JP2007203996A - 車体上部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 閉じ断面を成すフロントピラー部1からルーフサイドレール部2に移行する箇所にルーフフロントレール部3を接合する車体上部構造において、前記ルーフサイドレール部2を構成するインナパネル6に、ルーフフロントレール部3に向けて延長するエクステンション部9を設け、該エクステンション部9にサンバイザ取付部9cを設けたことにある。
【選択図】 図4
Description
このような車体上部構造では、ルーフフロントレール部にサンバイザを取付けるための孔を形成する必要があるため、ルーフフロントレール部の車両前後方向の強度が弱くなる。そこで、フロントピラー部とルーフサイドレール部相互を繋ぐ別部材のブレースを設け、このブレースにルーフフロントレール部側に延びる延長部を設け、このブレースの延長部にサンバイザ取付ホルダを設けるようにした構造が知られている(特許文献2参照)。
また、このような車体上部構造では、サンバイザ取付部の剛性を確保するためにサンバイザ取付け孔の近傍に、ルーフフロントレール部のインナパネルとアウタパネルに亘るブラケットを配設して強度を高めるようにした構造が知られている(特許文献3)。
また、本発明は、前記ルーフサイドレール部の閉じ断面を形成するインナパネルの溶接部の箇所に対してエクステンション部のサンバイザ取付部を低く形成して段差部を形成したことにある。
さらに、本発明は、前記ルーフサイドレール部のインナパネルの溶接部が設けられた上面部に貫通孔を形成し、アウタパネルとインナパネルで構成される前記ルーフサイドレール部の閉じ断面内に配設されるリンフォースメントと、ルーフサイドレール部のアウタパネルと、車体のルーフ部を構成するルーフパネルとを前記インナパネルの貫通孔を通してスポット溶接したことにある。
またさらに、本発明は、前記ルーフサイドレール部のインナパネルの上面部から前記インナパネルのエクステンション部のサンバイザ取付部にかけて構成される壁面と、前記ルーフサイドレール部の車室側に配設された内装材とによって形成される空間部にエアバッグを配置したことにある。
請求項2の発明によれば、ルーフサイドレール部の閉じ断面を形成するインナパネルの溶接部の箇所に対してエクステンション部のサンバイザ取付部を低く形成して段差部を形成したので、段差部によって車両の前後方向の剛性が向上する。段差部によって、延設部とルーフフロントレール部との間に閉じ断面が形成され、接合剛性が向上する。
請求項3の発明によれば、ルーフサイドレール部のインナパネルの溶接部が設けられた上面部に貫通孔を形成し、アウタパネルとインナパネルで構成される前記ルーフサイドレール部の閉じ断面内に配設されるリンフォースメントと、ルーフサイドレール部のアウタパネルと、車体のルーフ部を構成するルーフパネルとを前記インナパネルの貫通孔を通してスポット溶接したので、貫通孔を通して3枚のパネルの溶接を行うことができる。
請求項4の発明によれば、ルーフサイドレール部のインナパネルの上面部の下方側から前記インナパネルのエクステンション部のサンバイザ取付部にかけて構成される壁面と、前記ルーフサイドレール部の車室側に配設された内装材とによって形成される空間部にエアバッグを配置したので、エアバッグの配置スペースを確保することができることから、ルーフサイドレール部を小さくすることができる。ルーフサイドレール部を小さくすることができることから、室内空間を確保することができ、居住性の向上、乗員の快適性が向上する。
図1は、本発明に係る車体上部構造の部位を示した車両の斜視図、図2は、図1における矢視Y方向から視たルーフサイドレール部のインナパネルを示した斜視図、図3は、図2におけるIII−III線位置での、ルーフサイドレール部の接合を示した図、図4は、図2におけるIV−IV線位置での、ルーフサイドレール部とルーフフロントレール部との接合状態を示した図、図5は、ルーフサイドレール部とルーフフロントレール部との溶接箇所をルーフパネルおよびルーフサイドレールアウタパネルを外して示した図である。
連結部4のルーフサイドレール側の構造は、図3に断面図で示すように、ルーフサイドレールアウタパネル5と該ルーフサイドレールアウタパネル5の車体中央側に配設されるルーフサイドレールインナパネル6と、それらの間に配設されるリンフォースメント7とによって構成される。ルーフサイドレールアウタパネル5の上下の縁部に位置する縁部フランジとルーフサイドレールインナパネル6とが溶接接合され、閉断面構造となっている。そして、リンフォースメント7は、該閉断面空間内に配設され、ルーフサイドレールアウタパネル5とルーフサイドレールインナパネル6との溶接接合位置で、ルーフサイドレールアウタパネル5とルーフサイドレールインナパネル6の間に配置されている。
連結部4は、フロントピラー部1の上部およびルーフサイドレール部2と同様な閉断面を有し、前部および後部が、フロントピラー部1の上部およびルーフサイドレール部2の前部に接合されている。そして、フロントピラー部1の上部およびルーフサイドレール部2の前部の閉断面を、その断面形状を急変させることなく車両の前後方向に連続させている。閉断面を連続させているので、フロントピラー部1とルーフサイドレール部2の結合強度が向上し、車両のねじり剛性が向上し、走行時の車両の操縦安定性が向上する。また、車両前方からの衝撃荷重に対して、連結部4の変形を減少させることが可能となる。
