JP2021146506A - 露光制御装置、画像形成装置、および露光制御プログラム - Google Patents

露光制御装置、画像形成装置、および露光制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画素値を補正する場合と比べ、補正の精度を向上させた露光制御装置、画像形成装置、および露光制御プログラムを提供する。【解決手段】スクリーンに応じた広さの領域内の2値データの白点および黒点の数を数えることにより網点面積率Cin(%)を算出し、補正倍率LUT62を参照して、そのCin(%)に応じた補正倍率を算出し、予め濃度測定により求めておいた1次補正値にその補正倍率をかけて光量調整値を算出し、基準光量から光量調整値だけ増減した光量の露光ビームLを出射する。【選択図】図3

Description

本発明は、露光制御装置、画像形成装置、および露光制御プログラムに関する。
画像形成にあたっては、例えば現像ロールの偏芯あるいは現像ロールの軸方向の中央と端部との現像能力の相違などの原因で濃度ムラが発生することがある。このような濃度ムラを如何にして補正して濃度ムラのないきれいな画像を形成するかが問題である。
特許文献1には、画素値に応じた補正画素値を算出し、算出した補正画素値(補正画像データ)を使って画像を形成することにより濃度ムラを抑えることが開示されている。
特許第5825862号公報
画素値は、例えば、0〜255といったある範囲内のデジタルの値で表現される。したがって、画素値が0に近い、淡い濃度では、画素値が1だけ違っても濃度が大きく異なり、過補正となるおそれがある。また、画素値が255に近い、濃い濃度では、画素値255以上には補正できないため、補正不足となるおそれがある。
本発明は、画素値を補正する場合と比べ、補正の精度を向上させた露光制御装置、画像形成装置、および露光制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、
各1次補正値が対応付けられた、互いに離れた複数の補正点の各々について、該補正点の画素値に基づいて該補正点の1次補正値を補正する補正係数を得、該1次補正値と該補正係数とに基づいて該補正点の2次補正値を算出し、前記複数の補正点の複数の2次補正値に基づいて画像上の2次補正値の分布を算出する露光光量算出部と、
露光により潜像を形成する露光器に、各点ごとの画素値に応じた光量を前記2次補正値に基づいて補正した補正光量による露光により潜像を形成させる露光制御部とを備えたことを特徴とする露光制御装置である。
請求項2に係る発明は、前記1次補正値が、前記補正点の、予め形成した画像を光電的に読み取って得た読取り画素値と期待値とに基づいて算出される補正値であることを特徴とする請求項1に記載の露光制御装置である。
請求項3に係る発明は、前記1次補正値が、前記複数の補正点の期待値が互いに同一となる画像を光電的に読み取って得た読取り画素値と期待値とに基づいて算出される補正値であることを特徴とする請求項2に記載の光制御装置である。
請求項4に係る発明は、
多値の画素データの集合からなる画像データを2値化スクリーンで表現された画像を表す2値化データに変換するデータ変換部を備え、
前記露光光量算出部が、前記複数の補正点の各々について、該補正点の周りの2値化データに基づいて該補正点の画素値を算出することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置である。
請求項5に係る発明は、前記露光光量算出部が、前記データ変換部で採用される2値化スクリーンのうちの少なくとも0°および45°のスクリーンについて、前記補正点の周りの、2値化スクリーンの種類に応じて予め定められた寸法の領域内の2値化データに基づいて該補正点の画素値を算出することを特徴とする請求項4に記載の露光制御装置である。
請求項6に係る発明は、前記露光光量算出部が、前記画素値を前記補正係数に変換する変換テーブルを参照して、前記補正点の画素値から前記補正係数を得ることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置である。
請求項7に係る発明は、
前記変換テーブルが、前記画素値に対し単調増加し、予め定められた値以上で前記1次補正値と前記2次補正値とが同一の値となる補正係数に飽和した単調増加パターンのテーブルであり、
前記1次補正値が、前記補正点の、予め形成した、前記補正係数が飽和した領域内の画素値からなる画像を形成して該画像を光電的に読み取って得た読取り画素値と期待値とに基づいて算出される補正値であることを特徴とする請求項6に記載の露光制御装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置を備え、前記露光器により形成された2値化スクリーン潜像に基づく画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、前記複数の補正点が、濃度ムラを引き起こす回転体の一周期に応じた範囲に広がるように分散配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置である。
