JP2004351252A - 分離機 - Google Patents

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Abstract

【課題】分離される生ゴミの純度を飛躍的に高めるとともに、容易かつ低コストの実施を可能にする。
【解決手段】分離ドラム2の上流側に設けたゴミ投入口5に投入されるゴミ類Dを、回転するインペラ輪3により軽量ゴミDsと重量ゴミDwa,Dwbに分離し、軽量ゴミDsを分離ドラム2の下流側に設けた軽量ゴミ排出口6sから排出するとともに、重量ゴミDwa,Dwbを分離ドラム2の下部面2dに設けた多数のメッシュ孔Ha…,Hb…を有する重量ゴミ排出口6wから排出する分離機1を構成するに際して、特に、インペラ3i…の相互間に、傾斜した一又は二以上の補強板7…を取付けることにより、この補強板7…に、インペラ輪3を回転させた際に軽量ゴミ排出口6s側へ送風する送風フィンF…を兼用させる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴミ類を軽量ゴミ(包装ゴミ)と重量ゴミ(生ゴミ)に分離する際に用いて好適な分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、期限切れ食品等は包装ゴミと生ゴミに分離し、それぞれ別々にリサイクル或いは焼却等を行っている。しかし、包装ゴミと生ゴミの分離作業は、大変な労力と時間を要するため、本出願人は、既に、特開2000−167426号公報により、包装ゴミ(軽量ゴミ)と生ゴミ(重量ゴミ)を分離する際に用いて好適な分離機を提案した。
【0003】
この分離機は、横置ドラム形のハウジングの上部に、内周面の螺旋方向に沿った複数の整流板と螺旋方向の前方に配した排出口を設け、かつハウジングの下部面に、多数のメッシュ孔を設けるとともに、ハウジングの内部に、シャフトから放射方向に突出した複数のインペラを有するインペラ輪を配設し、このインペラ輪を回転させることにより、ハウジング内の被処理物から分離した軽量ゴミを排出口から排出し、かつ分離した重量ゴミをメッシュ孔から排出するもので、被処理物を軽量ゴミと重量ゴミに自動で分離できる。
【特許文献1】
特開2000−167426号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の分離機は、期限切れ食品等(ゴミ類)を包装ゴミと生ゴミに分離するものである。特に、分離された生ゴミは、家畜の飼料や肥料の一部等にリサイクルされる場合も多く、生ゴミと包装ゴミは、完全に分離することが理想的である。しかし、実際には、分離される生ゴミから包装ゴミを完全に分離することは容易でなく、生ゴミに包装ゴミの一部が混入してしまう。このため、最終的には、作業者が分離された生ゴミの中から目視により包装ゴミを拾い出しているのが実情である。
【0005】
このように、リサイクルする場合、分離された生ゴミに包装ゴミの一部でも混入することは、品質上避けなければならない問題であり、分離された生ゴミの純度が、分離機に問われる最も大きな能力となる。一般に、この種の分離機による分離精度(純度)は、80%前後と言われているが、上記公報により開示される分離機の場合には、概ね99.6パーセント程度を確保できる。
【0006】
一方、純度は、0.1パーセント改善されるだけでも、見掛上、かなり少なくなり、作業者の作業労力や作業時間は大幅に軽減される。したがって、分離される生ゴミの純度を如何に高めるか、換言すれば、純度を如何に100パーセントに近付けるかは、この種の分離機に要求される極めて重要な課題となる。
【0007】
