JP2021176753A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回性を向上する前輪1輪、後輪2輪の車両を提供する。【解決手段】車両100は、前輪1および後輪2と、前輪1の上方に配置されたハンドル14と、乗員の足が載置されるステップ25と、前輪1を回転可能に、かつ、ハンドル14の操作に伴い前輪1を転舵可能に支持する前フレーム10と、後輪2を回転可能に支持するとともに、ステップ25が一体に設けられた後フレーム20と、前後方向に延在する軸線CL2を中心にして後フレーム20に対し前フレーム10を左右方向に揺動可能に支持する連結部7と、を備え、ステップ25は、乗員の自重によりステップ25に作用する荷重点が、平面視で前輪1の接地点と左右一対の後輪2のそれぞれの接地点とを結ぶ領域内に位置するように設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、前輪と後輪とを有する車両に関する。
従来より、単一の前輪と左右一対の後輪とを有する電動式の3輪車両が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の車両には、左右の後輪の内側に、立位姿勢の乗員の足が載置される左右一対のステップが設けられるとともに、前輪の上方に、前輪を転舵するためのハンドルが設けられ、電動モータにより後輪が駆動されて車両が走行する。
特開平8−310254号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の車両は、左右の後輪の内側に一対のステップが配置されるため、車両の幅が増大し、車両の旋回性に改善の余地がある。
本発明の一態様である車両は、前後方向に延在する中心線上に配置された一つの前輪と、中心線の左右両側に配置された左右一対の後輪と、前輪の上方に配置された操舵部と、乗員の足が載置される載置部と、前輪を回転可能に、かつ、操舵部によって操舵可能に支持する第1部材と、第1部材の後方に配置され、左右一対の後輪を回転可能に支持する第2部材と、前後方向に延在する軸線を中心にして第1部材と第2部材とを左右方向に揺動可能に連結する連結部と、前輪の回転軸が水平方向に向かう前輪の姿勢を基準姿勢とするとき、前輪が基準姿勢となるように軸線を中心とした回動力を第1部材に付与する付勢部と、を備える。載置部は、左右一対の後輪の前方に配置され、第2部材に支持されるように設けられるとともに、乗員の自重により載置部に作用する荷重点が、載置部の後端部から所定範囲内、かつ、平面視で前記前輪の接地点と前記左右一対の後輪のそれぞれの接地点とを結ぶ領域内に位置するように設けられ、付勢部は、シャフト部材と、シャフト部材に結合されたブロック部材と、ブロック部材の凹状に形成された複数の面に対向して配置された複数の弾性部材と、複数の弾性部材の周囲に配置され、複数の弾性部材の移動を規制するケース部材と、を有するダンパを備える。
本発明によれば、車両の旋回性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る車両の全体構成を示す側面図。 本発明の実施形態に係る車両の全体構成を示す平面図。 図1の車両の一部であるパイプの内部構成を示す断面図。 図1のIV-IV線に沿った断面図。 図4Aの状態から前フレームが揺動したときの動作の一例を示す図。 ナイトハルトダンパが内蔵された連結部を構成するパイプの断面図。 連結部の軸線とステップとの位置関係を示す車両の側面図。 荷重点の位置を示す車両の平面図。 図1の変形例を示す車両の側面図。 図8のIX-IX線に沿って切断した断面図。 図9の連結部にトルクが作用した状態を示す図。 図9の連結部に図10Aより大きなトルクが作用した状態を示す図。
以下、図1〜図10Bを参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る車両は、単一の前輪と左右一対の後輪とを有する三輪車両であり、ユーザが立位姿勢で乗車可能に構成される。
図1は、本発明の実施形態に係る車両100の全体構成を示す側面図であり、図2は、平面図である。なお、図1には、ユーザPSの使用状態を併せて示す(二点鎖線)。以下では、図示のように車両100の前後方向(長さ方向)、左右方向(幅方向)および上下方向(高さ方向)を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。
