JPH05201363A - サイドカー型三輪自動車 - Google Patents

サイドカー型三輪自動車

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Publication number
JPH05201363A
JPH05201363A JP4035607A JP3560792A JPH05201363A JP H05201363 A JPH05201363 A JP H05201363A JP 4035607 A JP4035607 A JP 4035607A JP 3560792 A JP3560792 A JP 3560792A JP H05201363 A JPH05201363 A JP H05201363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
wheels
wheeled vehicle
vehicle
sidecar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4035607A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sugioka
浩一 杉岡
Tetsuya Kudo
哲也 工藤
Kenichi Nishimoto
健一 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP4035607A priority Critical patent/JPH05201363A/ja
Publication of JPH05201363A publication Critical patent/JPH05201363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成機器の配設位置を特定して低重心化およ
び側輪荷重配分の向上を図ったサイドカー型三輪自動車
を提供する。 【構成】 サイドカー型三輪自動車は、車体フレーム1
に前輪2、後輪3および前輪2と後輪3の中間位置の近
傍に側輪4を備える。車体フレーム1には主座席5aと
副座席5bが横並びに低重心に装架され、後輪3の側方
で側輪4との間の両輪の接地点を結ぶ線の外側に原動機
6、副座席5bのフロア1c下側に燃料タンク6a、お
よび同副座席5bの前側にラジエタ6b等を搭載する。
前輪2は転舵リンク2aを介してハンドル2bに連結す
る。後輪3は伝達機構3aを介して原動機6に連結す
る。側輪4はトウ変化を可能とする転向装置7を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイドカー型三輪自動
車に関し、特に、構成機器の配設位置を特定して低重心
化および側輪荷重配分の向上を図ったサイドカー型三輪
自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】サイドカー型三輪自動車は、二輪自動車
をベースとしてその後輪の脇に側車輪を配設することに
より、その他の左右対称型三輪自動車および四輪自動車
に較べ、操舵系および駆動系を簡潔に構成することがで
きる(一例として特開昭59−179473号公報を参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、ベースとなる二輪自動車のエンジン、燃料タンク等
の搭載機器と鞍型の主座席が比較的高い位置に有るので
車体重心高さを下げるには限界が有り、また、各車輪の
荷重配分も偏った構成とせざるを得ないという不都合が
有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1のサイドカー型三輪自動車は、その原動機
を後輪と側輪との間の両車輪の接地点を結ぶ線の外側に
配設した。請求項2のサイドカー型三輪自動車は、燃料
を収納する燃料タンクを請求項1のサイドカー型三輪自
動車の側輪の近傍に配設した。請求項3のサイドカー型
三輪自動車は、請求項1のサイドカー型三輪自動車の側
輪を車両側面視で前輪と後輪との間の中間位置の近傍に
配設するとともに、この側輪には、車両の旋回方向に転
向可能な転向装置を備えた。
【0005】
【作用】請求項1のサイドカー型三輪自動車の原動機の
重量は、後輪と側輪とに配分される。請求項2のサイド
カー型三輪自動車の燃料タンクは、側輪にも重量が配分
される。請求項3のサイドカー型三輪自動車の車体重量
は、3輪に略均等に配分され、かつ、旋回時は側輪の転
向装置によって支障なく旋回する。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。
【0007】図1は発明に係る三輪自動車の車両構成示
す平面図、図2は同三輪自動車のフレーム構成を示す斜
視図、図3は同三輪自動車の側面図、図4は同三輪自動
車の正面図、図5は同三輪自動車の後面図、図6は同三
輪自動車の車輪の配設位置を示す図、図7は同三輪自動
車の側車輪転向機構の斜視図、図8は同転向機構の作用
説明図である。
【0008】発明に係るサイドカー型三輪自動車は、図
2に示す箱枠状の車体フレーム1の片側前方に前輪2、
後方に後輪3、および車体フレーム1の他方側で前輪2
と後輪3の車両側面視の中間点の近傍に側輪4を備えて
左右非対称に構成される。
【0009】上記車体フレーム1には、図1の前輪2側
の主座席5aと側輪4側の副座席5bが横並びに低重心
構成に装架され、両座席5a,5bの前方にそれぞれ滑
り止めの突状部を備えた足載せフロア1c,1cが設け
られる。副座席5b側の足載せフロア1cの下側には燃
料タンク6aを、同副座席5bの前側にはラジエタ6b
を、また、両座席5a,5bの後方で後輪3の側方には
原動機6を装架する。上記構成によって低重心化および
車輪荷重の均等化が可能となる。1aは車体外板、1b
は乗員保護用のロールオーバーバーである。
【0010】前輪2は、図3の転舵リンク2aを介して
主座席5aのハンドル2bに連結し、このハンドル2b
の操作によって操向される。また、後輪3は図1の伝達
機構3aを介して原動機6に連結する。6cはエアクリ
ーナ等の吸気装置、6dはマフラ等の排気装置である。
【0011】側輪4は、図6において、側面視で前輪2
と後輪3との間の範囲にトウ変化可能に設けられる。側
輪4の位置は後輪3の脇位置Aに限定されず、大きな自
由度を有する。車体重量は、これら3輪に略均等に配分