本発明は、このような従来の要請に応えたものであり、100パーセントに近い純度を得れるなど、分離される生ゴミの純度を飛躍的に高めることができるとともに、加えて、容易かつ低コストに実施することができる分離機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明は、横置した分離ドラム2と、この分離ドラム2の内部に配設し、かつ回転シャフト4から放射方向に突出した複数のインペラ3i…を有するインペラ輪3を具備し、分離ドラム2の上流側に設けたゴミ投入口5に投入されるゴミ類Dを、回転するインペラ輪3により軽量ゴミDsと重量ゴミDwa,Dwbに分離し、軽量ゴミDsを分離ドラム2の下流側に設けた軽量ゴミ排出口6sから排出するとともに、重量ゴミDwa,Dwbを分離ドラム2の下部面2dに設けた多数のメッシュ孔Ha…,Hb…を有する重量ゴミ排出口6wから排出する分離機1を構成するに際して、特に、インペラ3i…の相互間に、所定角度Q1…で傾斜した一又は二以上の補強板7…を取付けることにより、この補強板7…に、インペラ輪3を回転させた際に軽量ゴミ排出口6s側へ送風する送風フィンF…を兼用させたことを特徴とする。
【0009】
この場合、好適な実施の形態により、分離ドラム2の上部の内周面2uiには、螺旋方向に沿った一又は二以上の整流板11…を設けることができる。また、この整流板11…には、投入されたゴミDをカッティングする一又は二以上のカッタ12…を設けることもできる。さらに、インペラ3i…は、上流側の短辺3if…を所定角度で傾斜させて形成するとともに、上流側における分離ドラム2の下部隅部2xには、この下部隅部2xを覆う所定角度で傾斜した傾斜板13を配設することができる。
【0010】
これにより、インペラ3i…の相互間に取付けた補強板7…は、インペラ輪3の全体の剛性を高めて補強を行う本来の補強板7…として機能することに加え、傾斜させて取付けため、インペラ輪3を回転させた際に、軽量ゴミ排出口6s側へ送風する送風フィンF…を兼用する。この結果、分離ドラム2の内部には、全体を通して軽量ゴミ排出口6s側に向かう送風が効果的に発生し、軽量ゴミDsは、軽量ゴミ排出口6s側へ効率的に運ばれることになり、分離される生ゴミ(重量ゴミDwa,Dwb)の純度が飛躍的に高められる。
【0011】
【実施例】
以下には本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0012】
まず、本実施例に係る分離機1の全体構成について、図1〜図5を参照して説明する。
【0013】
分離機1は、横置した分離ドラム2を備え、この分離ドラム2は複数の脚部21…により一定の高さに支持される。分離ドラム2の上流側端面2sには、分離するゴミ類Dを投入するゴミ投入口5を設け、このゴミ投入口5にはホッパ22を付設する。ホッパ22は、外面にゴミ類Dを供給する供給口22iを有するとともに、内部には供給されたゴミ類Dを供給口22iからゴミ投入口5まで導く傾斜した投入ガイド22sを有する。なお、23は供給口22iに吊下げたゴムシートによる暖簾部である。他方、分離ドラム2の下流側端面2tの近傍に位置する周面部の上部には分離した軽量ゴミDsを排出する軽量ゴミ排出口6sを設け、この軽量ゴミ排出口6sには、フード24を付設する。
【0014】
また、分離ドラム2の周面部の下部面2dには、多数のメッシュ孔Ha…,Hb…を有する重量ゴミ排出口6wを設ける。具体的には、図2に拡大抽出図で示すように、多数の小円孔が配列するパンチングボードにより形成する。この場合、下部面2dは、上流側と下流側に二分し、上流側には比較的径の小さいメッシュ孔Ha…を形成するとともに、下流側には比較的径の大きいメッシュ孔Hb…を形成する。これにより、比較的小さく分離しやすい重量ゴミDwaはメッシュ孔Ha…から排出され、比較的大きく分離しにくい重量ゴミDwbはメッシュ孔Hb…から排出され、重量ゴミDwa,Dwbの種類に応じた更なる分離を行うことができる。なお、Ca,Cbは、それぞれメッシュ孔Ha…,Hb…の下方に配した重量ゴミDwa,Dwbの回収コンテナを示す。
【0015】
一方、分離ドラム2の内部にはインペラ輪3を配設する。インペラ輪3は、端面2sと2tに両端側を回動自在に支持される回転シャフト4を有するとともに、この回転シャフト4から放射方向に突出する四枚のインペラ3i…を有する。各インペラ3i…は、長方形の平板部材により形成し、かつ上流側(ゴミ投入口5側)の短辺3if…はそれぞれ所定角度で傾斜させて形成するとともに、径方向先端縁にはインペラゴム25…を取付ける。
【0016】
そして、各インペラ3i…の相互間には複数の補強板7…を取付ける。実施例の補強板7…は、軸方向及び周方向に四枚ずつ計十六枚使用する。ところで、一般に、この種の補強板7…は、その性質上、平板により形成するとともに、各インペラ3i…に対して直角に取付けているが、本発明では、所定角度Q1で傾斜させて取付けることにより、補強板7…に、インペラ輪3を回転させた際に軽量ゴミ排出口6s側へ送風する送風フィンF…を兼用させている。特に、任意の補強板7は、図4に示すように、への字形に折曲し、所定角度Q1で傾斜した第一板面部7xと、この第一板面部7xの先端から当該第一板面部7xに対してさらに角度Q2で傾斜した第二板面部7yを一体形成することにより、送風効果をより高めている。これにより、各補強板7…は、インペラ3i…の曲げを防止し、かつインペラ輪3全体の剛性(強度)を高める本来の補強板7…として機能するとともに、分離ドラム2の内部全体を効果的に送風する送風フィンF…として機能する。
【0017】
また、上流側(ゴミ投入口5側)における分離ドラム2の下部隅部2xには、この下部隅部2xを覆う所定角度で傾斜した傾斜板13を配設する。この傾斜板13は、図5に示すように、半楕円形状に形成し、上端をボルトナット26…により上流側端面2sの内面に固定する。これにより、ゴミ類Dが下部隅部2xの空間に滞留する不具合を回避することができる。
【0018】
さらに、分離ドラム2の内部であって、インペラ輪3の回転を妨げない上部の内周面2uiには、複数の整流板11…を設ける。各整流板11…は、図3に示すように、三日月形に形成し、内周面2uiの螺旋方向に沿った方向に設けるとともに、分離ドラム2の軸方向へ所定間隔置きに配する。そして、この整流板11…の所定位置には、一又は二以上のカッタ12…を取付ける。カッタ12…は、一枚の平刃を使用し、ボルッナット27…により取付ける。カッタ12…により、厚めのポリエチレン製袋,ボール紙,段ボール等も容易にカッティングできるとともに、パック商品や袋入スープ等の液状物をより確実に排出させることができる。
【0019】
他方、回転シャフト4の一端は、分離ドラム2における下流側端面2tから外方に突出させ、先端に被動ギア31を取付けるとともに、図1に示すように、分離ドラム2の上面に駆動モータ(ギアモータ)32を固定し、この駆動モータ32の回転軸に取付けた駆動ギア33と被動ギア31間にチェーンベルト34を架け渡して分離機駆動部35を構成する。なお、36は分離機駆動部35を覆う駆動部カバーを示す。
【0020】
また、仮想線51は、本実施例に係る分離機1の軽量ゴミ排出口6sに付設するゴミ圧縮機であり、内部に設けた回転する圧縮スクリュにより、軽量ゴミ排出口6sから排出される軽量ゴミDsを圧縮して袋詰めする機能を有する。
【0021】
次に、本実施例に係る分離機1の使用方法及び動作(機能)について、各図を参照して説明する。
【0022】
まず、不図示の運転スイッチをオンにすれば、分離機駆動部35が作動し、これにより、インペラ輪3は概ね600〔rpm〕程度の回転速度で回転する。インペラ輪3の回転方向は、図3中矢印R方向となる。インペラ輪3(インペラ3i…)の回転により、分離ドラム2の内部では送風が発生する。この送風は整流板11…の整流作用により螺旋状になる。また、この送風に加えて、送風フィンF…を兼用する補強板7…により、軽量ゴミ排出口6s側への送風、即ち、分離ドラム2の内部の全体を通して軽量ゴミ排出口6s側に向かう送風が発生し、分離ドラム2の内部には、インペラ3i…の回転及び整流板11…の整流による送風に対して、この補強板7…による送風が加わった送風が発生する。
【0023】
一方、期限切れ食品等のゴミ類Dをホッパ22の供給口22iに供給する。この場合の供給は、作業者による投入であってもよいし、ベルトコンベア等による供給であってもよい。これにより、供給されたゴミ類Dは、分離ドラム2の上流側端面2sに設けたゴミ投入口5から分離ドラム2の内部に供給され、回転するインペラ輪3とカッタ12…により粉砕及びカッティングされる。
【0024】
そして、包装ゴミ等の軽量ゴミDsは、送風により、軽量ゴミ排出口6sまで運ばれ、軽量ゴミ排出口6sから外部に排出される。この場合、上述したように、分離ドラム2の内部には、インペラ3i…の回転及び整流板11…の整流による送風に対して、この補強板7…による送風が加わった送風、即ち、全体を通して軽量ゴミ排出口6s側に向かう強い送風が発生するため、軽量ゴミDsは、効率的に軽量ゴミ排出口6sまで運ばれ、重量ゴミDwa,Dwbへの混入が回避される。
【0025】
なお、排出された軽量ゴミDsは、不図示の回収コンテナにより回収してもよいし、前述したゴミ圧縮機51により圧縮して袋詰めを行ってもよい。他方、生ゴミ等の重量ゴミDwa,Dwbは、回転するインペラ3i…の先端に設けたインペラゴム25…によりメッシュ孔Ha…,Hb…を通して外部に排出(押出)される。排出された重量ゴミDwa,Dwbは、それぞれ回収コンテナCa,Cbにより回収される。本実施例のように、異なる大きさのメッシュ孔Ha…,Hb…を設けるとともに、それぞれに回収コンテナCa,Cbを配置すれば、前述したように、比較的小さく分離しやすい重量ゴミDwaは回収コンテナCaにより回収され、比較的大きく分離しにくい重量ゴミDwbは回収コンテナCbにより回収されるため、重量ゴミDwa,Dwbの種類に応じた更なる分離を行うことができる。
【0026】
よって、このような本実施例に係る分離機1によれば、特に、インペラ3i…の相互間に取付けた複数の補強板7…は、インペラ輪3の全体の剛性を高めて補強を行う本来の補強板7…として機能することに加え、所定角度Q1(Q2)で傾斜させて取付けることにより、インペラ輪3を回転させた際に、軽量ゴミ排出口6s側へ送風する送風フィンF…を兼用するため、分離ドラム2の内部には、インペラ3i…の回転及び整流板11…の整流による送風に対して、この補強板7…による送風が加わった送風が効率的に発生し、軽量ゴミDsは、効率的に軽量ゴミ排出口6s側へ運ばれることになる。この結果、分離される生ゴミDwa,Dwbの純度は飛躍的に高められ、具体的には、補強板7…を傾斜させない場合の純度が概ね99.6パーセントであるのに対して、補強板7…を傾斜させた本実施例に係る分離機1の場合には、概ね99.9パーセントの純度を確保でき、0.3パーセントの改善が図られた。
【0027】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,形状,材料,部品,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。例えば、実施例は、補強板7…を角度Q1で傾斜した第一板面部7xとこの第一板面部7xの先端から当該第一板面部7xに対してさらに角度Q2で傾斜した第二板面部7yにより構成した場合を示したが、所定角度Q1のみにより傾斜させた平板を用いてもよい。また、下部面2dを、上流側と下流側に二分し、上流側に比較的径の小さいメッシュ孔Ha…を形成するとともに、下流側に比較的径の大きいメッシュ孔Hb…を形成した場合を示したが、二分することなく同一のメッシュ孔を形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】
