JP2003135305A - 二回v折りウェブ積層体及びその包装体 - Google Patents

二回v折りウェブ積層体及びその包装体

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JP2003135305A
JP2003135305A JP2001333240A JP2001333240A JP2003135305A JP 2003135305 A JP2003135305 A JP 2003135305A JP 2001333240 A JP2001333240 A JP 2001333240A JP 2001333240 A JP2001333240 A JP 2001333240A JP 2003135305 A JP2003135305 A JP 2003135305A
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Shoji Fukuda
昭治 福田
Masahiro Yuyama
正宏 湯山
Seiki Yamaji
誠記 山路
Naoyuki Oka
直行 岡
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Fukuyoo Kosan Kk
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Fukuyoo Kosan Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェットティッシュのウェブ積層体の幅方向に
部分的な嵩高を生じない平坦な重畳構造を確保しつつ、
ウェブ積層体の折畳幅を小さくする折畳構造とすると共
に、取出されるウェブと次順のウェブとの重合幅も小さ
くでき、両ウェブの間の分離性が良好であり、かつ、包
装体或いは収納容器から取出されるウェブの次順のウェ
ブ臨出部を一定に小さく保つことができる二回V折りウ
ェブ積層体及びその包装体を提供する。 【解決手段】実質的に四角形のウェブの一辺に垂直方向
の第一の折り目で二つに折り畳まれた最初のV字状ウェ
ブが、前記折り目方向に実質的に平行な二回目の折り目
で二つに折り畳まれた二回V折りウェブからなる左側ウ
ェブと右側ウェブとを所定長さずつ重合させ、かつ、相
互に相手側ウェブに折り込んだ状態で前記左右各側ウェ
ブを順次積層させてなる折畳構造でウェブ積層体を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばウェットテ
ッィシュや乾ティッシュのようなウェブを多数枚積層さ
せたウェブ積層体、およびそのウェブ積層体を容器内に
収納した包装体に関し、特に、折り幅を小さくしながら
取り出し性を良くしたウェットティッシュペーパーの折
畳構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェットタイプのティッシュペーパー
(以下、ウェットティッシュ、あるいはウェットティッ
シュペーパーという)は、例えば紙や不織布などの基布
に使用目的に応じた液体(例えば水に、アルコール、除
菌剤、防腐剤、保湿剤、界面活性剤、香料などを混入し
た液体)を含浸したものである。また、このウェットテ
ィッシュは、多数枚(例えば50〜100枚程度)積層
させた状態で気密性のあるフィルム状の封入袋あるいは
プラスチック製容器などの包装容器に収納して製品とさ
れている。
【0003】ウェットティッシュは、手足の汚れ、ある
いは乳幼児の授乳、食事後の口の回り、排便の後始末あ
るいは台所、トイレなどの水回りの除菌などに便利であ
り、一般の家庭で好んで用いられる。また、家庭や病院
での老人や病人の介護などにもよく使用される。ウェッ
トティッシュは身体などについた汚れを簡易かつ迅速に
拭うことができ、確実に汚れを除去できて極めて便利で
ある。このため、家庭、病院などでは据置型で用いら
れ、携帯用としても様々な形態で市販されている。さら
に、洗剤等を含浸して台所、水回りのクリーニングペー
パーとしても使用されている。
【0004】包装されたウェットティッシュの折畳・重
畳構造としては、従来から種々の形状のものが提案され
ている。据置型に用いられる折畳構造としては、いわゆ
るV字状、C字状、Z字状あるいはこれらを変形したも
のが従来から多用されている。特に、ウェットティッシ
ュの各ウェブが重なりを有して折り畳まれている場合に
は、1枚のウェットティッシュを取出口から取り去る
と、次順のウェブの一部が次の取り出しに備えて臨出保
持される、いわゆるポップアップ性を付与することがで
き、片手で広がった状態で取り出せる便利さが好まれて
いる。従来から典型的には図6に示すZ字状の折畳構造
が用いられており、この場合、ウェブ積層体の折畳幅を
折り畳む前のウェブ辺長の1/2より小さくできる利点
があるが、ウェブ積層体1の中央部(重合幅Wcの範
囲)において実質的なウェブ積層枚数がその両側部より
多くなって、図6(B)に示すようにウェブ積層体1が
部分的に嵩高になる(この場合は中央部が嵩高にな
る)。このように、ウェブ積層体1が部分的に嵩高にな
ると、その製造時に姿勢が不安定になると共に、ウェブ
枚数の割にウェブ積層体1の高さが高くなって、製品の
包装体の外観を損ない、容器10内への収容性にも支障
が生じる。なお、取出されるウェブと次順のウェブとの
重合幅Wcが小さいが、ウェブを構成する紙や不織布な
どの基材の種類によっては、両ウェブの間の分離性は必
ずしも良好ではなく、取出しウェブに次葉が同伴して取
