JP7420699B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、前輪と後輪とを有する折り畳み式の車両に関する。
従来より、単一の前輪と左右一対の後輪とを有する立ち乗り式の三輪車両が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の車両では、左右方向に延在して左右の後輪を支持する連結部材の上面に、乗員の足が載置される左右一対のステップが設けられる。
特開平8-310254号公報
しかしながら、上記特許文献記載の車両は、左右方向に揺動が不能なため、旋回走行等の走行操縦性に改善の余地がある。
本発明の一態様は、前輪および後輪と、車体と、を備える車両であって、車体は、車両の左右方向中央部において前後方向に延在するフレーム部材と、フレーム部材の左右両側に配置され、乗員の左右の足が載置される左右一対の載置部と、フレーム部材に左右方向に揺動可能に支持されるとともに、左右一対の載置部を支持する支持部材と、を有する。支持部材は、第1揺動軸を介してフレーム部材に左右方向に揺動可能に支持されるとともに、左右一対の載置部の前部を支持する前支持部材と、第2揺動軸を介してフレーム部材に揺動可能に支持されるとともに、左右一対の載置部の後部を支持する後支持部材と、を有し、第1揺動軸と第2揺動軸とは、互いに非平行となるように配置される。
本発明によれば、車両の良好な走行操縦性が得られる。
本発明の実施形態に係る車両の全体構成を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る車両の平面図。 本発明の実施形態に係る車両の側面図。 本発明の実施形態に係る車両に設けられるブレーキ装置の要部構成を示す図。 図2のV-V線に沿った断面図。 本発明の実施形態に係る車両の中立姿勢における背面図。 本発明の実施形態に係る車両のリーン姿勢における背面図。 本発明の実施形態に係る車両のリーン姿勢におけるアームの変形を説明する図であり、アームが剛体であると仮定した場合の図。 本発明の実施形態に係る車両のリーン姿勢におけるアームの変形を説明する図であり、アームが剛体でない場合の図。 図1の変形例を示す車両の斜視図。 図8の車両を折り曲げ姿勢かつ起立姿勢とした例を示す側面図。
以下、図1~図9を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る車両は、単一の前輪と左右一対の後輪とを有する三輪車両であり、例えばユーザが着座姿勢で乗車可能に構成される。なお、立位姿勢で乗車することもできる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両100の全体構成を示す斜視図(斜め上方から見た図)であり、図2,3は、それぞれ平面図および側面図である。以下では、便宜上、図示のように車両100の前後方向(長さ方向)、左右方向(幅方向)および上下方向(高さ方向)を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。
図1~3に示すように、車両100は、前輪1および後輪2と、車体101とを有し、車両100の左右方向の中心を通る中心線CL1(図3)を基準にして全体が左右対称に構成される。より詳しくは、前輪1は、中心線CL1に沿って配置され、左右の後輪2は中心線CL1を挟んで左右対称位置に配置される。前輪1は後輪2と同径である。なお、前輪1は後輪2よりも小径または大径であってもよい。なお、車体101は左右方向にリーン可能であるが、図1~3は、それぞれ車体101がリーンしていない中立姿勢を示す。
車両100は、全体寸法が自転車等と同等であり、小型かつ軽量に構成される。このため、取扱性が容易であり、短距離や中距離の移動に手軽に利用することができ、特に混雑する街中等での利便性が高い。車体101は、車両100の骨格を構成するフレームを有する。より詳しくは、前輪1から後輪2にかけて延在するメインフレーム10と、前輪1の上方に立設された縦フレーム20とを有する。メインフレーム10と縦フレーム20とはそれぞれ中心線CL1に沿って延在する。
メインフレーム10は、前輪1の上方から後方かつ下方に斜めに延在する前傾斜部10aと、前傾斜部10aの後端から後方に略水平方向に延在する水平部10bと、水平部10bの後端部から後方かつ上方に斜めに延在する後傾斜部10cと、後傾斜部10cの後端から後方に略水平方向に延在する水平部10dとを有する。水平部10dは、水平部10bよりも上方に、より詳しくは、後輪2の上端部とほぼ同一高さに位置する。左右の後輪2は、左右方向に延在する回転軸2aを介して、メインフレーム10の左右両側のサイドフレーム(後述する左サイドフレーム13、右サイドフレーム14)からそれぞれ回転可能に支持される。
