JP4052433B2 - 回転体制振装置 - Google Patents

回転体制振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4052433B2
JP4052433B2 JP2002005793A JP2002005793A JP4052433B2 JP 4052433 B2 JP4052433 B2 JP 4052433B2 JP 2002005793 A JP2002005793 A JP 2002005793A JP 2002005793 A JP2002005793 A JP 2002005793A JP 4052433 B2 JP4052433 B2 JP 4052433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
rotating shaft
magnetic bearing
magnetic
bias
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002005793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003156100A (ja
Inventor
秀一 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002005793A priority Critical patent/JP4052433B2/ja
Publication of JP2003156100A publication Critical patent/JP2003156100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4052433B2 publication Critical patent/JP4052433B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は微小重力回転装置の回転軸支持機構に関し、微小な回転軸の振動も外部へ伝えることがなく、効果的に制振するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は現在宇宙で行なわれている回転装置の一例を示す平面図であり、図において、モータ、等の回転装置60には4本の支持部材61,62,63,64が取付けられ、放射状に伸びている。支持部材61〜64の先端には実験ボックス70,71,72,73が取付けられ、実験ボックス70〜73内には実験対象物、例えば植物、等が入れられる。このような装置は、無重力状態において回転装置60により0〜数十回転/秒程度の回転が与えられ実験ボックス70〜73内の対象物の実験が行なわれる。
【0003】
上記のような回転装置では、支持部材61〜64の先端に実験ボックス70〜73が取付けられており、先端部が大きな形状である。又、実験ボックス70〜73内には種類の異なる実験対象物が収納され、実験物の大きさも種々異なり、装置全体は回転軸中心に対称な配置ではあるが、収納される実験対象物はアンバランスである。従って、回転により支持部材61〜64及び実験ボックス70〜73には振動が発生し、振動が発生すると実験対象物を変動させたり、悪影響を及ぼすことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記に説明した回転装置においては、宇宙における微小重力空間で実験ボックス内へ実験対象物を入れ、実験ボックスを回転させて実験を行う際に、実験ボックス間のアンバランスに起因して回転軸に振動が発生する。この振動は、回転軸を介して周囲環境へ伝播し、周囲の宇宙機器へも影響を及ぼし、機器の制御、等にも影響を与えるが、このような振動は本出願人が提案した微小重力回転装置により磁気軸受を配設し、磁気軸受を制御することにより効果的に吸収することができるようになった。次にこの概要を説明する。
【0005】
図10は本発明の出願人が提案した特許出願も了している先行技術に係る回転装置を示し、(a)は側面図、(b)は(a)におけるC−C矢視図、(c)はD−D断面図である。(a)図において10は回転体全体を収納するケーシングであり、ケーシング10には上下に空間10a,10bが設けられている。上下の空間10a,10b内の周囲には磁気軸受11,12が配設されている。
【0006】
磁気軸受11,12は、それぞれ空間10a,10b内の周囲に励磁用のコイル1,2を配設して磁気軸受を構成している。3,4はそれぞれ空間10a,10b内のコイル1,2の内側に配設された振動センサであり、後述するように回転軸30の振動又は変位を検出し、この変位より回転軸30の振動が検出できるものである。振動センサ3,4は(c)図に示すように周囲に対称に複数個(図示の例では4個)が配置され、±X,±Y方向の回転軸30の振動変位を検出する構成である。30は前記した回転軸であり、両端がそれぞれ空間10a,10b内に配置され、モータ13に連結し、磁気軸受11,12で両端部が軸支される。従って、回転軸30はコイル1,2とは、それぞれ所定の隙間を保って磁力により空間部に支持されモータ13で回転される。回転軸30の周囲には(b)図にも示すように、X、Y軸方向に4本のアーム24,25,26,27で固定され、水平に伸び先端には実験ボックス20,21,22,23が取付けられている。
