JP2021155054A - 薄葉紙収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち運ぶことができる薄葉紙収納箱を提供する。【解決手段】パルプを主原料とする段ボールから形成された収納箱本体に、薄葉紙をポップアップ式に折畳んで積層した積層体を収納する薄葉紙収納箱において、収納箱本体を直方体形状に形成して、収納箱本体の天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の挿入口を形成し、収納箱本体の左右側面に、それぞれ上下方向に延在する取出口を形成し、積層体の積層方向を、収納箱本体の左右方向に沿って設け、正面視において、天面と積層体の天面部の間に、上下方向に所定の間隔を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、清拭用ワイプ等の薄葉紙を積層した積層体を収納する薄葉紙収納箱に関するものである。
薄葉紙収納箱を構成する収納箱本体の対向する側面に、収納箱本体に収納された薄葉紙を外部に引き出す取出口をそれぞれ形成する技術が知られている。(特許文献1)
特開2018−154360号公報
しかし、特許文献1の技術では、収納箱本体に指先を挿入する挿入口が形成されていないために、機械部品等の製作加工を行う作業手袋を装着した工作作業者の場合には、薄葉紙収納箱を容易に持ち運ぶことができないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、作業手袋を装着した工作作業者等であっても容易に持ち運ぶことができる薄葉紙収納箱を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
第1手段は、パルプを主原料とする段ボールから形成された収納箱本体に、薄葉紙をポップアップ式に折畳んで積層した積層体を収納する薄葉紙収納箱において、
前記収納箱本体を直方体形状に形成して、前記収納箱本体の天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の挿入口を形成し、前記収納箱本体の左右側面に、それぞれ上下方向に延在する取出口を形成し、前記積層体の積層方向を、前記収納箱本体の左右方向に沿って設け、正面視において、前記天面と積層体の天面部の間に、上下方向に所定の間隔を設けたことを特徴とする。
第2手段は、第1手段の構成において、前記天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の第1持ち手部を形成し、前記第1持ち手部を、左右方向に延在する第1折曲げ線と、前記第1折曲げ線の両側部に連接する第1ミシン目線で区画し、前記挿入口を、前記第1ミシン目を破断した後に、前記第1持ち手部を第1折曲げ線を中心として下方に折曲げて形成し、正面視において、前記下方に折り曲げられた第1持ち手部の下端部と、前記積層体の天面部の間に、上下方向に所定の間隔を設けたことを特徴とする。
第3手段は、第1手段の構成において、前記天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の第2持ち手部を形成し、前記第2持ち手部を、左右方向に延在する第2折曲げ線と、前記第2折曲げ線の両側部に連接する第2ミシン目線で区画し、前記挿入口を、前記第2ミシン目を破断した後に、前記第2持ち手部を第2折曲げ線を中心として下方に折曲げて形成し、正面視において、前記下方に折り曲げられた第2持ち手部の下端部を、前記積層体の天面部に接触させたことを特徴とする。
第4手段は、第1〜3のいずれか1項の手段の構成において、前記左右側面に、それぞれ上下方向に延在する扉部を形成し、前記扉部を、上下方向に延在する第3折曲げ線と、前記第3折曲げ線の両側部に連接する第3ミシン目線で区画し、前記取出口を、前記第3ミシン目を破断した後に、前記扉部を第3折曲げ線を中心として外方に折曲げて形成したことを特徴とする。
第5手段は、第4項の手段の構成において、前記第3ミシン目線を、上下方向の中間部で分離し、前記中間部に、前記扉部に向かって延出する突起部を形成し、前記突起部を、上下方向に延在する第4折曲げ線と、前記第4折曲げ線の両側部に連接する第4ミシン目線で区画し、前記第4折曲げ線を、前記第4ミシン目線上に形成したことを特徴とする。
