JP2000210977A - 消音性受口付き管継手の製造方法 - Google Patents
消音性受口付き管継手の製造方法Info
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- JP2000210977A JP2000210977A JP11012110A JP1211099A JP2000210977A JP 2000210977 A JP2000210977 A JP 2000210977A JP 11012110 A JP11012110 A JP 11012110A JP 1211099 A JP1211099 A JP 1211099A JP 2000210977 A JP2000210977 A JP 2000210977A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16L55/02—Energy absorbers; Noise absorbers
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】継手本体の流水面を含む内層が硬度８０以下の
弾性樹脂からなる消音性受口付き管継手等を、寸法精度
よく製造する方法を提供する。 【解決手段】継手本体の外層と受口とからなる外殻を、
第１の金型のキャビティ内に合成樹脂を射出成形するこ
とにより成形する工程と、前記第１の金型のキャビティ
よりも前記外殻の合成樹脂の収縮分だけ小さい外殻装着
部と、前記外殻の継手本体の外層の内側への内層形成部
とを有するキャビティを備えた第２の金型を用いて、そ
のキャビティ内の前記外殻装着部に前記外殻を装着し、
前記内層形成部に硬度８０以下の弾性樹脂を射出成形し
て内層を成形する工程とからなる消音性受口付き管継手
の製造方法である。
弾性樹脂からなる消音性受口付き管継手等を、寸法精度
よく製造する方法を提供する。 【解決手段】継手本体の外層と受口とからなる外殻を、
第１の金型のキャビティ内に合成樹脂を射出成形するこ
とにより成形する工程と、前記第１の金型のキャビティ
よりも前記外殻の合成樹脂の収縮分だけ小さい外殻装着
部と、前記外殻の継手本体の外層の内側への内層形成部
とを有するキャビティを備えた第２の金型を用いて、そ
のキャビティ内の前記外殻装着部に前記外殻を装着し、
前記内層形成部に硬度８０以下の弾性樹脂を射出成形し
て内層を成形する工程とからなる消音性受口付き管継手
の製造方法である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、居住空間内の給水
配管や排水配管等の配管に好適に使用される消音性受口
付き管継手の製造方法に関するものである。
配管や排水配管等の配管に好適に使用される消音性受口
付き管継手の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】住宅、マンション、ビルディング等の居
住空間においては、給水配管や排水配管が必須である。
近年、都市部を中心にして住宅過密化現象が進行し、給
排水管から流水のたびごとに発生する音が、居住性を阻
害し、特に隣接する居住空間の間の給排水音が相互に不
快感を与え、居住空間のトラブルのもとになっており、
これらの給排水音の低減が求められている。
住空間においては、給水配管や排水配管が必須である。
近年、都市部を中心にして住宅過密化現象が進行し、給
排水管から流水のたびごとに発生する音が、居住性を阻
害し、特に隣接する居住空間の間の給排水音が相互に不
快感を与え、居住空間のトラブルのもとになっており、
これらの給排水音の低減が求められている。
【０００３】この点に鑑み、例えば、特公平６─３１６
５７号公報には、硫酸バリウムタイプの充填剤を配合し
て高比重化したプラスチックパイプが開示されている。
このパイプによれば、そのまま管継手に形成すると、管
継手自体の厚さが厚くなり、コスト面では不利であると
いう問題点がある。又、流水による音の発生は、固体振
動によるものが大きく、剛性のある材料では重量を大き
