸窒化物を含むとき層214の酸素原子の組成比の方が被覆層212の酸素原子の組成比より大きい方が良い。このような構成にすることで、有機層120に近い層211によって高い防湿性を得られ、かつ、層214によって応力緩和の効果がより得られる。さらに、封止部のひび割れなど封止不良を低減することができる。
有機層120を封止するための構造は、図4に示す例(層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216)に限定されるものではない。本実施形態の説明から明らかなように、図4に示す構造とは異なる構造によって有機層120を封止してもよい。
図4において黒矢印で示すように、発光部142においては、有機層120から発せられた光が第2電極130をほとんど透過することなく第2電極130によって反射されて、第1電極110及び基板100を透過して基板100の第2面104から出射される。
図4において白矢印で示すように、透光部144においては、発光装置10の外部からの光が基板100、第1電極110、有機層120、層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216を透過する。したがって、図2に示した例において、発光装置10aは、複数の第2電極130aのうち隣り合う第2電極130aの間に透光部144(図4)を備え、複数の第2電極130bのうち隣り合う第2電極130bの間に透光部144(図4)を備えている。
図5は、図2から図4に示した発光装置10aの第2電極130の形成に用いられるマスク300を示す平面図である。
マスク300は、遮蔽材310及び複数の開口320を備えている。複数の開口320は、遮蔽材310に形成されている。複数の開口320は、複数の開口320a及び複数の開口320bを含んでいる。複数の開口320aは、図中のX方向に延在している。複数の開口320bは、図中のY方向に延在している。遮蔽材310は、複数の開口320aと複数の開口320bの間において、開口320が形成されていない部分(図中の部分312)を含んでいる。つまり、複数の開口320a及び複数の開口320bは、部分312において分離されている。複数の開口320aのそれぞれによって複数の第2電極130a(図2)のそれぞれが形成され、複数の開口320bのそれぞれによって複数の第2電極130b(図2)のそれぞれが形成され、部分312によって第3領域102c(つまり、第2電極130が形成されない領域)が形成される。
図6は、比較例に係るマスク300を示す平面図である。比較例に係るマスク300は、以下の点を除いて、図5に示したマスク300と同様である。
比較例では、図5に示した部分312に相当する領域において、複数の開口320aのすべてが複数の開口320bのすべてと交わっている。したがって、すべての開口320に折れ曲がり部位322が形成されている。
図5に示したマスク300と図6に示したマスク300を比較する。図6に示したマスク300においては、多くの折れ曲がり部位322が形成されているため、マスク300に重力がかかるとマスク300が歪む可能性が高い。これに対して、図5に示したマスク300においては、図6に示した折れ曲がり部位322が形成されておらず、マスク300に重力がかかってもマスク300が歪む可能性が低い。したがって、図6に示したマスク300よりも、図5に示したマスク300を用いた方が、複数の第2電極130(図2)を良好に蒸着させることができる。
なお、図5に示した例とは異なる例において、複数の開口320aのうちの一部が複数の開口320bのいずれかと交わっていてもよい。言い換えると、複数の第2電極130aのうちの少なくとも1つは、複数の第2電極130bのいずれとも交わっていなくてもよい。この例においては、複数の開口320のうちの一部に折れ曲がり部位322が形成されるが、図6に示した例と比較して折れ曲がり部位322の数を少なくすることができる。したがって、複数の第2電極130aのうちの少なくとも1つが複数の第2電極130bのいずれとも交わっていない場合であっても、マスク300の歪みを抑えることができ、複数の第2電極130(図2)をある程度良好に蒸着させることができる。
次に、図4及び図5を用いて、発光装置10aの製造方法の一例を説明する。
まず、基板100の第1面102上に第1電極110を形成する。一例において、第1電極110は、導電材料をパターニングすることによって形成させることができる。
次いで、基板100の第1面102上に絶縁層150を形成する。一例において、絶縁層150は、絶縁材料をパターニングすることによって形成させることができる。
次いで、基板100の第1面102上に有機層120を形成する。一例において、有機層120のうちの少なくとも一層は、塗布プロセスによって形成させることができる。
