JP2021106146A - 空気電池ユニット - Google Patents

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芳延 平
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芳延 平
里美 吉田
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里美 吉田
彩乃 小出
Ayano Koide
彩乃 小出
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【課題】空気極の変形及び/又は位置ずれを抑制し、電池性能の低下を抑制する。【解決手段】空気電池ユニットは、複数の空気電池10と、隣接する空気電池10の対向する空気極13A、13B間に介挿される空気極間スペーサ30とを備え、空気極間スペーサ30は、絶縁性であり、かつ対向する空気極13A、13Bの一部間を架橋する。【選択図】図6

Description

本発明は、空気電池ユニットに関するものである。
空気電池に用いられる正極(以下、空気極とも言う)は通気性を有する素材で形成されるので、一般的に柔軟性を有している。反応に必要な空気中の酸素を多く取り入れるには空気極の面積を拡げることが望ましい。しかし、空気極の面積を拡げるほど、電解液の液圧や反応生成物の堆積によって空気極が膨らんで電解液の液面が下がり、空気電池の容量低下を招く可能性が高くなる。さらに、空気極が膨らんだ結果、セル内部にある負極(以下、金属極とも言う)との距離が、注液前と比べて離間してしまうため、反応が進むにつれ、液抵抗が上がり、発熱量が増大する問題があった。発熱量が増大すると、安全性低下の他、容量低下の大きな一因となってしまうのである。
空気極が膨らんだ場合、空気極と金属極との間の極間距離も変動し、電圧低下等を招く可能性もある。従来、反応生成物によって空気極が押し広げられた場合に、隣接する金属空気電池の空気極同士が接触し短絡することを回避することを目的として、各空気極の外側に当接する接触防止部材を設けた構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−067448号公報
しかし、従来の接触防止部材は、空気極同士が接触しない範囲で空気極の膨らみを許容するので、空気極の膨らみによって電池性能が低下してしまう。
そこで、本発明は、空気極同士が接触しない範囲で空気極の膨らみを許容する構成と比べ、空気極の変形及び/又は位置ずれを抑制し、電池性能の低下を抑制することを目的とする。
上述した課題を解決するため、空気電池ユニットは、複数の空気電池と、隣接する前記空気電池の対向する空気極間に介挿される空気極間スペーサとを有し、前記空気極間スペーサは、絶縁性であり、かつ前記対向する空気極の一部間を架橋して少なくとも前記一部の変形及び/又は位置ずれを規制することを特徴とする。
上記構成において、前記空気極は、前記空気電池の電槽に設けられた開口部を覆い、前記空気極間スペーサは、前記空気極における前記開口部に対応する領域に当接してもよい。また、上記構成において、前記空気極間スペーサは、所定方向に間隔を空けて前記空気極に当接する複数の当接部を有してもよい。
また、上記構成において、前記空気極間スペーサは、前記所定方向に山部と谷部が繰り返す波形断面のスペーサ本体を有し、前記当接部として、前記山部が、対向する前記空気極の一方に当接し、前記谷部が、対向する前記空気極の他方に当接してもよい。また、上記構成において、前記山部と谷部は、前記空気極の表面に沿う方向に延出して前記空気極に線状に当接してもよい。
また、上記構成において、前記山部と谷部における前記空気極に当接する箇所は、丸みを帯びた屈曲断面形状に形成されてもよい。また、上記構成において、前記山部と谷部に、前記所定方向に貫通する通気孔を設けてもよい。
