JP2022152214A - 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 - Google Patents
内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022152214A JP2022152214A JP2021054904A JP2021054904A JP2022152214A JP 2022152214 A JP2022152214 A JP 2022152214A JP 2021054904 A JP2021054904 A JP 2021054904A JP 2021054904 A JP2021054904 A JP 2021054904A JP 2022152214 A JP2022152214 A JP 2022152214A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- combustion engine
- internal combustion
- sub
- plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 202
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 46
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 36
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 36
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims abstract description 27
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
Abstract
Description
該絶縁碍子の内周側に保持されると共に該絶縁碍子から先端側に突出した中心電極(4)と、
上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(6)と、
上記放電ギャップが配される副燃焼室(50)を覆うよう上記ハウジングの先端部に設けられたプラグカバー(5)と、を有し、
上記プラグカバーには、上記副燃焼室と外部とを連通させる噴孔(51)が形成されており、
上記ハウジングの外周には、呼び径がM14以下であるネジ部(21)が形成されており、
上記接地電極は、上記ハウジング又は上記プラグカバーに固定された固定端部(62)から上記副燃焼室内に突出しており、
上記放電ギャップは、上記中心電極の先端部と上記接地電極の基端面(61)とが、互いに対向することにより形成されており、
上記副燃焼室の外周側は、少なくとも上記ハウジングの内周面(22)と上記プラグカバーの内周面(52)とによって覆われており、
プラグ軸方向(Z)における上記絶縁碍子の先端から上記副燃焼室の先端までの距離をAとし、
上記ハウジングの内周面によって外周側を覆われた上記副燃焼室の一部の最大径(Bh)と、上記プラグカバーの内周面によって外周側を覆われた上記副燃焼室の一部の最大径(Bc)とのうち、小さい方の最大径をBとしたとき、下記式(1)を満たす、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
A/B≧1.1 ・・・(1)
該内燃機関の排気再循環率をx%としたとき、下記式(3)を満たす、内燃機関にある。
A/B≧0.0027x3-0.1412x2+2.5378x-12.861 ・・・(3)
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関に係る実施形態について、図1~図5を参照して説明する。
本形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、筒状の絶縁碍子3と、中心電極4と、筒状のハウジング2と、接地電極6と、プラグカバー5と、を有する。
A/B≧1.1 ・・・(1)
本形態の内燃機関10は、図4に示すごとく、シリンダ70内を往復運動するピストン74を備える。主燃焼室101は、ピストン74の往復運動によって、容積変化する。内燃機関10のシリンダヘッド71には、吸気ポート721及び排気ポート731が形成されており、それぞれ吸気弁72又は排気弁73が備えられている。そして、シリンダヘッド71における吸気ポート721と排気ポート731との間に、スパークプラグ1が取り付けられる。詳細には、スパークプラグ1は、図5に示すごとく、シリンダヘッド71における、2つの吸気ポート721と2つの排気ポート731とに囲まれた位置に配設されている。
A/B≧0.0027x3-0.1412x2+2.5378x-12.861 ・・・(3)
上記スパークプラグ1は、上記式(1)を満たす。それゆえ、放電によって形成された初期火炎が副燃焼室50内にて成長する際、冷却損失を受けにくい。それゆえ、副燃焼室50内の燃焼を促進しやすい。その結果、着火性を向上させることができる。
本例では、図6のグラフに示すごとく、基本構造を実施形態1と同様とする内燃機関につき、燃焼変動率(以下、COVという。)と質量燃焼割合(以下、MFBという。)との関係を、CAE(Computer aided Engineeringの略)により解析した。一般に、EGR率が上昇するほど、COVの値が大きくなりやすい。そのため、本例では、内燃機関のEGR率を変更することによりCOVの値を変更させた。そして、それぞれのCOVの値のときの、MFBが10%から50%になるまでの期間(以下、適宜、主燃焼期間という。)を求めた。
本例では、図7のグラフに示すごとく、基本構造を実施形態1と同様としつつ、A/Bの値が互いに異なる複数のスパークプラグを用いて、A/Bの値と、噴孔を介して主燃焼室に噴出する火炎ジェットの速度との関係を解析した。試験条件は、スパークプラグを設置した内燃機関の回転数を1200rpmとし、EGR率を10~25%とした。その他の解析条件は、実験例1と同様である。
本例では、図9のグラフに示すごとく、基本構造を実施形態1と同様としつつ、A/Bの値が互いに異なる複数のスパークプラグを用いて、それぞれのEGR率における、火炎ジェットの速度が131m/sとなるA/Bの値を求めた。その他の解析条件は、実験例2と同様である。
A/B=0.0027x3-0.1412x2+2.5378x-12.861 ・・・(4)
本例では、図10のグラフに示すごとく、基本構造を実施形態1と同様としつつ、A/Bの値が互いに異なる複数のスパークプラグを用いて、A/Bの値と放電の長さとの関係を解析した。本例では、A/Bの値が、それぞれ0.9、1.1、2.6、3.2、4.8であるスパークプラグを用いた。そして、それぞれのスパークプラグを内燃機関に設置し、クランク角が325°CAのタイミングにて放電ギャップに放電を発生させた。その他の解析条件は、実験例2と同様である。
本例では、図11のグラフに示すごとく、基本構造を実施形態1と同様としつつ、A/Bの値が互いに異なる複数のスパークプラグを用いて、A/Bの値と、副燃焼室内の熱発生率との関係を解析した。その他の解析条件は、実験例4と同様である。なお、熱発生率とは、単位時間あたりの熱発生量を示す。
本形態は、図12、図13に示すごとく、実施形態1に対し、A/Bの値を変更した形態である。
すなわち、本形態のスパークプラグ1は、下記式(2)を満たす。
A/B≧4.8 ・・・(2)
その他は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図14~図16に示すごとく、副燃焼室50にスワール流が生じるように構成された形態である。
すなわち、本形態において、噴孔51は、噴孔51を介して副燃焼室50に気流が導入されることによって副燃焼室50にスワール流が生じるように形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図17に示すごとく、実施形態1に対し、プラグカバー5の形状を変更した形態である。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
Claims (4)
- 筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内周側に保持されると共に該絶縁碍子から先端側に突出した中心電極(4)と、
上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(6)と、
上記放電ギャップが配される副燃焼室(50)を覆うよう上記ハウジングの先端部に設けられたプラグカバー(5)と、を有し、
