JP2021142711A - シール型受像シート、及びシール型受像シートと熱転写シートとの組合せ - Google Patents

シール型受像シート、及びシール型受像シートと熱転写シートとの組合せ Download PDF

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Abstract

【課題】対象物に貼り付けたシール部を容易に回収除去できるようにする。【解決手段】シール型受像シート100は、シール部50が離型部10から剥離可能に設けられている。シール部は、離型部側から、粘着層51、基材52、及び受容層53がこの順で積層されており、粘着層は、紫外線照射により粘着力が低下する紫外線易剥離粘着剤を含有する。受容層に消色染料で第1画像が形成されていてもよい。さらに、受容層に、耐光染料で第2画像が形成されていてもよい。【選択図】図1

Description

本開示は、シール型受像シート、及びシール型受像シートと熱転写シートとの組合せに関する。
印画物の製造には種々の熱転写方式が提案されており、その中でも、昇華型熱転写方式を用いて被転写体上に熱転写画像を形成することが広く行われている。昇華型熱転写方式による熱転写画像の形成には、基材の一方の面に染料層が設けられた熱転写シートと、被転写体、例えば、他の基材の一方の面に受容層が設けられた受像シートが使用される。そして、受像シートの受容層と、熱転写シートの染料層とを重ね合わせ、サーマルヘッドにより熱転写シートの背面側から熱を印加して、染料層の染料を受容層上に移行させることにより、受容層に熱転写画像が形成された印画物が得られる。このような昇華型熱転写方式によれば、熱転写シートに印加するエネルギー量によって染料の移行量を制御できることから、画像が非常に鮮明であり、かつ透明性、中間調の色再現性、階調性に優れ、フルカラー写真画像に匹敵する高品質の印画物を形成できる。
このような熱転写方式に用いられる受像シートには、例えば特許文献1に開示されるように、シール部と離型部とが一体をなしており、シール部が離型部から剥離可能に設けられている、いわゆるシール型の受像シートもある。離型部から剥がしたシール部は、壁や文具等に貼り付けることができる。
シール部を貼り付けた後、数ヶ月〜数年経過してシール部を除去したくなった場合、シール部の粘着剤の種類を同定し、種類に応じた粘着剤除去剤を準備する必要があった。粘着剤除去剤には有機溶剤等が含まれる場合があり、取り扱いが煩雑であり、また、下地が損傷するおそれがあった。
特開2019−177670号公報
本開示は、対象物に貼り付けたシール部を容易に回収除去できるシール型受像シート、及びシール型受像シートと熱転写シートとの組合せを提供することを課題とする。
本開示のシール型受像シートは、シール部が離型部から剥離可能に設けられているシール型受像シートであって、前記シール部は、前記離型部側から、粘着層、基材、及び受容層がこの順で積層されており、前記粘着層は、紫外線照射により粘着力が低下する粘着剤を含有するものである。
本開示の一態様では、前記受容層に消色染料で画像が形成されており、前記消色染料は、紫外線積算照射エネルギー量が所定値になると、前記消色染料の転写部と未転写部との色差ΔE*が0.6以下となる。
本開示の一態様では、前記受容層には、前記消色染料で第1画像が形成され、前記消色染料よりも耐光性の高い耐光染料で第2画像が形成されている。
本開示のシール型受像シートと熱転写シートとの組合せでは、前記シール型受像シートは、シール部が離型部から剥離可能に設けられており、前記シール部は、前記離型部側から、粘着層、第1基材、及び受容層がこの順で積層され、前記粘着層は、紫外線照射により粘着力が低下する粘着剤を含有しており、前記熱転写シートは、第2基材と、前記第2基材の一方の面上に設けられ、消色染料を含有する消色染料層とを有し、前記消色染料は、紫外線積算照射エネルギー量が所定値になると、前記消色染料の転写部と未転写部との色差ΔE*が0.6以下となる。
本開示の一態様では、前記熱転写シートは、前記消色染料層と、前記消色染料よりも耐光性の高い耐光染料を含有する耐光染料層とが面順次に設けられている。
本開示によれば、対象物に貼り付けたシール部を容易に回収除去できる。
シール型受像シートの断面図である。 図2a〜図2cは、シール部の貼り付けから除去までの流れを示す図である。 紫外線積算照射エネルギー量と粘着力との関係を示すグラフである。 図4aはシール型受像シートの断面図であり、図4b〜図4dはシール部の状態遷移を示す断面図である。 紫外線積算照射エネルギー量と色差との関係を示すグラフである。 紫外線積算照射エネルギー量と粘着力との関係を示すグラフである。 熱転写シートの平面図である。 熱転写シートの平面図である。 熱転写シートの平面図である。 熱転写シートの平面図である。 図11a、図11bは、シール部の外観変化を示す図である。 図12a、図12bは、シール部の外観変化を示す図である。 図13a、図13bは、シール部の外観変化を示す図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本開示の実施形態に係るシール型受像シートの断面図である。図1に示すように、シール型受像シート100は、シール部50が離型部10から剥離可能に設けられている。
