JP2021178293A - 分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分離対象物をドラム30の中へよりスムーズに引き込むことができ、処理能力をより向上させることができる分離装置を提供する。【解決手段】回転羽根部12が筒状横置きのドラム30内において回転される羽根車10によって、分離対象物が破砕されて分離されるように、該分離対象物が、回転している状態の回転羽根部12における回転軸11の軸延長方向に係る一方の端部上側12aへ投入されるように設けられ、羽根車10の回転羽根部12には、インペラブレードが4枚設けられ、2枚のインペラブレードが矩形状ブレード20Aであって、他の2枚のインペラブレードがテーパ状端部22を備えるテーパ状ブレード20Bであり、矩形状ブレード20Aの分離対象物が投入される側である一端側の部分が、羽根車10の回転方向へ折り曲げられた形状の屈折端部21になっている。【選択図】図1

Description

この発明は、回転軸及び該回転軸の両端部を除いた部位に複数のインペラブレードが配されていることで構成された回転羽根部を備えて該回転羽根部が筒状横置きのドラム内において回転される羽根車を具備し、分離対象物が破砕されて分離されるように、該分離対象物が、前記ドラムの一方の端面の上側に開口されて設けられた投入口から、回転している状態の前記回転羽根部における前記回転軸の軸延長方向に係る一方の端部上側へ投入されるように設けられる分離装置に関する。
従来の分離装置としては、例えば、基本構成として、回動自在に保持される回転軸と、分離対象物を破砕するために回転軸に固定された複数の破砕羽根とを備えている分離装置用羽根車において、回転軸は、破砕羽根の固定部位が角棒状に形成され、破砕羽根は、その一端面が回転軸における固定部位の周面に面的接触の状態で固定されているもの(特許文献1参照)が、本出願人によって提案されている。
そして、従来の分離装置としては、例えば、分離対象物を破砕するための複数の破砕羽根が回転軸に固定されると共に分離装置のドラム内に回転自在に保持される分離装置用羽根車において、一方の側端面が回転軸に対してほぼ直交するように形成された第1の破砕羽根と、第1の破砕羽根の一方の側端面と同じ側の一方の側端面が回転軸の固定部位からその先端部に亘って他方の側端面に向けて傾斜するように形成された第2の破砕羽根とを複数の破砕羽根として備え、回転方向において第1および第2の破砕羽根が互いに隣り合うように回転軸に固定されていることで、分離対象物のスムーズな供給を可能としつつ、羽根車の回転軸へのゴミの絡み付きを防止可能なもの(特許文献2参照)が、本出願人によって提案されている。
さらに、缶詰の処理に適する構造として開発された分離装置であって、回転軸の両端部を除いた部位にインペラブレードが固定されることで構成される回転羽根部を備えてドラム内に水平に配されて回転する羽根車によって、分離対象物が粉砕されて分離されるように、該分離対象物が、前記ドラムの一方の端面の上側部に開口されて設けられた投入口から、回転している状態の前記回転羽根部における前記回転軸の軸延長方向に係る一方の端部上側へ投入される分離装置において、前記羽根車には、前記インペラブレードが4枚設けられ、該4枚のインペラブレードのうちの回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、矩形ブレード状に形成され、前記回転羽根部の前記一方の端部上側を構成する一方の端部角部を備えるように設けられていると共に、前記4枚のインペラブレードのうちの前記矩形ブレード状に形成された2枚のインペラ―ブレードを除くインペラブレードであって回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一方の端側がテーパ状に切り欠かれた状態に形成されたテーパ状端部を備えるように設けられ、前記インペラブレードのうち前記矩形ブレード状に形成された2枚のインペラブレードが、前記回転軸に固定されたブレード基体部と、該ブレード基体部の前記回転軸の軸心を中心とする拡径方向の先端である縁辺部に固定された縁ブレード部と、該縁ブレード部を固定するための縁ブレード押え部とによって構成され、前記回転羽根部の前記一方の端部上側を構成する前記一方の端部角部に位置する前記縁ブレード押え部の前記回転軸の軸延長方向に係る一方の端縁部に、突起した形状の掻き込み爪が設けられ、該掻き込み爪が、前記縁ブレード押え部の前記一方の端縁部の上側角へ尖ると共に回転方向へ尖ることで三角錐形状に設けられているもの(特許文献3参照)が、本出願人によって提案されている。