次いで、基板100の第1面102上に第2電極130を形成する。第2電極130は、図5に示したマスク300を用いた蒸着によって形成させることができる。
次いで、基板100の第1面102上に層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216を順に形成する。
このようにして、発光装置10aが製造される。
図7は、図2の変形例を示す図である。
複数の第2電極130a及び複数の第2電極130bは、第3領域102cに関して対称に配置されていない。具体的には、複数の第2電極130aは、辺100aから辺100fにかけて第1方向(図7のX方向)にストライプ状に延在している。複数の第2電極130bは、辺100bから第2方向(図7のY方向)にストライプ状に延在している。複数の第2電極130bは、辺100eに達しておらず、複数の第2電極130aを挟んで辺100eに対向している。第2電極130bは、第2電極130aよりも短くなっている。
図7に示す例では、複数の第2電極130aは、第1方向(図7のX方向)において実質的に等しい長さを有している。したがって、第2電極130aの両端間の電圧降下が複数の第2電極130a間でばらつくことを抑えることができる。したがって、第2電極130aの延在方向(図7のX方向)における発光部142(図4)の輝度が複数の第2電極130a間でばらつくことを抑えることができる。
同様にして、図7に示す例では、複数の第2電極130bは、第2方向(図7のY方向)において実質的に等しい長さを有している。したがって、第2電極130bの両端間の電圧降下が複数の第2電極130b間でばらつくことを抑えることができる。したがって、第2電極130bの延在方向(図7のY方向)における発光部142(図4)の輝度が複数の第2電極130b間でばらつくことを抑えることができる。
図8は、図7に示した発光装置10aの第2電極130の形成に用いられるマスク300を示す平面図である。
複数の開口320a及び複数の開口320bは、部分312によって分離されている。したがって、開口320には、図6に示した折れ曲がり部位322に相当する折れ曲がり部位が形成されていない。
図8に示す例においても、マスク300の歪みを抑えることができ、複数の第2電極130(図7)を良好に蒸着させることができる。
図9は、図1に示した発光装置10a及び発光装置10bの配置(発光モジュール)の第1例を説明するための図である。
図9を用いて発光モジュールの概要を説明する。発光モジュールは、発光装置10a(第1発光装置)、発光装置10b(第2発光装置)及び反射部材20を備えている。図4を用いて説明したように、発光装置10aは、発光部142及び透光部144を有している。発光装置10bから発せられて反射部材20によって反射された光の少なくとも一部(図9では、光L3)が発光装置10aの透光部144を透過する。
上述した構成によれば、発光装置10aから発せられる光と発光装置10bから発せられる光を新規な方法で組み合わせることができる。具体的には、上述した構成においては、発光装置10bから発せられて反射部材20によって反射された光(図9の光L3)が発光装置10aの透光部144を透過する。したがって、発光装置10aから発せられる光と発光装置10bから発せられる光を発光装置10aの透光部144によって組み合わせることができる。
一例において、発光装置10bから発せられる光の波長は、発光装置10aから発せられる光の波長と実質的に等しくすることができる。この例においては、発光装置10aから発せられる光の輝度を、発光装置10bが設けられていない例と比較して増強させることができる。
他の例において、発光装置10bから発せられる光の波長は、発光装置10aから発せられる光の波長と異ならせることができる。この例においては、発光装置10aから発せられる光と発光装置10bから発せられる光が組み合わせられることで、異なる色の光を発する発光層の塗り分けや複雑な回路システムを設けることなく発光装置10aから発せられる光の色及び発光装置10bから発せられる光の色のいずれとも異なる色の光を生成することができる。
図9を用いて、発光モジュールの詳細を説明する。
発光装置10aの基板100は、第1面102及び第2面104を有している。発光装置10aは、基板100の第1面102が反射部材20の反射面22に対向するように配置されている。図4を用いて説明したように、有機層120(図4)から発せられる光のほとんどは、基板100の第2面104から出射され、基板100の第1面102からは出射されない。図9に示す例では、基板100の第2面104から出射された光(光L1)は、反射部材20の反射面22で反射されることなく、反射部材20の反射面22から遠ざかる方向に向けて出射されている。
