JP2022018594A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍保存した食材は解凍した後に加熱することが必要であるが、従来の方法では、加熱ムラが発生するという課題があった。この課題を鑑みて、冷凍保存した食材でも食材内部の解凍と食材外部の焼き上げを最適に行い、加熱ムラがなく焼き上げることができる加熱調理器を提供する。【解決手段】調理物を収納する加熱室と、加熱室にマイクロ波を照射するマイクロ波加熱手段と、加熱室に配置された輻射熱加熱手段と、マイクロ波加熱手段、及び輻射熱加熱手段の駆動を制御する制御手段と、制御手段に対し、マイクロ波加熱手段のみを駆動する第1工程と、第1工程に引き続き、マイクロ波加熱出段を駆動させるとともに輻射熱加熱手段を駆動させる第2工程と、第2工程に引き続き、マイクロ波加熱手段を停止し、輻射熱加熱手段を駆動させる第3工程とを実行させる制御メニューを設定できる操作手段と、を備えた。【選択図】図13

Description

本開示は、レンジ加熱とグリル加熱が可能であり、加熱庫内に入れた調理物に対して自動で加熱制御できる加熱調理器に関するものである。
従来より、マグネトロンにより加熱するレンジ加熱と、電気ヒーターにより加熱するグリル加熱の機能を有し、それらを組み合わせて調理を行うことができる加熱調理器が存在している。例えば、特許文献1のものでは、メニューから焼き物料理を選択した場合には、レンジ加熱で被調理物内部を加熱した後、ヒーター加熱で調理が行えるようにしたもの(従来方法1)や、低出力でレンジ加熱とヒーター加熱の同時加熱、その後に、ヒーター加熱とオーブン加熱の同時加熱、その後に、高温スチーム加熱、その後に、ヒーター加熱を行うようにしたもの(従来方法2)が、記載されている。
特開2007-10164号公報
冷凍保存した食材の場合には、常温食材を焼き上げるのと同様に、加熱初期から焼き上げるように高出力でヒーター加熱を行ってしまうと、内部が冷たい状態(半生状態)で仕上がってしまう。そこで、最初に食材を解凍したのちに加熱することが必要になる。しかし、従来方法1の場合には、レンジ加熱で冷凍食材の内部を解凍した後に、ヒーター加熱を行うので、ヒーター加熱の初期段階、まだ加熱庫内部が温かくなっていない状況で食材内部の熱が逃げてしまい、加熱ムラが発生する課題がある。
また、従来方法2のように、レンジ加熱とヒーター加熱を最初から行ってしまうと、冷凍食材の内部が解凍されるまえに、食材の外部が温かくなり水分が発生してしまうので、加熱ムラが発生するという課題がある。
本開示は、このような課題を解決するもので、冷凍保存した食材でも食材内部の解凍と食材外部の焼き上げを最適に行い、加熱ムラがなく焼き上げることができる加熱調理器を提供することを目的としている。
本開示に関する加熱調理器は、調理物を収納する加熱室と、加熱室にマイクロ波を照射するマイクロ波加熱手段と、加熱室に配置された輻射熱加熱手段と、マイクロ波加熱手段、及び輻射熱加熱手段の駆動を制御する制御手段と、制御手段に対し、マイクロ波加熱手段のみを駆動する第1工程と、第1工程に引き続き、マイクロ波加熱出段を駆動させるとともに輻射熱加熱手段を駆動させる第2工程と、第2工程に引き続き、マイクロ波加熱手段を停止し、輻射熱加熱手段を駆動させる第3工程とを実行させる制御メニューを設定できる操作手段と、を備えたものである。
本開示の加熱調理器により、加熱ムラを抑制して、冷凍食材の解凍から焼き上げまでを効率的に行う事ができる。
実施の形態1に係る加熱調理器の設置例を説明する図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の概略構成図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の上面図である。 実施の形態1に係る左表示部、左火力表示部および左操作部を拡大した図である。 実施の形態1に係る右表示部、右火力表示部および右操作部を拡大した図である。 実施の形態1に係る中央表示部、中央操作部および中央加熱状況表示部を拡大した図である。 中央表示部に表示される調理メニューの一例である。 実施の形態1に係る加熱調理器の制御ブロック図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の制御メニューを示す図である。 実施の形態1に係る中央表示部に表示される初期画面である。 実施の形態1に係る中央表示部に表示される調理メニューの一例である。 実施の形態1に係る中央表示部に表示される調理メニューの一例である。 実施の形態1に係るレンジグリル調理の制御を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る内部加熱工程を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る冷凍判定を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る内部加熱工程での中央加熱状態表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係る内部加熱工程での中央表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係る内外加熱工程を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る内外加熱工程での中央加熱状態表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係る内外加熱工程での中央表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係る外部加熱工程を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る外部加熱工程での中央加熱状態表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係る外部加熱工程での中央表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係る外部加熱工程での中央表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係る調理終了後での中央表示部での表示を示す図である。 実施の形態1に係るレンジグリル調理での温度遷移を示す図である。 実施の形態1に係る内部加熱工程での温度遷移を示す図である。 実施の形態1に係る内外加熱工程での温度遷移を示す図である。 実施の形態1に係る内外加熱工程での電力遷移を示す図である。 実施の形態1に係る外部加熱工程での温度遷移を示す図である。 実施の形態1に係る外部加熱工程での電力遷移を示す図である。 実施の形態2に係る内部加熱工程を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る冷凍判定を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る内部加熱工程を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る内外加熱工程を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るレンジグリル調理での温度遷移を示す図である。 実施の形態3に係る内部加熱工程での温度遷移を示す図である。 実施の形態3に係る内部加熱工程での電力遷移を示す図である。 実施の形態3に係る内外加熱工程での温度遷移を示す図である。 実施の形態3に係る内外加熱工程での電力遷移を示す図である。