なお、この缶詰の処理に用いられる分離装置によれば、缶詰を処理するには極めて有効であるが、他の一般的な分離対象物を処理するには、掻き込み爪が分離対象物に食い込み過ぎて離れにくくなり、必ずしも適していない。
特開2000−167426号公報(第1頁) 特開2001−327888号公報(第1頁) 特許第6651092号公報(請求項1)
分離装置に関して解決しようとする課題は、分離対象物をドラムの中へよりスムーズ且つ適切に引き込むことで、その分離対象物をより効率的に破砕・分離することが提案されていない点にある。
そこで、本発明の目的は、分離対象物をドラムの中へよりスムーズに引き込むことができ、処理能力をより向上させることができる分離装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る分離装置の一形態によれば、回転軸及び該回転軸の両端部を除いた部位に複数のインペラブレードが配されていることで構成された回転羽根部を備えて該回転羽根部が筒状横置きのドラム内において回転される羽根車を具備し、分離対象物が破砕されて分離されるように、該分離対象物が、前記ドラムの一方の端面の上側に開口されて設けられた投入口から、回転している状態の前記回転羽根部における前記回転軸の軸延長方向に係る一方の端部上側へ投入されるように設けられ、前記羽根車の回転羽根部には、前記インペラブレードが4枚設けられ、該4枚のインペラブレードのうちの前記回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側が矩形状に形成され、回転している状態の前記回転羽根部の前記一方の端部上側を構成するように設けられている矩形状ブレードであって、前記4枚のインペラブレードのうちの2枚の前記矩形状ブレードを除いて前記回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側がテーパ状に切り欠かれた状態に形成されたテーパ状端部を備えるテーパ状ブレードである分離装置において、前記矩形状ブレードの前記分離対象物が投入される側である一端側の部分が、前記羽根車の回転方向へ折り曲げられた形状の屈折端部になっていることを特徴とする。
また、本発明に係る分離装置の一形態によれば、前記テーパ状ブレードの前記テーパ状端部が形成されている部位の前記回転軸の軸延長方向の長さと、前記矩形状ブレードの前記屈折端部が形成されている部位の前記回転軸の軸延長方向の長さとが、実質的に同等に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る分離装置の一形態によれば、前記屈折端部の折り曲げ角度が、前記矩形状ブレードの風を切る側の面の内角において150度から170度の範囲であることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る分離装置の一形態によれば、前記矩形状ブレードの前記一端側の角部である前記屈折端部の角部の部位が、切り欠かれた形状の切り欠き部になっていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る分離装置の一形態によれば、前記分離対象物を前記投入口へ案内するように該投入口へ連続する投入斜面と、前記テーパ状ブレードのテーパ状端部によって形成される被投入傾斜辺とが、実質的に直角となるように設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る分離装置の一形態によれば、投入される前記分離対象物を受ける前記インペラブレードの面の部分に、補強用の脱着プレートが着脱可能に装着されていることを特徴とすることができる。
本発明の分離装置によれば、分離対象物をドラムの中へよりスムーズに引き込むことができ、処理能力をより向上させることができるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る分離装置の羽根車の形態例の要部を示す側面図である。 本発明に係る分離装置の形態例を示す断面図である。 本発明に係る分離装置の羽根車の形態例を示す分解図である。