くしても遮音効果は十分ではない。更に、高比重化する
ために充填剤を多量に添加すると成形性や物性が悪くな
るという問題点があった。
５７号公報には、硫酸バリウムタイプの充填剤を配合し
て高比重化したプラスチックパイプが開示されている。
このパイプによれば、そのまま管継手に形成すると、管
継手自体の厚さが厚くなり、コスト面では不利であると
いう問題点がある。又、流水による音の発生は、固体振
動によるものが大きく、剛性のある材料では重量を大き
くしても遮音効果は十分ではない。更に、高比重化する
ために充填剤を多量に添加すると成形性や物性が悪くな
るという問題点があった。
【０００４】又、特開平６─１７４１７６号公報には、
塩化ビニル樹脂に硫酸バリウム等を添加したものから成
形された外殼と、発泡樹脂からなる内殼とで構成された
軸方向に二つ割りにされた管継手用カバーが開示されて
いる。しかしながら、このものは、その施工に際して、
軸方向に二つ割りされた遮音カバーを管継手に被せ、シ
ール部に遮音パテを詰め込むので、作業性に劣り、又、
コスト面でも不利なものである。
塩化ビニル樹脂に硫酸バリウム等を添加したものから成
形された外殼と、発泡樹脂からなる内殼とで構成された
軸方向に二つ割りにされた管継手用カバーが開示されて
いる。しかしながら、このものは、その施工に際して、
軸方向に二つ割りされた遮音カバーを管継手に被せ、シ
ール部に遮音パテを詰め込むので、作業性に劣り、又、
コスト面でも不利なものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、本出願人が特願平１０─１５
４７３３号にて提案したような、継手本体の流水面を含
む内層が硬度８０以下の弾性樹脂からなる消音性受口付
き管継手等を、寸法精度よく製造する方法を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
な従来の問題点を解消し、本出願人が特願平１０─１５
４７３３号にて提案したような、継手本体の流水面を含
む内層が硬度８０以下の弾性樹脂からなる消音性受口付
き管継手等を、寸法精度よく製造する方法を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、継手本体の少
なくとも一端部に受口が設けられた合成樹脂製の消音性
受口付き管継手の製造方法であって、前記継手本体の外
層と前記受口とからなる外殻を、第１の金型のキャビテ
ィ内に合成樹脂を射出成形することにより成形する工程
と、前記第１の金型のキャビティよりも前記外殻の合成
樹脂の収縮分だけ小さい外殻装着部と、前記外殻の継手
本体の外層の内側への内層形成部とを有するキャビティ
を備えた第２の金型を用いて、そのキャビティ内の前記
外殻装着部に前記外殻を装着し、前記内層形成部に硬度
８０以下の弾性樹脂を射出成形して内層を成形する工程
とからなる消音性受口付き管継手の製造方法である。
なくとも一端部に受口が設けられた合成樹脂製の消音性
受口付き管継手の製造方法であって、前記継手本体の外
層と前記受口とからなる外殻を、第１の金型のキャビテ
ィ内に合成樹脂を射出成形することにより成形する工程
と、前記第１の金型のキャビティよりも前記外殻の合成
樹脂の収縮分だけ小さい外殻装着部と、前記外殻の継手
本体の外層の内側への内層形成部とを有するキャビティ
を備えた第２の金型を用いて、そのキャビティ内の前記
外殻装着部に前記外殻を装着し、前記内層形成部に硬度
８０以下の弾性樹脂を射出成形して内層を成形する工程
とからなる消音性受口付き管継手の製造方法である。
【０００７】本発明において、硬度とは、ＪＩＳ Ｋ
６３０１「加硫ゴム物理試験方法」に準じて測定した値
をいう。
６３０１「加硫ゴム物理試験方法」に準じて測定した値
をいう。
【０００８】本発明において、外殼を形成する合成樹脂
としては、受口内に挿入される合成樹脂管の挿入性や弾
性樹脂からなる内層との接着強度保持性等から、例え
ば、塩化ビニル樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂等が好適に使用され、外殼の形状
