JP2022014783A - 酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法 - Google Patents

酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022014783A
JP2022014783A JP2020117328A JP2020117328A JP2022014783A JP 2022014783 A JP2022014783 A JP 2022014783A JP 2020117328 A JP2020117328 A JP 2020117328A JP 2020117328 A JP2020117328 A JP 2020117328A JP 2022014783 A JP2022014783 A JP 2022014783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molybdenum oxide
sputtering target
moo
less
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020117328A
Other languages
English (en)
Inventor
啓太 梅本
Keita Umemoto
幸也 杉内
Yukiya Sugiuchi
晋 岡野
Susumu Okano
健志 大友
Kenji Otomo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2020117328A priority Critical patent/JP2022014783A/ja
Priority to PCT/JP2021/019973 priority patent/WO2022009548A1/ja
Priority to TW110119675A priority patent/TW202206401A/zh
Publication of JP2022014783A publication Critical patent/JP2022014783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/495Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on vanadium, niobium, tantalum, molybdenum or tungsten oxides or solid solutions thereof with other oxides, e.g. vanadates, niobates, tantalates, molybdates or tungstates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】安定して乾式加工を行うことができ、組成ずれの発生を抑制でき、使用開始時の空放電時間を短縮可能な酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、この酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法を提供する。
【解決手段】MoO相で構成され、前記MoO相は、MoO相およびMoO相を有し、残部が不可避不純物であり、空孔の面積率が5%以下とされるとともに、空孔の平均面積が0.5μm以下とされており、結晶組織の平均粒子面積が5μm以下である。平均粒子径が5μm以下のMoO粉および平均粒子径が5μm以下のMoO粉を混合する原料混合工程と、混合粉を、400℃以上500℃以下の温度、かつ、150MPa以上の圧力で、熱間等方圧加圧法によって焼結する焼結工程と、得られた焼結体を乾式加工する乾式加工工程と、を備えている。
【選択図】なし

Description

本発明は、酸化モリブデン膜を成膜する際に使用される酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、この酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法に関するものである。
上述の酸化モリブデン膜は、例えば、LEDチップにおける高仕事関数層として使用されている。
ここで、高仕事関数層となる酸化モリブデン膜は、スパッタリングターゲットを用いたスパッタ法によって成膜され、化学量論比である三酸化モリブデンに近い十分に酸化した膜が適用される。
例えば、特許文献1~3には、酸化モリブデン膜を成膜するためのスパッタリングターゲットが提案されている。
特開2004-190120号公報 特開2011-214151号公報 欧州特許出願公開第3467140号明細書
ところで、特許文献1,2においては、金属Mo粉を含む原料粉を焼結しており、得られた焼結体には金属Mo相が存在することになる。このような焼結体に対して乾式加工を行った場合には、比較的軟らかい金属Mo相を起因として割れが生じるおそれがあった。このため、焼結体を所定の形状に機械加工する際には、湿式加工する必要がある。
ここで、酸化モリブデン(MoO)においては、水に可溶であるため、湿式加工すると、加工時の水分によってターゲット成分が溶け出し、ターゲット表面が目標の組成からずれるおそれがあった。このため、このスパッタリングターゲットを使用する際には、使用初期に長時間にわたって空放電を行う必要があった。
また、特許文献3においては、焼結温度が750℃以上と比較的高温条件とされているため、結晶成長して、結晶組織が粗大化するおそれがあった。