請求項10に係る発明は、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置として動作させることを特徴とする露光制御プログラムである。
請求項1に係る露光制御装置、請求項8に係る画像形成装置、および請求項10に係る露光制御プログラムによれば、画素値自体を補正する場合と比べ、補正の精度が向上する。
請求項2に係る露光制御装置によれば、ベースとなる1次補正値が算出される。
請求項3に係る露光制御装置によれば、1次補正値を算出するにあたり補正点ごとに期待値が異なる画像に基づくよりも、処理が容易である。
請求項4に係る露光制御装置によれば、2値化データ前の画素値を入手できないシステムであっても画素値を得ることができる。
請求項5に係る露光制御装置によれば、2値化スクリーンの種類によらず同一寸法の領域内の2値化データを採用する場合と比べ、精度の高い推測画素データを得ることができる。
請求項6に係る露光制御装置によれば、変換テーブルを採用しない場合と比べ、推測画素データから補正係数への変換が容易である。
請求項7に係る露光制御装置によれば、補正係数が非飽和の画素値からなる画像を用いて1次補正値を算出した場合と比べ、補正の大きなエラーが発生するおそれが低減する。
請求項9に係る画像形成装置によれば、補正点が回転体の一周期とは無関係な範囲に広がっているよりも、プロセス方向の濃度ムラの補正の精度が向上する。
本発明の一実施形態としての画像形成装置の概略構成図である。 1つの画像形成ユニット周りの構成を示した模式図である。 本発明の第1実施形態としての露光制御装置の構成を示したブロック図である。 1次補正値テーブル作成の手順を表すフローチャートを示した図である。 補正点の説明図である。 1次補正値テーブルを例示した図である。 補正倍率LUTの一例を示した図である。 図3に示す露光制御装置の光量制御部における、ユーザ画像形成時の処理の手順を表すフローチャートを示した図である。 スクリーンに応じて定められる領域をイメージした図である。 スクリーンの種類と、プロセス方向の領域の幅に関するCinの推定誤差を示した図である。 本発明の第2実施形態としての露光制御装置の構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置には、本発明の一実施形態としての露光制御装置および露光制御プログラムが含まれている。
この画像形成装置10は、不図示のパーソナルコンピュータ(以下、PCと略記する)から画像データを受け取り、用紙上に、その画像データに基づく画像を形成する装置である。
この画像形成装置10は、互いに連結された第1筐体10aと第2筐体10bとの2つの筐体を有し、この画像形成装置10を構成する各部材がそれら2つの筐体に分かれて組み込まれている。
この画像形成装置10は4色のトナーを用いて画像を形成する構成を有し、第1筐体10aの上部には、各色のトナーを収容する4つのトナーカートリッジ11Y,11M,11C,11Kが配列されている。
ここで、符号中のアルファベットは、トナーカートリッジに収容されているトナーの色をあらわしており、それらのうちのYはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックを表わしている。
以下では、トナーカートリッジを指し示す符号として、色を区別する必要がないときは色を表わすアルファベットは省略して単にトナーカートリッジ11と称し、色を区別する必要があるときは、数字の後に上記の、その色を表わすアルファベットを付して表わすものとする。トナーカートリッジ11以外の各要素についても同様である。
各トナーカートリッジ11内のトナーは、以下に説明する画像形成ユニット13を構成する現像器133に供給される。各トナーカートリッジ11は交換可能であり、空になると同じ色のトナーを収容した新たなトナーカートリッジ11に交換される。
第1筐体10a内の、トナーカートリッジ11の下方には、4つの露光器12と、4つの画像形成ユニット13が備えられている。
図2は、1つの画像形成ユニット周りの構成を示した模式図である。
この画像形成ユニット13は、矢印A方向に回転するドラム型の像保持体131を備えており、その周囲には帯電器132、現像器133、クリーニングブレード134、および除電器135が配置されている。また、この像保持体131の上部には、上述の露光器12が配置され、さらに、像保持体131との間に後述する中間転写ベルト14を挟んだ位置には、1次転写ロール15が配置されている。
像保持体131は、矢印A方向に回転しながら帯電器132により帯電を受ける。
露光器12は、画像データに応じて変調された露光ビームLで像保持体131上を図2の紙面に垂直な方向に繰り返し走査し、像保持体131上に、露光ビームLの繰り返し走査による静電潜像を形成する。