以下、本発明に係る分離装置の形態例を、添付図面(図1〜3)に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る分離装置は、図2及び図3に示すように、基本的に、回転軸11及びその回転軸11の両端部を除いた部位に複数のインペラブレード20(矩形状ブレード20A、20A、テーパ状ブレード20B、20B)が配されていることで構成された回転羽根部12を備えてその回転羽根部12が筒状横置きのドラム30内において回転される羽根車10を具備し、分離対象物が破砕されて分離されるように、その分離対象物が、ドラム30の一方の端面の上側に開口されて設けられた投入口41から、回転している状態の回転羽根部12における回転軸11の軸延長方向(長手方向)に係る一方の端部上側12a(投入口41と隣接・対面している一端側の上側部)へ投入されるように設けられている。なお、本形態例では、羽根車10の回転軸11が水平に配されて支持されるように、軸受50、50によって回転自在に受けられている。また、各インペラブレード20は、全体形状としては、回転軸11の長手方向に長尺の板状に設けられている。
本発明に係る分離装置の羽根車10の回転羽根部12には、前記インペラブレードが4枚設けられている。その4枚のインペラブレードのうちの回転軸11の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側が矩形状に形成され、回転している状態の回転羽根部12の一方の端部上側12aを構成するように設けられている矩形状ブレード20Aになっている。なお、本形態例の2枚の矩形状ブレード20A、20Aは、後述するように回転軸11に固定されており、その回転軸11の軸心を中心に点対称に配されている。
また、前記4枚のインペラブレードのうちの2枚の矩形状ブレード20A、20Aを除いて回転軸11の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側がテーパ状に切り欠かれた状態に形成されたテーパ状端部22を備えるテーパ状ブレード20Bになっている。すなわち、このテーパ状ブレード20Bは、前記分離対象物の投入される側である一方の端縁に向かって先細りとなるように、板材の一端側の角部が直角三角形状に切り欠かれて形成される傾斜辺状の後述する被投入傾斜辺23を形作るテーパ状端部22を備える形状になっている。なお、本形態例の2枚のテーパ状ブレード20B、20Bは、後述するように回転軸11に固定されており、その回転軸11の軸心を中心に点対称に配されている。
そして、本発明に係る分離装置では、矩形状ブレード20Aの前記分離対象物が投入される側である一端側の部分が、羽根車10の回転方向へ折り曲げられた形状の屈折端部21になっている。なお、本形態例の屈折端部21は、図1及び図3に示すように、基本的に矩形の板材が折り曲げられて形成された部位であって、矩形の短冊状の回転方向へ傾斜した傾斜面を形成するように設けられている。
これによれば、分離対象物をドラム30の中へよりスムーズ且つ適切に引き込むことができ、その分離対象物をより効率的に破砕・分離することができるため、処理能力をより向上させることができる。すなわち、屈折端部21が、折り曲げられた形態によって構成される傾斜面を備えることで、投入される分離対象物を、適切に掻き込むことができ、スムーズ且つ適切にドラム30内へ送ることができる。
また、本形態例においては、図1に示すように、テーパ状ブレード20Bのテーパ状端部22が形成されている部位の回転軸11の軸延長方向の長さ(テーパ状端部の長さL2)と、矩形状ブレード20Aの屈折端部21が形成されている部位の回転軸11の軸延長方向の長さ(屈折端部の長さL1)とが、実質的に同等に設けられている。
このようにテーパ状端部22の形態と屈折端部21の形態に関する長さサイズを揃えることで、分離対象物を引き込むように受け入れる適切な容積スペースと、掻き込み手段とをバランス良く形成することができる。すなわち、両者の長さサイズを揃えることで、分離対象物を掻き入れる際の、過不足のない適正な受け入れスペースと、それに対応する掻き込み手段が設けられたことになり、分離対象物を効率よく送ることができる。
また、本発明に係る分離装置では、図1に示すように、屈折端部21の折り曲げ角度θ1が、矩形状ブレード20Aの風を切る側の面の内角において150度から170度の範囲であることを特徴としている。なお、本形態例では、その内角が160度に設定されている。
これによれば、分離対象物を適切に掻き入れることができ、分離対象物を効率よく送ることができるため、分離処理能力を向上させることができる。つまり、屈折端部21の折り曲げ角度θ1が、過度により深く曲げられた状態では、屈折端部21の特に端縁が分離対象物に食い込み過ぎて、その分離対象物を捕捉・保持する力が作用し、分離対象物のスムーズな移動(送り)を阻害することになる。さらに、そのように過度により深く曲げられた状態では、分離対象物を受け入れる容積スペースを遮って狭め、分離対象物のスムーズな移動(送り)を阻害することになる。反対に、屈折端部21の折り曲げ角度θ1が、より浅く曲げられた状態では、掻き込む作用がほとんど生じないことになり、分離対象物のスムーズな移動(送り)を促進できないことになる。
また、本形態例では、図3に示すように、矩形状ブレード20Aの一端側の角部である屈折端部21の角部の部位が、切り欠かれた形状の切り欠き部21aになっている。なお、この切り欠き部21aの大きさは、例えば図3に示すように、矩形状ブレード20Aの屈折端部21が形成されている部位の回転軸11の軸延長方向の長さ(屈折端部の長さL1(図1参照))と比較し、半分程度以下の長さサイズとなっている。また、本形態例の切り欠き部21aでは、板材の直角の角を二つの辺の長さが等しい直角二等辺三角形状に切り取った切り欠き形状になっている。
この切り欠き部21aによれば、屈折端部21角部の分離対象物への過度な食い込みを防止することができるため、分離対象物をスムーズにドラム30内に送ることができ、処理能力を向上できる。すなわち、切り欠き部21aによって、屈折端部21角部が分離対象物に食い込み過ぎて、その分離対象物を捕捉・保持する力が作用し、分離対象物のスムーズな移動(送り)を阻害することを防止できる。
また、本形態例では、図2に示すように、分離対象物を投入口41へ案内するようにその投入口41へ連続する投入斜面43と、テーパ状ブレード20Bのテーパ状端部22によって形成される被投入傾斜辺23とが、実質的に直角となるように設けられている。なお、40は分離対象物の供給部である。
これによれば、投入口41の投入容積スペースと、テーパ状端部22で受ける側の受け容積スペースとが、ほぼ同等となって、バランスの良い状態とすることができ、分離対象物をドラム30内にスムーズ且つ適切に受け入れることができ、処理能力を向上できる。なお、その投入斜面43と被投入傾斜辺23との角度が90度よりも大きくなれば、分離対象物を圧縮してドラム30に供給するする形態になり易く、分離対象物が詰まってスムーズな供給ができなくなる。また、その角度が90度よりも小さくなれば、分離対象物の供給元の方が狭く絞られた状態になるため、分離対象物を効率良く供給ができなくなる。なお、その角度の90度の前後15%程度の範囲では、同等の効果を奏する。
そして、本発明に係る分離装置では、テーパ状ブレード20Bテーパ状端部22が、図1に示すように、回転軸11の軸心線と、テーパ状端部22の斜面である被投入傾斜辺23との間で測定できる開き角度(テーパ状端部の外角の角度θ2)として120度から130度の範囲であって、内角(テーパ角の半分の角度)として50度から60度の範囲であるように設けられている。このため、投入斜面43の角度は、回転軸11の軸心線を基準にして30度から40度の範囲の傾斜面になるように設けられている。これによれば、分離対象物を適切に送ることができる。なお、本形態例では、その外角の角度θ2が120度に設定されており、回転軸11が水平になるように設置されているため、投入斜面43の傾斜角度は30度になっている。
また、本形態例では、投入される分離対象物を受けるインペラブレード20(矩形状ブレード20A、テーパ状ブレード20B)の面である投入物受面の部分に、補強用の脱着プレート(71、72、73)が着脱可能に装着されている。図3に示す形態例では、三種類の補強用の脱着プレート(71、72、73)が設けられており、脱着プレートA(71)は、テーパ状ブレード20Bのテーパ状端部22を含む一端側の投入物受面を補強し、脱着プレートB(72)は、矩形状ブレード20Aの屈折端部21を除く一端側を補強し、脱着プレートC(73)は、矩形状ブレード20Aの屈折端部21の投入物受面を補強している。
この補強用の脱着プレート(71、72、73)によれば、投入される分離対象物を受ける部分であって、その分離対象物に衝突する最も消耗し易い部分である各インペラブレードの一端側の投入物受面を適切に補強することができる。また、この補強用の脱着プレート(71、72、73)によれば、締結手段(本形態例ではボルトナット)によって着脱可能に交換することで容易に保守することができ、メンテナンスコストを低減して経済的に利用できる。
以下、本形態例の分離装置の他の構成などについて説明する。