また、上記構成において、前記空気極間スペーサは、前記スペーサ本体から両外側に張り出し、前記複数の空気電池が配置されるケースの内面にそれぞれ当接する一対の張り出し部を有するようにしてもよい。また、上記構成において、前記隣接する空気電池の底面の少なくとも一部は、下方に空き空間を空けてそれぞれ配置され、前記空気極間スペーサにおける隣接する前記空き空間に挟まれる領域は開口してもよい。
本発明によれば、空気極の変形及び/又は位置ずれを抑制し、電池性能の低下を抑制する。
本発明の第1実施形態に係る空気電池ユニットの断面構造を模式的に示した図である。 空気電池の正面図である。 空気電池の側断面構造を模式的に示した図である。 符号Aは空気極間スペーサを使用せずに複数の空気電池を電池ケース内に配置した場合を模式的に示し、符号Bは電解液の液圧などによって空気極が膨らんだ状態を模式的に示した図である。 空気極間スペーサのスペーサ本体を模式的に示した斜視図である。 符号Aは空気電池間に空気極間スペーサを配置した状態を上方から模式的に示し、符号Bは側方から模式的に示した図である。 空気極間スペーサの実施例を示す斜視図である。 空気極間スペーサの実施例を示す平面図である。 符号Aは空気極間スペーサの上面図を示し、符号Bは下面図を示した図である。 第2実施形態に係る空気電池ユニットを模式的に示した図である。 空気極間スペーサの断面形状を周辺構成と共に模式的に示した図であり、符号Aは1本の棒形状に形成された場合を示し、符号Bは3本の棒形状に形成された場合を示し、符号Cは5本の棒形状に形成された場合を示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る空気電池ユニットの断面構造を模式的に示した図である。
この空気電池ユニット1は、複数の空気電池10と、複数の空気電池10間であって、対向する空気極13A、13B(後述する図3)の間に介挿される複数の空気極間スペーサ30とを備えている。複数の空気電池10及び空気極間スペーサ30は、電池ケース50に収容されている。
電池ケース50は、複数の空気電池10と空気極間スペーサ30とを交互に配置可能なスペース(図1に示す長さLAのスペース)を有している。図1中、符号FRは、複数の空気電池10を、間隔を空けて配置する方向であり、本説明では空気電池10の前方向と言う。また、符号UPは上方向を示している。
図1に示すように、電池ケース50は、空気電池10の前後左右を囲う側壁51と、側壁51の下方開口を覆う底板52と、側壁51の上方開口を覆う開閉自在な上蓋53とを備えている。底板52には、この底板52を床面から浮いた状態に支持する複数の足部52Aと、底板52下方の空気を電池ケース50内に流入可能にする不図示の通気孔とが設けられる。上蓋53などには、電池ケース50内の空気を上方に排出可能にする不図示の通気孔が設けられる。この上下の通気構造によって、空気電池10の放電反応時の熱で暖められた空気の熱上昇を利用して、電池ケース50の下方から図1中の矢印で示すように空気を流入させ、上方から排出させ易くなる。
この空気電池ユニット1は、電池ケース50内に複数の空気電池10を収容するので、多数の空気電池10の持ち運びが容易である。しかも、この電池ケース50を交換することによって、複数の空気電池10をまとめて交換可能である。
また、屋外使用に好適な空気電池ユニット1が臨まれる場合、防水機能及び耐候性などを有する屋外用ケース内に電池ケース50を収容すればよい。
図1に示す電池ケース50は一例に過ぎず、設置環境や使用態様などに合わせて適宜に設計すればよい。例えば、電池ケース50の形状を、上方が開放した箱形状にしてもよいし、電池ケース50の素材を樹脂製のシートにしてもよいし、適正な強度を有する範囲で紙製のシート(例えば紙製の段ボール)にしてもよい。
また、複数の空気電池10を既存のスペースに収容する使用態様の場合、電池ケース50を不要にしてもよい。例えば、任意の箱体、什器、床、棚、又は車両の荷室等に確保したスペースに、複数の空気電池10と空気極間スペーサ30を直接納めるようにしてもよい。
図2は空気電池10の正面図であり、図3は空気電池10の側断面構造を模式的に示した図である。図2、図3及び後述する各図において、上方向及び前方向をそれぞれ符号UP及びFRで示し、空気電池10の右方向を符号RHで示す。なお、各方向は設置状況などに応じて適宜に変更される。
