JP3176357B2 - 破袋機 - Google Patents

破袋機

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JP3176357B2
JP3176357B2 JP25287699A JP25287699A JP3176357B2 JP 3176357 B2 JP3176357 B2 JP 3176357B2 JP 25287699 A JP25287699 A JP 25287699A JP 25287699 A JP25287699 A JP 25287699A JP 3176357 B2 JP3176357 B2 JP 3176357B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭や事業所か
ら身の周りの日常生活や事業活動の内から排出される各
種の廃棄物を袋詰めにした物を破袋したり、圧縮梱包し
たベーラを解放して中身を出す破袋機、特にベーラを解
放したり、袋内の中身の廃棄物を破袋して出す破袋機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物を取り巻く環境も変わり、
「再生資源の利用の促進に関する法律」に引き続いて、
1995年6月には「容器包装に係わる分別収集及び再
商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル
法)」が制定、公布され、また従来安定型とされていた
廃棄物も管理型に変更されて安易に埋立ができなくなっ
てきている。このような生活環境の変化に伴い破砕等で
生じる中小の混合被処理物、特に混合廃棄物の分別が重
要な課題となっている。幸いににも紙や布、プラスチッ
ク、木等の軽量物は可燃有機物が多く、金属やガラス、
石等の重量物は不燃無機物が多い為に、重量による選別
が行われることが多い。従って、家庭や事業所の日常生
活や事業活動の内から排出される袋詰めの廃棄物も分別
して資源として再利用され始めており、後で各種選別装
置にかける為に、先ず袋から中身を出す破袋機の開発に
関心が注がれている。
【0003】従来の破袋機50は、図5に示すように、
上部開口をホッパー51で形成し且つ下方にテーパを成
した処理空間を形成する揺動可能な小割り傾斜側板52
と固定側板53を有したケーシング50A内において、
その下方部に長刀状破袋刃54を周囲方向に一枚で軸方
向に90度ずつずらして円筒軸55周りに取り付けて成
る破袋ロータ50Bを矢印Rへ回転駆動するように搭載
し、上記傾斜側板52をスプリング筒56で長刀状破袋
刃54近くまで弾性付勢して構成されている。従って、
ロータ50Bの長刀状破袋刃54が、ゴミ袋を弾性付勢
された小割り傾斜側板52との間に受けて回転で切り裂
くものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の破
袋機50は、構造が簡便で故障が少なく好評を博してい
るが、家庭や事業所から出される廃棄物には、生ゴミや
紙屑から鍋やフライパン等の金属製品や、トースタや小
型テレビ等の小型電気製品や壁掛け時計や体重計等の機
器や、小形ジュウタンまで雑多な物が混入しているため
に、刃54がそれら硬い金属部品や刃のたたない物が入
ったゴミ袋や、逆に大部分が紙や布、プラスチックシー
トだけという柔軟なゴミ袋を弾性付勢された小割り傾斜
側板52との間で押し切りしようとしても、十分破袋し
ないままで押し落としてしまうことがあった。
【0005】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、袋詰めの廃棄物を噛み込むことを主眼にせずに、
ベーラやゴミで膨らんだ袋を引っ掻き切って中身を出す
ことを主眼として硬い金属部品や刃のたたない物が混入
していても、また逆に大部分が紙や布、プラスチックシ
ートだけという柔軟なゴミ袋でも確実に袋を引っ掻き切
り、引き裂くと共に、刃の損傷を最少限に留め、破袋機
の耐久性を大幅に高め、連続運転を可能にし、保守の楽
な破袋機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の破袋機は、ベー
ラや廃棄物を収容した廃棄物入り袋を搬送するコンベヤ
と、該コンベヤの供給端部を収容して廃棄物入り袋の供
給を受ける入口を有し、解放されベーラや破袋された袋
と出された廃棄物とを排出する出口を上記入口の反対側
に有するケーシングと、該ケーシング内部において上記
入口と上記出口の間で回転可能に横架軸承され、駆動手
段によって回転駆動される主ロータと、上記解放と破袋
のために該主ロータの周面上に複数設けられた鮫歯状の
破袋刃と、上記入口側及び若しくは上記出口側の上部に
おいて上記主ロータに離接可能に設けられた押さえ部材
とから構成されるが、その特徴は、上記押さえ部材に
は、上記入口の上部から上記コンベヤの上部にかけて上
下揺動設定可能に設けられ、駆動手段によって周転さ
れ、その周転抵抗が調節可能な無限軌道手段を備えてい
る。さらに、上記押さえ部材の別の形態は、上記入口の
上部において上下に移動設定可能に設けられ、回転抵抗
が調節可能となっている従動ローラから成るものも採用
される。
【0007】従って、破袋機は、コンベヤで送られて来
るベーラや廃棄物入り袋を一方の入口で受けて回転主ロ
ータの周面上に複数設けられた鮫歯状の破袋刃によって
引っ掛けて搬送するが、入口側及び若しくは出口側の上
部において上記主ロータに離接可能に設けられた押さえ
部材によって搬送ベーラや廃棄物入り袋を押さえて抵抗
を与えて引っ掻き切り、引き裂くと共に、短時間の滞留
中に解砕する。その際、硬い物が混入していても、また
逆に大部分が紙や柔軟なゴミ袋でも押さえ部材で抵抗が
与えられる為に確実に鮫歯状の破袋刃によって引っ掻き
切られ、引き裂かれ、ベーラの場合はそれを解放し、ゴ
ミ袋の場合は中身を出す。鮫歯状の破袋刃は、三角形を
成していて硬い物に当たっても推しやる力で比較的容易
にかわすことができて刃の損傷を最少限に留めることが
できる。然し、極端に大きな抵抗に会うと押さえ部材が
ロータから離れるように移動して刃を守る。かくして、
破袋機の耐久性を大幅に高めて、連続運転を可能にし、
保守が楽になる。押さえ部材が無限軌道手段の場合は比
較的広範囲に渡って安定的にゴミ袋を押さえられる。ま
た押さえ部材の周転や回転の抵抗が調節可能となってい
るために、不用意に大きな抵抗を与えることが回避さ
れ、適度に調節された周転抵抗や回転抵抗によって確実
に破袋しつつも破袋刃を守り、また動力損失を抑制でき
る。
【0008】上記主ロータは、上記入口側で下から上へ
周転するように上記駆動手段によって回転駆動され、ま
た上記押さえ部材は、上記入口の上部から上記コンベヤ
の上部にかけて上下揺動設定可能に設けられた無限軌道
手段から構成され、該無限軌道手段は駆動手段によって
周転され、その周転抵抗が調節可能に構成され、入口に
おいて供給されてくるベーラや廃棄物入り袋を上から押
さえ部材の無限軌道手段によって比較的広範囲に渡って
安定的に押さえて下から回転してくる主ロータ上の鮫歯
状の破袋刃によって効率的に解放、引っ掻き切り、引裂
することができる。押さえ部材が上下揺動設定可能に設
けられた無限軌道手段から構成されている為に、比較的
広範囲に渡って安定的に押さえ、適度な抵抗によって確
実に破袋しつつも破袋刃を守り、また動力損失を抑制で
きる。
【0009】さらに、上記主ロータは、上記入口側で下
から上へ周転するように上記駆動手段によって回転駆動
され、また上記押さえ部材は、上記入口の上部において
上下移動設定可能に設けられた従動ローラから構成さ
れ、該従動ローラは回転抵抗が調節可能に構成され、入
口において供給されて来るベーラや廃棄物入り袋を上か
ら押さえ部材で押さえて下から回転してくるロータ上の
鮫歯状の破袋刃によって効率的に解放、引っ掻き切り、
引裂することができる。押さえ部材が上下移動設定可能
に設けられた従動ローラから構成されている為に、不用
意に大きな抵抗を与えることが回避され、適度に調節さ
れた従動ローラの回転抵抗によって確実に破袋しつつも
破袋刃を守り、また動力損失を抑制できる。
【0010】上記押さえ部材に従動ローラを使用する場
合には、従動ローラは、上記入口の上部において上下移
動設定可能に設けられた第1従動ローラと上記出口側上
部において上記ロータに離接可能に設けられた第2従動
ローラとから成るものがよく、上記従動ローラは回転抵
抗が調節可能にされている。先ず入口に供給されたベー
ラや廃棄物入り袋は、上から押さえ部材の第1従動ロー
ラで押さえられて、ロータ上の回転する鮫歯状の破袋刃