インペラブレード20が、回転軸11に固定されたブレード基体部20xと、そのブレード基体部20xの回転軸11の軸心を中心とする拡径方向の先端である縁辺部に固定された縁ブレード部20yと、その縁ブレード部20yを固定するための縁ブレード押え部20zとによって構成されている。
また、本形態例では、図2などに示すように、特許文献3に示されている羽根車回転機構の異物絡み防止構造が設けられることによって、軸挿通部材45b及びカバーリング部材25(図2参照)が配されるため、側壁部45の内面45aと、羽根車10の回転羽根部12との間に、所定の間隔が生じることになり、この間隔によって、分離対象物がドラム40内へ供給され易い形態になっている。
また、本形態例では、羽根車10の回転羽根部12が設けられている部位の回転軸11が、断面四角の四角軸部であり、その四角軸部と四枚のインペラブレード20(20A、20B、20A、20B)によって回転羽根部12が構成されている。そして、本形態例の羽根車10について、さらに具体的には、角棒状に形成された断面四角の四角軸部の外面を構成する四面(長尺に設けられる四つの平面)のそれぞれに、各板状のインペラブレード20の基部を構成するブレード基体部20xの根元側部の平面部分(四角軸部の四面の各外面に対応する長尺状の平面部分)が接して重なる形態で、溶接によって固定されて形成されている。
これによれば、分離対象物を破砕して送風の送り効果によって適切に分離させるように機能する羽根車10を、精度良く且つ高い強度を備えるように、作業性良く効率的に製造することができる。なお、図2及び図3に示すように、14は補強板であり、インペラブレード20を補強すると共に送風を生じるように設けられている。また、60は駆動装置部であって羽根車10を回転駆動させるように設けられており、図2の形態例では、駆動モータ(図示せず)とVベルトによる動力伝達装置によって構成されているが、これに限定されることなく、例えば、チェーンとスプロケットによる動力伝達装置を用いることができるのは勿論である。なお、本形態例では、他方の端側に駆動装置部60を配したが、本発明はこれに限定されるものではなく、反対の一端側に配してもよいのは勿論である。
本発明に係る分離装置によれば、前記分離対象物が、内容物と該内容物を収容する収容手段物(包装手段物)とで構成され、前記包装手段物が例えば樹脂袋や樹脂容器であり、前記内容物が前記樹脂袋や樹脂容器に収容された中身である場合に、効果的に両者を分離できる。
すなわち、本発明にかかる分離装置によれば、パッケージされた食品廃棄物などを、その中身である有機物などと、袋状やケース状の廃プラスチックなどとに、効率よく分離・分別することができる。
なお、この樹脂袋や樹脂容器とは、一般生ゴミや可燃ゴミなどを収容する袋類や、食品のパッケージとして用いられているプラスチック包装材、及び液体を収容するペットボトルを含む樹脂材容器など、樹脂材で形成されるもの全般が含まれる。また、分離対象物の収容手段物は、上記形態例のような樹脂袋や樹脂容器に限定されるものではなく、缶詰の缶などのスチールやアルミニウムなどの金属製のものを含み、分離対象物としては、紙が含まれる物、例えば、紙を含む素材によって包装された物や石膏ボードも含まれる。
図2に示す形態例の分離装置では、破砕された食品廃棄物などから構成される内容物が、ドラム40の下側に設けられた多孔部から下方へ排出され、樹脂袋などの収容手段物が、ドラム40の送風方向の下流の上側から側方へ排出されるようになっており、その原理や構成及び作用効果については、従来の分離装置と同等であり、説明を省略する。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 羽根車
11 回転軸
12 回転羽根部
12a 一方の端部上側
14 補強板
20 インペラブレード
20A 矩形状ブレード
20B テーパ状ブレード
20x ブレード基体部
20y 縁ブレード部
20z 縁ブレード押え部
21 屈折端部
21a 切り欠き部
22 テーパ状端部
23 被投入傾斜辺
25 カバーリング部材
30 ドラム
40 分離対象物の供給部
41 投入口
43 投入斜面
45 側壁部
45a 内面
45b 軸挿通部材
50 軸受
60 駆動装置部
71 脱着プレートA
72 脱着プレートB
73 脱着プレートC
θ1 屈折端部の折り曲げ角度
θ2 テーパ状端部の外角の角度
L1 屈折端部の長さ
L2 テーパ状端部の長さ