第1手段によれば、収納箱本体を直方体形状に形成して、収納箱本体の天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の挿入口を形成し、収納箱本体の左右側面に、それぞれ上下方向に延在する取出口を形成し、積層体の積層方向を、収納箱本体の左右方向に沿って設け、正面視において、天面と積層体の天面部の間に、上下方向に所定の間隔を設けたので、作業手袋を装着した指先を挿入口に挿入して薄葉紙収納箱を容易に持ち運ぶことができる。また、作業手袋を装着した指先が積層体に接触することを防止して、積層体が汚染されるのを抑制することができる。さらに、一側の手に交換用ドリル等の作業工具を持っている工作作業者等であっても他側の手を使って左右側面に形成された取出口から薄葉紙を容易に取り出すことができる。
第2手段によれば、第1手段による効果に加えて、天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の第1持ち手部を形成し、第1持ち手部を、左右方向に延在する第1折曲げ線と、第1折曲げ線の両側部に連接する第1ミシン目線で区画し、挿入口を、第1ミシン目を破断した後に、第1持ち手部を第1折曲げ線を中心として下方に折曲げて形成し、正面視において、下方に折り曲げられた第1持ち手部の下端部と、積層体の天面部の間に、上下方向に所定の間隔を設けたので、作業手袋を装着した指先で第1持ち手部を掴んで薄葉紙収納箱をより容易に持ち運ぶことができる。また、作業手袋を装着した指先が積層体に接触することを防止して、積層体が汚染されるのをより抑制することができる。
第3手段によれば、第1手段による効果に加えて、天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の第2持ち手部を形成し、第2持ち手部を、左右方向に延在する第2折曲げ線と、第2折曲げ線の両側部に連接する第2ミシン目線で区画し、挿入口を、第2ミシン目を破断した後に、第2持ち手部を第2折曲げ線を中心として下方に折曲げて形成し、正面視において、下方に折り曲げられた第2持ち手部の下端部を、積層体の天面部に接触させたので、作業手袋を装着した指先で第1持ち手部を掴んで薄葉紙収納箱をより容易に持ち運ぶことができる。また、使用されて薄葉紙の積層枚数が少なくなった積層体の倒伏を防止して、最後まで収納箱本体から薄葉紙を容易に取り出すことができる。
第4手段によれば、第1〜3のいずれか1項の手段による効果に加えて、左右側面に、それぞれ上下方向に延在する扉部を形成し、扉部を、上下方向に延在する第3折曲げ線と、第3折曲げ線の両側部に連接する第3ミシン目線で区画し、取出口を、第3ミシン目を破断した後に、扉部を第3折曲げ線を中心として外方に折曲げて形成したので、取出口から引き出された薄葉紙と扉部が係合して、引き出された薄葉紙が収納箱本体に引き戻されるのを防止して、薄葉紙を継続して容易に取り出すことができる。
第5手段によれば、第4手段による効果に加えて、第3ミシン目線を、上下方向の中間部で分離し、中間部に、扉部に向かって延出する突起部を形成し、突起部を、上下方向に延在する第4折曲げ線と、第4折曲げ線の両側部に連接する第4ミシン目線で区画し、第4折曲げ線を、第4ミシン目線上に形成したので、取出口から引き出された薄葉紙が扉部と突起物で挟持されて、引き出された薄葉紙が収納箱本体に引き戻されるのをより防止して、薄葉紙を継続してより容易に取り出すことができる。
薄葉紙収納箱の斜視図である。 第1実施形態の収納箱本体の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図である。 第1実施形態の挿入口が形成された収納箱本体の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図である。 第1実施形態の取出口が形成された収納箱本体の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は左側面図のAA断面図、(f)は右側面図のBB断面図である。 収納箱本体に内装されるワイプを積層した積層体の斜視図である。 ワイプをポップアップ式に折畳んだ積層体の説明図である。 第2実施形態の収納箱本体の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図である。 第2実施形態の挿入口が形成された収納箱本体の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図である。 第2実施形態の取出口が形成された収納箱本体の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は左側面図のAA断面図、(f)は右側面図のBB断面図である。
<第1実施形態の収納箱>
