JP5703581B2 - 熱転写シート - Google Patents
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Description
あって、それを用いて得られる印画物の良好な捌き性を確保することができ、且つ被熱転写体へ良好な転写が行われるようにした熱転写シートを提供することを目的とする。
径をr、微粒子を含有する層(接着層)(8)の微粒子が存在しない部分における膜厚をh1とした場合、下記条件式を満たしている。
リコーンオイルおよびその硬化物等を挙げることができる。
ビニルピロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等の水溶性高分子、塩化ゴム、環化ゴム等の天然ゴム誘導体、天然ワックス、合成ワックス等のワックス類、ニトロセルロース、セルロース、セルロースアセテートプロピオネート等の繊維素誘導体、アクリル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリアセタール系、塩素化ポリオレフィン系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系等の熱可塑性樹脂、メラミン系、エポキシ系、ポリウレタン系、シリコーン系等の熱硬化性樹脂等を挙げることができる。
樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリ塩素化オレフィン等の天然樹脂や合成ゴムの誘導体、カルナバワックス、パラフィンワックス等のワックス類を挙げることができる。中でも、アクリル系樹脂、セルロース誘導体は好適である。
ポリエステルフィルム:厚さ4.5μm
<耐熱滑性層形成用インク>
ポリビニルアセタール 25.2部
イソシアネート硬化剤 1.1部
タルク 1.0部
メチルエチルケトン 36.3部
トルエン 36.3部
<熱転写性記録層形成用イエローインク>
C.I.ソルベントイエロー93 7.5部
C.I.ソルベントイエロー16 2.5部
ポリビニルアセタール樹脂 8.5部
シリコーン変性樹脂 0.2部
2,6−トリレンジイソシアネート 1.5部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
<熱転写性記録層形成用マゼンタインク>
C.I.ディスパースレッド60 5.0部
C.I.ディスパースバイオレット26 5.0部
ポリビニルアセタール樹脂 8.5部
シリコーン変性樹脂 0.2部
2,6−トリレンジイソシアネート 1.5部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
<熱転写性記録層形成用シアンインク>
C.I.ソルベントブルー63 5.0部
C.I.ソルベントブルー36 5.0部
ポリビニルアセタール樹脂 8.5部
シリコーン変性樹脂 0.2部
2,6−トリレンジイソシアネート 1.5部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
<被熱転写体用基材>
発泡ポリエステルフィルム:厚さ188μm
<被熱転体の受像層形成用インク>
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 19.5部
アミノ変性シリコーンオイル 0.5部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
<離型層形成用インク1>
酢酸セルロース樹脂 20.0部
メチルエチルケトン 80.0部
<剥離層形成用インク1>
アクリル樹脂 20.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
<剥離層形成用インク2>
アクリル樹脂 19.0部
シリコーンパウダー(平均粒子系0.8μm) 1.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
<接着層形成用インク1>
アクリル樹脂 19.0部
シリコーンパウダー(平均粒子径3.0μm) 1.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
<接着層形成用インク2>
アクリル樹脂 19.0部
シリコーンパウダー(平均粒子径2.0μm) 1.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
<接着層形成用インク3>
アクリル樹脂 20.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
グラビアコート法により、上記基材シートの一方の面に、耐熱滑性層形成用インクを用いて耐熱滑性層を乾燥膜厚0.9μmで形成し、その後40℃で5日間エージングすることで、耐熱滑性層付き基材シートを作製した。
グラビアコート法により、上記被熱転写体用基材の一方の面に、被熱転体の受像層形成用インクを用いて、熱転写用受像層を乾燥膜厚5.0μmで形成することで、熱転写用の被熱転写体を作製した。
グラビアコート法により、耐熱滑性層付き基材シートの上に、熱転写性記録層形成用イエローインク、熱転写性記録層形成用マゼンタインク、熱転写性記録層形成用シアンインクを用いて、イエロー、マゼンタ、シアンの色相を呈する昇華性の熱転写性記録層を乾燥膜厚0.7μmで面順次に形成した。さらに離型層形成用インク1を用いて、耐熱滑性層付き基材シート上に離型層を乾燥膜厚0.5μmで形成した後、その離型層上に、剥離層形成用インクを用いて剥離層を乾燥膜厚0.6μmで形成し、さらに剥離層上に接着層形成用インク1を用いて接着層を乾燥膜厚1.5μmで形成し、本発明の実施例1に係る熱転写シートを作製した。
剥離層の乾燥膜厚を0.4μmにし、接着層の乾燥膜厚を1.7μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例2の熱転写シートを作製した。
剥離層の乾燥膜厚を0.4μmにし、接着層の乾燥膜厚を2.3μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例3の熱転写シートを作製した。