シール部50は、離型部10側から、粘着層51、基材52(透明基材)、および受容層53がこの順で積層されている。シール型受像シート100は、シール部50の粘着層51と接する側に離型部10を有している。粘着層51は、紫外線の照射に伴い粘着力が徐々に低下し、所定の紫外線エネルギー量に達すると低粘着力に飽和することにより、貼付対象物から容易に剥離できるようになる粘着剤を含む。以下、紫外線易剥離粘着剤と言うことがある。
紫外線易剥離粘着剤には、紫外線硬化型の粘着剤を利用できる。紫外線硬化型の粘着剤は、硬化タイプのため、他の粘着剤と比較して、被粘着体に糊残りしにくく、被粘着体の清掃負荷がほとんどない。一般に、紫外線硬化型の粘着剤は、粘着力を有するアクリル系粘着剤、光重合性オリゴマー及び光開始剤等をブレンドして調製されている。アクリル系粘着剤は、ポリアクリル酸ブチルやポリアクリル酸2−エチルヘキシルなどのポリアクリル酸エステルを主成分とし、アクリル酸や酢酸ビニルなどのコモノマーを共重合して調製される。光重合性オリゴマーは低分子量反応性分子であり、ポリエステル、エポキシやウレタン等で形成されている。光開始剤は300nm以上450nm以下の波長の紫外線を吸収して光重合反応を開始させる。紫外線照射により、ポリアクリル酸エステルは光架橋構造に取り込まれて網目構造となり、粘着性が低下すると考えられている。この紫外線照射による粘着力の低下程度は、光重合性オリゴマーの種類や組成比及び紫外線照射エネルギー量等により制御される。
粘着層51に使用する紫外線易剥離粘着剤の粘着力は、ゼロまで低下してシール部50が自然に剥がれ落ちるものでもよいが、シール部50が貼付対象物に貼付され続けている方が好ましいため、低下後もある程度の粘着力を有していることが好ましい。
離型部10は、順に積層された離型基材11と離型層12とを有する。離型層12は、シール部50の粘着層51と接する部分に位置する。
例えば、図2aに示すように、離型部10から剥がしたシール部50を窓などの対象物W1に貼り付ける。シール部50の粘着層51には、対象物W1を介して、又は受容層53及び基材52を介して、太陽光等に含まれる紫外線が照射される。図3は、粘着層51への紫外線積算照射エネルギー量eと粘着層51の粘着力Fとの関係を示す。シール部50を対象物W1に貼付してからの時間経過に伴い、粘着層51への紫外線積算照射エネルギー量eが徐々に増加し、粘着層51の粘着力Fが徐々に低下する。そして、図2b、図2cに示すように、所定時間が経過して所定の紫外線エネルギー量に達すると、粘着層51の粘着力が低粘着力に飽和し、対象物W1からシール部50を容易に剥がし取り、回収除去できるようになる。
シール部50の受容層53への画像形成に、既存の染料と比較して、紫外線照射による消色時間が非常に短い(退色しやすい)消色染料を用いてもよい。例えば、図4aに示すように、消色染料を用いて、シール型受像シート100のシール部50の受容層53に画像Gを形成する。
図4bに示すように、画像Gが形成された受容層53を含むシール部50を離型部10から剥がし、壁などの対象物W2に貼り付ける。対象物W2に貼り付けられたシール部50の受容層53には、太陽光等に含まれる紫外線が照射される。図5は、消色染料への紫外線積算照射エネルギー量e´と、印刷部(染料)と基材との色差ΔE*との関係を示す。例えば、分光色差計を用いて、シール部50のうち、消色染料の転写部分と未転写部分との色差ΔE*を計測する。
図5に模式的に示すように、消色染料への紫外線積算照射エネルギー量e´がe1になると、色差ΔE*が0.6以下になる。色差ΔE*が0.6以下になると、目視では画像部分と基材の色差をほぼ識別できず、消色染料がほぼ消色して画像部分が透明になったとみなすことができる。
図6は、粘着層51への紫外線積算照射エネルギー量e及び消色染料への紫外線積算照射エネルギー量e´と、粘着層51の粘着力Fとの関係を示す。消色染料に紫外線が照射されると、消色染料は徐々に消色され、それに伴い、受容層53及び基材52を透過して粘着層51へ照射される(到達する)紫外線が多くなり、粘着層51の粘着力が低下する。
図4c、図4dに示すように、画像Gが消色するに伴い、粘着層51の粘着力が低下する。消色染料への紫外線積算照射エネルギー量e´がe1になる時点で、粘着層51への紫外線積算照射エネルギー量eが、紫外線易剥離粘着剤の硬化反応終了エネルギー以上になることが好ましい。これにより、画像Gが消色したシール部50は、粘着層51の粘着力が十分に低下しているため、対象物W2から容易に剥がし取って回収除去できる。
