JP3090545U - 電動三輪車 - Google Patents

電動三輪車

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JP3090545U
JP3090545U JP2002003425U JP2002003425U JP3090545U JP 3090545 U JP3090545 U JP 3090545U JP 2002003425 U JP2002003425 U JP 2002003425U JP 2002003425 U JP2002003425 U JP 2002003425U JP 3090545 U JP3090545 U JP 3090545U
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重克 新井
茂樹 井出
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株式会社テクノファースト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストを削減するとともに、乗り心地に優
れ、操作性が良好な電動三輪車を提供する。 【解決手段】車体4と、車体の前側に連結している操舵
軸6と、操舵軸の下端に連結し、該操舵軸の上端に設け
たハンドル20の操作により転舵する一個の駆動輪8
と、車体の後側に連結している2個の従動輪10a,1
0bと、駆動輪に回転駆動力を伝達する電動駆動装置
と、車体にシート支持部14を介して配置した着座シー
ト16とを備えた電動三輪車2である。車体4は、中空
パイプを主な部材としたフレーム枠体で形成されてい
る。また、シート支持部14も、車体側部から見て略コ
字形状をなすように形成した中空パイプによるフレーム
体で形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歩行の不自由な人が使用しても、小さい労力と快適な操作性で安全 に路上走行できる電動三輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、老人や身体障害者に対する介護がますます重要な環境になりつつある。 特に、足腰の不自由な障害者にとっては、移動手段を確保することが重要である 。 移動手段の一つとして車椅子がある。車椅子は、歩行機能を失った障害者が車 輪を自分の腕力で回転させて走行できる構成となっている。一方、体力も不足し た老人や病弱者も走行可能な装置として電動車も種々開発されている。
【0003】 例えば、実用新案登録3083499号に記載の医療用電動三輪車は、車体の前側に 一つの従動前輪を連結し、この従動前輪にハンドルを備えた操舵軸を連結してい るとともに、車体の後側に2つの駆動後輪を連結している。また、車体の後側に 2個の蓄電器及び電動モータを搭載している。そして、車体に設けたシートに老 人や病弱者が座り、蓄電器からの電源供給による電動モータの回転駆動により駆 動後輪を回転駆動してハンドルを操作することで、三輪車特有の小回りを十分に きかせながら、自由な方向に走行することができるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、実用新案登録3083499号に記載の医療用電動三輪車の車体は、大きな 断面積の角形フレームを複数本使用した枠体やパネル材を使用して形成されてお り、充電器を収容するための大型の収納部も配置しているので、車体重量が重い 構造となっている。このように、車体重量が重いと、駆動後輪の回転駆動力を大 きくしなければならず、蓄電器の容量を大きくし(2個の蓄電器)、電動モータ も大型のものを使用しなければならないので、製造コストが増大してしまう。
【0005】 そこで、本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、車体の軽量化を図り、電 動駆動装置の小型化を図ることで製造コストを削減するとともに、乗り心地に優 れ、操作性が良好な電動三輪車を低価格で提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
したがって、本考案の請求項1記載の電動三輪車は、車体と、この車体の前側 に連結している操舵軸と、この操舵軸の下端に連結し、該操舵軸の上端に設けた ハンドルの操作により転舵する一個の駆動輪と、前記車体の後側に連結している 2個の従動輪と、前記駆動輪に回転駆動力を伝達する電動駆動装置と、前記車体 にシート支持部を介して配置した着座シートとを備えた電動三輪車において、前 記車体を、中空パイプを主な部材としたフレーム枠体で形成した。
【0007】 また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電動三輪車において、前記シー ト支持部は、車体側部から見て略コ字形状をなすように形成した中空パイプによ るフレーム体で形成され、前記車体と前記着座シートとの間に着脱自在に固定さ れている。 さらに、請求項3記載の発明は、請求項1記載の電動三輪車において、前記シ ート支持部を、車両側部から見てコ字形状の開口部が車体の前方を向くように固 定している。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る電動三輪車の一実施形態について図面を参照して説明する 。 図1は、本実施形態の電動三輪車2の外観を示すものである。 本実施形態の電動三輪車2は、車体4と、この車体4の前側に連結した操舵軸 6と、この操舵軸6の下部に連結した一個の駆動輪8と、車体4の後側に連結し た2個の従動輪10a、10bと、駆動輪8に回転駆動力を伝達する電動駆動装 置と、車体4上にシート支持部14を介して固定した着座シート16とを備えて いる。
【0009】 操舵軸6は、車体4の前側に固定した軸受部材18に回転自在に支持されてい る。この操舵軸6の上端にハンドル20が固定され、下端にU字形状の車輪支持 部材22が固定されており、この車輪支持部材22に駆動輪8の回転軸が支持さ れている。 前述した電動駆動装置は、操舵軸6に固定した電動モータ24と、この電動モ ータ24にインバータ(図示せず)を介して交流電流を供給する蓄電器26と、 電動モータ24の回転軸に直結したギヤ24a及び駆動輪8の回転軸に直結した ギヤ8aの間に架け渡されている無端状のチェーン28とで構成されている。
【0010】 ハンドル20は、運転者が握りやすいようにリング状に形成したハンドルであ り、ライトLやベルBが設置されているとともに、電動モータ24の出力を変化 させる出力レバーSが配置されている。 また、着座シート16は、シート支持部14上に着脱自在に固定されている着 座部16aと、連結パイプ16bを介してシート支持部14に着脱自在に固定さ れている背もたれ部16cと、回動自在に背もたれ部16cに連結しているひじ 掛け部16dとで構成されており、連結パイプ16bを除いて木製の材料で形成 されている。
【0011】 なお、符号28、30で示す部材は、樹脂板製の風防兼安全カバーである。 ここで、図2は、本実施形態の車体4及びシート支持部14の構成を示す側面 図であり、図3は平面図を示すものである。 車体4は、中空パイプからなるサイドメンバ4a,4b、フロントクロスメン バ4c及びリヤクロスメンバ4dを主要構成部材としたフレーム枠体で形成され ている。すなわち、車体4は、サイドメンバ4a,4bは、車体幅方向に互いに 離間して車体の前後方向に延在している。フロントクロスメンバ4cは、サイド メンバ4a,4bの車体の前側から立ち上がった後、車体幅方向に延在してサイ ドメンバ4a,4bを連結している。また、リヤクロスメンバ4dは、サイドメ ンバ4a,4aの車体の後側を連結している。
【0012】 そして、サイドメンバ4a,4bの間に2本のサブメンバ4e,4fが固定さ れており、車体の前側に位置するサブメンバ4eの中央部と、リヤクロスメンバ 4dの中央部との間に、センタメンバ4gが固定されている。また、サイドメン バ4a,4bの間に、サブメンバ4e、センタメンバ4gに下側から支持されて ステップ板29(図1参照)が配置されている。
【0013】 車体の後側に位置するサブメンバ4fとリヤクロスメンバ4dとの間にも、ア ングル材からなる支持部材32a,32bが固定されている。これら支持部材3 2a,32bに、2個の従動輪10a、10bの車軸10cが回転自在に支持さ れているとともに、電動駆動装置を構成する蓄電器26が載置されている。 一方、シート支持部14も中空パイプによるフレーム体で構成されており、図 2に示すように、車体側部から見て、開口部15が車両の前方を向くように略コ 字形状をなして形成した部材である。すなわち、このシート支持部14は、車幅 方向に互いに離間して支持部材32a、323bにボルト止めされた下部フレー ム14a,14bと、これら下部フレーム14a,14bの車体の後側から上方 に折曲された側部フレーム14c,14dと、これら側部フレーム14c,14 dの上部から車体の前方に向けて折曲された上部フレーム14e,14fと、こ れら上部フレーム14e,14fの車体の前方側を連結して車幅方向に延在する クロスフレーム14gとで構成されている。ここで、上部フレーム14e,14 f、クロスフレーム14gは、着座部16aにボルト止めで固定されている。
【0014】 このように、上記構成の電動三輪車2によると、車体4が中空パイプからなる フレーム枠体(サイドメンバ4a,4b、フロントクロスメンバ4c及びリヤク ロスメンバ4d)で形成されており、シート支持部14も中空パイプによるフレ ーム体で形成されているので、車体重量が軽い構造となる。このように、車体重 量が軽いと、駆動輪8の回転駆動力が小さくて済むので、蓄電器26の容量を小 さく(1個の蓄電器26)、電動モータ24も小型の装置となる。しかも、本実 施形態の電動三輪車2は、組み付け作業に熟練を要する箇所が少なく、ほとんど の連結部分がボルト結合なので、組み付け作業を容易に行うことができる。した がって、簡便な構造の車体4、シート支持部14及び着座シート16であり、組 み付け作業も容易となるので、製造コストの低減化を図った電動三輪車2を提供 することができる。
