JP2023170263A - シート収納箱 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023170263000001
【課題】シート収納箱の置き場所が制限を受けにくいシート収納箱を提供すること。
【解決手段】積層された複数枚のシートを収容する直方体状の本体と、前記本体の天面に形成され、前記天面の一部が切り離されて構成されるシート取出口と、前記天面の一部で形成され、前記天面の一部が切り離されると切れ端となる蓋部と、を有する、シート収納箱であって、前記蓋部は、前記本体の長手方向に延びる所定の長さと、前記本体の短手方向に広がる所定の幅と、を有し、前記蓋部に対応する前記切れ端は、前記本体に着脱可能に取り付けられて、前記シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成する、シート収納箱である。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート収納箱に関する。
近年、感染症予防対策として衛生意識が高まり、複数人で使用される手拭き用の布タオルの代わりに、使い捨てができるペーパータオルやティシューペーパーの使用が増加している。ペーパータオルなどのシートは、厚紙等で作られた箱(カートンともいう)に収納され、該箱の天面に開口する取出口から引き出されるシート収納箱を平置して使用される(例えば、特許文献1参照)。
特許第4142238号公報
しかしながら、従来のシート収納箱は、シートがカートンに収納されているため、洗面所まわり等の狭い場所では、置き場所が制限される。
本発明の課題は、シート収納箱の置き場所が制限を受けにくいシート収納箱を提供することである。
本発明に係る第1の態様は、積層された複数枚のシートを収容する直方体状の本体と、前記本体の天面に形成され、前記天面の一部が切り離されて構成されるシート取出口と、前記天面の一部で形成され、前記天面の一部が切り離されると切れ端となる蓋部と、を有する、シート収納箱であって、前記蓋部は、前記本体の長手方向に延びる所定の長さと、前記本体の短手方向に広がる所定の幅と、を有し、前記蓋部に対応する前記切れ端は、前記本体に着脱可能に取り付けられて、前記シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成する、シート収納箱である。
第1の態様では、天面の一部で形成され、所定の長さと所定の幅とを有する蓋部に対応する切れ端が、本体に着脱可能に取り付けられて、シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成することで、シート収納箱を外部設備から吊り下げることができる。
そのため、第1の態様のシート収納箱は、平置きだけでなく、外部設備から吊り下げた状態でも使用することができるので、シート収納箱の置き場所の制限を受けにくい。また、外部設備から吊り下げられたシート収納箱は、衛生的に使用できる。
また、第1の態様では、蓋部に対応する切れ端が、シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成することで、シート取出口の形成時に廃棄されていた切れ端を、有効利用することができる。
本発明に係る第2の態様は、前記蓋部に対応する前記切れ端は、前記切れ端の長手方向の両端部を前記本体に係止する係止部を有する、前記第1の態様に記載のシート収納箱である。
第2の態様では、蓋部に対応する切れ端が、切れ端の長手方向の両端部を本体に係止する係止部を有することで、切れ端の両端部をシート収納箱に係止することができ、シート収納箱の本体に対して切れ端をループ状またはアーチ状に取り付けることができる。そのため、切れ端を、壁に設置されたタオル掛けのバーに引っ掛けた状態で、シート収納箱に取り付けられるので、洗面所等の水回りでもシート収納箱を衛生的に設置できる。
本発明に係る第3の態様は、前記係止部は、前記切れ端の幅方向に対向する一対の切欠きで構成されている、前記第2の態様に記載のシート収納箱である。
第3の態様では、係止部が切れ端の幅方向に対向する一対の切欠きで構成されていることで、切れ端の係止部が、切欠きを介してシート収納箱の本体に係止されやすくなる。また、このように切欠きを介してシート収納箱に取り付けられた切れ端は、シート収納箱から外れにくくなる。そのため、シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成する切れ端を、シート収納箱に対して安定的に取り付けることができる。
本発明に係る第4の態様は、前記係止部は、前記蓋部の両端部よりも前記蓋部の中央部の幅が狭い狭窄部で構成されている、前記第2の態様に記載のシート収納箱である。
第4の態様では、係止部が蓋部の両端部よりも蓋部の中央部の幅が狭い狭窄部で構成されていることで、切れ端の係止部が、狭窄部を介してシート収納箱の本体に係止されやすくなる。また、このように狭窄部を介してシート収納箱に取り付けられた切れ端は、シート収納箱から外れにくくなる。そのため、シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成する切れ端を、シート収納箱に対して安定的に取り付けることができる。
本発明に係る第5の態様は、前記本体の天面以外の面に、前記切れ端の前記係止部が係止される被係止部が形成されている、前記第2乃至第4の態様のいずれかに記載のシート収納箱である。本明細書において、本体の天面以外の面とは、直方体状の本体における一対の長側面、一対の短側面または底面の少なくとも1つの面を示す。
第5の態様では、本体の天面以外の面に、切れ端の係止部が係止される被係止部を予め設けておくことで、切れ端の係止部がシート収納箱に対して、本体の被係止部を介して係止されやすくなる。また、このような本体の被係止部に係止された切れ端は、シート収納箱から外れにくくなる。そのため、シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成する切れ端を、シート収納箱に対して安定的に取り付けることができる。
本発明の一態様によれば、シート収納箱の置き場所が制限を受けにくいシート収納箱を提供することができる。
シート収納箱を天面側から見た斜視図である。 第1実施形態のシート収納箱を天面側から見た図である。 シート収納箱を一方の短側面側から見た図である。 シート収納箱を他方の短側面側から見た図である。 シート収納箱を底面側から見た図である。 図2のシート収納箱の天面から切り離された蓋部(切れ端)を示す図である。 図6の切れ端をアーチ状に折り曲げた状態を示す図である。 図6の切れ端をシート収納箱に取り付けた状態を示す図である。 図6の切れ端を取り付けたシート収納箱をタオル掛けから吊り下げた状態を示す図である。 第2実施形態のシート収納箱を天面側から見た図である。 図10のシート収納箱の天面から切り離された蓋部(切れ端)を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、各図において、各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。
また、本明細書において、直交などの方向には、実施形態の作用、効果を損なわない程度のずれが許容される。直交には、略直交が含まれてもよい。角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。
本明細書では、3軸方向(X方向、Y方向、Z方向)の3次元直交座標系を用い、シート収納箱の長手方向をX方向、短手方向をY方向、高さ方向(シートの積層方向)をZ方向とする。また、上方とは、シート収納箱の高さ方向(Z方向)において、シート収納箱を構成する本体の天面の上側を示す。
図1は、シート収納箱を天面側から見た斜視図である。図2は、第1実施形態のシート収納箱を天面側から見た図である。図3は、シート収納箱を一方の短側面側から見た図であり、図4は、シート収納箱を他方の短側面側から見た図であり、図5は、シート収納箱を底面側から見た図である。
図1に示すシート収納箱100は、複数枚のシートSが収容される箱体10と、該シートSが取り出し可能な取出口20と、を有する。
箱体10は、本実施形態のシート収納箱における本体の一例である。箱体10は、図1に示すように、略直方体状に形成され、天面11、底面12、一対の側面13、14、及び一対の妻面15、16を有する。天面11と底面12は、シートSの積層方向(Z方向)に対向する。側面13、14は、シート収納箱100の短手方向(Y方向)に対向する。妻面15、16は、シート収納箱100の長手方向(X方向)に対向する。
天面11は、シートの取出口20が形成され、シート収納箱100の長手方向(X方向)に延びる。底面12は、天面11とシートSの積層方向(Z方向)に対向し、長手方向(X方向)に延びる。一対の側面13、14は、積層方向(Z方向)と直交し且つ長手方向(X方向)と直交する方向(X方向)に対向し、長手方向(X方向)に延びる。一対の妻面15、16は、長手方向(X方向)に対向する。
箱体10は、底面12の端縁に接着剤(図示せず)が設けられた貼代(図示せず)が接続されている。貼代は、側面13の端縁側に接合される。