ここで、結晶組織が粗大化した場合には、焼結体を機械加工する際に割れが生じるおそれがあった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、安定して乾式加工を行うことができ、組成ずれの発生を抑制でき、使用開始時の空放電時間を短縮可能な酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、この酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットは、MoO相で構成され、前記MoO相は、MoO相およびMoO相を有し、残部が不可避不純物であり、空孔の面積率が5%以下とされるとともに、空孔の平均面積が0.5μm以下とされており、結晶組織の平均粒子面積が5μm以下であることを特徴としている。
本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットによれば、空孔の面積率が5%以下とされるとともに、空孔の平均面積が0.5μm以下とされているので、乾式加工時において、空孔を起因とした割れの発生を抑制できる。
さらに、結晶組織の平均粒子面積が5μm以下とされているので、加工性に優れており、乾式加工時における割れの発生を抑制できる。
よって、組成ずれの発生が抑制されており、使用開始時における空放電の時間を短縮することが可能となる。
ここで、本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、比抵抗値が1Ω・cm以上であることが好ましい。
上述のように、特許文献3においては、焼結温度が750℃と比較的高温条件とされていることから、酸化モリブデンの一部が還元され、大きく酸素欠損するおそれがあった。ここで、大きく酸素欠損した場合には、スパッタ時に酸素を多量に導入する必要がある。スパッタ時に多量の酸素を導入した場合には、酸素プラズマの発生により、成膜する基板にダメージを与えるおそれがある。
ここで、本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、比抵抗値が1Ω・cm以上である場合には、大きく酸素欠損していないことになり、スパッタ時の酸素導入量を低減することが可能となり、スパッタ時における基板へのダメージを抑えることが可能となる。
なお、本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、上述のように、MoO相を有し、結晶組織の平均粒子面積が5μm以下とされているので、導電性を有するMoO相が分散しており、比抵抗値が1Ω・cm以上であっても、パルスDCスパッタまたはDCスパッタによって成膜することが可能となる。
また、本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、MoO相の面積率が5%以上20%以下の範囲内であることが好ましい。
この場合、導電性を有するMoO相の面積率が5%以上とされているので、安定してDCスパッタすることができる。一方、MoO相の面積率が20%以下とされているので、大きく酸素欠損しておらず、スパッタ時の酸素導入量を低減することが可能となる。
さらに、本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、MoO相の平均粒子面積が0.5μm以下であることが好ましい。
この場合、MoO相の平均粒子面積が0.5μm以下に制限されているので、導電性を有するMoO相が微細に分散しており、安定してDCスパッタすることができる。
また、本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、さらに、Ta、Nb、Si、Ti、Gaから選択される1種又は2種以上の金属Mの酸化物を含有し、金属Mの含有量を[M]、Moの含有量を[Mo]とした場合に、原子比[M]/([M]+[Mo])は0.12以下であることが好ましい。
この場合、Ta、Nb、Si、Ti、Gaから選択される1種又は2種以上の金属Mの酸化物を含有しているので、成膜した酸化モリブデン膜の耐アルカリ性を向上させることが可能となる。また、原子比[M]/([M]+[Mo])が0.12以下に制限されているので、スパッタ時に金属Mの酸化物に起因した異常放電の発生を抑制でき、スパッタ成膜することができる。
本発明の酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法は、上述の酸化モリブデンスパッタリングターゲットを製造する酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法であって、平均粒子径が5μm以下のMoO粉および平均粒子径が5μm以下のMoO粉を混合する原料混合工程と、混合粉を、400℃以上500℃以下の温度、かつ、150MPa以上の圧力で、熱間等方圧加圧法によって焼結する焼結工程と、得られた焼結体を乾式加工する乾式加工工程と、を備えていることを特徴としている。
この構成の酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法によれば、平均粒子径が5μm以下のMoO粉および平均粒子径が5μm以下のMoO粉を混合しているので、結晶組織の平均粒子面積を5μm以下とすることが可能となる。
また、焼結時の温度が400℃以上とされているので、空孔の面積率を低く抑えることができる。一方、焼結時の温度が500℃以下とされているので、結晶成長が抑制され、結晶組織の平均粒子面積を5μm以下とすることができるとともに、還元反応が抑制され、大きく酸素欠損することを抑制できる。
