JP2021140905A - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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大祐 嶋本
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Abstract

【課題】着火性に優れた内燃機関用のスパークプラグを提供すること。【解決手段】内燃機関用のスパークプラグ1は、ハウジング2と、絶縁碍子3と、中心電極4と、接地電極5と、副室形成部6とを有する。接地電極5は、中心電極4に外周側から対向して、中心電極4との間に放電ギャップGを形成する。副室形成部6の内側には副室60が形成されている。放電ギャップGと副室60の先端601との間の軸方向距離は、副室形成部6の最大壁厚以上である。副室形成部6は噴孔61を有する。噴孔61は、副室60側の開口部613よりも外部側の開口部614の方が先端側に位置する状態にて形成されている。少なくとも一つの噴孔61は、プラグ軸方向Xに沿って形成された軸方向噴孔611である。プラグ軸方向Xから見たとき、軸方向噴孔611の中心は、プラグ中心軸Cから、放電ギャップG側に偏心している。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関する。
放電ギャップを囲む副室を備えたスパークプラグが、例えば、特許文献1に開示されている。
かかるスパークプラグは、副室において混合気に着火することにより火炎を形成する。そして、副室内にて生じた火炎を、副室と主燃焼室とを連通させる噴孔から噴出させる。これにより、主燃焼室内に火炎を伝搬させて混合気を燃焼させる。
特許文献1においては、副室内の気流の跳ね返り効果を利用して、火炎の成長を促進することが開示されている。
特開2016−53370号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスパークプラグにおいては、火炎の成長については考慮されているものの、副室内における混合気への着火、すなわち、初期火炎の形成自体については、考慮されていない。つまり、副室内の放電を引き伸ばして着火性を向上させることについては、何ら考慮されていない。また、排ガス浄化フィルタの触媒温度を高くする等の目的のため、内燃機関の膨張行程において、放電による点火を行う場合があるが、膨張行程における着火性についても考慮されていない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、着火性に優れた内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジング(2)と、
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に、該絶縁碍子の先端側に突出した中心電極(4)と、
該中心電極に外周側から対向して、上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、
上記ハウジングの先端部に設けられた副室形成部(6)と、を有し、
上記副室形成部の内側には、上記放電ギャップが配置される副室(60)が、形成されており、
上記放電ギャップと上記副室の先端(601)との間の軸方向距離(d1)は、上記副室形成部の最大壁厚(d2)以上であって、
上記副室形成部は、上記副室と上記副室形成部の外部とを連通させる噴孔(61)を有し、
上記噴孔は、上記副室側の開口部(613)よりも外部側の開口部(614)の方が先端側に位置する状態にて形成されており、
少なくとも一つの上記噴孔は、プラグ軸方向(X)に沿って形成された軸方向噴孔(611)であり、
プラグ軸方向から見たとき、上記軸方向噴孔の中心(P)は、プラグ中心軸(C)から、上記放電ギャップ側に偏心している、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