妻面15、16は、天面フラップ、底面フラップ、側面フラップ、および側面フラップ(いずれも図示せず)で構成されている。具体的には、妻面15、16では、天面11の端縁から天面フラップが延出し、また、底面12の端縁から底面フラップが延出する。さらに、妻面15、16では、側面13、14の端縁から一対の側面フラップが延出する。
なお、天面11の端縁、底面12の端縁、側面13の端縁、及び側面14の端縁には、いずれも折り目(図示せず)が設けられている。各折り目では、天面11に対して側面13、14及び天面フラップが、底面12に対して側面14、貼代、及び底面が、側面13に対して天面11、側面が、側面14に対して天面11、底面12、側面が、それぞれ折り曲げ可能である。
妻面15、16において、天面フラップは、底面フラップ及び側面フラップの外側に配置され、底面フラップは、側面フラップの外側に配置される。
また、妻面15、16では、底面フラップの端縁側の側端側、側面フラップの天面フラップ側、及び底面フラップ側に一対の接着剤(図示せず)がそれぞれ設けられている。底面フラップは、接着剤を介して側面フラップに接合される。この状態で、天面フラップが接着剤を介して底面フラップに接合されると、妻面15、16が形成される。
なお、妻面15、16の天面フラップおよび底面フラップにおいて、接着剤が設けられる位置は、それぞれ側面フラップ上であることが好ましい。また、妻面15、16の側面フラップの天面フラップに接合される部分(接着剤が塗布される部分)は、天面フラップに接合された状態で、天面フラップ側に突出していてもよい。
なお、妻面15、16では、天面フラップの全体が露出し、底面フラップの天面フラップと重なる部分が隠蔽され、底面フラップの天面フラップと重なる部分を除く部分が露出する。さらに、側面フラップは、天面フラップ及び底面フラップの内側に隠蔽される。
また、妻面15、16では、一対の側面フラップが、端縁が短手方向(Y方向)に対向する。
これにより、シート収納箱100では、妻面15、16の厚み方向(X方向)の、天面フラップと底面フラップ及び側面フラップとの間に隙間が形成される。
箱体10の材質は、限定されず、例えば、パルプを主原料とする原紙が用いられる。ここで、原紙は、箱体10を組み立てるための材料となる堅くて厚い紙を示す。原紙のパルプ組成は、特に限定されず、例えば、パルプの配合割合を、50質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%とすることができる。本実施形態では、原紙としてバージンパルプ、古紙パルプなどを原料とするコートボール紙が用いられている。
また、原紙の坪量は、限定されないが、使用に耐え得る十分な強度を確保する観点から、原紙の坪量が200g/m以上500g/m以下であり、好ましくは230g/m2以上450g/m2以下であり、より好ましくは270g/m2以上430g/m2以下である。なお、本明細書において、坪量は、JIS P 8124(2011)の規定に準じて測定される。
原紙の厚みは、特に限定されず、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、原紙がコートボール紙の場合、原紙の紙厚は、0.1mm以上3mm以下にすることができ、好ましくは0.3mm以上2mm以下、より好ましくは0.5mm以上1mm以下である。
箱体10の寸法は、限定されず、収納されるシートSの量や寸法などにより定めることができる。例えば、箱体10の長手方向(X方向)の長さは、100mm以上300mm以下にすることができ、好ましくは150mm以上280mm以下にする。
また、箱体10の短手方向(Y方向)の幅は、100mm以上150mm以下にすることができ、好ましくは100mm以上130mm以下にする。さらに、箱体10の高さ方向(Z方向)の高さは、30mm以上150mm以下にすることができ、好ましくは40mm以上100mm以下にする。
本実施形態では、箱体10に収容される複数枚のシートSは、複数枚のシートSが積層方向(Z方向)に積層されたシート積層体SLで構成されている(図1)。
シートSの材質は、特に限定されず、例えば、紙、不織布または布等のシートを用いることができ、好ましくは紙のシート(以下、紙シートという)である。パルプ組成は、紙シートにおける公知の組成を用いることができる。パルプの配合割合は、例えば、50質量%以上にすることができ、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%である。
また、シートSの坪量は、特に限定されないが、プライ数に応じて、紙の場合は5g/m以上80g/m以下、不織布の場合は20g/m以上100g/m以下のものが望ましい。なお、坪量は、JIS P 8124(2011)の規定に準拠して測定される。
