JP2022003280A - 樹脂製エルボ継手 - Google Patents

樹脂製エルボ継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2022003280A
JP2022003280A JP2021164616A JP2021164616A JP2022003280A JP 2022003280 A JP2022003280 A JP 2022003280A JP 2021164616 A JP2021164616 A JP 2021164616A JP 2021164616 A JP2021164616 A JP 2021164616A JP 2022003280 A JP2022003280 A JP 2022003280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
peripheral surface
insert
inner peripheral
straight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021164616A
Other languages
English (en)
Inventor
延彦 林
Nobuhiko Hayashi
元 井村
Hajime Imura
正秋 川崎
Masaaki Kawasaki
香織 那須
Kaori Nasu
大地 延島
Daichi Nobeshima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onda Mfg Co Ltd
Original Assignee
Onda Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onda Mfg Co Ltd filed Critical Onda Mfg Co Ltd
Priority to JP2021164616A priority Critical patent/JP2022003280A/ja
Publication of JP2022003280A publication Critical patent/JP2022003280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

【課題】 新規な流体が樹脂製エルボ継手を提供すること。【解決手段】 樹脂製エルボ継手1は、第1ストレート部2と第2ストレート部3とを繋ぐよう両者に対し一体形成されているL型のコーナー部4を有する樹脂製の継手本体5を備える。第1ストレート部2には、その第1ストレート部2に挿入し接続されるパイプ6の抜け止めを行う第1ロック機構7が設けられる。第2ストレート部3には、その第2ストレート部3に挿入し接続されるパイプ8の抜け止めを行う第2ロック機構9が設けられる。流体が通過する内周面のうち、コーナー部4の内周面のみがインサート34によって形成されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、樹脂製エルボ継手に関する。
建物の給水システム等の流体供給システムにおいては、流体(水等)を流すための複数の配管が設けられており、それら各配管のうち略直角に延びた配管同士を樹脂製エルボ継手(例えば特許文献1参照)で繋ぐようにしたものが知られている。
意匠登録第1474055号公報
本発明の目的は、新規な樹脂製エルボ継手を提供すること。
上記課題を解決する樹脂製エルボ継手は、第1ストレート部と第2ストレート部とを繋ぐよう両者に対し一体形成されているL型のコーナー部を有する樹脂製の継手本体と、前記第1ストレート部に接続される上流側の第1配管の抜け止めを行う第1ロック機構と、前記第2ストレート部に接続される下流側の第2配管の抜け止めを行う第2ロック機構と、を備え、流体が通過する内周面のうち、前記コーナー部の内周面のみがインサートによって形成されている。
樹脂製エルボ継手及びそれを覆う配管カバーを示す断面図。 配管カバーを示す正面図。 樹脂製エルボ継手を示す断面図。 樹脂製エルボ継手の継手本体を形成するための金型を示す断面図。 樹脂製エルボ継手の他の例を示す断面図。
以下、樹脂製エルボ継手、樹脂製エルボ継手の製造方法、及びインサートの一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示す樹脂製エルボ継手1は、建物の給水システム等において、水を流すための複数のパイプ(配管)のうち直角に延びたパイプ同士を繋ぐために設けられている。この樹脂製エルボ継手1は、第1ストレート部2と第2ストレート部3とを繋ぐよう両者に対し一体形成されているL型のコーナー部4を有する樹脂製の継手本体5を備えている。なお、継手本体5を形成する樹脂としては、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂にグラスファイバーを混合したものを用いることが考えられる。