上記スパークプラグにおいて、上記副室形成部は、上記軸方向噴孔を有する。そして、プラグ軸方向から見たとき、軸方向噴孔の中心は、プラグ中心軸から、放電ギャップ側に偏心している。これにより、内燃機関の膨張行程において、放電ギャップに軸方向先端側へ向かう気流が強く形成されやすい。そのため、放電ギャップに形成された火花放電が、副室内において先端側へ大きく伸長しやすくなる。それゆえ、副室内における混合気への着火性を向上させることができる。その結果、主燃焼室への火炎噴出を強化することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、着火性に優れた内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、スパークプラグの先端部の断面説明図であって、図4のI−I線矢視断面相当の図。 図1のII−II線矢視断面図。 実施形態1における、各部の寸法関係を説明する、スパークプラグの先端部の断面説明図。 図1のIV矢視平面図。 実施形態1における、スパークプラグを備えた内燃機関の断面説明図。 実施形態1における、火花放電が形成された直後の様子を示す、内燃機関の断面説明図。 実施形態1における、火花放電が伸長した様子を示す、内燃機関の断面説明図。 比較形態1における、スパークプラグの先端部の断面説明図。 実験例1における、比較形態1のスパークプラグを、放電ギャップが吸気バルブ側となるように取り付けた内燃機関の、膨張行程におけるCFD解析図。 実験例1における、実施形態1のスパークプラグを、放電ギャップ及び軸方向噴孔が吸気バルブ側となるように取り付けた内燃機関の、膨張行程におけるCFD解析図。 実験例1における、比較形態1のスパークプラグを、放電ギャップが排気バルブ側となるように取り付けた内燃機関の、膨張行程におけるCFD解析図。 実験例1における、実施形態1のスパークプラグを、放電ギャップ及び軸方向噴孔が排気バルブ側となるように取り付けた内燃機関の、膨張行程におけるCFD解析図。 実験例2における、火花放電伸長距離の時間推移を示すグラフ。 比較形態2における、スパークプラグの先端部の平面図。 実験例3における、比較形態2のスパークプラグを取り付けた内燃機関の火炎のCFD解析図。 実験例3における、比較形態1のスパークプラグを取り付けた内燃機関の火炎のCFD解析図。 実験例3における、実施形態1のスパークプラグを取り付けた内燃機関の火炎のCFD解析図。 実験例3における、各スパークプラグを取り付けた内燃機関の、主燃焼室における火炎の大きさの時間推移を示すグラフ。 実施形態2における、スパークプラグの先端部の断面説明図。 実施形態2における、スパークプラグの先端部の一部断面斜視図。 実施形態3における、スパークプラグの先端部の断面説明図。 図21のXXII−XXII線矢視断面図。 実施形態4における、スパークプラグの先端部の断面説明図であって、図25のXXIII−XXIII線矢視断面相当の図。 図23のXXIV−XXIV線矢視断面図。 図23のXXV矢視平面図。 実施形態5における、スパークプラグの先端部の断面説明図。 図26のXXVII−XXVII線矢視断面図。
(実施形態1)
内燃機関用のスパークプラグに係る実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
本形態のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、筒状のハウジング2と、筒状の絶縁碍子3と、中心電極4と、接地電極5と、副室形成部6と、を有する。
絶縁碍子3は、ハウジング2の内側に保持されている。中心電極4は、絶縁碍子3の内側に保持されると共に、絶縁碍子3の先端側に突出している。接地電極5は、中心電極4に外周側から対向して、中心電極4との間に放電ギャップGを形成している。副室形成部6は、ハウジング2の先端部に設けられている。
副室形成部6の内側には、放電ギャップGが配置される副室60が、形成されている。図3に示すごとく、放電ギャップGと副室60の先端601との間の軸方向距離d1は、副室形成部6の最大壁厚d2以上である。副室形成部6は、副室60と副室形成部6の外部とを連通させる噴孔61を有する。噴孔61は、図1に示すごとく、副室60側の開口部613よりも外部側の開口部614の方が先端側に位置する状態にて形成されている。
少なくとも一つの噴孔61は、プラグ軸方向Xに沿って形成された軸方向噴孔611である。図4に示すごとく、プラグ軸方向Xから見たとき、軸方向噴孔611の中心Pは、プラグ中心軸Cから、放電ギャップG側に偏心している。