【0007】
上記構成において、回転軸30の軸受は磁気軸受11,12であり、回転軸30はケーシング10の支持部には接触せず、磁力により支持する構成とし、回転軸30に振動が発生すると、その振動は回転軸30両端周囲のX、Y軸に配置した複数個の振動センサ3,4で検出する。振動センサ3,4では、後述するように、回転軸30の振動又は変位を検出して、その信号を制御装置へ入力し、制御装置ではギャップが小さくなると、このギャップを元の隙間に戻すように対応するコイル1,2の位置の電流を制御し、振動を能動的に吸収するものである。
【0008】
コイル1,2としては、図示省略するが、例えば、コイルを独立した複数個(図示の例では4個)の巻線を、それぞれX軸、Y軸の4方向へ磁力が作用するように配設しておき、回転軸30の振動や変位に応じて変位が大きく、コイルとのギャップの変動が一番大きい個所のコイルの励磁を制御し、回転軸30との反発力、もしくは吸引力を調整し、振動による変位を吸収するような構成とする。
【0009】
図11は制御の系統図であり、回転軸30上端周囲に配設された振動センサ3a,3b,3c,3d及び下端の振動センサ4a,4b,4c,4dからの各検出信号は制御装置14へ入力される。制御装置14はモータ13を駆動させて回転軸30を回転させると共に、各振動センサ3,4のX、Y軸4方向の回転軸端の振動に伴う変位を監視し、センサと回転軸間のギャップが要求値よりも小さくなるか又は大きくなるとX、Y軸の対応する個所のコイル1,2の巻線の励磁電流を制御し、この間の回転軸30とコイル間の反発力又は吸引力を強めギャップを元の位置へ戻すように作動させる。
【0010】
15は記憶装置であり、予め振動周波数に対する振幅又は加速度の要求値のパターンや振動モードがデータとして記憶されており、制御装置14では、振動センサ3,4からの回転軸30の振動を監視するに当り、この要求値と比較し、回転軸が変位し、振動が大きくなり、かつ要求値を超える振動であると、コイルの励磁電流を制御して振動を吸収し、回転軸30の振動が要求値以下となるように絶えず制御する。
【0011】
上記の回転装置の磁気軸受で制振制御を行う際には、磁気軸受で回転軸を支持するバイアス制御と、能動制振制御を同時に行っている。バイアスと能動制振制御を同時に行うと、微小な振動を制振する場合に能動制御のため微小電流を通電するが、この場合に能動制御が不可能となることが起こる。又、能動制振制御の励磁電流の制御によってはバイアス能力が失われることも起こり得る。バイアス制御では回転軸を中心にセットするために、比較的強い電力で磁力を調整し、回転軸のバランスを取っており、そのために磁力による弾性支持力が固い支持力となり、回転軸の振動が微小な振動でも、磁気軸受を介して振動がケーシング側へ伝播されることが起こり、これら問題に対して何らかの対策が望まれていた。
【0012】
そこで本発明では、回転装置の磁気軸受に工夫を行い、能動制振用の磁気軸受と、バイアス用の磁気軸受とを別体とすることにより、磁気軸受を介してケーシングへ振動が伝播しないようにして、微小振動を効果的に吸収し、ケーシングの外部機器へ悪影響を及ぼさないようにすることが可能な回転体制御装置を提供することを課題としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の課題を解決するために次の手段を提供する。
【0014】
(1)ケーシング内で両端が磁気軸受で支持されモータにより回転駆動される回転軸を有し、同回転軸の周囲に重力を付加する対象物を入れる複数のボックスを取付けて構成される回転体制振装置であって、
前記回転軸の端部のそれぞれに制振用磁気軸受と、前記回転軸の位置保持を行うバイアス用磁気軸受を有するとともに、
回転軸の振動または変位を検出する振動センサーと、前記振動センサーの検出信号に基づき前記磁気軸受に供給する電流の制御を行う制御装置を有し、
前記制御装置は、前記振動センサーの検出信号に基づき、前記制御用磁気軸受による制振のための電流制御を行いつつ、前記バイアス用磁気軸受が加える前記回転軸の位置保持力を緩和するよう位置保持用の電流を減少させること
を特徴とする回転体制振装置。
【0019】
(2)更に、回転軸の中央部にも制振用磁気軸受を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転体制振装置。
【0020】
(3)更に、回転軸の中央部にもバイアス用磁気軸受を配設したことを特徴とする請求項1記載の回転体制振装置。
【0021】
(4)前記制振用及びバイアス用磁気軸受を複数備え、前記振動センサーの検出信号に基づき回転軸の振動の増大に応じて順次作動する個数を増加させるように制御することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の回転体制振装置。
【0022】
本発明の(1)においては、ケーシング内で両端が磁気軸受で支持されモータにより回転駆動される回転軸を有し、同回転軸の周囲に重力を付加する対象物を入れる複数のボックスを取付けて構成される回転体制振装置であって、前記回転軸の端部のそれぞれに制振用磁気軸受と、前記回転軸の位置保持を行うバイアス用磁気軸受を有するとともに、回転軸の振動または変位を検出する振動センサーと、前記振動センサーの検出信号に基づき前記磁気軸受に供給する電流の制御を行う制御装置を有し、前記制御装置は、前記振動センサーの検出信号に基づき、前記制御用磁気軸受による制振のための電流制御を行いつつ、前記バイアス用磁気軸受が加える前記回転軸の位置保持力を緩和するよう位置保持用の電流を減少させることを特徴とする