り去れられてしまういわゆるズル現象が発生したり、こ
れを避けるために重合幅Wcをさらに小さく設定すると
ドロップバックを生じたりして、次順のウェブ臨出部2
aを一定に小さく保つことは難しい。
【0005】このようなウェブ積層体の幅方向に部分的
な嵩高を生じない平坦な重畳構造としても、従来から種
々の形状のものが提案されている。例えば、特開平7−
213453号公報および特開平8−89439号公報
には変形Z字状の折畳構造の、また、特開2000−5
1118号公報にはVZ字状、特表2000−5128
78、512885にはZ字状及びC字状、特開200
0−70175、166803各号公報にはZ字状、特
開2000−79074、145587各号公報にはC
字状の折畳構造のポップアップ性を有する重畳構造が提
案されている。代表例として図7に示した特開平7−2
13453号公報の変形Z字状の折畳構造においては、
ウェブ積層体1の高さが平坦にできると共に、次順のウ
ェブ臨出部2aが折り畳む前のウェブ辺長の1/4程度
に小さくできる利点があり、好んで使用されている。し
かしながら、これらの折り形状においては、いずれもウ
ェブ積層体の高さは平坦であるが、水平方向の折畳幅は
折り畳む前のウェブ辺長の1/2以下には小さくでき
ず、赤ちゃんのおしりふきや雑貨用の一般サイズである
200mm幅×150mm長程度の大きさのウェットテ
ィッシュの折畳構造としては適するとしても、これより
大きいサイズが必要な老人や病人の介護などに用いられ
る大人用のウェットティッシュの折畳構造としては、包
装容器の大きさが過大になって、製品の生産、流通、使
用の何れの場面でも好ましくない。
【0006】ウェブの平坦な重畳構造を確保しつつ、ウ
ェブ積層体の折畳幅を小さくする折畳構造としてもは、
特開平11−56666号公報の変形W字状の折畳構
造、及び特開2001−149261号公報のW−Z字
状の折畳構造が提案されている。図8は変形W字状の折
畳構造を示し、ウェブ積層体の折畳幅は折り畳む前のウ
ェブ辺長の略2/5に小さくできるが、次順のウェブ臨
出部が重畳片11cとして折り畳む前のウェブ辺長の略
2/5の長さで引き出される。図9はW−Z字状の折畳
構造を示し、ウェブ積層体の折畳幅は折り畳む前のウェ
ブ辺長の略1/3に小さくでき、取出されるウェブと次
順のウェブとの重合幅も略1/6と小さいが、実際のウ
ェブ臨出部の長さは、取出されるウェブがW字状の場合
とZ字状の場合で交互に変化し、取出しウェブがW字状
片であり次順のウェブがZ字状である場合には臨出部の
長さは略1/6となるが、取出しウェブがZ字状片であ
り次順のウェブがW字状である場合略1/6〜1/3の
間で変化して、2枚ずつ連なって取出されるズル現象が
発生しやすい欠点を有している。すなわち、ウェブを構
成する紙や不織布などの基材の種類や表面平滑性、或い
は含浸液の種類・量などによっては、左右両側ウェブの
間の分離性は必ずしも良好ではない。したがって、ウェ
ブ積層体の折畳幅を小さくし、かつ、次順のウェブ臨出
部を一定に小さく保つ折畳構造としては、いずれもなお
満足すべきものとは言い難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、化粧用や雑貨用
などの用途のウェットティッシュについて、インテリア
と調和する外観を重視して容器を小型化・高級化する傾
向があり、上記の一般的なサイズのウェットティッシュ
についても、ウェブ積層体をよりコンパクトにする要望
が高まっている。すなわち、このようなウェットティッ
シュのウェブ積層体の幅方向に部分的な嵩高を生じない
平坦な重畳構造を確保しつつ、ウェブ積層体の折畳幅を
小さくする折畳構造とすると共に、取出されるウェブと
次順のウェブとの重合幅も小さくできるウェブ積層体が
要望されている。さらにウェットティッシュの使用に際
しては、ウェブを構成する紙や不織布などの基材の種類
や表面平滑性、或いは含浸液の種類・量などに依らず、
常に両ウェブの間の分離性が良好であり、かつ、包装体
或いは収納容器から取出されるウェブの次順のウェブ臨
出部を一定に小さく保つことが求められている。また、
大判のウェブを使用する介護用の大人用ウェットティッ
シュ等をより小型の包装容器に収納したり、水解性ウェ
ットティッシュのように引張強度の弱いウェブを包装容
器の取出口から破れることなくスムーズの取出すなどの
点でもウェブの折畳構造に対する多様なニーズがある。
本発明は、これらの要求を満たす二回V折りウェブ積層
体及びその包装体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、実質的に
四角形のウェブの一辺に垂直方向の第一の折り目で二つ
に折り畳まれた最初のV字状ウェブが、前記折り目方向
に実質的に平行な二回目の折り目で二つに折り畳まれた
二回V折りウェブからなる左側ウェブと右側ウェブとを
所定長さずつ重合させ、かつ、相互に相手側ウェブに折
り込んだ状態で前記左右各側ウェブを順次積層させてな
る折畳構造でウェブ積層体を構成することにより前記の
課題が解決することを見出した。
【0009】すなわち、本発明は、左側ウェブと右側ウ
ェブとを所定長さずつ重合させ、かつ、相互に相手側ウ
ェブに折り込んだ状態で前記左右各側ウェブを順次積層
させてなるウェブ積層体であって、(ア)前記各側ウェ
ブは、実質的に四角形のウェブの一辺に垂直方向の第一
の折り目で二つに折り畳まれた最初のV字状ウェブが、
前記折り目方向に実質的に平行な二回目の折り目で二つ
に折り畳まれた二回V折りウェブからなり、(イ)該各
