JP4100567B2 - 破砕装置 - Google Patents

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本発明は、植物の組織や種子類、動物の組織、プラスチック材料、鉱物材料などを分析・分画するために破砕する破砕装置に関するものである。
上記のような被破砕物を化学的に分析・分画するためには、被破砕物を均一に破砕する必要がある。従来の効率のよい破砕装置としては、被破砕物と破砕媒体とを収容した破砕容器に公転運動と自転運動とを同時に行わせることにより、微小ビーズからなる破砕媒体を立体的に運動させ、被破砕物に対する破砕媒体の衝突による圧縮と回転による摩砕で破砕する遊星型ミルが知られている。
このような破砕装置として、被破砕物と破砕媒体とを収容した破砕容器に往復振動を加えて効率的且つ安定した被破砕物の破砕を行うことができる破砕装置を本願出願人は先に提案している(特許文献1参照)。また、破砕効率及び安定化を図るために、細長い破砕容器の軸心に沿った姿勢を維持して軸心方向に相対移動する形状、寸法の単一の破砕媒体を用いた破砕装置(特許文献2参照)や、被破砕物を冷却する手段を設けた破砕装置(特許文献3参照)などを本願出願人は提案している。
図14は、上記従来技術に係る破砕装置の要部構成を示すもので、回転軸8にその軸心に対して軸心が傾斜した傾斜軸体11を設け、傾斜軸体11に相対回転自在に環状体15を外嵌させると共に、この環状体15に取り付けられた磁石16と、これに対極する固定磁石18との間の吸引により環状体15の回転を磁気的に拘束し、環状体15に取り付けられた環状保持体20の外周部に破砕媒体32と被破砕物とを収容した細長い破砕容器30を環状保持体20の軸芯と平行な姿勢で保持できるように構成したものである。前記回転軸8を図外のモータにより回転駆動すると、破砕容器30にはその軸芯方向の比較的長い行程の主往復移動とそれに直交する方向の比較的短い行程の副往復移動とが組み合わされた往復振動が加わり、破砕媒体32が相対回転しながら破砕容器30の底部に衝突することにより、破砕容器30が乳鉢、破砕媒体32が乳棒にように作用して、被破砕物が繊維質の多い植物組織や動物組織、あるいはプラスチック材料や鉱物材料のように硬いものであっても効率的に破砕することができる。
特公平6−36732号公報(第1〜3頁、図1) 特開2001−178444号公報(第3〜5頁、図2) 特開2000−202314号公報(第3〜5頁、図2)
上記のように破砕容器に主往復振動と副往復振動とを与えて被破砕物を破砕する破砕装置において、破砕媒体により被破砕物が効率的に破砕されるようにするには、往復振動により破砕媒体が破砕容器中で回転、移動する運動が効果的になされることが重要な要素となる。即ち、破砕容器内に収容された破砕媒体が往復振動により破砕容器の両端側に衝突して被破砕物を圧縮する作用がなされ、破砕媒体が回転することにより被破砕物を摩砕する作用がなされるため、圧縮及び摩砕による被破砕物の破砕が効率よくなされる位置に破砕容器を配置する必要がある。
本発明が目的とするところは、破砕容器に往復振動を与えて破砕容器中に収容した被破砕物を破砕する処理が効率よくなされるようにした破砕装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る破砕装置は、回転駆動される回転軸にその軸心に対して中心線が傾斜した傾斜軸部を設け、この傾斜軸部に中心線が一致するように環状体を相対回転自在に外嵌すると共に、この環状体にその回転を弾性的又は磁気的に拘束する拘束手段を係着し、前記環状体の外周に 