本明細書において、プラグ中心軸Cは、スパークプラグ1の中心軸Cを意味するものとする。また、プラグ中心軸Cに平行な方向を、適宜、プラグ軸方向、又はX方向という。また、X方向において、スパークプラグ1における主燃焼室7を向く側を先端側、その反対側を基端側という。
本形態において、図1、図4に示すごとく、副室形成部6は、複数の噴孔61を有する。そして、副室形成部6は、噴孔61として、軸方向噴孔611の他に、傾斜した複数の傾斜噴孔612を有する。傾斜噴孔612は、先端側へ向かうほどプラグ中心軸Cから遠ざかるように傾斜した噴孔61である。軸方向噴孔611は、傾斜噴孔612よりもプラグ中心軸Cに近い位置に形成されている。
また、軸方向噴孔611は、図4に示すごとく、スパークプラグ1を先端側から見たとき、放電ギャップGの中心を中心とすると共に、放電ギャップGの中心からプラグ中心軸Cまでの距離を半径とする仮想円Rの内側に収まるように形成されている。
また、プラグ軸方向Xから見て、放電ギャップGと軸方向噴孔611とは、少なくとも一部同士が重なっている。本形態においては、プラグ軸方向Xから見て、軸方向噴孔611の中心Pが放電ギャップGに配される位置関係となっている。
図1、図2に示すごとく、中心電極4は、径方向外側へ向かって突出した電極突出部41を有する。電極突出部41の突出側端縁に対向配置された接地電極5と、電極突出部41との間に、放電ギャップGが形成されている。接地電極5は、副室形成部6の内壁面62から径方向内側へ突出するように形成されている。この接地電極5の突出端と電極突出部41の突出端とが、互いに対向している。そして、接地電極5の突出端と電極突出部41の突出端との間に、放電ギャップGが形成されている。
なお、径方向は、プラグ中心軸Cに直交する方向である。
電極突出部41は、少なくとも一部を貴金属にて構成することもできる。この場合、電極突出部41のうち、少なくとも放電ギャップGに面する部分に貴金属を配置することが好ましい。また、接地電極5も、少なくとも一部を貴金属にて構成することもできる。この場合、接地電極5のうち、少なくとも放電ギャップGに面する部分に貴金属を配置することが好ましい。
図1に示すごとく、副室形成部6は、底壁部63と周壁部64と角部65とを有する。底壁部63は、副室60の先端側を覆う部分である。周壁部64は、副室60の外周側を覆う略円筒形状の部分である。角部65は、底壁部63の外周と周壁部64の先端とを曲面状に繋ぐ部分である。
なお、副室形成部6の形状は特に限定されるものではなく、例えば、略半球形状とするなど、底壁部63、周壁部64、角部65の区別のない形状とすることもできる。
傾斜噴孔612は、角部65に形成されている。軸方向噴孔611は、底壁部63に形成されている。本形態において、副室形成部6は、6個の傾斜噴孔612と、1個の軸方向噴孔611とを有する。図3に示すごとく、各傾斜噴孔612は、外側から内側に向うほど基端側へ向かうように傾斜している。各傾斜噴孔612の中心軸を延長したとき、その延長線L3は、副室60における反対側の内壁面62に交わる。この交差した点において、延長線L3と内壁面62とのなす角度のうち、基端側の角度αが、90°を超える角度、すなわち鈍角となっている。
絶縁碍子3は、先端側へ向かうほど縮径するテーパ状先端部31を有する。図3に示すごとく、プラグ中心軸Cを含むと共に放電ギャップGを通る平面による断面において、放電ギャップGは、テーパ状先端部31の外周面の延長線L1よりも、プラグ中心軸Cから離れた位置に形成されている。
プラグ中心軸Cを含むと共に放電ギャップGを通る平面による断面において、軸方向噴孔611は、延長線L1よりも、プラグ中心軸Cから離れた位置に形成されている。
図1に示すごとく、副室形成部6は、筒状のハウジング2の先端部を覆うように配設されている。また、ハウジング2と絶縁碍子3のテーパ状先端部31との間には、環状の空間であるポケット部15が形成されている。つまり、絶縁碍子3は、その外周面の一部においてハウジング2の内周面の一部に係止されている(図示略)。この係止部よりも先端側の絶縁碍子3の部分が、テーパ状先端部31となっている。このテーパ状先端部31の外側面とハウジング2の内側面との間に、ポケット部15が形成されている。副室形成部6の内側の空間である副室60と、ポケット部15とは互いに繋がっている。