発光装置10bは、第1面12及び第2面14を有している。第2面14は、第1面12の反対側に位置している。発光装置10bは、第1面12及び第2面14の双方から光を発することが可能となっている。発光装置10bは、第2面14が反射部材20の反射面22に対向するように配置されている。図9に示す例では、発光装置10bの第1面12から発せられた光(光L2)は、反射部材20の反射面22で反射されることなく、反射部材20の反射面22から遠ざかる方向に向けて出射されており、発光装置10bの第2面14から発せられた光の少なくとも一部(光L3)は、反射部材20の反射面22によって反射されて発光装置10aの透光部144を透過している。
なお、発光装置10bの第2面14から発せられた光のすべてが反射部材20の反射面22によって反射されて発光装置10aに透光部144を透過する必要はなく、例えば、発光装置10bの第2面14から発せられた光の一部は、反射部材20の反射面22によって反射されて、発光装置10aを透過することなく反射部材20の反射面22から遠ざかる方向に向けて出射されてもよい。
発光装置10bの第2面14から発せられた光の少なくとも一部(光L3)は、反射部材20の反射面22との角度を適宜調整することで、基板100の第2面104から光(光L1)と異なる指向性にすることができる。そのため、基板100の第2面104からは、光L1及び光L3の一方の指向性又は光L1と光L3の両方の指向性を有する光を生成することができる。
図9に示す例では、発光装置10a及び発光装置10bは、互いに近接している。具体的には、発光装置10bの第1面12又は第2面14に直交する方向において、発光装置10aの一部は、発光装置10bの一部と重なっている。
図9に示す例では、発光装置10aの方が発光装置10bよりも反射部材20の反射面22の近くに位置している。
図10は、図9の第1の変形例を示す図である。
図10に示すように、発光装置10bの方が発光装置10aよりも反射部材20の反射面22の近くに位置していてもよい。
図10に示す例においても、発光装置10a及び発光装置10bは、互いに近接している。具体的には、発光装置10bの第1面12又は第2面14に直交する方向において、発光装置10aの一部は、発光装置10bの一部と重なっている。
図11は、図9の第2の変形例を示す図である。
図11に示す例において、発光装置10aは、基板100の第2面104が反射部材20の反射面22に対向するように配置されている。図9に示した例と同様にして、有機層120(図4)から発せられる光のほとんどは、基板100の第2面104から出射され、基板100の第1面102からは出射されない。図11に示す例では、基板100の第2面104から出射された光(光L1)は、反射部材20の反射面22で反射されて、発光装置10aを透過している。
図11に示す例においては、発光装置10bから出射されて発光装置10aを透過する光(光L3)を見えやすくすることができる。具体的には、図11に示す例においては、基板100の第1面102側からは、発光装置10aから出射される光が直接見えない。したがって、発光装置10bから出射されて発光装置10aを透過する光(光L3)が見えやすくなる。
図12は、図9に示した発光装置10bの第1例を説明するための図である。
発光装置10bは、発光部材10b1(第1発光部材)及び発光部材10b2(第2発光部材)を含んでいる。発光部材10b1及び発光部材10b2のそれぞれは、基板100及び発光部142を備えている。基板100は、第1面102及び第2面104を有している。発光部142は、基板100の第1面102側に位置している。第2面104は、第1面102の反対側に位置している。
発光装置10bは、第1面12及び第2面14の双方から光を出射することが可能となっている。具体的には、発光部材10b1及び発光部材10b2のそれぞれは、第2面104から光を発することが可能となっている。図12に示す例では、黒矢印で示すように、発光部142から発せられた光が基板100を透過して基板100の第2面104から出射される。発光部材10b1及び発光部材10b2は、発光部材10b2の第1面102が発光部材10b1の第1面102に対向するように、接着層16を介して支持部材410(支持部材410の詳細は、図22から図25を用いて後述する。)に接合されている。このようにして、発光装置10bは、第1面12及び第2面14の双方から光を出射することが可能となっている。つまり、発光部材10b1の第2面104が発光装置10bの第1面12となっており、発光部材10b2の第2面104は発光装置10bの第2面14となっている。
図13は、図12に示した発光部材10b1を示す平面図である。図14は、図13から第2電極130を取り除いた図である。図15は、図13のB-B断面図である。発光部材10b1は、以下の点を除いて、図2から図4に示した発光装置10aと同様である。