以下、本発明に係る加熱調理器について図面を参照して説明する。図面に示す加熱調理器は、本発明の加熱調理器が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された加熱調理器によって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器100の設置例を説明する図である。本実施の形態の加熱調理器100は、上部に調理台を備えたキッチン家具200に組み込まれて使用されるビルトイン型(組込み型)のIHクッキングヒータである。加熱調理器100は、本体1と、本体1の上に設置されたトッププレート2とを有する。トッププレート2は、キッチン家具200の天面を構成するキッチン天板の上に露出している。
トッププレート2は、例えば、耐熱性のガラス板と、ガラス板の周囲に取り付けられた金属の枠体とにより構成される。トッププレート2の上面には、左加熱口20Lと、右加熱口20Rの2つの加熱口が設けられている。左加熱口20Lと右加熱口20Rは、鍋またはフライパンなどの調理容器が載置される領域を示すものである。トッププレート2の奥側には、排気口カバー4が設けられている。排気口カバー4は、通気性を有するパンチングメタル又は格子状の金属部材で構成されていて通気性があり、通気抵抗が少ない。加熱調理器100からの排気は、排気口カバー4を通過して加熱調理器100の外へ流出する。
加熱調理器100の本体1の前面には、本体1の内部に配置される加熱室5(図2)の前面を開閉する加熱扉50が設けられている。加熱扉50には、加熱扉50を開閉するための取っ手51が設けられている。
図2は、実施の形態1に係る加熱調理器100を側方から見た縦断面模式図である。図2に示すように、左加熱口20Lの下方には、左誘導加熱手段3Lが設けられている。同様に、右加熱口20Rの下方にも右誘導加熱手段3Rが設けられている。これら、誘導加熱手段は、例えば銅線またはアルミ線などの導線が巻回してなる円形の加熱コイルであり、高周波電流が供給されることで高周波磁界を発生する。これにより、左加熱口20Lおよび右加熱口20R上に配置された調理容器が誘導加熱される。
本体1の内部であって、誘導加熱手段3の下方には、加熱室5が設けられている。加熱室5は、加熱室5内に収容される調理容器内の調理物を加熱するための装置である。加熱室5の前面には、調理容器を出し入れするための開口が形成されている。加熱室5の開口は、加熱扉50により開閉自在に覆われている。加熱扉50は、本体1とヒンジおよびアーム(図示せず)により回動自在に支持されている。これにより、加熱扉50は、下端部を支点(回動中心)として前方に開く構成となっている。なお、加熱扉50は、スライドレールによって、調理容器を下方から支持する支持部材と一体的に引き出されてもよい。
加熱扉50には、加熱扉50の開閉を検知するための開閉検知部52が設けられる。開閉検知部52は、例えばマイクロスイッチまたは赤外線センサである。加熱室5の後方には、加熱室5内に収容される調理容器内の調理物を加熱するマイクロ波加熱手段6が設けられている。このマイクロ波加熱手段6は、加熱室5内にマイクロ波を照射することで、加熱庫に置かれた調理物を加熱する、いわゆるレンジ加熱を行う。
また、加熱室5には、調理物を上下から、いわゆるヒーター加熱をする上側輻射熱加熱手段8a、及び、下側輻射熱加熱手段8bが設けられている。なお、上側輻射熱加熱手段8aは加熱室5内天井面に、下側輻射熱加熱手段8bは加熱室5内床面に配置されており、共に、シーズヒータである。
また、加熱室5には、加熱室5内の調理物の温度を非接触で検知する、非接触式温度センサである赤外線センサ53が設けられる。この赤外線センサ53によって検知される温度範囲は、例えば-20℃~100℃に設定される。これにより、調理物の加熱度合を、例えば1℃刻みで精度良く、リアルタイムで検出することができる。
また、加熱室5には、加熱室5内の雰囲気温度または加熱室5の壁面温度を検知する室内温度センサであるサーミスタセンサ54も設けられている。サーミスタセンサ54は、温度の変化を電気抵抗の変化で捉えて温度を検知するという特性から、検知できる温度の上限値は、250℃程度である。
図3は、実施の形態1に係る加熱調理器100の上面図である。図3に示すように、加熱調理器100のトッププレート2の上面の手前側には、左操作部40L、中央操作部40Mおよび右操作部40Rが設けられている。また、左操作部40L、中央操作部40Mおよび右操作部40Rの奥側には、左表示部30L、中央表示部30Mおよび右表示部30Rと、左火力表示部31Lおよび右火力表示部31Rと、中央加熱状況表示部31Mが設けられている。
また、右操作部40Rに隣接して、主電源キー400が設けられている。主電源キー400は、加熱調理器100の主電源をONまたはOFFする際に操作されるキーである。加熱調理器100の主電源がOFFの状態で主電源キー400が例えば数秒間押されることにより、主電源がONとなる。また、加熱調理器100の主電源がONの状態で、主電源キー400が例えば数秒間押されることにより、主電源がOFFとなる。
図4は、実施の形態1に係る左表示部30L、左火力表示部31Lおよび左操作部40Lを拡大した図である。左表示部30Lは、左加熱口20Lにおける加熱調理に関する情報を表示するものであり、例えば液晶ディスプレイで構成される。具体的には、左表示部30Lは、左加熱口20L上に載置された調理物に対するタイマー調理の設定時間、左加熱口20Lでの加熱動作を開始してからの経過時間、またはタイマー設定時間が終了するまでの残時間などを表示する。または、左表示部30Lは、左加熱口20Lにおける予熱調理を選択した場合には、自動的に設定された温度(デフォルト温度)、または現在の温度などを表示する。
左火力表示部31Lは、複数のLEDから構成され、左加熱口20Lの火力を複数段階に表示するものである。左火力表示部31Lは、複数のLEDの点灯状態(点灯、消灯、点滅等)を切り替える、あるいは点灯色を切り替えることにより、火力を表現する。これにより、使用者に直感的で分かりやすい火力の報知を行うことができる。
左操作部40Lは、左加熱口20Lにおける加熱調理に関する操作を入力するものである。図4に示すように、左操作部40Lは、5つの入力キー401L、402L、403L、404Lおよび405Lを備える。入力キー401L、402L、403L、404Lおよび405Lは、例えば使用者が指等で軽く触れた時の静電容量の変化を利用して入力できる静電容量方式のタッチセンサである。また、入力キー401L、402L、403L、404Lおよび405Lに対応して、発光部410Lが設けられる。発光部410LはLEDで構成され、入力キー401L、402L、403L、404Lおよび405Lの操作に応じて発光する。