また、シートSの厚みは、特に限定されず、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、シートSを構成する紙シートの紙厚は、1プライ(2プライの場合は2プライあたり)、50μm以上500μm以下にすることができ、好ましくは60μm以上330μm以下である。
シートSの形態は、特に限定されず、例えば、ペーパータオル、ティシューペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ベビー用または介護用の紙おむつ、生理用ナプキン等の物品に適用可能である。なお、ペーパータオル、ティシューペーパー等の衛生薄葉紙には、保湿成分を含んだ衛生薄葉紙(例えば、ローションティシュー等)も含まれる。また、シートSの用途は、産業用、家庭用、携帯用のいずれにも適用できる。
シートSのプライ数は、1プライ以上にすることができ、好ましくは1プライ及び2プライ(2枚重ね)である。また、シートSの形状は、特に限定されず、例えば、1プライまたは2プライのシートが折り畳まれた状態の形状が平面視で長方形であることが好ましい。
シート積層体SLの形態は、特に限定されず、例えば、各シートSが折り込まれた状態で互い違いに積層されたもの(いわゆるポップアップ式のシート積層体SL)、複数枚(または複数組)のシートSが単に積層されたもの、各シートSが折り畳まれた状態で積層されたもの等が挙げられる。なお、シートSを1枚または1組ずつ引き出す観点から、シート積層体SLの形態は、ポップアップ式のシート積層体SLが好ましい。
シート積層体SLの寸法は、例えば、ペーパータオルの場合、長手方向(X方向)の長さが150mm以上250mm以下であり、短手方向(Y方向)の長さが60mm以上130mm以下であり、積層方向(Z方向)の高さ20mm以上110mm以下である。このようなシート積層体は、例えば、ロータリー式又はマルチスタンド式インタフォルダによって製造することができる。
取出口20は、箱体10の天面11に形成され、天面11の一部11Aが切り離されて構成される。取出口20は、本実施形態に係るシート収納箱100を構成するシート取出口の一例である。
取出口20は、箱体10に収容されているシート(ティシューペーパー)Sを天面11側から取り出すことができる形状になっている。取出口20は、天面11の長手方向(X方向)の中央に形成され、天面11の長手方向(X方向)に沿う方向が取出口20の長手方向となる略長方形状または楕円形状の開口を構成する。
なお、取出口20の長手方向(X方向)の長さや短手方向(Y方向)の幅は、シートSの大きさ等に基づいて適宜定めることができる。また、本実施形態では、取出口20は、シート収納箱100の天面11の短手方向(Y方向)の中間に長手方向(X方向)に沿って略楕円形状に形成されているが、これに限定されず、シートSを取り出すことができれば、天面11の他の位置に配置し、他の形状にしてもよい。
また、シート収納箱100は、天面の一部11Aで形成された蓋部22を有する。蓋部22は、箱体10の長手方向(X方向)に延びる所定の長さと、箱体10の短手方向(Y方向)に広がる所定の幅と、を有する。本実施形態では、蓋部22は、取出口20の形状に対応する形状(略楕円形状)を有する。
蓋部22は、シート収納箱100の使用前の段階では、天面11に、開裂用切目線21を介して箱体10と一体に形成されている。使用時には、蓋部22を開裂用切目線21に沿って切り離し、天面11に取出口20形成する。これにより、箱体10の内のシートSは、取出口20から取り出すことができる。
なお、開裂用切目線21は、シート収納箱100の使用時において蓋部22を切り離すミシン目等の切り取り線を示す。開裂用切目線21は、カットとタイ(2つのカット間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイが破断すると両隣のカットが連続したカットになるミシン目である。
開裂用切目線21において、各カットの長さは、0.3mm以上40mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上35mm以下であり、より好ましくは1mm以上30mm以下である。また、各タイの長さは、0.3mm以上2.5mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上1.5mm以下であり、より好ましくは0.8mm以上1.2mm以下である。
開裂用切目線21は、蓋部22の中央部22Aでは、カットC1とタイT1で構成され、蓋部22の端部22B、22Cでは、カットC2とタイT2で構成されている。なお、蓋部22の中央部22Aは、長手方向(X方向)において、蓋部22の全長の3分の1から10分の7程度の長さを有する。
