JP2021154830A - バックドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム部材に凸形状部を設けることにより、外装となるパネル部材の意匠面に影響を与えることなく接合構造を設定することができ、接着剤の厚みを均一に保ち、十分な接着強度を確保することなどにある。【解決手段】バックドア1と対応した形状を有するフレーム部材2と、フレーム部材2の外側面に接着剤3を用いて接合されるパネル部材4を有しているバックドア構造において、フレーム部材2の外側面には、パネル部材4へ向かって突出する凸形状部51が設けられ、凸形状部51は、フレーム部材2の外周部の形状に沿って連続して設けられ、接着剤3は、フレーム部材2の外周部と凸形状部51との間で、凸形状部51に沿って塗布されており、フレーム部材2の外周部と凸形状部51との間には、凸形状部51によって形成され、塗布された接着剤3に所定の厚みt2を持たせる所定の間隔sが設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、バックドア構造に関する。
従来、車両の車体構造の中には、金属製の部材と樹脂製の部材とを接着剤で接合することによって構成される部位がある。例えば、特許文献1では、リヤメンバとリヤフロアサイドとを接合することにより、閉断面構造の車両骨格部材が構成されている。また、リヤフロアサイドの車両幅方向内側の端部は、リヤメンバの内側フランジよりも車両幅方向内側へ延出されており、このリヤフロアサイドの車両幅方向内側端部の上面にリヤフロアパネルが重ね合わされて接着剤によって接合されている。このとき、リヤフロアパネルの外周縁部から車両下方側へ延出された下リブによって接着剤が車室内に入り込むのを抑制している。
特開2019−43352号公報
しかしながら、上述した従来の構造では、リブが樹脂部材であるリヤフロアパネル側に設けられ、該リヤフロアパネルのパネル面から突出して形成されているので、成形収縮の差によってリブの裏側のパネル面に「ヒケ」と呼ばれる外観不良が発生してしまう可能性を有していた。特に、車両の外板部材の場合には、意匠面の「ヒケ」の存在は許されないため、この構造を適用することができないという問題を有していた。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、フレーム部材に凸形状部を設けることにより、外装となるパネル部材の意匠面に影響を与えることなく接合構造を設定することができ、接着剤の厚みを均一に保ち、十分な接着強度を確保するとともに、作業効率の向上と塗布不良を低減させ、水の浸入によるフレーム部材の錆の発生を防ぐことが可能なバックドア構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、バックドアと対応した形状を有するフレーム部材と、該フレーム部材の外側面に接着剤を用いて接合されるパネル部材を有しているバックドア構造において、前記フレーム部材の外側面には、前記パネル部材へ向かって突出する凸形状部が設けられ、該凸形状部は、前記フレーム部材の外周部の形状に沿って連続して設けられているとともに、前記接着剤は、前記フレーム部材の外周部と前記凸形状部との間で、前記凸形状部に沿って塗布されており、前記フレーム部材の外周部と前記凸形状部との間には、前記凸形状部によって形成され、塗布された前記接着剤に所定の厚みを持たせる所定の間隔が設けられている。
上述の如く、本発明に係るバックドア構造は、バックドアと対応した形状を有するフレーム部材と、該フレーム部材の外側面に接着剤を用いて接合されるパネル部材を有しており、前記フレーム部材の外側面には、前記パネル部材へ向かって突出する凸形状部が設けられ、該凸形状部は、前記フレーム部材の外周部の形状に沿って連続して設けられているとともに、前記接着剤は、前記フレーム部材の外周部と前記凸形状部との間で、前記凸形状部に沿って塗布されており、前記フレーム部材の外周部と前記凸形状部との間には、前記凸形状部によって形成され、塗布された前記接着剤に所定の厚みを持たせる所定の間隔が設けられている。
したがって、本発明のバックドア構造においては、凸形状部がパネル部材の内側に配置されるフレーム部材に設けられていることになるので、外装となるパネル部材の意匠面に対して悪影響を及ぼすことなく接合構造を設定することができ、十分な接合強度でフレーム部材とパネル部材とを接合しながら、パネル部材の意匠面の外観品質を確保することができる。
また、本発明のバックドア構造では、バックドアの組付け時に、フレーム部材の凸形状部の先端がパネル部材に当接することになるので、パネル部材の面直方向の位置決めを行うことができるとともに、フレーム部材とパネル部材との間に所定のクリアランスを確保することができる。これによって、塗布された接着剤の厚みを均一に保つことが可能となり、接着剤が十分な接着強度を発揮できる厚みを確保できる。
さらに、本発明のバックドア構造においては、接着剤が凸形状部に沿って塗布されているので、接着剤が凸形状部の側面にも広がり、フレーム部材とパネル部材との接着面積を稼ぐことができ、より大きな接着強度を得ることができる。
そして、本発明のバックドア構造では、凸形状部を目印として接着剤の塗布作業や下地作業が行えるので、作業効率を向上させ、塗布不良等を低減することができる。
しかも、本発明のバックドア構造においては、塗布される接着剤の方が凸形状部よりも幅方向外側に位置しているので、接着剤層と凸形状部とによってラビリンス構造を形成することが可能となり、凸形状部よりも内側に位置するフレーム部材とパネル部材との間への水の浸入を確実に防ぐことができ、凸形状部よりも内側のフレーム部材の錆の発生を防止することができる。
本発明の実施形態に係る構造が適用される車両のバックドアを車両後方側から見た正面図である。 ガラス部材及びパネル部材を取り除いた状態で、図1のバックドアを車両後方側から見た正面図である。 図2のバックドアにおいて、パネル部材をフレーム部材に接着する前の状態を示す斜視図である。 図3におけるフレーム部材の一部を拡大して示す斜視図である。 図4におけるA−A線断面図である。 図2のバックドアにおいて、フレーム部材の内側面を示す正面図である。 図2のバックドアにおいて、テールランプ取付部付近を拡大して示す正面図である。 図7におけるB−B線断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8は本発明の実施形態に係るバックドア構造を示すものである。なお、図において、矢印O方向はバックドアの幅方向外側を示し、矢印U方向はバックドアの上方側を示し、矢印X方向はバックドアの幅方向を示している。
図1〜図8に示すように、本発明の実施形態の構造が適用される車両のバックドア1は、車体後部に開閉ヒンジ10を介して回動可能に取付けられており、当該バックドア1の回動操作によって車体後部のバックドア開口部(図示せず)を開閉するように構成されている。このようなバックドア構造は、バックドア1と対応した形状を有するフレーム部材2と、該フレーム部材2の外側面に接着剤3を用いて接合されるパネル部材4を有しており、フレーム部材2は金属製(板金製)部材を用いて形成され、パネル部材4は樹脂製部材を用いて形成されている。
そして、本実施形態のフレーム部材2は、車両外側に設けられ、当該フレーム部材2の外側面を構成するフレームアウタ5と、車両内側に設けられ、当該フレーム部材2の内側面を構成するフレームインナ6を備えており、これらフレームアウタ5及びフレームインナ6の外周などの重ね合わせ部分を溶接等で接合することにより形成されている。また、パネル部材4は、厚みt(例えば、2.5mm)でフレーム部材2の幅よりも大きく形成され、フレーム部材2の下半部を覆うことが可能な大きさを有しており、外周部4aは、フレーム部材2側へ向かって折り曲げられている。
本実施形態のバックドア構造において、フレーム部材2の外側面であるフレームアウタ5には、図2〜図5に示すように、外側に位置するパネル部材4へ向かって突出するビード形状の凸形状部51が設けられており、該凸形状部51は、先端部分51aが湾曲し、所定の高さh(例えば、2mm)と幅wを有する断面略山形の形状に形成されている。しかも、凸形状部51は、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の外周部5aの形状に沿って延びながら連続して設けられている。そして、接着剤3は、フレームアウタ5の外周部5aと凸形状部51との間において、凸形状部51に沿って塗布されており、接着剤3が凸形状部51の側面にも広がるように構成されている。すなわち、本実施形態のバックドア構造では、凸形状部51がパネル部材4の内側に位置するフレームアウタ5に設けられており、外装となるパネル部材4の意匠面に影響を出さない接合構造となっている。
また、フレームアウタ5の外周部5aと凸形状部51との間には、図5に示すように、凸形状部51によって形成され、塗布された接着剤3に所定の厚みt(例えば、2mm)を持たせる所定の間隔sが設けられている。すなわち、本実施形態のバックドア構造では、組付け時に、凸形状部51の先端部分51aがパネル部材4に当接し、フレーム部材2のフレームアウタ5とパネル部材4との間に所定のクリアランスが確保され、塗布された接着剤3の厚みtが均一に保てるようになっている。しかも、塗布される接着剤3の方が凸形状部51よりも外側に位置しており、接着剤3と凸形状部51とによって、凸形状部51よりも内側箇所への水の浸入が防げる構造となっている。
本実施形態のバックドア1は、図1〜図4に示すように、フレーム部材2の上半部にガラス部材7が設置されるガラス部材設置部Gと、フレーム部材2の下半部にパネル部材4が設置されるパネル部材設置部Pと、ガラス部材7とパネル部材4との間の位置にテールランプ8が取付けられるテールランプ取付部Tを有しており、該テールランプ取付部Tは、フレーム部材2の左右両側に設けられている。
本実施形態の凸形状部51は、フレーム部材2の下半部に形成されており、少なくともパネル部材設置部Pの下端部の左右両側部に形成されている。また、凸形状部51は、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の外周部5aの形状に沿って延びているとともに、パネル部材設置部Pの下端部の左右両側部からフレームアウタ5の外周部5aの形状に沿って上方に延びている。さらに、凸形状部51は、パネル部材設置部Pの上端部であって、テールランプ取付部Tの下側位置において、フレームアウタ5の幅方向の内側へ向かって屈曲して延びる形状を有している。
すなわち、本実施形態のバックドア構造では、凸形状部51がパネル部材4で覆われるパネル部材設置部Pの四隅と対応する位置に設けられていることにより、パネル部材設置部Pの面剛性やフレーム部材2の剛性が向上する構造となっている。しかも、凸形状部51がフレームアウタ5の外周部5aから幅方向の内側へ向かって延びるようにテールランプ取付部Tの下側に設けられていることで、テールランプ8の重量による下方への荷重が受けられるように構成されている。
また、本実施形態のバックドア構造において、テールランプ8の下端及びテールランプ取付部Tの下端に位置するフレーム部材2のフレームアウタ5には、図7及び図8に示すように、フレームインナ6へ向かって屈曲した段差部52がそれぞれ設けられている。これら段差部52は、フレームアウタ5の幅方向に沿って延びているとともに、内側に行くほど下方に位置するように傾斜した形状に形成されている。それに対して、凸形状部51の上部は、テールランプ取付部Tの下端でフレームアウタ5の幅方向内側に屈曲しながら幅方向内側へ延び、内側に行くほど上方に位置するように傾斜した形状に形成されている。このような傾斜形状を有する凸形状部51及び段差部52が上述した位置に設けられることによって、テールランプ取付部Tの下側の剛性が向上する構造にしている。
さらに、本実施形態のバックドア構造において、フレーム部材2の内側面であるフレームインナ6には、図6に示すように、バックドア1の閉状態時において、車体後部に位置する車体部材(図示せず)との直接当接を防ぐためのクッション部材9が複数個設けられており、これらクッション部材9は、バックドア1の閉状態時に車体部材と当接するように、フレームインナ6から突出した大きさ及び形状に形成されている。また、クッション部材9は、図2に示すように、フレーム部材2の外側面であるフレームアウタ5のパネル部材設置部Pの左右両側部における下端部及び上端部と対応する位置にそれぞれ配置されている。しかも、クッション部材9は、フレーム部材2の外側面であるフレームアウタ5に形成された凸形状部51と隣接する位置に配置されている。すなわち、本実施形態のバックドア構造では、クッション部材9を設けることでクッション部材9の設置箇所の剛性を向上させ、バックドア1を閉めたときに車体部材と当接した衝撃によりバックドア1に入力された荷重に対する変形が低減するように構成されている。
一方、本実施形態の凸形状部51は、図2に示すように、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の下端部で幅方向に延びているとともに、フレームアウタ5の下半部の左右両側部まで延びて連続して形成されている。そして、凸形状部51は、フレーム部材2の下半部の外周であるフレームアウタ5の下半部の外周部5aを囲んだ形状を有している。そのため、凸形状部51は、フレームアウタ5の下半部の外周部5aとほぼ対応した形状に形成され、当該外周部5aの内側に配置されている。すなわち、本実施形態のバックドア構造では、フレームアウタ5の下端部が凸形状部51を含む接合構造によってバックドア1の幅方向に塞がれるように構成されている。
このように、本発明の実施形態に係るバックドア構造は、バックドア1と対応した形状を有するフレーム部材2と、フレーム部材2の外側面であるフレームアウタ5に接着剤3を用いて接合されるパネル部材4を有している。フレーム部材2の外側面であるフレームアウタ5には、パネル部材4へ向かって突出する凸形状部51が設けられており、凸形状部51は、フレームアウタ5の外周部5a(フレーム部材2の外周部)の形状に沿って連続して設けられている。そして、接着剤3は、フレームアウタ5の外周部5aと凸形状部51との間で、凸形状部51に沿って塗布されている。また、フレームアウタ5の外周部5aと凸形状部51との間には、凸形状部51によって形成され、塗布された接着剤3に所定の厚みtを持たせる所定の間隔sが設けられている。
したがって、本実施形態のバックドア構造においては、パネル部材4の内側に配置されるフレーム部材2の外側面(フレームアウタ5)に凸形状部51を設けることで、外装となるパネル部材4の意匠面への影響を与えずに接合構造を設定することが可能となるので、十分な接合強度でフレーム部材2とパネル部材4とを接合することができるとともに、良好な外観品質を有するパネル部材4を設置することができる。
また、本実施形態のバックドア構造では、バックドア1の組付け時に、凸形状部51の先端部分51aがパネル部材4に当接するようになっているので、パネル部材4の面直方向の位置決めを確実に行うことができる上に、フレーム部材2とパネル部材4との間に所定のクリアランスを確保することができる。したがって、本実施形態のバックドア構造によれば、塗布された接着剤3の厚みtを均一に保つことができ、接着剤3が十分な接着強度を発揮することが可能な厚みを確保することができ、優れた接着強度を有する構造のバックドア1を得ることができる。
さらに、本実施形態のバックドア構造においては、接着剤3を凸形状部51に沿って塗布するようにしているので、接着剤3が凸形状部51の側面にも広がり、フレーム部材2とパネル部材4との接着面積を更に稼ぐことができ、より大きな接着強度を得ることができる。
また、本実施形態のバックドア構造では、凸形状部51を目印として接着剤3の塗布作業や下地作業が可能となるので、これら作業を効率的に行うことができ、生産性の向上を図ることができるとともに、接着剤3の塗布不良等を低減することができる。
それに加えて、本実施形態のバックドア構造においては、塗布される接着剤3の方が凸形状部51よりも幅方向外側に位置しているので、接着剤3の層と凸形状部51とによりラビリンス構造を得ることが可能となり、当該ラビリンス構造によって水の浸入を確実に防ぐことができ、凸形状部51よりも内側に位置するフレーム部材2の錆の発生を効果的に防ぐことができる。
また、本実施形態のバックドア構造において、バックドア1は、フレーム部材2の上半部にガラス部材7が設置されるガラス部材設置部Gと、フレーム部材2の下半部にパネル部材4が設置されるパネル部材設置部Pと、ガラス部材7とパネル部材4との間の位置にテールランプ8が取付けられるテールランプ取付部Tを有している。凸形状部51は、フレーム部材2の下半部に形成されており、少なくともパネル部材設置部Pの下端部の左右両側部に形成されている。しかも、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の外周部5aの形状に沿って延びているとともに、パネル部材設置部Pの下端部の左右両側部からフレーム部材2を構成するフレームアウタ5の外周部5aの形状に沿って上方に延びている。そして、パネル部材設置部Pの上端部であって、テールランプ取付部Tの下側位置で、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の内側へ向かって屈曲して延びている。
したがって、本実施形態のバックドア構造では、パネル部材4で覆われるパネル部材設置部Pの四隅と対応する位置に凸形状部51が設けられていることになるので、パネル部材設置部Pの面剛性を向上させることができるとともに、フレーム部材2の剛性を向上させることができる。そのため、バックドア1の変形が少なくなり、パネル部材4とフレーム部材2との位置合わせ精度が向上し、パネル部材4とフレーム部材2との間に隙間が生じ難い構造を得ることができる。しかも、本実施形態のバックドア構造は、バックドア1の開閉時に変形が大きくなる下端部の左右両側部が補強されているので、バックドア1の変形をより一層低減することができる。
また、本実施形態のバックドア構造では、凸形状部51がフレームアウタ5の外周部5aから幅方向の内側へ向かって延びるようにテールランプ取付部Tの下側に設けられているので、テールランプ8の重量による下方への荷重を効果的に支えることができ、フレーム部材2の変形を低減することができる。
さらに、本実施形態のバックドア構造において、フレーム部材2の内側面であるフレームインナ6には、バックドア1の閉状態時に車体部材との直接当接を防ぐためのクッション部材9が設けられている。クッション部材9は、フレーム部材2の外側面であるフレームアウタ5のパネル部材設置部Pの左右両側部における下端部及び上端部と対応する位置に配置されているとともに、フレーム部材2の外側面であるフレームアウタ5に形成された凸形状部51と隣接する位置に配置されている。
したがって、本実施形態のバックドア構造では、クッション部材9が設けられた箇所の剛性を高めることが可能となるので、バックドア1を閉めたときに車体部材と当接した衝撃でバックドア1に荷重が入力された場合に、当該入力荷重により生じる変形を低減することが可能になり、バックドア1と車体部材との均一な当接を実現でき、バックドア1におけるドア閉まりの精度を向上させることができる。
そして、本実施形態のバックドア構造において、凸形状部51は、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の下端部で幅方向に延びているとともに、フレームアウタ5の下半部の左右両側部まで延びて連続して形成されている。また、凸形状部51は、フレーム部材2の下半部の外周であるフレームアウタ5の下半部の外周部5aを囲んだ形状を有している。したがって、本実施形態のバックドア構造では、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の下端部が凸形状部51を含む接合構造によってバックドア1の幅方向に塞がれることになるので、パネル部材4とフレーム部材2の内部を通って外気や排ガス、水などが車室内に浸入することを防ぐことができる。しかも、フレーム部材2を構成するフレームアウタ5の下半部の周囲には、凸形状部51が連続して形成されているので、フレームアウタ5の面剛性の低下を防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、凸形状部51が断面略山形の形状に形成されているが、凸形状部51の先端部分51aがパネル部材4に当接し、フレーム部材2のフレームアウタ5とパネル部材4との間に所定のクリアランスが確保される形状及び大きさであれば、断面台形やその他の形状に形成されていても良い。
1 バックドア
2 フレーム部材
3 接着剤
4 パネル部材
5 フレームアウタ(フレーム部材の外側面)
5a 外周部
6 フレームインナ(フレーム部材の内側面)
7 ガラス部材
8 テールランプ
9 クッション部材
51 凸形状部
51a 先端部分
G ガラス部材設置部
P パネル部材設置部
T テールランプ取付部

Claims (4)

  1. バックドアと対応した形状を有するフレーム部材と、該フレーム部材の外側面に接着剤を用いて接合されるパネル部材を有しているバックドア構造において、
    前記フレーム部材の外側面には、前記パネル部材へ向かって突出する凸形状部が設けられ、該凸形状部は、前記フレーム部材の外周部の形状に沿って連続して設けられているとともに、前記接着剤は、前記フレーム部材の外周部と前記凸形状部との間で、前記凸形状部に沿って塗布されており、
    前記フレーム部材の外周部と前記凸形状部との間には、前記凸形状部によって形成され、塗布された前記接着剤に所定の厚みを持たせる所定の間隔が設けられていることを特徴とするバックドア構造。
  2. 前記バックドアは、前記フレーム部材の上半部にガラス部材が設置されるガラス部材設置部と、前記フレーム部材の下半部に前記パネル部材が設置されるパネル部材設置部と、前記ガラス部材と前記パネル部材との間の位置にテールランプが取付けられるテールランプ取付部を有し、
    前記凸形状部は、前記フレーム部材の下半部に形成されており、少なくとも前記パネル部材設置部の下端部の左右両側部に形成され、前記フレーム部材の外周部の形状に沿って延びているとともに、前記下端部の左右両側部から前記フレーム部材の外周部の形状に沿って上方に延び、前記パネル部材設置部の上端部であって、前記テールランプ取付部の下側位置で、前記フレーム部材の内側へ向かって屈曲して延びていることを特徴とする請求項1に記載のバックドア構造。
  3. 前記フレーム部材の内側面には、前記バックドアの閉状態時に車体部材との直接当接を防ぐためのクッション部材が設けられており、
    該クッション部材は、前記フレーム部材の外側面の前記パネル部材設置部の左右両側部における下端部及び上端部と対応する位置に配置されているとともに、前記フレーム部材の外側面に形成された前記凸形状部と隣接する位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のバックドア構造。
  4. 前記凸形状部は、前記フレーム部材の下端部で幅方向に延びているとともに、前記フレーム部材の下半部の左右両側部まで延びて連続して形成され、前記フレーム部材の下半部の外周を囲んだ形状を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のバックドア構造。
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