JP2022022507A - 試料破砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料容器を支持する支持部材の振動およびこれに伴うその他の部材の振動を安定して吸収する機能を有する試料破砕装置を提供する。【解決手段】回転軸20が回転駆動機構により回転駆動される際、第1支持部材12の回転軸10の軸線X1まわりの旋回運動および傾斜軸20の軸線X2まわりの回動が、第1弾性部材14を介して基台10に拘束される。その結果、第1支持部材12および試料容器41が複数の方向に振動され、当該試料容器41に収容された試料が破砕用媒体により破砕される。第1支持部材12の複数の方向への振動が、第1支持部材12および基台1のそれぞれに連結された第1弾性部材14を介して基台1に吸収される。【選択図】図1

Description

本発明は、有機材料または無機材料などの試料を破砕する試料破砕装置に関する。
細胞または植物の組織などの試料を破砕用媒体とともに破砕容器に収容して、この破砕容器に対して複数の方向の往復運動を与えることにより、破砕容器において破砕用媒体を試料に衝突させて破砕する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この破砕装置によれば、回転軸に対して傾斜軸が傾斜して固定され、傾斜軸に対して回転軸受機構を介して相対回転自在に支持部材が支持され、支持部材の外周縁部において試料と破砕用媒体とが収容された複数の破砕容器が保持されている。また、傾斜軸まわりの支持部材の回転を拘束する手段として、支持部材に固定された磁石と、装置基台側に固定された対極磁石との間に生じる磁力が用いられている。
また、回転軸を駆動するモータへの負荷を低減させながら、支持部材の回転を拘束するため、磁石のような非接触方式ではなく、リンク機構を構成する各部材間の連結部分における回動を用いて、当該リンク機構との接触によって支持部材の振動およびこれに伴うその他の部材の振動を吸収する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005-87778号公報 特許第5351242号公報
しかし、リンク機構が連結部分において相対回動可能な複数の部材により構成されているため、当該複数の部分の連結部分における摩擦力のわずかな不均衡または塵芥等の噛み込みなどのため、リンク機構の動作が不安定になり、支持部材の振動およびこれに伴うその他の部材の振動が吸収されなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、試料容器を支持する支持部材の振動およびこれに伴うその他の部材の振動を安定して吸収する機能を有する試料破砕装置を提供することを目的とする。
本発明の試料破砕装置は、
基台と、
前記基台に対して固定されている回転駆動機と、
前記回転駆動機により回転駆動される回転軸と、
前記回転軸に対して傾斜した状態で固定されている傾斜軸と、
前記傾斜軸に対して当該傾斜軸の外側で第1回転軸受機構を介して相対回転可能に支持され、複数の試料容器を前記傾斜軸の周囲に離間させた状態で支持する第1支持部材と、
前記第1支持部材および前記基台のそれぞれに連結されている、長手方向に伸縮自在な第1弾性部材と、を備えている。
当該構成の試料破砕装置によれば、試料容器に試料(破砕対象物)および破砕用媒体が収納された状態で、複数の当該試料容器が傾斜軸の周囲に離間された状態で第1支持部材により支持される。この状態で、回転軸の軸線が鉛直方向に平行になるような姿勢で当該回転軸が回転駆動機構により回転駆動されることで、傾斜軸が回転軸の軸線まわりに回転駆動される。この際、第1支持部材の回転軸の軸線まわりの旋回運動および傾斜軸の軸線まわりの回動が、第1弾性部材を介して基台に拘束されるため、第1支持部材が傾斜軸の軸線まわりに振動するとともにその外周縁を上下に昇降させるように振動する。その結果、第1支持部材により支持されている試料容器が複数の方向のそれぞれに振動され、当該試料容器に収容された試料が破砕用媒体により破砕される。第1支持部材の複数の方向への振動が、第1弾性部材を介して基台に吸収される。
第1弾性部材は、第1支持部材および基台のそれぞれに連結されているだけであり、その伸縮運動が試料粉砕装置の他の構成要素により拘束される可能性が解消または低減されている。よって、当該他の構成要素との間の摩擦力または塵芥の噛み込みなどの問題が生じる可能性が解消または低減され、第1支持部材の振動およびこれに伴う傾斜軸および回転軸などのその他の部材の振動が第1弾性部材の伸縮運動により安定して基台に吸収されうる。
本発明の試料破砕装置において、