図1,2に示すように、車両100は、前輪1および後輪2と、車両100の骨格を構成するフレームFLとを有し、車両100の左右方向の中心を通る中心線CL1(図2)に対し全体が左右対称に構成される。より詳しくは、前輪1は、中心線CL1に沿って配置され、左右の後輪2は中心線CL1を挟んで左右対称位置に配置される。前輪1は後輪2よりも大径である。なお、前輪1は後輪2と同径または後輪2が前輪1よりも大径であってもよい。フレームFLは前フレーム10と後フレーム20とを有する。
前フレーム10は、中心線CL1に沿って前後方向に延在する断面略矩形状のメインフレーム11と、上下方向に延在する断面略円筒形状の縦パイプ12とを有する。メインフレーム11は、前方にかけて上り勾配(前上がり)で傾斜し、その前端部は縦パイプ12の後面に接合される。縦パイプ12は、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾斜して延在し、縦パイプ12の内部に断面略円形状のハンドル軸13が回転可能に挿入される。ハンドル軸13の上端部には、ハンドル14の左右方向中央部が固定され、下端部にはフロントフォーク15が固定される。
前輪1の回転軸1aはフロントフォーク15により回転可能に支持される。前輪1は、ハンドル軸13を中心としたハンドル14の回動操作により転舵される。ハンドル14は左右方向に延在し、その左右両端部にユーザPSによって把持されるグリップ14aが設けられる。フロントフォーク15には、前輪1の上方から後方にかけて、前輪1の周囲を覆うように略円弧状のフロントフェンダー16が取り付けられる。
詳細な図示は省略するが、前輪1の内側には、走行モータ4(インホイールモータ)と、ブレーキユニット5とが収納される。例えば左側に走行モータ4が、右側にブレーキユニット5がそれぞれ配置される。車両100は、走行モータ4の駆動により走行する電動車両として構成される。ブレーキユニット5は、例えばドラムブレーキを構成するドラムブレーキユニットとして構成される。なお、図示は省略するが、後輪2にもブレーキユニットが設けられる。これらブレーキユニットは、ハンドル14のグリップ14aの前方に設けられたブレーキレバー14bの操作により作動し、前輪1および後輪2に制動力が付与される。なお、走行モータ4は前輪1でなく後輪2内、または前輪1と後輪2の双方に設けられてもよい。これにより、牽引能力や登坂能力を向上することができる。
縦パイプ12の後面には、ホルダ17が取り付けられ、ホルダ17によりバッテリ6が支持される。バッテリ6は、電動機としての走行モータ4に供給される電力が蓄えられるリチウムイオン電池などの二次電池であり、バッテリ6から走行モータ4に供給される電力は、不図示の電力制御ユニットにより制御される。なお、図示は省略するが、ハンドル14には、バッテリ残容量や設定車速等の車両情報を表示する表示部が設けられるとともに、メイン電源のオンオフを指令するスタータスイッチや走行指令を入力するアクセルレバーなどが、ユーザPSにより操作可能に設けられる。なお、バッテリ6は縦パイプ12の内部に配置されてもよく、メインフレーム11内等、他の構造部材の内部または周辺に配置されてもよい。例えばステップ25の前方の傾斜部28に配置してもよい。
後フレーム20は、中心線CL1に沿って前後方向に延在する断面略矩形枠状のメインフレーム21と、メインフレーム21に交差して左右方向に延在する断面略矩形枠状の前後一対の横フレーム22と、メインフレーム21の左右両側において前後方向に延在する断面略矩形枠状の左右一対のサイドフレーム23とを有する。メインフレーム21は、前側のメインフレーム11よりも下方において、前方にかけて上り勾配(前上がり)で軸線CL2に対し略平行に傾斜して延在する。後側のメインフレーム21の水平線(路面3)に対するなす角は、前側のメインフレーム11の水平線に対するなす角よりも小さい。なお、メインフレーム11等のフレーム部材は直線状でなくてもよい。例えばパイプを折り曲げて構成してもよく、射出成型により構成してもよい。したがって、メインフレーム11,21のなす角の関係は上述したものに限らない。
メインフレーム21には、前後方向に所定間隔を空けて前後一対の横フレーム22がそれぞれ接合される。前後の横フレーム22は、路面3からの高さが互いに同一となるように例えばメインフレーム21の底面の一部を切り欠いてメインフレーム21に取り付けられる。前後の横フレーム22の底面には、それぞれ左右一対の略コ字状の切り欠きが設けられ、左右のサイドフレーム23は、この切り欠きに嵌合してそれぞれ前後方向に延在する。左右のサイドフレーム23の後端部には、それぞれ後輪支持部24が設けられ、後輪支持部24により後輪2の回転軸2aが回転可能に支持される。
