JP2005219661A - 多目的車両 - Google Patents

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Noriyuki Nakajima
徳至 中島
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Abstract

【課題】 車両を各ユニットで構成することで、その用途に合わせたユニットを連結して所望の車両を構築することのできる多目的車両を提供する。
【解決手段】 駆動車輪6を回転駆動するための動力機構7と、動力機構7と駆動車輪6とを支持する第一車体フレーム8とを備えた第一ユニット2と、第一ユニット2の前後の少なくとも一方に、ユニット同士を少なくとも上下方向に回動可能に連結する連結手段5とを具備し、連結手段5によりユニット同士を連結することで多目的車両1を構築する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の各部をユニット化し、各ユニット毎に分割した上で、連結手段により連結可能として、車両の用途に合わせたユニットを連結することで所望の車両を構築することのできる新規な発想に基づく多目的車両に関するものである。
従来より、自動車等、車体の前後に車輪を備えた車両が知られている。この車両は、車体を構成するフレームに直接または車輪を上下動させるためのサスペンション機構を介して車輪が回転可能に支持されていると共に、車体に搭載する人や物などの量や大きさなどによって車体の長さが決められ、車体の長さに応じて前後の車輪の中心間距離(以下、軸距と称す)が設定される。
本願出願人は、本願出願時において、以上の技術情報が記載されている文献を特に知見していない。
しかしながら、フレームに軸受などを介して直接車輪が支持されているものの場合、路面の段差や凹凸などにより、車輪が路面から浮いてしまい車両が不安定となったり、フレームの強度が弱いと、フレームが歪んだりして、不具合の発生原因となる恐れがあった。
また、サスペンション機構を介して車輪を上下動可能に支持することで、ある程度の段差や凹凸を吸収することが可能となるが、車輪の上下動のストロークを越えた段差などでは吸収することができなくなり、上記と同様に車体が不安定になるなどの他、サスペンション機構を備えることにより、車両のコストが増加するという問題があった。
ところで、車両を病院や介護施設、工場などの構内で用いる場合、人や物などを搭載し易いように、車輪の直径を小さくして車両の床の高さを低床にすることが考えられるが、車輪の直径を小さくすると路面の段差や凹凸などの影響を受け易くなり、上記と同様に車体が不安定になり易く、乗り心地も悪くなるといった問題があった。
また、従来の車両では、軸距の長さが予め決められており、製造後にその長さを変更することは不可能であった。そのため、搭載する人や物などの量や大きさが変化しても対応することができず、車両の荷台などが大きすぎたり、車両に搭載しきれなかったりするという問題があった。特に、車両を病院や介護施設、工場などの構内で用いる場合、その通路の幅などの関係上、車両の大きさに制約があり、車両に搭載する人や物などの量や大きさが変化すると対応できない問題が顕著に現れる恐れがある。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、路面の段差や凹凸を吸収して車両の安定性を向上させると共に、車両を各ユニットで構成することで、その用途に合わせたユニットを連結して所望の車両を構築することのできる多目的車両の提供を課題とするものである。
本発明に係る多目的車両は、「駆動車輪を回転駆動するための動力機構と、該動力機構と前記駆動車輪とを支持する第一車体フレームとを備えた第一ユニットと、該第一ユニットの前後の少なくとも一方に、ユニット同士を少なくとも上下方向に回動可能に連結する連結手段とを具備する」構成とするものである。
ここで、動力機構としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、蓄電池、燃料電池などからの電力を基に駆動する電動モータを備えたもの、ガソリンや軽油など内燃機関を備えたもの、或いは、電動モータと内燃機関とを適宜組み合わせたもの、さらに、ディファレンシャルギアやトランスミッションなどを備えたものなどを例示することができる。
また、駆動車輪を第一車体フレームに支持する方法としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、ベアリングなどの軸受を介して直接フレームに支持する方法、サスペンション機構を介してフレームに支持する方法などを例示することができる。なお、駆動車輪は、第一ユニットに少なくとも一つ備えていれば良い。また、第一ユニットに従動車輪を備えても良い。