前記傾斜軸の軸線を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の前記第1弾性部材のそれぞれの一端部が前記第1支持部材に連結され、かつ、前記回転軸の軸線を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の前記第1弾性部材のそれぞれの他端部が前記基台に連結されていることが好ましい。
当該構成の試料破砕装置によれば、第1支持部材の傾斜軸の軸線まわりの振動および上下方向の振動の、複数の第1弾性部材の伸縮運動による吸収態様の均等化が図られる。これにより、第1支持部材の複数の方向のそれぞれの振動の安定、ひいては第1支持部材の振動に伴うその他の部材の振動がより安定に吸収されうる。
本発明の試料破砕装置において、
前記回転軸を当該回転軸の外側で第2回転軸受機構を介して相対回転可能に支持する第2支持部材と、
前記第2支持部材と前記基台との間に介在する、少なくとも部分的に弾性を有する第2弾性部材と、をさらに備えていることが好ましい。
当該構成の試料破砕装置によれば、第1支持部材の複数の方向への振動が、傾斜軸、回転軸および第2回転軸受機構を介して第2支持部材に伝搬され、第2支持部材が振動するが、この振動が第2弾性部材を介して基台に吸収される。第2弾性部材は、第2支持部材および基台の間に介在しているだけであり、その弾性変形が試料粉砕装置の他の構成要素により拘束される可能性が解消または低減されている。よって、当該他の構成要素との間の摩擦力または塵芥の噛み込みなどの問題が生じる可能性が解消または低減され、第1支持部材の振動およびこれに伴う傾斜軸および回転軸などのその他の部材の振動が第1弾性部材の伸縮運動に加えて第2弾性部材の弾性変形よりさらに安定して基台に吸収されうる。
本発明の試料破砕装置において、
前記回転軸の軸線を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の前記第2弾性部材のそれぞれが前記第2支持部材と前記基台との間に介在することが好ましい。
当該構成の試料破砕装置によれば、第1支持部材の傾斜軸の軸線まわりの振動および上下方向の振動が伝搬された際の第2支持部材の複数の方向の振動の、複数の第2弾性部材の伸縮運動による吸収態様の均等化が図られる。これにより、第1支持部材の複数の方向のそれぞれの振動の安定、ひいては第1支持部材の振動に伴うその他の部材の振動がより安定に吸収されうる。
本発明の一実施形態としての試料破砕装置の一部が縦断面図である側面図。 本発明の一実施形態としての試料破砕装置の上面図。 第1弾性部材の第1変形配置態様に関する説明図。 第1弾性部材の第2変形配置態様に関する説明図。 本発明の他の実施形態としての試料破砕装置の一部が縦断面図である側面図。 本発明の他の実施形態としての試料破砕装置の上面図。
(構成)
図1および図2に示されている本発明の一実施形態としての試料破砕装置は、基台1と、回転駆動機2と、回転軸20と、傾斜軸10と、第1支持部材12と、第1弾性部材14と、を備えている。第2支持部材22と、第2弾性部材24と、を備えている。図1および図2には、試料破砕装置の各構成要素の位置および姿勢の理解の容易のため、鉛直方向をz方向、水平面内において直交する2つの方向をのそれぞれをx方向およびy方向とする3次元直交座標系が示されている。
基台1(ハウジング)は、例えば金属および/または樹脂により構成され、載置台に防振部材を介して載置されるまたは固定される。基台1には、回転駆動機2の回転数および温度などの動作状態を表示する出力インターフェースのほか、回転駆動機2の回転数を作業者が指定するための入力インターフェースを構成するタッチパネルが設けられている。
回転駆動機2は、例えば電動モータにより構成され、かつ、基台1に対して固定されている。基台1に収容された駆動用ドライバ200により、電源(例えば、外部商用電源またはバッテリ)からの電力が制御されたうえで回転駆動機2に対して供給されることにより、回転駆動機2の動作が制御される。駆動用ドライバ200は、コアプロセッサなどの演算処理装置およびメモリなどの記憶装置により構成されている。
回転軸20は、回転駆動機2の出力軸202に対して連結部204を介して連結または接続されている。回転軸20の軸線C2および回転駆動機構2の出力軸202の軸線のそれぞれは、鉛直方向(z軸方向)に延在する同一の直線に沿って延在している。傾斜軸10は、回転軸20の先端部に対して傾斜した状態で固定されており、その軸線C1は、回転軸20の軸線C2に対して角度θ(例えばθ=5°~30°)だけ傾斜している。回転軸20は、プーリおよびプーリベルト、ギアまたは減速機構、カム機構などの力伝達機構を介して間接的に回転駆動機2の出力軸202に対して連結されていてもよい。