空気電池10は、電槽(セルとも称する)11に二枚の空気極13A、13Bと一枚の金属極15とを配置した空気極二枚タイプの金属空気電池に構成されている。また、この空気電池10は、電槽11の上面に電解液供給口を有し、電解液が電槽11内に供給されることによって発電を開始する一次電池でもある。発電時には、空気極13A、13Bが正極として機能し、金属極15が負極として機能する。
図2中、符号13Hは、空気極13A、13Bに接続された配線であり、正極配線とも称する。また、符号15Hは、金属極15に接続された配線であり、負極配線とも称する。図2及び図3中、符号ULは、電槽11に注入された適正量の電解液の液面位置である。各空気電池10からの正極配線13H及び負極配線15Hを適宜に接続することによって、各空気電池10が直列又は並列に接続される。
電槽11は、折り曲げ自在な1枚のシートをシート長手方向の略中央位置で2つ折りして重ね、その両側縁11M同士を熱溶着などの公知の接合方法で接合した中空箱形状に形成されている。
電槽11を形成するシートは、紙を含有したシートであり、ポリエチレン(PE)などの熱融着性樹脂で少なくとも内面がラミネート加工された紙(いわゆるラミネート紙)が用いられる。ラミネート加工によって電解液の漏出を防止できる。
電槽11は、薄型の直方体形状に形成されている。より具体的には、電槽11は、底面を構成する底板部21と、前面を構成する前壁部22と、後面を構成する後壁部23と、左右側面を構成する左右の側壁部(左壁部、右壁部)24と、上面を構成する上板部25とを有している。
左右の側壁部24(両側縁11Mを含む)は、底板部21よりも下方に突出した構成とされる。これにより、電槽11を電池ケース50の底板52に載置した際に、側壁部24が底板52に立設し、底板部21が底板52から浮いた状態となる。したがって、図1に示すように、各空気電池10の底板部21下方に空き空間SAが形成される。空き空間SAは、電池ケース50の底板52を通過した空気が電池ケース50内で最初に流入する空間となり、空気を流入させ易くなる。
図2及び図3に示すように、前壁部22及び後壁部23は、同一形状の面で平行に配置され、電槽11の中で最も大きい面に形成されている。これら前壁部22及び後壁部23には、形状及びサイズが同じ矩形の開口部22K、23Kが形成される。前壁部22の開口部22Kは、矩形の空気極13Aで覆われ、後壁部23の開口部23Kは、矩形の空気極13Bで覆われる。
空気極13A、13Bは、同一の形状及びサイズに形成され、前壁部22及び後壁部23の開口部22K、23Kの周囲に熱溶着などによって接合されている。各空気極13A、13Bは、外部の空気を電槽11内に通気可能にする通気性、及び電解液を漏らさない非透液性を有する部材であり、柔軟性を有している。各空気極13A、13Bは、電槽11に設けられた開口部22K、23Kを介して電槽11内に露出し、各開口部22K内の領域から放電に使用する酸素を電槽11内に流入させる。なお、各空気極13A、13Bの非透液性については、各空気極13A、13Bに非透液性を有するシートを別途設けるようにしてもよい。
空気極13A、13Bの材料及び構成は特に限定されるものではないが、本実施形態では、集電体を構成する矩形状の銅メッシュ(集電体とも言う)の両面に、触媒層を構成する触媒シートを圧迫(プレス)などにより一体化して形成されている。
集電体は、多孔質集電体であり、矩形状の銅メッシュ(銅の網状体)にすることで、良好な通気性を有している。集電体は銅に限定されず、鉄、ニッケル及び真鍮などの他の金属でもよい。また、メッシュ(網状体)からなる多孔構造に限定されず、メッシュ以外の通気性を有する多孔構造を広く適用可能である。特に銅メッシュが電池特性とコストの両面において好適である。触媒シートは、導電剤と有機物バインダとを水で混練したペーストを、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のフィルム(以下、PETフィルムと言う)で挟み、ローラープレス機でプレスしてシート状にし、乾燥工程を経て作製されている。