さらに、連結手段としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、同軸状に配置された内筒と外筒との間に弾性体を備えたゴムブッシュを備えたもの、ベアリングやメタルなどの軸受を備えたもの、或いは、蝶番などに見られるような構造を備えたもの、などを例示することができ、少なくとも上下方向に回動可能であれば良い。なお、前後方向の振動を緩和することができることが望ましく、ダンパーやリンク機構などをさらに備えても良い。
本発明の多目的車両によると、第一ユニットに、駆動車輪と動力機構と第一車体フレームとが備えられ、この第一ユニットの前後の少なくとも一方に、ユニット同士を連結する連結手段が備えられているので、第一ユニットに所望の機能を備えたユニットを連結手段により連結することで、用途に合わせた所望の車両を自在に構築することが可能となる。なお、第一ユニットには動力機構が備えられているので、構築された多目的車両が自走することができる。また、第一ユニットに所望の機能を備えても良い。
また、ユニット同士を連結手段により少なくとも上下方向に回動可能に連結しているので、路面の段差や凹凸などがあっても、連結手段の部分で車体フレームが折れ曲がることができ、車輪が路面の段差や凹凸などに容易に追従することができるようになる。そのため、路面の段差や凹凸などにより、車輪が浮いたりして車両が不安定になったり、車体フレームが歪んだりするのを抑制することができる。
さらに、路面の段差や凹凸を吸収することができるので、駆動車輪などの車輪の直径を小さくすることができ、低床な車両としても、車両の安定性や乗り心地を良好に維持することができる。
本発明に係る多目的車両は、上記の構成に加えて、「従動車輪を回転可能に支持する第二車体フレームを備えた第二ユニットをさらに具備し、該第二ユニットは、前記連結手段により少なくとも前記第一ユニットと連結可能とされている」構成とすることもできる。
本発明の多目的車両によると、上記の効果の他に、第一ユニットに従動車輪を備えた第二ユニットが連結されているので、第一ユニットの駆動車輪と第二ユニットの従動車輪とで多目的車両を支持することができるので、多目的車両を安定させることができる。
本発明に係る多目的車両は、上記の構成に加えて、「第三車体フレームを備え、且つ、車輪を備えていない第三ユニットをさらに具備し、該第三ユニットは、前記第一ユニットと、前記第二ユニット又は前記第一ユニットとの間、および、前記第二ユニットと前記第二ユニットとの間の、少なくとも一つの間に前記連結手段により連結可能とされている」構成とすることもできる。
本発明の多目的車両によると、第一ユニットと第二ユニットの組み合わせで構築されるユニット間に連結手段を介して第三ユニットを連結するもので、この第三ユニットに、人や物などを搭載するための座席や荷台など種々の手段を備えることで、種々の用途に対応した多目的車両を容易に構築することができる。
本発明に係る多目的車両は、上記の構成に加えて、「前記連結手段は、ゴムブッシュを備えている」構成とすることもできる。ここで、ゴムブッシュとしては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、同軸状に配置された内筒と外筒との間にゴムからなる弾性体を備えたものであればよく、そのゴムに切欠きや孔などを設けて、ゴムブッシュに係る荷重の方向によって、その弾性特性を異ならせた形態のものであっても良い。
本発明の多目的車両によると、連結手段にゴムブッシュが用いられているので、簡単な構成で上下方向の回動を可能とすることができると共に、前後方向の振動も抑制することができ、多目的車両の安定性や乗り心地を良好なものとすることができる。また、ゴムブッシュは、上下方向だけではなく、左右や捩じり方向についても回動や移動を許容することができるので、多目的車両の旋回時にも対応することができ、旋回安定性も良好なものとすることができる。また、ゴムブッシュは、簡単な構成で上記のような効果を得ることができるので、多目的車両の製造にかかるコストを抑制することができる。
本発明に係る多目的車両は、上記の構成に加えて、「操縦するための操縦手段をさらに具備する」構成とすることもできる。ここで、操縦手段としては、特に限定するものではないが、ハンドル、アクセルやブレーキなど、多目的車両を操縦するために必要な各種機構を備えていれば良い。
本発明の多目的車両によると、操縦手段を備えているので、操縦者が多目的車両に乗り込んで操縦することが可能となる。なお、操縦手段は、第一ユニット、第二ユニット、第三ユニットの何れに備えてもよい。
