JP2022183457A - シート収納箱 - Google Patents

シート収納箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2022183457A
JP2022183457A JP2021090790A JP2021090790A JP2022183457A JP 2022183457 A JP2022183457 A JP 2022183457A JP 2021090790 A JP2021090790 A JP 2021090790A JP 2021090790 A JP2021090790 A JP 2021090790A JP 2022183457 A JP2022183457 A JP 2022183457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notch
storage box
sheet storage
edge
flap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021090790A
Other languages
English (en)
Inventor
絢子 夘野
Ayako Uno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2021090790A priority Critical patent/JP2022183457A/ja
Publication of JP2022183457A publication Critical patent/JP2022183457A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】置き場所が制限されにくいシート収納箱を提供すること。【解決手段】積層された複数枚のシートを収容する直方体状のシート収納箱であって、シート取出口が形成され、前記シート収納箱の長手方向に延びる天面と、前記天面と前記シートの積層方向に対向し、前記長手方向に延びる底面と、前記積層方向と直交し且つ前記長手方向と直交する短手方向に対向し、前記長手方向に延びる一対の長側面と、前記長手方向に対向する一対の短側面と、を有し、前記底面に形成され、前記長手方向に延びる線状の第1切欠と、前記第1切欠と連続して前記一対の短側面に形成され、前記第1切欠に対して屈曲する方向に延びる一対の第2切欠と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート収納箱に関する。
近年、感染症予防対策として衛生意識が高まり、複数人で使用される手拭き用の布タオルの代わりに、使い捨てができるペーパータオルやティシューペーパーの使用が増加している。ペーパータオルなどのシートは、厚紙等で作られた箱(カートンともいう)に収納され、該箱の天面に開口する取出口から引き出されるシート収納箱の形態で使用される(例えば、特許文献1参照)。
特許第4142238号公報
しかしながら、従来のシート収納箱は、シートがカートンに収納されているため、洗面所まわり等の狭い場所では、置き場所が限定される。
本発明の課題は、置き場所が制限されにくいシート収納箱を提供することである。
本発明に係る第1の態様は、積層された複数枚のシートを収容する直方体状のシート収納箱であって、シート取出口が形成され、前記シート収納箱の長手方向に延びる天面と、前記天面と前記シートの積層方向に対向し、前記長手方向に延びる底面と、前記積層方向と直交し且つ前記長手方向と直交する短手方向に対向し、前記長手方向に延びる一対の長側面と、前記長手方向に対向する一対の短側面と、を有し、前記底面に形成され、前記長手方向に延びる線状の第1切欠と、前記第1切欠と連続して前記一対の短側面に形成され、前記第1切欠に対して屈曲する方向に延びる一対の第2切欠と、を有する、シート収納箱である。
本明細書において、長手方向に延びる線状の第1切欠は、シート取出口が形成される天面とシートの積層方向に対向する底面において、一方の短側面側の端縁から他方の短側面側の端縁に延びる切欠を示す。また、第1切欠に対して屈曲する方向とは、底面に対して一対の短側面を同一平面上に展開した場合に、第1切欠が延びる方向に対して平面視で第2切欠が折れ曲がる方向を示す。
第1の態様では、底面の長手方向に延びる線状の第1切欠を有することで、タオル掛けのバーを、底面に形成された第1切欠からシート収納箱の内側に挿入することができる。さらに、第1切欠に対して屈曲する方向に第1切欠と連続して延びる一対の第2切欠を有することで、底面から挿入したタオル掛けのバーを、一対の短側面に形成された一対の第2切欠に係止することができる。
これにより、第1の態様では、シート収納箱の長手方向がタオル掛けのバーが延びる方向と平行になるように、シート収納箱をタオル掛けに吊り下げることができる。そのため、洗面所まわり等の狭い場所でも、タオル掛け等の設備(以下、タオル掛け等という)を利用してシート収納箱を設置することができる。
また、シート収納箱の置き場所が確保できる場合は、取出口が形成される天面を上方に向けてシート収納箱を設置することができる。従って、第1の態様によれば、置き場所が制限されにくい(置き場所の選択の自由度がより高まる)シート収納箱を提供することができる。
さらに、第1の態様では、タオル掛け等に設置されたシート収納箱の取出口からはシートを水平ないし下方に引き出すことができるので、取出口から水滴や埃が入りにくくなる。そのため、第1の態様によれば、シート収納箱を衛生的に使用することができる。
本発明に係る第2の態様は、前記第2切欠は、L字状である、シート収納箱である。
第2の態様では、第2切欠の形状をL字状にすることで、タオル掛けのバーが第2切欠に係止しやすくなる。そのため、第2の態様によれば、タオル掛け等に設置されたシート収納箱が外れにくくなる。
また、第2の態様では、第2切欠の形状をL字状にすることで、第2切欠を底面寄りに形成することができる。そのため、シート収納箱をタオル掛け等に吊り下げた場合でも、タオル掛けのバーがシート収納箱の内側で邪魔になりにくい。
本発明に係る第3の態様は、前記第2切欠の先端が、前記底面の一方の前記長側面側に形成される、シート収納箱である。本明細書において、第2切欠の先端は、前記第2切欠の一方の長側面側の端縁を示す。
第3の態様では、第2切欠の先端が、一方の長側面側に形成されることで、タオル掛け等に吊り下げられたシート収納箱が、タオル掛け等が取り付けられた壁等に対して大きく傾くのを防ぐことができる。これにより、第3の態様では、タオル掛け等に設置されたシート収納箱が外れにくくなる。
本発明に係る第4の態様は、前記底面及び前記短側面に連続する開裂用切目線が形成され、前記第1切欠及び前記第2切欠は、前記開裂用切目線で囲まれた領域に形成される、シート収納箱である。
本明細書において、開裂用切目線は、カットとタイ(2つのカット間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイが破断すると両隣のカットが連続したカットになる切目線を示す。
第4の態様では、底面及び一対の短側面に設けられた開裂用切目線が開裂すると底面及び一対の短側面に切欠が形成されることで、シート収納箱をタオル掛け等に設置する場合(置き場所が確保できない場合)だけ、開裂用切目線を開裂させることで、底面及び一対の短側面に切欠を形成することができる。
また、置き場所が十分に確保できる場合は、開裂用切目線が開裂しない限り切欠は形成されない。そのため、第4の態様では、シート収納箱の使用前にシート収納箱内に埃等の異物が入ることを防ぐことができる。
本発明に係る第5の態様は、前記開裂用切目線で囲まれた領域内に前記領域の一部を開口するフラップが形成される、シート収納箱である。
第5の態様では、開裂用切目線で囲まれた領域内に該領域の一部を開口するフラップを設けることで、該開口に挿入した指をフラップに引っかけて上方に引くと少ない力で開裂用切目線を開裂することができる。また、フラップをシート収納箱の内側に押し込むことで、開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
本発明に係る第6の態様は、前記フラップが、前記底面のいずれか一方の前記短側面寄りに形成される、シート収納箱である。
第6の態様では、フラップがいずれか一方の前記短側面寄りに形成されることで、開裂用切目線で囲まれた領域に開裂用の指かけ孔(トリガー)を形成する際に、底面が撓みにくくなる。そのため、第6の態様では、開裂用切目線で囲まれた領域に開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