図1に示すように、第1実施形態の清拭用ワイプ等の薄葉紙の薄葉紙収納箱1は、複数のワイプ20を積層した積層体10と、積層体10を収納する収納箱本体40で形成されている。
[包装体]
収納箱本体40は、略直方体形状に形成されている。本明細書では、理解を容易にするために、図1中の矢印視において、正面を正面41といい、正面に対向する面を裏面42といい、左面を左側面43といい、左面に対向する右面を右側面44といい、搬送用の持ち手部30が形成された面を天面45といい、天面45と対向する面を底面46という。
図2,3に示すように、包装材40の天面45には、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に長軸を有する一対の持ち手部30が形成されている。
天面45の前部に位置する前持ち手部30Aは、左右方向に延在する折曲げ用の折曲げ線31Aと、折曲げ線31Aよりも前側に形成された左右方向に延在する破断用のミシン目線32Aと、折曲げ線31Aとミシン目線32Aの左部を接続する破断用の略1/4円弧状のミシン目線33Aと、折曲げ線31Aとミシン目線32Aの右部を接続する破断用の略1/4円弧状のミシン目線34Aで区画されている。これにより、ミシン目線32Aと、ミシン目線33Aと、ミシン目線34Aを破断した後に、折曲げ線31Aを中心として前持ち手部30Aを下側に折曲げて指先を挿入する前挿入口35Aを形成することができる。
天面45の後部に位置する後持ち手部30Bは、左右方向に延在する折曲げ用の折曲げ線31Bと、折曲げ線31Bよりも後側に形成された左右方向に延在する破断用のミシン目線32Bと、折曲げ線31Bとミシン目線32Bの左部を接続する破断用の略1/4円弧状のミシン目線33Bと、折曲げ線31Bとミシン目線32Bの右部を接続する破断用の略1/4円弧状のミシン目線34Bで区画されている。これにより、ミシン目線32Bと、ミシン目線33Bと、ミシン目線34Bを破断した後に、折曲げ線31Bを中心として後持ち手部30Bを下側に折曲げて指先を挿入する後挿入口35Bを形成することができる。また、下側に折曲げられた前持ち手部30Aと後持ち手部30Bを掴むことによって収納箱1を容易に持ち運ぶことができる。なお、本明細書では、前挿入口35Aと後挿入口35Bを総称して挿入口35という。また、折曲げ線31は、請求項における「第1折曲げ線」であり、ミシン目線32,33,34は、請求項における「第1ミシン目線」である。
図3に示すように、折曲げられた前持ち手部30Aと後持ち手部30Bの下端部は、上下方向に所定の間隔を隔てて収納箱本体40に収納された積層体10の第5面(請求項における「天面部」)15よりも上方に位置している。これにより、前挿入口35Aと後挿入口35Bから挿入された作業手袋を装着した指先が積層体10に接触するのを防止して、収納箱本体40に収納された積層体10が汚染されるのを防止することができる。また、間隔は、中指の第1間接より先端の先端部長さよりも長い間隔に形成するのが好ましい。
図2,4に示すように、包装材40の左側面43には、積層体10を形成するワイプ20を左方に取出す左扉部50Aが形成され、包装材40の右側面44には、積層体10を形成するワイプ20を右方に取出す右扉部50Bが形成されている。これにより、収納箱1の左右から積層体10を形成するワイプ20を容易に取り出すことができる。なお、本明細書では、左扉部50Aと右扉部50Bを総称して扉部50という。
左扉部50Aは、上下方向に延在する折曲げ用の折曲げ線51Aと、折曲げ線51Aよりも後側に形成された上下方向に延在する破断用のミシン目線52Aと、折曲げ線51Aとミシン目線52Aの上部を接続する破断用の略半円弧状のミシン目線53Aと、折曲げ線51Aとミシン目線52Aの下部を接続する破断用の略半円弧状のミシン目線54Aで区画されている。これにより、ミシン目線52Aと、ミシン目線53Aと、ミシン目線54Aを破断した後に、折曲げ線51Aを中心として左扉部50Aを外側に折曲げて積層体10を形成するワイプ20を取り出す左取出口55Aを形成することができる。
右扉部50Bは、上下方向に延在する折曲げ用の折曲げ線51Bと、折曲げ線51Bよりも後側に形成された上下方向に延在する破断用のミシン目線52Bと、折曲げ線51Bとミシン目線52Bの上部を接続する破断用の略半円弧状のミシン目線53Bと、折曲げ線51Bとミシン目線52Bの下部を接続する破断用の略半円弧状のミシン目線54Bで区画されている。これにより、ミシン目線52Bと、ミシン目線53Bと、ミシン目線54Bを破断した後に、折曲げ線51Bを中心として右扉部50Bを外側に折曲げて積層体10を形成するワイプ20を取り出す右取出口55Bを形成することができる。なお、本明細書では、左取出口55Aと右取出口55Bを総称して取出口55という。また、折曲げ線51は、請求項における「第3折曲げ線」であり、ミシン目線52,53,54は、請求項における「第3ミシン目線」である。