上記のように本発明によると、路面の段差や凹凸を吸収して車両の安定性を向上させると共に、車両を各ユニットで構成することで、その用途に合わせたユニットを連結して所望の車両を構築することのできる多目的車両を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態である車椅子搬送車について、図1および図2を基に詳細に説明する。図1(A)は本発明の多目的車両における一実施形態の構成を概略で示す平面図であり、(B)は本発明の作用を示す説明図である。また、図2(A)は連結手段の構成を示す断面図であり、(B)は(A)の連結手段の分解斜視図である。本実施形態の多目的車両1は、第一ユニット2と、第二ユニット3と、第一ユニット2と第二ユニット3との間に備えられた第三ユニット4とが、夫々連結手段5によって連結された構成とされているものである。
図1(A)に示すように、第一ユニット1は、駆動車輪6を回転駆動するための動力機構7と、動力機構7と駆動車輪6とを支持する第一車体フレーム8とから構成されている。駆動車輪6は、第一車体フレーム8の両側に配置されており、駆動車輪6と動力機構7とは、駆動軸9によって接続されている。また、動力機構7には、駆動源となる電動モータ10と、電動モータ10からの回転駆動力を第一車体フレーム8の両側に配置された駆動車輪6に分配するためのディファレンシャルギアユニット11とを備えている。
第一車体フレーム8には、動力機構7の電動モータ10やディファレンシャルギアユニット11と共に、駆動軸9が軸受12を介して取付支持されている。本例では、駆動車輪6はサスペンション機構を介さずに直接第一車体フレーム8に支持されている。なお、第一車体フレーム8の前後には後述する連結手段5が配置されている。
第二ユニット3は、従動車輪13を回転可能に支持する第二車体フレーム14を備えており、従動車輪13は第二車体フレーム14の両側に配置されると共に、従動車輪13から延びだした軸15が軸受16を介して第二車体フレーム14に回転可能に取付支持されている。なお、第二車体フレーム14の前後にも後述する連結手段5が配置されている。
第三ユニット4は、第三車体フレーム17を備えている。この第三ユニット4には、車輪や動力機構などが備えられておらず、主にフレームから構成されたものとなっている。なお、上記の第一車体フレーム8、第二車体フレーム14および第三車体フレーム17は、角パイプなどからなる構造部材からなり、それら構造部材を適宜組み合わせることにより各車体フレーム8,14,17が夫々構成されている。
連結手段5は、図2(A)および(B)に詳しく示すように、外筒18と、外筒18の内側に略同軸状に配置された内筒19との間にゴムからなる弾性体20を備えたゴムブッシュ21を備えている。この連結手段5の連結構造を第一ユニット2と第三ユニット4との間を例に説明すると、例えば被連結側として第三ユニット4における第三車体フレーム17の端部にゴムブッシュ21の外筒18を圧入可能な嵌合孔22を設ける。一方、連結側として第一ユニット2における第一車体フレーム8の端部に内筒19の貫通孔23と略同じ径の取付孔24を穿設する。
そして、ゴムブッシュ21を嵌合孔22に圧入固定し、その状態で、角パイプなどよりなる第一車体フレーム8の端部内に挿入すると共に、ゴムブッシュ21の内筒19の貫通孔23と第一車体フレーム8に穿設された取付孔24とを一致させ、結合部材25としてのボルト26を取付孔24および貫通孔23を貫通するように挿通し、ナット27をボルト26に螺合することで、第一車体フレーム8とゴムブッシュ21の内筒19とを結合し、第一車体フレーム8と第三車体フレーム17とを連結することが可能となる。なお、ゴムブッシュ21は、その軸方向を、車両の前後方向に対して略直角方向、且つ、略水平方向となるように配置しており、これにより、少なくとも上下方向に回動可能に連結している。また、この連結手段5は、第二ユニット3と第三ユニット4との間においても、同様の連結構造とされている。また、本例では、結合部材25としてのボルト26、ナット27は、連結手段5に含めても良い。
なお、符号28は、ハンドル29、アクセルおよびブレーキなどを備えた操縦手段であり、本例では第二ユニット3に設けられている。また、何れかのユニットには、図示しない蓄電池が備えられており、この蓄電池は、操縦手段28と動力機構7とに電気的に接続されている。さらに、図示は省略するが、各ユニット2,3,4には、人や物などを搭載するための座席や荷台などの各種手段が備えられている。
次に、本実施形態の多目的車両1の作用について、図1(B)を基に説明する。この多目的車両1は、第一ユニット2と第二ユニット3との間に第三ユニット4が連結手段5を介して少なくとも上下方向に回動可能に連結されている。つまり、車両の核となる車体フレームは、従来の車両では折れ曲がったりすることができないが、本例の多目的車両1では、第一車体フレーム8、第三車体フレーム17、第二車体フレーム14の各連結部分において、回動可能に連結手段5により連結されている。そのため、図示するように路面に段差があっても、各フレーム8,17,14間において、折れ曲がることができ、車両全体としての車体フレームが路面の形状に合わせて追従することができるようになり、駆動車輪6や従動車輪13が路面から浮き上がって、車両が不安定になるを抑制可能となる。