二回V折りウェブの前記二回目の折り目が、前記ウェブ
積層体の左右端面を形成しており、(ウ)該各二回V折
りウェブの自由端部と前記第一の折り目を有する袋状端
部との少なくとも一方の端縁は、前記ウェブ積層体の左
右端面の前記二回目の折り目側と反対側の端面近傍に達
しており、(エ)前記自由端部の各自由折片および前記
袋状端部の各端縁は、前記ウェブ積層体の左右両端面近
傍あるいは中央部付近のいずれかに位置しており、か
つ、(オ)前記左右各側ウェブの前記各二回V折りウェ
ブの前記自由端部および前記袋状端部が、相互に前後に
隣接する相手側ウェブのV字の間に順次交互にジグザグ
状に折り込んで積層された構造である、ことを特徴とす
る二回V折りウェブ積層体を提供するものである。
【0010】また、本発明は、左側ウェブと右側ウェブ
とを所定長さずつ重合させ、かつ、相互に相手側ウェブ
に折り込んだ状態で前記左右各側ウェブを順次積層させ
てなるウェブ積層体を、上面部に取出口を形成した容器
内に収納し、該容器の取出口から最上位のウェブを引き
出すことにより次順に位置するウェブの一部が取出口か
ら臨出するようにしたウェブ積層体の包装体であって、
(ア)前記各側ウェブは、実質的に四角形のウェブの一
辺に垂直方向の第一の折り目で二つに折り畳まれた最初
のV字状ウェブが、前記折り目方向に実質的に平行な二
回目の折り目で二つに折り畳まれた二回V折りウェブか
らなり、(イ)該各二回V折りウェブの前記二回目の折
り目が、前記ウェブ積層体の左右端面を形成しており、
(ウ)該各二回V折りウェブの自由端部と前記第一の折
り目を有する袋状端部との少なくとも一方の端縁は、前
記ウェブ積層体の左右端面の前記二回目の折り目側と反
対側の端面近傍に達しており、(エ)前記自由端部の各
自由折片および前記袋状端部の各端縁は、前記ウェブ積
層体の左右両端面近傍あるいは中央部付近のいずれかに
位置しており、かつ、(オ)前記左右各側ウェブの前記
各二回V折りウェブの前記自由端部および前記袋状端部
が、相互に前後に隣接する相手側ウェブのV字の間に順
次交互にジグザグ状に折り込んで積層された構造であ
る、ことを特徴とする二回V折りウェブ積層体の包装体
を提供するものである。
【0011】本発明の二回V折りウェブ積層体あるいは
二回V折りウェブ積層体の包装体における好ましい実施
態様は以下のとおりである。すなわち、二回目の折り畳
みは、最初のV字状ウェブの二枚重ね部分においてなさ
れるのが、得られるウェブ積層体の折畳幅をできるだけ
小さくする点で好ましい。各左側ウェブと各右側ウェブ
の各二回V折りウェブのV字状の各短片側の長さは、ウ
ェブ積層体の折畳幅の1/2以下であり、相互に重合し
ない状態であることが、臨出部の長さを小さくし、か
つ、ウェブ積層体を平坦な重畳構造とする点で好まし
い。二回V折りウェブのV字状の短片側が袋状端部側で
あり、長片側が自由端部側であることが、臨出部の長さ
を小さく保つ点で好ましい。最初のV字状ウェブの両折
り片の長さは、所望の不同の長さとなるよう両自由端部
の位置をずらせて二つに折り畳むことが、臨出部の長さ
を小さくし、かつ、取出し時に確実に一枚ずつ掴み易く
する点で好ましい。二回V折りウェブの外側に位置する
自由折片の長さが、内側に位置する自由折片の長さより
長いことは、臨出部の長さを小さくし、かつ、ウェブが
確実に広がった状態で取出される点で特に好ましい。そ
の具体的な折畳構造としては、外側に位置する自由折片
の長さ及び内側に位置する自由折片の長さが、それぞれ
折り畳む前のウェブの一辺の長さのほぼ2/5及びほぼ
1/5が挙げられ、ウェブ積層体の折畳幅を折り畳む前
のウェブ辺長のほぼ2/5とすることができる。二回V
折りウェブの外側に位置する自由折片の長さが、内側に
位置する自由折片の長さより短いことは、臨出部の長さ
を小さくし、かつ、取出し時に確実に一枚ずつ掴み易く
する点で好ましい。その具体的な折畳構造としては、外
側に位置する自由折片の長さ及び内側に位置する自由折
片の長さが、それぞれ折り畳む前のウェブの一辺の長さ
のほぼ1/5及びほぼ2/5が挙げられ、ウェブ積層体
の折畳幅を折り畳む前のウェブ辺長のほぼ2/5とする
ことができる。二回V折りウェブの外側に位置する自由
折片の長さと、内側に位置する自由折片の長さがほぼ等
しいことは、ウェブ積層体の折畳幅を小さくする点で好
ましい。その具体的な折畳構造としては、自由折片の長
さが、折り畳む前のウェブの一辺の長さのほぼ1/6、
あるいは1/3とすることにより、ウェブ積層体の折畳
幅を折り畳む前のウェブ辺長のほぼ1/3とすることが
できる。また、自由折片の長さが、折り畳む前のウェブ
の一辺の長さのほぼ1/4とすることにより、ウェブ積
層体の折畳幅を折り畳む前のウェブ辺長のほぼ1/4と
することができる。したがって、本発明のウェブ積層体
の折畳幅は、折り畳む前のウェブ辺長のほぼ1/4以上
1/2未満とすることができる。二回V折りウェブのV
字状の自由端部端縁が、積層体の取出口側の面上に位置
することが、ウェブの一枚ずつ掴み易く、かつ、本発明
のウェブ積層体の利点を確実に機能させる点で好まし
い。二回V折りウェブのV字状の折り目側端縁すなわち
袋状端部端縁が、積層体の取出口側の面上に位置するこ
とが、ウェブを二枚重ねのまま掴み易く、かつ、本発明
のウェブ積層体の介護用ウェットティッシュや水解紙な
ど特定の用途に対する利点を機能させる点で好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明のウェブ積層体は、ウェットティッ