なお、副室60は、中心電極4の周辺における、ハウジング2の先端部の内周側の空間をも含む。したがって、副室60の内壁面62は、副室形成部6の内面の他、ハウジング2の先端部の内面をも含む。
図3に示すごとく、放電ギャップGは、傾斜噴孔612の基端面の延長線L2よりも、基端側に配置されている。ここで、傾斜噴孔612の基端面の延長線L2は、傾斜噴孔612の中心軸に沿った直線のうち、傾斜噴孔612の基端面に接する直線である。
本形態においては、接地電極5は、副室形成部6における、噴孔61よりも基端部に近いプラグ軸方向位置から突出している。
また、本形態においては、放電ギャップGと副室60の先端601との間の軸方向距離d1は、副室形成部6の最大壁厚d2よりも大きい。また、軸方向距離d1は、絶縁碍子3の先端と放電ギャップGとの間の軸方向距離d4よりも大きい。また、軸方向距離d1は、副室60の半径d3よりも大きい。ここで半径d3は、副室60における、X方向に直交する断面のうち最も半径が大きい断面における半径を意味する。
上記のような構成のスパークプラグ1を、シリンダヘッド71等に取り付けることで、図5に示すような内燃機関10が得られる。図5に示すごとく、内燃機関10は、吸気ポート720を開閉する吸気バルブ72と、排気ポート730を開閉する排気バルブ73とを備えている。
スパークプラグ1は、図5〜図7に示すごとく、ハウジング2の取付ネジ部21を、シリンダヘッド71に設けられた雌ネジ穴711に螺合することにより、内燃機関10に取り付けられる。例えば、取付ネジ部21のネジの切り方と雌ネジ穴711の切り方などを調整することにより、内燃機関10におけるスパークプラグ1の取付姿勢を調整することもできる。
本形態において、スパークプラグ1は、放電ギャップG及び軸方向噴孔611が、プラグ中心軸Cに対して吸気バルブ72に近い側に配置される姿勢にて、内燃機関10のシリンダヘッド71に組み付けられている。
スパークプラグ1は、先端部を主燃焼室7へ突出させている。すなわち、副室形成部6を主燃焼室7に露出させており、噴孔61を主燃焼室7に露出させている。図5に示すごとく、主燃焼室7を構成するシリンダ70内に、ピストン74が摺動可能に配置されている。
また、図5〜図7に示すごとく、主燃焼室7の基端面712は、スパークプラグ1から遠ざかるにつれて先端側へ向かうように傾斜している。
内燃機関10は、ピストン74の往復運動に伴って、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程が順次繰り返される。吸気行程において、吸気ポート720からガスが主燃焼室7内に導入され、排気行程において、排気ポート730から主燃焼室7内のガスが排出される。
また、膨張行程において、ピストン74が先端側へ移動することにより、副室60に対し主燃焼室7が負圧となる。そして、図7に示すごとく、副室60内には、噴孔61を通って副室60から主燃焼室7へと向かう気流Aが形成される。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
上記スパークプラグ1において、副室形成部6は、軸方向噴孔611を有する。そして図4に示すごとく、プラグ軸方向Xから見たとき、軸方向噴孔611の中心Pは、プラグ中心軸Cから、放電ギャップG側に偏心している。これにより、内燃機関10の膨張行程において、放電ギャップGに軸方向先端側へ向かう気流が強く形成されやすい。そのため、図6に示すごとく、放電ギャップGに形成された火花放電Sが、図7に示すごとく、副室60内において先端側へ大きく伸長しやすくなる。
スパークプラグ1の点火タイミングは、膨張行程の初期に設定される場合がある。例えば、エンジン始動時等には、排気系に設けられた排ガス浄化フィルタにおける触媒温度を高くすることを目的として、ピストンが上死点を通過した直後の膨張行程の初期に点火を行う場合がある。かかる場合、火花放電Sが形成される時点において、副室60に対し主燃焼室7が負圧となり、副室60から主燃焼室7へ向かう気流が形成されやすい。
ここで、本形態のスパークプラグ1においては、副室形成部6が軸方向噴孔611を有する。それゆえ、図7に示すごとく、副室60内において、先端側へ向かう気流Aが生じ、放電ギャップGにおいても先端側へ向かう気流Aが生じやすくなる。