さらに、焼結時の圧力が150MPa以上とされているので、高密度化を図ることができ、空孔の面積率を5%以下、および、空孔の平均面積を0.5μm以下とすることが可能となる。
本発明によれば、安定して乾式加工を行うことができ、組成ずれの発生を抑制でき、使用開始時の空放電時間を短縮可能な酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、この酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットのXRD分析結果を示す図である。 本発明の一実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットの組織観察写真である。(a)がCOMPO像、(b)が空孔の二値化処理図、(c)が結晶組織の面積算出図、(d)がMoO相の二値化処理図、である。 本発明の一実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法を示すフロー図である。
以下に、本発明の実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法について添付した図面を参照して説明する。
本実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットは、例えば、LEDチップにおける高仕事関数層として使用される酸化モリブデン膜を成膜する際に用いられるものである。
なお、本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、その形状に特に限定はなく、スパッタ面が矩形状をなす矩形平板型スパッタリングターゲットであってもよいし、スパッタ面が円形をなす円板型スパッタリングターゲットとしてもよい。あるいは、スパッタ面が円筒面とされた円筒型スパッタリングターゲットであってもよい。
また、スパッタ面の面積には特に制限はないが、大面積の基板に効率良く成膜するためには、スパッタ面の面積が2.0m以上の大型のスパッタリングターゲットとすることが好ましい。
そして、本実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、MoO相およびMoO相を有し、残部がその他の酸化モリブデン相で構成されている。すなわち、図1に示すように、XRD分析を行った結果、MoOおよびMoOのピークが確認される。
ここで、本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットの全体の組成は、MoO(2.80<X≦3.0)とすることが好ましく、MoO(2.80<X≦2.95)とすることが好ましい。すなわち、MoOに対してわずかに酸素欠損したものとされている。
さらに、本実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、スパッタ面(又はその平行面)における空孔の面積率が5%以下とされており、スパッタ面(又はその平行面)における空孔の平均面積が0.5μm以下とされている。
すなわち、図2(b)に示すように、空孔のそれぞれの平均面積が十分に小さく、かつ、空孔が占める面積率が低くなっており、密度が十分に高くなっている。
また、本実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、スパッタ面(又はその平行面)における結晶組織の平均粒子面積が5μm以下とされており、図2(c)に示すように、結晶組織が比較的均一で微細なものとされている。
ここで、本実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、スパッタ面(又はその平行面)におけるMoO相の面積率が5%以上20%以下の範囲内であることが好ましい。また、MoO相の平均粒子面積が0.5μm以下であることが好ましい。
すなわち、図2(d)に示すように、比較的微細なMoO相が均一に分散した組織とされていることが好ましい。
また、本実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、比抵抗値が1Ω・cm以上であることが好ましい。
なお、本実施形態に係る酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、さらに、Ta、Nb、Si、Ti、Gaから選択される1種又は2種以上の金属Mの酸化物を含有していてもよい。このとき、金属Mの含有量を[M]、Moの含有量を[Mo]とした場合に、原子比[M]/([M]+[Mo])は0.12以下であることが好ましい。なお、金属Mの酸化物は、例えば、Ta、Nb、SiO、TiO、Gaから選択される1種又は2種以上である。
以下に、本実施形態の酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、相構成、空孔の面積率および平均面積、結晶組織の平均粒子面積、MoO相の面積率および平均粒子面積、比抵抗、金属Mの酸化物の含有量について、上述のように規定した理由を示す。
(相構成)
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、MoO相で構成され、前記MoO相は、MoO相およびMoO相を有し、残部が不可避不純物とされている。なお、MoO相およびMoO相以外のMoO相としては、例えば、Mo11相,Mo1747相,Mo1955相,Mo14相,Mo23相,Mo26相等が挙げられる。
ここで、MoO相は導電性を有していることから、MoO相を有することで、DCスパッタが可能となる。また、MoO相を有することにより、高い仕事関数の酸化モリブデン膜を成膜することが可能となる。
