JP2008126983A - 車両のボディサイド構造 - Google Patents

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    • B62D25/02Side panels

Abstract

【課題】型抜きに用いられる金板素材の大型化を伴うことなく、プレス成形によりアウタパネルを一体的に形成することが可能な車両のボディサイド構造の提供
【解決手段】ボディサイド構造3は、プレス成形により一体的に形成されるアウタパネル4と、インナパネル5と、リインフォースメント6と、を備えている。アウタパネル4は、フロントピラーアウタ部12と該フロントピラーアウタ部12から下方へ延びるアウタ前端下部13とを有する。インナパネル5は、フロントピラーインナ部26と該フロントピラーインナ部26から下方へ延びるインナ前端下部27とを有する。リインフォースメント6のフランジ部43は、インナ前端下部27に接合される。アウタ前端下部13の下縁23は、インナ前端下部27の下縁36及びリインフォースメント6のフランジ部43の下縁44よりも上方でリインフォースメント6のフランジ部43の外側面45に近接又は接触する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のボディサイド構造に関する。
キャブの側面部を形成するボディサイドは、アウタパネルと、該アウタパネルの車幅方向内側に対向して配置されるインナパネルと、アウタパネルとインナパネルとの間に配置される補強部材と、を備え、これらは溶接等によりそれぞれ接合される。また、このアウタパネルは、鋼板やアルミニウム合金板等の金板素材(例えば、ロール材等)を用いて、プレス成形により一体的に形成されることが知られている。
特開2002−362434号公報
ここで、上記アウタパネルは、ドア開口の前方側に位置するフロントピラーアウタ部と、該フロントピラーアウタ部から下方へ延びるアウタ前端下部とを有し、フロントピラーアウタ部の上縁とアウタ前端下部の下縁とは、それぞれアウタパネルの最上部と最下部とに配置される。また、アウタ前端下部の下縁は、インナパネルの下縁及び補強部材の下縁の前方で補強部材の外周面に接合されて配置される。
ここで、一般に、アウタ前端下部の下縁をプレス成形(絞り成形)するためには、その外周に余肉が必要なため、金板素材の全幅を、フロントピラーアウタ部の上縁と余肉を含めたアウタ前端下部の下縁との距離に応じた長さに設定する必要がある。すなわち、アウタ前端下部の下縁の配置位置は、インナパネルの下縁又は補強部材の下縁の配置位置に依存するため、インナパネルの前端下部及び補強部材の前端下部を下方へ延長すると、これに伴なってアウタ前端下部を下方へ延長する必要がある。かかる場合に、フロントピラーアウタ部の上縁とアウタ前端下部の下縁との距離が増大するため、金板素材の大型化及びこれに伴うコストの増大を招く。
かかる不都合は、金板素材の全幅を、アウタパネルの車両前後方向の幅を基準として設定することにより回避することができる。しかし、サイドパネルの車両前後方向の幅のみが相違する場合には、車両前後方向の相違するアウタパネル毎に金板素材を用意する必要があり、かかる場合に、これらアウタパネルの製造の煩雑化を招く。
そこで、本発明は、型抜きに用いられる金板素材の大型化を伴うことなく、プレス成形によりアウタパネルを一体的に形成することが可能な車両のボディサイド構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る車両のボディサイド構造は、プレス成形により一体的に形成されるアウタパネルと、アウタパネルの車幅方向内側に対向して配置されるインナパネルと、アウタパネルとインナパネルとの間に配置される補強部材と、を備えている。アウタパネルは、フロントピラーアウタ部と該フロントピラーアウタ部から下方へ延びるアウタ前端下部とを有する。インナパネルは、フロントピラーインナ部と該フロントピラーインナ部から下方へ延びるインナ前端下部とを有する。フロントピラーアウタ部とフロントピラーインナ部とは、ドア開口の前方を区画する閉断面を形成する。補強部材の前端下部は、インナ前端下部に接合される。アウタ前端下部の下縁は、インナ前端下部の下縁及び補強部材の前端下部の下縁よりも上方で補強部材の前端下部の外側面に近接又は接触する。