本発明に係る第7の態様は、前記フラップが、前記第1切欠の中央領域に対応する前記底面の第1部分に形成される、シート収納箱である。
本明細書において、第1切欠の中央領域は、第1切欠の重心を含む第1切欠全体の20%から50%の広さの領域を示す。
第7の態様では、フラップを第1切欠の中央領域に対応する底面の第1部分に形成することで、開裂用切目線で囲まれた領域に形成される開裂用の指かけ孔(トリガー)を、底面の見やすい位置に形成することができる。これにより、第7の態様では、開裂用切目線で囲まれた領域に開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
本発明に係る第8の態様は、前記第1切欠の中央領域の一方の端部に対応する前記底面の第2部分に、前記第1切欠が延びる方向と直交する方向に延びる罫線が形成されている、シート収納箱である。本明細書において、罫線は、折り曲げ可能な折り目(または折り筋)を示す。また、罫線は、折り目の代わりに、または折り目とともに断続的な切目(ミシン目)で構成してもよい。
第8の態様では、第1切欠の中央領域の一方の端部に対応する底面の第2部分に、第1切欠が延びる方向と直交する方向に延びる罫線が形成されていることで、第1切欠の中央領域に対応する底面の第1部分が開裂した後に、底面の第2部分の第1部分側の端縁が持ち手として開裂用切目線を開裂し易くなる。これにより、開裂用切目線で囲まれた領域に開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
本発明に係る第9の態様は、前記短側面の前記短手方向の幅に対して、前記短側面の前記長側面側の端縁と前記第2切欠の先端との間隔の割合が、13%以上50%以下である、シート収納箱である。
本明細書において、短側面の短手方向の幅は、短側面の一方の長側面側の端縁から他方の長側面側の端縁までの最短の距離に対応する。第2切欠の先端との間に間隔を有する短側面の長側面側の端縁は、一対の長側面に対して形成される短側面の両端縁のうち、第2切欠の先端との距離がより短い方の短側面の端縁を示す。
第9の態様では、短側面の短手方向の幅に対する、短側面の長側面側の端縁と第2切欠の先端との間隔の割合を、13%以上50%以下にすることで、第2切欠の先端を一方の長側面側に形成することができる。これにより、第9の態様では、タオル掛け等に吊り下げられたシート収納箱が、タオル掛け等が取り付けられた壁等に対して大きく傾くのを防ぐことができ、タオル掛け等に設置されたシート収納箱が外れにくくなる。
本発明に係る第10の態様は、前記短側面の前記短手方向の幅に対して、前記第2切欠の前記短手方向の長さの割合が、25%以上35%以下である、シート収納箱である。
本明細書において、第2切欠の短手方向の長さは、第2切欠の一方の長側面側の端縁から他方の長側面側の端縁までの最短の距離を示す。
第10の態様では、短側面の短手方向の幅に対する、第2切欠の短手方向の長さの割合を、25%以上35%以下にすることで、タオル掛けのバーが係止される第2切欠の周辺における底面及び短側面の強度の低下を防ぐことができる。そのため、第10の態様によれば、タオル掛け等に設置されたシート収納箱が外れにくくなる。
本発明に係る第11の態様は、前記短側面の前記短手方向の幅に対して、前記第2切欠の前記底面側の端縁と前記天面側の端縁との間隔の割合が、25%以下である、シート収納箱である。
本明細書において、第2切欠の底面側の端縁と天面側の端縁との間隔は、シートの積層方向における第2切欠の範囲が最大となる間隔を示す。
第11の態様では、短側面の短手方向の幅に対する、第2切欠の底面側の端縁と天面側の端縁との間隔の割合を、25%以下にすることで、タオル掛けのバーが係止される第2切欠を底面寄りに形成することができる。そのため、第11の態様では、シート収納箱をタオル掛け等に吊り下げた場合でも、タオル掛けのバーがシート収納箱の内側で邪魔になりにくい。
本発明の一態様によれば、置き場所が制限されにくいシート収納箱を提供することができる。
シート収納箱を天面側から見た斜視図である。 シート収納箱の箱体に収容されるシートを示す図である。 シート収納箱を底面側から見た斜視図である。 シート収納箱の展開図である。 底面における第1切欠の一例を示す図である。 一方の短側面における第2切欠の一例を示す図である。 他方の短側面における第2切欠の一例を示す図である。 図6において第2切欠の各部の寸法を示す図である。 シート収納箱をタオル掛けに吊り下げた状態を示す図である。 底面における第1切欠の変形例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、各図において、各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。
本明細書では、3軸方向(X方向、Y方向、Z方向)の3次元直交座標系を用い、シート収納箱の短手方向をX方向、シートが積層される方向(積層方向)をY方向、長手方向をZ方向とする。
また、本明細書において、直交、水平、平行などの方向には、実施形態の作用、効果を損なわない程度のずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。直交、水平、平行には、略直交、略水平、略平行が含まれてもよい。
図1は、本実施形態のシート収納箱を天面側から見た斜視図である。図2は、シート収納箱の箱体に収容されるシートを示す図である。図3は、本実施形態のシート収納箱を底面側から見た斜視図である。図4は、本実施形態のシート収納箱の展開図である。
本実施形態に係るシート収納箱100は、複数枚のシートSが収容される箱体10と、該シートSが取り出し可能な取出口20と、を有する。箱体10は、シートSの取出口20が設けられた天面11、底面12、一対の側面13、14、及び一対の妻面15、16を有する。
箱体10は、シートSが収容される容器である。本実施形態では、図1に示すように、箱体10が略直方体状に形成されている。箱体10において、天面11と底面12は、シートSの積層方向(Y方向)に対向し、側面13、14は、シート収納箱100の短手方向(X方向)に対向し、妻面15、16は、シート収納箱100の長手方向(Z方向)に対向する。
なお、本実施形態のシート収納箱100において、天面11は、シートの取出口(シート取出口)20が形成され、シート収納箱100の長手方向(Z方向)に延びる。天面11は、本実施形態のシート収納箱における天面の一例である。底面12は、天面11とシートSの積層方向(Y方向)に対向し、長手方向(Z方向)に延びる。底面12は、本実施形態のシート収納箱における底面の一例である。
側面13、14は、積層方向(Y方向)と直交し且つ長手方向(Z方向)と直交する方向(X方向)に対向し、長手方向(Z方向)に延びる。側面13、14は、本実施形態のシート収納箱における一対の長側面の一例である。妻面15、16は、長手方向(Z方向)に対向する。妻面15、16は、本実施形態のシート収納箱における一対の短側面の一例である。
箱体10は、図4に示すように、底面12の端縁12Cに接着剤(図示せず)が設けられた貼代17が接続されている。貼代17は、側面13の端縁13D側に接合される。
妻面15は、天面フラップ151、底面フラップ152、側面フラップ153、側面フラップ154とで構成されている。妻面16は、天面フラップ161、底面フラップ162、側面フラップ163、側面フラップ164とで構成されている。
具体的には、図4に示すように、天面11の端縁11Aから天面フラップ151が延出し、天面11の端縁11Bから天面フラップ161が延出する。また、底面12の端縁12Aから底面フラップ152が延出し、底面12の端縁12Bから底面フラップ162が延出する。
さらに、側面13の端縁13Aから側面フラップ153が延出し、側面13の端縁13Bから側面フラップ163が延出する。また、側面14の端縁14Aから側面フラップ154延出し、側面14の端縁14Bから側面フラップ164が延出する。
なお、天面11の端縁11A、11B、11C、11D、底面12の端縁12A、12B、12C、12D、側面13の端縁13A、13B、13C、13D、及び側面14の端縁14A、14B、14C、14Dには、いずれも折り目(一点破線で示した部分)が設けられている。