ミシン目線52Aの上下方向の中間部には、左扉部50Aに向かって延出する左突起部60Aが形成されている。左突起部60Aは、ミシン目線52Aの中間部を上下に分離する上下方向に延在する折曲げ線61Aと、折曲げ線61Aの上端部と下端部を接続する左扉部50Aに向かって延出する略半円弧状のミシン目線62Aで区画されている。また、半径は20〜30mmにするのが好ましい。これにより、左取出口55Aから引き出されたワイプ20を、左扉部50Aの後端部と左突起部60Aの前端部に係合させてワイプ20の引き戻しを防止して、ワイプ20を継続して容易に取り出すことができる。
ミシン目線52Bの上下方向の中間部には、右扉部50Bに向かって延出する右突起部60Bが形成されている。右突起部60Bは、ミシン目線52Bの中間部を上下に分離する上下方向に延在する折曲げ線61Bと、折曲げ線61Bの上端部と下端部を接続する右扉部50Bに向かって延出する略半円弧状のミシン目線62Bで区画されている。また、半径は20〜30mmにするのが好ましい。これにより、右取出口55Bから引き出されたワイプ20を、右扉部50Bの後端部と右突起部60Bの前端部に係合させてワイプ20の引き戻しを防止して、ワイプ20を継続して容易に取り出すことができる。なお、本明細書では、左突起部60Aと右突起部60Bを総称して突起部60という。また、折曲げ線61は、請求項における「第4折曲げ線」であり、ミシン目線62は、請求項における「第4ミシン目線」である。
図1に示すように、積層体10は、積層体10を形成するワイプ20の積層方向が、収納箱本体40の左右方向、すなわち、収納箱本体40の左側面43から右側面44に向かう方向に沿って収納されている。これにより、収納箱本体40の左取出口55Aと右取出口55Bから積層体10を形成するワイプ20を連続して取り出すことができる。
収納箱本体40の外形寸法は、収納される積層体10の外形寸法によって決定されるが、収納箱本体40の左右方向の長さ、すなわち左側面43と右側面44の間隔を90〜130mm、収納箱本体40の前後方向の長さ、すなわち正面41と裏面42の間隔を90〜130mm、収納箱本体40の上下方向の長さ、すなわち天面45と底面46の間隔を250〜320mmに形成されている。これにより、収納箱1を容易に持ち運ぶことができ、任意の場所に容易に上載させることができる。
また、正面視において、収納箱本体40の天面45と積層体10の第5面15の上下方向の間隔を30〜60mm程度に形成し、下側に向けて折曲げられた前持ち手部(請求項における「第1持ち手部」)30Aと後持ち手部30Bの下端部と積層体10の第5面15の上下方向の間隔を15〜45mm程度に形成するのが好ましい。これにより、下側に折曲げられた前持ち手部30Aと後持ち手部30Bを掴むことによって収納箱1をより容易に持ち運ぶことができ、また、前挿入口35Aと後挿入口35Bから挿入された作業手袋を装着した指先が積層体10に接触するのをより防止して、収納箱本体40に収納された積層体10が汚染されるのをより防止することができる。
収納箱本体40の基材としては、例えば、段ボール、プラスチック段ボール、コートボール紙等を使用することができる。特に、人の手によって折り曲げ可能な素材であるのが望ましい。なお、段ボールは、バージンパルプ、古紙パルプなどのパルプを主原料とする公知の紙素材を用いて形成される。プラスチック段ボールは、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリスチレンテレフタレートなどの公知のプラスチック素材を用いて形成される。特に、好ましくは、安価である段ボールである。
図1には、収納箱本体40の底面46をテーブルの上面に上載して使用する形態を図示しているが、収納箱本体40の正面41、裏面42、左側面43、右側面44のいずれか一面をテーブルの上面に上載して使用することもできる。
[積層体]
図5に示すように、積層体10は、直方体形状に形成されている。本明細書では、理解を容易にするために、図5中の矢印視において、正面を第1面11といい、正面に対向する裏面を第2面12といい、左側面を第3面13といい、左側面に対向する右側面を第4面14といい、天面を第5面15といい、天面に対向する底面を第6面16という。