上記構成では、アウタパネルがプレス成形により一体的に形成されるため、アウタパネルの製作の容易化を図ることができる。
また、アウタパネルのアウタ前端下部の下縁は、インナ前端下部の下縁及び補強部材の前端下部の下縁よりも上方で且つ補強部材の前端下部の外側面の前方の位置に配置される。このため、アウタ前端下部の高さ寸法を、インナ前端下部の下縁又は補強部材の前端下部の下縁の配置位置とは無関係に短く設定することが可能である。従って、かかる高さ寸法の短縮化に伴い、フロントピラーアウタ部の上縁とアウタ前端下部の下縁との高さ方向の距離が短縮されるため、アウタパネルの型抜きに用いられる金板素材の全幅の短縮化及びこれに伴うコストの低減を図ることができる。また、金板素材の全幅は、アウタパネルの高さ方向の距離を基準として設定することが可能なため、サイドパネルの車両前後方向の幅のみが相違する車型において、共通の金板素材を使用することができる。従って、金板素材が統一化されるため、これらアウタパネルの製造の簡略化を図ることができる。
また、アウタ前端下部と補強部材の前端下部との間の少なくとも一部を密閉するシール部材を備えてもよい。
上記構成では、アウタ前端下部の下縁と補強部材の前端下部の外側面との間に形成される隙間の一部にシール部材が装着される。すなわち、シール部材の装着は、当該隙間のうち雨水等がアウタパネルの内部に浸入し易い部位に対してのみ行えばよく、仮に、隙間を介して雨水等がアウタパネルの内部に侵入した場合であっても、シール部材が装着されていない隙間から雨水等を下方へ良好に排出することが可能である。従って、シール部材を隙間の全てに対して装着する必要がないため、製作の容易化及びコストの低減を図ることができる。
本発明によれば、簡単な構成により、型抜きに用いられる金板素材の大型化を抑えつつ、プレス成形によりボディサイドに用いられるアウタパネルを一体的に形成することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る車両の要部拡大側面図、図2はボディサイド構造の分解斜視図、図3は図1のIII−III矢視断面図、図4は余肉部を有するアウタ前端下部の要部拡大斜視図、図5は図4のV−V矢視断面図、図6は本発明に係るボディサイド構造を適用しないその他のボディサイド構造のアウタ前端下部とリインフォースメントとインナ前端下部との接合状態を示す要部拡大断面図、図7は図6のその他のボディサイド構造に係る余肉部を有するアウタ前端下部の要部拡大斜視図、図8は図7のIX−IX矢視断面図、図9はアウタパネルの型抜き状況を示すロール材の斜視図、図10はベッド付きキャブのボディサイドに係るアウタパネルの正面図である。なお、図中FRは車両前方を、図中UPは車両上方を、図3及び図5中H1はフランジ部の高さ寸法を、図6及び図8中H2はフランジ部の高さ寸法をそれぞれ示している。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、キャブ2内の運転席(図示省略)の着座位置が概ねエンジン(図示省略)より前方に位置するキャブオーバトラックであり、キャブ2は、その車幅方向両側の側面部にボディサイド構造3を備えている。
図2に示すように、ボディサイド構造3は、キャブ2の側面部の外板部材であるアウタパネル4と、アウタパネル4の車幅方向内側に対向して配置されるインナパネル5と、リインフォースメント(補強部材)6と、を備えている。
図1及び図2に示すように、アウタパネル4は、略矩形状に形成されるドア開口11と、略く字形状に形成されるフロントピラーアウタ部12と、アウタ前端下部13と、ロッカーアウタ部14と、フェンダーアウタ部15と、ルーフサイドレールアウタ部16と、リアピラーアウタ部17と、を有し、これらはプレス成形により一体的に成形されている。