なお、本実施形態では、MoO相およびMoO相が主相とされており、MoO相およびMoO相の合計面積率は50%以上とされていることが好ましく、70%以上であることがさらに好ましい。MoO相およびMoO相の合計面積率が100%でもよく、この場合、酸化モリブデンスパッタリングターゲットにその他のMoO相は含まれていない。また、MoO相およびMoO相の合計面積率が100%でもよいし、MoO相、MoO相および残部がその他のMoO相の合計面積率が100%としてもよく、この場合、酸化モリブデンスパッタリングターゲットは、少なくともMoO相及びMoO相を含み、残部にMoO相及びMoO相以外のその他のMoO相を含んでもよい。
(空孔の面積率および平均面積)
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットは、少なくともスパッタ面において、空孔の面積率が5%以下とされ、空孔の平均面積が0.5μm以下とされているので、密度が十分に高く、乾式加工において、空孔を起因とした割れの発生を抑制できる。
ここで、本実施形態においては、空孔の面積率は4%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましい。空孔の面積率は0%、すなわち空孔が存在しないことが最も好ましい。また、それぞれの空孔の平均面積は0.4μm以下であることが好ましく、0.3μm以下であることがより好ましい。
(結晶組織の平均粒子面積)
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいては、MoO相を含む結晶組織の平均粒子面積が5μm以下とされており、結晶粒の小さい微細な組織とされているので、加工性に優れており、乾式加工時における割れの発生を抑制できる。
ここで、本実施形態においては、結晶組織の平均粒子面積は4μm以下であることが好ましく、3μm以下であることがより好ましい。なお、実現可能な結晶組織の平均粒子面積の下限は、0.5μm程度である。
(MoO相の面積率および平均粒子面積)
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、MoO相の面積率が5%以上である場合には、導電性を有するMoO相が十分に分散しており、安定してDCスパッタすることができる。一方、MoO相の面積率が20%以下とされている場合には、大きく酸素欠損していないことになり、スパッタ時の酸素導入量を低減することができ、酸素プラズマによる基板へのダメージを抑制することが可能となる。
ここで、本実施形態においては、MoO相の面積率の下限は7%以上であることがより好ましく、10%以上であることがさらに好ましい。MoO相の面積率の上限は17.5%以下であることがより好ましく、15%以下であることがさらに好ましい。
また、本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、MoO相の平均粒子面積が0.5μm以下である場合には、導電性のあるMoO相が微細、かつ、均一に分散しており、安定してDCスパッタすることができる。
ここで、本実施形態においては、MoO相の平均粒子面積は0.4μm以下であることがより好ましく、0.3μm以下であることがさらに好ましい。
MoO相の平均粒子面積は0.01μm以上であることが好ましく、0.1μm以上であることがより好ましい。
(比抵抗)
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、比抵抗値が1Ω・cm以上である場合には、大きく酸素欠損していないことになり、スパッタ時の酸素導入量を低減することができ、酸素プラズマによる基板へのダメージを抑制することが可能となる。
ここで、本実施形態においては、比抵抗値が10Ω・cm以上であることがより好ましく、100Ω・cm以上であることがさらに好ましい。
比抵抗値は、安定したDCスパッタを可能とするため25000Ω・cm以下であることが好ましく、10000Ω・cm以下であることがより好ましい。
(金属Mの酸化物の含有量)
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、さらに、Ta、Nb、Si、Ti、Gaから選択される1種又は2種以上の金属Mの酸化物を含有している場合には、耐アルカリ性を向上させた酸化モリブデン膜を成膜することが可能となる。
そして、本実施形態において、金属Mの酸化物を含有し、金属Mの含有量を[M]、Moの含有量を[Mo]とした場合に、原子比[M]/([M]+[Mo])が0.12以下に制限されている場合には、金属Mの酸化物が多く存在せず、安定してDCスパッタすることが可能となる。
ここで、本実施形態においては、原子比[M]/([M]+[Mo])は0.1以下であることがより好ましく、0.08以下であることがさらに好ましい。
酸化モリブデン膜の耐アルカリ性を向上させるために、原子比[M]/([M]+[Mo])は0.01以上であることが好ましく、0.05以上であることがより好ましい。
次に、上述した本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法について、図3を参照して説明する。
(原料混合工程S01)
まず、MoO粉およびMoO粉を混合する。ここで、MoO粉の平均粒子径は5μm以下、MoO粉の平均粒子径は5μm以下とする。それぞれの粉の純度は99.9mass%以上とすることが好ましい。
また、金属Mの酸化物を含有する場合には、この原料混合工程S01において、金属Mの酸化物粉を混合する。金属Mの酸化物粉の平均粒子径は、5μm以下とすることが好ましい。金属Mの酸化物粉の純度は99mass%以上とすることが好ましい。