制振用の磁気軸受は回転軸に振動が発生すると、まず、バイアス用磁気軸受の位置保持力を弱めるような磁力を発生してバイアス用磁気軸受が発生している位置保持力を所定量弱め、位置保持力を緩和するように制御する。
同時に振動を吸収するような能動制振の制御を行うので、微小な振動が生じてもバイアス用磁気軸受の固い支持力で振動を外部へ伝播するようなことがなく、制振も効果的になされる。
【0026】
本発明の(2)においては、更に、回転軸の中央部にも制振用磁気軸受を設けた、回転軸の首振りを含む振動がより確実に制振することができる。
【0027】
本発明の(3)では、回転軸の中央部は、複数のバイアス用磁気軸受で位置保持されるので、回転軸の首振り振動は両端の複数の制振用の磁気軸受で制御され、回転軸の中心位置への制御は中央部の複数のバイアス用磁気軸受で確実になされる。
【0028】
なお、本発明の(4)では、前記制振用及びバイアス用磁気軸受を複数備え、前記振動センサーの検出信号に基づき回転軸の振動の増大に応じて順次作動する個数を増加させるように制御するので、振動の種類に応じて磁気軸受を最適な数に設定して運転することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基いて具体的に説明する。図1は本発明の実施の第1形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。図においてケーシング10内には、図10の先行技術の例と同じく空間10a,10bが形成され、空間10aには円筒状の上部固定材31が、空間10bには円筒状の下部固定材32が固定されている。
【0030】
上部固定材31には磁気軸受11、振動センサ3が図10の例と同じく複数個配設され、更に、バイアス用磁気軸受35a、スラスト用の磁気軸受33が取付けられ、下部固定材32にも振動センサ4、バイアス用磁気軸受35b、磁気軸受12が、それぞれ取付けられている。これら各磁気軸受11,35a,33で回転軸30の一端部が、磁気軸受12,35bで回転軸30の他端部が、それぞれ磁力の作用により非接触で支持される。この回転軸30は下部固定材32に取付けられたモータ34により回転駆動される。
【0031】
回転軸30には、図10で示す例と同様に、アーム24,25,26,27の一端が放射状に伸びて取付けられ、他端に実験ボックス20,21,22,23が支持されており、各実験ボックス20〜23内へは微小重力環境において重力を付加するための対象物が入れられ、回転駆動される。
【0032】
なお、上記の例では4本のアーム24〜27により4個の実験ボックス20〜23を支持する例で説明したが、アームを4本以上、例えば8本を放射状に配置し、8個の実験ボックスを配置するような構成でも良く、この個数は実験対象物の種類や大きさ、等により適宜設定すれば良いものである。
【0033】
図2は図1におけるA−A断面図、(b)はB−B断面図である。(a)に示すように、ケーシング10内には円筒状の上部固定材31が固定されており、上部固定材31には円環状の磁気軸受のコイルが取付けられ、回転軸30が挿通している。又、(b)に示すように、下部固定材32には、直交するX−Y座標軸に複数個(図示の例では4個)の振動センサ4が取付けられており、振動センサ4の下方にはバイアス用磁気軸受35bが配置され、下部固定材32に取付けられている。なお、上部固定材31に取付けられる振動センサ3、バイアス用磁気軸受35aも同様な配置となっている。
【0034】
上記構成の実施の第1形態において、回転軸30が回転すると、実験対象物の重量のアンバランスにより回転中に各実験ボックス20〜23間に加速度のアンバランスが生じ、回転軸30が振動しようとするが、この振動又は変位は、図10,図11の例で説明したように、回転軸30両端周囲のX、Y軸に配置した複数個の振動センサ3,4で検出する。振動センサ3,4では、後述するように、回転軸30の振動や変位を検出して、その信号を制御装置へ入力し、制御装置ではギャップが小さくなると、このギャップを元の隙間に戻すように対応するコイル1,2の位置の電流を制御し、振動を能動的に吸収するように制御するものである。
【0035】
一方、回転軸30は、振動が発生しない時には軸受部とは非接触で支持する必要があるので、バイアス用磁気軸受35a,35bのコイルへ励磁電流を流し、回転軸30が常時中心位置を保持するように設定されている。図10に示す例では回転軸30を中心に保持するのは能動制御用の磁気軸受11,12で能動制御と同時に行っており、このためバイアス用の電流で回転軸30が磁気力により強固な支持となり、微小な振動でも磁気軸受を介してケーシング10側へ振動が伝播したり、又、微小な振動の制振が効果的になされなかった。
【0036】