ドア開口11は、ドア7が閉位置に配置された状態で前方から閉塞される。フロントピラーアウタ部12は、ドア開口11の前縁を構成する。アウタ前端下部13は、後述するフロントピラーアウタ部12の鉛直部19から下方へ延びている。ロッカーアウタ部14は、フロントピラーアウタ部12の鉛直部19の下端から車両後方へ曲折して延び、ドア開口11の下縁の一部を構成する。フェンダーアウタ部15は、ロッカーアウタ部14の後端からアーチ状に延びている。フェンダーアウタ部15の下端側は、前車輪を上方から覆うホィールハウスを構成する。また、フェンダーアウタ部15の上端側は、ドア開口11の下縁の一部を構成する。ルーフサイドレールアウタ部16は、後述するフロントピラーアウタ部12の傾斜部18の上端から車両後方へ曲折して延び、ドア開口11の上縁を構成する。リアピラーアウタ部17は、フェンダーアウタ部15の後端とルーフサイドレールアウタ部16の後端とを連結してドア開口11の後縁を構成する。
図2及び図3に示すように、フロントピラーアウタ部12は、車幅方向外側へ膨出し且つ車両前方へ向かって下方へ傾斜する傾斜部18と、傾斜部18の下端から下方へ曲折して延びる鉛直部19と、を有する。傾斜部18の上縁20は、アウタパネル4の最上部に配置されている。
アウタ前端下部13は、フロントピラーアウタ部12の鉛直部19の下端から折れ曲がり車幅方向内側へ向かって傾斜して延びる折曲部21と、折曲部21の下端から下方へ向かって屈曲して延びるフランジ部22とを有する。フランジ部22の下縁23は、アウタパネル4の最下部に配置されている。
インナパネル5は、フロントピラーインナ部26と、インナ前端下部27と、ロッカーインナ部(図示省略)と、フェンダーインナ部(図示省略)と、ルーフサイドレールインナ部(図示省略)と、リアピラーインナ部(図示省略)と、を有し、これらは分割して形成されている。フロントピラーインナ部26と、インナ前端下部27と、ロッカーインナ部と、フェンダーインナ部と、ルーフサイドレールインナ部と、リアピラーインナ部とは、それぞれフロントピラーアウタ部12と、アウタ前端下部13と、ロッカーアウタ部14と、フェンダーアウタ部15と、ルーフサイドレールアウタ部16と、リアピラーアウタ部17とにそれぞれ対向して配置される。また、各インナパネル5は、これらに対応する各アウタパネル4に溶接等により固着され、かかる状態で、各インナパネル5と各アウタパネル4との間に閉断面が形成される。
フロントピラーインナ部26は、車幅方向内側へ膨出し且つ車両前方へ向かって下方へ傾斜する傾斜部31と、傾斜部31の下端から下方へ曲折して延びる鉛直部32と、を有し、フロントピラーアウタ部12と略同一形状に形成されている。フロントピラーインナ部26の上端部は、フロントピラーアウタ部12の上端部に対して溶接等により接合されている。
インナ前端下部27は、フロントピラーインナ部26の鉛直部32の下端から折れ曲がり車幅方向外側へ向かって傾斜して延びる折曲部34と、折曲部34の下端から下方へ向かって屈曲して延びるフランジ部35と、を有する。
リインフォースメント6は、フロントピラーアウタ部12とフロントピラーインナ部26との間に配置され、鉛直部41と、鉛直部41の下端から折れ曲がり車幅方向内側へ向かって傾斜して延びる折曲部42と、折曲部42の下端から下方へ向かって屈曲して延びるフランジ部(補強部材の前端下部)43と、を有する。鉛直部41は、その車幅方向外側の外面がフロントピラーアウタ部12の鉛直部19の内面と略同一形状に形成されている。フランジ部43は、その車幅方向内側の内側面47がインナ前端下部27のフランジ部35の外面と略同一形状に形成されている。
リインフォースメント6の鉛直部41は、その車幅方向外側の外面をフロントピラーアウタ部12の鉛直部19の内面に当接した状態で、鉛直部41の外周縁を溶接等することによりフロントピラーアウタ部12に対して固着されている。リインフォースメント6のフランジ部43は、その車幅方向外側の外側面45とアウタ前端下部13の下縁23とを当接した状態で、アウタ前端下部13の下縁23の外周縁を溶接することによりアウタ前端下部13に対して固着されている。なお、アウタ前端下部13の下縁23とリインフォースメント6のフランジ部43の外側面45とを接触させて固着する場合に限られず、アウタ前端下部13の下縁23とリインフォースメント6のフランジ部43の外側面45とを近接させた状態でこれらを固着してもよい。