現像器133は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容している。また、この現像器133は、現像ロール133aを備えている。この現像ロール133aは、矢印R方向に回転しながら、現像器133内に収容されている現像剤を像保持体131に対面した位置に運ぶ。そして、現像ロール133aは、像保持体131上の静電潜像を、その現像剤中のトナーで現像し、像保持体131上にトナー像を形成する。現像器133内には予め定められた量のトナーが収容されるように、対応するトナーカートリッジ11(図1参照)からトナーが供給される。
現像器133の作用により像保持体131上に形成されたトナー像は、転写バイアスの印加を受けながら矢印C方向に回転する1次転写ロール15の作用により、矢印B方向に移動する中間転写ベルト14上に転写される。
転写後に像保持体131上に残存するトナーはクリーニングブレード134により像保持体131上から掻き落とされて回収され、さらに除電器135によりその像保持体131が除電されてそこに残存する潜像が消去され、帯電器132により新たに帯電される。
図1に戻って説明を続ける。
4つの画像形成ユニット13の下には、無端状の中間転写ベルト14が備えられている。この中間転写ベルト14は、駆動ロール16aやバックアップロール16bを含む複数のロール16に支持され、画像形成ユニット13を構成する各像保持体131に接しながら矢印B方向に循環移動する。
この中間転写ベルト14を挟んでバックアップロール16bに対向する位置には二次転写ロール17が備えられている。各画像形成ユニット13に対応して配備された1次転写ロール15の作用により中間転写ベルト14上に順次重なるように転写されたトナー像は、中間転写ベルト14により矢印B方向にさらに搬送される。そしてこの中間転写ベルト14上のトナー像は、二次転写ロール17の作用により、中間転写ベルト14と二次転写ロール17とに挟まれた位置に搬送されてきた用紙上に二次転写される。これにより用紙上に未定着のトナー像が形成される。
第1筐体10aの下部には、2つの用紙収容部18a,18bが設けられており、各用紙収容部18a,18bには、それぞれ多数枚の用紙Pが積層された状態に収容されている。画像形成時には用紙収容部18a,18bから用紙Pが取り出されるが、用紙収容部18a,18b内に収容されている用紙が少なくなるにつれて底板181a,181bが上昇する構造となっている。
画像形成にあたっては、これらの用紙収容部18a,18bのうちの、オペレータによる手動で、あるいは自動で指定された一方の用紙収容部に収容された用紙Pのうちの最上層の1枚の用紙Pがピックアップロール19aにより取り出され、複数枚の用紙が一度に取り出されたときはさばきロール19bにより確実に1枚に分離されて、その1枚の用紙が、搬送ロール19により、搬送路20a,20b,20c上に搬送され、その搬送されてきた用紙Pの先端が位置決めロール19cにまで達する。また、第1筐体10aには、その第1筐体10aの外部から用紙を取り込む取込口111が設けられており、用紙がこの取込口111から取り込まれたときはその取り込まれた用紙は、搬送路20d,20c上を搬送されてその先端が位置決めロール19cに達する。位置決めロール19cは、搬送されてきた用紙の姿勢を正すとともに、その用紙の、その後の送り出しタイミングを調整してさらに搬送方向下流側に向けて送り出す役割りを担っている。
この位置決めロール19cは、中間転写ベルト14上のトナー像が二次転写ロール17
の位置まで搬送されるのとタイミングを合わせて用紙がその二次転写ロール17の位置に
搬送されるように、用紙を送り出す。
二次転写ロール17の作用によりトナー像の転写を受けた用紙は、搬送ベルト21により搬送されて第2筐体10bに入り、定着器22に至る。この定着器22は、加熱ベルト221と加圧ロール222とを有し、定着器22まで搬送されてきた用紙は加熱ベルト221と加圧ロール222とに挟まれて加熱および加圧を受け、用紙上のトナー像がその用紙に定着される。定着器22を通り過ぎた用紙は、搬送ベルト23により運ばれてデカーラ24に到達し、デカーラ24により反りが矯正される。
デカーラ24を通過した用紙は、冷却器25により冷却される。この冷却器25は、用紙を2本の無端ベルト251,252で挟んで冷却するタイプのものである。冷却器25を出た用紙は光学測定器26により、その用紙上の定着トナー像からなる画像の測定が行われる。この光学測定器26は、一般の画像形成時には用紙上に画像が正しく形成されていることなどの監視を行う。また調整時には、この画像形成装置10で各種のチャートや各種の色パッチを用紙上に配列しそれらを測色して色調補正を行なったり、用紙上に画像形成位置や画像倍率調整用の画像を形成し、その画像を測定して画像形成位置や画像倍率の調整を行うなど、この光学測定器26は各種調整用としての測定を行う役割りも担っている。さらには、この画像形成装置10で用紙上に一様の色、一様の濃度の画像を形成し、この光学測定器26で測定して、画像上に傷や濃淡の発生のないことの確認も行われる。
この光学測定器26を通り過ぎた用紙は排紙ロール27により排紙台28上に排出される。