保持性等から、硬度９０以上の合成樹脂が好ましい。こ
の外殼を形成する樹脂も弾性樹脂であると、特に、受口
の形状保持が難しくなり、挿入される合成樹脂管の挿入
時に変形したり、施工性が悪くなってしまう。
としては、受口内に挿入される合成樹脂管の挿入性や弾
性樹脂からなる内層との接着強度保持性等から、例え
ば、塩化ビニル樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂等が好適に使用され、外殼の形状
保持性等から、硬度９０以上の合成樹脂が好ましい。こ
の外殼を形成する樹脂も弾性樹脂であると、特に、受口
の形状保持が難しくなり、挿入される合成樹脂管の挿入
時に変形したり、施工性が悪くなってしまう。
【０００９】本発明において、内層を形成する硬度８０
以下の弾性樹脂としては、天然ゴム、合成ゴムのいずれ
も使用できる。合成ゴムとしては、例えば、スチレン・
ブタジエンゴム（ＳＢＲ）、イソプレンゴム（ＩＲ）、
ニトリルゴム（ＮＢＲ）、クロロプレンゴム、ＩＩＲ、
シリコンゴム、ウレタンゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム（ＥＰＲ，ＥＰＴ，ＥＰＭ，ＥＰＤＭ）、フッ素ゴム
等が挙げられる。
以下の弾性樹脂としては、天然ゴム、合成ゴムのいずれ
も使用できる。合成ゴムとしては、例えば、スチレン・
ブタジエンゴム（ＳＢＲ）、イソプレンゴム（ＩＲ）、
ニトリルゴム（ＮＢＲ）、クロロプレンゴム、ＩＩＲ、
シリコンゴム、ウレタンゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム（ＥＰＲ，ＥＰＴ，ＥＰＭ，ＥＰＤＭ）、フッ素ゴム
等が挙げられる。
【００１０】内層が硬度８０以下の弾性樹脂により形成
されていると、流水面を含む内層が流水の衝撃を吸収
し、発生音を低減するとともに、衝撃による固体振動を
挿入した合成樹脂管に伝えないので、消音性能を向上さ
せることができる。
されていると、流水面を含む内層が流水の衝撃を吸収
し、発生音を低減するとともに、衝撃による固体振動を
挿入した合成樹脂管に伝えないので、消音性能を向上さ
せることができる。
【００１１】
【作用】本発明の消音性受口付き管継手の製造方法は、
継手本体の少なくとも一端部に受口が設けられた合成樹
脂製の消音性受口付き管継手の製造方法であって、前記
継手本体の外層と前記受口とからなる外殻を、第１の金
型のキャビティ内に合成樹脂を射出成形することにより
成形する工程と、前記第１の金型のキャビティよりも前
記外殻の合成樹脂の収縮分だけ小さい外殻装着部と、前
記外殻の継手本体の外層の内側への内層形成部とを有す
るキャビティを備えた第２の金型を用いて、そのキャビ
ティ内の前記外殻装着部に前記外殻を装着し、前記内層
形成部に硬度８０以下の弾性樹脂を射出成形して内層を
成形する工程とからなることにより、第１の金型のキャ
ビティ内で成形した後冷却収縮した状態の外殻を傷付け
たり破損させたりすることなく第２の金型のキャビティ
内に装着して、外殻の継手本体の外層の内側に硬度８０
以下の弾性樹脂を射出成形して内層を一体成形すること
ができ、弾性樹脂からなる内層成形時にその射出圧と高
温によって外殻が変形してしまうことがないので寸法精
度に優れており、消音特性に優れた弾性樹脂からなる内
層を有する消音性受口付き管継手を容易に製造すること
ができる。
継手本体の少なくとも一端部に受口が設けられた合成樹
脂製の消音性受口付き管継手の製造方法であって、前記
継手本体の外層と前記受口とからなる外殻を、第１の金
型のキャビティ内に合成樹脂を射出成形することにより
成形する工程と、前記第１の金型のキャビティよりも前
記外殻の合成樹脂の収縮分だけ小さい外殻装着部と、前
記外殻の継手本体の外層の内側への内層形成部とを有す
るキャビティを備えた第２の金型を用いて、そのキャビ
ティ内の前記外殻装着部に前記外殻を装着し、前記内層
形成部に硬度８０以下の弾性樹脂を射出成形して内層を
成形する工程とからなることにより、第１の金型のキャ
ビティ内で成形した後冷却収縮した状態の外殻を傷付け