シール部50の基材52が透明であるため、画像Gは、対象物W2側から、粘着層51及び基材52を介して照射された紫外線によっても消色可能である。
シール型受像シート100のシール部50の受容層53に消色染料を転写して画像を形成するには、例えば、図7に示すような熱転写シート1Aを用いることができる。熱転写シート1Aは、基材(図示略)の一方の面上に面順次に設けられた消色染料層3を有する。消色染料層3は、面順次に設けられた、イエローの消色染料を含有するイエロー消色染料層3Y、マゼンタの消色染料を含有するマゼンタ消色染料層3M、及びシアンの消色染料を含有するシアン消色染料層3Cを有する。
熱転写シート1Aの消色染料層3と、シール型受像シート100の受容層53とが対向するように、熱転写シート1Aとシール型受像シート100とを重ね合わせ、熱転写シート1Aを加熱することで、消色染料を受容層53に転写し、画像を形成することができる。
図8に示すように、さらに面順次に耐光染料層4を有した熱転写シート1Bを用いてもよい。耐光染料層4は、消色染料よりも退色し難い、耐光性の高い染料を含有する層である。耐光染料層4は、イエロー、マゼンタ、シアンの少なくともいずれか1色の耐光染料層からなる。耐光染料層4の位置は、イエロー消色染料層3Yとマゼンタ消色染料層3Mとの間でもよいし、マゼンタ消色染料層3Mとシアン消色染料層3Cとの間でもよい。
図9に示すように、イエローの耐光染料を含有するイエロー耐光染料層4Y、マゼンタの耐光染料を含有するマゼンタ耐光染料層4M、シアンの耐光染料を含有するシアン耐光染料層4C、及び消色染料層3が面順次に設けられた熱転写シート1Cを用いてもよい。消色染料層3は、イエロー、マゼンタ、シアンの少なくともいずれか1色の消色染料層からなる。消色染料層3の位置は、イエロー耐光染料層4Yとマゼンタ耐光染料層4Mとの間でもよいし、マゼンタ耐光染料層4Mとシアン耐光染料層4Cとの間でもよい。
図10に示すように、イエロー消色染料層3Y、マゼンタ消色染料層3M、シアン消色染料層3C、及び紫外線吸収剤含有層5が面順次に設けられた熱転写シート1Dを用いてもよい。消色染料層3を用いてシール型受像シート100の受容層53に消色染料からなる画像を形成した後、受容層53上に紫外線吸収剤含有層5を転写する。受容層53上に紫外線吸収剤含有層5を転写することで、受容層53に形成された画像が消色するまでのシール部50への紫外線積算照射量の変化を調整することができる。
図示は省略するが、耐光染料層4と紫外線吸収剤含有層5とが面順次に設けられた熱転写シートとしてもよい。この場合、シール型受像シート100の受容層53と粘着層51との間に紫外線吸収剤含有層を設けてもよい。受容層53に耐光染料からなる画像を形成した後、受容層53上に紫外線吸収剤含有層5を転写する。耐光染料からなる画像が形成された受容層53は、紫外線吸収剤含有層に挟まれるため、画像に対する紫外線の影響を抑えつつ、粘着層51の粘着力を低下させることができる。このとき、耐光染料からなる画像が残存し、受容層53側から粘着層51へは紫外線が到達し難くなるため、シール型受像シート100のシール部50を透明な対象物に貼り付け、対象物を介して粘着層51に紫外線が照射されるようにすることが好ましい。
熱転写シート1A〜1Dは、さらに面順次に熱溶融性インキ層を有していてもよい。
熱転写シート1A〜1Dの消色染料を用いて受容層53に画像が形成されたシール部50を離型部10から剥がし、図11aに示すようにシールS1として家具等に貼り付けることができる。シールS1(消色染料)への紫外線積算照射エネルギー量がe1になると、図11bに示すように画像が視認できなくなり、家具等の下地が見え、シールS1が目立たなくなる。そのため、シールS1を剥がす手間を削減できる。また、シールS1を剥がす場合は、粘着層51の粘着力が低下しているため、簡単に剥がすことができる。
また、日差しが強い季節に図11cに示すようにシールS1´を窓W1に貼ることで、印刷物に遮光性を付与し、日差しが弱い季節に向け経過時間により遮光性を低減すると共に、図11dに示すように、遮光性が不要な季節には、シールS1´を容易に除去回収することができる。
熱転写シート1B、1Cのように、消色染料層及び耐光染料層を有する熱転写シートを用いて受容層53に画像を形成した場合、紫外線照射により画像の色を変えたり、文字を見えるようにしたりできる。
例えば、イエロー耐光染料とシアン消色染料を用いて、図12aに示すように、緑色の葉の画像が形成されたシールS2を作製する。このシールS2を夏に壁や窓に貼り、所定量の紫外線が照射されて秋になると、シアン消色染料は消色し、図12bに示すようにシールS2は黄葉したような黄色になる。このように印刷意匠を経時で変化させることにより、シールを除去回収せず、新たな意匠の印刷物として再利用することができる。