一方、中間転写ベルト14は、二次転写ロール17の作用により用紙上にトナー像の二次転写が行なわれた後も矢印B方向に移動してクリーナ41に達し、このクリーナ41により、中間転写ベルト17上に残存するトナーがその中間転写ベルト17上から取り除かれる。
以上は用紙の第1面のみに画像を形成するときのプロセスであるが、用紙の両面に画像を形成するときは、以下のプロセスを経る。この場合、上記と同じプロセスで用紙の第1面に画像が形成されてさらに光学測定器26を通り過ぎる。光学測定器26を通り過ぎた用紙は、排紙ロール27に達する手前で搬送路20eに入ってその搬送路20e上を搬送され、さらに搬送路20fに入る。この搬送路20fに用紙が入ると、その搬送路20fを構成する搬送ロールの回転方向が逆転し、その用紙が搬送路20fから逆向きに送り出されて第1筐体10aに戻り、搬送路20b,20c上を搬送されて位置決めロール19cに達する。このときの用紙は、画像がまだ形成されていない第2面を中間転写ベルト14に向けた姿勢となっている。用紙がこのような搬送路を通って位置決めロール19cに達するまでの間に、画像形成ユニット13側では、その用紙の第2面に形成する画像のトナー像が形成されて中間転写ベルト14上に転写される。その後は、用紙の第1面への画像形成と同様にして、位置決めロール19cから用紙が送り出されて二次転写ロール17の作用によりその用紙の第2面にトナー像が転写され、さらに定着器22、デカーラ24、冷却器25、および光学測定器26を通過して、今度は排紙ロール27により排紙台28上に排出される。
また、この画像形成装置10の第2筐体10bの上部には、画像処理・制御部30が備えられている。この画像処理・制御部30には、外部から送られてきた画像データ等を格納しておくメモリ、その画像データに画像処理等の様々な処理を施す演算回路、および、この画像形成装置10の全体の制御を担う制御回路が備えられている。この画像処理・制御部30は、プログラムを実行する演算機能を有し、この画像処理・制御部30を構成している演算回路や制御回路は、この画像処理・制御部30のハードウェアと、この画像処理・制御部30で実行されるプログラムとの複合により構成される機能である。
また、この画像処理・制御部30の下部には、電源ユニット33が備えられている。この電源ユニット33は、この画像形成装置10の各部に必要な電力を供給する。
さらに、この画像形成装置10には、その画像形成装置10内の環境温湿度を測定する環境センサ34が備えられている。この環境センサ34で測定された温湿度は、画像処理・制御部30に報告され、この画像形成装置10の各種の制御に反映される。
さらに、この第2筐体10bの一段低い部分の上に載るようにして、この画像形成装置10の各種状態を表示するためのモニタ31やオペレータによる操作を受ける操作パネル32が配置されている。
以上で、画像形成装置全体の説明を終了し、以下では、本実施形態の特徴である露光制御、すなわち露光器12から出射される露光ビームLの光量制御について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態としての露光制御装置の構成を示したブロック図である。
なお、図1には、Y,M,C,Kの4色のトナーを使ったカラー画像を形成する画像形成装置10が示されているが、この図3以降の説明は、それら4色について共通であり、以下では1色分について図示および説明する。
この露光制御装置50Aは、光量調整部53を除き、図1に示す画像処理・制御部30で露光制御プログラムが実行されることにより、その画像処理・制御部30内に構築される。光量調整部53は、露光器12内に置かれている。
この露光制御装置50Aは、画像編集部51、データ変換部52、光量調整部53、および光量制御部54を備えている。ここで、光量制御部54は、1次補正値テーブル61と補正倍率LUT(ルックアップテーブル)62を備えている。
画像編集部51には、外部のPCから送信されてきた画像データが入力される。この画像データには、グラフィックデータや文字データなどからなる、画像を構成するデータ上の部品と、網点印刷用のスクリーンの種類を表す情報が入力される。そして、この画像編集部51では、入力された様々なフォーマットからなるデータを統合して、画像を構成する各画素の多値データ、例えば各画素ごとに0〜255の数値からなる多値データが生成される。スクリーン画像(網点画像)では、画素値0は、網点面積率0%を意味し、画素値255は、網点面積率100%を意味している。ほかの数値も同様である。
画像編集部51で生成された多値データは、データ変換部52に入力される。このデータ変換部52には、スクリーンの情報も受け渡される。そして、このデータ変換部52では、画像編集部51から受け取った多値データが、指示されたスクリーンに従ったスクリーン画像(網点画像)を表す2値データに変換される。この2値データの2値を、分かり易さのため、白および黒という表現で説明する。ただし、これはデータ上のことであり、実際の色が白あるいは黒ということではなく、実際の色は、4色のトナーの各々によって異なる。