シュ、乾ティッシュの何れにも限定されるものではない
が、平坦な重畳構造のほか、ウェブの分離性(ズル、ド
ロップバック)や臨出部の長さなどの取出性等の点で問
題が生じ易いウェットティッシュにおいて、特に本発明
の効果が発揮されるので、これを中心に説明する。
【0013】本発明のウェブ積層体に使用する基布の素
材や構成については特に制限はなく、レーヨン、パル
プ、合成繊維等の繊維材料やバインダー等を適宜組合わ
せたものが用いられ、単一シートであってもよく、複数
枚のシートを積層して形成されたものであってもよい。
本発明において、基布に含浸してウェットティッシュと
する場合の液体についても特に制限はなく、例えば水
に、アルコール、除菌剤、防腐剤、保湿剤、界面活性
剤、香料などを混入した液体が用いられる。本発明にお
いて、液体を含浸する場合の液体の含浸工程は、基布の
折り畳み積層の前後のいずれであってもよいが、液体の
均一含浸性やウェブの分離性の一層の向上を必要とする
場合は、折り畳み積層の前で含浸することが選択でき
る。本発明によれば、ウェブを構成する紙や不織布など
の基材の種類や表面平滑性、或いは含浸液の種類・量な
どにかかわらず、左右両側ウェブの間の良好な分離性が
得られる。
【0014】本発明において、ウェブ積層体を収納し
て、ウェブ積層体の包装体を得るための容器としては、
上面部あるいは側面部等の適宜の場所に取出口を有する
包装容器であれば素材および構造に特に制限はなく、気
密性のあるフィルム状封入袋、プラスチック製容器、紙
製容器、あるいはこれらの組合わせなど、ウェットティ
ッシュ等の包装容器として一般的に使用されている取出
口を有している容器がそのまま用いられる。
【0015】本発明のウェブ積層体の折り畳みに際して
の、基布の縦横方向に対する折畳方向についても特に制
限はない。本発明のウェブ積層体の製造に供される基布
の供給形態についても特に制限はなく、一般的にロール
状に巻いて納入される基布が使用できる。本発明のウェ
ブ積層体の製造に用いられる基布は、実質的に四角形
(通常は長方形)の所望の大きさに予め切断した後ある
いは切断しながら基布の縦横いずれか所望の方向への折
り畳みに供してもよく、ロール状のままウェブを構成す
る四角形の一辺に相当する幅に予めスリットした後ある
いはスリットしながらロールの幅方向と直角方向(基布
の縦方向)への折り畳みに供してもよい。
【0016】図1は、本発明の二回V折りウェブ積層体
及びその包装体の第1実施例を示す断面説明図である。
図には、折り畳まれて包装容器10に収納されたウェッ
トティッシュのウェブ積層体の左側ウェブ2および右側
ウェブ3の各3枚のみが示されている。左側ウェブ2
は、第一の折り目2bおよび二回目の折り目2cを有
し、二回V折りウェブ2の外側に位置する自由折片(長
さW1)、内側に位置する自由折片(長さW2)および
袋状端部片(長さW3)を有している。二回V折りウェ
ブのV字状の短片側が袋状端部で構成され、その長さW
3はウェブ積層体1の折畳幅Wの1/2よりやや短か
く、外側自由折片の長さW1は折畳幅Wにほぼ等しく、
内側自由片の長さW2は折畳幅Wのほぼ1/2である。
したがって、W1、W2およびW3はそれぞれ折り畳む
前のウェブ辺長のほぼ2/5、1/5および2/5倍に
相当する。この図では、実際の製造時における折り畳み
精度を考慮して、ウェブ積層体の平坦性が確実に得られ
るように折り幅に余裕を持たせて、W1、W3は上記の
値よりやや短め、W2は上記の値よりやや長めに設定す
る例を示しているが、十分な折り畳み精度が得られる場
合は、ウェブ積層体1の折畳幅Wは、折り畳む前のウェ
ブ辺長のほぼ2/5とすることができる。取出されるウ
ェブと次順のウェブとの重合幅は、左側ウェブ2のW3
と次順の右側ウェブ3のW1との重なり部分、あるいは
左側ウェブのW2と右側ウェブ3のW1の重なり部分す
なわちウェブ辺長のほぼ1/5であるが、実際に包装容
器10の取出口11から引き出されるウェブ臨出部2a
の長さは、上記の重合幅とほぼ同等の値が得られ、ウェ
ブは広がった状態で取出される。
【0017】図2は、本発明の二回V折りウェブ積層体
及びその包装体の第2実施例を示す断面説明図である。
図1の場合と比較して、外側自由折片の長さと内側自由
折片の長さが逆になって構成されている。外側自由折片
の長さW1は折畳幅Wのほぼ1/2に等しく、内側自由
片の長さW2は折畳幅Wにほぼ等しい。したがって、W
1、W2およびW3はそれぞれ折り畳む前のウェブの1
辺の長さのほぼ1/5、2/5および2/5倍に相当
し、ウェブ積層体1の折畳幅Wは、折り畳む前のウェブ
辺長のほぼ2/5である。この場合も、実際に包装容器
10の取出口11から引き出されるウェブ臨出部2aの
長さは、図1と同様にウェブ辺長のほぼ1/5とするこ
とができる。取出されるウェブは、ウェブを構成する紙
や不織布などの基材の種類や表面平滑性、或いは含浸液
の種類・量などによっては、袋状端部が重なったまま取
出される場合もあるが、片手で容易に振り広げることが
できる。
【0018】図3は、本発明の二回V折りウェブ積層体
及びその包装体の第3実施例を示す断面説明図である。
図1、2の場合と異なり、二回目のV折りウェブの長片
部が袋状端部片(長さW3)で構成されており、短片部
は外側の自由折片に相当する部分を有せず、内側の自由
折片(長さW2)のみを有している。袋状端部片の長さ
W3はウェブ積層体1の折畳幅Wのよりやや短かく、自
由折片の長さW2は折畳幅Wのほぼ1/2である。した
がって、W2およびW3はそれぞれ折り畳む前のウェブ