第1支持部材12は、第1筒状要素121および第1板状要素122により構成されている。第1筒状要素121および第1板状要素122は一体的に構成されていてもよく、別個に構成されたうえで連結されていてもよい。第1筒状要素121は略円筒状であり、その内側において傾斜軸10に対して第1回転軸受機構11(例えば、ボールベアリング)を介して相対回転可能に支持されている。
第1板状要素122は、第1筒状要素121に対してその外側に張り出して固定されている隅角が丸い略正方形板状であり、その厚さ方向に貫通する複数(例えば4個)の貫通孔1220が形成されている。第1板状要素122は、円板状、楕円板状、正多角形板状、平行四辺形板状など、第1支持部材12または第1筒状要素121の中心軸線を基準として回転対称性を有する形状に形成されていてもよく、台形板状のように当該回転対称性がない形状に形成されていてもよい。複数の貫通孔1220は、第1支持部材12または第1筒状要素121の中心軸線を基準として回転対称性を有するように配置されている。試料容器41が収容されたホルダ42が縦方向に貫通孔1220に挿入された状態で、第1板状要素122に対してクランプ機構等の適当な機械的固定手段により固定される。これにより、複数の試料容器41が、傾斜軸10の周囲に離間した状態で第1支持部材12により支持されている。第1板状要素121に外周縁から内側に連続的に延在するスリットが第1弾性部材14と干渉を回避するように形成され、当該スリットに対してホルダ42が横方向から内側に案内されたうえで第1板状要素122に対して固定されてもよい。
貫通孔1220とは別に貫通孔および/または穴(窪み)または溝が設けられるなど、第1板状要素122、ひいては第1支持部材12が肉抜きされていてもよい。これにより、第1支持部材12の軽量化が図られ、その結果として第1支持部材12の振動により回転駆動機1およびその他にかかる負荷の軽減が図られる。
ホルダ42には、試料容器41を冷却するための冷却媒体(例えば水)を循環させるための冷却媒体用配管が接続され、この冷却媒体用配管はフレキシブル配管を通じて外部の冷却媒体供給源に接続される。
第1弾性部材14は、長手方向に伸縮自在なゴムバンド、ゴム紐などの弾性を有する紐状または帯状の部材および/または巻きばねなどのばねにより構成されている。第1弾性部材14のそれぞれは、第1支持部材12の外周縁部(または外周縁部から外側に局所的に突出する連結用部材)および図1に示されているように基台1の上方に突出して設けられた複数のロッド状の連結用部材104のそれぞれに対して連結されている。第1弾性部材14がゴムバンドまたはゴム紐により構成されている場合、第1支持部材12の外周縁部および連結用部材104のそれぞれに対して単に回し掛けまたは結び付けられてもよい。
図2に示されているように、第1支持部材12の外周縁部の3時(第1支持部材12の中心軸線または回転軸20の軸線X2を基準とした方位を表わす。以下同じ。)の箇所と、基台1において1時半および4時半のそれぞれの箇所に配置された2つの連結用部材104のそれぞれとに対して、2つの(または単一の)紐状または長尺状の第1弾性部材14が連結されている。同様に、図2に示されているように、第1支持部材12の外周縁部の9時の箇所と、基台1において7時半および10時半のそれぞれの箇所に配置された2つの連結用部材104のそれぞれとに対して、2つの(または単一の)紐状または長尺状の第1弾性部材14が連結されている。これにより、図2に示されているように、第1支持部材12は、3時および9時のそれぞれの箇所において第1弾性部材14を介して基台1に対して連結されている。
すなわち、傾斜軸10の軸線C1を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の第1弾性部材14のそれぞれの一端部が第1支持部材12に連結され、かつ、回転軸20の軸線C2を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の第1弾性部材14のそれぞれの他端部が基台10に連結されている。
第1弾性部材14の個数および配置態様はさまざまに変更されてもよい。第1支持部材12または第1板状要素122において、その外周縁部よりも内側の箇所に第1弾性部材14が連結されていてもよい。第1支持部材12の側面だけではなく、上面側および/または下面側に第1弾性部材14が連結されていてもよい。第1弾性部材14の第1支持部材12に対する複数の連結箇所は傾斜軸10の軸線C1に対して回転対称性を有していなくてもよい。連結用部材104の個数は3個以下であってもよく、5個以上であってもよい。複数の連結用部材104の配置態様、ひいては第1弾性部材14の基台1に対する複数の連結箇所は回転軸20の軸線C2に対して回転対称性を有していなくてもよい。