入力キー401Lは、左加熱口20Lにおけるタイマー調理を選択する際に操作されるキーである。タイマー調理は、使用者が調理時間を設定し、設定された時間の間だけ誘導加熱動作を行う調理方法である。
入力キー402Lは、左加熱口20Lで実施する調理メニューを選択する際に操作されるキーである。入力キー402Lを押すごとに、複数の調理メニューの中から1つを選択することができる。調理メニューは、例えば、湯沸し、煮込み、揚げ物(自動調理)等である。調理メニューごとに、左誘導加熱手段3Lの駆動時間、火力または駆動パターン等が異なる。
入力キー403Lは、左加熱口20Lにおける加熱調理を開始または停止するために操作されるキーである。すなわち、入力キー403Lが押されることにより、左加熱口20Lの下方に配置される左誘導加熱手段3Lが駆動され、左誘導加熱手段3Lが駆動されている状態で入力キー403Lが押されることにより左誘導加熱手段3Lの駆動が停止され、加熱が停止される。
入力キー404Lおよび405Lは、左加熱口20Lにおける加熱調理時の火力を指定する際に操作されるキーである。入力キー404Lを押すことで、1段階ずつ火力が下げられ、入力キー405Lを押すことで、1段階ずつ火力が上げられる。
図5は、実施の形態1に係る右表示部30R、右火力表示部31Rおよび右操作部40Rを拡大した図である。右表示部30Rは、右加熱口20Rにおける加熱調理に関する情報を表示するものであり、例えば液晶ディスプレイで構成される。右表示部30Rに表示される右加熱口20Rにおける加熱調理に関する情報は、左加熱口20Lにおける加熱調理に関する情報と同じである。
右火力表示部31Rは、複数のLEDから構成され、右加熱口20Rの火力を複数段階に表示するものである。右火力表示部31Rは、左火力表示部31Lと同様に複数のLEDの点灯状態(点灯、消灯、点滅等)を切り替える、あるいは点灯色を切り替えることにより、火力を表現する。
右操作部40Rは、右加熱口20Rにおける加熱調理に関する操作を入力するものである。図5に示すように、右操作部40Rは、5つの入力キー401R、402R、403R、404Rおよび405Rを備える。入力キー401R、402R、403R、404Rおよび405Rは、例えば使用者が指等で軽く触れた時の静電容量の変化を利用して入力できる静電容量方式のタッチセンサである。また、入力キー401R、402R、403R、404Rおよび405Rに対応して、発光部410Rが設けられる。発光部410RはLEDであり、入力キー401R、402R、403R、404Rおよび405Rの操作に応じて発光する。
入力キー401Rは、右加熱口20Rにおけるタイマー調理を選択する際に操作されるキーである。入力キー402Rは、右加熱口20Rで実施する調理メニューを選択する際に操作されるキーである。入力キー403Rは、右加熱口20Rにおける加熱調理を開始または停止するために操作されるキーである。入力キー404Rおよび405Rは、右加熱口20Rにおける加熱調理時の火力を指定する際に操作されるキーである。入力キー404Rを押すことで、1段階ずつ火力が下げられ、入力キー405Rを押すことで、1段階ずつ火力が上げられる。
図6は、実施の形態1に係る中央表示部30M、中央操作部40M、中央加熱状況表示部31Mを拡大した図である。中央表示部30Mは、加熱調理器100全体の情報および警報を表示するものであり、液晶ディスプレイにより構成される。中央表示部30Mは、
誘導加熱手段3、マイクロ波加熱手段6、輻射熱加熱手段8の選択結果、各加熱手段の動作状態、各加熱手段による加熱調理に対する注意情報、または警告情報を表示する。中央表示部30Mは、ハードウェア上は1枚の液晶ディスプレイであるが、図6に示すように第1エリア301、第2エリア302および第3エリア303の3つの表示エリアを有し、表示エリアごとに異なる表示を行うこともできる。
中央加熱状況表示部31Mは、2段になっており、下段には、レンジの文字表示の後方のレンジ用LED310、グリルの文字表示の後方のグリル用LED311、オーブンの文字表示の後方のオーブン用LED312と、上段には、高温注意の文字と、左加熱口、加熱室、右加熱口を表す図示の前方にそれぞれ設置された高温注意用LED群313とで構成されている。
中央操作部40Mは、主に加熱室5における加熱調理に関する操作を入力するものである。図6に示すように、中央操作部40Mは、9個の入力キー411、412、413、414、415、416、417、418、419を備える。入力キー411、412、413、414、415、416、417、418、419は、例えば使用者が指等で軽く触れた時の静電容量の変化を利用して入力できる静電容量方式のタッチセンサである。また、入力キー411、412、413、414、415、416、417、418、419に対応して、発光部410Mが設けられる。発光部410MはLEDで構成され、入力キー411、412、413、414、415、416、417、418、419の操作に応じて発光する。
入力キー411は、加熱室5における加熱調理を開始するために操作されるキーであり、入力キー412は、加熱室5における加熱調理を停止または終了するために操作されるキーである。入力キー413は、加熱室5で実施する調理メニューを中央表示部30Mに表示させる際に操作されるキーである。
入力キー414および415は、中央表示部30Mの第1エリア301に隣接して配置され、中央表示部30Mの第1エリア301に表示された画面を切り替えるためのキーである。図7の例で説明すると、入力キー414が操作されることにより、第1エリア301に表示される「レンジ手動」が前方に移動して、後方側に表示されている「あたため」が中央に表示される。また、入力キー415が操作されることにより、第1エリア301に表示される「レンジ手動」が後方に移動し、前方側に表示されている「葉菜下ゆで」が中央に表示される。使用者は、入力キー414および415を操作することで、加熱室5で実施する調理メニューを選択することができる。そして、入力キー411が操作されることで、中央に表示されている調理メニューが実施される。
入力キー416および417は、中央表示部30Mの第2エリア302に隣接して配置され、中央表示部30Mの第2エリア302に表示された画面を切り替えるためのキーである。図7の例で説明すると、入力キー416が操作されることにより、第2エリア302に表示されるワット数が一段階減少され、入力キー417が操作されることにより、第2エリア302に表示されるワット数が一段階増加される。使用者は、入力キー416および417を操作することで、加熱室5で実施するレンジ調理のワット数を選択することができる。
入力キー418および419は、中央表示部30Mの第3エリア303に隣接して配置され、中央表示部30Mの第3エリア303に表示された画面を切り替えるためのキーである。図7の例で説明すると、入力キー418が操作されることにより、第3エリア303に表示される時間が一段階増加され、入力キー419が操作されることにより、第3エリア303に表示される時間が一段階減少される。使用者は、入力キー418および419を操作することで、加熱室5で実施するレンジ調理の時間を選択することができる。