このように、本実施形態の多目的車両1によると、車輪を備えた第一ユニット2と第二ユニット3との間に連結手段5を介して第三ユニット4が連結されているので、例えば、第三ユニット4を、人や物などを搭載するための座席や荷台などの各種機能を備えたものを用意しておき、多目的車両1の用途に合わせて、所望の機能を備えた第三ユニット4を連結手段5により連結することで、用途に合わせた所望の多目的車両1を自在に構築することが可能となる。
また、第一ユニット2、第二ユニット3および第三ユニット4を夫々連結手段5により少なくとも上下方向に回動可能に連結しているので、路面の段差や凹凸などがあっても、連結手段5の部分で車体フレームが折れ曲がることができ、駆動車輪6や従動車輪13が路面の段差や凹凸などに容易に追従することができるようになる。そのため、路面の段差や凹凸などにより、駆動車輪6や従動車輪13が浮いたりして車両が不安定になったり、車体フレームが歪んだりするのを抑制することができる。
さらに、路面の段差や凹凸を吸収することができるので、駆動車輪6や従動車輪13など車輪の直径を小さくすることができ、低床な車両としても、車両の安定性や乗り心地を良好に維持することができる。
また、連結手段5にゴムブッシュ21が用いられているので、簡単な構成で上下方向の回動を可能とすることができると共に、前後方向の振動も抑制することができ、多目的車両1の安定性や乗り心地を良好なものとすることができる他、ゴムブッシュ21は、左右や捩じり方向についても回動や移動を許容することができるので、多目的車両1の旋回時にも対応することができ、旋回安定性も良好なものとすることができる。
以上、本発明について最良の実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の多目的車両1では、連結手段5として、ゴムブッシュ21を備えたものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、図3(A)に示すような、ベアリングなどの軸受30を備えたものであっても良い。なお、軸受30を用いた場合、上下方向の回動は自在とすることができるが、車両の前後方向などの振動を吸収することができないので、図示するように、ダンパー31をさらに介して連結することが望ましい。
また、本実施形態の多目的車両1では、連結手段5により連結される、連結部と被連結部の形態が異なるものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、図3(B)に示すような連結手段32とすることもできる。この連結手段32は、両端にゴムブッシュ21を圧入固定するための嵌合孔22を備えた連結部材33を備えており、この連結部材33により各ユニットを連結するものである。これにより、各ユニットの連結部と被連結部の形態を同じ形態とすることができるので、連結する際に、連結部同士または被連結部同士を連結することができ、連結するユニットの連結方向性がなくなり、多目的車両1を構築する際の自由度がさらに広がり、汎用性を高めることができる。
なお、多目的車両1の旋回性などを向上させるために、連結手段5,32において、上下方向に留まらず左右方向にも回動可能としても良く、さらには前後方向に伸縮可能としても良い。そこで、例えば、連結部材33をフレキシブルホースのような蛇腹状としたり、バネ状としたりしても良く、金属、樹脂やゴムなどを用いて変形可能に形成することで、多目的車両1の旋回性などを向上させることができる。
さらに、本実施形態の多目的車両1では、連結手段5を車体の幅方向の両端に二つ備えたものを示したが、これに限定するものではなく、ユニット同士を連結する部分において、連結手段を一つのみ備えたものとしても良いし、或いは、二つ以上備えても良く、その数を適宜選択することができる。
また、本実施形態の多目的車両1では、結合部材25として、ボルト26とナット27とからなるものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、割ピンなどにより結合しても良く、頻繁に、連結、開放を行う場合は、ワンタッチで結合できるような結合部材としても良い。
また、本実施形態の多目的車両1では、各ユニットが一つずつ連結されたものを示したが、これに限定するものではなく、この多目的車両1は、連結手段5により自由に各ユニットを連結したり、連結を切り離したりすることができるので、例えば、図4(A)に示すように、第一ユニット2の前後に第三ユニット4を挟んで第二ユニット3を連結手段5により連結しても良い。また、同図(B)に示すように、多目的車両1に搭載される人や物などの重量が重くなる場合などでは、動力機構7を備えた第一ユニット2を二つ以上連結して駆動力を上げるようにしても良い。さらに、これら各ユニットの連結は図示しない他の組み合わせとしても良く、多目的車両1の用途に応じて、連結するユニットの種類やユニットの数を適宜設定することができる。そのため、多目的車両1の長さが例えば、50m、或いは、100mと長くなっても良く、その長さについても何ら限定するものではない。