図13及び図14を用いて、発光部材10b1の平面レイアウトの詳細を説明する。
第2電極130は、辺100aから辺100bにかけて、辺100c、辺100d、辺100e及び辺100fに沿って連続して延在している。さらに、第2電極130は、辺100c及び辺100dから辺100e及び辺100fにかけて連続して広がっている。つまり、図13に示す第2電極130は、図2に示した複数の第2電極130とは異なり、ストライプ状に配置されていない。したがって、発光部材10b1は、発光装置10aとは異なり、透光部144(図4)を有しておらず、透光性を有しない。
図15を用いて、発光部材10b1の断面構造の詳細を説明する。
絶縁層150は、2つの開口152によって2つの発光部142をそれぞれ画定している。第1電極110の第1セグメント110aは、2つの発光部142のうちの一方を構成しており、第1電極110の第2セグメント110bは、2つの発光部142のうちのもう一方を構成している。有機層120は、2つの発光部142に亘って広がっている。第2電極130も、2つの発光部142に亘って広がっている。
発光部材10b1は、被覆層221、接着層222、乾燥剤223及び層224を備えている。被覆層221、接着層222、乾燥剤223及び層224は、基板100の第1面102から順に積層されている。
被覆層221は、発光部142、特に有機層120を劣化させ得る物質(例えば、水蒸気又は酸素)を遮蔽するために設けられている。被覆層221は、ALDにより形成された層であり、絶縁性の無機材料を含んでいる。
接着層222は、乾燥剤223を接着させるために設けられている。
乾燥剤223は、有機層120を水蒸気から保護するために設けられている。乾燥剤223は、接着層222を介して基板100の第1面102に接着されている。
層224は、乾燥剤223を覆っている。一例において、層224は、金属層(例えば、Al層)にすることができる。
発光部材10b1の発光部142を封止するための構造は、図15に示す例に限定されるものではない。本実施形態の説明から明らかなように、図15に示す構造とは異なる構造によって発光部142を封止してもよい。
図15において黒矢印で示すように、有機層120から発せられた光のほとんどは、基板100の第2面104から出射され、基板100の第1面102側には出射されない。具体的には、基板100及び第1電極110は、透光性を有しており、第2電極130は、遮光性、特に光反射性を有している。したがって、有機層120から発せられた光は、第2電極130をほとんど透過することなく、第2電極130によって反射されて第1電極110及び基板100を透過して、基板100の第2面104から出射される。
発光部材10b2(図12)も、図13から15に示した発光部材10b1と同様の構成を有している。
図16は、図9に示した発光装置10bの第2例を説明するための図である。図16に示す発光装置10bは、以下の点を除いて、図15に示した発光部材10b1と同様である。
図16において黒矢印で示すように、有機層120から発せられた光のうちのおおよそ半分は、基板100の第2面104から出射され、有機層120から発せられた光のうちの残りのおおよそ半分は、保護層216(つまり、基板100の第1面102側)から出射されている。具体的には、基板100及び第1電極110は透光性を有しており、第2電極130も透光性を有している。したがって、有機層120から発せられた光は、第1電極110及び基板100だけでなく、第2電極130も透過することができる。したがって、有機層120から発せられた光のうちのおおよそ半分は、基板100の第2面104から出射され、有機層120から発せられた光のうちの残りのおおよそ半分は、保護層216(つまり、基板100の第1面102側)から出射されている。つまり、基板100の第2面104は、発光装置10bの第1面12及び第2面14の一方(図9)となっており、保護層216の表面は、発光装置10bの第1面12及び第2面14のもう一方(図9)となっている。
第2電極130は、第1電極110と同様にして、透明導電材料を含んでおり、透光性を有している。透明導電材料は、例えば、金属酸化物(例えば、ITO、IZO、IWZO、ZnO)又はIGZO、カーボンナノチューブ、導電性高分子(例えば、PEDOT/PSS)又は透光性を有する金属薄膜(例えば、Ag)若しくは合金薄膜(例えば、AgMg)とすることができる。第2電極130に含まれる透明導電材料は、第1電極110に含まれる透明導電材料と同一であってもよいし、又は異なっていてもよい。