導電剤は、カーボンパウダー、銅又はアルミニウムなどの金属材料、又はポリフェニレン誘導体などの有機導電性材料などを用いることができる。なお、カーボンパウダーは、ケッチェンブラックなどのカーボンブラック、グラファイト、活性炭、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーンの粉末が好ましい。
有機物バインダは、高分子ディスパージョンであり、具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、テフロン(登録商標)などのフッ素系樹脂、又はポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂が好適である。
金属極15は、電槽11内に支持され、各空気極13A、13Bとの間に極間距離に相当する隙間を空けて各空気極13A、13Bと対向する。金属極15は、マグネシウム合金からなる金属板で形成され、各空気極13A、13Bと平行に配置される。この金属極15は、上方に延びる左右のタブ部15A1を一体に有し、いずれかのタブ部15A1に配線15Hが接続される。電解液には塩化ナトリウム水溶液が使用される。
つまり、本実施形態の空気電池10はいわゆるマグネシウム空気電池に構成されている。マグネシウム空気電池は、電解液に海水を用いたり、水道水に塩を混合した液体を用いたりすることができるので、電解液の調達が容易である。なお、電槽11内に、電解質である塩化ナトリウムを収容した袋体を予め配置し、水道水などの水を注液するだけで発電するように構成してもよい。
マグネシウム空気電池などの水系マグネシウム電池の場合、放電の際に正極では(1)式の反応が進行し、負極では(2)式の反応が進行し、全体では(3)式の反応が進行する。また、(4)式に示す自己放電反応も生じる。
(正極)(1/2)O+HO+2e→2OH ・・・(1)
(負極)Mg+2OH→Mg(OH)+2e ・・・(2)
(全体)Mg+(1/2)O+HO→Mg(OH) ・・・(3)
(自己放電)Mg+2HO →Mg(OH)+H ・・・(4)
ところで、複数の空気電池10を用いる場合、図4の符号Aに示すように、隣接する空気電池10の対向する空気極13A、13Bの間には、電池反応に必要な酸素を得るための隙間L1を空ける必要がある。
しかし、反応に必要な酸素を多く取り入れるために空気極13A、13Bの面積を拡げるほど、図4の符号Bに示すように、注液された電解液の液圧や、放電反応によって生成された反応生成物(水酸化マグネシウム)の堆積によって、空気極13A、13Bが膨らみ易くなり、極間距離も変動し易くなる。また、生成されたガス(水素)によって空気極13A、13Bが膨らむ場合もある。このため、空気極13A、13Bの面積を拡げるほど、電解液の液面が下がって空気電池の容量低下を招き易く、かつ、極間距離の変動により電圧低下などが生じ、意図した電池性能が得られなくなるおそれがある。
なお、図4の符号A及びBは、空気極間スペーサ30を使用せずに2個の空気電池10を電池ケース50内に配置した場合を模式的に示している。
図5は空気極間スペーサ30のスペーサ本体31を模式的に示した斜視図である。図6の符号Aは、空気電池10間に空気極間スペーサ30を配置した状態を上方から模式的に示し、符号Bは、側方から模式的に示している。
図5に示すように、空気極間スペーサ30は、V字断面を有する山部31Yと谷部31Tとが繰り返す波形断面のスペーサ本体31を有している。このスペーサ本体31が空気極13A、13B間に介挿されることによって、図6の符号Aに示すように、山部31Yのそれぞれが一方の空気極13Aに当接し、谷部31Tのそれぞれが他方の空気極13Bに当接する。
これによって、山部31Y及び谷部31Tを含むスペーサ本体31が、対向する空気極13A、13Bの一部間を架橋する架橋部材として機能する。山部31Y及び谷部31Tを含むスペーサ本体31は、電解液の液圧や反応生成物の堆積などによって空気極13A、13Bを介して作用する力程度では殆ど変形しない非柔軟性を有しており、これによって、空気極13A、13Bの一部の変形及び/又は位置ずれが規制される。