メインフレーム10の水平部10bには、後方にかけ上り勾配で傾斜するシートパイプ41が固定される。メインフレーム10の水平部10dには、前方にかけ上り勾配で傾斜する支持パイプ42の下端部が固定され、支持パイプ42の上端部はシートパイプ41の後面に固定される。シートパイプ41の上端部には、シート40が取り付けられ、ユーザは着差姿勢で車両100に乗車可能である。なお、支持パイプ42から後方にステイを突設し、ステイを介して上方が開口された略ボックス状の籠などを取り付けるようにしてもよい。
縦フレーム20は、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾斜して延在する略円筒形状の縦パイプ21を有し、縦パイプ21に、メインフレーム10(前傾斜部10a)の前端部が溶接などにより固定される。縦パイプ21内には、上下方向に延在するハンドル軸22の下端部が挿入され、ハンドル軸22は縦パイプ21に相対回転可能に支持される。ハンドル軸22の上端部には、ハンドル23が取り付けられる。縦パイプ21の下方には、左右一対のフロントフォーク24が縦パイプ21に対して相対回転可能に設けられる。フロントフォーク24には、左右方向に延在する回転軸1aを介して前輪1が回転可能に支持される。
ハンドル23は、左右方向に延在し、その左右両端部には、ユーザによって把持される樹脂製ないしゴム製のグリップ23aが設けられる。ハンドル軸22は、ユーザのハンドル23の回動操作により回転する。ハンドル軸22の回転は、縦パイプ21内の図示しない連結軸を介してフロントフォーク24に伝達され、これにより前輪1が転舵される。なお、ハンドル軸22とフロントフォーク24とを縦パイプ21と一体に、すなわち縦パイプ21に対し相対回転不能に設けるようにしてもよい。
詳細な図示は省略するが、前輪1の内側には、走行モータ4(インホイールモータ)が収納され、車両100は、走行モータ4の駆動により走行する電動車両として構成される。なお、電動機としての走行モータ4は前輪1でなく後輪2に(例えば後輪2の内側に)、または前輪1と後輪2の双方に設けられてもよい。これにより、車両100の牽引能力や登坂能力を向上することができる。
前輪1および左右の後輪2には、それぞれブレーキ装置(ブレーキユニット)5が設けられる。ブレーキ装置5は、例えばドラムブレーキやキャリパーブレーキにより構成される。ブレーキ装置5は、ハンドル23のグリップ23aの前方に設けられたブレーキレバーの操作により作動し、前輪1および後輪2に制動力が付与される。具体的には、左右一方のブレーキレバーには、前輪用ブレーキケーブルの一端部が連結され、前輪1のブレーキ装置5は、前輪用ブレーキケーブルを介して作動する。左右他方のブレーキレバーには、後輪用ブレーキケーブルの一端部が連結され、後輪2のブレーキ装置5は、後輪用ブレーキケーブルを介して作動する。
より詳しくは、図4に示すように、一端部がブレーキレバーに連結された後輪用ブレーキケーブル(インナケーブル5a)の他端部には、連結部5bが接続される。連結部5bには、一対のブレーキケーブル(インナケーブル5c)が連結され、ブレーキレバーが把持されると、一対のインナケーブル5cを介して左右の後輪2のブレーキ装置5に引張力が作用し、左右の後輪2のブレーキ装置5が同時に作動する。なお、インナケーブル5cはアウタケーブル5d内に挿通されるが、アウタケーブル5dに押し込み力Fを付与することで、ブレーキ装置5を作動させることもできる。例えばブレーキレバーの操作によらずに、アウタケーブル5dに外部から押し込み力Fを付与することで、ブレーキ装置5を作動するようにしてもよい。この場合、ブレーキ装置5を駐車ブレーキとして用いることができる。
図1~3に示すように、メインフレーム10の水平部10bの前端部には、左右方向に延在する前アーム11が、略前後方向に延在する揺動軸31を支点にして左右方向に揺動可能に支持される。メインフレーム10の水平部10dの後端部には、左右方向に延在する後アーム12が、前アーム11よりも上方において、略前後方向に延在する揺動軸32を支点にして左右方向に揺動可能に支持される。
より詳しくは、図3に示すように、揺動軸31の中心を通る軸線CL31と揺動軸32の中心を通る軸線CL32は、それぞれ前方にかけて上り勾配で、すなわち水平線に対し所定角度θ31,θ32で傾斜する。軸線(揺動軸線)CL31,CL32は互いに非平行であり、θ32の方がθ31よりも所定角度(例えば2~5°程度)だけ大きい。なお、θ32の方がθ31よりも所定角度だけ小さくてもよい。
図5は、メインフレーム10により支持される前アーム11の支持部の構成を概略的に示す断面図(図2のV-V線に沿った断面図)である。図2、5に示すように、メインフレーム10の水平部10bの上面には、前後一対のブラケット10eが上方に向けて突設される。前後一対のブラケット10eの間に、前アーム11の左右方向中央部に設けられた軸受け部11bが上方から挿入される。軸受け部11bは略円筒形状を呈し、その内部にラバーブッシュ33を介して略円柱形状の揺動軸31が挿入される。揺動軸31は、ブラケット10eを貫通するとともに、ブラケット10eに一体に、すなわちブラケット10eに対し相対回転不能に固定される。