図16に示す例において、発光装置10bは、図4に示した発光装置10aの封止構造と同様の封止構造(層211、被覆層212、中間層213、層214、被覆層215及び保護層216)を備えている。したがって、有機層120から発せられた光は、この封止構造を透過することができる。
図17は、図9に示した発光装置10bの第3例を説明するための図である。
図17に示す例において、発光装置10bは、2つの第1電極110、2つの有機層120及び1つの第2電極130を備えている。第1電極110は、透光性を有しており、第2電極130は、遮光性、具体的には光反射性を有している。2つの有機層120は、第2電極130を挟んで互いに反対側に位置している。2つの第1電極110は、第2電極130及び2つの有機層120を挟んで互いに反対側に位置している。つまり、第2電極130は、第2電極130の一方の側の第1電極110及び有機層120とともに1つの発光部を構成しており、第2電極130のもう一方の側の第1電極110及び有機層120とともにもう一つの発光部を構成している。言い換えると、これら2つの発光部が第2電極130を共有している。
図17において黒矢印で示すように、一方の有機層120から発せられた光は、第2電極130とは反対側に向けて第1電極110を透過して出射され、もう一方の有機層120から発せられた光は、第2電極130とは反対側に向けて第1電極110を透過して出射される。このようにして、発光装置10bは、図9に示したように、発光装置10bの両面(図9の第1面12及び第2面14)から光を発することができる。
図18は、図1に示した複数の発光装置10cの配置(発光モジュール)の一例を説明するための図である。図19は、図18に示した複数の発光装置10cを基板100の第2面104側から見た図である。図20は、図19のC-C断面図である。
図20を用いて、発光モジュールの概要を説明する。発光モジュールは、複数の発光装置10cを備えている。複数の発光装置10cは、第1方向(図20のX方向)に並んでいる。複数の発光装置10cは、領域RG(すなわち、複数の発光装置10cの一方の側に位置する領域)に向けて光を発する。複数の発光装置10cは、配光分布D(すなわち、第1方向(図20のX方向)及び第2方向(図20のZ方向:複数の発光装置10cの光の照射方向)の双方に沿った断面(図20のZX面)における配光分布)において、互いに異なる方向にピーク(図20において、ピークを矢印で示している。)を有している。
上述した構成によれば、複数の発光装置10cに対向する領域(特に、図20の領域RG)に向けて広角度に亘って高光度の光を発することができる。具体的には、上述した構成においては、複数の発光装置10cは、配光分布Dにおいて、互いに異なる方向にピークを有している。したがって、各発光装置10cにおける配光分布Dのピークが特定の方向のみに局在しておらず、当該ピークを広角度に亘って分散させることができる。したがって、複数の発光装置10cに対向する領域に向けて広角度に亘って高光度の光を発することができる。
各発光装置10cは、発光領域140(発光部142)を有している。発光装置10cは、例えば、図12から図15に示した発光部材10b1と同様の構成を有している。発光装置10cから発せられる光の波長は、発光部材10b1から発せられる光の波長と異なっていてもよいし、又は実質的に同一であってもよい。
図18を用いて、発光モジュールの詳細を説明する。
複数の発光装置10cは、上述した断面(図20のZX面)に沿った方向から見て、領域RG(図20)に向けて凸に湾曲している。複数の発光装置10cは、実質的に同一の形状を有しており、具体的には、実質的に等しい曲率で湾曲している。本実施形態の説明から明らかなように、複数の発光装置10cは、互いに異なる曲率で湾曲していてもよい。
図19を用いて、発光モジュールの詳細を説明する。
複数の発光装置10cは、実質的に同一の形状を有している。したがって、複数の発光装置10cのそれぞれの発光領域140(発光部142)の面積は、実質的に等しくなっている。
図20を用いて、発光装置10cの詳細を説明する。
図20に示す例において、各発光装置10cの配光分布Dは、ランバーシアンである。この例において、配光分布Dのピークの方向は、発光装置10cの第2面104の法線方向となる。他の例において、各発光装置10cの配光分布Dは、ランバーシアンと異なる分布にしてもよい。
図20に示す例では、第1方向(図20のX方向)に対するピークの方向(図20の黒矢印の方向)の角度(θ1、θ2、θ3、θ4、θ5及びθ6)が発光装置10cによって異なっている。具体的には、図20において、左側の発光装置10cから右側の発光装置10cに向かうにつれて、当該角度は大きくなっている(θ1<θ2<θ3<θ4<θ5<θ6)。つまり、複数の発光装置10cは、第1発光装置(発光装置10c)、第2発光装置(発光装置10c)及び第3発光装置(発光装置10c)を第1方向(図20のX方向)に沿って順に含んでおり、上述した角度が第1発光装置、第2発光装置及び第3発光装置の順に大きく、又は小さくなっている。このような構成によれば、複数の発光装置10cに対向する領域(図20の領域RG)に向けて発せられる光の配光分布のばらつきを抑えることができる。