そのため、膨張行程の初期に生じた火花放電Sは、副室60内において、先端側へ引き伸ばされやすくなる。これにより、副室60内における混合気への着火性を向上させることができる。その結果、主燃焼室7への火炎噴出を強化することができる。
また、副室形成部6は、噴孔61として、軸方向噴孔611の他に、傾斜噴孔612を有する。そして、軸方向噴孔611は、傾斜噴孔612よりもプラグ中心軸Cに近い位置に形成されている。これにより、副室60にて形成された火炎を、互いに異なる複数の方向へ噴射させることができる。そして、主燃焼室7内における広い範囲に火炎を噴出させることができる。その結果、主燃焼室7内における着火性を一層向上させることができる。
プラグ軸方向Xから見て、放電ギャップGと軸方向噴孔611とは、少なくとも一部同士が重なっている。これにより、放電ギャップGから軸方向噴孔611に向う気流Aが、より軸方向Xに沿った向きとなりやすい。それゆえ、火花放電Sがより効果的に引き伸ばされやすくなる。
中心電極4は、電極突出部41を有する。これにより、放電ギャップGの位置を、適切な位置に配置しやすい。すなわち、放電ギャップGを、プラグ中心軸Cから適度に離れた位置に形成しやすい。その結果、放電ギャップGに形成された火花放電Sを、効果的に伸長させやすくすることができる。
また、プラグ中心軸Cを含むと共に放電ギャップGを通る平面による断面において、放電ギャップGは、テーパ状先端部31の外周面の延長線L1よりも、プラグ中心軸Cから離れた位置に形成されている。これにより、より効果的に、火花放電Sを先端側へ引き伸ばすことができる。つまり、ポケット部15から副室60へ流れる気流Aは、延長線L1よりも、プラグ中心軸Cから遠い位置において強くなりやすい。それゆえ、放電ギャップGを、延長線L1よりも外周側に形成することで、より効果的に、火花放電Sを引き伸ばしやすくなる。
また、軸方向噴孔611は、延長線L1よりも、プラグ中心軸Cから離れた位置に形成されている。これにより、さらに効果的に、火花放電Sを先端側へ引き伸ばすことができる。つまり、延長線L1よりも外周側に軸方向噴孔611が存在することで、気流Aがより強い気流となりやすい。その結果、火花放電Sがより効果的に引き伸ばされやすくなる。
放電ギャップGと副室60の先端601との間の軸方向距離d1は、副室形成部6の最大壁厚d2以上である。それゆえ、副室60内において、火花放電Sが先端側へ伸長する空間を確保することができる。
また、気流Aによって引き伸ばされた火花放電Sは、副室60内における軸方向噴孔611に近い位置にある混合気を着火させることができる。それゆえ、火花放電Sによって副室60内に形成された火炎は、傾斜噴孔612よりも先に軸方向噴孔611を通って、早期に主燃焼室7へと噴出することができる。その結果、火炎が副室60内に留まることで生じる、火炎と副室形成部6等との接触による冷却損失を抑え、早期かつ確実に主燃焼室7内の混合気を着火させることができる。
以上のごとく、本形態によれば、着火性に優れた内燃機関用のスパークプラグ1を提供することができる。
(比較形態1)
本形態のスパークプラグ9は、図8に示すごとく、軸方向噴孔611を有しない。
その他は、実施形態1と同様である。なお、図8において用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1におけるものと同様の構成要素等を表す。
(実験例1)
本例では、図9〜図12に示すように、実施形態1のスパークプラグ1と、比較形態1のスパークプラグ9と、につき、副室60内における気流を解析した。
この気流の解析は、計算流動力学(以下において、CFDという。)を用いて、算出する。すなわち、実施形態1及び比較形態1のスパークプラグをそれぞれ取り付けた内燃機関において、実際の自動車用エンジンとして用いる際に生じる気流を想定して、CFDによって一般的なシミュレーション解析を行った。
図9〜図12は、膨張行程におけるATDC(圧縮上死点後の略)30°CA(クランク角の略)の時点の解析結果を示す。これらの図において、多数の矢印のそれぞれが、各箇所における気流の向きを示す。
図9は、比較形態1のスパークプラグ9を、放電ギャップGがプラグ中心軸Cに対して吸気バルブ72に近い側に配置される姿勢にて、内燃機関90のシリンダヘッド71に組み付けたときの解析結果を示す。以下、これを解析結果1という。