辺長のほぼ1/5および2/5倍に相当し、ウェブ積層
体1の折畳幅Wは、折り畳む前のウェブ辺長のほぼ2/
5である。取出されるウェブと次順のウェブとの重合幅
は、袋状端部の上面とW2との重なり部分(ほぼ1/5
倍)、あるいはこれとこれに続く袋状端部の下面とW2
との重なり部分(ほぼ1/5倍)との重なり部分、すな
わちウェブ辺長のほぼ1/5ないし2/5と考えられる
が、実際に包装容器10の取出口11から引き出される
ウェブ臨出部2aの長さも、概ねこの間の値となる。
【0019】図4は、本発明の二回V折りウェブ積層体
及びその包装体の第4実施例を示す断面説明図である。
図1〜3の場合と異なり、二回V折りウェブの外側に位
置する自由折片の長さと、内側に位置する自由折片の長
さがほぼ等しい。二回目のV折りウェブの長片部が袋状
端部片(長さW3)で構成されており、短片部は外側の
自由折片(長さW1)および内側の自由折片(長さW
2)を有している。袋状端部片の長さW3はウェブ積層
体1の折畳幅Wのよりやや短かく、自由折片の長さW
1、W2は折畳幅Wのほぼ1/2である。したがって、
W1、W2およびW3はそれぞれ折り畳む前のウェブ辺
長のほぼ1/6、1/6および1/3倍に相当し、ウェ
ブ積層体1の折畳幅Wは、折り畳む前のウェブ辺長のほ
ぼ1/3である。取出されるウェブと次順のウェブとの
重合幅は、内側の自由折り片W1と袋状端部の下面の半
分との重なり部分(ほぼ1/6倍)であり、実際に包装
容器10の取出口11から引き出されるウェブ臨出部2
aの長さも、これと同等の値となる。なお、ウェブ臨出
部はウェブが二重になっているため、折り畳む前のウェ
ブ辺長を基準にするとほぼ1/3となるが、実際の辺長
はほぼ1/6であるので、包装容器の取出口の蓋部の空
間部に容易に収納することができる。このような折畳構
造は、折り畳む前の辺長の長い大判のウェブを使用する
介護用の大人用ウェットティッシュに用いた場合に、比
較的小型の包装容器に収納することができ、さらにウェ
ットティッシュの使用に際してタオルのような圧手感を
出すために二つ折りにする手間が省ける利点がある。ま
た、このような折畳構造は、水解性ウェットティッシュ
のように引張強度の弱いウェブを包装容器の取出口から
取出す場合に、一重では端切れが起こって取出し難い場
合にも、破れることなくスムーズの取出せる利点も有し
ている。
【0020】図5は、本発明の二回V折りウェブ積層体
及びその包装体の第5実施例を示す断面説明図である。
図4の場合と同様に二回V折りウェブの外側に位置する
自由折片の長さと、内側に位置する自由折片の長さがほ
ぼ等しいが、二回目のV折りウェブの袋状端部片(長さ
W3)と内外側の自由折片(長さW1、W2はW3にほ
ぼ等しい)を有している。W1〜3の各長さはウェブ積
層体1の折畳幅Wのよりやや短かく、折り畳む前のウェ
ブ辺長のほぼ1/4に相当し、ウェブ積層体1の折畳幅
Wは、折り畳む前のウェブ辺長のほぼ1/4である。取
出されるウェブと次順のウェブとの重合幅は、内側の自
由折り片W1と袋状端部の下面の半分との重なり部分
(ほぼ1/4倍)であり、実際に包装容器10の取出口
11から引き出されるウェブ臨出部2aの長さは、図4
の例より大きくなるが、図4の項で述べたように、大判
のウェブを使用する介護用の大人用ウェットティッシュ
等をより小型の包装容器に収納することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の二回V折りウェブ積層体及びそ
の包装体は、ウェットティッシュのウェブ積層体の幅方
向に部分的な嵩高を生じない平坦な重畳構造を確保しつ
つ、ウェブ積層体の折畳幅を小さくする折畳構造とする
と共に、取出されるウェブと次順のウェブとの重合幅も
小さくでき、両ウェブの間の分離性が良好であり、か
つ、包装体或いは収納容器から取出されるウェブの次順
のウェブ臨出部を一定に小さく保つことができる。ま
た、大判のウェブを使用する介護用の大人用ウェットテ
ィッシュ等をより小型の包装容器に収納したり、水解性
ウェットティッシュのように引張強度の弱いウェブを包
装容器の取出口から破れることなくスムーズの取出すの
にも適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二回V折りウェブ積層体及びその包装
体の第1実施例を示す断面説明図である。
【図2】本発明の二回V折りウェブ積層体及びその包装
体の第2実施例を示す断面説明図である。
【図3】本発明の二回V折りウェブ積層体及びその包装
体の第3実施例を示す断面説明図である。
【図4】本発明の二回V折りウェブ積層体及びその包装
体の第4実施例を示す断面説明図である。
【図5】本発明の二回V折りウェブ積層体及びその包装
体の第5実施例を示す断面説明図である。
【図6】従来の折畳構造の一例を示す断面説明図であ
る。
【図7】従来の折畳構造の他の一例を示す断面説明図で
ある。
【図8】従来の折畳構造のさらに他の一例を示す断面説
明図である。
【図9】従来の折畳構造のさらに別の一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ウェブ積層体 2 左側ウェブ 2a ウェブ臨出部 2b 第一の折り目 2c 二回目の折り目 3 右側ウェブ 10 容器 11 取出口 W ウェブ積層体の折畳幅 W1 外側の自由折片の幅 W2 内側の自由折片の幅 W3 袋状端部片の幅
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月1日(2001.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明の構成要件について、以下に詳細に
説明する。本発明は、左側ウェブと右側ウェブとを所定
長さずつ重合させ、かつ、相互に相手側ウェブに折り込
んだ状態で前記左右各側ウェブを順次積層させてなるウ
ェットティッシュのウェブ積層体の新規な折畳構造を提
供するものである。この折畳構造は、(ア)〜(オ)の
5つの構成要件からなる。すなわち、第1に、前記各側
ウェブは、実質的に正方形又は長方形のウェブの一辺に
垂直方向の第一の折り目で二つに折り畳まれた最初のV
字状ウェブが、前記折り目方向に実質的に平行な二回目
の折り目で二つに折り畳まれた二回V折りウェブからな
り(ア)、これにより、ウェブ積層体の折畳幅を小さく
設定することを可能にする。第2に、該各二回V折りウ
ェブの前記二回目の折り目が、前記ウェブ積層体の左右
端面を形成しており(イ)、実質的の直方体のウェブ積
層体の形成を可能にする。第3に、該各二回V折りウェ
ブの自由端部と前記第一の折り目を有する袋状端部との
少なくとも一方の端縁は、前記ウェブ積層体の左右端面
の前記二回目の折り目側と反対側の端面近傍に達してお
り(ウ)、ウェブ積層体を平坦に保ち、かつ、ポップア
ップのための相手方ウェブへの折り込みを可能にする。
第4に、前記自由端部の各自由折片および前記袋状端部
の各端縁は、前記ウェブ積層体の左右両端面近傍あるい
は中央部付近のいずれかに位置しており(エ)、ウェブ
積層体を平坦に保つことを可能にする。そして最後に、
前記左右各側ウェブの前記各二回V折りウェブの前記自
由端部および前記袋状端部が、相互に前後に隣接する相
手側ウェブのV字の間に順次交互にジグザグ状に折り込
んで積層された構造である(オ)ことにより、ポップア
ップ性が達成される。また、本発明の二回V折りウェブ
積層体あるいは二回V折りウェブ積層体の包装体におけ
る好ましい実施態様は以下のとおりである。すなわち、
二回目の折り畳みは、最初のV字状ウェブの二枚重ね部
分においてなされるのが、得られるウェブ積層体の折畳
幅をできるだけ小さくする点で好ましい。各左側ウェブ
と各右側ウェブの各二回V折りウェブのV字状の各短片
側の長さは、ウェブ積層体の折畳幅の1/2以下であ
り、相互に重合しない状態であることが、臨出部の長さ
を小さくし、かつ、ウェブ積層体を平坦な重畳構造とす
る点で好ましい。二回V折りウェブのV字状の短片側が
袋状端部側であり、長片側が自由端部側であることが、
臨出部の長さを小さく保つ点で好ましい。最初のV字状
ウェブの両折り片の長さは、所望の不同の長さとなるよ
う両自由端部の位置をずらせて二つに折り畳むことが、
臨出部の長さを小さくし、かつ、取出し時に確実に一枚
ずつ掴み易くする点で好ましい。二回V折りウェブの外
側に位置する自由折片の長さが、内側に位置する自由折
片の長さより長いことは、臨出部の長さを小さくし、か
つ、ウェブが確実に広がった状態で取出される点で特に
好ましい。その具体的な折畳構造としては、外側に位置
する自由折片の長さ及び内側に位置する自由折片の長さ
が、それぞれ折り畳む前のウェブの一辺の長さのほぼ2
/5及びほぼ1/5が挙げられ、ウェブ積層体の折畳幅
を折り畳む前のウェブ辺長のほぼ2/5とすることがで
きる。二回V折りウェブの外側に位置する自由折片の長
さが、内側に位置する自由折片の長さより短いことは、
臨出部の長さを小さくし、かつ、取出し時に確実に一枚
ずつ掴み易くする点で好ましい。その具体的な折畳構造
としては、外側に位置する自由折片の長さ及び内側に位
置する自由折片の長さが、それぞれ折り畳む前のウェブ
の一辺の長さのほぼ1/5及びほぼ2/5が挙げられ、
ウェブ積層体の折畳幅を折り畳む前のウェブ辺長のほぼ
2/5とすることができる。二回V折りウェブの外側に
位置する自由折片の長さと、内側に位置する自由折片の
長さがほぼ等しいことは、ウェブ積層体の折畳幅を小さ
くする点で好ましい。その具体的な折畳構造としては、
自由折片の長さが、折り畳む前のウェブの一辺の長さの
ほぼ1/6、あるいは1/3とすることにより、ウェブ
積層体の折畳幅を折り畳む前のウェブ辺長のほぼ1/3
とすることができる。また、自由折片の長さが、折り畳
む前のウェブの一辺の長さのほぼ1/4とすることによ
り、ウェブ積層体の折畳幅を折り畳む前のウェブ辺長の
ほぼ1/4とすることができる。したがって、本発明の
ウェブ積層体の折畳幅は、折り畳む前のウェブ辺長のほ
ぼ1/4以上1/2未満とすることができる。二回V折
りウェブのV字状の自由端部端縁が、積層体の取出口側
の面上に位置することが、ウェブの一枚ずつ掴み易く、
かつ、本発明のウェブ積層体の利点を確実に機能させる
点で好ましい。二回V折りウェブのV字状の折り目側端
縁すなわち袋状端部端縁が、積層体の取出口側の面上に
位置することが、ウェブを二枚重ねのまま掴み易く、か
つ、本発明のウェブ積層体の介護用ウェットティッシュ
や水解紙など特定の用途に対する利点を機能させる点で
好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図1は、本発明の二回V折りウェブ積層体
及びその包装体の第1実施例を示す断面説明図である。
図には、折り畳まれて包装容器10に収納されたウェッ
トティッシュのウェブ積層体の左側ウェブ2および右側
ウェブ3の各3枚のみが示されている。左側ウェブ2
は、第一の折り目2bおよび二回目の折り目2cを有
し、二回V折りウェブ2の外側に位置する自由折片(長
さW1)、内側に位置する自由折片(長さW2)および