リインフォースメント6がフロントピラーアウタ部12及びアウタ前端部13に対して溶接等により固着された状態では、リインフォースメント6のフランジ部43の下縁44は、アウタ前端下部13の下縁23よりも下方の位置に配置される。かかる状態において、アウタ前端下部13の下縁23とリインフォースメント6のフランジ部43の外側面45との間には、その所定位置(一部)に下方からの雨水等の侵入を防止するためのシール部材46が装着されている。なお、このシール部材46は、アウタ前端下部13の下縁23とリインフォースメント6のフランジ部43の外側面45との間の全域に亘って装着することも可能である。
リインフォースメント6のフランジ部43は、その内側面47とインナ前端下部27の外面とを当接した状態で、その下縁44とインナ前端下部27の下縁36とを溶接等することにより、インナ前端下部27に対して固着されている。リインフォースメント6がリインフォースメント6に対して溶接等により固着された状態では、リインフォースメント6のフランジ部43の下縁44とインナ前端下部27の下縁36とは、高さ方向において略同一位置に配置される。なお、本実施形態では、リインフォースメント6のフランジ部43の下縁44とインナ前端下部27の下縁36との間に形成される隙間へのシール材の装着が省略されているが、かかる隙間に対してシール部材を装着してもよい。
ここで、本実施形態では、アウタ前端下部13の下縁23とリインフォースメント6のフランジ部43の外側面45との間に形成される隙間の一部にのみシール部材46を装着し、且つ、リインフォースメント6のフランジ部43の下縁44とインナ前端下部27の下縁36との間に形成される隙間にシール部材を装着していないが、これは、アウタ前端下部13の下縁23とリインフォースメント6のフランジ部43の外側面45との間に形成される隙間の一部に対してシール部材46を装着すれば、車両1の走行時等において、フロントピラーアウタ部12とフロントピラーインナ部26とにより形成される閉断面形状の内部空間への下方からの雨水等の浸入を十分に抑制することができるからである。また、仮に、当該内部空間に雨水等が侵入した場合であっても、シール部材46が装着されていない隙間から雨水等を下方へ良好に排出することが可能だからである。
次に、プレス成形により一体的に形成されるアウタパネルの製造について、本実施形態に係るボディサイド構造と、比較説明のために使用するその他のボディサイド構造とに分けて、図4〜図10に基づいて説明する。
図6に示すように、比較説明のために使用するその他のボディサイド構造51は、プレス成形により一体的に形成されるアウタパネル52と、アウタパネル52の車幅方向内側に対向して配置されるインナパネル53と、アウタパネル52とインナパネル53との間に配置されるリインフォースメント54と、を備えている。
アウタパネル52は、フロントピラーアウタ部55と、フロントピラーアウタ部55から下方へ延びるアウタ前端下部56とを有する。アウタ前端下部56は、フロントピラーアウタ部55の下端から折れ曲がり車幅方向内側へ向かって傾斜して延びる折曲部58と、折曲部58の下端から下方へ向かって屈曲して延びるフランジ部59とを有する。
インナパネル53は、フロントピラーインナ部61と、フロントピラーインナ部61から下方へ延びるインナ前端下部62とを有する。インナ前端下部62は、フロントピラーインナ部61の下端から折れ曲がり車幅方向外側へ向かって傾斜して延びる折曲部64と、折曲部64の下端から下方へ向かって屈曲して延びるフランジ部65と、を有する。
リインフォースメント54は、鉛直部68と、鉛直部68の下端から折れ曲がり車幅方向内側へ向かって傾斜して延びる折曲部69と、折曲部69の下端から下方へ向かって屈曲して延びるフランジ部70と、を有する。