前後の横フレーム22の上面には、メインフレーム21の左右両側において、前後方向に延在する平面視略矩形状の板材であるステップ(足置き)25がそれぞれ取り付けられる。左右のステップ25は、立位姿勢のユーザPSが両足を載せる載置部を構成し、ユーザPSの足裏全体が載置可能なようにステップ25の前後方向の長さと左右方向の幅とが規定されるとともに、ステップ25の上面(載置面)は、路面3と平行な水平面として構成される。
左右のステップ25は、それぞれ左右の後輪2の前方に配置される。ステップ25の上面は、後輪2の上端部よりも下方に位置する。なお、ステップ25の上面は、後輪2の上端部よりも上方または後輪2の上端部と同一高さに位置してもよい。ステップ25の後端部には、ステップ25の上面よりも上方に膨出した膨出部26が設けられる。膨出部26は、ステップ25の左右方向外側端面よりも左右方向外側に突出し、膨出部26の後端部に、後輪2の前方から上方かつ後方にかけて、後輪2の周囲を覆うようにリアフェンダー27が取り付けられる。ハンドル14またはリアフェンダー27により、車両100の最大幅が規定される。
左右のステップ25の前方には、それぞれ前方にかけて上り勾配で傾斜した傾斜部28が設けられる。傾斜部28は、ステップ25の前端部を覆うように左右方向に延設される。このようにステップ25の前後両端部に傾斜部28と膨出部26とを設けることで、ユーザPSの足の前後方向の移動を制限できる。特に、傾斜部28は、例えば走行時にステップ25の前端部が路面の障害物に衝突した場合において、乗員の足を保護する保護部材として機能する。
前フレーム10と後フレーム20とは、連結部7を介して揺動可能に連結される。以下、連結部7の構成について説明する。図1に示すように、前側のメインフレーム11の後端部には、軸線CL2を中心とした略円筒形状のパイプ71が一体に取り付けられる。軸線CL2は、後側のメインフレーム21と略平行に、すなわち、前方にかけて上り勾配(前上がり)で前後方向に延在する。したがって、メインフレーム21の上方に、メインフレーム21に対し略平行にパイプ71が配置される。
パイプ71の内部には、軸線CL2に沿って断面略円形のシャフト72が延在する。後側のメインフレーム21には、パイプ71を前後方向に挟むように上方に向けて前後一対のブラケット73が突設される。図3は、パイプ71の内部構成を示す断面図である。図3に示すように、パイプ71の内部には、前後一対のベアリング71a,71bが圧入され、ベアリング71a,71bを介してパイプ71の内周面からシャフト72が回転可能に支持される。
シャフト72は、一端部(前端部)がボルトの頭部形状に構成され、他端部(後端部)にねじ部が設けられる。シャフト72は前後一対のブラケット73を貫通し、後端部にナット74が螺合される。これによりパイプ71およびブラケット73に対するシャフト72の前後方向の位置が規制されるとともに、シャフト72のねじの軸力によって、シャフト72が前後のブラケット73に固定される。その結果、ブラケット73を介してシャフト72とメインフレーム21とが一体に回転可能となる。
以上の連結部7の構成により、パイプ71はメインフレーム21に対し軸線CL2を中心に回転可能に支持される。換言すると、パイプ71を一体に有する前フレーム10全体は、メインフレーム21を一体に有する後フレーム20全体に対し、軸線CL2を中心に左右方向に揺動可能に支持される。
図4Aは、図1のIV-IV線に沿って切断した断面図、すなわちパイプ71の前後方向中央部における断面図である。図4Aに示すように、パイプ71の左右両端部には、左右方向外側に向けて略板状の上ばね受け75が突設される。一方、メインフレーム21の下端部には突起部76が設けられ、突起部76の左右両端部に、左右方向外側に向けて略板状の下ばね受け77が突設される。下ばね受け77の左右方向長さは、上ばね受け75の左右方向長さよりも短い。