され、側輪4と後輪3との間でこれらの接地点を結ぶ線
の外側に原動機6が配設されていることにより、原動機
6の重量は前輪2に作用することが少なく、後輪3と側
輪4に略均等な荷重が配分される。
【0012】側輪4のトウ変化機構は、例えば図7に示
す転向装置7があり、詳細には、ダブルウィッシュボー
ン支持をなす上下のV字アーム7a,7aに支えられた
ピローボールジョイント等の回動自在な継手7b,7b
が、側輪4の車輪中心Bの後方(図中右方)にて軸受部
4aを支え、これら両継手7b,7bを結ぶ転向軸線C
を外した位置には、トウ変化を規制するトーコントロー
ルロッド7cを車体フレーム1側に有って可撓性を有す
るコンプライアンスリンク7dに連結する。このコンプ
ライアンスリンク7dは、転向モーメントに応じた転向
角度を許容する弾性特性を備えた金属性のばね部材やゴ
ムブッシュによって構成する。
【0013】上記転向装置7は、図8に示すごとく、転
向軸線Cの前方(図中左方)に側輪4の接地点Dを置い
て負のトレールTをなす。車両の旋回時においては、車
両を旋回させる求心力が側輪4の接地点Dから旋回中心
方向に作用し、また、車両の慣性による遠心力が継手7
b,7bを介して側輪4の転向軸線Cから旋回の外側方
向に作用する。これら求心力と遠心力によるモーメント
に応じて、コンプライアンスリンク7dに連結するトー
コントロールロッド7cが撓み、バランスした転向角度
によって車両の旋回性が確保される。
【0014】上記転向装置7のほかに、前輪2またはそ
の操舵系とリンクによって連結し、ハンドル2bの操作
によって転向するように構成することにより、同様の作
用効果を得ることができる。
【0015】このように、原動機、燃料タンク、側輪の
配設位置を特定することにより、操舵系および駆動系を
左右対称型三輪自動車および四輪自動車に較べて簡潔に
構成することができるサイドカー型三輪自動車の利点を
生かした上で、横並びの腰掛型の座席構成が可能とな
り、また、車両の低重心化と車輪荷重配分の自由度を向
上することができる。
【0016】なお、上記三輪自動車は、内燃式の原動機
を用いる場合に限られず、原動機を電動機、燃料タンク
を蓄電池とすることにより、電動式の場合にも同様の作
用効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したごとく、請求項1のサイ
ドカー型三輪自動車は、その原動機を後輪と側輪との間
の両車輪の接地点を結ぶ線の外側に配設したので、その
原動機の重量は主に後輪と側輪とに配分され、左右の重
量配分の自由度を向上することができる。
【0018】請求項2のサイドカー型三輪自動車は、燃
料を収納する燃料タンクを請求項1のサイドカー型三輪
自動車の側輪の近傍に配設したので、その側輪および前
輪への重量配分の自由度が向上するとともに、低重心化
を図ることができる。
【0019】請求項3のサイドカー型三輪自動車は、請
求項1のサイドカー型三輪自動車の側輪を車両側面視で
前輪と後輪との間の中間位置の近傍に配設するととも
に、この側輪には、車両の旋回方向に転向する転向装置
を備えたので、低重心化とあいまって旋回性能の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係る三輪自動車の車両構成示す平面図
【図2】同三輪自動車のフレーム構成を示す斜視図
【図3】同三輪自動車の側面図
【図4】同三輪自動車の正面図
【図5】同三輪自動車の後面図
【図6】同三輪自動車の車輪の配設位置を示す図
【図7】同三輪自動車の側車輪転向機構の斜視図
【図8】同転向機構の作用説明図
【符号の説明】
1 …車体フレーム 2 …前輪 3 …後輪 4 …側輪 5a…主座席 5b…副座席 6 …原動機 6a…燃料タンク 7 …転向装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方側に操向用の前輪と駆動用の後輪
    を、他方側に側輪を配設して左右非対称の車輪配置をな
    すサイドカー型三輪自動車において、この三輪自動車の
    後輪を駆動する原動機を後輪と側輪との間の両車輪の接
    地点を結ぶ線の外側に配設したことを特徴とするサイド
    カー型三輪自動車。
  2. 【請求項2】 燃料を収納する燃料タンクを側輪の近傍
    に配設したことを特徴とする請求項1に記載のサイドカ
    ー型三輪自動車。
  3. 【請求項3】 側輪を前輪と後輪との間の車両側面視に
    よる中間位置の近傍に配設するとともに、上記側輪に
    は、車両の旋回方向に転向する転向装置を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のサイドカー型三輪自動車。
JP4035607A 1992-01-27 1992-01-27 サイドカー型三輪自動車 Pending JPH05201363A (ja)

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JP4035607A JPH05201363A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 サイドカー型三輪自動車

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1145945A3 (de) * 2000-04-13 2003-10-15 Josef Fischer Dreiradkraftwagen
CN109178173A (zh) * 2018-08-10 2019-01-11 大连欧克科技有限公司 增力双驱平衡车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1145945A3 (de) * 2000-04-13 2003-10-15 Josef Fischer Dreiradkraftwagen
CN109178173A (zh) * 2018-08-10 2019-01-11 大连欧克科技有限公司 增力双驱平衡车
CN109178173B (zh) * 2018-08-10 2021-06-11 大连欧克科技有限公司 增力双驱平衡车

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Effective date: 20010110