また、山部31Y及び谷部31Tを含むスペーサ本体31は、非電気伝導性を有する部材で形成されている。このため、空気極13A、13B同士の短絡も防止できる。
スペーサ本体31は、例えば、絶縁性を有する樹脂材、紙を含有するシート、又は、絶縁材などを塗布した金属材等で形成される。また、山部31Y及び谷部31Tによって角度θA(図6の符号A)の三角形状が形成されるので、空気極13A、13Bの膨らみに対向し得る強度をより確保しやすくなる。また、角度θの調整によって、山部31Y及び谷部31Tの形状を調整したり、山部31Y及び谷部31Tが繰り返すピッチP1(図5参照)を調整したりすることが容易である。
各山部31Y及び谷部31Tが繰り返すピッチP1は、少なくとも複数の山部31Y及び谷部31Tが空気極13A、13Bに当接するピッチに設定される。図6の符号Aでは、3又は4個の山部31Y及び谷部31Tが空気極13A、13Bに対し、左右方向に間隔を空けて当接する同一ピッチに形成されている。
図6の符号Aに示すように、各山部31Y及び谷部31Tは、上面視で空気極13A、13Bに間隔を空けて複数箇所で当接するので、空気極13A、13Bの当接箇所に相当する各部の変形及び/又は位置ずれを規制し、空気極13A、13B全体の膨らみを抑制できる。一方、各山部31Y及び谷部31Tが各空気極13A、13Bに接触する面積は小さいので、空気極13A、13Bが空気に直接触れる領域を多く確保できる。
また、複数の山部31Y及び谷部31Tは、各空気極13A、13Bにおける開口部22K、23Kの領域に当接している。したがって、実質的に空気極として機能する部分を効率良く押さえることができ、空気極13A、13B全体の膨らみを効果的に抑制できる。なお、山部31Y及び谷部31Tが空気極13A、13Bに当接する数及び位置については、ピッチP1の調整などによって容易に変更できる。
例えば、本実施形態では、各山部31Y及び谷部31TのピッチP1を同一ピッチに形成しているが、異なるピッチにしてもよい。例えば、空気極13A、13Bのそれぞれに当接する山部31Y及び谷部31Tの数が揃うように各ピッチP1を設定してもよい。
また、複数の山部31Y及び谷部31Tは上下方向に延出するので、スペーサ本体31は、山部31Yと谷部31Tとが繰り返す方向に対して直交する方向(上下方向に相当)に延びる複数の通気経路を区画できる。これにより、対向する空気極13A、13B間にて空気を上下方向に流し易くなる。したがって、スペーサ本体31は、上昇気流の流れを妨げず、空気を各空気極13A、13Bに供給し易くなる。
図6の符号Bに示すように、各山部31Y及び谷部31Tは、空気極13A、13Bの上下方向に渡って線状に当接する。これによって、空気極13A、13Bの上下方向に渡って各空気極13A、13Bの変形及び/又は位置ずれを規制できる。本構成では、各山部31Y及び谷部31Tが、空気極13A、13Bよりも下方に延出するので、電槽11における空気極13A、13Bよりも下方の領域の変形及び/又は位置ずれも規制できる。
なお、各山部31Y及び谷部31Tの範囲を、空気極13A、13Bに当接する範囲に限定してもよい。
図5及び図6の符号Bに示すように、スペーサ本体31の各山部31Y及び谷部31Tには、上下方向(山部31Y及び谷部31Tが繰り返す方向に直交する方向に相当)に間隔を空けて複数の貫通孔32が形成されている。これら貫通孔32により、複数の山部31Y及び谷部31Tを左右方向に横断するように空気を流すことが可能になる。
図6の符号Aに示すように、空気極間スペーサ30には、スペーサ本体31から両外側である左右に張り出し、電池ケース50の内面にそれぞれ当接する一対の張り出し部33が設けられている。これら張り出し部33によって、空気極間スペーサ30の左右方向の移動が規制され、スペーサ本体31の左右位置を位置決めできる。これら張り出し部33によって、各山部31Y及び谷部31Tを各空気極13A、13Bの予め定めた位置に当接させ易くなる。なお、スペーサ本体31と同様に、張り出し部33についても絶縁性を有している。
続いて、空気極間スペーサ30の実施例を説明する。