袋状端部片(長さW3)を有している。二回V折りウェ
ブのV字状の短片側が袋状端部で構成され、その長さW
3はウェブ積層体1の折畳幅Wの1/2よりやや短か
く、外側自由折片の長さW1は折畳幅Wにほぼ等しく、
内側自由片の長さW2は折畳幅Wのほぼ1/2である。
したがって、W1、W2およびW3はそれぞれ折り畳む
前のウェブ辺長のほぼ2/5、1/5および1/5倍に
相当する。この図では、実際の製造時における折り畳み
精度を考慮して、ウェブ積層体の平坦性が確実に得られ
るように折り幅に余裕を持たせて、W1、W3は上記の
値よりやや短め、W2は上記の値よりやや長めに設定す
る例を示しているが、十分な折り畳み精度が得られる場
合は、ウェブ積層体1の折畳幅Wは、折り畳む前のウェ
ブ辺長のほぼ2/5とすることができる。取出されるウ
ェブと次順のウェブとの重合幅は、左側ウェブ2のW3
と次順の右側ウェブ3のW1との重なり部分、あるいは
左側ウェブのW2と右側ウェブ3のW1の重なり部分す
なわちウェブ辺長のほぼ1/5であるが、実際に包装容
器10の取出口11から引き出されるウェブ臨出部2a
の長さは、上記の重合幅とほぼ同等の値が得られ、ウェ
ブは広がった状態で取出される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図2は、本発明の二回V折りウェブ積層体
及びその包装体の第2実施例を示す断面説明図である。
図1の場合と比較して、外側自由折片の長さと内側自由
折片の長さが逆になって構成されている。外側自由折片
の長さW1は折畳幅Wのほぼ1/2に等しく、内側自由
片の長さW2は折畳幅Wにほぼ等しい。したがって、W
1、W2およびW3はそれぞれ折り畳む前のウェブの1
辺の長さのほぼ1/5、2/5および1/5倍に相当
し、ウェブ積層体1の折畳幅Wは、折り畳む前のウェブ
辺長のほぼ2/5である。この場合も、実際に包装容器
10の取出口11から引き出されるウェブ臨出部2aの
長さは、図1と同様にウェブ辺長のほぼ1/5とするこ
とができる。取出されるウェブは、ウェブを構成する紙
や不織布などの基材の種類や表面平滑性、或いは含浸液
の種類・量などによっては、袋状端部が重なったまま取
出される場合もあるが、片手で容易に振り広げることが
できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 直行 愛媛県新居浜市黒島262番地の2 Fターム(参考) 3E014 LA09 3F108 AA01 AB01 AC10 BA03 BA07 BB02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左側ウェブと右側ウェブとを所定長さず
    つ重合させ、かつ、相互に相手側ウェブに折り込んだ状
    態で前記左右各側ウェブを順次積層させてなるウェブ積
    層体であって、(ア)前記各側ウェブは、実質的に四角
    形のウェブの一辺に垂直方向の第一の折り目で二つに折
    り畳まれた最初のV字状ウェブが、前記折り目方向に実
    質的に平行な二回目の折り目で二つに折り畳まれた二回
    V折りウェブからなり、(イ)該各二回V折りウェブの
    前記二回目の折り目が、前記ウェブ積層体の左右端面を
    形成しており、(ウ)該各二回V折りウェブの自由端部
    と前記第一の折り目を有する袋状端部との少なくとも一
    方の端縁は、前記ウェブ積層体の左右端面の前記二回目
    の折り目側と反対側の端面近傍に達しており、(エ)前
    記自由端部の各自由折片および前記袋状端部の各端縁
    は、前記ウェブ積層体の左右両端面近傍あるいは中央部
    付近のいずれかに位置しており、かつ、(オ)前記左右
    各側ウェブの前記各二回V折りウェブの前記自由端部お
    よび前記袋状端部が、相互に前後に隣接する相手側ウェ
    ブのV字の間に順次交互にジグザグ状に折り込んで積層
    された構造である、ことを特徴とする二回V折りウェブ
    積層体。
  2. 【請求項2】 二回目の折り畳みが、最初のV字状ウェ
    ブの二枚重ね部分においてなされることを特徴とする請
    求項1に記載の二回V折りウェブ積層体。
  3. 【請求項3】 各左側ウェブと各右側ウェブの各二回V
    折りウェブのV字状の各短片側の長さが、ウェブ積層体
    の幅の1/2以下であり、相互に重合し得ない状態であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の二回V折
    りウェブ積層体。
  4. 【請求項4】 二回V折りウェブのV字状の短片側が袋
    状端部側であり、長片側が自由端部側であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の二回V折り
    ウェブ積層体。
  5. 【請求項5】 最初のV字状ウェブの両折片の長さが、
    所望の不同の長さとなるよう両自由端部の位置をずらせ
    て二つに折り畳むことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の二回V折りウェブ積層体。
  6. 【請求項6】 二回V折りウェブの外側に位置する自由
    折片の長さが、内側に位置する自由折片の長さより長い
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    二回V折りウェブ積層体。
  7. 【請求項7】 外側に位置する自由折片の長さ及び内側