上記プラグカバーには、上記副燃焼室と外部とを連通させる噴孔(51)が形成されており、
上記ハウジングの外周には、呼び径がM14以下であるネジ部(21)が形成されており、
上記接地電極は、上記ハウジング又は上記プラグカバーに固定された固定端部(62)から上記副燃焼室内に突出しており、
上記放電ギャップは、上記中心電極の先端部と上記接地電極の基端面(61)とが、互いに対向することにより形成されており、
上記副燃焼室の外周側は、少なくとも上記ハウジングの内周面(22)と上記プラグカバーの内周面(52)とによって覆われており、
プラグ軸方向(Z)における上記絶縁碍子の先端から上記副燃焼室の先端までの距離をAとし、
上記ハウジングの内周面によって外周側を覆われた上記副燃焼室の一部の最大径(Bh)と、上記プラグカバーの内周面によって外周側を覆われた上記副燃焼室の一部の最大径(Bc)とのうち、小さい方の最大径をBとしたとき、下記式(1)を満たす、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
A/B≧1.1 ・・・(1) - 上記最大径Bは、6.4mm以上である、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 下記式(2)を満たす、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
A/B≧4.8 ・・・(2) - 請求項1~3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグを備えた内燃機関(10)であって、
該内燃機関の排気再循環率をx%としたとき、下記式(3)を満たす、内燃機関。
A/B≧0.0027x3-0.1412x2+2.5378x-12.861 ・・・(3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021054904A JP7552474B2 (ja) | 2021-03-29 | 2021-03-29 | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021054904A JP7552474B2 (ja) | 2021-03-29 | 2021-03-29 | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022152214A true JP2022152214A (ja) | 2022-10-12 |
JP7552474B2 JP7552474B2 (ja) | 2024-09-18 |
Family
ID=83556044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021054904A Active JP7552474B2 (ja) | 2021-03-29 | 2021-03-29 | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7552474B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013033668A1 (en) | 2011-09-03 | 2013-03-07 | Prometheus Applied Technologies, Llc | Method and apparatus for achieving high power flame jets and reducing quenching and autoignition in prechamber spark plugs for gas engines |
JP2017103179A (ja) | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 株式会社デンソー | 点火プラグ |
US10714904B2 (en) | 2018-08-27 | 2020-07-14 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug |
JP6864711B2 (ja) | 2019-05-07 | 2021-04-28 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
-
2021
- 2021-03-29 JP JP2021054904A patent/JP7552474B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7552474B2 (ja) | 2024-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2023016619A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関 | |
JP7365790B2 (ja) | 内燃機関及びスパークプラグ | |
JP2022152214A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 | |
JP2023010184A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 | |
JP7468257B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 | |
US10951012B2 (en) | Spark plug for internal combustion engines and internal combustion engine | |
WO2021176949A1 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP7263915B2 (ja) | 内燃機関及びスパークプラグ | |
JP7447656B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP7487595B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関 | |
JP7363531B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2022089136A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2023039688A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2023101437A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
US11204012B2 (en) | Cylinder head structure of internal combustion engine | |
JP2022114784A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2023016618A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 | |
JP2022136723A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP7537290B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP5955668B2 (ja) | 点火プラグ | |
JP7266449B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 | |
JP2023023760A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 | |
JP2022116612A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2022129734A (ja) | 内燃機関 | |
JP2023032007A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240704 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7552474 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |