JP7274320B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents
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Description
該絶縁碍子の内側に保持されると共に該絶縁碍子の先端側に先端突出部(41)を突出させた中心電極(4)と、
上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
上記先端突出部の少なくとも一部を覆うように上記ハウジングの先端部に設けられたカバー部(5)と、を有し、
上記カバー部には、該カバー部の内側空間(51)と上記カバー部の外部とを連通させる貫通孔が形成されており、
上記カバー部における少なくとも一部の上記貫通孔の内周端部(521)は、上記中心電極との間に放電ギャップGを形成する接地電極を構成しており、
該接地電極は、該接地電極が面する上記貫通孔である第1貫通孔(52)の内側へ向かうほど厚みが小さくなる先細り形状を有し、
上記中心電極の先端面の外周端縁(411)が、上記第1貫通孔の内周面の先端側の端部(525)よりも先端側に配置されており、
上記接地電極は、厚み方向の両側に、傾斜面を有し、
上記接地電極は、上記傾斜面として、上記内側空間側を向いた内側傾斜面(522)と、上記カバー部の外側を向いた外側傾斜面(523)とを有し、上記第1貫通孔の径方向において、上記外側傾斜面は上記内側傾斜面よりも長い、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第2の態様は、筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に該絶縁碍子の先端側に先端突出部(41)を突出させた中心電極(4)と、
上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
上記先端突出部の少なくとも一部を覆うように上記ハウジングの先端部に設けられたカバー部(5)と、を有し、
上記カバー部には、該カバー部の内側空間(51)と上記カバー部の外部とを連通させる貫通孔が形成されており、
上記カバー部における少なくとも一部の上記貫通孔の内周端部(521)は、上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極を構成しており、
該接地電極は、該接地電極が面する上記貫通孔である第1貫通孔(52)の内側へ向かうほど厚みが小さくなる先細り形状を有し、
上記中心電極の先端面の外周端縁(411)が、上記第1貫通孔の内周面の先端側の端部(525)よりも先端側に配置されており、
上記接地電極は、厚み方向の両側に、傾斜面を有し、
上記接地電極は、上記傾斜面として、上記内側空間側を向いた内側傾斜面(522)と、上記カバー部の外側を向いた外側傾斜面(523)とを有し、上記第1貫通孔の中心軸(C2)を含む平面による断面形状において、上記外側傾斜面は、上記内側傾斜面よりも長い、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
内燃機関用のスパークプラグ1に係る参考形態について、図1~図5を参照して説明する。
本形態における内燃機関用のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、筒状の絶縁碍子3と、中心電極4と、筒状のハウジング2と、カバー部5とを有する。絶縁碍子3は、中心電極4を内側に保持する。中心電極4は、絶縁碍子3の先端側に先端突出部41を突出させている。ハウジング2は、筒状を呈している。ハウジング2は、絶縁碍子3を内周側に保持する。カバー部5は、先端突出部41の少なくとも一部を覆うようにハウジング2の先端部24に設けられている。カバー部5には、カバー部5の内側空間51とカバー部5の外部とを連通させる貫通孔が形成されている。また、図3に示すごとく、カバー部5における少なくとも一部の貫通孔の内周端部521は、中心電極4との間に放電ギャップGを形成する接地電極を構成している。接地電極は、第1貫通孔52の内側へ向かうほど厚みが小さくなる先細り形状を有する。第1貫通孔52は、接地電極が面する貫通孔である。
本形態におけるスパークプラグ1を備えた内燃機関は、図5に示すごとく、シリンダヘッド61と、シリンダブロック65と、シリンダ60内を往復運動するピストン64とを備える。そして、シリンダヘッド61、シリンダブロック65、及びピストン64に囲まれて、主燃焼室6が形成される。シリンダヘッド61には、吸気ポート621及び排気ポート631が形成されており、それぞれ吸気バルブ62及び排気バルブ63が備えられている。そして、シリンダヘッド61における吸気ポート621と排気ポート631との間には、スパークプラグ1が取り付けられる。
本形態におけるスパークプラグ1の火花放電Sの点火は、内燃機関の制御部(図示略)によって制御されている。そして、制御部からの点火信号に基づき、所定のタイミングにて、点火コイル(図示略)からスパークプラグ1に高電圧を印加する。本形態においては、1サイクル中に少なくとも1回の点火を行うように制御されている。また、圧縮行程及び膨張行程の少なくとも一方において、火花放電Sの点火を行うよう制御されている。
本形態のスパークプラグ1は、第1貫通孔52の内周端部521が、中心電極4との間に放電ギャップGを形成する接地電極を構成している。これにより、図6、図7に示すごとく、放電ギャップGに形成された火花放電Sが、第1貫通孔52を通過する気流Aによって、伸長しやすい。それゆえ、火花放電Sと混合気との接触面積を稼ぎやすい。その結果、着火性を向上させることができる。
本形態は、図10に示すごとく、中心電極4の先端が、内側空間51内に配置された形態である。そして、Z方向において、中心電極4の先端は、第1貫通孔52の内周面の基端側の端部524よりも基端側に配置される。