上ばね受け75の左右両端部には、それぞれ左右一対のコイルばね8の上端部が連結され、下ばね受け77の左右両端部には、それぞれ左右のコイルばね8の下端部が連結される。図4Aは、パイプ71の中心(軸線CL2)を通る鉛直方向の軸線CL3、すなわち路面3に垂直な垂線CL3と、前フレーム10の縦パイプ12に沿った軸線CL4とのなす角(揺動角θ)が0°である基準姿勢を示す。基準姿勢では、前輪1の路面3に対する傾斜角は0°であり、前輪1の回転軸1aは水平方向を向いている。ユーザPSが前フレーム10を左右方向に傾斜させないで、パイプ71に軸線CL2を中心とした左右方向のトルクが作用していなければ、左右のコイルばね8の付勢力は互いに均衡し、車両100は、平衡状態として基準姿勢に保たれる。
一方、図4Bに示すように、ユーザPSが前フレーム10を左右方向一方(例えば右方)に傾斜させると、揺動角θが増加し、パイプ71に軸線CL2を中心としたトルクが作用する。このとき、図4Aの状態と比べて、右側のコイルばね8が縮退し、左側のコイルばね8が伸長する。これにより、前フレーム10には、前フレーム10を基準姿勢に戻すような図4Bの矢印A方向の付勢力が作用する。付勢力は、揺動角θが増加するほど増大する。このため、左右一対の付勢部材であるコイルばね8によって、前フレーム10の揺動に対し回転抵抗が作用し、揺動量を良好に制限することができる。パイプ71に作用するトルクが0になると、前フレーム10はコイルばね8の弾性力により初期位置(基準姿勢)に復帰する。
なお、他の付勢部材をコイルばね8とは別に、あるいはコイルばね8に追加して設けてもよい。例えば、パイプ71とシャフト72との間に、外周面がパイプ71の内周面に接合され、内周面がシャフト72の外周面に接合されるような略リング状のゴム部材を介装し、後フレーム20に対する前フレーム10の揺動時に、ゴム部材のせん断ひずみにより前フレーム10を基準姿勢に戻すような付勢力を作用するようにしてもよい。あるいは、パイプの71内部にナイトハルトダンパを介装するようにしてもよい。
図5は、ナイトハルトダンパ80が内蔵されたパイプ71の断面図である。なお、図5では、パイプ71が断面略矩形枠状に構成される。図5に示すように、ナイトハルトダンパ80は、シャフト72と一体に回転可能なようにシャフト72にスプライン結合された略菱形のカムブロック81と、カムブロック81の凹状に形成された各面に対向して配置されたゴムローラ82とを有する。図5の初期状態からパイプ71にトルクが作用して、パイプ71が軸線CL2を中心に回転すると、パイプ71とカムブロック81との間でゴムローラ82が押圧されて弾性変形し、ゴムローラ82が楕円になる。このとき、パイプ71の回転角が大きくなるに従い、パイプ71に対する回転抵抗は大きくなる。パイプ71に作用するトルクが0になると、ゴムローラ82は、弾性力により元の形状に復帰し、前フレーム10は基準姿勢に戻る。
図6は、連結部7の軸線CL2とステップ25との位置関係を示す車両100の側面図である。なお、以下では、乗員の自重によってステップ25上に作用する力の作用点を荷重点Paと定義し、前輪1および後輪2が路面3に接地する領域の中心点を接地点P1,P2と定義する。接地点P1,P2は、それぞれ回転軸1a,2aの回転中心の鉛直下方の点である。
図6に示すように、荷重点Paは、軸線CL2に直交する仮想平面PL1上において、軸線CL2よりも下方に位置する。荷重点Paは、路面3に垂直な鉛直面PL2上においても、軸線CL2よりも下方に位置する。ユーザPSは車両100を左右方向に旋回するとき、膝および足首を軽く曲げて上半身を左右に傾ける。これにより、ステップ25に両足を載せたままの安定した姿勢で、前フレーム10を揺動させ、前輪1を左右に傾斜させることができる。その結果、車両100をスムーズに旋回させることができ、旋回性が向上する。
軸線CL2は、前上がりに延在する。このため、車両100の旋回時において、後輪2に対する前輪1の切れ角を増加することができる。その結果、旋回半径を小さくすることができ、旋回性を一層向上することができる。なお、図6では、軸線CL2が、後輪2の接地点P2を通る鉛直面内において、接地点P2の上方、より詳しくは後輪2の回転軸2aの上方を通過しているが、軸線CL2は回転軸2aの下方を通過してもよい。
軸線CL2は、荷重点Paよりも距離D1(例えば20cm)だけ上方の仮想線L1と荷重点Paよりも距離D2(例えば10cm)だけ下方の仮想線L2との間に位置することが好ましい。このような範囲に軸線CL2が位置するように連結部7が設けられることで、車両100の旋回時に、ユーザPSは安定した姿勢で前輪1を左右に傾斜することができ、車両100の旋回性が向上する。
この場合、ステップ25の後端部から荷重点Paまでの距離D3は所定範囲内(例えば5cm〜15cm)であることが好ましい。図7は、右側のステップ25上の荷重点Paの位置を示す平面図である。図7に示すように、ステップ25の後端部から荷重点Paまでの距離D3が上記所定範囲内であるとき、荷重点Paは、前輪1の接地点P1と左右の後輪2の接地点P2とを結んで得られた三角形の領域AR内に位置する。
これにより、ユーザPSは、車両100の姿勢が安定した状態で乗車することができ、乗車が容易である。すなわち、ユーザPSは、一方(例えば右側)のステップ25に足を載せて自重を作用した後、他方(例えば左側)のステップ25に足を載せて車両100への乗り込み動作を行うが、荷重点Paが領域AR内に位置するため、乗り込み動作時に他方の後輪2が浮き上がることを抑制することができ、車両姿勢が安定する。また、車両100の前側を傾けて旋回走行するとき、旋回方向の内側の後輪2の浮き上がりも抑制することができる。停車時には、ユーザPSはステップ25に両足を載せたまま安定した姿勢を保つことができる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)車両100は、前後方向に延在する中心線CL1上に配置された単一の前輪1と、中心線CL1の左右両側に配置された左右一対の後輪2と、前輪1の上方に配置されたハンドル14と、ユーザPSの足が載置されるステップ25と、前輪1を回転可能に、かつ、ハンドル14の操作に伴い前輪1を転舵可能に支持する前フレーム10と、前フレーム10の後方に配置され、後輪2を回転可能に支持するとともに、ステップ25が一体に設けられた後フレーム20と、前後方向に延在する軸線CL2を中心にして後フレーム20に対し前フレーム10を左右方向に揺動可能に支持する連結部7と、を備える(図1)。ステップ25は、ユーザPSの自重によりステップ25に作用する荷重点Paが、平面視で前輪1の接地点P1と左右一対の後輪2のそれぞれの接地点P2とを結ぶ領域AR内に位置するように設けられる(図7)。
このように左右一対の後輪2を支持する後フレーム20に対し単一の前輪1を支持する前フレーム10を、連結部7を介して揺動可能に支持することで、旋回時に前輪1が傾斜し、車両100の旋回性が向上する。また、ステップ25に作用する荷重点Paが接地点P1,P2の領域AR内に位置するようにステップ25が設けられるため、左右一対の後輪2の左右内側にステップ25を配置する必要がなく、車両100が車幅方向に拡大することを抑えながら、ユーザPSは、車両100の旋回時にも安定した姿勢で乗車することができる。
(2)ステップ25は、中心線CL1の左右両側にそれぞれ設けられた左右一対のステップ25であり、左右一対のステップ25は、それぞれ平面視で三角形の領域AR内に位置するように設けられる(図7)。これにより、走行中または停車中において、左右いずれかのステップ25にユーザPSの自重が極端に作用した場合であっても、ユーザPSは安定した姿勢で乗車することができる。
(3)連結部7は、軸線CL2が後方に向けて下り勾配で傾斜するように設けられる(図1)。これにより、前輪1の旋回時の切れ角が増加し、車両100の旋回性を向上することができる。
(4)前輪1の径は後輪2の径よりも大きい(図1)。これにより、後輪2を支持するサイドフレーム23を介してステップ25を低位置に設けることができ、ユーザPSの車両100への乗降性が高まる。
(5)ステップ25は、軸線CL2に直交する仮想平面PL1上で荷重点Paが軸線CL2よりも下方に位置するように設けられる(図6)。これにより、荷重点Paをより路面3に近付けることができ、ユーザPSの安定性が一層高まる。
(6)車両100は、前輪1の回転軸1aが水平方向に向かう前輪1の姿勢を基準姿勢とするとき、前輪1が基準姿勢となるように軸線CL2を中心とした回動力を前フレーム10(パイプ71)に付与するコイルばね8をさらに備える(図4A)。これにより、前フレーム10は傾斜姿勢から基準姿勢にばね力によって自動復帰することができ、安定した姿勢で車両を駐車することができる。
(7)コイルばね8は、前フレーム10(パイプ71)と後フレーム20(メインフレーム21)とを弾性的に接続するように弾性接続部として構成される(図4A)。これにより、簡易な構成で前フレーム10に対し付勢力を及ぼすことができる。
(8)コイルばね8は、軸線CL2の左右両側に配置される(図4A)。これにより、付勢部材が左右対称に構成され、前フレームが左右いずれの方向に傾斜した場合でも、同様に付勢力を及ぼすことができる。
(9)ステップ25は、後輪2の前方に配置される(図1)。これにより、車幅の増加を抑えることができ、移動性や携帯性に優れた車両100として構成することができる。
(10)車両100は、前輪1を駆動する走行モータ4と、走行モータ4に電力を供給するバッテリ6と、をさらに備える(図1)。これにより、ペダル等の駆動部が不要であり、車両100を簡易に構成することができる。
上記実施形態(図3)では、パイプ71の前後両側にブラケット73を配置するとともに、軸線CL2に沿ってパイプ71とブラケット73とを貫通するシャフト72を介して、前フレーム10と後フレーム20とを揺動可能に連結するようにしたが、連結部の構成はこれに限らない。図8は、他の連結部を有する車両100の全体構成を示す側面図であり、図9は、図8の連結部の要部構成を示す断面図(図8のIX-IX線に沿った断面図)である。
図8,図9に示すように、前側のメインフレーム11と後側のメインフレーム21との間に設けられる連結部70は、後面視略台形状を呈する台形リンクにより構成される。より詳しくは、連結部70は、メインフレーム11の下端部に固定され、メインフレーム11を中心として左右方向に延在するとともに軸線CL2と平行に延在する略板状の水平リンク701と、メインフレーム21の左右側面に固定され、メインフレーム21を中心として左右方向に延在するとともに軸線CL2と平行に延在する略板状の水平リンク702と、水平リンク701の左端部と水平リンク702の左端部とを連結する略板状の前後一対の連結リンク703と、水平リンク701の右端部と水平リンク702の右端部とを連結する略板状の前後一対の連結リンク704とを有し、全体が左右対称に構成される。下側の水平リンク702は上側の水平リンク701よりも長尺に構成される。なお、下側の水平リンク702を上側の水平リンク701よりも短尺に形成してもよく、リンク機構の構成は図示したものに限らない。前後の連結リンク703および704は、それぞれ軸線CL2と平行に延在する略板状の連結プレート705を介して一体に連結される。
連結リンク703,704は、軸線CL2と平行に延在する軸部706を介してそれぞれ水平フレーム701,702に回動可能に支持される。図9に示すように、台形リンクの内側には、弾性体として、ブロック状のゴム材であるゴムブロック710が配置される。ゴムブロック710は、上下の水平リンク701,702と左右の連結リンク703,704ないし連結プレート705とにそれぞれ固定される。なお、弾性体の構成はこれに限らない。例えば弾性体をウレタンにより構成してもよく、ゴム材やウレタン以外の弾性体を用いてもよい。左側の上下一対の軸部706の中心を通る直線Laと、右側の上下一対の軸部706を通る直線Lbとの交点は、揺動の中心線である軸線CL2に相当する。
図9は、図4Aと同様、揺動角が0°である基準姿勢を示す。基準姿勢では、ゴムブロック710が平衡状態を保ち、軸線CL2は、水平リンク701よりも上方の縦パイプ12に沿った軸線CL4(図4A参照)上に位置する。この状態から、ユーザPSが前フレーム10を左右方向一方(例えば左方)に傾斜させると、メインフレーム11を介して連結部70(水平リンク701)に左方へのトルクが作用する。このトルクの増加に伴い、図10A、図10Bに示すように、揺動角(軸線CL4の鉛直線に対するなす角θ)が増加し、ゴムブロック710が押圧されて弾性変形する。
このとき、揺動角の増加に伴い、ゴムブロック710による、揺動角が0°である基準姿勢に戻ろうとする力(復元力)は増大し、図10Aよりも図10Bの方が復元力は大きい。また、揺動角が大きくなるに従い、軸線CL2の軸線CL4からの左右方向の位置ずれ量、換言すると後側のメインフレーム21に対する軸線CL2の左右方向の位置ずれ量が増大する。メインフレーム11を介して作用するトルクが0になると、ゴムブロック710は、弾性力により元の形状に復帰し、前フレーム10は直立状態の基準姿勢(図9)に戻る。
