JP2008030614A - 自動車の側部構造 - Google Patents

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秀典 松岡
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Abstract

【課題】この発明は、フェンダパネルの支持剛性を低下させることなく車体側部における軽量化を図りつつ、キャブサイドアウタパネルにおける歪を防止できる自動車の側部構造を提供することを目的とする。
【解決手段】フェンダパネル2を構成するブラケット23は、レインフォースメント72の側壁部72aのうち、キャブサイドアウタパネル71の接合部の下方のフェンダ取付部で、ボルト8B、ナット8Nにより締結、固定されている。さらに、サイドシルガーニッシュ6により、レインフォースメント72に対するキャブサイドアウタパネル71の接合部、及び前記フェンダ取付部が覆われている。
【選択図】図3

Description

この発明は、自動車の側部構造に関し、特に、サイドシルインナと、該サイドシルインナとの間で閉断面を形成するレインフォースメントと、該レインフォースメントに接合したキャブサイドアウタパネルと、フェンダパネルとを備えたものに関する。
従来より、車体側部のフェンダパネルを車体パネルに取付けるものとして、例えば、フェンダパネルの下端を、サイドシルアウタとともにリンフォースメント(レインフォースメント)の側壁部に重合締結する構造が提案されている(特許文献1参照)。
前記レインフォースメントは、サイドシルアウタとサイドシルインナとの間で閉断面を形成し、サイドシルを形成するものである。
前記特許文献1においては、サイドシルアウタ、フェンダパネルがレインフォースメントの下端まで延びた構造となっている。
特開平10−67341号公報
ところで、前記特許文献1においては、サイドシルアウタ、及びレインフォースメントの下部がサイドシルガーニッシュにより覆われている。このため、上述したように、サイドシルアウタをレインフォースメント下端まで延ばしたとしても、車体の外観を向上させることにはならない。
また、前記特許文献1においては、サイドシル前端下部のコーナー部において、サイドシルアウタを、側方からレインフォースメントを包み込むようにして下端のフランジ部及び前端のフランジ部で接合させるとともに、フェンダパネルをサイドシルアウタとともにレインフォースメントに重合締結している。
しかしながら、前記特許文献1のような構造において前記重合締結を行おうとすると、前記コーナー部の形状が三次元的に複雑な形状になりがちであるために、サイドシルアウタとレインフォースメントとの接合をよほど精度良く行わないと、フェンダパネルの締結部となるサイドシルアウタとレインフォースメントとの当接部で両者間の干渉によりサイドシルアウタに歪が生じたり、隙が生じることにより、締結した際に歪が生じたりする懸念があり、外観を悪化させる要因となってしまう。
また、サイドシルアウタ等のアウタパネル部材は、レインフォースメント下端まで延ばしてフェンダパネルを締結したとしても、フェンダパネルの支持剛性に寄与する部材とはならない。
以上より、アウタパネル部材をレインフォースメントの下端まで延ばす特許文献1に開示の構造は、外観上の点、フェンダパネルの支持剛性の点等において何ら格別の効果を奏するものとはなっていない。むしろ、アウタパネル部材の下端が延びている分、車体側部の重量化を招いてしまっている。
また、フェンダパネルも、サイドシルアウタと同様、レインフォースメントの下端まで延ばすことによる格別な効果はなく、特許文献1においては、結果として車体側部の重量化を招いていることになる。
この発明は、フェンダパネルの支持剛性を低下させることなく車体側部における軽量化を図りつつ、キャブサイドアウタパネルにおける歪を防止できる自動車の側部構造を提供することを目的とする。
この発明の自動車の側部構造は、自動車の側部構造であって、サイドシルインナと、該サイドシルインナとの間で閉断面を形成するレインフォースメントと、該レインフォースメントの側壁部に接合したキャブサイドアウタパネルと、後端下部がサイドシルの前部に位置するフェンダパネルと、サイドシルガーニッシュとを備え、前記フェンダパネルは、前記レインフォースメントの側壁部のうち、前記キャブサイドアウタパネルの接合部の下方のフェンダ取付部で固定され、前記サイドシルガーニッシュは、前記レインフォースメントに対する前記キャブサイドアウタパネルの接合部、及び前記フェンダ取付部を覆うことを特徴とする。
この構成によれば、前記フェンダパネルの支持剛性に寄与しない前記キャブサイドアウタパネルの下端位置を上方に設定することができるため、前記フェンダパネルの支持剛性の低下を招くことなく、前記キャブサイドアウタパネルの軽量化を図ることができる。