継手本体5において、第1ストレート部2と第2ストレート部3とは互いに直角となる方向に直線状に延びる円筒状に形成されており、コーナー部4は第1ストレート部2と第2ストレート部3とを繋ぐように円弧状に湾曲する円筒状に形成されている。上記第1ストレート部2には、その第1ストレート部2に接続されるパイプ6(第1配管)の抜け止めを行う第1ロック機構7が設けられている。また、上記第2ストレート部3には、その第2ストレート部3に接続されるパイプ8(第2配管)の抜け止めを行う第2ロック機構9が設けられている。
樹脂製エルボ継手1においては、相当管長が1.0m未満となるようにされており、より詳しくは相当管長が0.8m未満となるようにされている。ここで、相当管長とは、樹脂製エルボ継手1を流体(この例では水)が通過するときの圧力損失を表す値であって、その圧力損失が小さくなるほど小さい値となる。この相当管長は、次の(A)〜(C)の手順で求めることが可能である。
(A)エルボ継手に一定流量の水を流したときの同エルボ継手の上流と下流とでの圧力差を測定する。
(B)エルボ継手に適合する内径を有する直線状の管に対し、上記(A)でエルボ継手に流した一定流量と同じ流量の水を流したときの上記管における1m当たりの管摩擦損失を予め算出しておく。
(C)上記(A)で測定した圧力差を上記(B)における管の1m当たりの摩擦損失で除算し、それによって得られた値をエルボ継手の相当管長とする。
図2に示すように、上記樹脂製エルボ継手1全体は、建物の給水システムの一部として設置されたとき、配管カバー10によって覆われるようになる。図1に示すように、この配管カバー10は、継手本体5の第1ストレート部2と同方向に延びて第1ストレート部2及び第1ロック機構7を覆う第1カバー部10aと、継手本体5の第2ストレート部3と同方向に延びて第2ストレート部3及び第2ロック機構9を覆う第2カバー部10bと、を備えている。
更に、配管カバー10は、第1カバー部10aと第2カバー部10bとを繋ぐコーナーカバー部10cを備えている。このコーナーカバー部10cは、継手本体5のコーナー部4を覆うとともに、そのコーナー部4に沿って湾曲している。ちなみに、継手本体5におけるコーナー部4の曲率は、配管カバー10におけるコーナーカバー部10cの曲率よりも小さくされている。これにより、配管カバー10内における同カバー10と継手本体5との間の空間のうち、継手本体5のコーナー部4に対応する部分を大きくとることができ、その部分を断熱空間等として利用する場合に有利になる。
次に、樹脂製エルボ継手1の構造について詳しく説明する。
図3に示すように、樹脂製エルボ継手1の継手本体5において、コーナー部4の第1ストレート部2との境界部分は入口部4aとなっている。第1ストレート部2の内周面におけるコーナー部4寄りの部分には、パイプ6とパイプ8とのうち、上流側のパイプ6の端部を収容する収容部11が設けられている。この収容部11の内周面とコーナー部4における入口部4aの内周面との間には、段差部12が形成されている。また、パイプ6の端部には金属からなる筒状のインコア13が挿入されている。このインコア13がパイプ6内に没入することは同インコア13の端部に形成されたフランジ13aによって抑制されている。そして、パイプ6の端部に挿入されたインコア13が段差部12に突き当たるようになるまで、同パイプ6の端部が第1ストレート部2の端部から同第1ストレート部2における収容部11の内周面に挿入されている。
第1ストレート部2の内周面において、収容部11と第1ストレート部2の上記端部との間の部分には、収容部11よりも大径となるシール部14が設けられている。このシール部14内には、収容部11側から第1ストレート部2の端部側に向けて、シールリング15、スペーサ16、シールリング17、保持リング18が順に配置されている。そして、パイプ6の端部が第1ストレート部2の収容部11内に挿入されたときには、そのパイプ6がシールリング15、スペーサ16、シールリング17、及び保持リング18を貫通する。このとき、シール部14内のシールリング15,17がパイプ6の外周面に接触した状態となり、それによって継手本体5内を流れる水がパイプ6の外周面とシール部14の内周面との間から樹脂製エルボ継手1の外に漏れることは抑制される。
第1ロック機構7は、パイプ6を第1ストレート部2に保持するための保持部材19と、その保持部材19を第1ストレート部2に取り付けるためのキャップ20と、を備えている。上記保持部材19には嵌込リング21と割リング22との間に位置する円環状のロックリング23が設けられている。保持部材19は、第1ストレート部2のシール部14に配置された保持リング18に隣接して位置している。