図8は、実施の形態1に係る加熱調理器100の制御ブロック図である。図8に示すように、加熱調理器100は、加熱調理器100の全体を制御する制御部7を備える。制御部7は、加熱調理器100を構成する各部の動作を制御する制御回路などの電子部品が実装された電子回路基板である。制御部7は、左操作部40Lおよび右操作部40Rの操作、ならびにトッププレート2上の調理容器の温度に基づき、左誘導加熱手段3L、右誘導加熱手段3Rを駆動制御する。また、制御部7は、中央操作部40Mの操作および赤外線センサ53、サーミスタセンサ54の検出結果に基づき、マイクロ波加熱手段6を駆動制御してマイクロ波を加熱庫6内に照射させ、上側輻射熱加熱手段8a、下側輻射熱加熱手段8bを駆動制御する。
また、制御部7は左操作部40Lおよび右操作部40Rの操作に基づき、左表示部30L、右表示部30R、左火力表示部31Lおよび右火力表示部31Rの表示を制御する。さらに、制御部7は、開閉検知部52からの開放信号、ならびに左操作部40L、右操作部40Rおよび中央操作部40Mの操作に基づき、中央表示部30M、中央加熱状況表示部31Mの表示を制御する。制御部7は、加熱調理器100の制御に用いられる各種プログラムおよびパラメータ、ならびに各表示部に表示される画面のデータを記憶する記憶部(図示せず)を有する。また、制御部7は音声報知部70を必要に応じて起動し、使用者に状況を音声で伝える。
次に、中央操作部40Mによって中央表示部30Mに表示され、選択できる制御メニューについて、図9を参照しながら説明する。
中央操作部40Mによって選択できる制御メニューは、マイクロ波加熱手段6と上側輻射熱加熱手段8a、下側輻射熱加熱手段8bの一方又は双方を使用する。
中央操作部40Mの入力キー413が操作されると、中央表示部30Mの第1エリア301には、図9の「左表示エリア」に記載された「あたため」という制御メニューが必ず最初に表示される。この「あたため」という制御メニューがデフォルト設定してあるからである。
また、図9の「左表示エリア」に記載されているように、「あたため」以外には、「レンジ手動」、「葉菜下ゆで」、「根菜下ゆで」、「肉解凍」、「レンジグリル(RG)調理」、「レンジグリル(RG)再加熱」、「レンジグリル(RG)手動」、「グリル」、「オーブン」、「中央ヒーター」の11個の制御メニューがある。但し、「中央ヒーター」は、右加熱部20Rと左加熱部20Lの間に、別の誘導加熱部を増設した場合に対応するものであり、本実施の形態では表示されない 。
図9の「中央表示エリア」に記載された内容は、中央表示部30Mの第2エリア302に表示される内容であり、温度や時間、火力、「強め」、「弱め」など、調理中の加熱状況の調整に関するものである。この「中央表示エリア」のデフォルト設定の内容は、その「中央表示エリア」の右の列に列挙している。
図9の「右表示エリア」に記載された内容は、中央表示部30Mの第3エリア303に表示される内容を示している。「右表示エリア」のデフォルト設定の内容は、その「右表示エリア」の右の列に列挙している。空白の部分は、変更が可能な数字ではなく、変更ができない空白や適宜の説明文などが表示されることを意味している。
次に、「左表示エリア」に表示されている制御メニューについて説明する。
(1)あたため:マイクロ波加熱手段6を使用して食品を加熱することをいう。食品の再加熱の場合も、この「あたため」が適する。デフォルト設定で「80℃」となっているので、食品が加熱されて80℃になった時点で自動的に停止する。なお、「80℃」は、目標温度であり、この温度は加熱開始前にユーザーが調節できる。
(2)レンジ手動:マイクロ波加熱手段6を使用して食品を加熱することをいうが、加熱時間を設定して行うものである。
(3)葉菜下ゆで:マイクロ波加熱手段6を使用して食品、特に、葉を食用とする野菜、例えば、ほうれん草、白菜などの葉菜類を茹でることに適するものである。赤外線センサ53が温度上昇を計測し、自動的に停止する。
(4)根菜下ゆで:マイクロ波加熱手段6を使用して食品、特に、根や地下茎、じゃが芋などの根菜類を茹でることに適するものである。
(5)肉解凍:冷凍した各種の肉類を解凍する場合に適する制御メニューである。
(6)レンジグリル(RG)調理:加熱室5を使用した調理に適するものであり、マイクロ波加熱手段6を使用したマイクロ波加熱と、上側輻射熱加熱手段8a、下側輻射熱加熱手段8bを使用したオーブン加熱とを組み合わせて加熱調理するものである。
(7)レンジグリル(RG)再調理:加熱室5を使用して、調理済の食品を再度加熱する場合に適するものである。
(8)レンジグリル(RG)手動:加熱室5を使用した調理に適するものであり、マ
イクロ波加熱とオーブン加熱を使用者が適宜選択して加熱調理するものである。
(9)グリル:加熱室5を使用して、食品を加熱するものであり、加熱源としては、上側輻射熱加熱手段8a、下側輻射熱加熱手段8bの一方又は両方が使用される。加熱室5の温度管理は行わず、また調理物の温度上昇を検知して加熱動作を停止するという制御も行わない。
(10)オーブン:加熱室5を使用して、食品を加熱するものであり、加熱源としては、上側輻射熱加熱手段8a、下側輻射熱加熱手段8bの一方又は両方が使用される。加熱室5の温度は、サーミスタセンサ54によって計測され、設定した目標温度になるように通電制御が行われる。
次に、中央操作部40Mが操作された際の、中央表示部30Mでの表示について、図10、図11の模式図に基づいて説明する。
まず、使用者が主電源キー400を押下し主電源をオンすると、左操作部40L,中央操作部40M、右操作部40Rの操作を受け付ける状態になり、中央表示部30Mには、図10に記載された画面が表示される。
この状態で、使用者が入力キー413を操作すると、図11の表示画面4STが中央表示部30Mに表示される。表示画面4STから明らかなように、第1エリア300の前後方向の中央には、「あたため」という制御メニューの名称が大きく表示される。
第1エリア300の中央に表示された「あたため」の後方には、「オーブン」という文字が、また逆に前方側には「レンジ手動」という文字が、少し小さく表示される。
これにより、ユーザーが制御メニューを選択する場合、次の候補は「オーブン」と「レンジ手動」であることが分かる。仮にこの段階で、入力キー414を1回押すと、「あたため」という文字の位置に「レンジ手動」が移動し大きく表示される。また、入力キー415を1回押すと、「あたため」という文字の位置に「オーブン」が移動し大きく表示される。
図11において、表示画面4STは、第2エリア302に「80℃」という目標温度が表示される。この目標温度でマイクロ波加熱した場合には、食品の温度が80℃であることが、サーミスタセンサ54によって検知された際に、マイクロ波加熱は自動的に停止される。
この第2エリア302の温度を変えたい場合には、入力キー416、又は417を操作すればよく、1回押すことに5℃上下する。