さらに、前記フェンダパネルの下端位置を前記レインフォースメントの下端まで延ばすことなく側壁部に固定しているため、これにより、前記フェンダパネルの軽量化を図ることができるとともに、キャブサイドアウタパネルに歪が生じることもない。
以上より、前記キャブサイドアウタパネル、及び前記フェンダパネルの軽量化を図ることで車体の側部全体における軽量化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記キャブサイドアウタパネルの下端が、前記レインフォースメントの下端近傍まで延びてサイドシルガーニッシュ取付部を形成するとともに、前記フェンダ取付部より前方側で上方に退避する退避部を形成したことを特徴とする。
この構成によれば、前記サイドシルガーニッシュの前記キャブサイドアウタパネルに対する合い沿いを向上させつつ、前記フェンダパネルを前記レインフォースメントの側壁部に固定することができる。
この発明の一実施態様においては、前記レインフォースメントの下端近傍に、車幅方向内側に向かって斜めに延びる傾斜壁部を形成し、前記退避部を、前記傾斜壁部を避けるように形成しつつ、該退避部におけるキャブサイドアウタパネルの下端を、前記傾斜壁部上方の、レインフォースメントの側壁部に接合したことを特徴とする。
この構成によれば、前記接合部における溶接作業を、アーム部を備えた溶接ロボットを用いて行う場合、いずれの接合部においても前記アーム部の移動方向を車幅方向に統一できる。これにより、制御プラグラムの簡素化等、溶接ロボットの管理の簡素化を図ることができるとともに、キャブサイドアウタパネルとレインフォースメントとの接合の精度も向上し、キャブサイドアウタパネルに歪が生じることもない。
この発明の一実施態様においては、前記サイドシルガーニッシュの前部を、その内方に配設した前記フェンダパネルに取付けたことを特徴とする。
この構成によれば、前記サイドシルガーニッシュの前部を前記レインフォースメントに固定することができるため、前記サイドシルガーニッシュの前部の支持剛性を向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フェンダパネルのうち、前記フェンダ取付部を含むフェンダパネル後端下部を別体の部材から形成するとともに、前記フェンダパネルは、下端が前記サイドシルガーニッシュと隣接するように前記別体の部材を覆うカバー部材を備え、該カバー部材を前記サイドシルガーニッシュ取付部に隣接する部位に取付けたことを特徴とする。
この構成によれば、前記フェンダパネルにおける下部においても、前記レインフォースメントの側壁部に固定させることができるため、前記フェンダパネルの支持剛性を向上させることができる。
さらに、前記カバー部材がサイドシルガーニッシュの取付部に隣接するように取付けられているため、これらの合い沿いを向上させることができる。
この発明の自動車の側部構造は、前記フェンダ取付部の裏面側の、前記キャブサイドアウタパネルと前記レインフォースメントとの接合部に車体シールを塗布するとともに、前記フェンダ取付部を前記車体シールより車外側に膨出させたことを特徴とする。
この構成によれば、前記フェンダパネルの組付け時において、該フェンダパネルを、前記膨出させた位置に合わせて搬送することにより、前記車体シールをフェンダパネルで擦ってしまうことを防止できる。従って、フェンダパネルの組付け時における組付け性を向上させることができる。
この発明によれば、前記キャブサイドアウタパネルの軽量化を図りつつ、前記フェンダパネルの支持剛性の低下を招くことなく前記フェンダパネルの軽量化も図ることができ、車体の側部全体における軽量化を図ることができるとともに、キャブサイドアウタパネルにおける歪を防止できる。
さらに、
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、この発明の実施形態に係る側部構造を備えた自動車の車体1前方の側面図であり、図2は要部拡大図であり、図3は図2におけるA−A線矢視断面図である。なお、図中において矢印(F)は車両前方、矢印(R)は車両後方を示し、矢印(IN)は車両内方、矢印(OUT)は車両外方を示す。
図1に示すように、車体1は、その前部に左右一対のフェンダパネル2を備えており、主に、フェンダパネル本体21(以下、本体21と略記する。)と、カバー22とから構成される。本体21は、後端がドア3、Aピラー4まで延び、前端がヘッドランプ5の後端まで延びている。なお、フェンダパネル2を含む側部構造は、車体1の左右において略対称の関係にあるため、本実施形態においては車体1の右側を例に挙げて説明する。
本体21は、その後端側の下部で、カバー22と隣接しており、本体21とカバー22とは、車外側の面が略連続的になるように形成されている。カバー22は、その下端がサイドシルガーニッシュ6の上端まで延び、該サイドシルガーニッシュ6と隣接するように配設されている。
本体21の後端下部には、図2に示すように、取付孔21aが穿設されるとともに、下方にさらに延びるブラケット23が取付けられている。フェンダパネル2は、後端下部において、本体21と別体とされたブラケット23により形成されている。なお、フェンダパネル2は、本体21においては円弧状の形状をなしており、カバー22、ブラケット23においては、略直線状の形状をなしている。
また、フェンダパネル2の上部は、本体21が、車体1のホイールエプロンレインフォースメント(図示せず)等に固定されていることにより車体フレームに固定されている。
他方、フェンダパネル2の下部は、ブラケット23が、その下部にて穿設された取付孔23aにて、キャブサイドアウタパネル71とともにキャブサイドパネル7を構成するキャブサイドレインフォースメント72(以下、レインフォースメント72と略記する。)の側壁部72aにボルト8B、ナット8N(図3参照)で締結されることにより、車体フレームに固定されている。
ブラケット23は、カバー22に覆われており、その下部には、取付孔23aの他にも複数の取付孔23b、23cが穿設されている。
ここで、本体21、ブラケット23に穿設されている取付孔21a、23bは、カバー22を取付けるためのものであり、取付孔23cは、サイドシルガーニッシュ6を取付るためのものである。なお、カバー22、サイドシルガーニッシュ6の取付け構造については後述する。
キャブサイドアウタパネル71は、その下端がレインフォースメント72の側壁部72aの下端近傍まで延びてこれに接合されつつ、その縁部にはシール材11が塗布されており、レインフォースメント72との間のシールがなされている。
通常、シール材11が塗布される工程は、ブラケット23がレインフォースメント72の側壁部72aに固定される前とされ、図示のように、シール材11は、ボルト8B、ナット8Nでブラケット23が締結、固定された取付部の、ブラケット23裏面側にて車両前後方向に延びている。
キャブサイドアウタパネル71には、前記取付部より前方側で上方に退避する退避部71aが形成され、これに合わせてシール材11も、前記取付部より前方側では上方に位置している。
図示のように、ブラケット23(フェンダパネル2)は、レインフォースメント72の側壁部72aのうち、キャブサイドアウタパネル71の接合部(図中×印で示す。)の下方の取付部でボルト8B、ナット8Nにより締結、固定されている。
車体1の下部には、図3に示す構造をなすサイドシル9が車両前後方向に延びるように設けられている。サイドシル9は、レインフォースメント72、サイドシルインナ91、サイドシルレインフォースメント92により構成される閉断面によって形成されている。なお、フェンダパネル2(ブラケット23)の後端下部は、サイドシル9の前部に配設される構成となる。
ここで、図3にも示すように、本実施形態においては、キャブサイドアウタパネル71の下端(接合部)が、レインフォースメント72にブラケット23を締結、固定した前記取付部の上方に位置しており、キャブサイドアウタパネル71は、ボルト8B、ナット8Nにより締結されない構造となっている。
仮に、フェンダパネル2をキャブサイドアウタパネル71に締結したとしても、キャブサイドアウタパネル71は、フェンダパネル2の支持剛性に寄与する部材とはならない。従って、本実施形態のように、フェンダパネル2を前記接合部の下方で締結、固定する構造としても、フェンダパネル2の支持剛性に及ぼす影響は少ない。
さらに、レインフォースメント72の下部においては、前記接合部、取付部がサイドシルガーニッシュ6によって覆われている。これにより、キャブサイドアウタパネル71の下端位置が外観に及ぼす影響はほとんどない。
つまり、本実施形態のように、キャブサイドアウタパネル71の下端位置を上方に設定したとしても、フェンダパネル2の支持剛性の低下を招く等の不都合はなく、むしろ、キャブサイドアウタパネル71下端の板材を削減した分、キャブサイドアウタパネル71の軽量化を図ることができるという効果を奏する。
さらに、前記特許文献1のように、フェンダパネル2(ブラケット23)の下端位置をレインフォースメント72の下端まで延ばすことなく、レインフォースメント72の側壁部72aに固定しているため、ブラケット23下端の板材を削減した分、フェンダパネル2の軽量化を図ることができる。以上より、キャブサイドアウタパネル71、及びフェンダパネル2の軽量化を図ることで車体1の側部全体における軽量化を図ることができる。
また、本実施形態においては、前記特許文献1のように、キャブサイドアウタパネル71(アウタパネル部材)を、側方からレインフォースメント72を包み込むようにして下端及び前端で接合する構成とはなっておらず、且つフェンダパネル2をキャブサイドアウタパネル71とともにレインフォースメント72に重合締結していないため、キャブサイドアウタパネル71に歪が生じることはない。