各折り目では、天面11に対して側面13、14及び天面フラップ151、161が、底面12に対して側面14、底面フラップ152、162、及び貼代17が、側面13に対して天面11、側面フラップ153、163が、側面14に対して天面11、底面12、側面フラップ154、164が、それぞれ折り曲げ可能である。
妻面15において、天面フラップ151は、底面フラップ152及び側面フラップ153、154の外側に配置され、底面フラップ152は、側面フラップ153、154の外側に配置される。また、妻面16において、天面フラップ161は、底面フラップ162及び側面フラップ163、164の外側に配置され、底面フラップ162は、側面フラップ163、164の外側に配置される。
なお、妻面15において、天面フラップ151、底面フラップ152及び側面フラップ153、154を接合する態様は、特に限定されない。また、妻面16において、天面フラップ161、底面フラップ162及び側面フラップ163、164を接合する態様は、特に限定されない。
例えば、天面フラップ151は、底面フラップ152と側面フラップ153、154に接合され、天面フラップ161は、底面フラップ162と側面フラップ163、164に接合される。また、底面フラップ152は、側面フラップ153、154とは接合され、底面フラップ162は、側面フラップ163、164とは接合される。
具体的には、接着剤(図示せず)を介して、天面フラップ151と底面フラップ152とが接合され、天面フラップ161と底面フラップ162とが接合される。また、接着剤(図示せず)を介して、天面フラップ151と側面フラップ153、154とが接合され、天面フラップ161と側面フラップ163、164とが接合される。
さらに、接着剤(図示せず)を介して、底面フラップ152と側面フラップ153、154とが接合され、底面フラップ162と側面フラップ163、164とが接合される。この状態で、妻面15、16が形成される(図4)。
なお、妻面15の天面フラップ151及び底面フラップ152において、接着剤(図示せず)が設けられる位置は任意である。また、妻面16の天面フラップ161及び底面フラップ162において、接着剤(図示せず)が設けられる位置は任意である。
また、側面フラップ153、154の天面フラップ151に接合される部分(接着剤が塗布される部分)は、天面フラップ151に接合された状態で、天面フラップ151側に突出していてもよい。また、側面フラップ163、164の天面フラップ161に接合される部分(接着剤が塗布される部分)は、天面フラップ161に接合された状態で、天面フラップ161側に突出していてもよい。
なお、妻面15では、天面フラップ151の全体が露出し、底面フラップ152の天面フラップ151と重なる部分が隠蔽され、底面フラップ152の天面フラップ151と重なる部分を除く部分が露出する。さらに、側面フラップ153、154は、天面フラップ151及び底面フラップ152の内側に隠蔽される(図4)。
また、妻面16では、天面フラップ161の全体が露出し、底面フラップ162の天面フラップ161と重なる部分が隠蔽され、底面フラップ162の天面フラップ161と重なる部分を除く部分が露出する。さらに、側面フラップ163、164は、天面フラップ161及び底面フラップ162の内側に隠蔽される(図4)。
なお、妻面15、16は、シート収納箱100を使用後に解体するための解体構造(図示せず)にしてもよい。このような解体構造は、例えば、特開2020-19490号公報に開示されている。
箱体10の材質は、限定されず、例えば、パルプを主原料とする原紙が用いられる。ここで、原紙は、箱体10を組み立てるための材料となる堅くて厚い紙を示す。原紙のパルプ組成は、箱体における公知の組成を用いることができる。例えば、パルプの配合割合を、50質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%とすることができる。本実施形態では、原紙としてバージンパルプ、古紙パルプなどを原料とするコートボール紙が用いられている。
箱体10の寸法は、限定されず、収納されるシートSの量や寸法などにより定めることができる。例えば、箱体10の長手方向(Z方向)の長さは、100mm以上300mm以下にすることができ、好ましくは150mm以上280mm以下にする。
また、箱体10の短手方向(X方向)の幅は、100mm以上150mm以下にすることができ、好ましくは100mm以上130mm以下にする。さらに、箱体10の高さ方向(Z方向)の高さは、30mm以上150mm以下にすることができ、好ましくは40mm以上100mm以下にする。
箱体10の坪量は、限定されないが、使用に耐え得る十分な強度を確保する観点から、原紙の坪量が200g/m以上500g/m以下であり、好ましくは230g/m以上450g/m以下であり、より好ましくは270g/m以上430g/m以下である。なお、本明細書において、坪量は、JIS P 8124(2011)の規定に準じて測定される。
箱体10の厚みは、特に限定されず、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、箱体10がコートボール紙の場合、箱体10の紙厚は、0.1mm以上3mm以下にすることができ、好ましくは0.3mm以上2mm以下、より好ましくは0.5mm以上1mm以下である。
本実施形態では、箱体10に収容される複数枚のシートSは、複数枚のシートSが積層方向(Y方向)に積層されたシート積層体SLで構成されている(図2)。
シートSの材質は、特に限定されず、例えば、紙、不織布または布等のシートを用いることができ、好ましくは紙のシート(以下、紙シートという)である。パルプ組成は、紙シートにおける公知の組成を用いることができる。パルプの配合割合は、例えば、50質量%以上にすることができ、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%である。
また、シートSの坪量は、特に限定されないが、プライ数に応じて、紙の場合は5g/m以上80g/m以下、不織布の場合は20g/m以上100g/m以下のものが望ましい。なお、坪量は、JIS P 8124(2011)の規定に準拠して測定される。
また、シートSの厚みは、特に限定されず、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、シートSを構成する紙シートの紙厚は、1プライあたり(2プライの場合は2プライあたり)、50μm以上500μm以下にすることができ、好ましくは60μm以上330μm以下である。
シートSの形態は、特に限定されず、例えば、ペーパータオル、ティシューペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ベビー用または介護用の紙おむつ、生理用ナプキン等の物品に適用可能である。なお、ペーパータオル、ティシューペーパー等の衛生薄葉紙には、保湿成分を含んだ衛生薄葉紙(例えば、ローションティシュー等)も含まれる。また、シートSの用途は、産業用、家庭用、携帯用のいずれにも適用できる。
シートSのプライ数は、1プライ以上にすることができ、好ましくは1プライ及び2プライ(2枚重ね)である。また、シートSの形状は、特に限定されず、例えば、1プライまたは2プライのシートが折り畳まれた状態の形状が平面視で長方形であることが好ましい。
シート積層体SLの形態は、特に限定されず、例えば、各シートSが折り込まれた状態で互い違いに積層されたもの(いわゆるポップアップ式のシート積層体SL)、複数枚(または複数組)のシートSが単に積層されたもの、各シートSが折り畳まれた状態で積層されたもの等が挙げられる。なお、シートSを1枚または1組ずつ引き出す観点から、シート積層体SLの形態は、ポップアップ式のシート積層体SLが好ましい。
シート積層体SLの寸法は、例えば、ペーパータオルの場合、長手方向(Z方向)の長さが150mm以上250mm以下であり、短手方向(X方向)の長さが60mm以上130mm以下であり、積層方向(Y方向)の高さ20mm以上110mm以下である。このようなシート積層体は、例えば、ロータリー式又はマルチスタンド式インタフォルダによって製造することができる。
取出口20は、箱体10の天面11に形成され、箱体10に収容されているシート(ティシューペーパー)Sを天面11側から取り出すことができる形状になっている。取出口20は、天面11の長手方向(Z方向)の中央に形成され、天面11の長手方向(Z方向)に沿う方向が取出口20の長手方向となる略長方形状または楕円形状の開口OP1を構成する(図1、図4、図9)。