この2値データは、多値データで表された1つの画素を、白と黒の点の集まりからなるスクリーン画像(網点画像)で表現したデータである。例えば、ある画素が、0〜255からなる多値データの中の中央の値である127を有する網点面積率50%の画素であったときは、その画素は、指定されたスクリーンに従って配置された、半数ずつの白点と黒点とで表現される。他の値の多値データの場合も同様である。ここで、画像上の白点は露光ビームLが照射されなかった点を意味し、黒点は露光ビームLが照射された点であることを表している。
データ変換部52で生成された2値データは、光量調整部53に入力される。この2値データは、光量制御部54にも入力されるが、光量制御部54についての説明は後に譲る。
光量調整部53は、図1、図2に示す露光器12内に設けられている。そして、この光量調整部53では、受け取った2値データが露光ビームLのオン、オフに変換される。すなわち、2値データが白を表している点については露光ビームLをオフにして露光ビームLを出射せず、黒を表している点については、露光ビームLをオンにして露光ビームLを出射して像保持体131に照射する。ただし、黒を表している点における、オンにされた露光ビームLの光量は、光量制御部54の指示により調整される。
光量制御部54には、スクリーンの情報と2値データが入力される。この図3に示す第1実施形態の場合、画像編集部51とデータ変換部52が一体に構成されていて、多値データを取り出すことができない構造となっている。
なお、図11に示す第2実施形態の露光制御装置50B場合、画像編集部51とデータ変換部52とが分かれていて、多値データを取り出すことが可能な構造となっている。このため、第2実施形態の場合、光量制御部54には、多値データが入力され、スクリーンのデータと2値データの双方のデータが不要となっている。第2実施形態については後で説明することとし、ここでは、図3に示した第1実施形態の露光制御装置50Aについて説明を続ける。
光量制御部54には、1次補正値テーブル61と補正倍率LUT62が備えられている。これらの1次補正値テーブル61と補正倍率LUT62は予め作成されてこの光量制御部54にインストールされたものである。
そこで、ここでは先ず、1次補正値テーブル61と補正倍率LUT62について説明する。
図4は、1次補正値テーブル作成の手順を表すフローチャートを示した図である。
この1次補正値テーブルの作成は、1台の画像形成装置の使用開始前の準備段階で、あるいは工場出荷前に、各画像形成装置ごとに行われる。
ここでは先ず、用紙上に一様な画像、例えば網点面積率60%の画像を形成し(ステップS01)、光学測定器26で各補正点の濃度を測定する(ステップS02)。
図5は、補正点の説明図である。
ここでは、一例として、用紙上の、プロセス方向(用紙搬送方向)について、現像ロール133a(図2参照)の一周期分の長さの中の等間隔の32点が補正点として定められている。これは、現像ロール133aの回転ムラに起因する濃度ムラの補正を考慮するためである。また、ここに示す例については、プロセス方向に交わる幅方向についても、用紙の全幅の中の等間隔の32点が補正点として定められている。図4のステップS2では、これら32×32の各補正点の濃度が、光学測定器26で測定される。
なお、図1に示す画像形成装置10の場合、その装置内に、用紙上の画像の濃度を測定する光学測定器26が設置されているため、用紙上に一様画像を形成して光学測定器26で濃度測定を行うこととしている。ただし、濃度測定は、画像形成装置とは別体の測定器で行ってもよい。また、一様画像は、例えば中間転写ベルト14上に直接に形成したトナー像であってもよく、必ずしも用紙上に形成した画像である必要はない。ただし、その中間転写ベルト14上に直接に形成された一様なトナー像の濃度を測定するなど、一様画像の形成場所に応じた測定器が必要となる。
図4に戻って説明を続ける。
図4のステップS03では、各補正点の1次補正値が算出される。
図6は、1次補正値テーブルを例示した図である。
この1次補正値テーブル61は、横32マス、たて32マスのテーブルである。各マスは各補正点に対応していて、各マス内に、対応する補正点の1次補正値が記入されている。
ここでは、網点面積率60%の一様画像を形成して各補正点の濃度が測定される。したがって、各補正点は、網点面積率60%に対応した、濃度の期待値を持っている。これに対し、各補正点において測定された画素値は、理想的には期待値通りの濃度を表す画素値であるが、様々な誤差要因により期待値と一致するとは限らない。この図6に示す1次補正値テーブル61の各マスに記載された1次補正値は、各補正点において測定された画素値と期待値との相違を表している。例えば、左上隅の7%は、そのマスに対応する補正点において測定された画素値が期待値よりも7%低い濃度を表す画素値が得られ、濃度を7%加算すると期待値通りになることを意味している。それと同様に、その右隣の5%、さらにその右隣の−2%は、濃度を5%加算すると期待値通りになること、濃度を2%減算すると期待値通りになることを意味している。他のマス内の1次補正値も同様であるが、煩雑さを避けるため、ここでは、数値の記入を省略している。
図3に示す光量制御部54には、このようにして作成された1次補正値テーブル61がインストールされる。