ところで、レインフォースメント72のうち、ブラケット23が締結、固定される前記取付部には、図2、図3に示すように、他よりも車外側へ膨出する膨出部72bが形成されている。フェンダパネル2が組付けられる際には、フェンダパネル2は上方から搬送される場合が多い。膨出部72bは、図3に示すように、シール材11より車体側に膨出しているため、前記組付け時において、フェンダパネル2を、膨出部72bの外壁の位置に合わせて搬送することにより、シール材11をフェンダパネル2(ブラケット23)の下端で擦ってしまうことを防止できる。従って、フェンダパネル2の組付け時における組付け性を向上させることができる。
また、レインフォースメント72の下端近傍には、車幅方向内側に向かって斜めに延びる傾斜壁部72cが形成されている。傾斜壁部72cの下部には、ファスナー12により、サイドシルガーニッシュ6の下部が固定されている。
図4は、図2におけるB−B線矢視断面図を示しており、サイドシルガーニッシュ6は、ファスナー12の他、キャブサイドアウタパネル71の下端にて形成された前記取付部において、ブラケット23の取付孔23c、ファスナー13により、ブラケット23を介してレインフォースメント72に固定されている。これにより、ファスナー12のみの場合に比べて、サイドシルガーニッシュ6のキャブサイドアウタパネル71に対する合い沿いを向上させることができる。
また、キャブサイドアウタパネル71に退避部71a(図2、3参照)が形成されていることにより、本実施形態のように、サイドシルガーニッシュ6の前部をレインフォースメント72に固定することができる。これにより、サイドシルガーニッシュ6の支持剛性を向上させることができる。
ところで、キャブサイドアウタパネル71をレインフォースメント72の側壁部72aに接合する際には、アーム部(不図示)を備えた溶接ロボットが用いられる。ここで、側壁部72aの接合部X1、X2では、図中実線で示す矢印のように、前記アーム部を車幅方向内側に真っ直ぐ向けることで溶接作業を行うことができる。ところが、傾斜壁部72cにおける、例えば、X3、X4で示す部位での溶接作業では、図中二点鎖線で示す矢印のように、前記アームの斜め方向の移動が必要となる。この傾斜壁部72cにおける斜め方向の移動は、前記アームの制御におけるプログラム等の複雑化を招いてしまう。
図5は、退避部71a周辺の要部拡大図を示しており、本実施形態では、図5に示すように、傾斜壁部72cを避けるように上方に退避した退避部71aを形成している。そして、退避部71aにおけるキャブサイドアウタパネル71の下端を、傾斜壁部72c上方の側壁部72aに接合している。これにより、いずれの接合部においても前記アームの移動方向を車幅方向に統一できるため、前記制御プログラムの簡素化等、溶接ロボットの管理の簡素化を図ることができる。
さらに、キャブサイドアウタパネル71とレインフォースメント72との接合の精度を向上させることもできるため、キャブサイドアウタパネル71に歪が生じることがない。
ところで、図6は、フェンダパネル2の成形工程を説明するための図を示しており、フェンダパネル2の成形工程においては、図6に示すように、1枚の板材Yを左右略対称にプレス成形し、該成形後、中央部で両端を切り離すことにより車体1台分のフェンダパネル2、2を同時に得ている。本実施形態のように、一部が円弧状、一部が直線状となる複雑な形状は成形技術上、1枚の板材で成形することは困難である。このため、本実施形態においては、本体21、ブラケット23が別体とされる構造となっている。
図7は、本体21に対するブラケット23の取付けを示す斜視図を示しており、本体21、ブラケット23ともに側壁部21b、21c、23dを備えており、ここで互いが接合されている。
図8は、前輪のホイールハウスWHの斜視図を示しており、上述したように成形されたフェンダパネル2の前側には、本体21に1つ、ブラケット23に2つの取付孔21d、23e、23fが穿設されている。取付孔21d、23e、23fは、ホイールハウスWHを形成するマットガード16を一点鎖線で示すように固定するための取付孔となる。
図9は、図2におけるC−C線矢視断面図を示しており、フェンダパネル2は、図9に示すように、カバー22が上端、下端でそれぞれファスナー14、15により本体21、ブラケット23に固定されることで完成する。図示のように、カバー22は、ファスナー13、取付孔23cの、サイドシルガーニッシュ6の取付部に隣接する位置で、ファスナー15、取付孔23bにより固定されている。