ラバーブッシュ33は、内径側の内リング331と、外径側の外リング332と、内リング331と外リング332との間に介装された略リング状の弾性体333(例えばゴム材)とを有する。内リング331の外周面は弾性体333の内周面に一体に固定され、外リング332の内周面は弾性体333の外周面に一体に固定される。内リング331の内周面は揺動軸31に一体に固定され、外リング332の外周面は前アーム11の軸受け部11bに一体に固定される。
このような構成では、前アーム11が図5の矢印方向に揺動すると、弾性体333は軸線CL31を中心として捩じられて弾性変形する。このとき、弾性体333には弾性変形(ねじれ力)に対抗した復元力が作用する。この復元力は、前アーム11の揺動角が大きいほど大きく、これにより前アーム11の揺動が抑えられる。なお、図示は省略するが、後アーム12も前アーム11と同様にラバーブッシュ33を介して水平部11dに左右方向に揺動可能に支持される。
図1~3に示すように、メインフレーム10の左右両側には、前後方向に延在する左サイドフレーム13と、右サイドフレーム14とが配置される。これらサイドフレーム13,14は、それぞれ水平部10bの左右側方において前後方向に略水平方向に延在する水平部13a,14aと、水平部13a,14aの後端部から後方かつ上方に斜めに延在する傾斜部13b,14bと、傾斜部13b,14bの後端から後方に略水平方向に延在する水平部13c,14cとを有する。
図3に示すように、水平部13a,14aはメインフレーム10の水平部10bよりも下方に配置される。傾斜部13b,14bは、メインフレーム10の傾斜部10cと略平行にかつ傾斜部10cよりも後方に配置される。水平部13c,14cは、メインフレーム10の水平部10dと略同一高さに配置される。前アーム11および後アーム12の左端部には、左サイドフレーム13の前後両端部が連結される。前アーム11および後アーム12の右端部には、右サイドフレーム14の前後両端部が連結される。
図1に示すように、左サイドフレーム13の水平部13aの上面および右サイドフレーム14の水平部14aの上面には、それぞれ前後方向および左右方向に延在する平面視略矩形状の板材である左右一対のステップ15(足置き)が固定される。左右のステップ15は、ユーザが両足を載せる載置部を構成し、ステップ15の上面(載置面)は、車両100が中立姿勢であるとき、図3に示すように路面と平行な水平面として構成される。ステップ15は、ユーザの足裏全体が載置可能なようにその前後方向の長さと左右方向の幅とが規定される。
図2に示すように、左サイドフレーム13の前後両端部は、前後方向に延在する軸線(揺動軸線)CL33,CL34を中心にして、前アーム11および後アーム12の左端部に回動可能に、すなわち左側のステップ15が左右方向に揺動可能となるように支持される。右サイドフレーム14の前後両端部は、前後方向に延在する軸線(揺動軸線)CL35,CL36を中心にして、前アーム11および後アーム12の右端部に回動可能に、すなわち右側のステップ15が左右方向に揺動可能となるように支持される。
前アーム11と左右のサイドフレーム13,14との連結部および後アーム12と左右のサイドフレーム13,14との連結部には、前アーム11とメインフレーム10との連結部に設けられラバーブッシュ33(図5)と同様のラバーブッシュ33が設けられる。このため、ステップ15が軸線CL33,CL34,CL35,CL36を中心として左右方向に揺動した際に、ステップ15にはラバーブッシュ33を介してその揺動を抑えるような反力が作用する。
図1~3に示すように、左サイドフレーム13の傾斜部13bおよび右サイドフレーム14の傾斜部14bには、それぞれ左右一対のリアフォーク16が後方に向けて突設される。リアフォーク16には、左右方向に延在する回転軸2aを介して左右の後輪2がそれぞれ回転可能に支持される。
メインフレーム10の傾斜部10cには、略水平方向に延在する略ボックス状のホルダ17が固定される。ホルダ17の後面は開口し、ホルダ17には、この後面を介して後方から略直方体形状のバッテリ6が挿入される。図2に示すように、バッテリ6は、左右の後輪2の内側かつ後アーム12の下方に配置される。さらに、バッテリ6の後端面は後輪2の後端部よりも前方に位置する。このようにバッテリ6の周囲が後輪2と後アーム12により覆われることで、バッテリ6が障害物等と接触することを防止できる。
図1,3に示すように、メインフレーム10の前傾斜部10aの後面には、電力制御ユニット45が取り付けられる。電力制御ユニット45はインバータ回路を含み、バッテリ6の電力は、電力制御ユニット45を介して前輪1の走行モータ4に供給される。