また、第2エリア302には、加熱源がマイクロ波加熱手段6であることを文字で表示した加熱源表示部30Kがある。
次に、本開示のポイントであるレンジグリル調理を選択した場合の制御について説明する。
まず、使用者は、図11の表示画面4STにおいて、入力キー414、或いは、入力キー415を複数回押すことで、第1エリア301の中央にRG調理を表示した図12の画面にすることができる。この状態では、第2エリア302には、「標準」が表示されている。なお、加熱する調理物の分量が少なかったり、調理物の厚みが薄い場合は火力を弱くし、調理物の量が多かったり、調理物の厚みが厚い場合は火力を強くしたりして出来栄えを調整したい場合もある。その場合には、入力キー416、又は、入力キー417を操作し、第2エリア302を「強め」、「やや強め」、「やや弱め」、「弱め」に変えることができる。
以下では、「強め」に設定した場合を想定しており、この状態で、入力キー411を押すことで、音声報知部70から「RG調理、強めを開始します」と音声での報知を行い、レンジグリル調理を開始する。
図13は、レンジグリル調理の制御を示すフローチャートであり、主に内部加熱工程(第1の工程:ST1)、内外加熱工程(第2の工程:ST2)、外部加熱工程(第3の工程:ST3)の3つの加熱工程からなっている。なお、内部加熱工程はマイクロ波加熱手段6のみで加熱、内外加熱工程はマイクロ波加熱手段6と上部輻射熱加熱手段8aとを用いて加熱、外部加熱工程は上部輻射熱加熱手段8aと下部輻射熱加熱手段8bとを用いて加熱である。
なお、例えば、鶏肉でも冷蔵状態にものと、冷凍状態にものがあるが、どちらであるかに関係なく、使用者が加熱室6に鶏肉を入れて調理することを、想定している。
図14は、図13の内部加熱工程を示すフローチャートである。
内部加熱工程では、冷凍判定(ST11)を行って、マイクロ波加熱手段6での出力と、内部加熱工程終了温度を設定し、その後、赤外線センサ53の検知温度が内部加熱工程終了温度以上になる(ST13)、又は、サーミスタセンサ54が80℃以上になる(ST14)まで、マイクロ波加熱手段6の駆動を継続し調理物の加熱を継続する。
なお、正常に加熱が行われた場合には、赤外線センサ53の検知温度による内部加熱工程を終了することになるが、食材の配置や大きさにより赤外線センサ53により食品の温度が正常に検知できていない場合もあり得る。そのため、サーミスタセンサ54も使用し内部加熱工程を終了できるようにしている。
次に、図14における冷凍判定ST11に関し、図15のフローチャートに基づいて説明する。
冷凍判定ST11では、まず、赤外線センサ53で加熱室5内にある調理物の温度を検知し(ST21)、その温度が0℃未満か否かを判定する。(ST22)。
なお、調理物が冷凍されている場合には、赤外線センサ53での検知される温度は0℃未満になり、冷凍されていない場合には、赤外線センサ53での検知される温度は0℃以上になるはずである。
ST22で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃未満、すなわち、調理物が冷凍されている場合には、内部加熱工程終了温度として40℃を設定(ST23)し、マイクロ波加熱手段6の出力を200Wに設定する(ST24)。
また、ST22で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃以上、すなわち、調理物が冷凍されていない場合には、内部加熱工程終了温度として30℃を設定(ST25)し、マイクロ波加熱手段6の出力を400Wに設定する(ST26)。
このため、ST22で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃未満であった場合には、ST12にて、マイクロ波加熱手段6を200Wで、赤外線センサ53の検知温度が40℃以上になる(ST13)、又は、サーミスタセンサ54が80℃以上になる(ST14)まで、駆動させることになる。
また、ST22で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃以上であった場合には、ST12にて、マイクロ波加熱手段6を400Wで、赤外線センサ53の検知温度が30℃以上になる(ST13)、又は、サーミスタセンサ54が80℃以上になる(ST14)まで、駆動させることになる。
なお、マイクロ波は食品の水分に吸収され振動し熱を発生するが、冷凍状態の食品の場合、食品の外側は解凍が進み水分があるが、食品の内部は水分が無く凍った状態のため、食品の内部が凍ってしまっているのに外側の温度が高いという状態になってしまう、いわゆる加熱ムラになってしまう場合がある。
そこで、ここでは、調理物が冷凍状態の場合は、マイクロ波加熱手段6の出力を低くし、ゆっくり加熱することで加熱ムラを低減している。また、調理物が冷凍状態の場合は、内部加熱工程終了温度を、調理物が冷蔵状態で加熱を開始した場合の内部加熱工程終了温度よりも高くし、調理物の温度を高めに加熱することで加熱ムラを低減している。
図16は、内部加熱工程を実施している時間帯での中央加熱状態表示部31Mでの表示である。この間は、高温注意用LED群313のうち、加熱室6を示す図の前方のLEDが、使用者に加熱室6が高温であることを示すために点灯している。また、マイクロ波加熱手段6を稼働させているため、レンジ用LED310が点灯している。
図17は、内部加熱工程を実施している時間帯での中央表示部30Mの表示である。中央表示部30Mの第1エリア301には、動作中の制御メニューである「RG調理」が表示され、第2エリア302には、「強め」が表示される。なお、第1エリア301、第2エリア302の表示は、レンジグリル調理の間は変化しない。
しかし、第3エリア303には、マイクロ波加熱手段6が駆動中であることを示す「レンジ加熱中・・・」という表示を行い、その下のインジケータ表示が、図17(a)→図17(b)→図17(c)→図17(a)→・・・の順で3種類の表示を1秒おきの表示を行う事で、内部加熱工程が実行中であることを表示(実行表示)している。
次に、内外加熱工程ST2に関し、図18のフローチャートに基づいて説明する。
なお、内外加熱工程開始時には、音声報知部70などを用いて、内外加熱工程が始まった旨を報知する。
内外加熱工程ST2は、内部加熱工程ST1が終了後に実施するもので、マイクロ波加熱手段6の稼働はそのまま継続する。
まず、上側輻射熱加熱手段8aを駆動させ(ST21)、マイクロ波加熱手段6と上側輻射熱加熱手段8aの同時駆動を、予め定められた時間、すなわち、内外加熱工程加熱時間になるまで継続する。具体的には、内外加熱工程加熱時間から現在までの時間を引いて残時間を算出し、この残時間がゼロになるまで継続する。(ST22)。
図19は、内外加熱工程を実施している時間帯での中央加熱状態表示部31Mでの表示である。この間は、高温注意用LED群313のうち、加熱室6を示す図の前方のLEDが、使用者に加熱室6が高温であることを示すために点灯している。また、マイクロ波加熱手段6を稼働させているため、レンジ用LED310とグリル用LED311が点灯している。