なお、取出口20の長手方向(Z方向)の長さや短手方向(X方向)の幅は、シートSの大きさ等に基づいて適宜定めることができる。また、本実施形態では、取出口20は、シート収納箱100の天面11の短手方向(X方向)の中間に長手方向(Z方向)に沿って略楕円形状に形成されているが、これに限定されず、シートSを取り出すことができれば、天面11の他の位置に配置し、他の形状を採用してもよい。
シート収納箱100は、使用前の段階では、天面11に、開裂用切目線21を介してシート収納箱100と一体に形成された蓋22を有する。使用時には、蓋22を開裂用切目線21に沿って切り離し、天面11に取出口20(開口OP1)を形成する。これにより、箱体10内のシートSは、取出口20から取り出すことができる(図9参照)。
なお、本実施形態において、開裂用切目線21は、シート収納箱100の使用時において蓋22を切り離すミシン目等の切り取り線を示す(図1、図4)。開裂用切目線21は、カットC1とタイT1(2つのカットC1、C1間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイT1が破断すると両隣のカットC1が連続したカットになるミシン目である。
開裂用切目線21において、各カットC1の長さは、0.3mm以上40mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上35mm以下であり、より好ましくは1mm以上30mm以下である。また、各タイT1の長さは、0.3mm以上2.5mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上1.5mm以下であり、より好ましくは0.8mm以上1.2mm以下である。
取出口20の蓋22には、長手方向(Z方向)の両端部にトリガー22A、22Bが設けられている。トリガー22A、22Bは、開裂用切目線23で構成されている。開裂用切目線23は、カットC2とタイT2(2つのカットC2、C2間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイT2が破断すると両隣のカットC2が連続したカットになるミシン目である。
なお、開裂用切目線23において、各カットC2の長さは、0.3mm以上40mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上35mm以下であり、より好ましくは1mm以上30mm以下である。また、各タイT2の長さは、0.3mm以上2.5mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上1.5mm以下であり、より好ましくは0.8mm以上1.2mm以下である。
本実施形態では、開裂用切目線23が開裂すると、開口(図示せず)と一部が蓋22(一点破線で示した部分)に接続するフラップ(図示せず)が形成され、該開口に指先を挿入して折り曲げたフラップと蓋22を引き上げることで、蓋22が天面11から切り離され、取出口20(開口OP1)が形成される(図1、図9)。
また、天面11の取出口20には、取出口20を天面11の裏面(シート収納箱100の箱体10の内側)から覆うように長手方向(Z方向)にスリットを有する樹脂フィルム(図示せず)を設けてもよい。
樹脂フィルムは、天面11の裏面に、取出口20の周囲に塗布された接着剤などにより固定される。シートSは、樹脂フィルムのスリットを通して外部に取り出される。なお、この樹脂フィルムの材質としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いることができるが、これらに限定されない。
本実施形態では、底面12、及び妻面15、16に亘って連続する切欠30が形成される。具体的には、切欠30は、底面12に形成される線状の第1切欠31と、妻面15に形成されて第1切欠31に対して屈曲する第2切欠32と、妻面16に形成されて第1切欠31に対して屈曲する第2切欠33とで構成されている(図1、図3~図7)。
なお、第1切欠31は、本実施形態のシート収納箱における一対の第1切欠の一例である。また、第2切欠32及び第2切欠33は、本実施形態のシート収納箱における一対の第2切欠の一例である。
本実施形態のシート収納箱100において、第1切欠31は、底面12の妻面15側の第1端縁31Aから妻面16側の第2端縁31Bに延びる。具体的には、第1切欠31は、所定の幅W1で底面12の短手方向(X方向)に延びるように構成される(図4、図5)。所定の幅W1は、通常のタオル掛けFのバーBの断面の最大幅より大きい寸法であり、例えば、5mm以上30mm以下であることが好ましい(図9参照)。
一方の第2切欠32は、第1切欠31の第1端縁31Aに連続して形成され、妻面15の底面12側の端縁32Aから側面13側の端縁32Bまで延びる。第2切欠32は、所定の幅W1で積層方向(Y方向)から長手方向(Z方向)に向かって曲がるL字状に構成される。所定の幅W1は、第1切欠31と同様に、通常のタオル掛けFのバーBの断面の最大幅より大きい寸法であり、好ましくは5mm以上30mm以下である(図9参照)。
他方の第2切欠33は、第1切欠31の第2端縁31Bに連続して形成され、妻面16の底面12側の端縁33Aから側面13側の端縁33Bまで延びる。第2切欠33は、所定の幅W1で積層方向(Y方向)から長手方向(Z方向)に向かって曲がるL字状に構成される。所定の幅W1は、第1切欠31と同様に、通常のタオル掛けFのバーBの断面の最大幅より大きい寸法であり、好ましくは5mm以上30mm以下である(図9参照)。
本実施形態では、切欠30が、底面12の長手方向(Z方向)の上方側に設けられている。具体的には、第1切欠31が、底面12の妻面15側に形成されている。この構成により、第2切欠32の先端(側面13側の端縁32B)及び第2切欠33の先端(側面13側の端縁33B)が、底面12の側面13側に形成される。
本実施形態のシート収納箱100には、底面12、妻面15、16に連続する開裂用切目線M1が形成されている。切欠30(第1切欠31、第2切欠32、33)は、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1に形成される。なお、開裂用切目線M1は、本実施形態に係るシート収納箱における開裂用切目線の一例を示す。
開裂用切目線M1は、カットC3とタイT3(2つのカットC3、C3間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイT3が破断すると両隣のカットC3が連続したカットになるミシン目である(図1、図3~図5)。
なお、開裂用切目線M1において、各カットC3の長さは、0.3mm以上40mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上35mm以下であり、より好ましくは1mm以上30mm以下である。また、各タイT3の長さは、0.3mm以上2.5mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上1.5mm以下であり、より好ましくは0.8mm以上1.2mm以下である。
なお、第2切欠32に対応して、妻面15の底面フラップ152には開裂用切目線M1の一部が形成され、側面フラップ154の底面フラップ152側には切欠34が形成されている。また、第2切欠33に対応して、妻面16の底面フラップ162には開裂用切目線M1の他の一部が形成され、側面フラップ164の底面フラップ162側には切欠35が形成されている(図4)。
本実施形態では、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1内に領域R1の一部を開口するフラップ40が形成される。フラップ40は、開裂用切目線41で構成されている。開裂用切目線41は、カットC4とタイT4(2つのカットC4、C4間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイT4が破断すると両隣のカットC4が連続したカットになるミシン目である(図4、図5)。
なお、開裂用切目線41において、各カットC4の長さは、0.3mm以上40mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上35mm以下であり、より好ましくは1mm以上30mm以下である。また、各タイT4の長さは、0.3mm以上2.5mm以下とすることができ、好ましくは0.5mm以上1.5mm以下であり、より好ましくは0.8mm以上1.2mm以下である。