たり破損させたりすることなく第２の金型のキャビティ
内に装着して、外殻の継手本体の外層の内側に硬度８０
以下の弾性樹脂を射出成形して内層を一体成形すること
ができ、弾性樹脂からなる内層成形時にその射出圧と高
温によって外殻が変形してしまうことがないので寸法精
度に優れており、消音特性に優れた弾性樹脂からなる内
層を有する消音性受口付き管継手を容易に製造すること
ができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明の製造方法により
得られる消音性受口付き管継手の一例を示す断面図であ
る。
を参照して説明する。図１は、本発明の製造方法により
得られる消音性受口付き管継手の一例を示す断面図であ
る。
【００１３】図１に示す例は、エルボー型の消音性受口
付き管継手１であって、Ｌ字状に曲折する継手本体１１
の両端部に受口１２，１２が設けられている。受口１
２，１２の全層と継手本体１１の外層１１１とからなる
外殻が合成樹脂１Ａから形成され、継手本体１１の水面
を含む内層１１２が硬度８０以下の弾性樹脂１Ｂから形
成されている。継手本体１１の流水面（内層の内面）は
挿入される合成樹脂管２の流水面（内面）と面一をなす
ようにされている。
付き管継手１であって、Ｌ字状に曲折する継手本体１１
の両端部に受口１２，１２が設けられている。受口１
２，１２の全層と継手本体１１の外層１１１とからなる
外殻が合成樹脂１Ａから形成され、継手本体１１の水面
を含む内層１１２が硬度８０以下の弾性樹脂１Ｂから形
成されている。継手本体１１の流水面（内層の内面）は
挿入される合成樹脂管２の流水面（内面）と面一をなす
ようにされている。
【００１４】次に、図１に示す消音性受口付き管継手の
製造方法を図２〜図４を参照して説明する。まず、第１
の工程にて、図２に示すように、外型３１と内型３２か
らなる第１の金型３のキャビティ内に合成樹脂１Ａを射
出成形することにより、図３に示すような継手本体１１
の外層１１１と受口１２，１２とからなる外殻１′を一
体成形する。
製造方法を図２〜図４を参照して説明する。まず、第１
の工程にて、図２に示すように、外型３１と内型３２か
らなる第１の金型３のキャビティ内に合成樹脂１Ａを射
出成形することにより、図３に示すような継手本体１１
の外層１１１と受口１２，１２とからなる外殻１′を一
体成形する。
【００１５】次に、第２の工程においては、図４に示す
ように、第１の金型３のキャビティよりも外殻１′の合
成樹脂１Ａの収縮分だけ小さい外殻装着部と、外殻１′
の継手本体１１の外層１１１の内側への内層形成部とを
有するキャビティを備えた第２の金型４を用いる。第２
の金型のキャビティ内の外殻装着部に外殻１′を装着
し、内層形成部に硬度８０以下の弾性樹脂１Ｂを射出成
形して、外殻１′の継手本体１１の外層１１１の内側に
内層１１２を形成して図１に示す消音性受口付き管継手
１を得る。
ように、第１の金型３のキャビティよりも外殻１′の合
成樹脂１Ａの収縮分だけ小さい外殻装着部と、外殻１′
の継手本体１１の外層１１１の内側への内層形成部とを
有するキャビティを備えた第２の金型４を用いる。第２
の金型のキャビティ内の外殻装着部に外殻１′を装着
し、内層形成部に硬度８０以下の弾性樹脂１Ｂを射出成
形して、外殻１′の継手本体１１の外層１１１の内側に
内層１１２を形成して図１に示す消音性受口付き管継手
１を得る。
【００１６】
【実施例】実施例 図２〜図４を参照して説明した製造方法により、図１に
示す消音性受口付き管継手１を製造した。第２の金型４
としては、第１の金型３のキャビティよりも４／１００
０だけ小さい外層装着部と、内層形成部とを有するキャ
ビティを備えたものを用いた。
示す消音性受口付き管継手１を製造した。第２の金型４
としては、第１の金型３のキャビティよりも４／１００
０だけ小さい外層装着部と、内層形成部とを有するキャ
ビティを備えたものを用いた。
【００１７】外殻形成用の合成樹脂としては、塩化ビニ
ル樹脂（徳山積水工業社製、商品名「ＴＳ─８００
Ｅ」）１００重量部と、オクチル錫メルカプト（三共有
機社製、商品名「ＯＮＺ─１４２Ｆ」）２重量部と、滑