各発光装置10における配光分布Dのピークの方向は、種々の方法によって調節することができる。図20に示す例では、発光装置10cの第2面104の法線方向、つまり、発光装置10cの設置角度によって、配光分布Dのピークの方向を調節している。より詳細には、第1方向(図20のX方向)に対する各発光装置10cの端部の傾き(図20のφ1からφ6)が発光装置10cによって異なっており、図20に示す例では、φ1<φ2<φ3<φ4<φ5<φ6となっている。
図21は、図20の変形例を示す図である。
図21に示す例では、第1方向(図20のX方向)に対する各発光装置10cの端部の傾きは、各発光装置10cについて、一定(φ)となっている。一方、各発光装置10cは、配光分布Dのピークの方向が発光装置10cによって異なるように、互いに異なる曲率で湾曲している。図21に示す例においても、各発光装置10における配光分布Dのピークの方向を調節することができる。
図22は、発光装置10を支持部材410に取り付ける方法を説明するための図である。図23は、図22のD-D断面図である。図24は、図22に示した支持部材410を設置する方法(発光モジュール)を説明するための図である。
図24を用いて、発光モジュールの概要を説明する。
発光モジュールは、発光装置10、支持部材410及び遮蔽部材420を備えている。支持部材410は、第1領域410a及び第2領域410bを有している。第2領域410bは、第1領域410aと異なる領域である。発光装置10は、支持部材410の第1領域410aに取り付けられている。遮蔽部材420は、第1開口422aを有している。支持部材410のうちの第1領域410a及び第2領域410bは、第1開口422aを挟んで互いに反対側に位置している。具体的には、支持部材410のうちの第1領域410a及び第2領域410bは、遮蔽部材420を挟んで互いに反対側に位置するように第1領域410aから第2領域410bにかけて第1開口422aを通過している。支持部材410の第2領域410bは、部材424a(すなわち、遮蔽部材420に対して第2領域410bと同じ側に位置する部材)に固定されている。
上述した構成によれば、発光装置10を設置するための構造を目立たなくすることができる。具体的には、上述した構成においては、支持部材410は、第1領域410a及び第2領域410bが遮蔽部材420を挟んで互いに反対側に位置するように第1領域410aから第2領域410bにかけて第1開口422aを通過しており、支持部材410の第2領域410bは、部材424aに固定されている。発光装置10を設置するための構造(例えば、部材424a及びその周囲)は、遮蔽部材420を挟んで発光装置10の反対側に設けることができ、遮蔽部材420によって発光装置10側からはほぼ見えなくなる。したがって、発光装置10を設置するための構造を目立たなくすることができる。
図24に示す例では、発光モジュールは、第1配線部材430aを備えている。第1配線部材430aは、発光装置10に接続されており、第1領域410aから第2領域410bを経由して支持部材410の外側まで延在している。第1配線部材430aは、遮蔽部材420の第1開口422aを通過している。
上述した構成によれば、発光装置10に電力を供給するための構造を目立たなくすることができる。具体的には、上述した構成においては、第1配線部材430aは、遮蔽部材420の第1開口422aを通過している。発光装置10には、第1配線部材430aを介して電力を供給することができる。電力を供給するための構造(例えば、第1配線部材430aに接続した回路)は、遮蔽部材420を挟んで発光装置10の反対側に設けることができ、遮蔽部材420によって発光装置10側からはほぼ見えなくなる。したがって、発光装置10に電力を供給するための構造を目立たなくすることができる。
さらに、上述した構成によれば、支持部材410及び第1配線部材430aは、共通の開口(つまり、第1開口422a)を経由して遮蔽部材420を通過することができる。したがって、遮蔽部材420に形成する開口の数を少なくすることができる。
他の例において、支持部材410及び第1配線部材430aは、異なる開口を経由して遮蔽部材420を通過してもよい。この例においても、発光装置10を設置するための構造及び発光装置10に電力を供給するための構造を目立たなくすることができる。