本実施の第1形態では、まず、第1の方法としてバイアス用磁気軸受35a,35bには回転軸30を中心位置へ保持するために、一定の位置保持用の励磁電流を加えておき、回転軸30に振動が発生すると、能動制振用の磁気軸受11,12のみを制御し、バイアス用磁気軸受35a,35bの振動に対応する個所のコイルの磁気力を弱めるように制御して位置保持力を弱めて自由度を高め、振動がバイアス用磁気軸受35a,35bを介してケーシング10側へ伝播しないようにする。同時に、磁気軸受11,12は発生した振動を弱められた位置保持力の状態で、図10,図11で説明したように励磁電流を制御して振動を吸収する。
【0037】
次に、第2の方法としては、バイアス用磁気軸受35a,35bには位置保持用の電流を加えておき、回転軸30に振動が発生すると、まず、バイアス用磁気軸受35a,35bの電流を制御してバイアス用磁気軸受35a,35bによる位置保持力を弱めて自由度を高めると共に、同時に能動制振用の磁気軸受11,12で同様に振動を吸収するような制御を行う。
【0038】
本実施の第1形態においては、上記の第1の方法によりバイアス用磁気軸受35a,35bは制振のための制御は行なわず、位置保持の作用のみを行い、能動制振用の磁気軸受11,12で制振と位置保持力を弱める両方の作用を行ない、微小な振動も効果的に制振してケーシングの外部へ振動を伝播しないようにすることができる。又、上記の第2の方法により、バイアス用磁気軸受35a,35bにより位置保持力を弱める制御を行うと共に、同時に能動制振用の磁気軸受11,12により制振の制御のみを行うようにしても、上記と同様に外部へ振動を伝播させずに、微小な振動でも効果的に制振することができるものである。
【0039】
図3は上記の制御の状態を示す信号のタイミング図を示し、磁気軸受11,12及びバイアス用磁気軸受35a,35bの複数のコイルのうち、1つのコイルを代表して示しており、(a)は上記の第1の方法、(b)は第2の方法の例である。(a)において、(1)は回転軸30に生じた振動波形であり、So は基準値を示している。(2)はバイアス用磁気軸受35a,35bに加えられる位置保持用の電流であり、(3)は能動制御用の磁気軸受11,12に加えられる位置保持力を緩和するための電流であり、振動が基準値So を超える間出力される。(4)は同じく磁気軸受11,12に加えられる能動制振用の電流で、同じく振動(1)が基準値So を超える間に出力される。このように(a)の方法では、バイアス用磁気軸受35a,35bは常時位置保持用の電流(2)を加えておき、磁気軸受11,12に位置保持緩和用の電流(3)及び能動制振用の電流(4)を加え、(5)に示すように振動(1)が基準値So を超えると、磁気軸受11,12が位置保持力を弱めると共に、制振を行い、振動(1)を基準値以内に抑えるようにする。
【0040】
(b)は第2の方法であり、(1)の振動に対し、基準値So を超えると、超えた間はバイアス用磁気軸受35a,35bには常時加えられる位置保持の電流を減少させ、この部分の位置保持力を緩和するように制御される。この状態で、磁気軸受11,12には能動制振用の電流(4)が加えられ、(5)に示すように基準値So を超えた間の振動を抑えることができる。
【0041】
図4は本発明の実施の第2形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。図において、本実施の第2形態においては、図1に示す実施の第1形態の回転軸30の軸受支持構造の構成に加え、更に能動制振を行う磁気軸受36a,36bを追加した構成であり、その他の構成は図1に示す実施の第1形態と同じであるので詳しい説明は省略する。
【0042】
即ち、図4において、回転軸30の一端にはバイアス用磁気軸受35aを挟んで能動制振用の磁気軸受11と磁気軸受36aが配置され、他端にはバイアス用磁気軸受35bを挟んで能動制振用の磁気軸受12と磁気軸受36bが配置されている。バイアス用磁気軸受35a,35bは図10、図11で説明した先行技術と同じように、回転軸30の位置保持の機能を有し、磁気軸受11と36aは両方で回転軸30の一端の能動制振の機能を有し、磁気軸受12と36bは両方で回転軸30の他端の能動制振の機能を有するものである。その具体的作用は図11で説明した内容がそのまま適用されるので、詳しい説明は省略する。
【0043】
上記に説明した実施の第2形態においては、バイアス用磁気軸受35a,35bの両側には同じ機能を有する能動制振用の磁気軸受11と36a、及び12と36bとがそれぞれ配置されているので、回転軸30の制振制御のバランスが取れ、実施の第1形態と比べて高精度な制御を可能とするものである。
【0044】
図5は本発明の実施の第3形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。図において、本実施の第3形態においては、図1に示す実施の第1形態の回転軸30の軸受支持構造の構成に加え、更に、回転軸30の位置保持を行うバイアス用磁気軸受を追加した構成であり、その他の構成は図1に示す実施の第1形態と同じであるので詳しい説明は省略する。
【0045】
即ち、図5において、回転軸30の一端には能動制振用の磁気軸受11を挟んでバイアス用磁気軸受35cとバイアス用磁気軸受35dが配置され、他端には能動制振用の磁気軸受12を挟んでバイアス用磁気軸受35eと磁気軸受35fが配置されている。バイアス用磁気軸受35c〜35fは、それぞれの端部において両方で図10、図11で説明したと同じように回転軸30の位置保持の機能を有し、磁気軸受11は回転軸30の一端の能動制振の機能を有し、磁気軸受12は回転軸30の他端の能動制振の機能を有するものである。その具体的作用は図11で説明した内容がそのまま適用されるので、詳しい説明は省略する。