このように連結部70を台形リンクとして構成することで、すなわち、前側のメインフレーム11に固定された水平リンク701(第1リンク)と、後側のメインフレーム21に固定された水平リンク702(第2リンク)と、水平リンク701の左端部と水平リンク702の左端部とに回動可能に連結された連結リンク703(第3リンク)と、水平リンク701の右端部と水平リンク702の右端部とに回動可能に連結され、連結リンク703と長さの等しい連結リンク704(第4リンク)と、を有するように構成することで、揺動の中心である軸線CL2の位置を揺動方向とは反対側の左右方向にずらすことができる。これにより、車両100の操縦性を変化させることができる。したがって、台形リンクを構成する各リンク701〜704の長さを適宜調整することで、最適な操縦性が得られるように車両100を構成することができる。なお、前側のメインフレーム11を有する前フレーム10(第1部材)と後側のメインフレーム21を有する後フレーム20(第2部材)とを、台形リンク以外のリンク機構を介して揺動可能に連結するようにしてもよい。すなわち、他のリンク機構を用いて、上述したのと同様、第1部材の揺動に伴い、第2部材の左右方向中心位置からの揺動軸線CL2の左右方向の位置ずれ量が増大するようにしてもよい。
上記実施形態は、上述した以外の種々の形態に変更することができる。以下、いくつかの変形例について説明する。上記実施形態では、車両100が単一の前輪1と左右一対の後輪2とを有するように構成したが、車両の中心線上に配置された一つの前輪と中心線の左右両側に配置された二つの後輪を有するのであれば、車輪の構成は上述したものに限らない。なお、一つの前輪には、単一の前輪だけでなく、例えば1か所に設けられた一対の前輪、すなわちペア前輪も含まれる。
上記実施形態では、乗員(ユーザPS)が立位姿勢で乗車するように車両100を構成したが、乗員が着座するシートを設け、着座姿勢で乗車するように車両を構成してもよい。この場合も、乗員の自重によりステップ(載置部)に作用する荷重点が、平面視で前輪の接地点と左右一対の後輪のそれぞれの接地点とを結ぶ領域内に位置するように、載置部を設ければよい。
上記実施形態では、前輪1を回転可能に、かつ、ハンドル(操舵部)の操作に伴い前輪1を転舵可能に支持するように前フレーム10(第1部材)を構成するとともに、後輪2を回転可能に支持するとともに、ステップ25が一体に設けられるように後フレーム20(第2部材)を構成したが、第1部材と第2部材の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、横フレーム22の上方にステップ25(載置部)を設けたが、第2部材に支持されるのであれば、載置部の支持形態はいかなるものでもよい。すなわち、載置部は、第2部材から直接的に支持されてもよいし、中間部材を介して間接的に支持されてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 前輪、2 後輪、4 走行モータ、6 バッテリ、7 連結部、8 コイルばね、10 前フレーム、14 ハンドル、20 後フレーム、25 ステップ、70 連結部、100 車両、701,702 水平リンク、703,704 連結リンク、Pa 荷重点、P1,P2 接地点、CL2 軸線、AR 領域
本発明の一態様である車両は、前後方向に延在する中心線上に配置された一つの前輪と、中心線の左右両側に配置された左右一対の後輪と、前輪の上方に配置された操舵部と、前輪を回転可能に、かつ、操舵部によって操舵可能に支持する第1部材と、第1部材の後方に配置され、左右一対の後輪を回転可能に支持する第2部材と、第2部材に支持され、乗員の足が載置される載置部と、前後方向に延在する軸線を中心にして第1部材と第2部材とを左右方向に揺動可能に連結する連結部と、前輪の回転軸が水平方向に向かう前輪の姿勢を基準姿勢とするとき、前輪が基準姿勢となるように軸線を中心とした回動力を第1部材に付与する付勢部と、を備える。付勢部は、シャフト部材と、シャフト部材に結合されたブロック部材と、ブロック部材の凹状に形成された複数の面に対向して配置された複数の弾性部材と、複数の弾性部材の周囲に配置され、複数の弾性部材の移動を規制するケース部材と、を有するダンパを備える。

Claims (10)

  1. 前後方向に延在する中心線上に配置された一つの前輪と、
    前記中心線の左右両側に配置された左右一対の後輪と、
    前記前輪の上方に配置された操舵部と、
    乗員の足が載置される載置部と、
    前記前輪を回転可能に、かつ、前記操舵部によって操舵可能に支持する第1部材と、
    前記第1部材の後方に配置され、前記左右一対の後輪を回転可能に支持する第2部材と、
    前後方向に延在する軸線を中心にして前記第1部材と前記第2部材とを左右方向に揺動可能に連結する連結部と、