図1に示すように、積層体10の第1面11と第2面12は、収納箱本体40の左側面43と右側面44に対向し、積層体10の第3面13と第4面14は、収納箱本体40の正面41と裏面42に対向し、積層体10の第5面15と第6面16は、収納箱本体40の天面45と底面46に対向する。
積層体10は、複数のワイプ20をポップアップ式に折畳んで積層して形成されている。なお、第1実施形態のワイプ20は2枚のワイプを積層して2プライで形成されているが、3,4枚のワイプを積層して3,4プライに形成することもできる。
図6に示すように、ワイプ21の折返し縁21Aは左側に位置し、前側部21Bは折返し縁21Aから右前方に延在し、後側部21Cは折返し縁20Aから右後方に延在して形成されている。
ワイプ21の前側に隣接するワイプ22の折返し縁22Aは右側に位置し、前側部22Bは折返し縁22Aから左前方に延在し、後側部22Cは折返し縁22Aから左後方に延在して形成されている。また、ワイプ21の後側に隣接するワイプ23の折返し縁23Aは右側に位置し、前側部23Bは折返し縁23Aから左前方に延在し、後側部23Cは折返し縁23Aから左後方に延在して形成されている。なお、図6では、説明を容易にするために、隣接する3枚のワイプ20に、それぞれワイプ21,22,23の符号を付して図示している。
ワイプ21の前側部21Bは、ワイプ22の前側部22Bと後側部22Cの間に挿入され、ワイプ21の後側部21Cは、ワイプ23の前側部23Bと後側部23Cの間に挿入されている。これにより、収納箱本体40の左側面43又は右側面44に対向する積層体10の第1面11又は第2面の最も外側に位置するワイプ20を左右方向の一側に引き出すと、このワイプ20の内側に隣接するワイプ20を連続して一側に引き出すことができる。
<第2実施形態の収納箱>
次に、第2実施形態の収納箱1について説明する。同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図7〜9に示すように、第2実施形態の収納箱1の収納箱本体40の天面45には、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に長軸を有する一対の持ち手部(請求項における「第2持ち手部」)80が形成されている。
天面45の前部に位置する前持ち手部80Aは、左右方向に延在する折曲げ用の折曲げ線81Aと、折曲げ線81Aよりも前側に形成された左右方向に延在する破断用のミシン目線32Aと、折曲げ線31Aとミシン目線32Aの左部を接続する破断用の前後方向に延在する直線部と略1/4円弧部からなるミシン目線83Aと、折曲げ線81Aとミシン目線82Aの右部を接続する破断用の前後方向に延在する直線部と略1/4円弧部からなるミシン目線84Aで区画されている。これにより、ミシン目線82Aと、ミシン目線83Aと、ミシン目線84Aを破断した後に、折曲げ線81Aを中心として前持ち手部80Aを下側に折曲げて指先を挿入する前挿入口85Aを形成することができる。
天面45の後部に位置する後持ち手部80Bは、左右方向に延在する折曲げ用の折曲げ線81Bと、折曲げ線81Bよりも後側に形成された左右方向に延在する破断用のミシン目線82Bと、折曲げ線81Bとミシン目線82Bの左部を接続する破断用の前後方向に延在する直線部と略1/4円弧部からなるミシン目線83Bと、折曲げ線81Bとミシン目線82Bの右部を接続する破断用の前後方向に延在する直線部と略1/4円弧部からなるミシン目線84Bで区画されている。これにより、ミシン目線82Bと、ミシン目線83Bと、ミシン目線84Bを破断した後に、折曲げ線81Bを中心として後持ち手部80Bを下側に折曲げて指先を挿入する後挿入口85Bを形成することができる。また、下側に折曲げられた前持ち手部80Aと後持ち手部80Bを掴むことによって収納箱1を容易に持ち運ぶことができる。なお、本明細書では、前挿入口85Aと後挿入口85Bを総称して挿入口85という。また、折曲げ線81は、請求項における「第2折曲げ線」であり、ミシン目線82,83,84は、請求項における「第2ミシン目線」である。
図8に示すように、折曲げられた前持ち手部80Aと後持ち手部80Bの下端部は、収納箱本体40に収納された積層体10の第5面15に接触している。これにより、折曲げられた前持ち手部80Aと後持ち手部80Bの下端部で積層体10の第5面を支持することができ、使用されてワイプ20の枚数が少なくなった積層体10の倒伏を防止して、最後まで収納箱1の左右から積層体10を形成するワイプ20を容易に取り出すことができる。