このように、本発明は、分離ドラムの上流側に設けたゴミ投入口に投入されるゴミ類を、回転するインペラ輪により軽量ゴミと重量ゴミに分離し、軽量ゴミを分離ドラムの下流側に設けた軽量ゴミ排出口から排出するとともに、重量ゴミを分離ドラムの下部面に設けた多数のメッシュ孔を有する重量ゴミ排出口から排出する分離機を構成するに際し、インペラの相互間に、所定角度で傾斜した一又は二以上の補強板を取付けることにより、この補強板に、インペラ輪を回転させた際に軽量ゴミ排出口側へ送風する送風フィンを兼用させたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0029】
(1) 分離される重量ゴミ(生ゴミ)は、100パーセント近い純度、具体的には、概ね99.9パーセントの純度が得れるなど、分離される生ゴミの純度を飛躍的に高めることができるとともに、加えて、容易かつ低コストに実施することができる。
【0030】
(2) 好適な実施の形態により、分離ドラムの上部の内周面に、整流板を設けるとともに、整流板にカッタを設ければ、厚めのポリエチレン製袋,ボール紙,段ボール等も容易にカッティングできるとともに、パック商品や袋入スープ等の液状物をより確実に排出させることができる。
【0031】
(3) 好適な実施の形態により、インペラにおける上流側の短辺を傾斜させて形成するとともに、上流側における分離ドラムの下部隅部に傾斜板を配設して構成すれば、ゴミ類が、当該下部隅部の空間に滞留する不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る分離機の断面側面図、
【図2】同分離機の一部を示しかつ拡大抽出図を含む外観側面図、
【図3】同分離機の断面正面図、
【図4】同分離機に用いる補強板の斜視図、
【図5】同分離機に用いる傾斜板の背面図、
【符号の説明】
1 分離機
2 分離ドラム
2d 分離ドラムの下部面
2x 下部隅部
2ui 内周面
3 インペラ輪
3i… インペラ
3if… 短辺
4 回転シャフト
5 ゴミ投入口
6s 軽量ゴミ排出口
6w 重量ゴミ排出口
7… 補強板
11… 整流板
12… カッタ
13 傾斜板
D ゴミ類
Ds 軽量ゴミ
Dwa 重量ゴミ
Dwb 重量ゴミ
Ha… メッシュ孔
Hb… メッシュ孔
F… 送風フィン

Claims (4)

  1. 横置した分離ドラムと、この分離ドラムの内部に配設し、かつ回転シャフトから放射方向に突出した複数のインペラを有するインペラ輪を具備し、前記分離ドラムの上流側に設けたゴミ投入口に投入されるゴミ類を、回転する前記インペラ輪により軽量ゴミと重量ゴミに分離し、軽量ゴミを前記分離ドラムの下流側に設けた軽量ゴミ排出口から排出するとともに、重量ゴミを前記分離ドラムの下部面に設けた多数のメッシュ孔を有する重量ゴミ排出口から排出する分離機において、前記インペラの相互間に、所定角度で傾斜した一又は二以上の補強板を取付けることにより、前記補強板に、前記インペラ輪を回転させた際に前記軽量ゴミ排出口側へ送風する送風フィンを兼用させたことを特徴とする分離機。
  2. 前記分離ドラムの上部の内周面には、螺旋方向に沿った一又は二以上の整流板を設けることを特徴とする請求項1記載の分離機。
  3. 前記整流板には、投入されたゴミをカッティングする一又は二以上のカッタを設けることを特徴とする請求項2記載の分離機。
  4. 前記インペラは、上流側の短辺を所定角度で傾斜させて形成するとともに、上流側における前記分離ドラムの下部隅部には、この下部隅部を覆う所定角度で傾斜した傾斜板を配設することを特徴とする請求項1記載の分離機。
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