【0046】
上記に説明した実施の第3形態においては、能動制振用の磁気軸受11,12の両側には同じ機能を有する回転軸30の位置保持用の磁気軸受35cと35d、及び35eと35fとがそれぞれ配置されているので、回転軸30の制振制御及び位置保持のバランスが取れ、実施の第1形態と比べて高精度な制御を可能とするものである。
【0047】
図6は本発明の実施の第4形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。図において、本実施の第4形態においては、回転軸30の両端部に磁気軸受11,12を4個配置した構成である。なお、磁気軸受11,12は図示の例では4個の例であるが4個に限定されず任意の数を配置することができる。その他の構成は図1に示す構成と同じである。
【0048】
即ち、図6に示すように、上部固定材31には回転軸30の一端を能動的に制御して支持する磁気軸受11が、図の例では4個が取付けられており、回転軸30の振動に伴う変位を検出する振動センサ3が配置されている。同様に、下部固定材32にも、回転軸30の他端を能動的に支持する磁気軸受12が4個、及び振動センサ4が配置されている。
【0049】
上記構成の実施の第4形態においては、回転軸30の両端は複数個の磁気軸受11,12を図9で後述するように必要個数だけ作動させ、回転軸30が中心位置となるように位置保持がなされると共に、回転軸30に首振り等の振動が発生すると、前記したように振動センサ3,4からの変位を検出し、図11で述べたように、制御装置14が、その振動の変位をなくすように複数の磁気軸受11,12の励磁電流を制御して振動を能動的に吸収する。従って、多種ある振動モードに対して即応が可能となり、振動が確実に制振されると共に、仮に磁気軸受の一部が故障したとしても、安全な運転が可能となる。
【0050】
図7は本発明の実施の第5形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。図において、本実施の第5形態においては、図6に示す実施の第4形態において回転軸30の中央部にも複数の磁気軸受を追加し、回転軸30の両端部と中央部において複数の磁気軸受で支持する構成としたもので、その他の構成は図6と同じである。
【0051】
即ち、図7において、上部固定材31の回転軸30中央部に相当する位置に4個の磁気軸受37と振動センサ38が追加されている。その他の構成は図6と同じである。磁気軸受37は4個に限らず任意の複数個を設置することができ、磁気軸受37は、図1,図2で説明した構造の磁気軸受11,12と同じものであり、又、振動センサ38も図10で示したものと同じ配置で振動センサ3,4と同じである。
【0052】
上記構成の実施の第5形態においては、回転軸30の両端部、及び中央部が、それぞれ複数個の磁気軸受11,12,37で支持されており、図9で後述するように振動の大きさ、強さに応じて必要な個数だけを作動させ、回転軸30が中心位置となるように位置保持がなされる。更に、回転軸30に首振り等の振動が発生すると、前記したように振動センサ3,4,38からの変位を検出し、図11で述べたように、制御装置14が、その振動の変位をなくすように複数の磁気軸受11,12,38の励磁電流を制御して振動を能動的に吸収する。従って、多種ある振動モードに対して即応が可能となり、振動が確実に制振されると共に、仮に磁気軸受の一部が故障したとしても、安全な運転が可能となる。
【0053】
図8は本発明の実施の第5形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。図において、本実施の第6形態においては、図6に示す実施の第4形態において回転軸30の中央部にも複数のバイアス用磁気軸受を追加し、回転軸30の両端部と中央部において複数の磁気軸受で支持する構成としたもので、その他の構成は図6と同じである。
【0054】
即ち、図8において、上部固定材31の回転軸30中央部に相当する位置に4個のバイアス用磁気軸受39と振動センサ38が追加されている。その他の構成は図6と同じである。バイアス用磁気軸受39は4個に限らず任意の複数個を設置することができ、バイアス用磁気軸受39は、図2で説明した構造の磁気軸受35a、35bと同じものであり、又、振動センサ38も図10で示したものと同じ配置で振動センサ3,4と同じである。
【0055】
上記構成の実施の第6形態においては、回転軸30の両端部が複数の能動制振用の磁気軸受11,12で、及び中央部が複数個のバイアス用磁気軸受39で支持されており、図9で後述するように振動の大きさ、強さに応じて必要な個数だけを作動させる。回転軸30はバイアス用磁気軸受39によって中心位置となるように位置保持がなされると共に、回転軸30に首振り等の振動が発生すると、前記したように振動センサ3,4,38からの変位を検出し、図11で述べたように、制御装置14が、その振動の変位をなくすように複数の磁気軸受11,12の励磁電流を制御して振動を能動的に吸収する。従って、多種ある振動モードに対して即応が可能となり、振動が確実に制振されると共に、仮に磁気軸受の一部が故障したとしても、安全な運転が可能となる。