    前記前輪の回転軸が水平方向に向かう前記前輪の姿勢を基準姿勢とするとき、前記前輪が前記基準姿勢となるように前記軸線を中心とした回動力を前記第1部材に付与する付勢部と、を備え、
    前記載置部は、前記左右一対の後輪の前方に配置され、前記第2部材に支持されるように設けられるとともに、乗員の自重により前記載置部に作用する荷重点が、前記載置部の後端部から所定範囲内、かつ、平面視で前記前輪の接地点と前記左右一対の後輪のそれぞれの接地点とを結ぶ領域内に位置するように設けられ、
    前記付勢部は、シャフト部材と、前記シャフト部材に結合されたブロック部材と、前記ブロック部材の凹状に形成された複数の面に対向して配置された複数の弾性部材と、前記複数の弾性部材の周囲に配置され、前記複数の弾性部材の移動を規制するケース部材と、を有するダンパを備えることを特徴とする車両。
  2. 請求項1に記載の車両において、
    前記第1部材は、前記連結部が取り付けられるフレーム部と、略上下方向に延在し、前記フレーム部に、前記フレーム部に対して相対回転可能に支持される軸部と、を有し、
    前記軸部の上端部に前記操舵部が固定され、前記軸部の下端部に前記前輪が支持されることを特徴とする車両。
  3. 請求項1または2に記載の車両において、
    前記載置部は、前記中心線の左右両側にそれぞれ設けられた左右一対の載置部であり、
    前記左右一対の載置部における前記荷重点は、それぞれ平面視で前記領域内に位置するように設けられることを特徴とする車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両において、
    前記連結部は、前記軸線が後方に向けて下り勾配で傾斜するように設けられることを特徴とする車両。
  5. 請求項4に記載の車両において、
    前記前輪の径は前記後輪の径よりも大きいことを特徴とする車両。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両において、
    前記付勢部は、前記第1部材と前記第2部材とを弾性的に接続する弾性接続部をさらに有することを特徴とする車両。
  7. 請求項6に記載の車両において、
    前記付勢部は、前記軸線の左右両側に配置される左右一対の付勢部であることを特徴とする車両。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両において、
    前記前輪を駆動する電動機と、
    前記電動機に電力を供給するバッテリと、をさらに備えることを特徴とする車両。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両において、
    前記連結部は、リンク機構により構成されることを特徴とする車両。
  10. 前後方向に延在する中心線上に配置された一つの前輪と、
    前記中心線の左右両側に配置された左右一対の後輪と、
    前記前輪の上方に配置された操舵部と、
    乗員の足が載置される載置部と、
    前記前輪を回転可能に、かつ、前記操舵部によって操舵可能に支持する第1部材と、
    前記第1部材の後方に配置され、前記左右一対の後輪を回転可能に支持する第2部材と、
    前後方向に延在する軸線を中心にして前記第1部材と前記第2部材とを左右方向に揺動可能に連結する連結部と、
    前記前輪の回転軸が水平方向に向かう前記前輪の姿勢を基準姿勢とするとき、前記前輪が前記基準姿勢となるように前記軸線を中心とした回動力を前記第1部材に付与する付勢部と、を備え、
    前記載置部は、前記左右一対の後輪の前方に配置され、前記第2部材に支持されるように設けられるとともに、乗員の自重により前記載置部に作用する荷重点が、前記載置部の後端部から所定範囲内、かつ、平面視で前記前輪の接地点と前記左右一対の後輪のそれぞれの接地点とを結ぶ領域内に位置するように設けられ、
    前記付勢部は、シャフト部材と、前記シャフト部材に結合された略菱型のブロック部材と、前記ブロック部材の凹状に形成された略菱型の各面に対向して配置されたゴム状の複数のローラ部材と、前記複数のローラ部材の周囲に配置され、前記複数のローラ部材の移動を規制するケース部材と、を有するダンパを備えることを特徴とする車両。
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