なお、フラップ40は、底面のいずれか一方の短側面(底面12の妻面15または妻面16)寄りに形成することが好ましい。本実施形態では、フラップ40が底面12の妻面15寄りに設けられている(図5)。
フラップ40の自由端40Aは、第1切欠31の両端縁31A、31Bのいずれか一方側に向かって凸状に形成されている。本実施形態では、フラップ40が底面12の妻面15寄りに設けられており、開裂用切目線41は妻面16側に向かって凸状に形成されている(図5)。なお、フラップ40を底面12の妻面16寄りに設ける場合は、開裂用切目線41を妻面15側に向かって凸状に形成すればよい。
本実施形態のシート収納箱100では、妻面15の短手方向(X方向)の幅D3に対して、妻面15の側面13側の端縁15Aと第2切欠32の先端(側面13側の端縁32B)との間隔D1の割合が、13%以上50%以下であり、好ましくは15%以上48%以下であり、より好ましくは18%以上45%以下である(図6、図8)。
なお、妻面15の短手方向(X方向)の幅D3は、妻面15の側面13側の端縁15Aから側面14側の端縁15Bまでの最短の距離を示す(図6、図8)。ここで、妻面15の側面13側の端縁15Aは、側面13の端縁13Aに対応し、妻面15の側面14側の端縁15Bは、側面14の端縁14Aに対応する(図4、図6、図8)。
第2切欠32の先端(端縁32B)との間に間隔D1を有する妻面15の側面13側の端縁15Aは、一対の側面13、14に対応して形成される妻面15の両端縁15A、15Bのうち、第2切欠32の先端(端縁32B)との距離がより短い方の側面13側の妻面15の端縁15Aを示す(図6、図8)。
また、妻面16の短手方向(X方向)の幅(図8の幅D3に対応)に対して、妻面16の側面13側の端縁16Aと第2切欠33の先端(側面13側の端縁33B)との間隔(図8の間隔D1に対応)の割合は、13%以上50%以下であり、好ましくは15%以上48%以下であり、より好ましくは18%以上45%以下である(図7、図8参照)。
なお、妻面16の短手方向(X方向)の幅(図8の幅D3に対応)は、妻面16の側面13側の端縁16Aから側面14側の端縁16Bまでの最短の距離を示す(図7、図8参照)。ここで、妻面16の側面13側の端縁16Aは、側面13の端縁13Bに対応し、妻面16の側面14側の端縁16Bは、側面14の端縁14Bに対応する(図4、図7)。
第2切欠33の先端(端縁33B)との間に間隔(図8の間隔D1に対応)を有する妻面16の側面13側の端縁16Aは、一対の側面13、14に対応して形成される妻面16の両端縁16A、16Bのうち、第2切欠33の先端(端縁33B)との距離がより短い方の側面13側の妻面16の端縁16Aを示す(図7、図8参照)。
本実施形態のシート収納箱100では、妻面15の短手方向(X方向)の幅D3に対して、第2切欠32の短手方向(X方向)の長さD4の割合が、25%以上35%以下であり、好ましくは26%以上34%以下であり、より好ましくは27%以上33%以下である(図6~図8)。
ここで、第2切欠32の短手方向(X方向)の長さD4は、第2切欠32の側面13側の端縁32Bから側面14側の端縁32Cまでの最短の距離を示す(図6、図8)。
また、妻面16の短手方向(X方向)の幅(図8の幅D3に対応)に対して、第2切欠33の短手方向(X方向)の長さ(図8の長さD4に対応)の割合が、25%以上35%以下であり、好ましくは26%以上34%以下であり、より好ましくは27%以上33%以下である(図7、図8参照)。
ここで、第2切欠33の短手方向(X方向)の長さ(図8の長さD4に対応)は、第2切欠33の側面13側の端縁33Bから側面14側の端縁33Cまでの最短の距離を示す(図7、図8参照)。
なお、妻面15の底面12側の端縁15Cと、第2切欠32の第1切欠31と連続しない底面12側の端縁32Dとの間には、妻面15の底面12側から天面11側に延びる延出部15Dが形成される。延出部15Dの短手方向(X方向)の長さD2は、第2切欠32の短手方向(X方向)の長さD4から第2切欠32の端縁32Aの幅W1を差し引いた長さに対応する(図6、図8)。
また、妻面16の底面12側の端縁16Cと、第2切欠33の第1切欠31と連続しない底面12側の端縁33Dとの間には、妻面16の底面12側から天面11側に延びる延出部16Dが形成される。延出部16Dの短手方向(X方向)の長さ(図8の長さD2に対応)は、第2切欠33の短手方向(X方向)の長さ(図8の長さD4に対応)から第2切欠33の端縁32Aの幅W1を差し引いた長さに対応する(図7、図8参照)。
本実施形態のシート収納箱100では、妻面15の短手方向(X方向)の幅D3に対して、第2切欠32の底面12側の端縁32Aと天面11側の端縁32Eとの間隔D5の割合が、25%以下であることが好ましく、より好ましくは24%以下、さらに好ましくは23%以下である(図6、図8)。
ここで、第2切欠32の底面12側の端縁32Aと天面11側の端縁32Eとの間隔D5は、シートSの積層方向(Y方向)における第2切欠32の範囲が最大となる間隔を示す(図6、図8)。
また、妻面16の短手方向(X方向)の幅(図8の幅D3に対応)に対して、第2切欠33の底面12側の端縁33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔(図8の間隔D5に対応)の割合が、25%以下であることが好ましく、より好ましくは24%以下、さらに好ましくは23%以下である(図7、図8参照)。
ここで、第2切欠33の底面12側の端縁33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔(図8の間隔D5に対応)は、シートSの積層方向(Y方向)における第2切欠33の間隔が最大となる間隔を示す(図7、図8)。
本実施形態のシート収納箱100では、上述のように、底面12の妻面15側の端縁31Aから底面12の妻面16側の端縁31Bに延びる線状の切欠31を有することで、シート取出口20が形成される天面11とシートSの積層方向(Y方向)に対向する底面12に、長手方向(Z方向)に延びる切欠31(開口OP2)が構成される(図9)。これにより、例えば、洗面所の壁Wに固定されたタオル掛けFのバーBを底面12の第1切欠31からシート収納箱100の内側に挿入することができる。
また、妻面15の底面12側の端縁32Aおよび妻面16の底面12側の端縁33Aからそれぞれ延びて側面13側に屈曲する切欠32、33を有することで、妻面15、16に、底面12の切欠31と連続して側面13側に屈曲する切欠32、33(開口OP2)が構成される(図9)。これにより、底面12から挿入したタオル掛けFのバーBを妻面15、16の第2切欠32、33に係止することができる。
このような構成により、本実施形態のシート収納箱100は、シート収納箱100の長手方向(Z方向)がタオル掛けFのバーBが延びる方向(X方向)と平行になるように、シート収納箱100をタオル掛けFに吊り下げることができる(図9)。
そのため、本実施形態では、洗面所まわり等の狭い場所でも、タオル掛けF等の設備(以下、タオル掛けF等という)を利用してシート収納箱100を設置することができる。また、シート収納箱100の置き場所が確保できる場合は、取出口20が形成される天面11を天面にしてシート収納箱100を設置することができる。従って、本実施形態によれば、置き場所が制限されにくい(置き場所の選択の自由度がより高まる)シート収納箱100を提供することができる。
また、本実施形態では、タオル掛けF等に設置されたシート収納箱100の取出口20からはシートSを水平ないし下方に引き出すことができるので、取出口20から水滴や埃が入りにくくなる。そのため、本実施形態によれば、シート収納箱100を衛生的に使用することができる(図9)。
本実施形態では、上述のように、妻面15、16の第2切欠32、33の形状をL字状にすることで、タオル掛けFのバーBが第2切欠32、33に係止しやすくなる。そのため、本実施形態によれば、シート収納箱100の長手方向(Z方向)がタオル掛けFのバーBが延びる方向(X方向)と平行になるように、タオル掛けF等に設置されたシート収納箱100が外れにくくなる(図9)。
また、本実施形態では、妻面15、16の第2切欠32、33の形状をL字状にすることで、第2切欠32、33を底面12寄りに形成することができる。そのため、シート収納箱100の長手方向(Z方向)がタオル掛けFのバーBが延びる方向(X方向)と平行になるように、シート収納箱100をタオル掛けF等に吊り下げた場合でも、タオル掛けFのバーBがシート収納箱100の内側で邪魔になりにくい(図9)。