図20は、内外加熱工程を実施している時間帯での中央表示部30Mの表示である。図20に示すように、第1エリア301には「RG調理」が、第2エリア302には「強め」が表示される状態で、第3エリア303には、マイクロ波加熱手段6と上側輻射熱加熱手段8aが駆動中であることを示す「レンジグリル加熱中・・・」という表示を行い、その下のインジケータ表示が、図20(a)→図20(b)→図20(c)→図20(a)→・・・の順で3種類の表示を1秒おきに変えることで、内外加熱工程が実行中であることを表示(実行表示)している。
次に、外部加熱工程ST3に関し、図21のフローチャートに基づいて説明する。
なお、外部加熱工程開始時には、音声報知部70などを用いて、外部加熱工程が始まった旨を報知する。
外部加熱工程では、まず、マイクロ波加熱手段6を停止し、上側輻射熱加熱手段8aは駆動させたままで、下側輻射熱加熱手段8bを駆動させる(ST31)。その後、サーミスタセンサ54の出力が外部加熱工程開始から10℃温度上昇するまでの時間(以降、△TIME1とする)を計測し(ST32)、その時間に応じて外部加熱工程時間を算出し(ST33)、外部加熱工程時間から経過時間を差し引いた外部加熱工程残時間を算出し(ST34)、この外部加熱工程残時間が0になったかを判定する(ST35)。ST35で、外部加熱工程残時間が0となったならば、上側輻射熱加熱手段8aと下側輻射熱加熱手段8bとを停止させ(ST36)、レンジグリル調理は終了する。
なお、外部加熱工程時間の算出方法は、下記の計算式(1)となる。
(α×△TIME1+β)×γ ・・・ (1)
計算式(1)αは△TIME1に応じて外部加熱工程の時間を増幅する係数である。βは△TIME1の時間に関係なく外部加熱工程の時間を確保する時間であり、外部加熱工程の時間の最小時間でもある。γは火力に応じて残時間を調整する係数である。「RG調理」の火力は「強め」、「やや強め」、「標準」、「やや弱め」、「弱め」の5つあり、各火力に対するγは「強め:1.5」「やや強め:1.2」「標準:1.0」「やや弱め:0.8」「弱め:0.5」となっている。
なお、ST34で、外部加熱工程残時間算出後、外部加熱工程残時間が3分を下回ったら、音声報知部70で調理が終了する旨を報知するようにしても良い。
図22は、外部加熱工程を実施している時間帯での中央加熱状態表示部31Mでの表示である。この間は、高温注意用LED群313のうち、加熱室6を示す図の前方のLEDが、使用者に加熱室6が高温であることを示すために点灯している。また、上側輻射熱加熱手段8a、下側輻射熱加熱手段8bを稼働させているため、グリル用LED311が点灯している。
図23、図24は、外部加熱工程を実施している時間帯での中央表示部30Mの表示である。まず、図21のST34にて残時間を算出するまで、すなわち、ST31、32、33を実施している間は、図23に示すように、第1エリア301には「RG調理」が、第2エリア302には「強め」が表示される状態で、第3エリア303には、上側輻射熱加熱手段8a、下側輻射熱加熱手段8bが駆動中であることを示す「グリル加熱中・・・」という外部加熱工程の表示を行い、その下のインジケータ表示が、図24(a)→図24(b)→図24(c)→図24(a)→・・・の順で3種類を1秒おきに表示し外部加熱工程が実行中であることを表示している。
また、図21のST34、ST35にて残時間を算出しながら加熱を継続している間は、図24に示すように、第1エリア301には「RG調理」が、第2エリア302には「強め」が表示される状態で、第3エリア303には、残時間を1秒毎に変更して表示させるとともに、その下のインジケータ表示が、図24(a)→図24(b)→図24(c)→図24(a)→・・・の順で3種類を1秒おきに表示し外部加熱工程が実行中であることを表示している。
図25は、調理終了後の中央表示部30Mの表示である。「調理終了」を表示し、食品の取り出しを知らせる「食品を取り出してください」を表示するようになる。食品を取り出した後、すなわちドアを開けた後、又は入力キー412を押下すると電源がオンであることを知らせる「電源が入っています」と、高温であることをしらせる「レンジグリル高温注意」を表示する。
なお、図示はしないが、各加熱工程にユーザーが加熱扉50を開けるなどをして加熱が停止した際は、例えば、図17では、「RG調理」と「強め」の表示はそのままで、「レンジ加熱中」とインジケータ表示の表示を消し、加熱を再開した際には再度「レンジ加熱中」とインジケータ表示の表示を行う。また、残時間を表示している場合は、残時間のカウントダウンを停止し表示する。
次に、レンジグルリ調理での加熱室5内の温度状態を図26に基づいて説明する。
図26では、初期時の赤外線センサ53の検知温度が25℃であり、0℃以上であるため、マイクロ波加熱手段6の出力400Wで、30℃になるまで内部加熱工程ST1を行う。なお、この内部加熱工程ST1での温度遷移を図27に示す。この工程では、マイクロ波加熱を行い、肉内部を加熱し、冷蔵状態でも一度常温の状態に戻し温度をなじませることになる。
その後、内外加熱工程ST2に移行し、マイクロ波加熱手段6の出力400W、上側輻射熱加熱手段8aの出力1000Wの合計1400Wで稼働する。なお、内外加熱工程ST2での温度遷移を図28に、電力遷移を図29示す。この工程では、常温になった状態から上側輻射熱加熱手段8aも加えて庫内温度を上げながら肉の内部・外部の温度を上げる(例えば、鶏もも肉であれば、50~70℃程度まで上げる)。肉内部の温度が50~70℃とすると肉のたんぱく質が凝固し始める温度となる。同時に、庫内温度も80℃以上まで上げることで肉の温度変動がなくなり外部加熱工程へ移行したときの温度変動が小さくなる
その後、外部加熱工程ST3に移行し、マイクロ波加熱手段6を停止して、上側輻射熱加熱手段8aの出力1000W、下側輻射熱加熱手段8bの出力800Wの合計1800Wで駆動する。なお、外部加熱工程ST3での温度遷移を図30に、電力遷移を図31に示す。この工程では、肉内部温度、外部温度が50~70℃となった後に、加熱により鶏もも肉の外部から輻射加熱もしくは受け皿からの熱伝導による加熱で表面温度を100℃以上にし、水分を飛ばすことでパリッとさせ、さらに褐変化して香ばしくなる(メイラード反応)。外部加熱工程では、食材内部の温度上昇はマイクロ波加熱に比較して緩やかに上がるため、乾燥によるパサつきをおさえ、肉のやわらかさを保持しジューシーに仕上がる。
実施の形態1では、マイクロ波加熱手段6による内部加熱工程の終了後、マイクロ波加熱手段6での駆動を維持したまま、上側輻射熱加熱手段8aを駆動させるので、工程切り換えに伴う加熱室6内の温度低下を防ぐことができ、食材の温度ムラの発生を防止できる。
なお、実施の形態1では、内部加熱工程を終了するサーミスタセンサ54の温度を1つとしているが、これを複数設けてもよい。
また、内部加熱工程での冷凍判定では、冷凍と冷蔵の2つを想定して、0度を基準に、内部加熱工程終了温度、マイクロ波出力を変更しているが、例えば、冷凍、冷蔵、常温の3つを想定して、もう一つ基準(例えば、25度)をもうけ、マイクロ波出力と内部加熱工程終了温度を変更するようにしてもよい。
実施の形態2.