なお、参考形態2以降において用いた符号のうち、既出の参考形態及び実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の参考形態及び実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図14、図15に示すごとく、内周端部521の全体に、内側傾斜面522が形成されている形態である。すなわち、本形態においては、接地電極における第1貫通孔52に面する端面が、先端側へ行くほどスパークプラグ1の中心軸C1に近付くように傾斜している。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図16、図17に示すごとく、内周端部521の全体に、外側傾斜面523が形成されている形態である。すなわち、本形態においては、接地電極における第1貫通孔52に面する端面が、基端側へ行くほどスパークプラグ1の中心軸C1に近付くように傾斜している。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図18に示すごとく、第1貫通孔52の形状が略楕円形状となっている形態である。中心電極4の中心軸と、第1貫通孔52の中心軸C2とは、略同軸上にある。そして、中心電極4の外周端縁411から第1貫通孔52の内周端部521までの距離は、Z方向と直交する第1貫通孔52の長径方向で最大となり、短径方向で最小となる。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図19に示すごとく、第1貫通孔52の中心軸C2が、中心電極4の中心軸とずれている形態である。そして、スパークプラグ1の中心軸C1と、中心電極4の中心軸とは、略同軸上にある。
その他の構成及び作用効果は、参考形態1と同様である。
本形態においては、図20~図24に示すごとく、ハウジング2の先端部24に接合した環状の電極部材54によって、接地電極を構成した形態である。環状の電極部材54の内周側の空間が、第1貫通孔52となっている。本形態においては、ハウジング2の先端部24と、環状の電極部材54とによって、カバー部5が構成されている。つまり、環状の電極部材54が接地電極を構成すると共に、カバー部5の一部を構成している。
なお、第1貫通孔52の径方向における外側傾斜面523の長さL6よりも、第1貫通孔52の径方向における内側傾斜面522の長さL5の方が長い形態を採用することもできる。
なお、第1貫通孔52の中心軸C2を含む平面による断面形状において、外側傾斜面523の長さL16よりも、内側傾斜面522の長さL15の方が長い形態を採用することもできる。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態1)
本実施形態は、図29、図30に示すごとく、中心電極4の外周端縁411が、第1貫通孔52の内周面の先端側の端部525よりも先端側に配置された形態である。そして、外周端縁411は、内燃機関に設置された際には、主燃焼室6内に配される。
その他の構成は、参考形態7と同様である。
その他、参考形態7と同様の作用効果を有する。
2 ハウジング
3 絶縁碍子
4 中心電極
41 先端突出部
5 カバー部
51 内側空間
52 第1貫通孔
521 内周端部
G 放電ギャップ
Claims (4)
- 筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に該絶縁碍子の先端側に先端突出部(41)を突出させた中心電極(4)と、
上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
上記先端突出部の少なくとも一部を覆うように上記ハウジングの先端部に設けられたカバー部(5)と、を有し、
上記カバー部には、該カバー部の内側空間(51)と上記カバー部の外部とを連通させる貫通孔が形成されており、
上記カバー部における少なくとも一部の上記貫通孔の内周端部(521)は、上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極を構成しており、
該接地電極は、該接地電極が面する上記貫通孔である第1貫通孔(52)の内側へ向かうほど厚みが小さくなる先細り形状を有し、
上記中心電極の先端面の外周端縁(411)が、上記第1貫通孔の内周面の先端側の端部(525)よりも先端側に配置されており、
上記接地電極は、厚み方向の両側に、傾斜面を有し、
上記接地電極は、上記傾斜面として、上記内側空間側を向いた内側傾斜面(522)と、上記カバー部の外側を向いた外側傾斜面(523)とを有し、上記第1貫通孔の径方向において、上記外側傾斜面は上記内側傾斜面よりも長い、内燃機関用のスパークプラグ(1)。 - 上記第1貫通孔の中心軸(C2)を含む平面による断面形状において、上記外側傾斜面は、上記内側傾斜面よりも長い、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に該絶縁碍子の先端側に先端突出部(41)を突出させた中心電極(4)と、
上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
上記先端突出部の少なくとも一部を覆うように上記ハウジングの先端部に設けられたカバー部(5)と、を有し、
上記カバー部には、該カバー部の内側空間(51)と上記カバー部の外部とを連通させる貫通孔が形成されており、
上記カバー部における少なくとも一部の上記貫通孔の内周端部(521)は、上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極を構成しており、
該接地電極は、該接地電極が面する上記貫通孔である第1貫通孔(52)の内側へ向かうほど厚みが小さくなる先細り形状を有し、
上記中心電極の先端面の外周端縁(411)が、上記第1貫通孔の内周面の先端側の端部(525)よりも先端側に配置されており、
上記接地電極は、厚み方向の両側に、傾斜面を有し、
上記接地電極は、上記傾斜面として、上記内側空間側を向いた内側傾斜面(522)と、上記カバー部の外側を向いた外側傾斜面(523)とを有し、上記第1貫通孔の中心軸(C2)を含む平面による断面形状において、上記外側傾斜面は、上記内側傾斜面よりも長い、内燃機関用のスパークプラグ(1)。 - 上記カバー部は、上記貫通孔として、上記第1貫通孔とは異なる第2貫通孔(53)を有し、上記第2貫通孔の開口面積は、上記放電ギャップの開口面積よりも小さい、請求項1~3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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