また、キャップ20は、円筒状に形成されている。このキャップ20の内部に割リング22及びロックリング23を配置し、更に嵌込リング21をキャップ20の内部に嵌め込むことにより、割リング22及びロックリング23がキャップ20の内部から脱落しないようにされる。そうした状態のもと、キャップ20の開口端を第1ストレート部2の端部と径方向に重なる部分において同端部に対し係合させることにより、第1ストレート部2に対しキャップ20及び保持部材19からなる第1ロック機構7が容易に組み付けられる。
第1ロック機構7(保持部材19及びキャップ20)が第1ストレート部2に取り付けられた状態で、パイプ6の端部が保持部材19及びキャップ20を貫通して第1ストレート部2の上記端部から収容部11内に挿入されると、保持部材19のロックリング23がパイプ6の外周面を押圧する。これにより、パイプ6の第1ストレート部2からの抜け出しが防止される。
一方、樹脂製エルボ継手1の継手本体5において、第2ストレート部3及び第2ロック機構9はそれぞれ、第1ストレート部2及び第1ロック機構7とほぼ同じ構成となっている。このため、以下の第2ストレート部3及び第2ロック機構9の説明において、第1ストレート部2及び第1ロック機構7と同じ部分については、それら第1ストレート部2及び第1ロック機構7と同一の符号を付して説明する。
継手本体5において、コーナー部4の第2ストレート部3との境界部分は出口部4bとなっている。第2ストレート部3の内周面におけるコーナー部4寄りの部分には、パイプ6とパイプ8とのうち、下流側のパイプ8の端部を収容する収容部11が設けられている。この収容部11の内周面とコーナー部4における出口部4bの内周面との間には、段差部12が形成されている。また、パイプ8の端部にはインコア13が挿入されている。このインコア13がパイプ8内に没入することはフランジ13aによって抑制されている。そして、パイプ8の端部に挿入されたインコア13が段差部12に突き当たるようになるまで、同パイプ8の端部が第2ストレート部3の端部から同第2ストレート部3における収容部11の内周面に挿入されている。
第2ストレート部3の内周面において、収容部11と第2ストレート部3の上記端部との間の部分には、収容部11よりも大径となるシール部14が設けられている。このシール部14内には、収容部11側から第2ストレート部3の端部側に向けて、シールリング15、スペーサ16、シールリング17、保持リング18が順に配置されている。そして、パイプ8の端部が第2ストレート部3の収容部11内に挿入されたときには、そのパイプ8がシールリング15、スペーサ16、シールリング17、及び保持リング18を貫通する。このとき、シール部14内のシールリング15,17がパイプ8の外周面に接触した状態となり、それによって継手本体5内を流れる水がパイプ8の外周面とシール部14の内周面との間から樹脂製エルボ継手1の外に漏れることは抑制される。
第2ロック機構9は、パイプ8を第2ストレート部3に保持するための保持部材19と、その保持部材19を第2ストレート部3に取り付けるためのキャップ20と、を備えている。上記保持部材19には嵌込リング21と割リング22との間に位置する円環状のロックリング23が設けられている。保持部材19は、第2ストレート部3のシール部14に配置された保持リング18に隣接して位置している。
また、キャップ20は、円筒状に形成されている。このキャップ20の内部に割リング22及びロックリング23を配置し、更に嵌込リング21をキャップ20の内部に嵌め込むことにより、割リング22及びロックリング23がキャップ20の内部から脱落しないようにされる。そうした状態のもと、キャップ20の開口端を第2ストレート部3の端部と径方向に重なる部分において同端部に対し係合させることにより、第2ストレート部3に対しキャップ20及び保持部材19からなる第2ロック機構9が容易に組み付けられる。
第2ロック機構9(保持部材19及びキャップ20)が第2ストレート部3に取り付けられた状態で、パイプ8の端部が保持部材19及びキャップ20を貫通して第2ストレート部3の上記端部から収容部11内に挿入されると、保持部材19のロックリング23がパイプ8の外周面を押圧する。これにより、パイプ8の第2ストレート部3からの抜け出しが防止される。
次に、継手本体5のコーナー部4について詳しく説明する。
継手本体5におけるコーナー部4の内周面は、ポリフェニレンサルファイド樹脂等からなる筒状のインサート34によって形成されている。従って、コーナー部4の入口部4aはインサート34における第1ストレート部2側の端部に位置しており、コーナー部4の出口部4bはインサート34における第2ストレート部3側の端部に位置している。このインサート34は射出成形によって形成されるものであり、インサート34の内周面における第1ストレート部2側の端部、及び、第2ストレート部3側の端部には、それぞれ面取り加工が施されている。
インサート34(コーナー部4)における入口部4aと出口部4bとの間の中間位置には、頂点部4cが設けられている。そして、インサート34の内周面に、コーナー部4の入口部4a、出口部4b、及び頂点部4cの内周面が位置している。インサート34における入口部4a、出口部4b、及び頂点部4cの内周面はそれぞれ真円状をなしており、コーナー部4の内部では入口部4aの内周面と頂点部4cの内周面とが滑らかに繋がっているとともに頂点部4cの内周面と出口部4bの内周面とが滑らかに繋がっている。ちなみに、入口部4a及び出口部4bの内径は、頂点部4cの内径よりも大きくされている。従って、インサート34(コーナー部4)の内径は、頂点部4cから入口部4aに向うほど徐々に大きくなるとともに、頂点部4cから出口部4bに向うほど徐々に大きくなる。こうしたコーナー部4の構造により、樹脂製エルボ継手1の相当管長が1.0m未満、より詳しくは0.8m未満となるようにされている。
次に、樹脂製エルボ継手1の製造方法について、より詳しくは継手本体5を形成する方法について説明する。
図4は、継手本体5を射出成形によって形成するための金型35を示している。型締めされた金型35内には、コーナー部4の内周面を形成するための上記インサート34が配置されるとともに、互いに直交する方向に延びる一対のピン36,37が配置される。これらピン36とピン37との先端同士はそれぞれ、インサート34の端部から同インサート34の内部に挿入されて互いに突き合わされる。そして、インサート34の一方の端面、すなわちコーナー部4の入口部4a側の端面には、ピン36の先端部外周面に形成された段部36aが当接される。また、インサート34の他方の端面、すなわちコーナー部4の出口部4b側の端面には、ピン37の先端部外周面に形成された段部37aが当接される。
その後、金型35内におけるインサート34及びピン36,37周りのキャビティに対し溶融した樹脂を射出し、同樹脂をインサート34及びピン36,37周りで固化させることにより継手本体5が形成される。詳しくは、継手本体5の第1ストレート部2がピン36周りに形成され、継手本体5のコーナー部4がインサート34及びその周りに形成され、継手本体5の第2ストレート部3がピン37周りに形成される。そして、ピン36、37は、金型35の型開きとともにインサート34の端面から離れる方向に引き抜かれる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)継手本体5におけるコーナー部4の内周面がインサート34によって形成されているため、上述した方法で継手本体5の形成を行うことができる。この方法で継手本体5を形成することにより、コーナー部4の内部を次のように滑らかにすることができる。すなわち、コーナー部4の内周面を形成するインサート34における頂点部4c、入口部4a、及び出口部4bの内周面を予めそれぞれ真円状にし、入口部4aの内周面と頂点部4cの内周面とが滑らかに繋がるとともに同頂点部4cの内周面と出口部4bの内周面とが滑らかに繋がるようにする。そして、そのインサート34を用いて上述したように継手本体5を形成することにより、継手本体5におけるコーナー部4の内部を滑らかにすることができる。その結果、樹脂製エルボ継手1においてコーナー部4を流体が通過することによる圧力損失が小さく抑えられるようになり、樹脂製エルボ継手1の相当管長が1.0m未満、より詳しくは0.8m未満という小さい値となる。従って、給水システムにおいて樹脂製エルボ継手1の数が多くなったとしても、その給水システムの末端における給水栓での水の流量が少なくなることを抑制できる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・パイプ6,8の端部に挿入されるインコア13を設ける代わりに、図5に示すように第1ストレート部2及び第2ストレート部3における収容部11及びシール部14の内側に第1ストレート部2又は第2ストレート部3と一体に形成された内筒部38を設け、その内筒部38の外周面にパイプ6の端部又はパイプ8の端部を挿入するようにしてもよい。この例では、内筒部38の外周面にパイプ6,8の端部を挿入する際、それら端部に当接して同端部と共に内筒部38と収容部11との間の内奥に押し込まれることにより、上記端部の挿入をガイドするリング状の挿入ガイド39が設けられている。
・継手本体5の第1ストレート部2と第2ストレート部3とは直角に延びるようにされている、すなわち第1ストレート部2と第2ストレート部3との中心線同士の傾斜角度が90°となるようにされているが、そうした傾斜角度は必ずしも90°である必要はない。例えば、上記中心線同士の傾斜角度が90°を含む所定範囲内の値であって、90°以外の値となるようにしてもよい。
・継手本体5におけるインサート34(コーナー部4)の頂点部4c、入口部4a、及び出口部4bの内径を適宜変更してもよい。例えば、それら頂点部4c、入口部4a、及び出口部4bの内径を等しくしてもよい。
・継手本体5を形成する樹脂として、ポリフェニレンサルファイド樹脂にグラスファイバーを混合したものを例示したが、それ以外の樹脂を用いてもよい。
・インサート34の外周面に樹脂製エルボ継手1内の水の流れに沿った方向に延びるリブを形成することにより、インサート34の強度を高めるようにしてもよい。
・インサート34の内周面に樹脂製エルボ継手1内の水の流れに沿った方向に延びるリブを形成することにより、インサート34の強度を高めるようにしてもよい。
・インサート34は、直線状のパイプ素材を円弧状に湾曲させることによって形成されるものであってもよい。
・インサート34は、その中心線を含む平面で二つに分割されているものであってもよい。この場合、インサート34の形成が容易になる。
・インサート34をポリフェニレンサルファイド樹脂によって形成したが、それ以外の樹脂を用いて形成してもよい。また、インサート34を樹脂ではなく金属によって形成することも可能である。
・樹脂製エルボ継手1を給水システム以外の流体供給システム、例えば給湯システム等に適用してもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想について記載する。
(1)第1ストレート部と第2ストレート部とを繋ぐよう両者に対し一体形成されているL型のコーナー部を有する樹脂製の継手本体と、前記第1ストレート部に接続される上流側の第1配管の抜け止めを行う第1ロック機構と、前記第2ストレート部に接続される下流側の第2配管の抜け止めを行う第2ロック機構と、を備え、前記コーナー部の内周面がインサートによって形成され、前記インサートの前記第1ストレート部との境界部分は入口部となっており、前記第1ストレート部の内周面における前記インサート寄りの部分には、前記第1配管の端部を収容する収容部が設けられ、前記収容部の内周面と前記インサートにおける前記入口部の内周面との間には、前記第1配管の前記収容部における挿入位置を前記インサートへの当接により規定する段差部が形成されていることを特徴とする樹脂製エルボ継手。
(2)第1ストレート部と第2ストレート部とを繋ぐよう両者に対し一体形成されているL型のコーナー部を有する樹脂製の継手本体と、前記第1ストレート部に接続される上流側の第1配管の抜け止めを行う第1ロック機構と、前記第2ストレート部に接続される下流側の第2配管の抜け止めを行う第2ロック機構と、を備え、前記コーナー部の内周面がインサートによって形成され、前記インサートの前記第2ストレート部との境界部分は出口部となっており、前記第2ストレート部の内周面における前記インサート寄りの部分には、前記第2配管の端部を収容する収容部が設けられ、前記収容部の内周面と前記インサートにおける前記出口部の内周面との間には、前記第2配管の前記収容部における挿入位置を前記インサートへの当接により規定する段差部が形成されていることを特徴とする樹脂製エルボ継手。
上記構成によれば、継手本体を射出成形によって形成する際、金型内にインサートを配置するとともに同インサートの端部に一対のピンの先端を位置合わせした状態で、その金型内におけるインサート及びピン周りに溶融した樹脂を射出する。そして、同樹脂が硬化した後に型開きとともにピンを引き抜くことによって継手本体が形成され、その継手本体におけるコーナー部の内周面がインサートによって形成される。このように継手本体を形成することにより、コーナー部の内部を次のように滑らかにすることができる。すなわち、コーナー部の内周面を形成するインサートにおける頂点部、入口部、及び出口部の内周面を予めそれぞれ真円状にし、入口部の内周面と頂点部の内周面とが滑らかに繋がるとともに同頂点部の内周面と出口部の内周面とが滑らかに繋がるようにする。そして、そのインサートを用いて上述したように継手本体を形成することにより、継手本体におけるコーナー部の内部を滑らかにすることができる。その結果、樹脂製エルボ継手においてコーナー部を流体が通過することによる圧力損失が小さく抑えられるようになる。
1…樹脂製エルボ継手、2…第1ストレート部、3…第2ストレート部、4…コーナー部、4a…入口部、4b…出口部、4c…頂点部、5…継手本体、6…パイプ、7…第1ロック機構、8…パイプ、9…第2ロック機構、10…配管カバー、10a…第1カバー部、10b…第2カバー部、10c…コーナーカバー部、11…収容部、12…段差部、13…インコア、13a…フランジ、14…シール部、15…シールリング、16…スペーサ、17…シールリング、18…保持リング、19…保持部材、20…キャップ、21…嵌込リング、22…割リング、23…ロックリング、34…インサート、35…金型、36…ピン、36a…段部、37…ピン、37a…段部、38…内筒部、39…挿入ガイド。

Claims (1)

  1. 第1ストレート部と第2ストレート部とを繋ぐよう両者に対し一体形成されているL型のコーナー部を有する樹脂製の継手本体と、
    前記第1ストレート部に接続される上流側の第1配管の抜け止めを行う第1ロック機構と、
    前記第2ストレート部に接続される下流側の第2配管の抜け止めを行う第2ロック機構と、
    を備え、
    流体が通過する内周面のうち、前記コーナー部の内周面のみがインサートによって形成されていることを特徴とする樹脂製エルボ継手。

JP2021164616A 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手 Pending JP2022003280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021164616A JP2022003280A (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017145416A JP7019988B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 樹脂製エルボ継手
JP2021164616A JP2022003280A (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017145416A Division JP7019988B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 樹脂製エルボ継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022003280A true JP2022003280A (ja) 2022-01-11

Family

ID=65477287

Family Applications (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017145416A Active JP7019988B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 樹脂製エルボ継手
JP2021164609A Active JP7295503B2 (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手
JP2021164611A Active JP7231890B2 (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手
JP2021164616A Pending JP2022003280A (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手
JP2021164612A Active JP7231891B2 (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手
JP2021164610A Pending JP2022003277A (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手

Family Applications Before (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017145416A Active JP7019988B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 樹脂製エルボ継手
JP2021164609A Active JP7295503B2 (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手
JP2021164611A Active JP7231890B2 (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021164612A Active JP7231891B2 (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手
JP2021164610A Pending JP2022003277A (ja) 2017-07-27 2021-10-06 樹脂製エルボ継手

Country Status (1)

Country Link
JP (6) JP7019988B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022003276A (ja) * 2017-07-27 2022-01-11 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6939194B2 (ja) * 2017-07-27 2021-09-22 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手
JP6939193B2 (ja) * 2017-07-27 2021-09-22 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手及び配管カバー
JP7425563B2 (ja) * 2019-08-26 2024-01-31 株式会社ブリヂストン 流路構造
CN114719110A (zh) * 2022-02-21 2022-07-08 丰果(中国)有限公司 一种便于安装的连接件

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0357648U (ja) * 1989-10-06 1991-06-04
JPH05338015A (ja) * 1992-06-10 1993-12-21 Fuji Heavy Ind Ltd 中空状樹脂成形品
US5316349A (en) * 1992-02-27 1994-05-31 Karl Rafeld Kg Spritzgusswerk, Elektronik Und Formenbau Tube connecting element of plastic for sanitary and heating purposes
JPH11141761A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Sekisui Chem Co Ltd 管継手
JPH11344194A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Sekisui Chem Co Ltd 消音性受口付き管継手
JP2006207675A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Kitz Corp 管継手
JP2011017378A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 樹脂製管継手およびその製造方法
JP2016023667A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 クボタシーアイ株式会社 断熱継手