また、例えば、シアン耐光染料を用いて文字を形成し、シアン消色染料でベタ画像を形成し、図13aに示すようなシールS3を作製する。このシールS3を蛍光灯Fに貼り付けた場合、当初は、何も文字が表示されない。蛍光灯Fから発する紫外線によりシアン消色染料が消色し、図13bに示すようにシアン耐光染料で形成された「交換準備」という文字が見えるようになる。シアン消色染料が消色する紫外線積算照射エネルギー量を、蛍光灯Fの使用可能時間に対応させておくことで、蛍光灯Fの累積使用時間に合った交換目安が分かるような機能を印刷意匠に持たせると共に、廃棄する蛍光灯のようなシール貼り付け対象物からシールを容易に除去回収し、資源ゴミや分別回収の利便性を向上させることができる。
シール部50への画像形成方法は、昇華転写に限定されず、インクジェットなど他の方法であってもよい。
次に、シール型受像シート100の各構成について説明する。
(離型部)
シール型受像シート100を構成する離型部10については、その構造や材質等について特に限定されることはなく、従来のシール型受像シートにおいて用いられている離型部を適宜選択して用いることができ、例えば、図1に示すように、離型基材11と離型層12とが積層された積層構造とすることもできる。
離型部10を構成する離型基材11の材質を紙としてもよい。具体的には、クラフト紙、和紙、上質紙、コート紙、レジンコート紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙などを採用できる。
また、離型基材11の材質を樹脂としてもよい。具体的には、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン、さらには、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエステル、ハロゲン化ポリマーなどを採用できる。また、これらの樹脂中に、添加剤として、ナイロンフィラー、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックス、アミノ酸系粉体等の有機系フィラー、二酸化珪素や金属酸化物等の無機フィラーを加えたものなども使用できる。また、これらの樹脂をイソシアネート化合物やキレート化合物等の硬化剤により硬化したものも使用できる。これらの中でも、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンが好適に使用できるが、搬送性の向上の観点からは、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
また、離型部10を構成する離型基材11は、前記の各種紙や各種樹脂などからなる単層構造であってもよいが、これらを適宜積層した積層構造としてもよい。具体的には、例えば紙と樹脂、または樹脂と紙、をこの順で積層した二層構造としてもよく、樹脂と紙と樹脂、をこの順で積層した三層構造としてもよい。この場合における前記樹脂は、フィルム状であってもよく、溶融押出しにより形成された層状であってもよい。
離型部10を構成する離型層12は、離型部10の、シール部50の粘着層51と接する部分に位置し、シール部50を離型部10から剥離し易くするために設けられる物であり、この作用効果を奏することを条件に、従来公知のいかなる離型層をも採用可能である。
また、図示はしないが、離型部10を離型基材11のみから構成することも可能である。
離型部10は、単層構造である場合、積層構造である場合に拘わらず、その全体の厚さについては特に限定されることはなく適宜設計可能であるが、70μm以上であることが好ましい。
また、離型部10が積層構造である場合、具体的には、例えば樹脂と紙と樹脂とを順次積層した3層構造の場合に、これら各層の間に、接着性を向上するためのプライマー層や、各種機能層を設けてもよい。
プライマー層の材質については特に限定されることはなく、ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリウレタン、ポリスチレンアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリエーテル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニルやポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等のビニル樹脂、ポリビニルアセトアセタールやポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール、無機粒子などを例示できる。また、その厚さについても特に限定されることはないが、0.8μm以上であることが好ましく、1μm以上であることがより好ましい。上限値について特に限定されないが、シール型受像シート100全体の厚さを考慮しつつ設計する必要があり、例えば2.5μm程度である。
次に、シール型受像シート100のシール部50を構成する各層について説明する。
(粘着層)