図7は、補正倍率LUTの一例を示した図である。
この図7の横軸は、網点面積率で表した各画素の多値データCin(%)、縦軸は補正倍率である。この補正倍率LUT62は、画像形成装置の機種ごと、あるいは複数の機種に跨って、多数の実験等によって決定される。図6に示す1次補正値テーブル61と同様、この補正倍率LUT62も光量制御部54にインストールされる。
図8は、図3に示す露光制御装置の光量制御部における、ユーザ画像形成時の処理の手順を表すフローチャートを示した図である。
前述の通り、図3に示す第1実施形態の露光制御装置50Aの場合、Cinを表す多値データを入手することできない。そこで、この露光制御装置50Aでは、Cinが推測される(ステップS11)。このステップS11におけるCinの推測演算については、後述することとし、ここでは、Cinが推測されたものとして説明を進める。
光量制御部54では、補正倍率LUT62を参照して、その推測されたCinから補正倍率を算出する(ステップS12)。そして、光量制御部54ではさらに、1次補正テーブル61を参照して1次補正値を読み出し、その読み出した1次補正値に算出した補正倍率が掛け算されて、光量調整値が算出される(ステップS13)。この算出された光量調整値は、本発明にいう2次補正値の一例に相当する。そして、光量制御部54は、算出した光量調整値を光量調整部53に向けて出力する。
光量調整部53は、入力された光量調整値にしたがって、各画素ごとの露光ビームLの光量を調整する。そして、その調整された光量の露光ビームLで像保持体131を露光する。
補正倍率および光量調整値の算出方法について説明する。
図7に示す補正倍率LUT62は、Cin(%)に対し単調増加し、予め定められた値、ここに示す例ではCin=60%以上では、補正倍率1.0となっている。
前述の一様画像作成の場面ではなく、実際のユーザ画像を形成する場面において、図5の左上隅の補正点に重なる画素の画素値がCin=60%あるいはそれ以上の値のCinであったとする。そのときは、その補正点と重なる画素については、露光ビームLの光量が、予め定められた基準光量よりも、図6に示す1次補正値テーブル61中の左上隅のマスに記載されている7%強められる。ただし、図5の左上隅の補正点と重なる画素の画素値がCin=35%だったときは、7%ではなく、7%に、図7の補正倍率LUT62から読み取られる補正倍率0.5が掛け算されて、露光ビームLの光量が、基準光量よりも7%×0.5=3.5%だけ強められる。また、図5の左上隅の補正点と重なる画素の画素値がCin=10%あるいはそれ以下の値のCinだったときは、7%ではなく、7%に、図7の補正倍率LUT62から読み取られる補正倍率0.0が掛け算されて、7%×0.0=0%、すなわち基準光量そのものの光量の露光ビームLが採用される。
図5の左上隅の補正点の右に隣接する補正点のユーザ画像形成時のCinが、Cin=35%だったとする。その時には、上記と同様にして、図6の対応する補正点の1次補正値5%に、図7の補正倍率LUT62から読み取られる補正倍率0.5が掛け算されて、基準光量よりも5%×0.5=2.5%だけ強められた光量の露光ビームLが採用される。
同様に、さらにもう1つ右隣の補正点ユーザ画像形成時のCinが、Cin=35%だったとする。その時には、上記と同様にして、図6の対応する補正点の1次補正値−2%に、図7の補正倍率LUT62から読み取られる補正倍率0.5が掛け算されて、基準光量よりも−2%×0.5=―2.5%とされた光量、すなわち基準光量よりも2.5%弱められた光量の露光ビームLが採用される。
各補正点に重なる画素については、露光ビームLの光量が以上のようにして調整される。
次に、隣接する2つの補正点の間の画素の露光ビームLの光量調整について説明する。
上記の計算方法に基づいて計算された、図5の左上隅の補正点に重なる画素に関する光量補正値が5%、その右隣の補正点に重なる画素に関する光量補正値が2%だったとする。そのとには、それら2つの補正点の各々に重なる2つの画素の間に存在する画素に関しては、5%と2%とが線形補間された光量補正値が採用される。すなわち、それら2つの補正点の各々に重なる2つの画素の中央にある画素については、光量補正値(5%+2%)/2=3.5%が採用される。また光量補正値5%の画素との間の距離と光量補正値2%の画素との間の距離が1:2の位置にある画素については、光量補正値(5%×2+2%)/3=4%が採用される。他の位置にある画素についても同様である。また、ここでは、幅方向に並ぶ画素について説明したが、プロセス方向についても同様である。
また、幅方向およびプロセス方向の両方向について補正点から外れた位置にある画素については、その周囲の4つの補正点と重なる4つの画素の光量補正値からの2次元的な線形補間で求められる光量補正値が採用される。2次元的な線形補間の演算法は広く知られており、ここでの説明は省略する。なお、ここでは線形補間を採用する旨、説明したが、線形補間である必要はなく、高次の補間演算を採用してもよい。