回転駆動される回転軸にその軸心に対して中心線が傾斜した傾斜軸部を設け、この傾斜軸部に中心線が一致するように環状体を相対回転自在に外嵌すると共に、この環状体にその回転を弾性的又は磁気的に拘束する拘束手段を係着し、前記環状体の外周に被破砕物と破砕媒体とを収容した細長い破砕容器を円周上に多数保持する容器保持体を設けると共に、前記破砕容器の保持位置をその長さ方向の所定位置に調整する容器位置調整手段を設けてなり、前記容器位置調整手段は、環状保持体の外周に形成された破砕容器の挿入穴に挿入される破砕容器の挿入量を調整するための高さの異なる複数種のスペーサであって、これらは、破砕容器の蓋体下端と環状保持体の上面との間に介装されるとともに、破砕容器に套嵌される環状のスペーサであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、容器位置調整手段によって環状保持体に保持させる破砕容器の長さ方向の位置を調整することができるので、破砕容器にその長さ方向略中心の両側で対称的となる往復振動が加わる状態になるように調整すると、破砕媒体は主に破砕容器の長さ方向の両側で被破砕物を圧縮及び摩砕する作用をなすため、被破砕物は効率よく破砕される。また、容器位置調整手段により破砕容器の保持位置をその長さ方向内寸の中心を外れた所望位置を回転軸の軸心と環状体の軸心とが交差する交差点を通る環状体軸心と直交する放射線上に位置するように調整すると、破砕容器には一方端側で往復振動の振幅が大きくなる非対称の往復振動が加わることになるので、破砕容器の一方端側で主たる破砕作用を行わせることができる。破砕容器及び破砕媒体の長さ方向の両端側で形状が異なる場合には、破砕作用が大きく得られる端側で振幅が大きくなるようにすると、より効果的な破砕状態を得ることができる。
本発明に係る破砕装置によれば、破砕容器の位置を調整することができるので、破砕容器の長さ方向の両側で主たる破砕作用が得られる状態、あるいは一端側で往復振動の振幅が大きくなるように設定することができ、破砕容器及び破砕媒体の形状に応じて効率的な破砕状態を得ることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、従来構成と共通する構成要素には同一の符号を付している。
図1は、実施形態に係る細胞破砕装置1の全体構成を示すもので、外装体2内に配置されたケーシング29に防振コイル4を介して吊設されたベース板40に、モータ5aや減速機5bからなる駆動手段5が垂下状態に支持され、その出力軸が軸継手6を介してベース板40上に配設された軸受部7により鉛直な軸心回りに回転自在に支持された回転軸8に連結されている。詳細は後述するが、ケーシング29内には回転軸8に接続して破砕機能部50が配設されている。また、外装体2の上方に開口するケーシング29の開口部は開閉可能に扉9によって閉じられ、外装体2内には制御装置44や操作部45が配設され、操作部45の外部に配置された操作パネル45aから当該細胞破砕装置1の運転を操作することができる。
前記破砕機能部50の可動部分は蛇腹構造のゴム筒によって被覆され、頂部開口部分は封止キャップ33によって閉じられ、ケーシング29の底面に回転軸8及び軸受部7を通すために形成された開口部は遮蔽ゴム28によって閉じられているので、ケーシング29の内部は蒸気洗浄、薬品洗浄等によって洗浄することができる。破砕処理の繰り返しによって破砕機能部50及びケーシング29の内部は塵埃等によって汚れることは勿論のこと、被破砕物を飛散させてしまうこともあり得る。特に被破砕物が有害なものであったり、病原菌を含むものであった場合には、ケーシング29の内部を滅菌消毒して洗浄する必要がある。このときにも蒸気や薬品類が噴射されても可動部分に侵入することがなく、完全な洗浄作業が可能となっている。洗浄時にケーシング29内に溜まった液体は、ケーシング29の底面に設けられた排水栓34から排水ホース35を通じて外部に排出することができる。また、ケーシング29の内角部分や排水栓34の表面形状、各構成要素の内角部分などは全てアール形成され、隙間はコーキング材で埋められ、表面が滑らかな状態に仕上げられるので、窪み部分に塵埃や洗浄残滓などが残ることがなく、それらから細菌や微生物が発生増殖することがなく、被破砕物に異物が混入するコンタミネーションの発生を防止できるように構成されている。