図32は、実施の形態2における内部加熱工程を示すフローチャートであり、図14と比較し、終了の条件が異なる。
すなわち、図32では、内部加熱工程では、冷凍判定(ST41)を行って、マイクロ波加熱手段6での出力と、内部加熱工程終了温度を設定し、その後、赤外線センサ53の検知温度と、内部加熱工程開始時に検知した温度との差が内部加熱工程終了温度以上になる(ST43)、又は、サーミスタセンサ54の検知温度と、内部加熱工程開始時に検知した温度との差が2度以上になる(ST44)まで、マイクロ波加熱手段6の駆動を継続し調理物の加熱を継続する。
図33は、図32の冷凍判定を示すフローチャートである。
冷凍判定ST41では、まず、赤外線センサ53で加熱室5内にある調理物の温度を検知し、それを制御部7に記憶し(ST51)、サーミスタセンサ54で加熱室5内の温度を検知し、それを制御部7に記憶し(ST52)、赤外線センサ53の温度が0℃未満か否かを判定する。(ST53)。
ST53で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃未満、すなわち、食材が冷凍されている場合には、内部加熱工程終了温度として10℃を設定(ST54)し、マイクロ波加熱手段6の出力を200Wに設定する(ST55)。
また、ST53で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃以上、すなわち、調理物が冷凍されていない場合には、内部加熱工程終了温度として5℃を設定(ST56)し、マイクロ波加熱手段6の出力を400Wに設定する(ST57)。
このため、ST53で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃未満であった場合には、マイクロ波加熱手段6を200Wで、赤外線センサ53の検知温度とST51で記憶した初期温度との差が10℃以上になる(ST43)、又は、サーミスタセンサ54の検知温度とST52で記憶した初期温度との差が2℃以上になる(ST44)まで、駆動させることになる。
また、ST53で、赤外線センサ53で検知した温度が0℃以上であった場合には、マイクロ波加熱手段6を400Wで、赤外線センサ53の検知温度とST51で記憶した初期温度との差が5℃以上になる(ST43)、又は、サーミスタセンサ54の検知温度とST52で記憶した初期温度との差が2℃以上になる(ST44)まで、駆動させることになる。
このように、加熱開始時の赤外線センサ53の検知温度又はサーミスタセンサ54の検知温度と加熱中の赤外線センサ53の検知温度又はサーミスタセンサ54の検知温度を比較し温度上昇を算出することで内部加熱工程を終了条件としても実施の形態1と同様の効果を得られる。
なお、図32で、調理物への過加熱保護のため、内部加熱工程の最大加熱時間、例えば5分を設け、内部加熱工程が5分以上経過した場合は、図32のフローチャート記載の終了条件を満たしていなくても内部加熱工程を終了しても良い。
実施の形態3.
図34は、実施の形態3の内部加熱工程を示すフローチャートであり、図35は、実施の形態3の内外加熱工程を示すフローチャートである。図34では、図14、図32と異なり、冷凍判定を行っていない。
図34では、まず、赤外線センサ53で加熱室5内にある調理物の温度を検知し、それを制御部7に記憶し(ST61)、サーミスタセンサ54で加熱室5内の温度を検知し、それを制御部7に記憶し(ST62)、マイクロ波出力を400Wに設定し(ST63)、マイクロ波加熱手段6を駆動(ST64)、その後、赤外線センサ53の検知温度が30℃以上になるか:条件1(ST65)、赤外線センサ53の検知温度と、内部加熱工程開始時に検知した温度との差が10℃以上になるか:条件2(ST66)、サーミスタセンサ54の検知温度と、内部加熱工程開始時に検知した温度との差が2度以上になるか:条件3(ST67)、のいずれかの条件が満たされるまで、マイクロ波加熱手段6の駆動を継続し調理物の加熱を継続する。
図34では、通常、冷蔵状態の調理物を加熱する場合、赤外線センサ53の検知温度、すなわち、条件1を満たすことで内部加熱工程を終了する。しかし、冷凍状態の調理物を加熱する場合は、調理物の外側は解凍が進み水分があるが、調理物の内部は水分が無く凍った状態のため調理物の外側のみ加熱され調理物の内側は加熱されず加熱ムラができやすく、冷凍状態ではない調理物を加熱する場合と同じ赤外線センサ53の検知温度まで加熱をすると調理物の外側部分の加熱量が多くなり水分が飛んでしまい、調理終了時にパサパサとした食感になってしまう。
そのため、冷凍状態の調理物を加熱する場合は、通常、条件2を満たすことで内部加熱工程を終了する。つまり、赤外線センサ53の検知温度が規定の温度である30℃に到達する前に内外加熱工程へ移行することで、調理物の解凍を促進し、加熱ムラを軽減することができる。また、実施の形態1と違い、冷凍状態の時のマイクロ波出力を冷蔵状態で同じマイクロ波出力にすることによって調理時間を短縮することができる。
また、調理物の配置や大きさにより赤外線センサ53により食品の温度が正常に検知できていない場合の保護として、条件3で内部加熱工程をできるようにする。
図35の内外加熱工程では、まず内外加熱工程の加熱時間の算出を行う(ST71)。この、内外加熱工程の加熱時間の算出方法は、下記の計算式(2)により行う。
△TIME2×ε ・・・ (2)
ここで、△TIME2は内部加熱工程の加熱時間である。内外加熱工程の加熱時間は内部加熱工程の加熱時間△TIME2に係数ε分増幅する。係数εは内部加熱工程の終了した条件によって異なる。各条件に対する係数εは「条件1:1.8」「条件2:2.0」「条件3:1.5」となっている。
冷凍された調理物は冷蔵された調理物より多く加熱する必要があるため、係数εは条件1で終了した場合より条件2で終了した場合の方が大きくなる。また、条件3は過加熱によりグリルサーミスタ75の検知温度が上昇し加熱が終了している可能性があるため、係数εは他の条件の場合より低くなっている。
また、係数εを内部加熱工程の終了条件によって変更せず、条件1、条件2、条件3の終了条件である各温度の設定を調整することで内外加熱工程の加熱時間を調整してもよい。
ST71にて、内外加熱工程の加熱時間算出後、上側輻射熱加熱手段8aの駆動を開始して(ST72)、マイクロ波加熱手段6と上側輻射熱加熱手段8aの同時加熱を開始し、ST71で算出した内外加熱工程加熱時間になると終了する(ST73)。
次に、レンジグリル調理での加熱室5内の温度状態を図36~40に基づいて説明する。
図37は図36の内部加熱工程の部分を拡大したもので、調理物は冷凍されており、赤外線センサ53は初期温度として、-9℃である。その後、マイクロ波加熱手段6が400Wで図38に示すように出力し、10℃上昇した1℃に赤外線サンサ53が検知した時点で終了している。マイクロ波加熱を行い肉内部を加熱し、冷凍状態から解凍する間、マイクロ波は水に吸収されるが氷には吸収されないため解凍が始まる表面側から、徐々に解凍される。肉の厚さにより解凍の進行具合が変わるため、ここでは、出力を高めに設定し解凍する。
図39は図36の内外加熱工程の部分を拡大したものである。ここでは、条件2で内部加熱工程が、開始から190秒で終了しているので、内外加熱工程の時間は380秒になり、図39のように温度が上昇している。なお、出力は図40に示すように、1400Wと一定である。
このように、内部加熱工程において、調理物か冷凍か冷蔵であるかを考慮するようにしなくとも実施の形態1と同様の効果を得られる。
以上、実施の形態1~3に基づいて説明したが、開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜工程の流れを変更したり、設定時間、温度を変更したりすることは当然に可能である。