さらに、本実施形態の多目的車両1では、第一ユニット2、第二ユニット3および第三ユニット4を種々の組み合わせで連結したものを示したが、これに限定するものではなく、例えば図5に示すような構成とすることもできる。同図(A)は、第一ユニット2同士を連結手段5により連結したものであり、何れか一方の第一ユニット2には、操縦手段28が備えられている。また、同図(B)は、第三ユニット4がなく、第一ユニット2と第二ユニット3とを連結手段5により連結したものであり、図示では第二ユニット2に操縦手段28を備えているが、これに代えて、第一ユニット2に操縦手段28を備えても良い。さらに、同図(C)は、同図(B)と同じく第一ユニット2と第二ユニット3とを連結手段5により連結したものであるが、第一ユニット2には、駆動車輪6の他に従動車輪13と操縦手段28をさらに備えており、この第一ユニット2は、単体で走行することも可能である。また、同図(D)は、第一ユニット2の駆動車輪6が一つのみ備えたものであり、このような構成の第一ユニット2でも良い。
なお、図5に示すように、第一ユニット2の駆動車輪6や第二ユニット3の従動車輪13の数は、特に限定するものではなく、夫々一つであっても良いし、それ以上あっても良く、多目的車両1が安定して走行できる数があれば良い。また、操縦手段28は、何れのユニットに備えても良い。さらに、図5に示すように各車体フレームの長さは任意に変更することが可能であり、このことは、第三車体フレーム17についても同様である。
また、本実施形態の多目的車両1では、第一ユニット2などの前後方向の両端に連結手段5を備えたものを示したが、これに限定するものではなく、連結する側のみに連結手段5を設けるようにしても良い。また、本例の多目的車両1では、車体フレームに軸受を介して直接駆動車輪6や従動車輪13を支持するものを示したが、これに代えて、車輪を上下動させるサスペンション機構などを介して車体フレームに支持するようにしても良い。さらに、本例の多目的車両1では、車体フレームとして、枠状のフレーム構造のものを示したが、これに代えて、モノコック構造の車体フレームとすることもできる。
ここで、本発明の一実施例を、図6を基に説明する。図6は本発明の一実例である多目的車両に車椅子を搭載した状態で示す斜視図である。本例の多目的車両51は、図示すように、操縦者が操縦する第一ユニット52と車椅子53を搭載する第二ユニット54とを連結手段5により第一ユニット52の前方に第二ユニット54を連結し、車椅子53の利用者が着座している車椅子53を第二ユニット54に搭載して搬送することで、車椅子を手で押して移動させる労力を解消させると共に、病院や介護施設などの構内でも使用できるようにしたものである。
第一ユニット52は、図示しない第一車体フレームを備えた車体本体56と、駆動車輪55と従動車輪57と、従動車輪57を操舵をするためのハンドル58と、アクセル59と、図示しない蓄電池と、図示しない電動モータと、操縦者の腰などに当接して操縦者の立姿勢をサポートするサポート手段60とから構成されている。
第二ユニット54は、枠状、或いは、梯子状に形成された図示しない第二車体フレームを備え、車椅子53を搭載するための載置部62と、従動車輪63と、載置部62と路面との間で車椅子53を移載させるための移載手段64と、車椅子53を載置部62に固定する固定手段65と、保護部材66とから構成されている。
移載手段64は、蝶番を介して載置部62に取り付けられた第一プレート68と、第一プレート68に蝶番69を介して取り付けられた第二プレート70と、二つの取っ手71,72とから構成されている。この移載手段64は、展開することで、第一プレート68と第二プレート70とが一つの平板状となり、第二プレート70の自由端側を路面に当接させることで、路面と載置部62との間を架け渡すスロープを形成するものである。なお、符号73は、移載手段64を固定するマグネットである。
固定手段65は、載置部62の右側上端部に取り付けられた固定部材74と、固定部材74に取り付けられ鉤状のフック75とフックを可動させるレバー79とを備えた係止部材76とから構成されている。固定部材74の両端部近傍には夫々係止部材76が取り付けられており、これら係止部材76の間隔は車椅子53の二つの大車輪(後輪)の間隔と略同じ間隔とされ、レバー79を操作することでフック75が車椅子53に係止されるようになっている。
連結手段5は、図2に示すものと同様の形態とされ、ゴムブッシュにより、第一ユニット52と第二ユニット54とを連結するものである。