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759747Y2 (ja) * 1978-02-14 1982-12-20
JPS6052348B2 (ja) * 1980-11-27 1985-11-19 積水化学工業株式会社 管継手
JPH0710539B2 (ja) * 1986-12-03 1995-02-08 カルソニック株式会社 エンジン用合成樹脂製吸気管及びその製造方法
JP3377885B2 (ja) * 1995-05-22 2003-02-17 株式会社光明製作所 管継手
JP2000210977A (ja) 1999-01-20 2000-08-02 Sekisui Chem Co Ltd 消音性受口付き管継手の製造方法
JP2001304480A (ja) 2000-04-19 2001-10-31 Reiton:Kk 管継手
JP4191970B2 (ja) 2002-09-19 2008-12-03 株式会社ブリヂストン コネクタ−内への異物侵入防止キャップ
JP2005207557A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Onda Seisakusho:Kk インコア
JP2005233363A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Bridgestone Flowtech Corp 管継手及びその製法
JP2006010010A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Smc Corp 管継手
DE102007011041A1 (de) 2007-03-07 2008-09-11 Robert Bosch Gmbh Kunststoffformrohr
JPWO2009020054A1 (ja) * 2007-08-09 2010-11-04 旭有機材工業株式会社 Frp補強塩化ビニル系樹脂製管継手及びその製造方法
JP5330681B2 (ja) * 2007-12-07 2013-10-30 株式会社ブリヂストン 管継手連結部品及び配管構造体
JP5238275B2 (ja) 2008-01-31 2013-07-17 Jfe継手株式会社 管継手
JP5430988B2 (ja) * 2009-03-23 2014-03-05 未来工業株式会社 流体管継手装置
JP5643621B2 (ja) * 2010-11-29 2014-12-17 株式会社オンダ製作所 インコア
JP2012218272A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Toyota Boshoku Corp 成形方法及び成形装置
CN202360965U (zh) * 2011-12-12 2012-08-01 常州升腾管业有限公司 管道连接装置
JP2015086944A (ja) 2013-10-30 2015-05-07 積水化学工業株式会社 エルボ継手
JP6152064B2 (ja) 2014-03-18 2017-06-21 株式会社ニフコ 曲管構造
JP5967271B2 (ja) * 2015-07-22 2016-08-10 株式会社オンダ製作所 継手及び継手取付構造
JP7019988B2 (ja) * 2017-07-27 2022-02-16 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手
JP6939193B2 (ja) * 2017-07-27 2021-09-22 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手及び配管カバー
JP6939194B2 (ja) * 2017-07-27 2021-09-22 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0357648U (ja) * 1989-10-06 1991-06-04
US5316349A (en) * 1992-02-27 1994-05-31 Karl Rafeld Kg Spritzgusswerk, Elektronik Und Formenbau Tube connecting element of plastic for sanitary and heating purposes
JPH05338015A (ja) * 1992-06-10 1993-12-21 Fuji Heavy Ind Ltd 中空状樹脂成形品
JPH11141761A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Sekisui Chem Co Ltd 管継手
JPH11344194A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Sekisui Chem Co Ltd 消音性受口付き管継手
JP2006207675A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Kitz Corp 管継手
JP2011017378A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 樹脂製管継手およびその製造方法
JP2016023667A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 クボタシーアイ株式会社 断熱継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022003276A (ja) * 2017-07-27 2022-01-11 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022003276A (ja) 2022-01-11
JP7231891B2 (ja) 2023-03-02
JP7295503B2 (ja) 2023-06-21
JP2022003277A (ja) 2022-01-11
JP7019988B2 (ja) 2022-02-16
JP7231890B2 (ja) 2023-03-02
JP2019025710A (ja) 2019-02-21
JP2022003279A (ja) 2022-01-11
JP2022003278A (ja) 2022-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022003280A (ja) 樹脂製エルボ継手
JP2021181836A (ja) 樹脂製エルボ継手及び配管カバー
JP7536228B2 (ja) 樹脂製エルボ継手
WO2012164762A1 (ja) 継手及びその製造方法
JP3220335U (ja) 樹脂製エルボ継手
JP2023115344A (ja) 樹脂製チーズ継手
ITTO20080159U1 (it) Elemento di giunto tubolare.
JP2023097380A (ja) ヘッダー
TW201734350A (zh) 附接頭管
JP7270899B2 (ja) 樹脂製チーズ継手
JP7020295B2 (ja) 樹脂製継手
JP7270898B2 (ja) 樹脂製チーズ継手
US20200164559A1 (en) Injection mold, resin member, and method for producing resin product
JP7536229B2 (ja) 樹脂製継手
JP7022382B2 (ja) 樹脂製チーズ継手
JP2012250525A (ja) 継手の製造方法
JP7480006B2 (ja) 多層継手用受口部材、多層継手及び配管システム
TW202126945A (zh) 流道構造
JP2019148335A (ja) 樹脂製チーズ継手
JP2024042635A (ja) 金型構造、インコアの製造方法、インコア、及び管継手
ITUA20164418A1 (it) Portatubo con boccola autocentrante a tenuta ermetica per tubazioni flessibili termoplastiche
ITTO20110229A1 (it) Sistema di innesto di elementi di una canna fumaria

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230222