【0056】
図9は本発明の実施の第4形態における複数の磁気軸受11,12の駆動を制御する場合の制御のフローチャートである。この磁気軸受の制御は図11で説明した能動制振制御に加えて、制御装置14により行なわれるものである。なお、このフローチャートは図6に示す構成に基づいて説明するが、図7,図8に示す実施の第5,第6形態の構成にも同様に適用されるものである。
【0057】
図9において、回転装置の駆動が開始すると、制御装置14は、まず、ステップS1において、振動センサ3,4からの回転軸30の振動に伴う変位を検出し、この信号を取込む。ここで、制御装置14には、回転軸30の許容される下限の許容値を第1の許容値として設定しておき、更に第1の許容値よりもやや大きい第2許容値、第2許容値よりもやや大きい第3許容値をそれぞれ設定し、記憶させておく。S2において、検出した変位の大きさが下限の第1の許容値よりも大きいと、S3へ進み、S3において、その範囲を調べる。
【0058】
変位の大きさが、S3−1のように第1と第2の許容値の間にある場合には、S4−1において複数の磁気軸受11,12のうち、S4−1においてそれぞれ1個の磁気軸受のみを作動させ、S3−2のように、第2と第3の間にあり、振動の変位がある程度大きい場合には、S4−2において、複数の磁気軸受のうち予め定められた所定数、例えば、4個のうちの2個を作動させ、S3−3のように第3の上限よりも大きい場合には、S4−3において全部の磁気軸受、即ち、4個の場合には全数の4個を作動させる。又、S2において、センサからの信号が許容値よりも小さいと、S4−1へ進み、1個のみの磁気軸受を作動させる。
【0059】
S4において、作動させる磁気軸受が定まると、S5において、図10,図11で説明したと同じように能動制振の制御を行い、振動を吸収し、S6において運転継続であれば、S1へ戻り再び同様の制御を繰り返し、運転終了であれば制御を終了する。このような制御は、回転軸30のそれぞれの端部、中央部において実施されるものである。
【0060】
上記のように、回転軸30の両端において、それぞれの端部において、振動センサ3,4からの信号により、その振動の大きさに応じて、複数の磁気軸受のうち、適正な数の磁気軸受のみを作動させ、振動の大きさに応じて、1個の場合、中間数の場合、全数の場合と、磁気軸受の作動数を制御する構成としたので、回転装置の回転に伴う多様な振動モードに対しても広範囲に即応が可能となるものである。
【0061】
なお、回転軸30の中央部に磁気軸受を設ける図7,図8の構成においても、同様に中央部において、図7の構成においては4個の制振用磁気軸受37を、図8の構成においては4個のバイアス用磁気軸受39を、それぞれ図9に示す制御のフローチャートに基いて、作動を制御するものである。
【0062】
又、上記に説明した図6,図7,図8の構成の応用例として、回転軸30の両端部に複数のバイアス用磁気軸受を、中央部に複数の制振用磁気軸受を配置する構成、又、一端部に複数のバイアス用磁気軸受を、他端に複数の制振用磁気軸受を、中央部に複数の制振用磁気軸受を、それぞれ配置する構成とすることもできる。又、更に、一端にのみ制振用磁気軸受を配置し、他端と中央部には複数のバイアス用磁気軸受を、それぞれ配置する構成とすることもできる。このように、回転軸の一端、他端、中央部の3個所において磁気軸受の配置を種々組合せて配置する構成としても同様の効果が得られるものである。
【0063】
又、図9において、S3で振動の大きさを調べ、S4で作動する磁気軸受の数を設定する制御を行ったが、これに代えて、S4において、各複数の磁気軸受の制振用磁気軸受の位置保持用の電流、バイアス用磁気軸受のバイアス電流を、それぞれ振動の大小に応じて増減させるように制御することもできる。このように制御しても上記と同様に回転軸の制振を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明の回転体制振装置は、(1)ケーシング内で両端が磁気軸受で支持されモータにより回転駆動される回転軸を有し、同回転軸の周囲に重力を付加する対象物を入れる複数のボックスを取付けて構成される回転体制振装置であって、前記回転軸の両端の各磁気軸受は、それぞれ制振用の磁気軸受と、前記回転軸の位置保持を行うバイアス用磁気軸受の2個からなることを特徴としている。
【0065】
上記構成により、バイアス用磁気軸受は回転軸を中心に位置させるように磁気力で回転軸を保持する。制振用の磁気軸受は回転軸に振動が発生すると、まず、バイアス用磁気軸受の位置保持力を弱めるような磁力を発生してバイアス用磁気軸受が発生している位置保持力を所定量弱め、位置保持力を緩和するように制御する。同時に振動を吸収するような能動制振の制御を行うので、微小な振動が生じてもバイアス用磁気軸受の固い支持力で振動を外部へ伝播するようなことがなく、制振も効果的になされる。
【0066】
本発明の(2)においては、回転軸両端の各磁気軸受は、バイアス用磁気軸受を挟んで両側に制振用磁気軸受を配列して構成されるので、上記(1)の発明と同様に回転軸に発生する振動をケーシングの外部へ伝播させずに制振を効果的に行うことができ、更に、制振用の磁気軸受が両端において、それぞれ2個がバランス良く配置されているので、より効果的な制振が可能となる。
【0067】