また、中央部22AのカットC1は、端部22B、22CのカットC2よりも長さが短くなっている。さらに、中央部22Aは、カットC1とタイT1が千鳥状に並ぶダブルミシン目になっている。
蓋部22には、長手方向(X方向)の両端部22B、22C寄りにトリガー23、24が設けられている。トリガー23、24は、開裂用切目線(図示せず)で構成されている。トリガー23、24の開裂用切目線は、蓋部22と同様にカットとタイが交互に配置され、タイが破断すると両隣のカットが連続したカットになるミシン目(図示せず)である。
本実施形態では、トリガー23、24の開裂用切目線が開裂すると、開口と一部が蓋部22に接続するフラップが形成される(図6)。そして、該開口に指先を挿入して折り曲げたフラップと蓋部22を引き上げることで、蓋部22が天面11から切り離され、取出口20(開口)が形成される。
なお、蓋部22に接続するフラップ(開裂したトリガー23、24)の一部は、フラップの基端23A、24A(一点破線で示した部分)を構成する。基端23A、24Aは、蓋部22の中央部22Aと両端部22B、22Cの境界22D、22Eに位置する(図6)。
また、天面11の取出口20には、取出口20を天面11の裏面(シート収納箱100の箱体10の内側)から覆うように長手方向(X方向)に延びる取出口スリット25Aを有する樹脂フィルム25が設けられていてもよい。
樹脂フィルム25は、天面11の裏面に、取出口20の周囲に塗布された接着剤などにより固定される。シートSは、樹脂フィルム25の取出口スリット25Aを通して外部に取り出される。なお、この樹脂フィルム25の材質としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いることができるが、これらに限定されない。
シート収納箱100は、箱体10を解体するための開口(図示せず)が箱体10の側面(妻面)15、16に形成されている。ここで、開口は、手指または指先が挿入され、シート収納箱100の使用後に箱体10を解体する際のトリガーを構成する。
妻面15、16に形成される開口は、天面フラップの端縁と底面12の間の天面フラップの端縁寄りかつ一方の側面フラップの端縁と他方の側面フラップの端縁の間の底面フラップに形成される。
シート収納箱100は、開裂すると開口が形成される開裂用切目線(図示せず)が妻面15、16に形成される。開裂用切目線は、カットとタイ(2つのカット間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイが破断すると両隣のカットが連続したカットになる切目線(図示せず)を示す。
本実施形態では、開裂用切目線が、チャンネル部(図示せず)および曲線部(図示せず)で構成され、妻面15の底面フラップに形成されている。開口は、開裂用切目線のチャンネル部と曲線部とで囲まれた部分に対応する。
開口は、開裂用切目線の曲線部が開裂すると、チャンネル部の一部を基端とする断片(図示せず)が形成され、妻面15、16の開口の周縁の一部と天面フラップの端縁の一部とで囲まれた開口となる。
妻面15、16では、指先を開口に挿入すると、開口の周縁(開裂用切目線の曲線部)が開裂して、開口が形成される。そして、開口に挿入した指先を、天面フラップの端縁の一部に引っ掛けて長手方向(X方向)に引きながら高さ方向(Z方向)の上方に引き上げると、天面フラップが底面フラップから引き剥がされると同時に、底面フラップも両側面フラップから引き剥がされる。
なお、妻面15、16では、天面フラップが引き剥がされた底面フラップに、開裂した開裂用切目線のチャンネル部に対応する切り欠き(図示せず)と曲線部に対応する切り欠き(図示せず)が形成される。一方、底面フラップから開裂した天面フラップの端縁側の裏面には、これらの切り欠きに対応する底面フラップの一部が破断片(図示せず)として付着する。
このようにシート収納箱100は、妻面15の開口または妻面16の開口により、使用後の箱体10を解体することができる。なお、このような解体構造は、例えば、特開2022-11180号公報等に開示されている。
蓋部22は、天面の一部11Aが切り離されると切れ端200となる(図6参照)。本実施形態では、蓋部22に対応する切れ端200は、箱体10に着脱可能に取り付けられて、シート収納箱100を吊り下げるためのアタッチメントを構成する。具体的には、蓋部22に対応する切れ端200は、切れ端200の長手方向(X方向)の両端部60、70を箱体10に係止する係止部80を有する(図6)。
なお、切れ端200の両端部60、70は、切れ端200の中央部50の両側に位置する。また、切れ端200の中央部50は、蓋部22の中央部22Aに対応し、切れ端200の両端部60、70は、蓋部22の両端部22B、22Cに対応する。