レール主部8の上壁(上面部)8bには、その長手方向に、複数(実施の形態では、4個)の溶接作業用孔8cが形成されている。
また、エクステンション部9には、一部に凹部9aが形成され、該凹部の底壁9bにサンバイザ取付け孔9cおよび締結用孔が形成されている。
一方、車両のルーフの前端部分のフレーム構造であるルーフフロントレール部3を構成するフロントレール10の両側縁部に形成された突出部10aおよび前側縁部10bが、ルーフパネル11(図5では外して示している。)の側縁および前縁にスポット溶接Bによって接合され(図5参照)て、車両のルーフ部分が構成される。
そして、車両のサイドボディと車両のルーフ部分の結合時、ルーフフロントレール部3と連結部4は、図4に示すように、連結部4のアウタパネル5の車体中央側上面に、フロントレール10の側縁(突出部10a)およびルーフパネル11の側縁が重ね合わされ、フロントレール10の側縁(突出部10a)が存在しない位置に設定されているルーフサイドレールインナパネル6の溶接作業用孔8cを利用して、アウタパネル5の縁部5aおよびリンフォースメント7の縁部7aと、ルーフパネル11の縁部11aが、スポット溶接Cによって互いに接合されている(図4、図5参照)。なお、連結部4のアウタパネル5の車体中央側上面に重ねられるフロントレール10の突出部10aの下方に位置するルーフサイドレールインナパネル6の上壁(上面部)8b、アウタパネル5の縁部5aおよびリンフォースメント7の縁部7aの部分には、突出部10aの厚み分他の部位よりも下方に位置することとなる段部(逃げ部)が形成されていて、重ね合わせおよびスポット溶接を可能としている。また、エクステンション部9の部分では、エクステンション部9の前側縁部にフロントレール10の前側縁部10bおよびルーフパネル11前縁が上方に重ねられ、スポット溶接B(図5の△印部)によって接合され、さらに、エクステンション部9の後側縁部にフロントレール10の後側縁部が上方に重ねられ、フロントレール10に取付けられた溶接ナットを利用して、ボルトにて締結固定されている。なお、エクステンション部9の後側縁部にフロントレール10の後側縁部を、スポット溶接でなくボルト固定としたのは、そうすることで、スポット溶接の溶接ガンの挿入空間を確保する必要がなくなり、車室内の空間を広くすることが可能となるためである。
この連結部の結合構造によって、複数のパネルが集合する部位でありながら溶接を可能とし、フロントピラー部1およびルーフサイドレール部2とルーフフロントレール部3が強固に結合される。さらに、エクステンション部9には、サンバイザ取付部となる凹部9aが形成されており、該凹部の形状効果によってエクステンション部9が補強され、その凹部9aの前後でフロントレール10と結合されているので、フロントレール10との間で閉断面を構成でき、エクステンション部9とルーフフロントレール部3がより強固に固定できている。
また、ルーフサイドレールインナパネル6の上壁(上面部)8bの下方側の空間部13、すなわち、ルーフサイドレールインナパネル6の傾斜壁8aと上壁(上面部)8bと凹部9aの縦壁9d および、ルーフライニング15とによって画成される空間部13にサイドエアバッグ14が収容される。容易にエアバッグの配置スペースを確保できて、ルーフサイドを小さくすることができ、乗員の頭部近傍の空間を大きく取ることが可能となり、圧迫感がない室内空間を形成することができる。居住性が良くなり乗員の快適性が向上する。
2 ルーフサイドレール部
3 ルーフフロントレール部
4 連結部
5 ルーフサイドレールアウタパネル(アウタパネル)
6 ルーフサイドレールインナパネル(インナパネル)
7 リンフォースメント
8 レール主部
8a 傾斜壁
8b 上壁
8c 溶接作業用孔
9 エクステンション部
9a 凹部
9b 底壁
9c サンバイザ取付け孔
9d 縦壁
10 フロントレール
11 ルーフパネル
12 サンバイザ
13 空間部
14 サイドエアバッグ
15 ルーフライニング
Claims (4)
- 閉じ断面を成すフロントピラー部からルーフサイドレール部に移行する箇所にルーフフロントレール部を接合する車体上部構造において、前記ルーフサイドレール部を構成するインナパネルに、ルーフフロントレール部に向けて延長するエクステンション部を設け、該エクステンション部にサンバイザ取付部を設けたことを特徴とする車体上部構造。
- 前記ルーフサイドレール部の閉じ断面を形成するインナパネルの溶接部の箇所に対してエクステンション部のサンバイザ取付部を低く形成して段差部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
- 前記ルーフサイドレール部のインナパネルの溶接部が設けられた上面部に貫通孔を形成し、アウタパネルとインナパネルで構成される前記ルーフサイドレール部の閉じ断面内に配設されるリンフォースメントと、ルーフサイドレール部のアウタパネルと、車体のルーフ部を構成するルーフパネルとを前記インナパネルの貫通孔を通してスポット溶接したことを特徴とする請求項2に記載の車体上部構造。
- 前記ルーフサイドレール部のインナパネルの上面部から前記インナパネルのエクステンション部のサンバイザ取付部にかけて構成される壁面と、前記ルーフサイドレール部の車室側に配設された内装材とによって形成される空間部にエアバッグを配置したことを特徴とする請求項2または3に記載の車体上部構造。
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