    に位置する自由折片の長さが、それぞれ折り畳む前のウ
    ェブの一辺の長さのほぼ2/5及びほぼ1/5であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の二回V折りウェブ積層
    体。
  8. 【請求項8】 二回V折りウェブの外側に位置する自由
    折片の長さが、内側に位置する自由折片の長さより短い
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    二回V折りウェブ積層体。
  9. 【請求項9】 外側に位置する自由折片の長さ及び内側
    に位置する自由折片の長さが、それぞれ折り畳む前のウ
    ェブの一辺の長さのほぼ1/5及びほぼ2/5であるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の二回V折りウェブ積層
    体。
  10. 【請求項10】 二回V折りウェブの外側に位置する自
    由折片の長さと、内側に位置する自由折片の長さがほぼ
    等しいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の二回V折りウェブ積層体。
  11. 【請求項11】 自由折片の長さが、折り畳む前のウェ
    ブの一辺の長さのほぼ1/6あるいはほぼ1/3である
    ことを特徴とする請求項10に記載の二回V折りウェブ
    積層体。
  12. 【請求項12】 自由折片の長さが、折り畳む前のウェ
    ブの一辺の長さのほぼ1/4であることを特徴とする請
    求項10に記載の二回V折りウェブ積層体。
  13. 【請求項13】 ウェブ積層体の折畳幅が、折り畳む前
    のウェブの一辺の長さの1/4以上1/2未満であるこ
    とを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の
    二回V折りウェブ積層体。
  14. 【請求項14】 左側ウェブと右側ウェブとを所定長さ
    ずつ重合させ、かつ、相互に相手側ウェブに折り込んだ
    状態で前記左右各側ウェブを順次積層させてなるウェブ
    積層体を、取出口を有する包装容器内に収納し、該容器
    の取出口から最上位のウェブを引き出すことにより次順
    に位置するウェブの一部が取出口から臨出するようにし
    たウェブ積層体の包装体であって、(ア)前記各側ウェ
    ブは、実質的に四角形のウェブの一辺に垂直方向の第一
    の折り目で二つに折り畳まれた最初のV字状ウェブが、
    前記折り目方向に実質的に平行な二回目の折り目で二つ
    に折り畳まれた二回V折りウェブからなり、(イ)該各
    二回V折りウェブの前記二回目の折り目が、前記ウェブ
    積層体の左右端面を形成しており、(ウ)該各二回V折
    りウェブの自由端部と前記第一の折り目を有する袋状端
    部との少なくとも一方の端縁は、前記ウェブ積層体の左
    右端面の前記二回目の折り目側と反対側の端面近傍に達
    しており、(エ)前記自由端部の各自由折片および前記
    袋状端部の各端縁は、前記ウェブ積層体の左右両端面近
    傍あるいは中央部付近のいずれかに位置しており、か
    つ、(オ)前記左右各側ウェブの前記各二回V折りウェ
    ブの前記自由端部および前記袋状端部が、相互に前後に
    隣接する相手側ウェブのV字の間に順次交互にジグザグ
    状に折り込んで積層された構造である、ことを特徴とす
    る二回V折りウェブ積層体の包装体。
  15. 【請求項15】 二回目の折り畳みが、最初のV字状ウ
    ェブの二枚重ね部分においてなされることを特徴とする
    請求項14に記載の二回V折りウェブ積層体の包装体。
  16. 【請求項16】 二回V折りウェブのV字状の自由端部
    端縁が、積層体の取出口側に位置することを特徴とする
    請求項14または15に記載の二回V折りウェブ積層体
    の包装体。
  17. 【請求項17】 二回V折りウェブのV字状の折り目側
    端縁が、積層体の取出口側に位置することを特徴とする
    請求項14または15に記載の二回V折りウェブ積層体
    の包装体。
  18. 【請求項18】 ウェブ積層体の折畳幅が、折り畳む前
    のウェブの1辺の長さの1/4以上1/2未満であるこ
    とを特徴とする請求項14〜17のいずれか1項に記載
    の二回V折りウェブ積層体の包装体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007105184A2 (en) * 2006-03-16 2007-09-20 The Procter & Gamble Company Sheets having inverting dispensing pattern, dispenser therefor and method of dispensing
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TWI409210B (ja) * 2011-05-26 2013-09-21
KR20150084032A (ko) * 2012-11-09 2015-07-21 유니 참 코포레이션 웨트 와이프, 및 웨트 와이프의 포장체

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