図24に示す例では、支持部材410は、第3領域410cを有している。第3領域410cは、第1領域410aを挟んで第2領域410bの反対側にある。遮蔽部材420は、第2開口422bを有している。支持部材410のうちの第1領域410a及び第3領域410cは、第2開口422bを挟んで互いに反対側に位置している。具体的には、支持部材410のうちの第1領域410a及び第3領域410cは、遮蔽部材420を挟んで互いに反対側に位置するように第1領域410aから第3領域410cにかけて第2開口422bを通過している。支持部材410の第3領域410cは、部材424b(すなわち、遮蔽部材420に対して第3領域410cと同じ側に位置する部材)に固定されている。
上述した構成によれば、上述した理由と同様にして、発光装置10を設置するための構造(例えば、部材424b及びその周囲)を目立たなくすることができる。
さらに、上述した構成によれば、支持部材410の両側を固定することができる。したがって、支持部材410を安定的に設置することができる。特に図24に示すように、第1開口422aから第2開口422bにかけて支持部材410の第1領域410aを湾曲させることができる。
図24に示す例では、発光モジュールは、第2配線部材430bを備えている。第2配線部材430bは、発光装置10に接続されており、第1領域410aから第3領域410cを経由して支持部材410の外側まで延在している。第2配線部材430bは、遮蔽部材420の第2開口422bを通過している。
上述した構成によれば、上述した理由と同様にして、発光装置10に電力を供給するための構造(例えば、第2配線部材430bに接続した回路)を目立たなくすることができる。
さらに、上述した構成によれば、支持部材410及び第2配線部材430bは、共通の開口(つまり、第2開口422b)を経由して遮蔽部材420を通過することができる。したがって、遮蔽部材420に形成する開口の数を少なくすることができる。
他の例において、支持部材410及び第2配線部材430bは、異なる開口を経由して遮蔽部材420を通過してもよい。この例においても、発光装置10を設置するための構造及び発光装置10に電力を供給するための構造を目立たなくすることができる。
図22を用いて、発光モジュールの詳細を説明する。
図22に示す発光装置10は、例えば、図2から図4に示した発光装置10a又は図13から図15に示した発光部材10b1と同様の構成を有している。
支持部材410は、L字の形状を有している。具体的には、支持部材410は、第1領域410aから第2領域410bにかけて第1方向(図22のY方向)に延在する部分及び第1領域410aから第3領域410cにかけて第1方向に交わる第2方向(図22のX方向)に延在する部分を含んでいる。第2領域410bは、発光装置10の辺100aより外側に突出しており、第3領域410cは、発光装置10の辺100bより外側に突出している。
発光装置10には、複数の配線部材430が接続している。配線部材430は、例えば、FPC(flexible printed circuit)にすることができる。図22に示す例では、第1配線部材430a(配線部材430)が発光装置10の辺100aに接続しており、第2配線部材430b(配線部材430)が発光装置10の辺100bに接続している。配線部材430は、端子114及び端子134(例えば、図2、図3、図13及び図14)に接続している。したがって、配線部材430は、第1電極110及び第2電極130(例えば、図4及び図15)に電気的に接続することができる。
図22に示す例では、第1配線部材430aの一部分を挟んで両側において支持部材410に開口416が形成されており、第2配線部材430bの一部分を挟んで両側において支持部材410に開口416が形成されている。開口416は、支持部材410を固定するために設けられている。特に後述する図24に示す例では、開口416を通じて部材424a(部材424b)にねじをねじ込むことで支持部材410を固定している。
図23を用いて、発光モジュールの詳細を説明する。
支持部材410は、第1面412及び第2面414を有している。第2面414は、第1面412の反対側にある。発光装置10は、基板100の第1面102が支持部材410の第1面412と対向するように、接着層440を介して支持部材410に取り付けられている。配線部材430の一部分は、接着層440に埋め込まれている。
支持部材410は、金属(例えばAl)からなっている。この場合、支持部材410は、均熱板としての機能を有することができる。他の例としては、支持部材410は、透光性の樹脂(例えばアクリル)からなっていてもよく、発光領域外で発光装置10を固定してもよい。この場合、接着層440を透明部材とすることで発光装置10aを支持しても透光性を損なうことを抑えることができる。
図24を用いて、発光モジュールの詳細を説明する。