図2は、前記破砕機能部50の構成を断面図として示すもので、回転軸8の上部には、その軸心hに対して軸心iが角度θに傾斜した状態で傾斜軸体11が嵌合され、傾斜リング12を介して回転軸8の上端部に螺合したナット13にて押圧固定されている。傾斜軸体11の外周には軸受14を介して相対回転自在に環状体15が装着されている。この環状体15には磁石(拘束手段)16が固定され、この磁石16に異極対向させて軸受部7にブラケット17により支持された対極磁石(拘束手段)18が配設されている。この磁石16と対極磁石18との間の磁気吸着力により、回転軸8及び傾斜軸体11が回転するのに伴って環状体15が回転することが弾性的に拘束され、傾斜軸体11の回転により環状体15が振れ運動するように構成されている。
前記環状体15には、その円周上に多数の破砕容器30を保持する環状保持体20が着脱交換可能に取り付けられている。環状保持体20の環状体15に対する取り付けは、環状保持体20の円周上に形成された複数箇所の固定穴から環状体15に形成されたネジ穴に固定ネジ21を螺入することによってなされる。環状保持体20の円周上に形成された多数の容器収容穴から環状体15の軸心iと平行に取り付けられた多数の容器ホルダ22内に、被破砕物及び破砕媒体32を収容した破砕容器30をそれぞれ挿入し、押圧板23を破砕容器30の蓋体31上に配し、固定ノブ25を環状保持体20に設けられた取付ボス24に螺入することにより、多数の破砕容器30は環状保持体20に固定される。
上記破砕容器30は、図4、図6に示すように、細長い円筒容器から成り、その開口部外周にねじ30aが形成され、開口部に蓋体31を螺合して密閉できるように構成されている。蓋体31には、その内周に環状シール部31aが形成され、蓋体31による破砕容器30の密閉性の向上が図られている。破砕容器30は、被破砕物の材質や量に応じて2ml〜50mlの容積のものが用いられ、環状保持体20もこの破砕容器30の大きさに応じた容器ホルダ22が装着できるように構成される。
また、破砕容器30内に被破砕物と共に収容される破砕媒体32は、図5、図7に示すように、破砕容器30の内径Dより大きい長さLの単一部材にて構成されたものが使用できる。図4に示す一端に載頭円錐部33が形成された破砕容器30に対しては、図5(a)に示すように、その一端部に破砕容器30の載頭円錐部33に対応する円錐形状の突出端部32aが形成されたものが適用される。また、図6に示す一端に半球部35が形成された破砕容器30に対しては、図6(a)に示すように、半球部35に対応する半球形状の突出端部32aが形成されたものが適用される。また、他端部は、蓋体32に形成された環状シール部31aと干渉したり、嵌まり込むことがないように小径部32bに形成されている。また、破砕媒体32の外径dは、破砕容器30の内径Dに対して2mm以下、内径dが小さい場合には1mm以下程度小さく設定されている。例えば、破砕容器30の容量が2mlの場合で、その内径Dは8mm、破砕媒体32の外径dは7mmに設定されている。また、図5(b)(c)、図7(b)(c)に示すように、破砕媒体32の突出端部32aには必要に応じて放射状又は螺旋状に1又は複数の溝34が形成されたものを用いると、植物繊維などのように破砕され難い被破砕物を切断しながら破砕することができる。
環状保持体20に被破砕物と破砕媒体32とを収容した破砕容器30を装着して細胞破砕装置1を運転させ、回転軸8を例えば1200〜2800rpmで高速回転させると、回転する傾斜軸体11に相対回転自在に外嵌された環状体15は傾斜軸体11と共に回転しようとするが、磁石16と対極磁石18との間の磁気吸着作用によって共回転が拘束されているので、回転軸8が1回転する毎に環状体15は軸心方向両側に振れ運動する。