なお、混合方法について特に限定はなく、既存の混合方法から適宜選択すればよい。本実施形態では、ボールミル法によって原料粉を混合している。
また、原料粉の平均粒子径については、ヘキサメタリン酸ナトリウム濃度0.2%の水溶液を100mL調製し、この水溶液に原料粉末を10mg加え、レーザー回折散乱法(測定装置:日機装株式会社製、Microtrac MT3000)を用いて、粒子径分布を測定した。得られた粒子径分布から算術平均径(体積平均径)を算出し、平均粒子径とした。
(焼結工程S02)
次に、上述のように混合した混合粉を、成形容器内に充填し、これを熱間等方圧加圧装置によって、加熱および加圧して焼結し、焼結体を得る。
この焼結工程S02における焼結温度は400℃以上500℃以下の範囲内、焼結温度での保持時間は30分以上300分以下の範囲内とする。また、焼結工程S02における加圧圧力は150MPa以上とする。
ここで、本実施形態において、焼結温度の下限は420℃以上とすることが好ましく、440℃以上とすることがより好ましい。また、焼結温度の上限は480℃以下とすることが好ましく、460℃以下とすることがより好ましい。
さらに、加圧圧力は160MPa以上とすることが好ましく、170MPa以上とすることがより好ましい。
実現可能な加圧圧力の上限は、196MPaである。
(乾式加工工程S03)
次に、得られた焼結体に対して、乾式の機械加工を行い、所定サイズの酸化モリブデンスパッタリングターゲットを得る。
上述の工程により、本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットが製造されることになる。
以上のような構成とされた本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットによれば、空孔の面積率が5%以下とされるとともに、空孔の平均面積が0.5μm以下とされているので、乾式加工において、空孔を起因とした割れの発生を抑制することができる。また、結晶組織の平均粒子面積が5μm以下とされているので、加工性に優れており、乾式加工時における割れの発生を抑制することができる。
よって、湿式加工をする必要がなく、MoOまたはMoOが水分に溶け出すことが抑制され、組成ずれの発生が抑制されており、使用開始時における空放電の時間を短縮することが可能となる。
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、MoO相の面積率が5%以上20%以下の範囲内である場合には、導電性に優れたMoO相が存在しているので、安定してDCスパッタすることができる。また、MoO相が多く存在せず、大きく酸素欠損していないことになり、スパッタ時の酸素導入量を低減することが可能となり、酸素プラズマによる基板のダメージを抑制することができる。
また、本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、MoO相の平均粒子面積が0.5μm以下である場合には、MoO相が微細に分散しており、安定してDCスパッタすることが可能となる。
さらに、本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、比抵抗値が1Ω・cm以上である場合には、大きく酸素欠損していないことになり、スパッタ時の酸素導入量を低減することが可能となる。また、MoO相を有し、結晶組織の平均粒子面積が5μm以下とされているので、比抵抗値が1Ω・cm以上であっても、安定してスパッタ成膜することが可能となる。
また、本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットにおいて、さらに、Ta、Nb、Si、Ti、Gaから選択される1種又は2種以上の金属Mの酸化物を含有する場合には、成膜した酸化モリブデン膜の耐アルカリ性を向上させることが可能となる。
そして、原子比[M]/([M]+[Mo])が0.12以下に制限されている場合には、金属Mの酸化物に起因した異常放電の発生を抑制でき、安定してスパッタ成膜することが可能となる。
本実施形態である酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法においては、平均粒子径が5μm以下のMoO粉および平均粒子径が5μm以下のMoO粉を混合する原料混合工程S01を備えているので、結晶組織の平均粒子面積を5μm以下とすることが可能となる。
また、焼結工程S02における焼結温度が400℃以上とされているので、空孔の面積率を低く抑えることができる。一方、焼結温度が500℃以下とされているので、結晶成長を抑制でき、結晶組織の平均粒子面積を5μm以下とすることができるとともに、大きく酸素欠損することが抑制される。
さらに、焼結工程S02における加圧圧力が150MPa以上とされているので、高密度化を図ることができ、空孔の面積率を5%以下、および、空孔の平均面積を0.5μm以下とすることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、混合粉を成形容器に充填して焼結するものとして説明したが、これに限定されることはなく、焼結工程の前に、例えばホットプレス(HP)装置を用いて加熱温度500℃以下で成形体を作製し、この成形体を熱間等方圧加圧法(HIP)で焼結してもよい。この場合、HIP前の充填密度を向上させることができるため、粉同士の接触面積が増加することで、より密度を向上させる効果がある。
以下に、本発明の有効性を確認するために行った確認実験の結果について説明する。
<酸化モリブデンスパッタリングターゲット>
純度99.9mass%以上のMoO粉およびMoO粉を準備した。なお、MoO粉の平均粒子径を2.9μmとし、MoO粉の平均粒子径を2.4μmとした。