図示は省略するが、ハンドル23には、メイン電源のオンオフを指令するスタータスイッチや右左折を報知するウィンカースイッチ、走行指令を入力するアクセルレバーなどが、ユーザにより操作可能に設けられる。バッテリ残容量や設定車速等の車両情報を表示する表示部を設けることもできる。ハンドル23の下方には、ウィンカースイッチの操作により点滅する左右一対のウインカーランプが設けられる。縦パイプ21の上端部には前照灯が設けられる。後アーム12の後面の左右方向両端部には、ブレーキランプやウインカーランプ灯が設けられる。さらに、後アーム12の後面の左右方向中央部には、ナンバープレート等の部品の取付部12a(図6A)が設けられる。
図6A、6Bは、それぞれ車両100を後方から見た背面図である。なお、図6Aは車両100の中立姿勢を示し、図6Bは左右方向に車両100(車体101)がリーンしたリーン姿勢を示す。図6Aに示すように、前アーム11の左右方向中央部と左右方向の両端部の揺動軸線CL31、CL33,CL35を結ぶ線LN1、すなわち前アーム11に沿った直線LN1(前アーム線)は、左右方向に延在する水平線である。後アーム12の左右方向中央部と左右方向の両端部の揺動軸線CL32、CL34,CL36を結ぶ線LN2、すなわち後アーム12に沿った直線LN2(後アーム線)も、左右方向に延在する水平線である。
前アーム線LN1の左右両端と後アーム線LN2の左右両端とを接続する線、すなわち左サイドフレーム13および右サイドフレーム14に沿って延在する線を、それぞれ連結線LN3,LN4と定義する。連結線LN3,LN4は後輪2の回転軸2aに直交する線である。図6Aは、車両100の停車状態あるいは直線走行状態に対応し、この状態では連結線LN3,LN4がそれぞれ鉛直方向に延在する。したがって、後輪2は路面GRに対し垂直に接地し、非リーン状態である。このため、左右のステップ15は路面GRと平行であり、ユーザは両足をステップ15に載せたままの安定した姿勢で車両100に乗車することができる。なお、この状態では、左右のステップ15は同一の水平面上に位置する。
図6Bは、車両100の左方への旋回走行状態に対応し、この場合には前アーム線LN1と後アーム線LN2とが水平状態を保ったまま、連結線LN3、LN4がそれぞれ左方に傾斜する。換言すると、前アーム線LN1、後アーム線LN2および連結線LN3,LN4を結んで得られる四角形は、平行リンクを構成する。したがって、車両100の左方への旋回時には、ユーザの体重移動により、前アーム線LN1と後アーム線LN2および連結線LN3と連結線LN4のそれぞれの平行を保ったまま、後アーム線LN2が前アーム線LN1よりも左方に平行移動する。これにより車両100の左方への旋回走行を容易に行うことができる。なお、この状態では、左右のステップ15は路面GRに対し傾斜しており、互いに平行ではあるが、同一平面上にはない。
図6Bの車体101のリーン時には、前アーム11とメインフレーム10および左右のサイドフレーム13,14との連結部、および後アーム12とメインフレーム10および左右のサイドフレーム13,14との連結部には、それぞれラバーブッシュ33を介して揺動を抑制するような反力が作用する。これにより旋回走行時の車体101の倒れこみを抑制することができ、安定した旋回走行を行うことができる。また、停車時の車両姿勢が安定し、車両100の転倒を防止することができる。さらに、乗車時の振動を吸収することができ、乗り心地性が向上する。
本実施形態では、前アーム11側の揺動軸線CL31、CL33,CL35は互いに平行であり、後アーム12側の揺動軸線CL32,CL34,CL36も互いに平行であるが、揺動軸線CL31,CL33,CL35と揺動軸線CL32,CL34,CL36とは互いに平行でない(図3)。このため、車体101のリーン時に前後のアーム11,12が弾性変形し、アーム11,12には車両100の傾斜を抑えるような反力が作用する。図7A,7Bは、この点を説明する図である。なお、図7Aはアーム11,12等(アーム11,12、サイドフレーム13,14など)が剛体であると仮定した場合の図である。
図7Aに示すように、前後の揺動軸線CL33,CL35は互いに非平行であるため、車体101のリーン時の前アーム11と後アーム12の位置関係は図示のようになる。このため、アーム11,12等が剛体であると仮定すると、揺動軸線CL33、CL34の位置する連結部(図7AのA部)が揺動に追従できず、アーム11,12の揺動が不能となる。但し、実際にはアーム11,12等は剛体ではなく図7Bの矢印Bに示すように弾性変形する。これにより、アーム11,12の揺動が可能である。この場合、車両100(アーム11,12等)には、車両100を中立姿勢に戻すようなアーム11,12等の弾性変形に応じた反力が作用する。これにより、車体101の左右方向の倒れこみを一層抑えることができる。