1 本体、2 トッププレート、3 誘導加熱手段、4 排気口カバー、5 加熱室、6 マイクロ波加熱手段、7 制御部、8 輻射熱加熱手段、20L 左加熱口、20R 右加熱口、30L 左表示部、30M 中央表示部、30R 右表示部、31L 左火力表示部、31R 右火力表示部、31M 中央加熱状況表示部、40L 左操作部、40M 中央操作部、40R 右操作部、50 加熱扉、51 取っ手、52 開閉検知部、53 赤外線センサ、54 サーミスタセンサ、100 加熱調理器、200 キッチン家具、301 第1表示領域、302 第2表示領域、303 第3表示領域、310 レンジ用LED、311 グリル用LED、312 オーブン用LED、313 高温注意用LED群、400 主電源キー、401L、401R、402L、402R、403L、403R、404L、404R、405L、405R、411、412、413、414、415、416、417、418、419 入力キー、410 発光部。

Claims (22)

  1. 調理物を収納する加熱室と、
    前記加熱室にマイクロ波を照射するマイクロ波加熱手段と、
    前記加熱室に配置された輻射熱加熱手段と、
    前記マイクロ波加熱手段、及び前記輻射熱加熱手段の駆動を制御する制御手段と、
    前記制御手段に対し、マイクロ波加熱手段のみを駆動する第1工程と、前記第1工程に引き続き、前記マイクロ波加熱出段を駆動させるとともに前記輻射熱加熱手段を駆動させる第2工程と、前記第2工程に引き続き、前記マイクロ波加熱手段を停止し、前記輻射熱加熱手段を駆動させる第3工程とを実行させる制御メニューを設定できる操作手段と、を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 輻射熱加熱手段は、加熱室の天井面に配置された上側輻射熱加熱手段と、前記加熱室の床面に配置された下側輻射熱加熱手段とからなり、第2の工程では前記上側輻射熱加熱手段が駆動し、第3の工程では前記上側輻射熱加熱手段と前記下側輻射熱加熱手段が駆動することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 加熱室に配置され、調理物の温度を検知する非接触式温度センサと、
    前記加熱室の温度を検知する室内温度センサとを備え、
    第1の工程は、前記非接触式温度センサで検知された温度が第1の温度以上になった時、又は、前記室内温度センサで検知された温度が第2の温度以上になった時に終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 第1の温度は、第1の工程の開始時に非接触式温度センサで検知された温度に基づいて変化することを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 加熱室に配置され、調理物の温度を検知する非接触式温度センサと、
    前記加熱室の温度を検知する室内温度センサとを備え、
    第1の工程は、前記非接触式温度センサで検知された温度と前記第1の工程の開始時に前記非接触式温度センサで検知された温度との差が、第3の温度以上になった時、又は、前記室内温度センサで検知された温度と前記第1の工程の開始時に前記室内温度センサで検知された温度との差が、第4の温度以上になった時に終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  6. 第3の温度は、第1の工程の開始時に非接触式温度センサで検知された温度に基づいて変化することを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 第1の工程において、マイクロ波加熱手段から照射されるマイクロ波の出力は、前記第1の工程の開始時に非接触式温度センサで検知された温度に基づいて変化することを特徴とする請求項3~6のいずれかに記載の加熱調理器。
  8. 加熱室に配置され、調理物の温度を検知する非接触式温度センサと、
    前記加熱室の温度を検知する室内温度センサとを備え、
    第1の工程は、前記非接触式温度センサで検知された温度が第5の温度以上になったという第1の条件、前記非接触式温度センサで検知された温度と前記第1の工程の開始時に前記非接触式温度センサで検知された温度との差が、第6の温度以上になったという第2の条件、前記室内温度センサで検知された温度と前記第1の工程の開始時に前記室内温度センサで検知された温度との差が、第7の温度以上になったという第3の条件、のいずれかが達成された時に終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  9. 第2の工程は、開始から所定時間後に終了するものであり、前記所定時間は、第1の工程で達成した条件に応じて変化することを特徴とする請求項8に記載の加熱調理器。
  10. 制御メニューを示す制御メニュー表示と、第1の工程、第2の工程、第3の工程のいずれかが実行中であることを示す実行表示とを行う表示手段を有することを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の加熱調理器。
  11. 実行表示は、所定時間毎に変化することを特徴とする請求項10に記載の加熱調理器。
  12. 実行表示は、第1の工程、第2の工程、第3の工程のいずれの工程が実行中であるかを示す工程表示と、所定時間毎に変化するインジケータ表示とを有することを特徴とする請求項10に記載の加熱調理器。
  13. 実行表示は、第1の工程、第2の工程、第3の工程のいずれかの残時間を表示する残時間表示と、所定時間毎に変化するインジケータ表示とを有することを特徴とする請求項10に記載の加熱調理器。
  14. 実行表示は、第1の工程、第2の工程、第3の工程が中断している場合には、消滅又は変化が停止していることを特徴とする請求項11~13のいずれかに記載の加熱調理器。
  15. 表示手段は、第1の表示エリアと第2の表示エリアとを有し、制御メニューは前記第1の表示エリアに表示されるとともに、実行表示は前記第2の表示エリアに表示されることを特徴とする請求項11から14のいずれかに記載に加熱調理器。
  16. 第1の表示エリアと、第2の表示エリアと、第3の表示エリアとを有し、制御メニューは前記第1の表示エリアに表示され、前記制御メニューの火力の調整を示すものが前記第2の表示エリアに表示され、第1の工程、第2の工程、第3の工程のいずれかが実行中であることを示す実行表示が前記第3の表示エリアに表示される表示手段を有することを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の加熱調理器。
  17. マイクロ波加熱手段の駆動中を示す第1の駆動表示手段と、輻射熱加熱手段の駆動中を示す第2の駆動表示手段を有することを特徴とする請求項1~16のいずれかに記載の加熱調理器。
  18. 第1の駆動表示手段、及び第2の駆動表示手段はLEDであることを特徴とする請求項17に記載の加熱調理器。
  19. 第2の工程の開始、及び、第3の工程の開始を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1~18のいずれかに記載の加熱調理器。
  20. 第1の工程、第2の工程、第3の工程うちの少なくとも1つの工程での残時間を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1~18のいずれかに記載の加熱調理器。
  21. 第1の工程、第2の工程、第3の工程うちの少なくとも1つの工程での残時間が所定時間を下回ったことを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1~18のいずれかに記載の加熱調理器。
  22. 調理物を収納する加熱室と、
    前記調理物を加熱する加熱手段と、
    制御メニューを設定する操作手段と、
    前記制御メニューに応じて前記加熱手段を制御する制御手段と、
    表示面を第1の表示エリアと、第2の表示エリアと、第3の表示エリアとに区分けされた表示手段とを備え、
    前記制御メニューは前記第1の表示エリアに表示され、前記制御メニューの火力の調整を示すものが前記第2の表示エリアに表示され、加熱手段が駆動中であることを示す駆動表示が前記第3の表示エリアに表示されることを特徴とする加熱調理器。
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