このように、本実施形態においては、本体21、ブラケット23が分割され別体の構造となっており、フェンダパネル2における下部においても、レインフォースメント72の側壁部72a(図2等参照)に締結できるため、フェンダパネル2の支持剛性を向上させることができる。さらに、カバー22がサイドシルガーニッシュ6の取付部に隣接するように取付けられているため、これらの合い沿いを向上させることができる。
ところで、上述した実施形態においては、フェンダパネル2の下部を、レインフォースメント72に直接締結されるブラケット23と、該ブラケット23を覆うカバー22とにより構成しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図10に示すフェンダパネル102のように、カバー22の機能を有するカバー部122、ブラケット23の機能を有する取付部123を一体に形成したものであってもよい。
この場合、図示のように、カバー部122には、マットガード16(図8参照)を取付けるための取付孔122a、122b、122cを備え、取付部123には、レインフォースメント72に締結するための取付孔123a、及びサイドシルガーニッシュ6を固定するための取付孔123bを備えることも可能である。
なお、図10に示す本体21は、上述した最初の実施形態と同様の構成要素であるため、同一の符号を付すとともに、ここでは、その説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の別体の部材は、ブラケット23に対応し、
以下同様に、
車体シールは、シール材11に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
本発明の実施形態に係る側部構造を備えた自動車の車体前方の側面図。 図1における要部拡大図。 図2におけるA−A線矢視断面図。 図2におけるB−B線矢視断面図。 退避部周辺の要部拡大図。 フェンダパネルの成形工程を説明するための図。 フェンダパネル本体に対するブラケットの取付けを示す斜視図。 前輪のホイールハウスの斜視図。 図2におけるC−C線矢視断面図。 本発明の別の実施形態に係るフェンダパネルを示す斜視図。
符号の説明
2、102…フェンダパネル
6…サイドシルガーニッシュ
9…サイドシル
11…シール材
22…カバー
23…ブラケット
71…キャブサイドアウタパネル
71a…退避部
72…キャブサイドレインフォースメント
72a…側壁部
72c…傾斜壁部
91…サイドシルインナ
92…サイドシルレインフォースメント

Claims (6)

  1. 自動車の側部構造であって、
    サイドシルインナと、
    該サイドシルインナとの間で閉断面を形成するレインフォースメントと、
    該レインフォースメントの側壁部に接合したキャブサイドアウタパネルと、
    後端下部がサイドシルの前部に位置するフェンダパネルと、
    サイドシルガーニッシュとを備え、
    前記フェンダパネルは、前記レインフォースメントの側壁部のうち、前記キャブサイドアウタパネルの接合部の下方のフェンダ取付部で固定され、
    前記サイドシルガーニッシュは、前記レインフォースメントに対する前記キャブサイドアウタパネルの接合部、及び前記フェンダ取付部を覆う
    自動車の側部構造。
  2. 前記キャブサイドアウタパネルの下端は、前記レインフォースメントの下端近傍まで延びてサイドシルガーニッシュ取付部を形成するとともに、
    前記フェンダ取付部より前方側で上方に退避する退避部を形成した
    請求項1記載の自動車の側部構造。
  3. 前記レインフォースメントの下端近傍に、車幅方向内側に向かって斜めに延びる傾斜壁部を形成し、
    前記退避部を、前記傾斜壁部を避けるように形成しつつ、該退避部におけるキャブサイドアウタパネルの下端を、前記傾斜壁部上方の、レインフォースメントの側壁部に接合した
    請求項2記載の自動車の側部構造。
  4. 前記サイドシルガーニッシュの前部を、その内方に配設した前記フェンダパネルに取付けた
    請求項2または3記載の自動車の側部構造。
  5. 前記フェンダパネルのうち、前記フェンダ取付部を含むフェンダパネル後端下部を別体の部材から形成するとともに、
    前記フェンダパネルは、下端が前記サイドシルガーニッシュと隣接するように前記別体の部材を覆うカバー部材を備え、
    該カバー部材を前記サイドシルガーニッシュ取付部に隣接する部位に取付けた
    請求項4記載の自動車の側部構造。
  6. 前記フェンダ取付部の裏面側の、前記キャブサイドアウタパネルと前記レインフォースメントとの接合部に車体シールを塗布するとともに、
    前記フェンダ取付部を前記車体シールより車外側に膨出させた
    請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の自動車の側部構造。
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