シール部50の粘着層51は、紫外線易剥離粘着剤を含む。紫外線易剥離粘着剤には、紫外線照射により粘着力が低下する公知の粘着剤を使用することができ、例えば、UV易剥離粘着剤コーポニールTMシリーズ(三菱ケミカル株式会社)、UV再剥離型粘着剤ビニロール(登録商標)PSAシリーズ(昭和電工株式会社)などを例示できる。
(基材)
シール部50の基材52は、その構造や材質等について特に限定されることはなく、従来のシール型受像シートにおいて用いられているシール部基材を適宜選択して用いることができる。
具体的には、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックなどを挙げることができる。
基材52に紫外線吸収剤を含有させたり、基材52の厚みを調整したりすることで、粘着層51の紫外線積算照射エネルギー量の変化を制御してもよい。シール部50を壁や家具などに貼り、受容層53側から照射された紫外線により粘着層51の粘着力を低下させる場合は、基材52は紫外線透過性を有することが好ましく、例えば波長領域100nm以上400nm以下における光線透過率が10%以上であることが好ましい。また、受容層53に消色染料で画像が形成されている場合は、画像が消色した後、シール部が貼付された箇所の外観を損ねないように、基材52が透明であることが好ましく、例えば、波長領域350nm以上750nm以下における光線透過率が10%以上であることが好ましい。
(受容層)
受容層53の種類や、受容層53が含有している成分について限定はなく、画像形成方法に応じて適宜設定すればよい。代表的な画像形成方法としては、昇華型熱転写方式、溶融型熱転写方式、インクジェット印刷方式、トナー印刷方式(レーザー印刷方式)等を例示できる。中でも、昇華性染料を受容可能なバインダー樹脂を含有する受容層53とし、この受容層53に昇華型熱転写方式を用いて画像形成を行うことで、受容層53に鮮明、且つ濃度の高い画像を形成できる。したがって、好ましい形態の受容層53に含まれるバインダー樹脂としては、熱転写シート1A〜1Dにおける染料層の消色染料や耐光染料を受容し易い樹脂材料を使用することができる。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂等の溶剤系の樹脂を挙げることができる。
次に、熱転写シート1A〜1Dの各構成について説明する。
(基材)
熱転写シート1A〜1Dの基材についていかなる限定もされることはなく、熱転写シートの分野で従来公知のものを適宜選択して用いることができる。一例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトンもしくはポリエーテルサルホン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテンまたはアイオノマー等のプラスチックの延伸または未延伸フィルムが挙げられる。また、これらの材料を2種以上積層した複合フィルムも使用することができる。
(消色染料層)
基材の一方の面上には、消色染料層3が設けられている。消色染料層3は、後述する耐光染料と比較して、紫外線照射により極めて消色し易い消色染料を含む。紫外線照射により極めて消色し易い消色染料を用いて画像を形成することで、受容層側(画像側)から粘着層への紫外線透過を若干遮蔽している状態から、経時で消色していき、粘着層へ光が届きやすくなり、粘着層の粘着性低下が促進される。つまり、画像があるときは剥がれにくく、画像が消色してから剥がれやすくなるという状況を生み出せる。消色染料層3は、後述する染料化合物を含むものであり、更にバインダー樹脂を含有するものであってよい。
バインダー樹脂としては、特に限定されず、従来公知のものを使用することができ、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラールやポリビニルアセトアセタール等のポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル樹脂;ポリエステル;フェノキシ樹脂;等が挙げられる。中でもポリビニルアセタールが好適に使用できる。これらのバインダー樹脂は、1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
消色染料層は、離型剤、無機粒子、有機粒子等の添加剤を含有してもよい。
離型剤としては、上述の離型性グラフトコポリマー、シリコーンオイル、リン酸エステル等が挙げられる。
無機粒子としては、シリカ等が挙げられる。有機粒子としては、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
[イエロー消色染料層]
イエロー消色染料層3Yは、例えば、イエロー消色染料の化合物として、下記構造式(1)で表されるSolvent Yellow 29を含有する。
Figure 2021142711
[マゼンタ消色染料層]