本発明の(3)においては、回転軸両端の磁気軸受は、制振用磁気軸受を挟んで両側にバイアス用磁気軸受を配列して構成するので、上記(1)の発明と同様に回転軸に発生する振動をケーシングの外部へ伝播させずに制振を効果的に行うことができ、更に、バイアス用磁気軸受が両端において、それぞれ2個がバランス良く配置されておるので、回転軸の位置保持が正確になされると共に、より効果的な制振がなされる。
【0068】
本発明の(4)では、バイアス用磁気軸受は、制振用の磁気軸受が制振制御を行っている間は、回転軸の位置保持力を所定量だけ弱めるように励磁電流を制御し、バイアス用磁気軸受の回転軸の位置保持力を緩和する。そのために回転軸の振動はバイアス用磁気軸受において自由度が高まり、振動がバイアス用磁気軸受を介してケーシングへ伝播されることがなく、この振動は制振用の軸受により効果的に制振される。
【0069】
本発明の(5)においては、回転軸の両端の磁気軸受は、それぞれ複数の磁気軸受で構成されているので、その支持力が強固となり、故障する磁気軸受があったとしても機能を失うことがなく、多種ある振動モードに対しても、広範囲に対応可能となる。又、本発明の(6)においては、回転軸の中央部にも複数の磁気軸受を設けたので、回転軸の首振りを含む振動がより確実に制振することができる。
【0070】
本発明の(7)では、回転軸の中央部は、複数のバイアス用磁気軸受で位置保持されるので、回転軸の首振り振動は両端の複数の制振用の磁気軸受で制御され、回転軸の中心位置への制御は中央部の複数のバイアス用磁気軸受で確実になされる。
【0071】
本発明の(8)では、両端部及び中央部の複数の磁気軸受は、回転軸の振動の強さに応じて、作動させる個数を適正に制御するので、振動の種類に応じて磁気軸受を最適な数に設定して運転することができ、上記(5)から(7)の発明の振動制御の信頼性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。
【図2】図1に示す断面図で、(a)はA−A,(b)はB−B断面図である。
【図3】本発明の実施の第1形態に係る制振機能を示す信号のタイミング図であり、(a)はバイアス用磁気軸受を制御しない方法、(b)はバイアス用磁気軸受を制御する方法を、それぞれ示す。
【図4】本発明の実施の第2形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。
【図5】本発明の実施の第3形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。
【図6】本発明の実施の第4形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。
【図7】本発明の実施の第5形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。
【図8】本発明の実施の第6形態に係る回転体制振装置を示す内部の断面図である。
【図9】本発明の実施の第4〜第6形態に係る磁気軸受の作動を制御する制御のフローチャートである。
【図10】本発明の先行技術に係る回転装置を示し、(a)は内部の側面図、(b)は(a)におけるC−C矢視図、(c)は(a)におけるD−D矢視図である。
【図11】図10に示す回転装置の制御系統図である。
【図12】宇宙における回転式実験装置の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
3,4,38 振動センサ
10 ケーシング
11,12,33,36a,36b,37 磁気軸受
20〜23 実験ボックス
24〜27 アーム
30 回転軸
31 上部固定材
32 下部固定材
34 モータ
35a,35b,35c,35d,35e,35f,39
バイアス用磁気軸受

Claims (4)

  1. ケーシング内で両端が磁気軸受で支持されモータにより回転駆動される回転軸を有し、同回転軸の周囲に重力を付加する対象物を入れる複数のボックスを取付けて構成される回転体制振装置であって、
    前記回転軸ののそれぞれに制振用磁気軸受と、前記回転軸の位置保持を行うバイアス用磁気軸受を有するとともに、
    回転軸の振動または変位を検出する振動センサーと、前記振動センサーの検出信号に基づき前記磁気軸受に供給する電流の制御を行う制御装置を有し、
    前記制御装置は、前記振動センサーの検出信号に基づき、前記制御用磁気軸受による制振のための電流制御を行いつつ、前記バイアス用磁気軸受が加える前記回転軸の位置保持力を緩和するよう位置保持用の電流を減少させること
    を特徴とする回転体制振装置。
  2. 更に、回転軸の中央部にも制振用磁気軸受を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転体制振装置。
  3. 更に、回転軸の中央部にもバイアス用磁気軸受たことを特徴とする請求項1記載の回転体制振装置。
  4. 前記制振用及びバイアス用磁気軸受を複数備え、前記振動センサーの検出信号に基づき回転軸の振動の増大に応じて順次作動する個数を増加させるように制御することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の回転体制振装置。