第1実施形態では、係止部80は、切れ端200の幅方向(Y方向)に対向する一対の切欠きNで構成されている。第1実施形態では、係止部80(切欠きN)は、切れ端200の両端部60、70にそれぞれ2個ずつ(計4個)形成されている(図6)。
なお、切れ端200の係止部80(切欠きN)は、天面11に形成された蓋部22に予め蓋部22の中央部22Aと端部22B、22Cの間に、中央部22AのカットC1及び端部22B、22CのカットC2とは別個に設けられたカットC3によって形成される。
本実施形態では、箱体10の天面11以外の面(例えば、底面12、側面13、14、妻面15、16)に、切れ端200の係止部80が係止される被係止部が形成されている。
被係止部は、例えば、妻面15、16の厚み方向(X方向)において天面フラップと底面フラップ及び側面フラップとの間に形成される上述の隙間で構成することができる。また、妻面15、16に形成された使用後の箱体10を解体するための開口で構成することができる。
また、被係止部は、少なくとも1つのスリットで構成することができる。本実施形態では、妻面15に形成され、箱体10の高さ方向(Z方向)に対向し且つ箱体10の幅方向(Y方向)に延びる一対のスリット30、40で構成されている。一対のスリット30、40の一方のスリット40は、底面12寄りに形成されている。なお、一対のスリットの形成位置は、1つの面に限定されず、2つの面(例えば、妻面16と底面12)にそれぞれスリットを形成してもよい。
被係止部を構成するスリットの長さは、切れ端200の係止部80が係止される長さであれば特に限定されない。第1実施形態では、切れ端200が楕円形状の場合、スリット30、40の長さは、切れ端200の係止部80(切欠きN)が形成された部分(蓋部22の中央部22Aと両端部22B、22Cの境界22D、22E)の幅以上であり、且つ切れ端200の中央部50の幅より小さい。
また、スリット30、40の長さは、切れ端200の両端部60、70の最小幅より大きく、且つ切れ端200の両端部60、70の最大幅より小さい。なお、切れ端200が楕円形状の場合、切れ端200の両端部60、70の最小幅は、切れ端200の両端縁の幅を示し、切れ端200の両端部60、70の最大幅は、両端部60、70の中央部50寄りの端縁を示す。
本実施形態のシート収納箱100は、上述のように、天面11の一部11Aで形成され、所定の長さと所定の幅とを有する蓋部22に対応する切れ端200が、箱体10に着脱可能に取り付けられて、シート収納箱100を吊り下げるためのアタッチメントを構成する。
本実施形態では、例えば、妻面15、16の天面フラップと底面フラップ及び側面フラップとの間に形成される隙間、妻面15、16に形成された箱体10を解体するための開口、および/または妻面15に形成されたスリット30、40に、切れ端200の両端部60、70を挿入して箱体10に取り付けることができる。これにより、切れ端200アタッチメントとして機能し、シート収納箱100を外部設備(例えば、壁に設置されたタオル掛けのバーB)から吊り下げることができる(図9)。
そのため、本実施形態のシート収納箱100は、平置きだけでなく、外部設備から吊り下げた状態でも使用することができるので、シート収納箱100の置き場所の制限を受けにくい。また、外部設備から吊り下げられたシート収納箱100が外部設備から吊り下げられることで、シート収納箱100を衛生的に使用できる。
また、本実施形態では、蓋部22に対応する切れ端200が、シート収納箱100を吊り下げるためのアタッチメントを構成することで、取出口20の形成時に廃棄されていた切れ端200を、有効利用することができる。
本実施形態では、上述のように、蓋部22に対応する切れ端200が、切れ端200の長手方向(X方向)の両端部60、70を箱体10に係止する係止部80を有することで、切れ端200の両端部60、70をシート収納箱100に係止することができる。
具体的には、図7に示すように、シート収納箱の箱体10に対して切れ端200をループ状またはアーチ状に係止することができる(図7、図8)。そのため、切れ端200を、壁に設置されたタオル掛けのバーBに引っ掛けた状態で、シート収納箱に取り付けられるので、洗面所等の水回りでもシート収納箱を衛生的に設置できる(図9)。
本実施形態では、上述のように、係止部80が切れ端200の幅方向(Y方向)に対向する一対の切欠きNで構成されていることで、切れ端200の係止部80が、切欠きNを介してシート収納箱100の箱体10に係止されやすくなる。また、このように切欠きNを介してシート収納箱100に取り付けられた切れ端200は、シート収納箱100から外れにくくなる。そのため、シート収納箱100を吊り下げるためのアタッチメントを構成する切れ端200を、シート収納箱100に対して安定的に取り付けることができる。