図10は、実施形態1のスパークプラグ1を、放電ギャップG及び軸方向噴孔611が、プラグ中心軸Cに対して吸気バルブ72に近い側に配置される姿勢にて、内燃機関10のシリンダヘッド71に組み付けたときの解析結果を示す。以下、これを解析結果2という。
図11は、比較形態1のスパークプラグ9を、放電ギャップGがプラグ中心軸Cに対して排気バルブ73に近い側に配置される姿勢にて、内燃機関90のシリンダヘッド71に組み付けたときの解析結果を示す。以下、これを解析結果3という。
また、図12は、実施形態1のスパークプラグ1を、放電ギャップG及び軸方向噴孔611が、プラグ中心軸Cに対して排気バルブ73に近い側に配置される姿勢にて、内燃機関10のシリンダヘッド71に組み付けたときの解析結果を示す。以下、これを解析結果4という。
図9〜図12に示すように、いずれの解析結果においても、膨張行程における副室60内の気流は、基端側から先端側に向かって流れ、噴孔61を通って主燃焼室7へと流れることを確認した。そして、図9に示す解析結果1に対し、図10に示す解析結果2の方が、放電ギャップGにおいて、先端側へ向かう気流が強く生じている。そのため、比較形態1に対し、実施形態1では、膨張行程において、放電ギャップGに生じた火花放電Sが先端側へより引き伸ばされやすいと考えられる。
また、図11の解析結果3と比較し、図12に示す解析結果4の方が、放電ギャップG付近において、先端側へ向かう気流が強く生じている。したがって、排気バルブ73側に放電ギャップGを配置した場合でも、放電ギャップG側に偏心して軸方向噴孔611があった方が、火花放電が軸方向先端側へ引き伸ばされやすいと考えられる。
(実験例2)
本例は、図13に示すごとく、実施形態1のスパークプラグ1及び比較形態1のスパークプラグ9における火花放電の引き伸ばし効果をCFDによって解析した例である。
試験条件は、内燃機関として、2L、4気筒のエンジンを想定し、回転数1200rpm、負荷150kPa、空燃比(すなわちA/F)14.7とした。また、各スパークプラグの放電ギャップGの大きさを0.7mm、噴孔61の直径を1.2mm、副室60内の容積を0.4cc、火花放電Sの点火時期をATDC10°CAとした。
この条件のもと、各スパークプラグに電圧を印加して放電ギャップGに火花放電Sを生じさせた。その結果を図13に示す。同図から分かるように、比較形態1に対し、実施形態1のスパークプラグ1の方が早期に火花放電Sが伸長することが確認できた。
(比較形態2)
本形態のスパークプラグ91は、図14に示すごとく、副室60を有さない。
本形態において、接地電極5は、図14に示すごとく、ハウジング2の先端部に接続されると共に、X方向に沿って形成された立設部51を有する。また、接地電極5は、X方向において中心電極4に対向する対向部52と、立設部51と対向部52とを接続する屈曲部53を有する。対向部52には、接地側チップ521が取り付けられている。本形態の接地電極5は、略L字形状をなしている。
中心電極4は、絶縁碍子3から先端側へ突出した縮径部42を有する。縮径部42は、先端側に向かうに従い縮径するように形成されている。また、縮径部42の先端には、電極側チップ421が取り付けられている。そして、対向部52の接地側チップ521と中心電極4の電極側チップ421との間に、放電ギャップGが形成されている。電極側チップ421及び接地側チップ521は、例えば、Pt(すなわち白金)等を円柱状に形成してなる。
また、本形態のスパークプラグ91は、副室60を形成する副室形成部6を有しない。そのため、本形態のスパークプラグ91を内燃機関に取り付けた際、放電ギャップGは、主燃焼室7内に露出した状態にて配置される。
その他は、実施形態1と同様である。
(実験例3)
本例では、図15〜図18に示すごとく、実施形態1のスパークプラグ1と、比較形態1のスパークプラグ9と、比較形態2のスパークプラグ91とにつき、主燃焼室7における火炎Fの成長をCFD解析した。
試験条件は、実験例2と同様である。
図15は比較形態2、図16は比較形態1、図17は実施形態1についての解析結果を示す。また、図15(a)、図16(a)、図17(a)は、点火から3°CA経過したATDC13°CAの時点の火炎の状況であり、図15(b)、図16(b)、図17(b)は、ATDC14°CAの時点の火炎の状況である。