マゼンタ消色染料層3Mは、例えば、マゼンタ消色染料の化合物として、下記構造式(2)で表されるSolvent Red 18を含有する。
Figure 2021142711
[シアン消色染料層]
シアン消色染料層3Cは、例えば、シアン消色染料の化合物として、下記構造式(3)で表されるSolvent Blue 5、又は下記構造式(4)で表されるSolvent Blue 58を含有する。
Figure 2021142711
(耐光染料層)
耐光染料層4は、耐光染料及びバインダー樹脂を含有している。耐光染料としては、例えば、ジアリールメタン系染料、トリアリールメタン系染料、チアゾール系染料、メロシアニン染料、ピラゾロン染料、メチン系染料、インドアニリン系染料、ピラゾロメチン系染料、アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系染料、キサンテン系染料、オキサジン系染料、ジシアノスチレン、トリシアノスチレン等のシアノスチレン系染料、チアジン系染料、アジン系染料、アクリジン系染料、ベンゼンアゾ系染料、ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のアゾ系染料、スピロピラン系染料、インドリノスピロピラン系染料、フルオラン系染料、ローダミンラクタム系染料、ナフトキノン系染料、アントラキノン系染料、キノフタロン系染料、等が挙げられる。耐光染料層4は、染料として1種を単独で含有していてもよく、2種以上を含有していてもよい。
耐光染料層4が含有しているバインダー樹脂についても特に限定はなく、ある程度の耐熱性を有し、昇華性染料と適度の親和性があるものを適宜選択して使用することができる。このようなバインダー樹脂としては、例えば、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース樹脂;ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル樹脂;ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル樹脂;ポリウレタン;ポリアミド;ポリエステル;等を挙げることができる。
耐光染料層4は、上述した無機粒子、有機粒子、離型剤等を含有していてもよい。
(紫外線吸収剤含有層)
紫外線吸収剤含有層5は、紫外線吸収剤を含有する。紫外線吸収剤は、熱転写シートの分野で従来公知のものを適宜選択して用いることができる。紫外線吸収剤含有層は、シール型受像シート100の受容層53上に転写された後、受容層53(消色染料)の紫外線積算照射エネルギー量の変化を調整するためのものである。紫外線吸収剤含有層の厚みは、消色染料の紫外線積算照射エネルギー量の変化量の設計値に応じて適宜決定される。
1A〜1D 熱転写シート
3 消色染料層
4 耐光染料層
5 紫外線吸収剤含有層
10 離型部
11 離型基材
12 離型層
50 シール部
51 粘着層
52 基材
53 受容層
100 シール型受像シート

Claims (5)

  1. シール部が離型部から剥離可能に設けられているシール型受像シートであって、
    前記シール部は、前記離型部側から、粘着層、基材、及び受容層がこの順で積層されており、前記粘着層は、紫外線照射により粘着力が低下する粘着剤を含有することを特徴とするシール型受像シート。
  2. 前記受容層に消色染料で画像が形成されており、
    前記消色染料は、紫外線積算照射エネルギー量が所定値になると、前記消色染料の転写部と未転写部との色差ΔE*が0.6以下となることを特徴とする請求項1に記載のシール型受像シート。
  3. 前記受容層には、前記消色染料で第1画像が形成され、前記消色染料よりも耐光性の高い耐光染料で第2画像が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシール型受像シート。
  4. シール型受像シートと熱転写シートとの組合せであって、
    前記シール型受像シートは、シール部が離型部から剥離可能に設けられており、前記シール部は、前記離型部側から、粘着層、第1基材、及び受容層がこの順で積層され、前記粘着層は、紫外線照射により粘着力が低下する粘着剤を含有しており、
    前記熱転写シートは、第2基材と、前記第2基材の一方の面上に設けられ、消色染料を含有する消色染料層とを有し、前記消色染料は、紫外線積算照射エネルギー量が所定値になると、前記消色染料の転写部と未転写部との色差ΔE*が0.6以下となることを特徴とするシール型受像シートと熱転写シートとの組合せ。
  5. 前記熱転写シートは、前記消色染料層と、前記消色染料よりも耐光性の高い耐光染料を含有する耐光染料層とが面順次に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のシール型受像シートと熱転写シートとの組合せ。
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