【0015】 また、蓄電器26からインバータを介して交流電流が電動モータ24に供給さ れると、電動モータ24の回転が、無端状のチェーン28を介してギヤ24aか らギヤ8aに伝達されて駆動輪8が回転し、運転者がハンドル20を操作するこ とで、三輪車特有の小回りを十分にきかせながら、自由な方向に走行することが できる。そして、例えば、着座シート16に座った運転者が段差のある路面を走 行したとしても、略コ字形状のフレーム体であるシート支持部14の側部フレー ム14c、14dが、弾性変形しながら路面からの衝撃を吸収するので、運転者 に衝撃が伝達されにくい。したがって、車両一般に装着する衝撃吸収装置の装着 が不要で、乗り心地に優れ、且つ、操作性が良好な電動三輪車2となる。
【0016】 しかも、シート支持部14は、車体側部から見て、開口部15が車両の前方を 向くように略コ字形状をなして車体4と着座シート16との間に配置されている ので、着座シート16の下方空間(図2の符号Uで示す空間)が広い。このよう に、着座シート16の下方空間Uが広いと、運転者が乗り降りする際の脚回りに 障害物が存在しないので、乗り降り動作を容易に行うことができる。また、運転 者が乗った後に、下方空間Uを荷物置き場として使用することもできる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の電動三輪車によると、車体を、中空パイ プを主な部材としたフレーム枠体で形成したことから車体重量が軽くなり、駆動 輪の回転駆動力も小さくて済むので電動駆動装置の小型化も図れる。これにより 、簡便なフレーム枠体構造の車体であり、小型の電動駆動装置を備えることから 、製造コストの低減化を図った電動三輪車を提供することができる。
【0018】 また、請求項2記載の電動三輪車によると、着座シートを車体に固定している シート支持部を、車体側部から見て略コ字形状に形成した中空パイプによるフレ ーム体としたことから、着座シートに座った運転者が段差のある路面を走行した としても、シート支持部を構成する中空パイプが弾性変形しながら路面からの衝 撃を吸収するので、運転者に衝撃が伝達されにくくなる。したがって、乗り心地 に優れ、操作性が良好な電動三輪車を提供することができる。
【0019】 さらに、請求項3記載の電動三輪車によると、シート支持部を、車両側部から 見てコ字形状の開口部が車体の前方を向くように固定したことから、着座シート の下方空間が広くなり、運転者が乗り降りする際の動作を容易に行うことができ る。また、運転者が乗った後に、下方空間を荷物置き場として使用することもで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電動三輪車を示す斜視図である。
【図2】本考案の車体及びシート支持部の構成を示す車
体側面図である。
【図3】本考案の車体及びシート支持部の構成を示す平
面図である。
【符号の説明】
2 電動三輪車 4 車体 4a,4b サイドメンバ 4c フロントクロスメンバ 4d リヤクロスメンバ 6 操舵軸 8 駆動輪 8a,24a ギヤ 10a,10b 従動輪 14 シート支持部 14e,14f 上部フレーム 14a,14b 下部フレーム 14c,14d 側部フレーム 14g クロスフレーム 15 開口部 16 着座シート 16a 着座部 16b 連結パイプ 16c 背もたれ部 20 ハンドル 24 電動モータ 26 蓄電器 28 チェーン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、この車体の前側に連結している
    操舵軸と、この操舵軸の下端に連結し、該操舵軸の上端
    に設けたハンドルの操作により転舵する一個の駆動輪
    と、前記車体の後側に連結している2個の従動輪と、前
    記駆動輪に回転駆動力を伝達する電動駆動装置と、前記
    車体にシート支持部を介して配置した着座シートとを備
    えた電動三輪車において、 前記車体を、中空パイプを主な部材としたフレーム枠体
    で形成したことを特徴とする電動三輪車。
  2. 【請求項2】 前記シート支持部は、車体側部から見て
    略コ字形状をなすように形成した中空パイプによるフレ
    ーム体で形成され、前記車体と前記着座シートとの間に
    着脱自在に固定されていることを特徴とする請求項1記
    載の電動三輪車。
  3. 【請求項3】 前記シート支持部は、車両側部から見て
    コ字形状の開口部が車体の前方を向くように固定されて
    いることを特徴とする請求項1記載の電動三輪車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106240709A (zh) * 2016-09-04 2016-12-21 包头市夏纳新能源科技有限公司 一种新型的装运货物的电动三轮车

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