例えば、図3に示されているように、第1支持部材12の外周縁部の(n+3)時半(n=0,1,2,3)の箇所および外周縁部よりも内側でn時の箇所のそれぞれと、基台1においてn時半の箇所に配置された連結用部材104との間に、2つの(または単一の)第1弾性部材14が連結されていてもよい。図4に示されているように、第1支持部材12の外周縁部のn時の箇所と、基台1においてn時の箇所に配置された連結用部材104との間に、単一の(または複数の)第1弾性部材14が連結されていてもよい。
第2支持部材22は、第2筒状要素221および第2板状要素222により構成されている。第2筒状要素221および第2板状要素222は一体的に構成されていてもよく、別個に構成されたうえで連結されていてもよい。第2筒状要素221は上から下にかけて段階的に拡径する段差付きの略円筒状であり、その内側において回転軸20に対して第2回転軸受機構21(例えば、ボールベアリング)を介して相対回転可能に支持されている。第2板状要素222は、第2筒状要素221に対してその外側に張り出して固定されている略円環板状である。第2板状要素222は、楕円板状、正多角形板状、平行四辺形板状など、第2支持部22または第2筒状要素221の中心軸線を基準として回転対称性を有する形状に形成されていてもよく、台形板状のように当該回転対称性がない形状に形成されていてもよい。
第2弾性部材24は、ワッシャ240、第1防振部材241、第2防振部材242、ボルト244およびナット246により構成されている。第1防振部材241は、略円筒状のシリコンゴムなどのゴムにより構成されている。第1防振部材241および第2防振部材242のそれぞれは、略円筒状または略円環状のシリコンゴムまたはブタジエンゴムなどの防振用ゴムにより構成されている。第1防振部材241および第2防振部材242のそれぞれを構成するゴムは同じであっても異なっていてもよい。基台1および第2支持部材22の間に単一または3つ以上の円筒状または円環状の防振部材が介装されたうえで、基台1および第2支持部材22に対して固定されていてもよい。
図1に示されているように、第1防振部材241、ワッシャ240(または円環状の金属板)および第2防振部材242が上から順に重ね合わせられた状態で基台1および第2板状要素222の間に介装され、これらを貫通するボルト244およびボルト244の端部に螺着されたナット246により基台1および第2支持部材22に対して固定されている。これにより、図2に示されているように、1時半、4時半、7時半および10時半のそれぞれの位置において第2支持部材22が第2弾性部材24を介して基台1に対して連結されている。すなわち、回転軸20の軸線C2を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の第2弾性部材24のそれぞれが基台10および第2支持部材22の間に介装されている。
第2弾性部材24の形状、個数および配置態様はさまざまに変更されてもよい。回転軸20を取り囲む単一の略円環状の第2弾性部材24または複数の円弧状の第2弾性部材24が第2支持部材22および基台1の間に介在していてもよい。第2弾性部材24の個数は3個以下であってもよく、5個以上であってもよい。複数の連結用部材104の配置態様、ひいては第1弾性部材14の基台1に対する複数の連結箇所は回転軸20の軸線C2に対して回転対称性を有していなくてもよい。
(機能)
当該構成の本発明の一実施形態としての試料破砕装置によれば、試料容器41に試料(破砕対象物)および破砕用媒体が収納された状態で、複数の当該試料容器41が傾斜軸10の周囲に離間された状態で第1支持部材12により支持される。この状態で、回転軸20の軸線X2が鉛直方向に平行になるような姿勢で当該回転軸20が回転駆動機構により回転駆動されることで、傾斜軸10が回転軸20の軸線X2まわりに回転駆動される。この際、第1支持部材12の回転軸10の軸線X1まわりの旋回運動および傾斜軸20の軸線X2まわりの回動が、第1弾性部材14を介して基台10に拘束される。このため、第1支持部材12が傾斜軸10の軸線X1まわりに振動するとともにその外周縁を上下に昇降させるように振動する。その結果、第1支持部材12により支持されている試料容器41が複数の方向のそれぞれに振動され、当該試料容器41に収容された試料が破砕用媒体により破砕される。