図24に示す例では、支持部材410の第2領域410bは、固定部材(具体的には、ねじ)によって支持部材410の第2領域410b側から第3領域410c側に向かう方向に部材424aに固定されており、支持部材410の第3領域410cは、固定部材(具体的には、ねじ)によって支持部材410の第3領域410c側から第2領域410b側に向かう方向に部材424bに固定されている。支持部材410の第1領域410aの湾曲によって、支持部材410には、第2領域410bと第3領域410cが互いに離れる方向に支持部材410が変形するように内部応力(復元力)が生じている。上述した固定部材によって、内部応力による支持部材410の変形を抑えることができる。
図25は、図22の変形例を示す図である。
発光モジュールは、複数の遮蔽膜450(第1遮蔽膜450a及び第2遮蔽膜450b)を備えている。第1遮蔽膜450aは、第1配線部材430aの一部分を覆っている。この一部分は、図24において、遮蔽部材420に対して第1領域410aと同じ側に位置する部分である。したがって、第1配線部材430aの一部分が図24において発光装置10側に露出しても、この一部分を第1遮蔽膜450aによって隠すことができる。第2遮蔽膜450bは、第2配線部材430bの一部分を覆っている。この一部分は、図24において、遮蔽部材420に対して第1領域410aと同じ側に位置する部分である。したがって、第2配線部材430bの一部分が図24において発光装置10側に露出しても、この一部分を第2遮蔽膜450bによって隠すことができる。
遮蔽膜450は、配線部材430を隠すため、遮蔽膜450の周囲の部材の外観(例えば、色又は光沢)と類似した外観(例えば、色又は光沢)を有することが好ましい。例えば、発光装置10の第2電極130(例えば、図4及び15)が目立つ場合は、遮蔽膜450は、発光装置10の第2電極130の外観と類似した外観(例えば、銀色)を有するようにしてもよい。
以上、本実施形態によれば、新規な構造を有する発光装置及び発光モジュールが提供される。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
この出願は、2017年10月20日に出願された日本出願特願2017-203218号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (7)

  1. 第1領域と、前記第1領域と異なる第2領域と、を有する支持部材と、
    前記支持部材の前記第1領域に取り付けられた発光装置と、
    第1開口を有する遮蔽部材と、
    を備え、
    前記支持部材のうちの前記第1領域及び前記第2領域は、前記第1開口を挟んで互いに反対側に位置しており、
    前記支持部材の前記第2領域は、前記遮蔽部材に対して前記第2領域と同じ側に位置する部材に固定されている発光モジュール。
  2. 請求項1に記載の発光モジュールにおいて、
    前記発光装置に接続され、前記第1領域から前記第2領域を経由して前記支持部材の外側まで延在している第1配線部材をさらに備え、
    前記第1配線部材は、前記遮蔽部材の前記第1開口を通過している発光モジュール。
  3. 請求項2に記載の発光モジュールにおいて、
    前記第1配線部材は、前記遮蔽部材に対して前記第1領域と同じ側に位置する部分を含み、前記第1配線部材の前記部分は、遮蔽膜に覆われている発光モジュール。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の発光モジュールにおいて、
    前記支持部材は、前記第1領域を挟んで前記第2領域の反対側に第3領域を有し、
    前記遮蔽部材は、第2開口を有し、
    前記支持部材のうちの前記第1領域及び前記第3領域は、前記第2開口を挟んで互いに反対側に位置しており、
    前記支持部材の前記第3領域は、前記遮蔽部材に対して前記第2領域と同じ側に位置する部材に固定されている発光モジュール。
  5. 請求項4に記載の発光モジュールにおいて、
    前記発光装置に接続され、前記第1領域から前記第3領域を経由して前記支持部材の外側まで延在している第2配線部材をさらに備え、
    前記第2配線部材は、前記遮蔽部材の前記第2開口を通過している発光モジュール。
  6. 請求項5に記載の発光モジュールにおいて、
    前記第2配線部材は、前記遮蔽部材に対して前記第1領域と同じ側に位置する部分を含み、前記第2配線部材の前記部分は、遮蔽膜に覆われている発光モジュール。
  7. 請求項4から6までのいずれか一項に記載の発光モジュールにおいて、
    前記支持部材の前記第1領域は、前記第1開口から前記第2開口にかけて湾曲している発光モジュール。
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