JP2002005793A 2001-09-05 2002-01-15 回転体制振装置 Expired - Fee Related JP4052433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005793A JP4052433B2 (ja) 2001-09-05 2002-01-15 回転体制振装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-269398 2001-09-05
JP2001269398 2001-09-05
JP2002005793A JP4052433B2 (ja) 2001-09-05 2002-01-15 回転体制振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003156100A JP2003156100A (ja) 2003-05-30
JP4052433B2 true JP4052433B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=26621729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002005793A Expired - Fee Related JP4052433B2 (ja) 2001-09-05 2002-01-15 回転体制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4052433B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100669145B1 (ko) 2004-10-30 2007-01-15 한국전력공사 초전도 부양 회전장치
JP4709986B2 (ja) * 2005-10-18 2011-06-29 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 磁気軸受シャフトシステム
DE102007027711A1 (de) * 2007-06-15 2008-12-18 Pfeiffer Vacuum Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Anordnung mit Vakuumpumpe und Anordnung mit einer Vakuumpumpe
JP5273367B2 (ja) * 2008-11-19 2013-08-28 トクデン株式会社 磁気軸受の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003156100A (ja) 2003-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7694540B2 (en) Device and method for damping vibration of rotating shaft system
Keogh et al. Rotor vibration with auxiliary bearing contact in magnetic bearing systems part 1: synchronous dynamics
JPH07145848A (ja) 振動消去装置
JP4052433B2 (ja) 回転体制振装置
WO2002042154A1 (fr) Mecanisme de soutien pour appareil de rotation en microgravite
JP2000240718A (ja) 圧縮機の振動減衰装置
JP2003166535A (ja) 回転装置の磁気軸受制振機構
US20020125373A1 (en) Rotation stabilizing device in a microgravitational rotating apparatus
WO2021261036A1 (ja) 試料破砕装置
JPH0884454A (ja) 回転機械の制振装置
JP2003072696A (ja) 微小重力回転装置の回転軸バネ支持構造
JP4617986B2 (ja) フライホイールエネルギ貯蔵装置
JP2003079097A (ja) 微小重力回転装置の駆動モータ
JP2003072700A (ja) 微小重力回転装置の回転軸連結機構
JP2003161321A (ja) 回転装置の姿勢制御システム
JPH10138988A (ja) スラスター付船舶の振動防止装置
CN108768071A (zh) 一种超临界转速轴系装置及其制动方法
JP2002154500A (ja) 微小重力回転装置
JP2002264900A (ja) 微小重力回転体の偏心回転制御システム
JP2002173100A (ja) 微小重力環境におけるアクティブ制振システム
JP2002221256A (ja) 微小重力回転装置
JP3551795B2 (ja) 多重弾性支持構造を持つフライホイールバッテリ支持装置
JP2004197764A (ja) 機器支持装置及び振動体を具備した機器支持装置
JP2003072698A (ja) 微小重力回転装置の検証装置
JP2002266935A (ja) 微小重力回転体防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees