JP2018206583A - 発光装置 - Google Patents

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吉田 綾子
Ayako Yoshida
綾子 吉田
中馬 隆
Takashi Chuma
隆 中馬
松川 真
Makoto Matsukawa
真 松川
健見 岡田
Tatemi Okada
健見 岡田
千寛 原田
Kazuhiro Harada
千寛 原田
亮太 木村
Ryota Kimura
亮太 木村
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Abstract

【課題】隣り合う発光部から光を出射させたときに一の発光部と他の発光部の間の領域が目立たないようにする。【解決手段】第1発光部142及び第2発光部144は、基板100の第1面102側に位置しており、第1面102に垂直な方向において同じ側(発光装置10の第1面12側)に向けて光を出射する。光取出し領域200は、第1面102に垂直な断面において第1発光部142と第2発光部144の間の領域から第1発光部142及び第2発光部144の光出射側とは反対側(発光装置10の第2面14側)の領域にかけての少なくともいずれかの部分で光を散乱又は反射させる。【選択図】図7

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年、発光装置として、有機発光ダイオード(OLED)が開発されている。OLEDの発光部は、第1電極、有機層及び第2電極を含む積層構造を有している。有機層は、第1電極と第2電極の間の電圧によって、有機エレクトロルミネッセンス(EL)により光を発することができる。
OLEDでは、種々の目的、例えば、発光領域を大きくするために、複数の発光部を2次元的に並べることがある。複数の発光部を2次元的に並べた場合、隣り合う発光部の間には、非発光部(つまり、発光部が位置しない部分)が形成されることになる。OLEDの美観の観点から、非発光部は可能な限り目立たないようにすることが望まれることがある。
特許文献1には、非発光部を目立たなくさせるための方法について記載されている。特許文献1では、複数の発光部の光出射側に基板が配置されるようになっている。基板は、この基板の一の面が複数の発光部と対向するように配置され、当該一の面の反対側の他方の面において、当該一の面に対して傾いた傾斜面を有しており、傾斜面が非発光部と重なるようになっている。
特許文献2にも、非発光部を目立たなくさせるための方法について記載されている。特許文献2では、複数の発光部の光出射側に拡散板が配置されるようになっている。
特許文献3にも、非発光部を目立たなくさせるための方法について記載されている。特許文献3では、複数の発光部の光出射側に透明部材が配置されるようになっている。透明部材は、この透明部材の一方の面が複数の発光部と対向するように配置され、この一方の面に凹部を有しており、凹部が非発光部と重なるようになっている。
特開2005−353564号公報 国際公開第2014/148409号 特開2015−230741号公報
一般に、OLEDの形状の自由度は高く、本発明者は、OLEDの形状の自由度を利用することで、従来にはない形状を有するOLEDの作製について試みた。本発明者が検討したところ、OLEDの形状によっては、OLEDを形成する際に用いられる蒸着用のマスクの形状の制約によって、一の発光部と他の発光部の間に非発光部が形成される場合があることが判明した。非発光部が形成されると、一の発光部と他の発光部から光が出射されたとき、非発光部が発光部に対して目立つようになる。本発明者は、非発光部を目立たなくさせるための方法について検討した。
本発明が解決しようとする課題としては、隣り合う発光部から光を出射させたときに一の発光部と他の発光部の間の領域が目立たないようにすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
基板と、
前記基板の第1面側に位置し、前記第1面に垂直な方向において同じ側に向けて光を出射する第1発光部及び第2発光部と、
前記第1面に垂直な断面において前記第1発光部と前記第2発光部の間の領域から前記第1発光部及び前記第2発光部の光出射側とは反対側の領域にかけての少なくともいずれかの部分で光を散乱又は反射させる光取出し領域と、
を備える発光装置である。
実施形態に係る発光装置を発光装置の第1面側から見た平面図である。 図1に示した発光装置を発光装置の第2面側から見た平面図である。 図2から第2電極を取り除いた図である。 図3から絶縁層を取り除いた図である。 図4から第1電極を取り除いた図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 光取出し領域の機能の一例を説明するための図である。 図1から図7に示した発光装置の製造に用いられるマスクを示す図である。 図7の第1の変形例を示す図である。 図7の第2の変形例を示す図である。 図7の第3の変形例を示す図である。 図12に示した光取出し領域の機能の一例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10を発光装置10の第1面12側から見た平面図である。図2は、図1に示した発光装置10を発光装置10の第2面14側から見た平面図である。図3は、図2から第2電極130を取り除いた図である。図4は、図3から絶縁層150を取り除いた図である。図5は、図4から第1電極110を取り除いた図である。図6は、図2のA−A断面図である。図7は、図2のB−B断面図である。説明のため、図2では、接着層310、乾燥剤層320及び金属板330(図6及び図7)は示していない。
図7を用いて発光装置10の概要について説明する。発光装置10は、基板100、第1発光部142、第2発光部144及び光取出し領域200を備えている。第1発光部142及び第2発光部144は、基板100の第1面102側に位置しており、第1面102に垂直な方向において同じ側(図7に示す例では、発光装置10の第1面12側)に向けて光を出射する。光取出し領域200は、第1面102に垂直な断面(図7に示す断面)において第1発光部142と第2発光部144の間の領域から第1発光部142及び第2発光部144の光出射側とは反対側(図7に示す例では、発光装置10の第2面14側)の領域にかけての少なくともいずれかの部分で光を散乱又は反射させる。
一例において、光取出し領域200は、後述する絶縁層150において光を散乱又は反射させてもよい。この例において、絶縁層150は、光散乱体(例えば、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化セシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化シリコン又はシリカゲル)を含んでいてもよい。
他の例において、光取出し領域200は、後述する接着層310において光を散乱又は反射させてもよい。この例において、接着層310は、光散乱体(例えば、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化セシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化シリコン又はシリカゲル)を含んでいてもよい。
他の例において、光取出し領域200は、後述する乾燥剤層320において光を散乱又は反射させてもよい。この例において、乾燥剤層320は、光散乱体(例えば、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化セシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化シリコン又はシリカゲル)を含んでいてもよい。
特に、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化セシウム、酸化マグネシウム及びシリカゲルは、光散乱体としてだけでなく、吸湿剤としても機能することができる。
特に、酸化チタンは、高屈折率を有している。したがって、酸化チタンと酸化チタンの周囲の媒質の屈折率差を大きくすることができ、酸化チタンと当該媒質の界面において光を効率的に散乱させることができる。
他の例において、光取出し領域200は、後述する金属板330において光を散乱又は反射させてもよい。この例において、金属板330は、金属板330自体によって光を反射させてもよいし、又は乾燥剤層320と金属板330の界面において凹凸を有していてもよく、この凹凸によって光を散乱させてもよい。
上述した構成によれば、第1発光部142及び第2発光部144から光を出射させたときに第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)が目立たないようにすることができる。具体的には、上述した構成においては、光取出し領域200は、第1発光部142と第2発光部144の間の領域から第1発光部142及び第2発光部144の光出射側とは反対側の領域にかけての少なくともいずれかの部分で光を散乱又は反射させる。したがって、第1発光部142又は第2発光部144から発せられた光の一部が第1発光部142と第2発光部144の間の領域から第1発光部142及び第2発光部144の光出射側とは反対側の領域にかけてのいずれかの部分に伝搬すると、光取出し領域200によってこの光を光出射側(つまり、発光装置10の第1面12側)に出射させることができる。したがって、光は、第1発光部142及び第2発光部144からだけでなく、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)からも発せられるようになる。このようにして、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)が目立たないようにすることができる。
特に図7に示す例においては、図9を用いて後述するマスク400の形状の制約によって、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、発光部が分断される領域)が形成されることになる。図7に示す例においては、第1発光部142と第2発光部144の間の領域は、光取出し領域200として機能することになり、したがって、光を発することができるようになる。
発光装置10は、様々な用途に応用することができる。一例において、発光装置10は、自動車のテールランプに用いることができる。他の例において、発光装置10は、照明装置又は表示装置に用いることもできる。
次に、図1を用いて、基板100及び発光部140の詳細について説明する。
基板100は、内縁106a及び外縁106bを有している。基板100の内縁106aは、開口108を画定している。特に図1に示す例では、開口108の形状は円となっており、基板100の形状は円環となっている。他の例において、基板100は、円環とは異なる形状を有していてもよい。
発光部140は、非発光部(開口108及びその周囲の領域)の周囲に位置している。特に図1に示す例では、発光部140は、開口108の外縁に沿って延伸しており、一部の領域(光取出し領域200)において途切れている。図9を用いて詳細を後述するように、発光部140を非発光部の周囲に位置させるためには、マスク400(図9)の形状の制約上、発光部140が一部の領域で途切れることになる。
図1に示す例では、発光部140は、2個所で途切れており、互いに分離された2つの発光部、すなわち、第1発光部142及び第2発光部144を含んでいる。特に図1に示す例では、第1発光部142及び第2発光部144は、互いに対称に配置されている。
次に、図2から図5を用いて、発光装置10の平面レイアウトについて説明する。
発光装置10は、基板100、の第1電極110、有機層120、第2電極130、絶縁層150、導電部170及び封止層300を備えている。
図5を用いて、導電部170の詳細について説明する。
2つの導電部170が基板100の内縁106aに沿って並んでおり、各導電部170は基板100の内縁106aに沿って延伸している。特に、各導電部170は、発光部140(第1発光部142又は第2発光部144)と重ならないようになっている。一方の導電部170は、第1発光部142の第1電極110(例えば、図4)に接続しており、他方の導電部170は、第2発光部144の第1電極110(例えば、図4)に接続している。
一例において、各導電部170には、複数の端子(図5においては不図示)を設けることができる。導電部170は、端子を介して電位を供給されることができ、複数の端子は、各導電部170の延伸方向に沿って並べることができる。複数の端子を各導電部170の延伸方向に沿って並べることで、導電部170の延伸方向における電圧降下を抑えることができる。
導電部170の上述したレイアウトによれば、発光装置10の美観が導電部170によって損なわれることを防ぐことができる。具体的には、導電部170は、遮光性材料を含んでおり、透光性を有していない。したがって、仮に、導電部170が発光部140と重なると、発光部140から光が発せられたとき、発光部140のうちの導電部170と重なる領域は、導電部170によって光が遮断されるために非発光部となり、発光装置10の美観を損なうおそれがある。図5に示す例では、各導電部170は、発光部140と重なっていない。したがって、発光装置10の美観が導電部170によって損なわれることを防ぐことができる。
図4を用いて、第1電極110の詳細について説明する。
2つの第1電極110が基板100の延伸方向(内縁106a又は外縁106b)に沿って並んでおり、各第1電極110は基板100の延伸方向(内縁106a又は外縁106b)に沿って延伸している。
図4に示す例では、2つの第1電極110は、光取出し領域200において物理的に互いに離間されており、したがって、互いに電気的に互いに絶縁されている。2つの第1電極110の一方は、第1発光部142を構成しており、2つの第1電極110のもう一方は、第2発光部144を構成している。したがって、第1発光部142及び第2発光部144を互いに独立に制御することができる。なお、他の例において、第1電極110は、光取出し領域200において物理的に互いに離間されていなくてもよく、すなわち、光取出し領域200において連続していてもよい。
各第1電極110は、基板100の内縁106a側の導電部170及び基板100の外縁106b側の導電部170の双方から電位を供給されることができるようになっている。図6を用いて後述するように、第1電極110は、電気抵抗率の高い透光性を有する導電材料を含んでいる。図4に示す例においては、第1電極110が電気抵抗率の高い材料を含んでいても、内縁106a及び外縁106bの一方から他方に向かう方向における第1電極110の電圧降下を抑えることができ、これによって、各発光部140の輝度のばらつきを抑えることができる。
図3を用いて、絶縁層150及び有機層120の詳細について説明する。
絶縁層150は、複数の開口、すなわち、第1開口152及び第2開口154を有している。第1開口152は、2つの第1電極110のうちの一方の一部を露出しており、第2開口154は、2つの第1電極110のうちのもう一方の一部を露出している。このようにして、第1開口152は、第1発光部142を画定し、第2開口154は、第2発光部144を画定している。
2つの有機層120が基板100の延伸方向(内縁106a又は外縁106b)に沿って並んでおり、各有機層120は基板100の延伸方向(内縁106a又は外縁106b)に沿って延伸している。2つの有機層120は、光取出し領域200において物理的に互いに離間している。これは、図9を用いて後述するように、マスク400の形状の制約によるものである。
図2を用いて、第2電極130及び封止層300の詳細を説明する。
2つの第2電極130が基板100の延伸方向(内縁106a又は外縁106b)に沿って並んでおり、各第2電極130は基板100の延伸方向(内縁106a又は外縁106b)に沿って延伸している。2つの第2電極130は、光取出し領域200において物理的に互いに離間している。これは、図9を用いて後述するように、マスク400の形状の制約によるものである。
第2電極130は、複数の位置(図2において不図示の端子)から電位を供給されている。したがって、第2電極130内での電位のばらつきを抑えることができる。特に、発光部140の面積(すなわち、第2電極130の面積)が大きい場合、第2電極130内で電位のばらつきが生じやすい。複数の位置から第2電極130に電位を供給することで、発光部140の面積(すなわち、第2電極130の面積)が大きい場合であっても、第2電極130内での電位のばらつきを抑えることができる。
封止層300は、第2電極130の外側まで広がっており、封止層300の外縁は、基板100の内縁106a及び外縁106bに沿って延伸している。
次に、図6を用いて、発光装置10の断面の詳細について説明する。
発光装置10は、基板100、第1電極110、有機層120、第2電極130、絶縁層150、導電部170、封止層300、接着層310、乾燥剤層320及び金属板330を備えている。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第1電極110、有機層120、第2電極130、絶縁層150、導電部170、光取出し領域200、接着層310、乾燥剤層320及び金属板330は、基板100の第1面102側に位置しており、特に、発光部140は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を基板100の第1面102から順に含む積層構造からなっている。第2面104は、第1面102の反対側にあり、発光装置10の第1面12となっている。つまり、発光装置10は、ボトムエミッションタイプのOLEDであり、基板100の第1面102側の発光部140から生じた光は、基板100を透過して、基板100の第1面102(発光装置10の第1面12)から出射される。
基板100は、透光性を有する絶縁材料を含んでいる。一例において、基板100は、ガラス基板である。他の例において、基板100は、樹脂基板であってもよく、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)又はポリイミドを含んでいてもよい。基板100の第1面102及び第2面104の少なくとも一方には、無機バリア層(例えば、SiN層、SiON層、SiO層、Al層又はHfO層)が形成されていてもよい。
基板100は、可撓性を有していてもよい。基板100が可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。特にガラスを有する基板100に可撓性を持たせる場合、基板100の厚さは、例えば200μm以下である。したがって、発光装置10(つまり、基板100)を部分的に、湾曲させ、又は折り曲げることができる。
第1電極110は、透光性及び導電性を有する材料、一例において、金属酸化物、より具体的には、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)又はZnO(Zinc Oxide)を含んでいる。他の例において、第1電極110は、導電性有機材料、より具体的には、カーボンナノチューブ又はPEDOT/PSSを含んでいてもよい。
有機層120は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)により光を発することができる。一例において、有機層120は、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、発光層(EML)、電子輸送層(ETL)及び電子注入層(EIL)を含んでいる。この例においては、第1電極110からHIL及びHTLを経由して正孔がEMLに注入され、第2電極130からEIL及びETLを経由して電子がEMLに注入され、正孔及び電子がEMLにおいて再結合して光が発せられる。
第2電極130は、遮光性、具体的には光反射性を有し、さらに、導電性を有している。第2電極130は、光反射性及び導電性を有する材料、一例において、金属、より具体的には、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn及びInからなる群の中から選択される金属又はこの群から選択される金属の合金を含んでいる。
絶縁層150は、発光部140を画定している。具体的には、発光部140は、第1電極110、有機層120及び第2電極130の積層体を含んでいる。特に図6に示す例では、絶縁層150の第1開口152内において、第1電極110、有機層120及び第2電極130が順に重ねられて発光部140を構成している。
絶縁層150は、有機材料、より具体的には、感光性樹脂の硬化物(例えば、ポリイミド)を含んでいる。つまり、絶縁層150は、感光性樹脂を光(例えば、紫外線)によって硬化させることで形成することができる。他の例において、絶縁層150は、無機材料、例えば、SiO又はSiONを含んでいてもよい。
導電部170は、基板100の第1面102側に位置していて、第1電極110によって覆われている。導電部170は、第1電極110に含まれる材料よりも低抵抗の材料を含んでいる。したがって、導電部170は、第1電極110の補助電極として機能することができる。他の例において、導電部170は、第1電極110によって覆われていなくてもよく、第1電極110上にあって絶縁層150によって覆われていてもよい。
導電部170は、低抵抗材料、一例において、金属、より具体的には、Al、Ag、Moからなる群の中から選択される金属又はこの群から選択される金属の合金を含んでいる。一の詳細な例において、導電部170は、APC(AgPdCu)を含んでいる。他の詳細な例において、導電部170は、MAM(Mo/Al/Mo)、Ni/Al/Ni又はCr/Al/Crであってもよい。
封止層300は、基板100の第1面102及び発光部140を封止している。特に図6に示す例では、封止層300は、絶縁層150の外側において、基板100の第1面102に接している。したがって、有機層120及び第2電極130を劣化させる物質(例えば、水又は空気)が絶縁層150の側方から侵入することを抑えることができる。
封止層300は、一例において、無機バリア層、より具体的には、SiN、SiON、Al、TiO、SiO及びSiOCの少なくとも一つを含んでいる。無機バリア層は、一例において、ALD(Atomic Layer Deposition)、スパッタ又はCVD(Chemical Vapor Deposition)によって形成することができる。
乾燥剤層320は、接着層310を介して基板100の第1面102に貼り付けられており、接着層310及び乾燥剤層320は、封止層300を覆っている。乾燥剤層320は、乾燥剤(例えば、酸化カルシウム)を含んでおり、水分を吸収することができる。したがって、水分による発光部140、特に有機層120の劣化を抑えることができる。
金属板330は、基板100の第1面102及び発光部140を封止するための部材(封止基板)としてさらに機能していてもよい。他の例としては、均熱板又は放熱板としてさらに機能していてもよい。
金属板330は、第1面332及び第2面334を有している。金属板330は、第1面332が接着層310及び乾燥剤層320を挟んで基板100の第1面102に対向するように接着層310及び乾燥剤層320を介して基板100に取り付けられている。第2面334は、第1面332の反対側にあって、発光装置10の第2面14となっている。
次に、図7を用いて、光取出し領域200の詳細について説明する。
光取出し領域200は、第1面102に垂直な断面(図7に示す断面)において第1発光部142と第2発光部144の間の領域から第1発光部142及び第2発光部144の光出射側とは反対側の領域にかけての少なくともいずれかの部分(より具体的には、第1発光部142と第2発光部144の間の領域から第1発光部142と第2発光部144の間の当該領域の光出射側とは反対側にかけての少なくともいずれかの部分)で光を散乱又は反射させる。特に図7に示す例では、絶縁層150は、第1発光部142のうちの第2発光部144側の縁及び第2発光部144のうちの第1発光部142側の縁を画定しており、第1発光部142の当該縁から第2発光部144の当該縁にかけて位置している。第1発光部142と第2発光部144の間の領域は、第1面102に垂直な方向から見て、第1発光部142の当該縁と第2発光部144の当該縁の間に位置するようになる。さらに、第1発光部142と第2発光部144の間の領域は、第1面102に垂直な方向において、第1発光部142及び第2発光部144のそれぞれの第1電極110から第2電極130にかけて位置し、より具体的には、第1面102に垂直な断面(図7に示す断面)において、第1発光部142の第1電極110の端部と第2発光部144の第1電極110の端部の間の領域から第1発光部142の第2電極130の端部と第2発光部144の第2電極130の端部の間の領域にかけて位置している。
光取出し領域200は、第1面102から順に、絶縁層150、封止層300、接着層310、乾燥剤層320及び金属板330を含んでいる。
接着層310は、第1発光部142の第2電極130、第2発光部144の第2電極130及び第1発光部142と第2発光部144の間の絶縁層150を覆っている。
図7に示す例において、乾燥剤層320は、光散乱体として機能する乾燥剤(例えば、酸化カルシウム、酸化セシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム又はシリカゲル)を含んでおり、光散乱層として機能することができる。したがって、乾燥剤層320自体の色は白みがかったものとなる。図7に示す例では、乾燥剤層320は、第1発光部142から第2発光部144にかけて位置しており、第1発光部142及び第2発光部144のそれぞれの第2電極130と重なっている。したがって、発光装置10の第1面12側からは、乾燥剤層320のうち第1発光部142及び第2発光部144と重なる部分は第2電極130(遮光性を有する部分)によって隠れるようになり、乾燥剤層320の色が目立たないようにすることができる。
一例において、接着層310は、乾燥剤層320と同様にして、光散乱体を含んでいてもよい。この例においては、接着層310自体の色が乾燥剤層320と同様にして白みがかったとしても、接着層310は、乾燥剤層320と同様にして、第1発光部142から第2発光部144にかけて位置しており、第1発光部142及び第2発光部144のそれぞれの第2電極130と重なっている。したがって、乾燥剤層320と同様にして、接着層310の色が目立たないようにすることができる。
一例において、絶縁層150は、乾燥剤層320と同様にして、光散乱体を含んでいてもよい。
金属板330(金属層)は、第1発光部142、第2発光部144及び第1発光部142と第2発光部144の間の領域を覆っている。したがって、光取出し領域200に伝搬された光を金属板330によって反射することができる。したがって、光取出し領域200から発せられる光の量を多くすることができる。
一例において、金属板330(金属層)は、乾燥剤層320に接していてもよく、乾燥剤層320と金属板330の界面において凹凸を有していてもよい。金属板330の当該凹凸によって光を散乱させることができる。このとき、金属板330の凹凸を平均表面粗さ(Ra)は、例えば0.05μm以上1.0μm以下である。別の例において、最大高さ(Ry)は、例えば300nm以上20μm以下又は接着層310の膜厚以下である。金属板330の凹凸を光の波長と同程度にすることで乱反射を生じ、光取出し領域200から発せられる光の量を多くすることができる。
図8は、光取出し領域200の機能の一例を説明するための図である。図8に示す例では、乾燥剤層320が光散乱体を含んでおり、光散乱層として機能している。
第1発光部142から発せられた光の一部は、基板100と第1電極110の界面において反射されて、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)に伝搬する。光取出し領域200に伝搬された光は、乾燥剤層320において散乱され、発光装置10の第1面12側から出射される。このようにして、光は、第1発光部142及び第2発光部144からだけでなく、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)からも発せられるようになる。
図9は、図1から図7に示した発光装置10の製造に用いられるマスク400を示す図である。一例において、図1から図7に示した発光装置10は、以下のように製造することができる。
まず、基板100を準備する。基板100は、発光部140の形成前に、図1から図7に示した形状に加工してもよいし、又は発光部140の形成後に、図1から図7に示した形状に加工してもよい。
次いで、基板100の第1面102上に導電部170を形成する。一例において、導電部170は、スパッタにより堆積された導電層をパターニングすることによって形成することができる。
次いで、基板100の第1面102上に第1電極110を形成する。一例において、第1電極110は、透明導電層をパターニングすることによって形成することができる。
次いで、基板100の第1面102上に絶縁層150を形成する。一例において、絶縁層150は、感光性樹脂をパターニングすることによって形成することができる。
次いで、基板100の第1面102上に有機層120を形成する。一例において、有機層120は、マスク400(図9を用いて詳細を後述する。)を用いた蒸着によって形成することもできる。他の例において、有機層120は、塗布プロセスによって形成することができる。
次いで、基板100の第1面102上に第2電極130を形成する。一例において、第2電極130は、マスク(図9を用いて詳細を後述する。)を用いた蒸着によって形成することもできる。
次いで、基板100の第1面102上に封止層300を形成する。一例において、封止層300は、ALD、スパッタ又はCVDによって形成することができる。
次いで、接着層310を介して乾燥剤層320及び金属板330を基板100に接着させる。
このようにして、図1から図7に示した発光装置10が製造される。
有機層120及び第2電極130の蒸着には、図9に示したマスク400を用いることができる。マスク400は、カバー410を有しており、カバー410は、開口412を有している。マスク400は、開口412内にカバー420を有しており、カバー420は、ブリッジ430によってカバー410に支持されている。
有機層120及び第2電極130は、マスク400を用いて蒸着することができる。具体的には、有機層120及び第2電極130は、マスク400の開口412を介して基板100上に蒸着される。さらに、開口412内のカバー420によって、開口108及び開口108の周囲への有機層120及び第2電極130の蒸着を防ぐことができる。
図9に示すマスク400を用いる場合、カバー420をカバー410に支持させるためにブリッジ430が必要となる。ブリッジ430と重なる領域及びその近傍には、有機層120及び第2電極130は蒸着されないようになり、これによって、発光部140は、一部の領域、つまり、光取出し領域200で途切れるようになり、第1発光部142と第2発光部144に分離されている。図1から図7に示す例においては、上述したように、第1発光部142と第2発光部144の間の領域、つまり、光取出し領域200からも光を発することができる。したがって、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)が目立たないようにすることができる。
図10は、図7の第1の変形例を示す図である。
光取出し領域200は、第1面102から順に、絶縁層150、第2電極130、封止層300、接着層310、乾燥剤層320及び金属板330を含んでいる。つまり、発光装置10は、第1発光部142の有機層120、第2発光部144の有機層120及び第1発光部142と第2発光部144の間の絶縁層150を覆う金属層を備えており、この金属層は、第1発光部142の第2電極130及び第2発光部144の第2電極130として機能している。したがって、光取出し領域200に伝搬された光を光取出し領域200内の第2電極130によって発光装置10の第1面12側に向けて反射することができる。
一例において、絶縁層150は、光散乱体(例えば、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化セシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化シリコン又はシリカゲル)を含んでいてもよい。この例においては、光取出し領域200に伝搬された光を光取出し領域200内の絶縁層150によって発光装置10の第1面12側に向けて散乱することができる。
一例において、図10に示した発光装置10は、以下のようにして製造することができる。