本例の多目的車両51でも、図1乃至図6に示す実施形態と同様の効果を奏することができる他に、介護者など操縦者は、第一ユニット52を操縦するだけで、車椅子53を移動させることができるので、車椅子53を手で押す必要がなく、車椅子53の移動にかかる労力を解消することができる。また、動力機構として、電動モータを用いているので、排ガスがなく、また騒音も少ないので、病院や介護施設などで用いるのに好適である。
また、第二ユニット54は、連結手段5により第一ユニット52の前方に連結しており、操縦者が車椅子53に座った利用者を目視しながら操縦することができるので、操縦中にその利用者の様子が変化してもすぐに認識することができる。
また、車椅子53を第二ユニット54に搭載しているので、多目的車両51で車椅子53を搬送中は、車椅子53の車輪が回転することは無く、車椅子53に座った利用者の衣類などが車椅子53の車輪に巻き込まれたりすることがない。
また、第二ユニット54には、車椅子53を固定する固定手段65が備えられているので、車椅子53が第二ユニット54の載置部62から転落したり、載置部62上を移動したりするのを防止することができる。また、第二ユニット54には、保護部材66が備えられているので、車椅子53や車椅子53に座っている利用者が第二ユニット54から転落したり、多目的車両51外部から物などがその利用者に接触したりするのを防止することができる。
また、第一ユニット52は、操縦者が立った状態で操縦するので、第二ユニット54に搭載された車椅子53に座っている利用者や、多目的車両51の近傍において何らかの問題が発生しても、操縦者は素早く対応することができる。
なお、本例の多目的車両51では、第一ユニット52の後方にも連結手段5を介して第二ユニット54を連結しても良い。つまり、第一ユニット52の前後に第二ユニット54を連結しても良く、これにより、別々の車椅子53に乗った二人の利用者を同時に車椅子53ごと搬送することが可能となる。
(A)は本発明の多目的車両における一実施形態の構成を概略で示す平面図であり、(B)は本発明の作用を示す説明図である。 (A)は連結手段の構成を示す断面図であり、(B)は(A)の連結手段の分解斜視図である。 (A)は図2の連結手段とは異なる形態の連結手段を示す断面図であり、(B)はさらに異なる形態の連結手段を示す断面図である。 (A)は一つの第一ユニットに第二ユニットおよび第三ユニットを二つずつ連結した一例を示す図であり、(B)は一つの第二ユニットに第一ユニットおよび第三ユニットを二つずつ連結した一例を示す図である。 図1に示す第一ユニットおよび第二ユニットとは異なる形態の第一ユニットおよび第二ユニットを、種々の連結形態と合わせて示す図である。 本発明の一実例である多目的車両に車椅子を搭載した状態で示す斜視図である。
符号の説明
1 多目的車両
2 第一ユニット
3 第二ユニット
4 第三ユニット
5 連結手段
6 駆動車輪
7 動力機構
8 第一車体フレーム
9 駆動軸
13 従動車輪
14 第二車体フレーム
17 第三車体フレーム
28 操縦手段
32 連結手段
51 多目的車両
52 第一ユニット
54 第二ユニット
55 駆動車輪
63 従動車輪

Claims (5)

  1. 駆動車輪を回転駆動するための動力機構と、該動力機構と前記駆動車輪とを支持する第一車体フレームとを備えた第一ユニットと、
    該第一ユニットの前後の少なくとも一方に、ユニット同士を少なくとも上下方向に回動可能に連結する連結手段と
    を具備することを特徴とする多目的車両。
  2. 従動車輪を回転可能に支持する第二車体フレームを備えた第二ユニットをさらに具備し、
    該第二ユニットは、前記連結手段により少なくとも前記第一ユニットと連結可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の多目的車両。
  3. 第三車体フレームを備え、且つ、車輪を備えていない第三ユニットをさらに具備し、
    該第三ユニットは、前記第一ユニットと、前記第二ユニット又は前記第一ユニットとの間、および、前記第二ユニットと前記第二ユニットとの間の、少なくとも一つの間に前記連結手段により連結可能とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多目的車両。
  4. 前記連結手段は、ゴムブッシュを備えていることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか一つに記載の多目的車両。
  5. 操縦するための操縦手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか一つに記載の多目的車両。
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