図18は、各スパークプラグにおける、主燃焼室内の火炎の大きさと、火花放電点火からの経過時間との関係を示すグラフである。同図において、経過時間はクランク角の変化にて示している。図18における主燃焼室火炎面積は、図15〜図17にて表したように、内燃機関を二次元の図として表したときの火炎の大きさを面積(mm)にて示したものである。
図17、図18に示すごとく、実施形態1のスパークプラグ1は、副室60から初期火炎が噴出することで、主燃焼室7に一気に火炎Fが広がる。実施形態1のスパークプラグ1は、図15に示す、副室60を持たない比較形態2のスパークプラグ91に比べて、主燃焼室7における火炎Fの成長速度が極めて速いことが確認できる。
また、実施形態1のスパークプラグ1は、図16に示す、軸方向噴孔611がない比較形態1のスパークプラグ9に比べると、火炎Fが主燃焼室7へ広がるタイミングが早くなっている。さらには、図18に示すごとく、実施形態1のスパークプラグ1は、比較形態1のスパークプラグ9に比べ、主燃焼室7における火炎成長速度も大きいことが確認できた。
以上の結果から、実施形態1のスパークプラグ1は、主燃焼室7における火炎Fの成長速度が速く、かつ早期に主燃焼室7へ火炎を噴出させやすいことがわかる。そのため、火炎が副室60内に留まることで生じる、火炎と副室形成部6等との接触による冷却損失を抑え、確実かつ効率的に主燃焼室7内の混合気を着火させることができると考えられる。
(実施形態2)
本形態は、図19、図20に示すごとく、接地電極5をプラグ軸方向Xに長尺に形成した形態である。
すなわち、本形態において、接地電極5は、副室形成部6の内壁面62から副室60側に突出すると共に、プラグ軸方向Xに長い形状を有する。すなわち、接地電極5は、プラグ周方向よりもプラグ軸方向Xに長い形状を有する。つまり、図20に示す寸法d5、d6が、d5>d6の関係を有する。そして、接地電極5における放電ギャップG側の面である放電面54は、該放電面54の先端縁541を、中心電極4よりも先端側に配置している。
また、接地電極5における放電面54の基端縁542は、中心電極4の先端部と略同等のプラグ軸方向位置に配置されている。
その他は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態においては、放電ギャップGにおける初期放電は、接地電極5の放電面54の基端縁542と中心電極4との間において生じやすい。その後、火花放電Sにおける接地電極5側の起点は、副室60内の気流によって先端側へ移動する。そして、火花放電Sの起点は、接地電極5の放電面54の先端縁541まで移動する。これにより、火花放電Sの起点間距離が拡大する。その結果、副室60における着火性を向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本形態は、図21、図22に示すごとく、中心電極4の先端部に、直径の大きい大径部43を設けた形態である。
すなわち、中心電極4の先端部を、その全周にわたり、径方向に突出させている。これにより、放電ギャップGの位置をプラグ中心軸Cから遠ざけている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、中心電極4の先端部に円柱形状の大径部43を設けることで、放電ギャップGの位置を調整することができる。それゆえ、生産性を向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
本形態は、図23〜図25に示すごとく、接地電極5をスパークプラグ1のプラグ中心軸Cの周りの半周分にわたって、半円環状に形成した形態である。
すなわち、図24、図25に示すごとく、スパークプラグ1をX方向から見たとき、軸方向噴孔611に近い側に、周方向の180°の範囲にわたり、副室形成部6の内壁面62から、接地電極5を突出させている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、スパークプラグ1をX方向から見たとき、軸方向噴孔611に近い側の広い範囲において、放電ギャップGを形成することができる。