環状体15に取り付けられた環状保持体20に保持された破砕容器30は、回転軸8の回転に伴って往復振動が加えられ、破砕容器30内では被破砕物に破砕媒体32が効果的に衝突し、その衝撃によって被破砕物は速やかに且つ均一に細胞破砕される。特に、図4、図6に示した破砕容器30の底部形状に対応する先端形状を備えた破砕媒体32では、破砕容器30の軸心にほぼ沿った姿勢を保持したまま相対回転しながら破砕容器30の底部に衝突する動きを繰り返し、破砕容器30が乳鉢、破砕媒体32が乳棒のように作用するので、被破砕物が大型の植物細胞や動物組織などであっても効率的に破砕がなされる。
破砕媒体32は破砕容器30に往復振動が与えられることにより、その突出端部32aが破砕容器30の底部に回転しながら衝突する状態と、小径部32bが蓋体31の内面に回転しながら衝突する状態と、破砕媒体32の周面が回転しながら破砕容器30の内周壁に衝突する状態とが繰り返されるので、被破砕物は破砕容器30内の上下で破砕媒体32による圧縮と摩砕を受ける状態となり、被破砕物の破砕処理が効率的になされる。
図4に示す破砕容器30と図5に示す破砕媒体32との組み合わせ、図6に示す破砕容器30と図7に示す破砕媒体32との組み合わせの場合では、主たる破砕作用は破砕媒体32の突出端部32aが破砕容器30の載頭円錐部33あるいは半球部35に回転しながら衝突することによってなされるので、破砕容器30の下側により大きな往復振動が与えられるように破砕容器30を配置するのが好ましい状態となる。このような破砕容器30内の下側で主たる破砕作用がなされる状態を促進するには、図2に示すように、環状体15が振れ運動する中心、即ち、回転軸8の軸心hと環状体15の軸心iとが交差する交差点kを通る環状体15の軸心iと直交する放射線m上より下側に破砕容器30の長さ方向内寸pの略中心が位置するように、環状保持体20により破砕容器30を保持すると、破砕容器30に加わる往復振動の振れ幅は下側で大きくなる非対称となり、主たる破砕作用が下側でなされて、より効率的な破砕効果が得られる。
破砕容器30は前述したように被破砕物の種類や量に応じて大きさの異なるものが使用されるので、小さい破砕容器30を環状保持体20に保持した状態と同一位置で大きな破砕容器30を保持すると、破砕容器30の長さ方向内寸pの中心位置が交差点kを通る放射線m上より下側の最も破砕効率のよい位置から外れることになる。このようなサイズの異なる破砕容器30においても良好な破砕作用がなされる状態を得るには、図3に示すように、環状保持体20に設けられた容器ホルダ22上にスペーサ(容器位置調整手段)51を配して環状体15が振れ運動する中心、即ち、回転軸8の軸心hと環状体15の軸心iとが交差する交差点kを通る環状体15の軸心iと直交する放射線m上より下側に破砕容器30の長さ方向内寸pの略中心が位置するようにする。前記スペーサ51の高さ寸法は任意に設定できるので、最も好ましい破砕状態が得られるように、破砕容器30のサイズに応じたスペーサ51を選択する。
被破砕物をより効率的に破砕するために、破砕容器30と破砕媒体32とを、図8に示す破砕容器30と図9に示す破砕媒体32との組み合わせ、あるいは、図10に示す破砕容器30と図11に示す破砕媒体32との組み合わせとして構成することができる。この構成では、破砕容器30の底部と蓋体31の両方に載頭円錐部33又は半球部35を形成し、破砕媒体32の両端に載頭円錐状又は半球状の突出端部32aを形成しているので、破砕容器30の両端側で被破砕物に対する破砕作用をほぼ均等に行わせることができる。
このような破砕容器30及び破砕媒体32が上下で同一の形状に形成されている場合には、上下でほぼ均等な破砕作用がなされるようにするため、図12に示すように、環状体15が振れ運動する中心、即ち、回転軸8の軸心hと環状体15の軸心iとが交差する交差点kを通る環状体15の軸心iと直交する放射線m上に破砕容器30の長さ方向内寸pの略中心が位置するように、環状保持体20により破砕容器30を保持すると、破砕容器30に加わる往復振動の振れ幅は破砕容器30の上下で対称となり、被破砕物には上下で破砕作用が加えられる結果、より効率的な破砕効果が得られる。