リインフォースメント54のフロントピラーアウタ部55に対する固定は、リインフォースメント54の鉛直部68の外面をフロントピラーアウタ部55の内面に当接した状態で、フロントピラーアウタ部55の外周縁を溶接等すると共に、リインフォースメント54のフランジ部70の外側面をアウタ前端下部56のフランジ部59の内面に当接した状態で、アウタ前端下部56の下縁60及びリインフォースメント54のフランジ部70の下縁71を溶接等することにより行われる。かかる状態では、リインフォースメント54のフランジ部70の下縁71は、アウタ前端下部56の下縁60よりも上方の位置に配置される。
リインフォースメント54のフロントピラーインナ部61に対する固定は、リインフォースメント54のフランジ部70の内側面をインナ前端下部62のフランジ部65の外面に当接した状態で、インナ前端下部62の下縁66及びリインフォースメント54のフランジ部70の下縁71を溶接等することにより行われる。かかる状態では、高さ方向において、インナ前端下部62の下縁66とリインフォースメント54のフランジ部70の下縁71とは、高さ方向において略同一位置に配置される。
このように、ボディサイド構造51にかかるアウタパネル52では、アウタ前端下部56の下縁60の配置位置が、インナ前端下部62の下縁66及びリインフォースメント54のフランジ部の70の下縁71よりも下方であるため、リインフォースメント54のフランジ部59の上端から下縁60までの距離H2は、インナ前端下部62の下縁66及びリインフォースメント54のフランジ部の下縁71の配置位置に応じて決定される。
なお、アウタ前端下部56の下縁60、インナ前端下部62の下縁66及びリインフォースメント54のフランジ部70の下縁71には、リインフォースメント54がフロントピラーアウタ部55及びフロントピラーインナ部61に固着された状態で、シール部材72が装着され、これにより、アウタ前端下部56の下縁60とリインフォースメント54のフランジ部70の下縁71との間に形成される隙間、及びインナ前端下部62の下縁66とリインフォースメント54のフランジ部70の下縁71との間に形成される隙間が密閉される。
図6〜図8に示すように、鋼板やアルミニウム合金板等のロール材81(図9参照)を用いて、プレス機(図示省略)によりアウタパネル52をプレスするためには、アウタパネル52の外周、即ち、アウタ前端下部56のフランジ部59の外周に所定長の余肉部73が必要であり、この余肉部73は、プレス後、アウタ前端下部56の下縁71となる位置(トリム位置)で切除される。このため、アウタパネル52の高さ方向の距離を基準としてロール材81の全幅を設定する場合には、ロール材81の全幅を、フロントピラーアウタ部55の上縁(図示省略)と余肉部73を含めたアウタ前端下部56の下縁60との距離に応じた長さに設定する必要がある。すなわち、フランジ部59の高さ寸法H2は、インナ前端下部62の下縁66及びリインフォースメント54のフランジ部70の下縁71の配置位置に応じて決定されるため、インナ前端下部62のフランジ部65及びリインフォースメント54のフランジ部70を下方へ延長すると、これに伴なって距離H2が増大する。かかる場合に、フロントピラーアウタ部55の上縁とアウタ前端下部56の下縁60との距離が増大するため、ロール材81の大型化及びこれに伴うコストの増大を招く。
これに対し、図3〜図5及び図9に示すように、本実施形態に係るアウタパネル4のアウタ前端下部13の下縁23は、インナ前端下部27の下縁36及びリインフォースメント6のフランジ部43の下縁44よりも上方の位置に配置される。このため、アウタ前端下部13のフランジ部43の高さ寸法H1を、インナ前端下部27の下縁36又はリインフォースメント6のフランジ部43の下縁44の配置位置とは無関係に短く設定することが可能である。従って、かかる高さ寸法H1の短縮化に伴い、フロントピラーアウタ部12の上縁20(図2参照)と余肉部48を含めたアウタ前端下部13の下縁23との高さ方向の距離が短縮されるため、アウタパネル4の型抜きに用いられるロール材81の全幅の短縮化及びこれに伴うコストの低減を図ることができる。なお、余肉部48は、プレス後、アウタ前端下部13の下縁23となる位置(トリム位置)で切除される。
図9及び図10に示すように、ロール材81の全幅は、アウタパネル4の高さ方向の距離を基準として設定することが可能なため、アウタパネル4の他に、アウタパネル4の車両前後方向の幅のみが相違する車型、即ち、同一の車型でベッドが装備されるキャブ82のアウタパネル83においても、共通のロール材81を使用することができる。従って、ロール材81が統一化されるため、これらアウタパネル4,83の製造の簡略化を図ることができる。
このように本実施形態に係るボディサイド構造3によれば、型抜きに用いられるロール材81の大型化を抑えつつ、プレス成形によりキャブ2のボディサイドに用いられるアウタパネル4を一体的に形成することができる。
また、本実施形態では、アウタ前端下部13の下縁23とリインフォースメント6フランジ部43の外側面45との間に形成される隙間の一部にシール部材46が装着される。すなわち、シール部材46の装着は、当該隙間のうち雨水等がアウタパネル4の内部に浸入し易い部位に対してのみ行えばよく、仮に、隙間を介して雨水等がアウタパネル4の内部に侵入した場合であっても、シール部材46が装着されていない隙間から雨水等を下方へ良好に排出することが可能である。従って、シール部材46を隙間の全てに対して装着する必要がないため、製作の容易化及びコストの低減を図ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本実施形態に係る車両の要部拡大側面図である。 ボディサイド構造の分解斜視図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 余肉部を有するアウタ前端下部の要部拡大斜視図である。 図4のV−V矢視断面図である。 本発明に係るボディサイド構造を適用しないその他のボディサイド構造のアウタ前端下部とリインフォースメントとインナ前端下部との接合状態を示す要部拡大断面図である。 図6のその他のボディサイド構造に係る余肉部を有するアウタ前端下部の要部拡大斜視図である。 図7のIX−IX矢視断面図である。 アウタパネルの型抜き状況を示すロール材の斜視図である。 ベッド付きキャブのボディサイドに係るアウタパネルの正面図である。
符号の説明
1 車両
2 キャブ
3 ボディサイド構造
4 アウタパネル
5 インナパネル
6 リインフォースメント(補強部材)
11 ドア開口
12 フロントピラーアウタ部
13 アウタ前端下部
23 下縁
26 フロントピラーインナ部
27 インナ前端下部
36 下縁
43 フランジ部(補強部材の前端下部)
44 下縁
45 外側面
46 シール部材

Claims (2)

  1. プレス成形により一体的に形成されるアウタパネルと、
    前記アウタパネルの車幅方向内側に対向して配置されるインナパネルと、
    前記アウタパネルと前記インナパネルとの間に配置される補強部材と、を備え、
    前記アウタパネルは、フロントピラーアウタ部と該フロントピラーアウタ部から下方へ延びるアウタ前端下部とを有し、
    前記インナパネルは、フロントピラーインナ部と該フロントピラーインナ部から下方へ延びるインナ前端下部とを有し、
    前記フロントピラーアウタ部と前記フロントピラーインナ部とは、ドア開口の前方を区画する閉断面を形成し、
    前記補強部材の前端下部は、前記インナ前端下部に接合され、
    前記アウタ前端下部の下縁は、前記インナ前端下部の下縁及び前記補強部材の前端下部の下縁よりも上方で前記補強部材の前端下部の外側面に近接又は接触する
    ことを特徴とする車両のボディサイド構造。
  2. 請求項1に記載の車両のボディサイド構造であって、
    前記アウタ前端下部と前記補強部材の前端下部との間の少なくとも一部を密閉するシール部材を備えた
    ことを特徴とする車両のボディサイド構造。
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