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る分離装置の一形態によれば、回転軸及び該回転軸の両端部を除いた部位に複数のインペラブレードが配されていることで構成された回転羽根部を備えて該回転羽根部が筒状横置きのドラム内において回転される羽根車を具備し、分離対象物が破砕されて分離されるように、該分離対象物が、前記ドラムの一方の端面の上側に開口されて設けられた投入口から、回転している状態の前記回転羽根部における前記回転軸の軸延長方向に係る一方の端部上側へ投入されるように設けられ、前記羽根車の回転羽根部には、前記インペラブレードが4枚設けられ、該4枚のインペラブレードのうちの前記回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側が矩形状に形成されている矩形状ブレードであって、前記4枚のインペラブレードのうちの2枚の前記矩形状ブレードを除いて前記回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側がテーパ状に切り欠かれた状態に形成されたテーパ状端部を備えるテーパ状ブレードである分離装置において、前記矩形状ブレードの前記分離対象物が投入される側である一端側の部分が、前記羽根車の回転方向へ折り曲げられた形状の屈折端部になっており、前記矩形状ブレードの前記一端側の角部である前記屈折端部の角部の部位が、切り欠かれた形状の切り欠き部になっていることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 回転軸及び該回転軸の両端部を除いた部位に複数のインペラブレードが配されていることで構成された回転羽根部を備えて該回転羽根部が筒状横置きのドラム内において回転される羽根車を具備し、分離対象物が破砕されて分離されるように、該分離対象物が、前記ドラムの一方の端面の上側に開口されて設けられた投入口から、回転している状態の前記回転羽根部における前記回転軸の軸延長方向に係る一方の端部上側へ投入されるように設けられ、
    前記羽根車の回転羽根部には、前記インペラブレードが4枚設けられ、該4枚のインペラブレードのうちの前記回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側が矩形状に形成され、回転している状態の前記回転羽根部の前記一方の端部上側を構成するように設けられている矩形状ブレードであって、前記4枚のインペラブレードのうちの2枚の前記矩形状ブレードを除いて前記回転軸の軸心を中心にして反対位置に設けられている2枚のインペラブレードが、前記分離対象物の投入される側である一端側がテーパ状に切り欠かれた状態に形成されたテーパ状端部を備えるテーパ状ブレードである分離装置において、
    前記矩形状ブレードの前記分離対象物が投入される側である一端側の部分が、前記羽根車の回転方向へ折り曲げられた形状の屈折端部になっていることを特徴とする分離装置。
  2. 前記テーパ状ブレードの前記テーパ状端部が形成されている部位の前記回転軸の軸延長方向の長さと、前記矩形状ブレードの前記屈折端部が形成されている部位の前記回転軸の軸延長方向の長さとが、実質的に同等に設けられていることを特徴とする請求項1記載の分離装置。
  3. 前記屈折端部の折り曲げ角度が、前記矩形状ブレードの風を切る側の面の内角において150度から170度の範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の分離装置。
  4. 前記矩形状ブレードの前記一端側の角部である前記屈折端部の角部の部位が、切り欠かれた形状の切り欠き部になっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の分離装置。
  5. 前記分離対象物を前記投入口へ案内するように該投入口へ連続する投入斜面と、前記テーパ状ブレードのテーパ状端部によって形成される被投入傾斜辺とが、実質的に直角となるように設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の分離装置。
  6. 投入される前記分離対象物を受ける前記インペラブレードの面の部分に、補強用の脱着プレートが着脱可能に装着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の分離装置。
JP2020084893A 2020-05-14 2020-05-14 分離装置 Active JP6762637B1 (ja)

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