本実施形態では、上述のように、第2切欠32、33の先端(側面13側の端縁32B、33B)が、一方の側面13側に形成されることで、タオル掛けF等に吊り下げられたシート収納箱100がタオル掛けF等が取り付けられた壁W等に対して大きく傾くのを防ぐことができる。これにより、長手方向(Z方向)がタオル掛けFのバーBが延びる方向(X方向)と平行になるようにタオル掛けF等に設置されたシート収納箱100が外れにくくなる(図9)。
本実施形態では、上述のように、底面12、妻面15、16に設けられた開裂用切目線M1が開裂すると底面12、妻面15、16に切欠30(第1切欠31、第2切欠32、33)を形成することができる。そのため、シート収納箱100をタオル掛けF等に設置する場合(置き場所が確保できない場合)だけ、開裂用切目線M1を開裂させることで、底面12、妻面15、16に切欠30を形成することができる。
また、本実施形態では、シート収納箱100の使用前または置き場所が十分に確保できる場合は、開裂用切目線M1が開裂しない限り切欠30は形成されない。そのため、本実施形態では、シート収納箱100の使用前にシート収納箱100内に埃等の異物が入ることを防ぐことができる。
本実施形態では、上述のように、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1内に領域R1の一部を開口するフラップ40を設けることで、該開口に挿入した指をフラップ40に引っかけて上方に引くと少ない力で開裂用切目線M1を開裂することができる。また、フラップ40をシート収納箱100の内側に押し込むことで、開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
本実施形態では、上述のように、フラップ40が、底面12の妻面15寄りまたは妻面16寄りに形成されることで、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1に開裂用の指かけ孔(トリガー)を形成する際に、底面12が撓みにくくなる。そのため、本実施形態では、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1に開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
なお、本実施形態では、上述のように、フラップ40の自由端40Aが、第1切欠31の両端縁31A、31Bのいずれか一方側に向かって凸状に形成されていることで、フラップ40に指先が掛けやすくなる。これにより、本実施形態では、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1に開裂用の指かけ孔(トリガー)をさらに容易に形成することができる。
本実施形態では、上述のように、妻面15、16の短手方向(X方向)の幅D3に対する、妻面15、16の側面13側の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端(側面13側の端縁32B、33B)との間隔D1の割合を、13%以上50%以下にすることで、第2切欠32、33の先端(端縁32B、33B)を一方の側面13側に形成することができる(図6~図8)。
これにより、本実施形態では、タオル掛けF等に吊り下げられたシート収納箱100が、タオル掛けF等が取り付けられた壁W等に対して大きく傾くのを防ぐことができ、タオル掛けF等に設置されたシート収納箱100が外れにくくなる(図9)。
本実施形態では、上述のように、妻面15、16の短手方向(X方向)の幅D3に対する、第2切欠32、33の短手方向(X方向)の長さD4の割合を、25%以上35%以下にすることで、タオル掛けFのバーBが係止される第2切欠32、33の周辺における底面12及び妻面15、16の強度の低下を防ぐことができる(図6~図8)。そのため、本実施形態では、タオル掛けF等に設置されたシート収納箱100が外れにくくなる(図9)。
本実施形態では、妻面15、16の短手方向(X方向)の幅D3に対する、第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁32E、33Eとの間隔D5の割合を、25%以下にすることで、タオル掛けFのバーBが係止される第2切欠32、33を底面12寄りに形成することができる(図6~図8)。そのため、本実施形態では、シート収納箱100をタオル掛けF等に吊り下げた場合でも、タオル掛けFのバーBがシート収納箱100の内側で邪魔になりにくい(図9)。
図10は、本実施形態に係るシート収納箱の底面における第1切欠の変形例を示す図である。なお、図10において、図5と共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示す第1切欠の変形例では、フラップ40が、第1切欠31の中央領域31Cに対応する底面12の第1部分12Eに形成される。この場合、第1切欠31の中央領域31Cは、第1切欠31の重心Gを含む第1切欠31全体の20%から50%の広さの領域を示す。
なお、フラップ40の固定端には、罫線が設けられていることが好ましい。本実施形態では、このような罫線として折り目F1が設けられている(図10)。フラップ40の固定端にこのような罫線(折り目F1)が設けられていることで、底面12の第1部分12Eの端縁が持ち手として開裂用切目線を開裂し易くなる。
また、図10に示す本実施形態の変形例では、第1切欠31の中央領域31Cの一方の端部に対応する底面12の第2部分12Fに、第1切欠31が延びる方向(Z方向)と直交する方向(X方向)に延びる折り目F2が形成されている。なお、折り目F2は、本実施形態に係るシート収納箱における罫線の一例である。
また、本実施形態の変形例では、上述のように、フラップ40を第1切欠31の中央領域31Cに対応する底面12の第1部分12Eに形成することで、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1に形成される開裂用の指かけ孔(トリガー)を、底面12の見やすい位置に形成することができる。これにより、本実施形態では、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1に開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
また、本実施形態の変形例では、上述のように、底面12の第2部分12Fに折り目F2が形成されていることで、第1切欠31の中央領域31Cに対応する底面12の第1部分12Eが開裂した後に、底面12の第2部分12Fの第1部分12E側の端縁が持ち手として開裂用切目線M1を開裂し易くなる。これにより、本実施形態では、開裂用切目線M1で囲まれた領域R1に開裂用の指かけ孔(トリガー)を容易に形成することができる。
以下、本実施形態について、さらに実施例を用いて具体的に説明する。実施例、比較例、実験例の評価は、以下の試験により行った。
<シート収納箱(試験体)>
坪量310g/mの原紙(裏ネズコートボール紙)を用いて、寸法が高さ約80mm、幅約243mm、奥行き約110mmのカートン(箱体10)を作成し、箱体10内に箱体10の高さ方向(Y方向)が積層方向となるように複数枚のシートS(シート積層体SL)を収容した試験体(シート収納箱100)を用意した。箱体10は、天面11に取出口20を形成し、底面12に線状の第1切欠31を形成し、妻面15に第1切欠31に対して屈曲する第2切欠32を形成し、妻面16に第1切欠31に対して屈曲する第2切欠33を形成した。第1切欠31及び第2切欠32は、各幅W1を10mmとした。シート積層体SLは、シートSが折りたたまれた状態で積層されたペーパータオルとして、ダブル(2プライ)のペーパータオル(商品名「エリエールPlusキレイペーパーハンドタオルボックス」、大王製紙株式会社製、200組、高さH1:72mm、長さL1:220mm、幅(奥行)W1:100mm、1プライあたりの坪量16g/m)を用いた(図1~図4)。用意したシート収納箱100を、壁Wに固定されたタオル掛けFのバーBを箱体10の底面12の第1切欠31からシート収納箱100の内側に挿入し、底面12から挿入したタオル掛けFのバーBを妻面15、16の第2切欠32、33に係止した(図9)。タオル掛けFは、壁WからバーBまでの距離が50mm、バーBの断面寸法が約10mmのものを用いた。
<カートンの浮き>
シートSを取り出したときのカートン(箱体10)の浮きの程度を評価した。評価は、下記の点数に基づいて5人のユーザが評価した平均値を下記の基準で行った。
[点数]
5:気にならない
4:殆ど気にならない
3:どちらでもない
2:やや気になる
1:気になる
[評価基準]
優:4.6以上
良:4.1~4.5
可:3.6~4.0
不可:3.5以下
<シートの取り出し性>
シートSを最後まで取り出したときに、シートSが一度に2組以上出てきた回数について評価した。評価基準は以下のとおりである。
[評価基準]
優:0回
良:1~2回
可:3~4回
不可:5回以上
<取付の安定性>
シートSを最後まで取り出したときに、カートン(箱体10)がタオル掛けFから落下した回数について評価した、評価基準は、以下のとおりである。
[評価基準]
優:0回
良:1~2回
可:3~4回
不可:5回以上
<タオル掛けへの取り付け性>
カートン(箱体10)をタオル掛けFに固定する際の引っかけ易さについて評価した。評価は、下記の点数に基づいて5人のユーザが評価した平均値を下記の基準で行った。
[点数]
5点:取り付けやすい
4点:やや取り付けやすい
3点:どちらでもない
2点:やや取り付けにくい
1点:取り付けにくい、または、取り付けられない
[評価基準]
優:4.1以上
良:3.1~4.0
可:2.1~3.0
不可:2.0以下
<衛生面>
カートン(箱体10)の衛生面について評価した。評価は、下記の点数に基づいて5人のユーザが評価した平均値を下記の基準で行った。
[点数]
3点:気にならない
2点:やや気になる
1点:気になる
[評価基準]
優:2.6以上
良:2.1~2.5
可:1.6~2.0
不可:1.5以下
<最初の10組の取り出し性>
シートS最初の10組までの取り出し性について評価した。評価は、下記の点数に基づいて5人のユーザが評価した平均値を下記の基準で行った。
[点数]
5:非常に取り出しやすい
4:まあ取り出しやすい
3:どちらでもない
2:やや取り出しにくい
1:取り出しにくい
[評価基準]
優:4.6以上
良:3.1~4.5
可:2.1~3.0
不可:2.0以下
以下、実施例及び比較例について、説明する。
[実施例1]
妻面15、16の側面13側の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端(側面13側の端縁32B、33B)との間隔D1を20mm(下記D3に対するD1の長さの割合18%)、延出部15D、16Dの短手方向(X方向)の長さD2を15mm、妻面15、16の短手方向(X方向)の幅D3を110mm、第2切欠32、33の短手方向(X方向)の長さD4を35mm、第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5を25mmとした。得られた試験体について、カートンの浮き、シートの取り出し性、取付の安定性を評価した。結果を表1に示す。
[実施例2]
妻面15、16の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端32B、33Bとの間隔D1を30mm(D3に対するD1の長さの割合27%)とした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例3]
妻面15、16の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端32B、33Bとの間隔D1を40mm(D3に対するD1の長さの割合36%)とした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例4]
妻面15、16の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端32B、33Bとの間隔D1を50mm(D3に対するD1の長さの割合45%)とした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例5]
妻面15、16の側面13側の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端(側面13側の端縁32B、33B)との間隔D1を30mm、延出部15D、16Dの短手方向(X方向)の長さD2を15mm、妻面15、16の短手方向(X方向)の幅D3を110mm、第2切欠32、33の短手方向(X方向)の長さD4を30mm(D3に対するD4の長さの割合27%)、第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5を25mmとした。得られた試験体について、タオル掛けへの取り付け性、衛生面を評価した。結果を表2に示す。
[実施例6]
第2切欠32、33の長さD4を35mm(D3に対するD4の長さの割合32%)とした以外は、実施例5と同様に評価した。結果を表2に示す。
[実施例7]
妻面15、16の側面13側の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端(側面13側の端縁32B、33B)との間隔D1を30mm、延出部15D、16Dの短手方向(X方向)の長さD2を15mm、妻面15、16の短手方向(X方向)の幅D3を110mm、第2切欠32、33の短手方向(X方向)の長さD4を35mm、第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5を15mm(D3に対するD5の長さの割合14%)とした。得られた試験体について、最初の10組の取り出し性を評価した。結果を表3に示す。
[実施例8]
第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5を20mm(D3に対するD5の長さの割合18%)とした以外は、実施例7と同様に評価した。結果を表3に示す。
[実施例9]
第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5を25mm(D3に対するD5の長さの割合23%)とした以外は、実施例7と同様に評価した。結果を表3に示す。
[比較例1]
妻面15、16の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端32B、33Bとの間隔D1を10mm(D3に対するD1の長さの割合9%)とした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[比較例2]
妻面15、16の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端32B、33Bとの間隔D1を60mm(D3に対するD1の長さの割合55%)とした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[比較例3]
第2切欠32、33の長さD4を20mm(D3に対するD4の長さの割合18%)とした以外は、実施例5と同様に評価した。結果を表2に示す。
[比較例4]
第2切欠32、33の長さD4を25mm(D3に対するD4の長さの割合23%)とした以外は、実施例5と同様に評価した。結果を表2に示す。
[比較例5]
第2切欠32、33の長さD4を40mm(D3に対するD4の長さの割合36%)とした以外は、実施例5と同様に評価した。結果を表2に示す。
[比較例6]
第2切欠32、33の長さD4を45mm(D3に対するD4の長さの割合41%)とした以外は、実施例5と同様に評価した。結果を表2に示す。
[比較例7]
第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5を30mm(D3に対するD5の長さの割合27%)とした以外は、実施例7と同様に評価した。結果を表3に示す。
[比較例8]
第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5を35mm(D3に対するD5の長さの割合32%)とした以外は、実施例7と同様に評価した。結果を表3に示す。
Figure 2022183457000002
Figure 2022183457000003
Figure 2022183457000004
表1より、妻面15、16の幅D3に対する妻面15、16の側面13側の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端32B、33Bとの間隔D1の長さの割合を18%~45%にした場合は、カートンの浮き、シートの取り出し性、取付の安定性のいずれも良好であった(実施例1~4)。