図4を参照して説明した一様画像は、補正倍率LUT62が1.0となるCin60%の一様画像であり。すなわち、この一様画像は、図6の1次補正値テーブル61に示した1次補正値と上記のようにして算出した光量補正値とが同一となるCinの一様画像である。ここで、図4を参照して説明した一様画像が、例えばCin=35%の一様画像であったとする。この場合でも同様にして、1次補正値が算出される。ただし、この場合には、図7に示した補正倍率LUT62と等価な作用を成す補正倍率LUTとして、ユーザ画像の画素値が、例えばCin=60%の時に補正倍率2.0となる補正倍率LUTが作成される。誤差を無視した理論上は、Cin=60%あるいはそれ以上のCinの一様画像を形成して補正倍率が高々1.0の補正倍率LUTを作成しても、低いCinの一様画像を作成して、1.0を超える補正倍率が出現する補正倍率LUTを作成しても、誤差を無視した理論上は互いに等価である。しかしながら、1.0を超える補正倍率が出現すると誤差が大きく増幅され、これにより、正しく補正されずに画像の濃度ムラがかえって増幅されるおそれがある。そこで、本実施形態では、高々1.0の補正倍率となるように、Cin=60%の一様画像を作成することとしている。
次に、図8のステップS11におけるCinの算出方法について説明する。
ここでは、1つの補正点の周りの、今回使用するスクリーンに応じて寸法が定められた領域内の白点または黒点の数を数えてそれらの比率を算出することで、Cinを推定する。
図9は、スクリーンに応じて定められる領域をイメージした図である。
Cin推定のための白点または黒点の数を数える領域はスクリーンに応じて切り換えられる。例えば、一般的に使われている212線45度のスクリーンでは、点灯分解能が2400dpiである場合、8の倍数、ここでは8の2倍の16ラインの領域が選択される。
これは、次の計算式による。すなわち、45度系スクリーンの場合、0度方向にルート2倍、すなわち約1.4倍の繰り返し周期を持つ。212線45度の場合は、300線0度の繰り返し周期を持つ。212線は1インチ≒25.4mmの中に212個のドットを持つことになり、25.4mm/212≒0.12mmのドットが配列される。300線は、25.4mm/300≒0.085mmのドット配列となる。ここで、2400dpiで出力される画像の1ドットは25.4/2400≒0.011mmとなる。したがって、300線0度の場合、(25.4mm/300)/(25.4/2400)=8ドット単位の繰り返しとなる。そこで、ここでは、212線45度のスクリーンの場合は、プロセス方向について8×2=16ラインがCin推定のための領域として採用される。幅方向に関しては、幅の広い127ドットの領域が採用される。プロセス方向についても、幅方向と同程度に広い領域を採用すれば、Cinの推定誤差が減少するが、膨大なメモリ容量を必要とするため、ここでは、繰り返しのドット数の2倍の広さの領域としている。
また、190線45度のスクリーンの場合は、同様にして9の倍数、ここでは9×2=18ラインに領域が採用される。幅方向は、127ドットである。
ただし、0度または45度以外のスクリーンの場合は、0度方向の少ないドット数での繰り返し周期を持たないため、領域を決めるにあたり、繰り返しのドット数を特に意識する必要はない。
このようにして、各補正点の周りに2値データの白点および黒点の数を数える領域を設定し、その領域内の、白点を表すデータの数と黒点を表すデータの数を数える。例えば白点の割合が40%、黒点の割合が60%だったときは、Cin=60%と推定される。また、例えば、例えば白点の割合が80%、黒点の割合が20%だったときは、Cin=20%と推定される。
図10は、スクリーンの種類と、プロセス方向の領域の幅に関するCinの推定誤差を示した図である。
212線45度のスクリーンの場合、前述の計算式の通りの16ラインの領域を選択すると、17ラインあるいは18ラインの領域を選択するよりもCinの推定誤差が低減する。
また、190線45度のスクリーン場合、18ラインの領域を選択すると、16ラインあるいは17ラインの領域を選択するよりもCinの推定誤差が低減する。
205線20度あるいは70度、185線12度あるいは67度のスクリーンの場合、0度方向の少ないドット数での繰り返し周期を持たないため、16ライン、17ライン、18ラインのいずれの領域を選択しても、Cinの推定誤差はいずれも同レベルである。
なお、ここでは、今回使用するスクリーンの情報を得て、そのスクリーンに応じて、白点および黒点の数を数える領域を設定する例について説明したが、使用するスクリーンが予め決められて初期設定されるときは、常にその初期設定されたスクリーン用の領域を採用してもよい。
このようにして、図8のステップS11でCinが推定されると、前述の通り、図7に示す補正倍率LUT62が参照されて、その推定されたCinに対応する補正倍率が算出され(ステップS12)、さらに、図6に示す1次補正値テーブル61が参照されて、光量調整値が算出され、その光量調整値に応じて、露光器12から照射される露光ビームLの光量が調整される。