図6Bに示すように、旋回走行時に後輪2が傾斜するとき、メインフレーム10は、後輪2と平行に傾斜する。これにより、車体101のリーン時にバッテリ6が後輪2等に接触することを防止できる。図2に示すように、バッテリ6はメインフレーム10の水平部10dcの下方に配置される。このため、バッテリ6は、車両100の後方かつ下方に位置する。これにより、車両100の重心位置が低くなるとともに、後方側に位置するようになる。その結果、車両100の減速時の減速度を大きくすることができるとともに、車両姿勢が安定し、車体101の倒れこみを抑えることができる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態の車両100は、前輪1および後輪2と、車体101と、を備える(図1~3)。車体101は、車両100の左右方向中央部において前後方向に延在するフレーム部材としてのメインフレーム10と、メインフレーム10の左右両側に配置され、ユーザの左右の足が載置される左右一対のステップ15と、メインフレーム10に左右方向に揺動可能に支持されるとともに、左右一対のステップ15を支持する支持部材としての前アーム11および後アーム12とを有する(図1~3)。これにより、ステップ15の左右方向への揺動が可能となるため、ユーザは旋回方向への体重移動を容易に行うことができ、旋回走行等の走行操縦性を改善することができる。
(2)車両100は、揺動軸31を介してメインフレーム10に左右方向に揺動可能に支持されるとともに、左右一対のステップ15の前部を支持する前アーム11と、揺動軸32を介してメインフレーム10に揺動可能に支持されるとともに、左右一対のステップ15の後部を支持する後アーム12と、を有する(図1~3)。このように前後一対のアーム11,12を介してステップ15が支持されることで、ステップ15を安定して揺動可能に支持することができる。
(3)揺動軸31と揺動軸32、すなわち揺動軸31の中心を通る揺動軸線CL31と揺動軸32の中心を通る揺動軸線CL32は、互いに非平行となるように配置される(図3)。これにより、揺動時にアーム11,12が弾性変形して車両100を中立姿勢に戻すような復元力が作用するので、車体101の倒れこみ量の増加を抑えることができる。倒れ込みを抑制するばね部材を別途設ける必要がないため、部品点数の増加が抑えられ、構成を簡素化できるとともに、車両全体の軽量化が可能である。
(4)揺動軸31(揺動軸線CL31)と揺動軸32(揺動軸線CL32)とは、前後方向に延在する同一平面上に位置するように配置される(図2)。これにより前後の揺動軸31,32を支点にして旋回走行時等に車体101を良好にリーンさせることができる。
(5)揺動軸31と揺動軸32とは、後輪2が非傾斜状態である中立姿勢のとき、車両100の左右方向中心線CL1を通って上下方向に延在する鉛直平面上に位置するように配置される(図2)。これにより左方への旋回走行時と右方への旋回走行時に車体101を互いに対称にリーンさせることができる。
(6)車両100は、前アーム11の左部と後アーム12の左部とを連結する左サイドフレーム13と、前アーム11の右部と後アーム12の右部とを連結する右サイドフレーム14と、をさらに有する(図1~3)。左右一対のステップ15は、左サイドフレーム13および右サイドフレーム14にそれぞれ支持される(図1~3)。これによりステップ15を前後方向両持ちで安定して支持することができる。
(7)左サイドフレーム13および右サイドフレーム14のそれぞれは、前後方向に水平に延在する水平部13a,14aと、水平部13a,14aに連なり、前後方向に傾斜して延在する傾斜部13b、14bとを有する(図1,3)。左右一対のステップ15は、水平部13a,14aに支持される(図1,3)。これによりステップ15を水平姿勢で容易に支持することができる。
(8)前アーム11と後アーム12とは、互いに平行に配置され、左サイドフレーム13と右サイドフレーム14とは、互いに平行に配置される(図2,6A)。すなわち、前アーム線LN1と後アーム線LN2と左右の連結線LN3,LN4とにより形成される四角形は平行四辺形となる(図6A,6B)。これにより、前アーム11と後アーム12との平行を保ったまま、連結線LN3,LN4を左右方向に傾斜させることができ、旋回走行が容易となる。
(9)後アーム12は、後輪2の上方に配置される(図1,2)。これにより、車両100の大型化を抑えつつ、後アーム12を長尺化することができ、車両姿勢が安定化する。
(10)前アーム11は、後アーム12の下方に配置される(図1,3)。これによりステップ15を下方に配置することができ、乗車姿勢が安定する。また、車体101のリーン時には、前アーム11に対する後アーム12の左右方向の位置がずれる、すなわち前アーム11に対し後アーム12が左右方向に平行移動するようになり(図6B)、旋回走行が容易である。
(11)後アーム12は、後面にナンバープレート等の部品の取付部12aを有する(図6A)。これにより、車体101がリーンした場合であってもナンバープレートは傾かず、良好な取付姿勢を保持できる。
(12)前アーム11および後アーム12は、それぞれメインフレーム10の上方を左右方向に延在するとともに、メインフレーム10の上面に設けられたブラケット10eに、左右方向に揺動可能に支持される(図5)。これにより、ユーザの足裏からの荷重が作用するアーム11,12を、メインフレーム10により安定して支持することができる。