剤（三井石油化学社製、商品名「Ｈｉｗａｘ２２０Ｍ
Ｐ」）２重量部と、ステアリン酸（日本油脂社製）２重
量部とからなる樹脂組成物を用いた。
ル樹脂（徳山積水工業社製、商品名「ＴＳ─８００
Ｅ」）１００重量部と、オクチル錫メルカプト（三共有
機社製、商品名「ＯＮＺ─１４２Ｆ」）２重量部と、滑
剤（三井石油化学社製、商品名「Ｈｉｗａｘ２２０Ｍ
Ｐ」）２重量部と、ステアリン酸（日本油脂社製）２重
量部とからなる樹脂組成物を用いた。
【００１８】内層形成用の弾性樹脂としては、塩化ビニ
ル系熱可塑性エラストマー（三菱化学ＭＫＶ社製、商品
名「ＦＢ４０ＤＡ」、硬度４０）を用いた。その結果、
傷もなく寸法精度に優れた、図１に示すようなエルボー
型の消音性受口付き管継手１を得た。
ル系熱可塑性エラストマー（三菱化学ＭＫＶ社製、商品
名「ＦＢ４０ＤＡ」、硬度４０）を用いた。その結果、
傷もなく寸法精度に優れた、図１に示すようなエルボー
型の消音性受口付き管継手１を得た。
【００１９】このエルボー型の消音性受口付き管継手１
を用いて、図５に示すように、管２，２を接続した部分
を、防音壁で囲まれた残響室内に配置するように配管
し、その配設部分をパテで固定し、その周りをグラスウ
ールとゴムシートにて被覆して消音処理を施した。残響
室の高さは２ｍで、管継手１の外表面から１０ｃｍ離れ
た位置に騒音計のマイクを設置した。その配管内に、残
響室の上部に設置した水槽から５２リットル／分の割合
で水を流下させて、残響室内での発生音を測定すること
により遮音効果の評価を行った。その結果を表１に示
す。遮音効果は、塩化ビニル樹脂製ＤＶＤＬ７５継手を
用いて測定した結果の６５ｄＢからの差を示した。測定
の結果は、１０ｄＢで、遮音効果が非常に高かった。
を用いて、図５に示すように、管２，２を接続した部分
を、防音壁で囲まれた残響室内に配置するように配管
し、その配設部分をパテで固定し、その周りをグラスウ
ールとゴムシートにて被覆して消音処理を施した。残響
室の高さは２ｍで、管継手１の外表面から１０ｃｍ離れ
た位置に騒音計のマイクを設置した。その配管内に、残
響室の上部に設置した水槽から５２リットル／分の割合
で水を流下させて、残響室内での発生音を測定すること
により遮音効果の評価を行った。その結果を表１に示
す。遮音効果は、塩化ビニル樹脂製ＤＶＤＬ７５継手を
用いて測定した結果の６５ｄＢからの差を示した。測定
の結果は、１０ｄＢで、遮音効果が非常に高かった。
【００２０】比較例 実施例と同様にして外殻を成形し、この外殻を第１の金
型と同一寸法のキャビティを有する第２の金型内を用い
て、実施例に準じて内層の成形を行なおうとしたとこ
ろ、外殻が第２の金型内に装着できなかったり、装着で
きても成形時に傷がついてしまう等，良好は管継手を得
ることができなかった。
型と同一寸法のキャビティを有する第２の金型内を用い
て、実施例に準じて内層の成形を行なおうとしたとこ
ろ、外殻が第２の金型内に装着できなかったり、装着で
きても成形時に傷がついてしまう等，良好は管継手を得
ることができなかった。
【００２１】上記の結果からも明らかなように、本発明
の製造方法によれば、傷もなく寸法精度に優れた消音性
受口付き管継手を得ることができる。
の製造方法によれば、傷もなく寸法精度に優れた消音性
受口付き管継手を得ることができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の消音性受口付き管継手の製造方
法は、上記のようにされているので、継手本体の流水面
を含む内層が硬度８０以下の弾性樹脂からなる消音性受
口付き管継手等を、寸法精度よく製造することができ
る。
法は、上記のようにされているので、継手本体の流水面
を含む内層が硬度８０以下の弾性樹脂からなる消音性受
口付き管継手等を、寸法精度よく製造することができ
る。
【図１】本発明の製造方法により得られる消音性受口付
き管継手の一例を示す断面図である。
き管継手の一例を示す断面図である。
【図２】本発明の消音性受口付き管継手の製造方法の第
１の工程を説明する断面図である。
１の工程を説明する断面図である。