図11は、本発明の第2実施形態としての露光制御装置の構成を示したブロック図である。ここでは、図3に示した第1実施形態の露光制御装置50Aとの相違点についてのみ、説明する。
図3に示した第1実施形態の露光制御装置50Aの場合、光量制御部54にはスクリーンの情報と2値データが入力され、スクリーンに応じて領域が設定され、その領域内の、2値データが表す白点と黒点の数を数えることによりCinを推定している。
これに対し、この図11に示す第2実施形態の露光制御装置50Bの場合、Cinを表す多値データの入手が可能であり、光量制御部54には、その多値データが入力される。光量制御部54では、上記のようなCinの推定を行なうことなく、入力されたCinをそのまま使って(図8、ステップS11)、補正倍率が算出され(図8、ステップS12)、さらに光量補正値が算出される(図8、ステップS13)。
この第2実施形態の露光制御装置50Bの場合も、第1実施形態の露光制御装置50Aと同様、Cinの値をデータ上で調整する(例えば、Cin=35をCin=38と書き換える)ことなく露光器12から出射される露光ビームLの光量が調整される。したがって、Cinの値をデータ上で調整する前掲の特許文献1よりも微妙な光量調整が可能である。
なお、ここでは、カラー画像を形成するタンデム型の画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明は、モノクロのプリンタ等にも適用することができる。
10 画像形成装置
12 露光器
13 画像形成ユニット
133 現像器
133a 現像ロール
14 中間転写ベルト
22 定着器
24 デカーラ
30 画像処理・制御部
50A,50B 露光制御装置
51 画像編集部
52 データ変換部
53 光量調整部
54 光量制御部
61 1次補正値テーブル
62 補正倍率LUT

Claims (10)

  1. 各1次補正値が対応付けられた、互いに離れた複数の補正点の各々について、該補正点の画素値に基づいて該補正点の1次補正値を補正する補正係数を得、該1次補正値と該補正係数とに基づいて該補正点の2次補正値を算出し、前記複数の補正点の複数の2次補正値に基づいて画像上の2次補正値の分布を算出する露光光量算出部と、
    露光により潜像を形成する露光器に、各点ごとの画素値に応じた光量を前記2次補正値に基づいて補正した補正光量による露光により潜像を形成させる露光制御部とを備えたことを特徴とする露光制御装置。
  2. 前記1次補正値が、前記補正点の、予め形成した画像を光電的に読み取って得た読取り画素値と期待値とに基づいて算出される補正値であることを特徴とする請求項1に記載の露光制御装置。
  3. 前記1次補正値が、前記複数の補正点の期待値が互いに同一となる画像を光電的に読み取って得た読取り画素値と期待値とに基づいて算出される補正値であることを特徴とする請求項2に記載の光制御装置。
  4. 多値の画素データの集合からなる画像データを2値化スクリーンで表現された画像を表す2値化データに変換するデータ変換部を備え、
    前記露光光量算出部が、前記複数の補正点の各々について、該補正点の周りの2値化データに基づいて該補正点の画素値を算出することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置。
  5. 前記露光光量算出部が、前記データ変換部で採用される2値化スクリーンのうちの少なくとも0°および45°のスクリーンについて、前記補正点の周りの、2値化スクリーンの種類に応じて予め定められた寸法の領域内の2値化データに基づいて該補正点の画素値を算出することを特徴とする請求項4に記載の露光制御装置。
  6. 前記露光光量算出部が、前記画素値を前記補正係数に変換する変換テーブルを参照して、前記補正点の画素値から前記補正係数を得ることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置。
  7. 前記変換テーブルが、前記画素値に対し単調増加し、予め定められた値以上で前記1次補正値と前記2次補正値とが同一の値となる補正係数に飽和した単調増加パターンのテーブルであり、
    前記1次補正値が、前記補正点の、予め形成した、前記補正係数が飽和した領域内の画素値からなる画像を形成して該画像を光電的に読み取って得た読取り画素値と期待値とに基づいて算出される補正値であることを特徴とする請求項6に記載の露光制御装置。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置を備え、前記露光器により形成された2値化スクリーン潜像に基づく画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記複数の補正点が、濃度ムラを引き起こす回転体の一周期に応じた範囲に広がるように分散配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の露光制御装置として動作させることを特徴とする露光制御プログラム。
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