基板100の第1面102上に、第1電極110、絶縁層150及び有機層120を、図1から図7に示した発光装置10のプロセスと同様にして形成する。
次いで、図9に示したマスク400を用いて、図1から図7に示した発光装置10のプロセスと同様にして、光取出し領域200内に第2電極130が蒸着されないように基板100の第1面102上に第2電極130を形成する。次いで、マスク400の向きを(例えば、90°)変えてマスク400のブリッジ430が光取出し領域200と重ならないようにして、蒸着によって基板100の第1面102上に第2電極130を形成する。このようにして、光取出し領域200にも第2電極130が形成されるようになる。
次いで、基板100の第1面102上に、封止層300、接着層310、乾燥剤層320及び金属板330を、図1から図7に示した発光装置10のプロセスと同様にして形成する。
上述したプロセスにおいては、第2電極130の厚さは、光取出し領域200において、他の領域よりも薄くなる。第2電極130の厚さがこのように不均一になっても、光取出し領域200においては、第1電極110と第2電極130の間に電圧を発生させることはないので、発光部140の発光にはほとんど影響がない。
図11は、図7の第2の変形例を示す図である。
発光装置10は、トップエミッションタイプのOLEDである。第1電極110は、遮光性、具体的には光反射性を有しており、第2電極130は、透光性を有している。したがって、有機層120からの光は、第2電極130を透過して出射される。
光取出し領域200は、第1面102に垂直な断面(図11に示す断面)において第1発光部142と第2発光部144の間の領域から第1発光部142及び第2発光部144の光出射側とは反対側(図11に示す例では、後述する光散乱層340側)の領域にかけての少なくともいずれかの部分で光を散乱又は反射させる。特に図11に示す例では、基板100の第2面104上に光散乱層340が設けられており、光散乱層340によって光を散乱させることができる。
図11に示す例においても、第1発光部142及び第2発光部144から光を出射させたときに第1発光部142と第2発光部144の間の領域が目立たないようにすることができる。
図12は、図7の第3の変形例を示す図である。
絶縁層150は、第1発光部142と第2発光部144の間で途切れていてもよい。特に図12に示す例では、一の絶縁層150が第1発光部142のうちの第2発光部144側の縁を画定しており、この絶縁層150のうちの第1発光部142と反対側の端部が第2発光部144側に露出している。同様にして、他の絶縁層150が第2発光部144のうちの第1発光部142の縁を画定しており、この絶縁層150のうちの第2発光部144と反対側の端部が第1発光部142側に露出している。
図13は、図12に示した光取出し領域200の機能の一例を説明するための図である。図13に示す例では、乾燥剤層320が光散乱体を含んでおり、光散乱層として機能している。
第1発光部142から発せられた光の一部は、基板100と第1電極110の界面において反射されて、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)に伝搬する。光取出し領域200に伝搬された光は、乾燥剤層320において散乱される。散乱された光の一部は、絶縁層150の上述した端部において反射され、特に、光が絶縁層150に大きな入射角で入射するときは、絶縁層150の上述した端部において全反射が生じる(図13に示す例では、第1発光部142を画定する絶縁層150の端部において全反射が生じている。)。したがって、光取出し領域200内で散乱又は反射された光を、第1発光部142側の絶縁層150と第2発光部144側の絶縁層150の間に閉じ込めることができ、これによって、光取出し領域200内で散乱又は反射されたより多くの光を発光装置10の第1面12側から出射させることができる。
第1発光部142から発せられた光の一部は、基板100と第1電極110の界面において反射されて、第1発光部142と第2発光部144の間の領域(つまり、光取出し領域200)の絶縁層150に伝搬する。図13に示す例では、光取出し領域200に伝搬された光は、図7に示す例と比べて乾燥剤層320において多く散乱される。なぜならば、図7に示す例では、第1発光部142から発せられた光の一部は、絶縁層150において全反射し、乾燥剤層320に伝搬されることなく第2発光部144へ伝搬されるからである。一方、図13に示す例では、第1発光部142から発せられた光の一部は、絶縁層150の上述した端部において反射され、乾燥剤層320において散乱される。したがって、光取出し領域200内で散乱又は反射されたより多くの光を発光装置10の第1面12側から出射させることができる。
さらに、図13に示す例においては、絶縁層150の吸収による光の損失を抑えることができる。具体的には、図8に示したように絶縁層150が第1発光部142から第2発光部144にかけて位置する場合、乾燥剤層320において散乱された光の一部が絶縁層150によって吸収され得る。これに対して、図13に示す例では、乾燥剤層320において散乱された光は、絶縁層150を透過させることなく、発光装置10の第1面12側から出射させることができる。したがって、光取出し領域200内で散乱又は反射されたより多くの光を発光装置10の第1面12側から出射させることができる。