【図３】図２を参照して説明した第１の工程により成形
した外殻の一例を示す断面図である。
した外殻の一例を示す断面図である。
【図４】本発明の消音性受口付き管継手の製造方法の第
２の工程を説明する断面図である。
２の工程を説明する断面図である。
【図５】図１に示す消音性受口付き管継手を用いた消音
効果の試験を行う状態を説明する断面図である。
効果の試験を行う状態を説明する断面図である。
１ 管継手 ２ 合成樹脂管 １１ 継手本体 １２ 受口 １１１ 外層 １１２ 内層 １Ａ 合成樹脂 １Ｂ 弾性樹脂
Claims (1)
- 【請求項１】 継手本体の少なくとも一端部に受口が設
けられた合成樹脂製の消音性受口付き管継手の製造方法
であって、前記継手本体の外層と前記受口とからなる外
殻を、第１の金型のキャビティ内に合成樹脂を射出成形
することにより成形する工程と、前記第１の金型のキャ
ビティよりも前記外殻の合成樹脂の収縮分だけ小さい外
殻装着部と、前記外殻の継手本体の外層の内側への内層
形成部とを有するキャビティを備えた第２の金型を用い
て、そのキャビティ内の前記外殻装着部に前記外殻を装
着し、前記内層形成部に硬度８０以下の弾性樹脂を射出
成形して内層を成形する工程とからなることを特徴とす
る消音性受口付き管継手の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012110A JP2000210977A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 消音性受口付き管継手の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012110A JP2000210977A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 消音性受口付き管継手の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000210977A true JP2000210977A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11796436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11012110A Withdrawn JP2000210977A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 消音性受口付き管継手の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000210977A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009257501A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Mirai Ind Co Ltd | 給水湯用の継手 |
| KR101476060B1 (ko) * | 2013-11-19 | 2014-12-23 | 주식회사 엘지화학 | 엘보 파이프 제조용 금형장치 |
| JP2016023667A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | クボタシーアイ株式会社 | 断熱継手 |
| JP2019025710A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 株式会社オンダ製作所 | 樹脂製エルボ継手、樹脂製エルボ継手の製造方法、及びインサート |
| JP7479906B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-05-09 | 積水化学工業株式会社 | 下部接続部の製造方法、集合継手の製造方法、集合継手 |
-
1999
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