また、金属Mの酸化物粉として、純度99.5mass%以上のTa粉、Nb粉、SiO粉、TiO粉、Ga粉を準備した。なお、Ta粉の平均粒子径を0.9μm、Nb粉の平均粒子径を1.8μm、SiO粉の平均粒子径を1.7μm、TiO粉の平均粒子径を2.7μm、Ga粉の平均粒子径を2.0μmとした。
これらの原料粉を表1に示す配合比となるように秤量し、乾式ボールミルによって混合した。
ボールを篩で除いた後、内径φ210mmのカーボン製の成形型に混合粉を入れ、ホットプレス装置を用いて、温度500℃、保持時間60min、加圧圧力20MPaの条件で加圧焼成し、成形体を作製した。
得られた成形体をSPCC製の容器にセットし、溶接で密閉後、表1に示す焼結温度の温度で5時間真空脱気し、封入した後、表1に示す焼結温度、保持時間180min、表1に示す加圧圧力の条件でHIP処理し、焼結体を得た。なお、比較例1および比較例4では、ホットプレス装置によって焼結を行った。
得られた焼結体を、旋盤を用いてφ152.4mm、6mmtのサイズに乾式加工し、Cu製のバッキングプレートにInはんだで接合し、酸化モリブデンスパッタリングターゲットを得た。
得られた酸化モリブデンスパッタリングターゲットについて、以下の項目について評価した。評価結果を表2および表3に示す。
(MoO相およびMoO相の有無)
上述の酸化モリブデンスパッタリングターゲットから試料を採取し、X線回折パターンを下記の条件で測定した。得られたXRDパターンに、MoO(ID:01-076-2711)とMoO(ID:01-076-1807)に帰属されるピークがあることを確認した。
装置:理学電気社製(RINT-Ultima/PC)
管球:Cu
管電圧:40kV
管電流:40mA
走査範囲(2θ):10°~80°
スリットサイズ:発散(DS)2/3度、散乱(SS)2/3度、受光(RS)0.8mm
測定ステップ幅:2θで0.02度
スキャンスピード:毎分2度
試料台回転スピード:30rpm
(ターゲット組成)
上述の酸化モリブデンスパッタリングターゲットから測定試料を採取し、酸に溶かした後、ICP-AESによってMo成分を定量分析した。また、同じ粉のサンプルでLECO社の酸素ガス分析装置によって、酸素の定量値を得た。得られた金属成分と酸素の結果(重量%)を原子%に変換することで、MoOのXを算出し、組成分析結果とした。
酸化物がある場合は、酸化物の金属元素については、Moと同様にICP-AESにて定量分析を行って、M/(M+Mo)を算出した。酸化物がある場合のMoの酸化状態については、酸化物の金属成分の定量値から酸化物が完全に酸化している(Ta、Nb、SiO、TiO、Gaとなっている)と仮定し、完全酸化時の酸素量を金属成分から計算した値を酸素ガス分析値から差し引いた。得られた酸素値とMoの定量値からMoの酸化状態(MoOのX)を計算した。
(空孔の面積率および平均面積)
得られたターゲット片を樹脂埋めした後、研磨し、該ターゲット片のスパッタ面に対して、プローブマイクロアナライザ(EPMA)装置(日本電子株式会社製)を用いて、倍率3000倍で、縦34μm、横25μmの組成像撮影した。
得られた画像について、画像処理ソフトImageJを用いて、Brightnessによる二値化を行った。このときBrightnessのしきい値を50と設定した。つまり輝度が低い空孔の領域のみを検出した。二値化した後、得られた画像についてParticle測定機能を用いて、空孔の平均面積を求めた。また、空孔の全面積を算出し、全体の面積で割った割合(面積率)を計算した。
(結晶組織の平均粒子面積)
上記と同様の画像について、画像処理ソフトImageJを用いて、Findmaxima Segmented Particles機能(上記Particle測定機能とは別物)を用いて、結晶粒子を認識し、結晶粒子の計測機能によって平均粒子面積を計算した。なお、酸化物を添加した場合は、酸化物を含めた組織の平均粒子面積とした。
(MoO相の面積率および平均粒子面積)
上記と同様の画像について、画像処理ソフトImageJを用いて、Brightnessによる二値化を行った。このときBrightnessのしきい値を160と設定した。つまり輝度が高い金属比率が多いMoOの領域のみを検出した。二値化した後、得られた画像についてParticle測定機能を用いて、平均粒子面積を求めた。また、粒子の面積を算出し全体の面積で割った割合(面積率)を計算した。
(比抵抗)
得られた酸化モリブデンスパッタリングターゲットの表面につき、25±5℃の雰囲気で三菱ガス化学製四探針抵抗測定計ロレスターを用いて測定した比抵抗を表に示した。
(乾式加工の可否)
ダイヤの切削工具を装着した旋盤により切込み量1mmで乾式加工した際、割れやチッピングなく加工が最後まで完了できたものを、乾式加工「可」とし、途中で割れや目視で確認できるチッピングが発生したものについて、旋盤加工「否」とした。
(DCスパッタの可否)
得られた酸化スパッタリングターゲットをスパッタ装置にセットし、Arガス流量100sccm、圧力0.4Paに設定し、DC電源(mks社製RPG-50)により300WでDCスパッタを行い、放電が立ったものを「可」とし、DCスパッタでは放電が立たない又は異常放電が多発するが、パルスDCに切り替えれば放電が安定したものを「パルス可」とし、それでも放電を継続できない場合を「否」とした。
(酸化モリブデン膜の透過率)
Arガス流量95sccm、酸素流量5sccm(すなわち酸素5%)、圧力0.4Paに設定し、DC電源(mks社製RPG-50)により300WでDCスパッタを行い、ガラス基板上に15nm成膜した。成膜した基板の550nmにおける透過率を分光光度計U-4100(日立ハイテクノロジーズ社製)によって測定した。ガラス基板をベースラインとした際に、透過率の値が95%以上であるものを十分酸化した膜であると判断した。