また、上述のように、蓋部22の両端部22B、22C寄りにトリガー23、24が形成されているが、トリガー23、24の開裂用切目線が開裂して形成された蓋部22に接続するフラップは、切欠きNとともに係止部80を構成することができる。これにより、本実施形態では、シート収納箱100に取り付けられた切れ端200が、シート収納箱100からさらに外れにくくなる。
さらに、本実施形態では、上述のように、箱体10の天面11以外の面(例えば、妻面15)に、切れ端200の係止部80が係止される被係止部(例えば、スリット30、40)が予め設けられている(図3)。例えば、切れ端200の両端部60、70をスリット30、40に挿入すると、切れ端200の係止部80(切欠きN)がスリット30、40に係止される。そのため、本実施形態では、切れ端200の係止部80が、シート収納箱100に対して、箱体10の被係止部(例えば、スリット30、40)を介して係止されやすくなる(図8、図9)。
図10は、第2実施形態のシート収納箱を天面側から見た図であり、図11は、図10のシート収納箱の天面から切り離された蓋部(切れ端)を示す図である。なお、図10、図11では、トリガー23、24の図示を省略する。また、図10、図11において、図2、図6と共通する部分については、同一のまたは対応する符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のシート収納箱100では、係止部90が狭窄部で構成されている(図10、図11)。狭窄部を構成する係止部90は、蓋部の両端部60、70よりも蓋部22の中央部50の幅が狭くなっている。本実施形態では、係止部90は、蓋部22の中央部22Aと両端部22B、22Cの境界22D、22Eに位置する。
第2実施形態では、このように係止部90が蓋部22の両端部よりも蓋部22の中央部50の幅が狭い狭窄部で構成されていることで、切れ端300の係止部90が、狭窄部を介してシート収納箱100の本体に係止されやすくなる。
また、このように係止部90(狭窄部)を介してシート収納箱100に取り付けられた切れ端300は、シート収納箱100から外れにくくなる。そのため、第2実施形態では、シート収納箱100を吊り下げるためのアタッチメントを構成する切れ端300を、シート収納箱100に対して安定的に取り付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 シート収納箱
S シート(ティシューペーパー)
SL シート積層体
10 箱体
11 天面
11A 一部
12 底面
13 側面
14 側面
15 妻面
16 妻面
20 取出口
21 開裂用切目線(ミシン目)
C1、C2、C3 カット
T1、T2 タイ
22 蓋部
22A 中央部
22B、22C 端部
22D、22E 境界
23、24 トリガー
23A、24A 基端
30、40 スリット
200、300 切れ端(アタッチメント)
50 中央部
60、70 端部
80、90 係止部
B 外部設備(タオル掛けのバー)

Claims (5)

  1. 積層された複数枚のシートを収容する直方体状の本体と、
    前記本体の天面に形成され、前記天面の一部が切り離されて構成されるシート取出口と、
    前記天面の一部で形成され、前記天面の一部が切り離されると切れ端となる蓋部と、を有する、シート収納箱であって、
    前記蓋部は、前記本体の長手方向に延びる所定の長さと、前記本体の短手方向に広がる所定の幅と、を有し、
    前記蓋部に対応する前記切れ端は、前記本体に着脱可能に取り付けられて、前記シート収納箱を吊り下げるためのアタッチメントを構成する、
    シート収納箱。
  2. 前記蓋部に対応する前記切れ端は、前記切れ端の長手方向の両端部を前記本体に係止する係止部を有する、
    請求項1に記載のシート収納箱。
  3. 前記係止部は、前記切れ端の幅方向に対向する一対の切欠きで構成されている、
    請求項2に記載のシート収納箱。
  4. 前記係止部は、前記蓋部の両端部よりも前記蓋部の中央部の幅が狭い狭窄部で構成されている、
    請求項2に記載のシート収納箱。
  5. 前記本体の天面以外の面に、前記切れ端の前記係止部が係止される被係止部が形成されている、
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載のシート収納箱。
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