これに対して、妻面15、16の幅D3に対する妻面15、16の側面13側の端縁15A、16Aと第2切欠32、33の先端32B、33Bとの間隔D1の長さの割合が9%の場合は、カートンの浮き、シートの取り出し性が不良であり、55%の場合は、取付の安定性が不良であった(比較例1、2)。
また、表2より、妻面15、16の幅D3に対する第2切欠32、33の長さD4の割合を27%~32%にした場合は、タオル掛けへの取り付け性、衛生面のいずれも良好であった(実施例5、6)。
これに対して、妻面15、16の幅D3に対する第2切欠32、33の長さD4の割合を25%以下及び40%以上にした場合は、タオル掛けへの取り付け性、衛生面のいずれかが不良であった(比較例3~6)。
また、表3より、妻面15、16の幅D3に対する第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5の長さの割合を14%~23%にした場合は、最初の10組の取り出し性が良好であった(実施例7~9)。
これに対して、妻面15、16の幅D3に対する第2切欠32、33の底面12側の端縁32A、33Aと天面11側の端縁33Eとの間隔D5の長さの割合を27%及び32%にした場合は、最初の10組の取り出し性が不良であった(比較例7、8)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 シート収納箱
S シート(ティシューペーパー)
SL シート積層体
10 箱体
11 天面
11A、11B、11C、11D 端縁
12 底面
12A、12B、12C、12D 端縁
12E 第1部分
12F 第2部分
13 側面(長側面)
13A、13B、13C、13D 端縁
14 側面(長側面)
14A、14B、14C、14D 端縁
15 妻面(短側面)
15A、15B、15C 端縁
15D 延出部
16 妻面(短側面)
16A、16B、16C 端縁
16D 延出部
17 貼代
20 取出口
21 開裂用切目線(ミシン目)
22 蓋
22A、22B トリガー
23 開裂用切目線(ミシン目)
30 切欠
31 第1切欠
31A 第1端縁
31B 第2端縁
31C 中央領域
32、33 第2切欠
32A、33A 底面側の端縁
32B、33B 一方の側面側の端縁
32C、33C 他方の側面側の端縁
32D、33D 第1切欠と連続しない底面側の端縁
32E、33E 天面側の端縁
34、35 側面フラップの切欠
M1 開裂用切目線
R1 領域
40 フラップ
40A 自由端
41 開裂用切目線(ミシン目)
F1、F2 折り目
OP1、OP2、OP3 開口
W1 幅
D1、D5 間隔
D2、D4 長さ
D3 幅

Claims (11)

  1. 積層された複数枚のシートを収容する直方体状のシート収納箱であって、
    シート取出口が形成され、前記シート収納箱の長手方向に延びる天面と、
    前記天面と前記シートの積層方向に対向し、前記長手方向に延びる底面と、
    前記積層方向と直交し且つ前記長手方向と直交する短手方向に対向し、前記長手方向に延びる一対の長側面と、
    前記長手方向に対向する一対の短側面と、を有し、
    前記底面に形成され、前記長手方向に延びる線状の第1切欠と、
    前記第1切欠と連続して前記一対の短側面に形成され、前記第1切欠に対して屈曲する方向に延びる一対の第2切欠と、を有する、シート収納箱。
  2. 前記第2切欠は、L字状である、請求項1に記載のシート収納箱。
  3. 前記第2切欠の先端が、前記底面の一方の前記長側面側に形成される、請求項1または2に記載のシート収納箱。
  4. 前記底面及び前記短側面に連続する開裂用切目線が形成され、
    前記第1切欠及び前記第2切欠は、前記開裂用切目線で囲まれた領域に形成される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシート収納箱。
  5. 前記開裂用切目線で囲まれた領域内に前記領域の一部を開口するフラップが形成される、請求項4に記載のシート収納箱。
  6. 前記フラップが、前記底面のいずれか一方の前記短側面寄りに形成される、請求項5に記載のシート収納箱。
  7. 前記フラップが、前記第1切欠の中央領域に対応する前記底面の第1部分に形成される、請求項5に記載のシート収納箱。
  8. 前記第1切欠の中央領域の一方の端部に対応する前記底面の第2部分に、前記第1切欠が延びる方向と直交する方向に延びる罫線が形成されている、請求項7に記載のシート収納箱。
  9. 前記短側面の前記短手方向の幅に対して、前記短側面の前記長側面側の端縁と前記第2切欠の先端との間隔の割合が、13%以上50%以下である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシート収納箱。
  10. 前記短側面の前記短手方向の幅に対して、前記第2切欠の前記短手方向の長さの割合が、25%以上35%以下である、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のシート収納箱。
  11. 前記短側面の前記短手方向の幅に対して、前記第2切欠の前記底面側の端縁と前記天面側の端縁との間隔の割合が、25%以下である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のシート収納箱。
JP2021090790A 2021-05-31 2021-05-31 シート収納箱 Pending JP2022183457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021090790A JP2022183457A (ja) 2021-05-31 2021-05-31 シート収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021090790A JP2022183457A (ja) 2021-05-31 2021-05-31 シート収納箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022183457A true JP2022183457A (ja) 2022-12-13

Family

ID=84437873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021090790A Pending JP2022183457A (ja) 2021-05-31 2021-05-31 シート収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022183457A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2011365039B2 (en) Dispenser
TW200930332A (en) Carton with internal clip retainer for dispensing clips of a stacked sheet material
KR20070086586A (ko) 개방이 용이한 접철된 물품
JP6830838B2 (ja) 薄葉紙収納箱
JP2022183457A (ja) シート収納箱
JP6477963B1 (ja) キッチンペーパーパッケージおよびキッチンペーパー束
JP2010083525A5 (ja)
JP2022183458A (ja) シート収納箱
JP2021059348A (ja) シート収納箱
JP2022183459A (ja) シート収納箱
JP6593567B1 (ja) 衛生紙パッケージおよび衛生紙束
JP7403333B2 (ja) シート収納箱
JP2023173985A (ja) シート収納箱用アタッチメント
JP7409792B2 (ja) シートディスペンサー
JP2023170263A (ja) シート収納箱
JP2023170264A (ja) シート収納箱
WO2022114030A1 (ja) シート収納箱
JP2022011180A (ja) シート収納箱
JP7382845B2 (ja) シート収納箱
JP7403278B2 (ja) シート包装体
JP7438724B2 (ja) シート包装体
WO2023042449A1 (ja) シート収納箱
JP7455684B2 (ja) 収納箱
JP7471932B2 (ja) シート収納箱
JP2022011179A (ja) シート収納箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240321