この場合においても破砕容器30は被破砕物の種類や量に応じて大きさの異なるものが使用される。このとき、小さい破砕容器30を環状保持体20に保持した状態と同一位置で大きな破砕容器30を保持すると、破砕容器30の長さ方向内寸pの略中心が交差点kを通る放射線m上から外れることになる。破砕容器30内の上下で均等に破砕作用がなされる状態を得られるよに、破砕容器30を保持するために、図14に示すように、環状保持体20の外周部に固定されて破砕容器30が挿入される容器ホルダ22を容器保持位置調整手段として、その深さを破砕容器30のサイズに応じて調整することができる。この容器ホルダ22の深さ調整によって、環状体15が振れ運動する中心、即ち、回転軸8の軸心hと環状体15の軸心iとが交差する交差点kを通る環状体15の軸心iと直交する放射線m上に破砕容器30の長さ方向内寸pの略中心を一致させることができ、破砕容器30に加わる往復振動の振れ幅は破砕容器30の上下で対称となり、被破砕物には上下で破砕作用が加えられる結果、より効率的な破砕効果が得られる。
破砕容器30の保持位置を調整する容器位置調整手段は、前述のようにスペーサ51の高さ調整や容器ホルダ22の深さ調整の他、環状保持体20の環状体15に対する取り付け高さ位置の変更、あるいは環状保持体20の外周部の形成高さの変更によっても実施することができる。
上記構成のように上下対称形状の破砕媒体32を用いる場合においても、図9、図11(b)〜(e)に示すように、突出端部32aや破砕媒体32の全長にわたって1又は複数の放射状や螺旋状の溝34を形成すると、植物等の繊維質の被破砕物を効果的に破砕することができる。
以上説明した各構成において、破砕媒体32は単一部材としているが、多数の小径ビーズを用いても、複数の金属球を用いても同様の破砕効果が得られる。
以上説明した通り本発明によれば、多数の被破砕物を均一且つ効率よく破砕できるので、DNA抽出による遺伝学研究や犯罪捜査、食品検査、考古学的検証、牛海綿状脳症(狂牛病)などの病原体の検出などに広く用いることができ、破砕品質、破砕効率に優れた破砕処理により正確且つ効率的な検査、研究等に寄与することができる。
実施形態に係る破砕装置の全体構成を示す側面図。 破砕機能部の構成を示す断面図。 破砕機能部の構成を示す断面図。 破砕容器の構成を示す断面図。 同上破砕容器に対応する破砕媒体の構成を示す側面図。 破砕容器の構成を示す断面図。 同上破砕容器に対応する破砕媒体の構成を示す側面図。 破砕容器の構成を示す断面図。 同上破砕容器に対応する破砕媒体の構成を示す側面図。 破砕容器の構成を示す断面図。 同上破砕容器に対応する破砕媒体の構成を示す側面図。 破砕機能部の構成を示す断面図。 破砕機能部の構成を示す断面図。 従来技術に係る破砕装置の構成を示す断面図。
符号の説明
1 破砕装置
8 回転軸
11 傾斜軸体
15 環状体
16 磁石(拘束手段)
18 対極磁石(拘束手段)
20 環状保持体
22 容器ホルダ(容器位置調整手段)
30 破砕容器
31 蓋体
32 破砕媒体
50 破砕機能部
51 スペーサ(容器位置調整手段)

Claims (1)

  1. 回転駆動される回転軸にその軸心に対して中心線が傾斜した傾斜軸部を設け、この傾斜軸部に中心線が一致するように環状体を相対回転自在に外嵌すると共に、この環状体にその回転を弾性的又は磁気的に拘束する拘束手段を係着し、前記環状体の外周に被破砕物と破砕媒体とを収容した細長い破砕容器を円周上に多数保持する容器保持体を設けると共に、前記破砕容器の保持位置をその長さ方向の所定位置に調整する容器位置調整手段を設けてなり、前記容器位置調整手段は、環状保持体の外周に形成された破砕容器の挿入穴に挿入される破砕容器の挿入量を調整するための高さの異なる複数種のスペーサであって、これらは、破砕容器の蓋体下端と環状保持体の上面との間に介装されるとともに、破砕容器に套嵌される環状のスペーサであることを特徴とする破砕装置。
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