第1支持部材12の複数の方向への振動が、第1弾性部材14の伸縮運動によって基台1に吸収される。また、第1支持部材12の複数の方向への振動が、傾斜軸10、回転軸20および第2回転軸受機構21を介して第2支持部材22に伝搬され、第2支持部材22が振動するが、この振動が第2弾性部材24を介して基台1に吸収される。
第1弾性部材14は、第1支持部材12および基台1のそれぞれに連結されているだけであり、その伸縮運動が試料粉砕装置の他の構成要素により拘束される可能性が解消または低減されている。第2弾性部材22は、第2支持部材22および基台1の間に介在しているだけであり、その弾性変形が試料粉砕装置の他の構成要素により拘束される可能性が解消または低減されている。よって、当該他の構成要素との間の摩擦力または塵芥の噛み込みなどの問題が生じる可能性が解消または低減され、第1支持部材12の振動およびこれに伴う傾斜軸10および回転軸20などのその他の部材の振動が第1弾性部材14の伸縮運動により安定して基台1に吸収されうる。
(本発明の他の実施形態)
図5および図6に示されている本発明の他の実施形態としての試料破砕装置は、第1弾性部材14の構成を除いて前記実施形態と同様であるため、当該同様の構成については前記実施形態と同一符号を用いるとともに説明を省略する。
図5および図6に示されているように、第1弾性部材14は、基台1に対して固定された一対のばね部材141と、第1支持部材12またはこの実施形態では略円板板状の第1板状要素122に対して回動可能なローラ142と、当該一対のばね部材141に対して両端部が連結され、中間部においてローラ142に対して巻き掛けられたワイヤ144と、により構成されている。ワイヤ144は金属により構成されていてもよいが、それ自体が弾性を有するシリコンゴム等により構成されていてもよい。
図6に示されているように、本実施形態では3つのローラ142が1時、5時および9時のそれぞれの箇所に設けられている。ローラ142の個数および配置態様はさまざまに変更されてもよい。同じく、図6に示されているように、上面視で一対のばね部材141およびローラ142が略直線状に配置されている。
当該構成の本発明の他の実施形態としての試料破砕装置によれば、第1支持部材12の複数の方向への振動が、ワイヤ144を介してばね部材141の伸縮運動およびローラ142の回動によって基台1に吸収される。
1‥基台、2‥回転駆動機、10‥傾斜軸、11‥第1回転軸受機構、12‥第1支持部材、14‥第1弾性部材、20‥回転軸、21‥第2回転軸受機構、22‥第2支持部材、24‥第2弾性部材、41‥試料容器、42‥ホルダ、121‥第1筒状要素、122‥第1板状要素、200‥駆動用ドライバ、221‥第2筒状要素、222‥第2板状要素、1220‥貫通孔。

Claims (4)

  1. 基台と、
    前記基台に対して固定されている回転駆動機と、
    前記回転駆動機により回転駆動される回転軸と、
    前記回転軸に対して傾斜した状態で固定されている傾斜軸と、
    前記傾斜軸に対して当該傾斜軸の外側で第1回転軸受機構を介して相対回転可能に支持され、複数の試料容器を前記傾斜軸の周囲に離間させた状態で支持する第1支持部材と、
    前記第1支持部材および前記基台のそれぞれに連結されている、長手方向に伸縮自在な第1弾性部材と、を備えている
    試料破砕装置。
  2. 請求項1記載の試料破砕装置において、
    前記傾斜軸の軸線を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の前記第1弾性部材のそれぞれの一端部が前記第1支持部材に連結され、かつ、前記回転軸の軸線を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の前記第1弾性部材のそれぞれの他端部が前記基台に連結されている
    ことを特徴とする試料破砕装置。
  3. 請求項1または2記載の試料破砕装置において、
    前記回転軸を当該回転軸の外側で第2回転軸受機構を介して相対回転可能に支持する第2支持部材と、
    前記第2支持部材と前記基台との間に介在する、少なくとも部分的に弾性を有する第2弾性部材と、をさらに備えている
    ことを特徴とする試料破砕装置。
  4. 請求項3記載の試料破砕装置において、
    前記回転軸の軸線を基準として回転対称性を有する複数の箇所のそれぞれにおいて、複数の前記第2弾性部材のそれぞれが前記第2支持部材と前記基台との間に介在する
    ことを特徴とする試料破砕装置。
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