なお、プラグ軸方向Xから見たときの接地電極5の形成角度範囲は、図24に示すような180°とする以外にも、180°未満とすることもできる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本形態は、図26、図27に示すごとく、中心電極4に電極突出部41(図1参照)を設けない形態である。
そして、副室形成部6の内壁面62から突出した接地電極5の突出端を、中心電極4の側面に対向させている。これにより、中心電極4の側面と接地電極5との間に、放電ギャップGを形成している。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、中心電極4に電極突出部41を設ける必要がないため、比較的簡素な構成とすることができる。そのため、生産性に優れたスパークプラグ1を得ることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1…スパークプラグ、2…ハウジング、3…絶縁碍子、4…中心電極、5…接地電極、6…副室形成部、60…副室、601…副室の先端、61…噴孔、611…軸方向噴孔、613…噴孔の副室側の開口部、614…噴孔の外部側の開口部、C…プラグ中心軸、d1…放電ギャップと副室の先端との間の軸方向距離、d2…副室形成部の最大壁厚、G…放電ギャップ、P…軸方向噴孔の中心

Claims (6)

  1. 筒状のハウジング(2)と、
    該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    該絶縁碍子の内側に保持されると共に、該絶縁碍子の先端側に突出した中心電極(4)と、
    該中心電極に外周側から対向して、上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、
    上記ハウジングの先端部に設けられた副室形成部(6)と、を有し、
    上記副室形成部の内側には、上記放電ギャップが配置される副室(60)が、形成されており、
    上記放電ギャップと上記副室の先端(601)との間の軸方向距離(d1)は、上記副室形成部の最大壁厚(d2)以上であって、
    上記副室形成部は、上記副室と上記副室形成部の外部とを連通させる噴孔(61)を有し、
    上記噴孔は、上記副室側の開口部(613)よりも外部側の開口部(614)の方が先端側に位置する状態にて形成されており、
    少なくとも一つの上記噴孔は、プラグ軸方向(X)に沿って形成された軸方向噴孔(611)であり、
    プラグ軸方向から見たとき、上記軸方向噴孔の中心(P)は、プラグ中心軸(C)から、上記放電ギャップ側に偏心している、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 上記副室形成部は、上記噴孔として、上記軸方向噴孔の他に、先端側へ向かうほどプラグ中心軸から遠ざかるように傾斜した複数の傾斜噴孔(612)を有し、上記軸方向噴孔は、上記傾斜噴孔よりもプラグ中心軸に近い位置に形成されている、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. プラグ軸方向から見て、上記放電ギャップと上記軸方向噴孔とは、少なくとも一部同士が重なっている、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 上記中心電極は、径方向外側へ向かって突出した電極突出部(41)を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 上記絶縁碍子は、先端側へ向かうほど縮径するテーパ状先端部(31)を有し、プラグ中心軸を含むと共に上記放電ギャップを通る平面による断面において、上記放電ギャップは、上記テーパ状先端部の外周面の延長線(L1)よりも、プラグ中心軸から離れた位置に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  6. プラグ中心軸を含むと共に上記放電ギャップを通る平面による断面において、上記軸方向噴孔は、上記延長線(L1)よりも、プラグ中心軸から離れた位置に形成されている、請求項5に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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