上述した第1,2実施形態においては、積層体10を形成する衛生薄葉紙としてワイプ20を例に取って説明したが、これに限定されるものではなく、ペーパータオル、ティシュペーパー、トイレットペーパー、またはキッチンペーパーなど他の薄葉紙、およびオシボリやクッキングペーパーなどのパルプ不織布も用いることができる。
1 収納箱
10 積層体
15 第5面(天面部)
30 持ち手部(第1持ち手部)
31A 折曲げ線(第1折曲げ線)
31B 折曲げ線(第1折曲げ線)
32A ミシン目線(第1ミシン目線)
32B ミシン目線(第1ミシン目線)
33A ミシン目線(第1ミシン目線)
33B ミシン目線(第1ミシン目線)
34A ミシン目線(第1ミシン目線)
34B ミシン目線(第1ミシン目線)
35 挿入口
40 収納箱本体
43 左側面
44 右側面
45 天面
50 扉部
51A 折曲げ線(第3折曲げ線)
51B 折曲げ線(第3折曲げ線)
52A ミシン目線(第3ミシン目線)
52B ミシン目線(第3ミシン目線)
53A ミシン目線(第3ミシン目線)
53B ミシン目線(第3ミシン目線)
54A ミシン目線(第3ミシン目線)
54B ミシン目線(第3ミシン目線)
55 取出口
60 突起部
61A 折曲げ線(第4折曲げ線)
61B 折曲げ線(第4折曲げ線)
62A ミシン目線(第4ミシン目線)
62B ミシン目線(第4ミシン目線)
80 持ち手部(第2持ち手部)
81A 折曲げ線(第2折曲げ線)
81B 折曲げ線(第2折曲げ線)
82A ミシン目線(第2ミシン目線)
82B ミシン目線(第2ミシン目線)
83A ミシン目線(第2ミシン目線)
83B ミシン目線(第2ミシン目線)
84A ミシン目線(第2ミシン目線)
84B ミシン目線(第2ミシン目線)
85 挿入口

Claims (5)

  1. パルプを主原料とする段ボールから形成された収納箱本体に、薄葉紙をポップアップ式に折畳んで積層した積層体を収納する薄葉紙収納箱において、
    前記収納箱本体を直方体形状に形成して、
    前記収納箱本体の天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の挿入口を形成し、
    前記収納箱本体の左右側面に、それぞれ上下方向に延在する取出口を形成し、
    前記積層体の積層方向を、前記収納箱本体の左右方向に沿って設け、
    正面視において、前記天面と積層体の天面部の間に、上下方向に所定の間隔を設けたことを特徴とする薄葉紙収納箱。
  2. 前記天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の第1持ち手部を形成し、
    前記第1持ち手部を、左右方向に延在する第1折曲げ線と、前記第1折曲げ線の両側部に連接する第1ミシン目線で区画し、
    前記挿入口を、前記第1ミシン目を破断した後に、前記第1持ち手部を第1折曲げ線を中心として下方に折曲げて形成し、
    正面視において、前記下方に折り曲げられた第1持ち手部の下端部と、前記積層体の天面部の間に、上下方向に所定の間隔を設けた請求項1記載の薄葉紙収納箱。
  3. 前記天面に、前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する一対の第2持ち手部を形成し、
    前記第2持ち手部を、左右方向に延在する第2折曲げ線と、前記第2折曲げ線の両側部に連接する第2ミシン目線で区画し、
    前記挿入口を、前記第2ミシン目を破断した後に、前記第2持ち手部を第2折曲げ線を中心として下方に折曲げて形成し、
    正面視において、前記下方に折り曲げられた第2持ち手部の下端部を、前記積層体の天面部に接触させた請求項1記載の薄葉紙収納箱。
  4. 前記左右側面に、それぞれ上下方向に延在する扉部を形成し、
    前記扉部を、上下方向に延在する第3折曲げ線と、前記第3折曲げ線の両側部に連接する第3ミシン目線で区画し、
    前記取出口を、前記第3ミシン目を破断した後に、前記扉部を第3折曲げ線を中心として外方に折曲げて形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄葉紙収納箱。
  5. 前記第3ミシン目線を、上下方向の中間部で分離し、
    前記中間部に、前記扉部に向かって延出する突起部を形成し、
    前記突起部を、上下方向に延在する第4折曲げ線と、前記第4折曲げ線の両側部に連接する第4ミシン目線で区画し、
    前記第4折曲げ線を、前記第4ミシン目線上に形成した請求項4記載の薄葉紙収納箱。
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