(13)左右のステップ15は、左右のサイドフレーム13,14を介して前アーム11および後アーム12に左右方向に揺動可能に支持される(図1,2)。これにより、ユーザの足裏からの荷重をステップ15に良好に及ぼすことができ、旋回走行が容易である。
(14)前アーム11および後アーム12は、ラバーブッシュ33を介してメインフレーム10に揺動可能に支持される(図6B)。これにより、車体101のリーン時にラバーブッシュ33を介して車体101に弾性復元力が作用し、車体101の倒れこみを抑えることができる。また、倒れこみを抑制するためのばね部材等を別途設ける必要がなく、車両全体を安価に構成することができる。
(15)後輪2は、メインフレーム10の左右両側に配置され、メインフレーム10とサイドフレーム13,14とを介して回転可能に支持される左右一対の後輪である(図1~3)。これにより車両100の転倒を防止することができ、停車時にも車両100に安定して乗車することができる。
(16)左右一対の後輪2は、サイドフレーム13,14を介してアーム11,12(特に後アーム12)に左右方向に傾動可能に支持される(図1~3)。これにより、旋回走行時に後輪2を容易に傾斜させることができ、旋回走行が容易である。
(17)車両100は、バッテリ6と、バッテリ6から供給される電力により作動する走行モータ4と、をさらに備える(図1,3)。これにより車両100を電動車両として構成することができる。
(18)後輪2は、メインフレーム10の左右両側に配置され、メインフレーム10とサイドフレーム13,14とを介して回転可能に支持される左右一対の後輪であり、バッテリ6は、左右一対の後輪2の間に配置される(図6A、6B)。これにより、車両100の衝突時や転倒時にバッテリ6を保護することができる。
(19)バッテリ6は、その後端が左右一対の後輪2の後端部よりも前方に位置するように配置される(図2)。これにより、車両100の後面に障害物が衝突した場合においてもバッテリ6を良好に保護することができる。
(20)車両100は、バッテリ6の離脱方向が後方となるようにバッテリ6を着脱可能に保持するホルダ17をさらに備える(図1,2)。これにより車両100からのバッテリ6の着脱が容易であり、バッテリ6を車両100から離れた充電装置等を用いて充電することができる。
(21)バッテリ6は、ホルダ17を介して車体101に支持される。特に、バッテリ6は、車体101のうち、前アーム11および後アーム12とは異なる部材、具体的にはメインフレーム10に支持される(図6B)。これにより、車体101のリーンやアーム11,12およびステップ15の揺動がバッテリ6により阻害されることを防止することができる。
(22)バッテリ6は、その上端部が後輪2の上端部よりも下方に位置するように配置される(図6A)。これにより車両100の重心位置が低くなり、車両100の走行姿勢が安定する。
(23)車両100は、前輪1を駆動する走行モータ4を備える(図1)。これにより、一対の後輪2ではなく単一の前輪1に走行モータ4が設けられるので、部品点数を節約できる。前輪1は転舵が必要であるため、前輪1を二輪にすると構成が複雑となるが、前輪1は二輪でなく後輪2が二輪であるため、構成が容易である。
(24)走行モータ4は、前輪1の内側に収容されるインホイールモータとして構成される(図1)。これにより車両100をコンパクトに構成することができる。
(25)車両100は、車体101に支持され、ユーザが着座するシート40をさらに備える(図1~3)。これにより、ユーザは重心を低くした着座姿勢で車両100に安定して乗車することができる。
(26)シート40は、車体101のうち、アーム11,12とは異なる部材、すなわちメインフレーム10に支持される(図1,3)。これにより車体101のリーンやアーム11,12およびステップ15の揺動が、シート40の取付によって阻害されることを防止することができる。
上記実施形態は、種々の形態に変更することができる。以下、いくつかの変形例について説明する。上記実施形態では、車両100に乗員が着座する着座部としてのシート40を設けるようにしたが、例えば図8に示すようにシートを省略することもできる。この場合、ユーザは左右のステップ15に足を載せて立位姿勢で乗車し、車両100を立ち乗り式車両として構成することができる。
車両100のハンドル軸22を前後方向に回動可能に構成してもよい。例えば図9に示すように、非走行時に、回動部22aを介してハンドル軸22を折り畳み、車両100を折り畳み姿勢にするとともに、前輪1が後輪2の上方に位置するように、ハンドル軸22を介して車両100を起立させてもよい。これにより、狭小のスペースに車両100を容易に格納することができる。この場合、回動部22aを介してハンドル軸22を回動させた際に、アウタケーブル5dに押し込み力F(図4)が作用するように構成することもできる。これにより、後輪2のブレーキ装置5を作動することができ、車両100を起立姿勢で安定して保持できる。