以上、本実施形態によれば、第1発光部142及び第2発光部144から光を出射させたときに第1発光部142と第2発光部144の間の領域が目立たないようにすることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
12 第1面
14 第2面
100 基板
102 第1面
104 第2面
106a 内縁
106b 外縁
108 開口
110 第1電極
120 有機層
130 第2電極
140 発光部
142 第1発光部
144 第2発光部
150 絶縁層
152 第1開口
154 第2開口
170 導電部
200 光取出し領域
300 封止層
310 接着層
320 乾燥剤層
330 金属板
332 第1面
334 第2面
340 光散乱層
400 マスク
410 カバー
412 開口
420 カバー
430 ブリッジ

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板の第1面側に位置し、前記第1面に垂直な方向において同じ側に向けて光を出射する第1発光部及び第2発光部と、
    前記第1面に垂直な断面において前記第1発光部と前記第2発光部の間の領域から前記第1発光部及び前記第2発光部の光出射側とは反対側の領域にかけての少なくともいずれかの部分で光を散乱又は反射させる光取出し領域と、
    を備える発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記光取出し領域は、前記第1面に垂直な断面において前記第1発光部と前記第2発光部の間の領域から前記第1発光部と前記第2発光部の間の前記領域の光出射側とは反対側の領域にかけての少なくともいずれかの部分で光を散乱又は反射させる発光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記第1発光部のうちの前記第2発光部側の縁と、前記第2発光部のうちの前記第1発光部側の縁と、を画定する絶縁層をさらに備え、
    前記第1発光部及び前記第2発光部のそれぞれは、透光性を有する第1電極、有機層及び第2電極を前記第1面側から順に含む積層構造からなる発光装置。
  4. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記第1発光部と前記第2発光部の間の前記領域は、前記第1面に垂直な方向から見て、前記第1発光部の前記縁と前記第2発光部の前記縁の間に位置し、かつ、前記第1面に垂直な方向において、前記第1発光部及び前記第2発光部のそれぞれの前記第1電極から前記第2電極にかけて位置している発光装置。
  5. 請求項4に記載の発光装置において、
    前記第1発光部と前記第2発光部の間の前記領域は、前記第1面に垂直な断面において、前記第1発光部の前記第1電極の端部と前記第2発光部の前記第1電極の端部の間の領域から前記第1発光部の前記第2電極の端部と前記第2発光部の前記第2電極の端部の間の領域にかけて位置している発光装置。
  6. 請求項5に記載の発光装置において、
    前記基板の前記第1面側に位置し、前記第1発光部、前記第2発光部及び前記第1発光部と前記第2発光部の間の前記領域を覆う金属層をさらに備える発光装置。
  7. 請求項6に記載の発光装置において、
    前記第1発光部の前記第2電極、前記第2発光部の前記第2電極及び前記第1発光部と前記第2発光部の間の前記絶縁層を覆う接着層と、
    前記接着層を介して前記基板の前記第1面側に接着された光散乱層を備え、
    前記絶縁層は、前記第1発光部の前記縁から前記第2発光部の前記縁にかけて位置しており、
    前記光取出し領域は、前記第1面側から順に、前記絶縁層、前記接着層、前記光散乱層及び前記金属層を含む発光装置。
  8. 請求項7に記載の発光装置において、
    前記第1発光部及び前記第2発光部のそれぞれの前記第2電極は、遮光性を有し、
    前記光散乱層は、前記第1発光部及び前記第2発光部のそれぞれの前記第2電極と重なっている発光装置。
  9. 請求項7又は8に記載の発光装置において、
    前記第1発光部及び前記第2発光部を封止する封止層をさらに備え、
    前記封止層は、前記接着層及び前記光散乱層によって覆われている発光装置。
  10. 請求項7から9までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記光散乱層は、光散乱体として機能する乾燥剤を含む発光装置。
  11. 請求項7から10までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記金属層は、前記光散乱層に接しており、かつ、前記金属層と前記光散乱層の間の界面において凹凸を有している発光装置。
  12. 請求項3から11までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記絶縁層は、光散乱体を含む発光装置。
  13. 請求項12に記載の発光装置において、
    前記第1発光部の前記有機層、前記第2発光部の前記有機層及び前記第1発光部と前記第2発光部の間の前記絶縁層を覆い、前記第1発光部の前記第2電極及び前記第2発光部の前記第2電極の双方として機能する金属層をさらに備える発光装置。
  14. 請求項1から13までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記第1発光部及び前記第2発光部を含む発光部が非発光部の周囲に位置している発光装置。
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