Figure 2022014783000001
Figure 2022014783000002
Figure 2022014783000003
比較例1においては、ホットプレス装置を用いて、焼結温度750℃、加圧圧力35MPaの条件で焼結を行った。MoO相が確認されなかった。焼結温度が高く、焼結時にMoO粉の還元反応が進行したためと推測される。また、結晶組織の平均粒子面積が大きくなった。このため、乾式加工が「否」となった。さらに、DCスパッタにより安定して成膜することができなかった。このため、酸化モリブデン膜の評価を実施できなかった。
比較例2においては、焼結時の圧力が140MPaと低く、空孔の平均面積が大きくなった。このため、乾式加工が「否」となった。さらに、DCスパッタにより安定して成膜することができなかった。このため、酸化モリブデン膜の評価を実施できなかった。
比較例3においては、焼結温度が300℃と低く、空孔の面積率が大きくなった。このため、乾式加工が「否」となった。さらに、DCスパッタにより安定して成膜することができなかった。このため、酸化モリブデン膜の評価を実施できなかった。
比較例4においては、ホットプレス装置を用いて、焼結温度650℃、加圧圧力35MPaの条件で焼結を行った。結晶組織の平均粒子面積が大きくなった。このため、乾式加工が「否」となった。さらに、DCスパッタにより安定して成膜することができなかった。このため、酸化モリブデン膜の評価を実施できなかった。
これに対して、本発明例1-9においては、MoO相およびMoO相を有しており、空孔の面積率が5%以下とされ、空孔の平均面積が0.5μm以下とされ、結晶組織の平均粒子面積が5μm以下とされており、乾式加工が「可」となった。また、本発明例1-6、8,9ではDCスパッタで、本発明例7ではパルスDCスパッタで、安定して成膜することができた。
以上のことから、本発明例によれば、安定して乾式加工を行うことができ、組成ずれの発生を抑制でき、使用開始時の空放電時間を短縮可能な酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、この酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法を提供可能であることが確認された。

Claims (6)

  1. MoO相で構成され、前記MoO相は、MoO相およびMoO相を有し、残部が不可避不純物であり、
    空孔の面積率が5%以下とされるとともに、空孔の平均面積が0.5μm以下とされており、
    結晶組織の平均粒子面積が5μm以下であることを特徴とする酸化モリブデンスパッタリングターゲット。
  2. 比抵抗値が1Ω・cm以上であることを特徴とする請求項1に記載の酸化モリブデンスパッタリングターゲット。
  3. MoO相の面積率が5%以上20%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の酸化モリブデンスパッタリングターゲット。
  4. MoO相の平均粒子面積が0.5μm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の酸化モリブデンスパッタリングターゲット。
  5. さらに、Ta、Nb、Si、Ti、Gaから選択される1種又は2種以上の金属Mの酸化物を含有し、
    金属Mの含有量を[M]、Moの含有量を[Mo]とした場合に、原子比[M]/([M]+[Mo])は0.12以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の酸化モリブデンスパッタリングターゲット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の酸化モリブデンスパッタリングターゲットを製造する酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法であって、
    平均粒子径が5μm以下のMoO粉および平均粒子径が5μm以下のMoO粉を混合する原料混合工程と、
    混合粉を、400℃以上500℃以下の温度、かつ、150MPa以上の圧力で、熱間等方圧加圧法によって焼結する焼結工程と、
    得られた焼結体を乾式加工する乾式加工工程と、
    を備えていることを特徴とする酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法。
JP2020117328A 2020-07-07 2020-07-07 酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法 Pending JP2022014783A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020117328A JP2022014783A (ja) 2020-07-07 2020-07-07 酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法
PCT/JP2021/019973 WO2022009548A1 (ja) 2020-07-07 2021-05-26 酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法