によって効率的に解放、引っ掻き切り、引裂することが
でき、更に出口側上部に設けられた第2従動ローラと鮫
歯状の破袋刃との協同作業によって再度解放、引っ掻き
切り、引裂することができる。その際、それら押さえ部
材が上下移動設定可能に設けられた従動ローラから構成
されて、更に従動ローラの回転抵抗が適度に調節される
為に、不用意に大きな抵抗を与えることが回避され、確
実に破袋しつつも破袋刃を守り、また動力損失を抑制で
きる。
【0011】上記破袋刃は、好ましくは、回転方向エッ
ジが周面に略直交する刃と略2等辺三角形の2等辺エッ
ジを有した刃とが上記ロータの周囲において交互に配列
して構成され、回転方向エッジが周面に略直交する刃
は、破袋や解砕もするが主に廃棄物入り袋やベーラを搬
送する働きをし、第1従動ローラと2等辺エッジを有し
た刃とが協同して破袋や解放した物を更に第2従動ロー
ラの方に搬送してそこで2等辺エッジを有した刃による
2次破袋や解砕を効率的に実施できる。
【0012】上記破袋刃は、好ましくは、上記ロータの
周面上に着脱可能に固定されるベースプレートと該ベー
スプレート上に溶接固定された刃体とから構成され、特
に切る働きをする2等辺エッジを有した刃は、一方の回
転方向側エッジの切れ味が低下したらベースプレートご
と外して向きを変えて他方のエッジを使用することがで
きる。また万が一硬い大きな物を噛み込んで刃が破損し
た場合でも、破損した刃のみの交換で済み、経済的であ
る。
【0013】上記ケーシングの出口は、突刃付き格子を
有するのがよい。格子を通ることができない大きな塊を
ロータ付き破袋刃が突刃と協同して早く解砕することが
できる。上記ケーシングは、上記格子に絡んだ物を吹き
出すように格子に向けられた高圧空気ガンを有するする
のがよく、格子に絡んだ物を吹き出すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を代表
実施例の破袋機によって添付図を参照にして以下に詳細
に説明する。図1は本発明に係る第1実施例の廃棄物用
の破袋機の縦断面図、図2は本発明に係る第2実施例の
廃棄物用の破袋機の縦断面図、図3は同破袋機の右側面
図、図4(a)は同破袋機に取り付けられる直交形状破
袋刃の斜視図、図4(b)は同破袋機に取り付けられる
二等辺三角形状破袋刃の斜視図である。
【0015】図1において、本発明に係る第1実施例の
廃棄物用破袋機1は、ベーラや各種廃棄物を収容した廃
棄物入り袋Bを搬送するコンベヤ11と、該コンベヤ1
1の供給端部12を収容して廃棄物入り袋Bの供給を受
ける入口21を有し、解放され解砕されたベーラや、破
袋された袋と出された中身の廃棄物とを排出する出口2
2を反対側の底に有したケーシング20と、該ケーシン
グ内部に回転可能に横架軸承され、減速機付きモータM
1によって回転駆動される主ロータ30と、該ロータ3
0の周面30A上に複数設けられた鮫歯状の破袋刃35
と、入口側と出口側の上部においてロータ30に離接可
能に設けられた押さえ部材41、45とから構成されて
いる。主ロータ30は、上記軸受25、25(図2)に
よって軸承される支持軸31、31を両端に備えた円筒
ドラム本体32から構成されており、ケーシング20上
に搭載された上記モータM1によって入口側で下から上
へ周転するように回転駆動される。
【0016】入口側の押さえ部材41は、無限軌道式
で、揺動フレーム41Aに支持された駆動輪41Bと従
動輪41C、41Dの周りにキャタピラー(登録商標)
等の無限軌道41Eを掛け渡して構成されている。駆動
輪41Bは、フレーム41A上の減速機付きモータM2
によって矢印のように周動される。揺動フレーム41A
は、入口21の上部からコンベヤ11の上部にかけ後部
の支持軸41Fで上下揺動可能に支持されて、後端のシ
リンダー41Gによって袋Bの大きさに応じて揺動され
ると共に、主ロータ30の鮫歯状の破袋刃35による袋
Bの引き込みに抵抗を与え破袋を効果的に行う。出口側
の押さえ部材45は、主ロータ30に対して水平方向で
離接可能に設けられた従動ローラ45Aとその減速機付
きモータM3(矢印のように回転駆動する)とを支持し
た台45Bをケーシング20上でレールRに沿って水平
方向で往復可能に支持して構成されており、従動ローラ
45Aの周面上の鮫歯状の2等辺エッジの破袋刃45C
は、主ロータ30の鮫歯状の破袋刃35と協同して2次
破袋と解砕を行う。従動ローラ45Aの後ろのケーシン
グ20内面には凸条45Dが設けられている。無限軌道
41Eの周転抵抗は、減速機付きモータM2の回転数変
更で与えられる。
【0017】コンベヤ11は、そのベルト13の周囲の
搬送面13Aに多数の突起14を有しておりケーシング
20の入口21で押さえ部材41によって抵抗を受けて
も搬送してきたベーラや廃棄物入り袋Bを滑らせずにま
た滞留させることなしに連続的に、上記無限軌道手段4
1Eとほぼ同期して矢印のようにモータM4によって主
ロータ30へ供給するようになっている。コンベヤ11
の両側には、ベーラや廃棄物入り袋Bの脱落を防ぐ案内
板15が設けられている。供給効率が悪くなるが、コン
ベヤ11に代えて往復動押し込みピストンや傾斜シュー
トを使用することもできる。
【0018】ケーシング20は、略直方体形状を成して
おり、図の右側面に入口21を、左側の底に出口22
を、前後端面に各々ロータ用軸受25、25(図2)を
有している。入口21には、廃棄物入り袋Bの供給の邪
魔にならない防塵用の可撓な暖簾を設けることができ
る。出口22は、突刃付き格子23が設けられており、
格子23を通ることができない大きな塊をロータ付き破
袋刃35が格子突刃24と協同してより早く解砕するこ
とができるようになっている。出口22の下には、解放
され解砕され、更に解砕された物を搬送するコンベヤ1
9が設けられている。格子23に絡んだ物を吹き出す高
圧空気ガン(図示省略)が格子23に向けられている。
【0019】図2から図4において、本発明に係る第2
実施例の廃棄物用破袋機2は、ベーラや各種廃棄物を収
容した廃棄物入り袋Bを搬送するコンベヤ11と、該コ
ンベヤ11の供給端部12を収容して廃棄物入り袋Bの
供給を受ける入口21を一側面に有し、解放され解砕さ
れたベーラや破袋された袋と出され解砕された廃棄物と
を排出する出口22を反対側の底に有したケーシング2
0と、該ケーシング内部に回転可能に横架軸承され、減
速機付きモータM1によって回転駆動される主ロータ3
0と、該ロータ30の周面30A上に複数設けられた鮫
歯状の破袋刃35と、入口側と出口側の上部においてロ
ータ30に離接可能に設けられた押さえ部材41、45
とから構成されている。
【0020】コンベヤ11及びケーシング20は、上記
第1実施例の廃棄物用破袋機1のものとほぼ同じ構成で
あり、詳しい説明は省く。主ロータ30は、上記軸受2
5、25によって軸承される支持軸31、31を両端に
備えた円筒ドラム本体32から構成されており、一方の
支持軸31に連結された上記モータMによって入口側で
下から上へ周転するように回転駆動される。また押さえ
部材41、45は、入口21の上部において上下移動設
定可能に設けられた第1従動ローラ41と出口側上部に
おいてロータ30に水平方向で離接可能に設けられた第
2従動ローラ45とから構成されている。各従動ローラ
41、45は往復動シリンダー42、46によって案内
43、47に沿って往復動されるフレーム44、48に
支持軸にフリクションパッド(図示省略)と共に搭載さ
れており、フリクションパッド(図示省略)の締め加減
で回転抵抗が調節可能になっている。シリンダー42、
46として、油圧シリンダーや電気シリンダーが使用さ
れる。
【0021】上記ロータ30の本体32の周囲面上に複
数列で配列された破袋刃35は、回転方向エッジ36A
が周面に略直交する刃36と略2等辺三角形の2等辺エ
ッジ37Aを有した刃37とから構成されており、それ
ら両刃36、37を交互に配列している。回転方向エッ
ジ36Aが周面に略直交する刃36は、破袋や解砕もす
るが主に廃棄物入り袋Bやベーラを搬送する働きをし、
第1従動ローラ31と2等辺エッジを有した刃37とが
協同して破袋や解放した物を更に第2従動ローラ45の
方に搬送してそこで2等辺エッジ37を有した刃による
2次破袋や解砕を効率的に実施できるようにするもので
ある。破袋刃36、37は、ロータ30の周面30A上
にボルト等で着脱可能に固定されるベースプレート36
B、37B上に溶接固定された刃体36C、37Cから
構成されている。特に切る働きをする2等辺エッジを有
した刃37は、一方の回転方向側エッジ37Aの切れ味
が低下したらベースプレート37Bごと外して向きを変
えて他方のエッジを使用することができる。また万が一
硬い大きな物を噛み込んで刃36、37が破損した場合
でも、破損した刃のみを交換できる。
【0022】破袋機1でもほぼ同じ次の作用を得られる
が、破袋機2では、コンベヤ11で送られてくるベーラ
や廃棄物入り袋Bを一側面の入口21で受けて回転ロー
タ周面30A上に複数設けられた鮫歯状の破袋刃36、
37によって引っ掛けて搬送するが、入口側の上部にお
いて、フリクションパッド(図示省略)の締め加減で回
転抵抗が調節された第1従動ローラ41で廃棄物入り袋
Bを上から押さえて下から回転してくるロータ上の鮫歯
状の破袋刃36、37によって効率的に解放、引っ掻き
切り、引裂する。更に出口側上部に設けられた水平方向
の第2従動ローラ45と鮫歯状の破袋刃36、37との
協同作業によって再度解放、引っ掻き切り、引裂する。
その際、従動ローラ41、45の回転抵抗が適度に調節
され、シリンダー42、46に設けた負荷リミッターに
よって不用意に大きな抵抗がロータ30に与えられるこ
とが回避され、確実に破袋しつつも破袋刃35を守り、
また動力損失を抑制するようにしている。その際、硬い
物が混入していても、また逆に大部分が紙や柔軟なゴミ
袋でも押さえ部材41、45で抵抗が与えられる為に確
実に鮫歯状の破袋刃35によって引っ掻き切られ、引き
裂かれるが、鮫歯状の破袋刃36、37は、三角形を成
していて硬い物に当たっても推しやる力で比較的容易に
かわすことができて刃の損傷を最少限に留めることがで
きる。
【0023】出口は、上記底の他にケーシング左側面に
受けるように設けることもできる。また、鮫歯状破袋刃
36、37の配列も、交互の他に一つの直交刃36の次
に二つの2等辺三角形の2等辺エッジ刃37を設けた配
列等色々と設定できる。ロータ30の回転方向は、上記
代表実施例の他に入口側で上から下の方向にすることも
できるが、その場合入口側の押さえ部材41を省略して
コンベヤ11の供給端部上で一次破袋と解砕し、連れて
上がった物を上記水平な第2従動ローラ35において二
次破袋と解砕して出口22に落とす構成とすることがで
きる。
【0024】
【発明の効果】本発明の破袋機は、押さえ部材として、
上記入口の上部から上記コンベヤの上部にかけて上下揺
動設定可能に設けられ、駆動手段によって周転され、そ
の周転抵抗が調節可能となっている無限軌道手段、また
は、上記入口の上部において上下に移動設定可能に設け
られ、回転抵抗が調節可能となっている従動ローラを含
むので、破袋機は、押さえ部材によって搬送ベーラや廃
棄物入り袋を押さえて抵抗を与えて、ロータの破袋刃に
より引っ掻き切り、引き裂くと共に、短時間の滞留中に
解砕する。その際、硬い物が混入していても、また逆に
大部分が紙や柔軟なゴミ袋でも、押さえ部材で抵抗が与
えられるので、確実に鮫歯状の破袋刃によって引っ掻き
切られ、引き裂かれ、ベーラの場合はそれを解放し、ゴ
ミ袋の場合は中身を出す。押さえ部材が無限軌道手段の
場合は比較的広範囲に渡って安定的にゴミ袋を押さえら
れる。また押さえ部材の周転や回転の抵抗は調節可能に
するので、不用意に大きな抵抗を与えることが回避さ
れ、適度に調節された周転や回転抵抗によって確実に破
袋しつつも破袋刃を守り、また動力損失を抑制できる。
【0025】
【0026】
【0027】押さえ部材が、上記入口の上部の第1従動
ローラと上記出口側上部の第2従動ローラとから成る従
動ローラであれば、従動ローラは回転抵抗が調節可能に
されて、入口において供給されたベーラや廃棄物入り袋
を上から第1従動ローラで押さえて、回転して来るロー
タ上の鮫歯状の破袋刃によって効率的に解放、引っ掻き
切り、引裂することができ、出口側上部の第2従動ロー
ラと鮫歯状の破袋刃との協同作業によって再度解放、引
っ掻き切り、引裂することができる。その際、従動ロー
ラを上下移動設定可能に設け、さらに、従動ローラの回
転抵抗を適度に調節可能にするので、不用意に大きな抵
抗を与えることが回避され、確実に破袋しつつも破袋刃
を守り、また動力損失を抑制できる。
【0028】
【0029】
【0030】上記ケーシングの出口に、突刃付き格子が
あれば、格子を通ることができない大きな塊をロータ付
き破袋刃が突刃と協同して早く解砕することができる。
また、ケーシングに高圧空気ガンを配置すれば。格子に