上記実施形態では、フレーム部材としてのメインフレーム10の左右両側に、左右一対のステップ15をボード状に構成したが、乗員の左右の足が載置される左右一対の載置部の構成は上述したものに限らない。上記実施形態では、メインフレーム10に前アーム11と後アーム12とをそれぞれ揺動可能に支持するとともに、これらアーム11,12を介してステップ15を支持するようにしたが、フレーム部材に左右方向に揺動可能に支持されるとともに、左右一対の載置部を支持するのであれば、支持部材の構成はいかなるものでもよい。例えば支持部材が前後一対のアームではなく、単一のアーム(例えば前アーム11と後アーム12との間を左右方向に延在する単一のアーム)により構成されてもよい。
上記実施形態では、ステップ15の前端部を、揺動軸31(第1揺動軸)を介して揺動可能に前アーム11(前支持部材)により支持するとともに、ステップ15の後端部を、揺動軸32(第2揺動軸)を介して揺動可能に後アーム12(後支持部材)により支持するようにしたが、ステップ15の前部と後部とを支持するのであれば、前支持部材と後支持部材の構成は上述したものに限らない。上記実施形態では、アーム11,12の左端部を連結する左サイドフレーム13(左連結部材)と、アーム11,12の右端部を連結する右サイドフレーム14(右連結部材)とにより、左右のステップ15を支持するようにしたが、左連結部材と右連結部材の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、メインフレーム10の上面のブラケット10e(支持部)にアーム11,12を左右方向に揺動可能に支持するようにした。すなわち、メインフレーム10の上方において支持部材としてのアーム11,12を揺動可能に支持するようにしたが、メインフレーム10の下方において支持部材を揺動可能に支持するようにしてもよい。上記実施形態では、ラバーブッシュ33を介してアーム11,12をメインフレーム10に揺動可能に支持するようにしたが、弾性部材の構成はこれに限らない。上記実施形態では、アーム11,12に連結されたサイドフレーム13,14を介して後輪2を左右方向に傾動可能に支持するようにしたが、例えば後輪2が後アーム12に揺動可能に支持されてもよい。
上記実施形態では、電源部としてのバッテリ6からの電力を走行モータ4(電動機)に供給するようにしたが、他の機器に電力を供給するようにしてもよい。上記実施形態では、左右一対の後輪2の間にホルダ17(保持部)を介して着脱可能にバッテリ6を設けるようにしたが、電源部が車体101の他の部位に配置されてもよい。上記実施形態では、メインフレーム10にシート40を固定するようにしたが、車体101の他の部位に着座部が支持されるようにしてもよい。
上記実施形態では、単一の前輪1と左右一対の後輪2とを有するように車両100を構成したが、単一の前輪と単一の後輪、あるいは一対の前輪と単一の後輪とを有するように車両を構成することもできる。なお、単一の前輪には、例えば1か所に設けられた一対の前輪、すなわちペア前輪も含まれる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 前輪、2 後輪、4 走行モータ、6 バッテリ、10 メインフレーム、10e ブラケット、11 前アーム、12 後アーム、12a 取付部、13 左サイドフレーム、14 右サイドフレーム、13a,14a 水平部、13b,14b 傾斜部、15 ステップ、17 ホルダ、33 ラバーブッシュ、31,32 揺動軸、40 シート、100 車両、101 車体

Claims (25)

  1. 前輪および後輪と、車体と、を備える車両であって、
    前記車体は、前記車両の左右方向中央部において前後方向に延在するフレーム部材と、前記フレーム部材の左右両側に配置され、乗員の左右の足が載置される左右一対の載置部と、前記フレーム部材に左右方向に揺動可能に支持されるとともに、前記左右一対の載置部を支持する支持部材と、を有し、
    前記支持部材は、第1揺動軸を介して前記フレーム部材に左右方向に揺動可能に支持されるとともに、前記左右一対の載置部の前部を支持する前支持部材と、第2揺動軸を介して前記フレーム部材に揺動可能に支持されるとともに、前記左右一対の載置部の後部を支持する後支持部材と、を有し、
    前記第1揺動軸と前記第2揺動軸とは、互いに非平行となるように配置されることを特徴とする車両。
  2. 請求項1に記載の車両において、
    前記第1揺動軸と前記第2揺動軸とは、前後方向に延在する同一平面上に位置するように配置されることを特徴とする車両。
  3. 請求項2に記載の車両において、
    前記第1揺動軸と前記第2揺動軸とは、前記後輪が非傾斜状態であるとき、前記車両の左右方向中心線を通って上下方向に延在する鉛直平面上に位置するように配置されることを特徴とする車両。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両において、
    前記支持部材は、
    前記前支持部材の左部と前記後支持部材の左部とを連結する左連結部材と、
    前記前支持部材の右部と前記後支持部材の右部とを連結する右連結部材と、をさらに有し、
    前記左右一対の載置部は、前記左連結部材および前記右連結部材にそれぞれ支持されることを特徴とする車両。
  5. 請求項4に記載の車両において、
    前記左連結部材および前記右連結部材のそれぞれは、前後方向に水平に延在する水平部と、前記水平部に連なり、前後方向に傾斜して延在する傾斜部とを有し、
    前記左右一対の載置部は、前記水平部に支持されることを特徴とする車両。
  6. 請求項4または5に記載の車両において、
    前記前支持部材と前記後支持部材とは、互いに平行に配置され、
    前記左連結部材と前記右連結部材とは、互いに平行に配置されることを特徴とする車両。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の車両において、
    前記後支持部材は、前記後輪の上方に配置されることを特徴とする車両。
  8. 請求項7に記載の車両において、
    前記前支持部材は、前記後支持部材の下方に配置されることを特徴とする車両。
  9. 請求項7または8に記載の車両において、
    前記後支持部材は、後面に部品の取付部を有することを特徴とする車両。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の車両において、
    前記前支持部材および前記後支持部材は、それぞれ前記フレーム部材の上方を左右方向に延在するとともに、前記フレーム部材の上面に設けられた支持部に、左右方向に揺動可能に支持されることを特徴とする車両。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の車両において、
    前記左右一対の載置部は、前記支持部材に左右方向に揺動可能に支持されることを特徴とする車両。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の車両において、
    前記支持部材は、弾性部材を介して前記フレーム部材に揺動可能に支持されることを特徴とする車両。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の車両において、
    前記後輪は、前記フレーム部材の左右両側に配置され、前記支持部材を介して回転可能に支持される左右一対の後輪であることを特徴とする車両。
  14. 請求項13に記載の車両において、
    前記左右一対の後輪は、前記支持部材に左右方向に傾動可能に支持されることを特徴とする車両。
  15. 請求項1~12のいずれか1項に記載の車両において、
    電源部と、
    前記電源部から供給される電力により作動する機器と、をさらに備えることを特徴とする車両。
  16. 請求項15に記載の車両において、
    前記後輪は、前記フレーム部材の左右両側に配置され、前記支持部材を介して回転可能に支持される左右一対の後輪であり、
    前記電源部は、前記左右一対の後輪の間に配置されることを特徴とする車両。
  17. 請求項16に記載の車両において、
    前記電源部は、その後端が前記左右一対の後輪の後端部よりも前方に位置するように配置されることを特徴とする車両。
  18. 請求項16または17に記載の車両において、
    前記電源部の離脱方向が後方となるように前記電源部を着脱可能に保持する保持部をさらに備えることを特徴とする車両。
  19. 請求項15~18のいずれか1項に記載の車両において、
    前記電源部は、前記車体に支持されることを特徴とする車両。
  20. 請求項19に記載の車両において、
    前記電源部は、前記車体のうち、前記支持部材とは異なる部材に支持されることを特徴とする車両。
  21. 請求項19または20に記載の車両において、
    前記電源部は、その上端部が前記後輪の上端部よりも下方に位置するように配置されることを特徴とする車両。
  22. 請求項15~21のいずれか1項に記載の車両において、
    前記機器は、前記前輪および前記後輪の少なくとも一方を駆動する電動機であることを特徴とする車両。
  23. 請求項22に記載の車両において、
    前記電動機は、前記前輪を駆動するように前記前輪の内側に収容されることを特徴とする車両。
  24. 請求項1~23のいずれか1項に記載の車両において、
    前記車体に支持され、乗員が着座する着座部をさらに備えることを特徴とする車両。
  25. 請求項24に記載の車両において、
    前記着座部は、前記車体のうち、前記支持部材とは異なる部材に支持されることを特徴とする車両。
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