TW110119675A TW202206401A (zh) 2020-07-07 2021-05-31 氧化鉬濺鍍靶及氧化鉬濺鍍靶之製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020117328A JP2022014783A (ja) 2020-07-07 2020-07-07 酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022014783A true JP2022014783A (ja) 2022-01-20

Family

ID=79552397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020117328A Pending JP2022014783A (ja) 2020-07-07 2020-07-07 酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2022014783A (ja)
TW (1) TW202206401A (ja)
WO (1) WO2022009548A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114737159B (zh) * 2022-04-14 2024-04-30 金堆城钼业股份有限公司 一种三氧化钼溅射靶材、制备方法以及靶材模具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3467140A1 (de) * 2017-10-06 2019-04-10 Plansee SE Targetmaterial zur abscheidung von molybdänoxid-schichten
CN111164233B (zh) * 2018-08-09 2022-04-05 捷客斯金属株式会社 氧化物溅射靶及其制造方法、以及使用该氧化物溅射靶形成的氧化物薄膜
EP3715496B1 (de) * 2019-03-29 2024-07-17 Plansee SE Sputteringtarget zur herstellung molybdänoxidhaltiger schichten
EP3715497A1 (de) * 2019-03-29 2020-09-30 Plansee SE Sputteringtarget zur herstellung molybdänoxidhaltiger schichten

Also Published As

Publication number Publication date
TW202206401A (zh) 2022-02-16
WO2022009548A1 (ja) 2022-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2980046B1 (en) Method for manufacturing cubic boron nitride sintered body, and cubic boron nitride sintered body
JP6479788B2 (ja) スパッタリングターゲット及びその製造方法
JP6355124B2 (ja) 表面被覆窒化硼素焼結体工具
JP5761178B2 (ja) 六ホウ化ランタン焼結体、それを用いたターゲット、六ホウ化ランタン膜、及び該焼結体の製造方法
JP5054854B2 (ja) 放電加工用電極
KR20150136552A (ko) 산화물 소결체 및 스퍼터링 타깃, 및 그 제조 방법
JP6798852B2 (ja) スパッタリングターゲット及びスパッタリングターゲットの製造方法
JP7269407B2 (ja) タングステンシリサイドターゲット部材及びその製造方法、並びにタングステンシリサイド膜の製造方法
JP6665428B2 (ja) Cu−Ga合金スパッタリングターゲット及びその製造方法
WO2022009548A1 (ja) 酸化モリブデンスパッタリングターゲット、および、酸化モリブデンスパッタリングターゲットの製造方法
JPWO2017094628A1 (ja) 工具
JP2007231392A (ja) 酸化物焼結体よりなるスパッタリングターゲットおよびその製造方法
JP6794850B2 (ja) スパッタリングターゲット及びスパッタリングターゲットの製造方法
TWI611028B (zh) 濺鍍靶及其製造方法
JP6098882B2 (ja) 耐欠損性にすぐれた立方晶窒化硼素焼結体切削工具
WO2019202909A1 (ja) Sn-Zn-O系酸化物焼結体とその製造方法
JP2018159127A (ja) In−Cu焼結体スパッタリングターゲット及びIn−Cu焼結体スパッタリングターゲットの製造方法
JP2019044222A (ja) In−Cu合金粉末、In−Cu合金粉末の製造方法、In−Cu合金スパッタリングターゲット及びIn−Cu合金スパッタリングターゲットの製造方法
JP6459830B2 (ja) 酸化物焼結体及びその製造方法、並びに酸化物膜の製造方法
JP2019039070A (ja) SiCスパッタリングターゲット
WO2018174019A1 (ja) In-Cu焼結体スパッタリングターゲット及びIn-Cu焼結体スパッタリングターゲットの製造方法
JP6830089B2 (ja) スパッタリングターゲット部材、スパッタリングターゲット部材の製造方法、スパッタリングターゲット、スパッタ膜の製造方法、膜体の製造方法、積層構造体の製造方法、及び有機el装置の製造方法
WO2017073514A1 (ja) スパッタリングターゲット及びスパッタリングターゲットの製造方法
JP2023030881A (ja) 立方晶窒化硼素焼結体及び被覆立方晶窒化硼素焼結体
JP2008073815A (ja) プリント基板加工用ドリル