絡んだ物を吹き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施例の廃棄物用の破袋機
の縦断面図である。
【図2】 本発明に係る第2実施例の廃棄物用の破袋機
の縦断面図である。
【図3】 同破袋機の右側面図である。
【図4】 (a)は、同破袋機に取り付けられる直交形
状破袋刃の斜視図であり、(b)は、同破袋機に取り付
けられる二等辺三角形状破袋刃の斜視図である。
【図5】 従来の破袋機の側面図である。
【符号の説明】
1 第1実施例の破袋機 2 第2実施例の破袋機 11 コンベヤ 12 供給端部 13A 搬送面 14 突起 20 ケーシング 21 入口 22 出口 23 格子 24 突刃 30 ロータ 30A ロータ周面 35 鮫歯状破袋刃 36 周面に略直交する刃 36A 回転方向エッジ 36B ベースプレート 36C 刃体 37 2等辺エッジを有した刃 37A 2等辺エッジ 37B ベースプレート 37C 刃体 41 押さえ部材(無限軌道手段又は第1従動ローラ) 45 押さえ部材(第2従動ローラ) B 廃棄物入り袋 M1 駆動手段(モータ) M2 駆動手段(モータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 13/00 - 13/31 B02C 18/00 - 25/00 B65B 69/00 101 B09B 5/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベーラや廃棄物を収容した廃棄物入り袋
    を搬送するコンベヤと、該コンベヤの供給端部を収容し
    て廃棄物入り袋の供給を受ける入口とを有し、且つ解放
    されベーラや破袋された袋と出された廃棄物とを排出す
    る出口を上記入口の反対側に有するケーシングと、該ケ
    ーシング内部において上記入口と上記出口の間で回転可
    能に横架軸承され、駆動手段によって回転駆動される主
    ロータと、上記解放と破袋のために該主ロータの周面上
    に複数設けられた鮫歯状の破袋刃と、上記入口側及び若
    しくは上記出口側の上部において上記主ロータに離接可
    能に設けられた押さえ部材とから構成された破袋機にお
    いて、 上記の上記押さえ部材が、上記入口の上部から上記コン
    ベヤの上部にかけて上下揺動設定可能に設けられ、駆動
    手段によって周転され、その周転抵抗が調節可能とされ
    た無限軌道手段から成ることを特徴とする破袋機。
  2. 【請求項2】 ベーラや廃棄物を収容した廃棄物入り袋
    を搬送するコンベヤと、該コンベヤの供給端部を収容し
    て廃棄物入り袋の供給を受ける入口とを有し、且つ解放
    されベーラや破袋された袋と出された廃棄物とを排出す
    る出口を上記入口の反対側に有するケーシングと、該ケ
    ーシング内部において上記入口と上記出口の間で回転可
    能に横架軸承され、駆動手段によって回転駆動される主
    ロータと、上記解放と破袋のために該主ロータの周面上
    に複数設けられた鮫歯状の破袋刃と、上記入口側及び若
    しくは上記出口側の上部において上記主ロータに離接可
    能に設けられた押さえ部材と、から構成されている破袋
    機において、 上記の押さえ部材が、上記入口の上部において上下に移
    動設定可能に設けられ、回転抵抗を調節可能とした従動
    ローラから成ることを特徴とする破袋機。
  3. 【請求項3】 上記従動ローラが、上記入口の上部にお
    いて上下移動設定可能に設けられた第1従動ローラと上
    記出口側上部において上記主ロータに離接可能に設けら
    れた第2従動ローラとから成り、これら従動ローラが、
    フリクションパッドの締め加減で回転抵抗が調節可能と
    された請求項2記載の破袋機。
  4. 【請求項4】 上記ケーシングの出口は、突刃付き格子
    を有する請求項1または2記載の破袋機。
  5. 【請求項5】 上記ケーシングは、上記格子に絡んだ物
    を吹き出すように格子に向けられた高圧空気ガンを有し
    ている請求項4記載の破袋機。
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