剥離層の乾燥膜厚を0.2μmにし、接着層の乾燥膜厚を1.9μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例4の熱転写シートを作製した。
接着層形成用インク1に変えて接着層形成用インク2を用い、剥離層の乾燥膜厚を0.6μmにし、接着層の乾燥膜厚を1.4μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例5の熱転写シートを作製した。
接着層形成用インク1に変えて接着層形成用インク2を用い、剥離層の乾燥膜厚を0.4μmにし、接着層の乾燥膜厚を1.5μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例6の熱転写シートを作製した。
接着層形成用インク1に変えて接着層形成用インク2を使用し、剥離層の乾燥膜厚を0.4μmにし、接着層の乾燥膜厚を1.9μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例7の熱転写シートを作製した。
接着層形成用インク1に変えて接着層形成用インク2を使用し、剥離層の乾燥膜厚を0.2μmにし、接着層の乾燥膜厚を1.7μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例7の熱転写シートを作製した。
剥離層の乾燥膜厚を0.2μmにした以外は実施例2と同様にして、実施例9の熱転写シートを作製した。
剥離層の乾燥膜厚を2.2μmにした以外は実施例7と同様にして、実施例10の熱転写シートを作製した。
接着層の乾燥膜厚を1.4μmにした以外は実施例1と同様にして、比較例1の熱転写シートを作製した。
接着層形成用インク1に変えて接着層形成用インク2を用いた以外は実施例3と同様にして、比較例2の熱転写シートを作製した。
接着層形成用インク1に変えて接着層形成用インク3を使用した以外は実施例1と同様にして、比較例3の熱転写シートを作製した。
剥離層形成用インク1に変えて剥離層形成用インク2を使用した以外は実施例1と同様にして、比較例4の熱転写シートを作製した。
実施例1〜10と比較例1〜4の熱転写シートを加工して、それぞれが昇華型熱転写プリンタに装填できるようにした後、昇華型熱転写プリンタにセットし、最高濃度の全面黒画像(黒ベタ)を印画した。
実施例1〜10および比較例1〜4を用いて転写することによって得られた印画物に関して、印画後の画像の熱転写記録状態を目視にて確認した。確認の結果、転写不良が発生していな場合は○、多少生じていた場合は△、生じていた場合は×とした。
実施例1〜10および比較例1〜4に係る熱転写シートを用いて転写することによって得られた印画物を2枚重ねて擦り合わせた後、片方の印画物を指で挟んで持ち上げ、もう一方の印画物との静電気による貼り付きの有無を確認した。貼りつきが無く容易に手で捌けたものを○、貼りつきが発生し手で捌くことが困難であったものを×とした。上記のそれぞれの評価結果を表1に示す。
(2)・・耐熱滑性層
(3)・・熱転写性記録層(イエロー)
(4)・・熱転写性記録層(マゼンタ)
(5)・・熱転写性記録層(シアン)
(6)・・離型層
(7)・・剥離層
(8)・・接着層
(9a)〜(9f)・・微粒子
(10)・・熱転写シート
Claims (2)
- 基材シートの一方の面にはその長手方向に沿って、少なくともイエロー、マゼンタ、シアンの色相を呈する熱転写性記録層と熱転写性保護層が面順次に設けられている熱転写シートであって、熱転写性保護層は被熱転写体側に転写される2層が少なくとも積層された構成になっていて、その内の一方の層は微粒子を含有した接着層であり、もう一方の層は微粒子を含有していない剥離層であり、且つ被熱転写体には微粒子を含有していない層である剥離層が被熱転写体側から見て遠い側になって転写されると共に、微粒子の平均粒子径をr、微粒子を含有する層である接着層の微粒子が存在しない部分における膜厚をh1とした場合、微粒子の平均粒径rと膜厚h1は下記条件式を満たしており、前記接着層と前記剥離層のバインダとしてはエポキシ樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマーから、それぞれ選択されることを特徴とする熱転写シート。
1.0<r/h1≦2.0 - 前記微粒子を含有していない層である剥離層の膜厚をh2とした場合、微粒子の平均粒径rと膜厚h1、h2は下記条件式を満たしていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。
0.5≦r/(h1+h2)≦1.5
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JP2010082261A JP5703581B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 熱転写シート |
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---|---|---|---|
JP2010082261A JP5703581B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 熱転写シート |
Publications (2)
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---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010082261A Active JP5703581B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 熱転写シート |
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2010
- 2010-03-31 JP JP2010082261A patent/JP5703581B2/ja active Active
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