図7は空気極間スペーサ30の実施例を示す斜視図であり、図8は平面図である。また、図9の符号Aは空気極間スペーサ30の上面図を示し、符号Bは下面図を示している。この空気極間スペーサ30は左右対称形状であるため、図8の裏側は図8と同形状である。
この空気極間スペーサ30は、山部31Yを補強する補強リブ35(図7及び図8参照)と、谷部31Tを補強する補強リブ36(図9参照)とを備えている。補強リブ35は、図9に示すように、山部31Yを構成する一対の斜面間を架橋するように左右方向に延び、図8に示すように、上下方向に間隔を空けて複数設けられている。また、補強リブ36についても、図9に示すように、山部31Yを構成する一対の斜面間を架橋するように左右方向に延びると共に、上下方向に間隔を空けて設けられている。これら補強リブ35、36は、空気極間スペーサ30を樹脂材料により一体成型する場合、成形時にスペーサ本体31と一体に形成される。本構成では、空気極間スペーサ30の全てが絶縁性を有する樹脂で一体に形成されているが、この構成に限定しなくてもよく、例えば絶縁性が必要な箇所だけを絶縁性を有する樹脂などで形成してもよい。
これら補強リブ35、36によって、スペーサ本体31のうちの特に山部31Y及び谷部31Tを補強することができる。したがって、空気極間スペーサ30の厚さD1(図9の符号A参照)を低減したり、軽量化したりすることを目的として、スペーサ本体31を薄い板厚で形成しても、電解液の液圧や反応生成物の堆積などによる空気極13A、13Bの膨らみが作用する箇所の強度を十分に確保し易くなる。したがって、スペーサ本体31の変形を抑制できる。
また、これら補強リブ35、36は、山部31Y及び谷部31Tにおける空気極13A、13Bと当接する側の反対側の面(裏面に相当)に設けられているので、補強リブ35、36が空気極13A、13Bに直接当接することはない。したがって、補強リブ35、36による空気極13A、13Bの損傷を回避できる。
図7から図9に示すように、空気極間スペーサ30は、さらに、一対の張り出し部33を補強する補強リブ37を有している。この補強リブ37は、一対の張り出し部33にて左右に間隔を空けて上下方向に延びる複数の縦リブ37Aと、縦リブ37A間を横切って左右方向に延びる横リブ37Bとを有している。これらリブ37A、37Bは、空気極間スペーサ30を樹脂材料により一体成型する場合、成形時に張り出し部33と一体に形成される。補強リブ37によって、一対の張り出し部33を薄い板厚で形成しても、張り出し部33の変形を抑制できる。
ここで、最も外側の縦リブ37Aは、張り出し部33の左右側面(空気極間スペーサ30の側面に相当)を構成し、電池ケース50の内面に当接する当接部を兼用する。これにより、電池ケース50との当接箇所の強度を向上させたり、電池ケース50との接触面積を増やしたりすることができる。
また、図9の符号Aに示すように、空気極間スペーサ30では、山部31Y及び谷部31Tの角度θAを90度以上の鈍角にすると共に、山部31Y及び谷部31Tが空気極13A、13Bに当接する線状の当接部31Xを、丸みを帯びた屈曲断面形状にしている。
角度θAを鈍角にすることによって、角度θAを90度未満の鋭角にする場合と比べ、山部31Y及び谷部31Tと空気極13A、13Bとの接触面積を増やすことができる。さらに、当接部31Xを、丸みを帯びた屈曲断面形状にすることによっても、山部31Y及び谷部31Tと空気極13A、13Bとの接触面積を増やすことができる。これらにより、山部31Y及び谷部31Tから空気極13A、13Bに作用する単位面積当たりの押圧力を低減でき、空気極13A、13Bが損傷する事態を抑制できる。換言すると、角度θAの調整や、当接部31Xの丸み半径の調整によって、空気極13A、13Bに損傷が生じない形状に容易に調整できる。
図7及び図8に示すように、空気極間スペーサ30のスペーサ本体31の下部には、上方に切り欠いた形状の開口部38が形成されている。この開口部38は、空気極間スペーサ30のうち、各空気電池10の底板部21下方にできる空き空間SA(図1参照)に挟まれる領域に設けられている。これによって、図1に示すように、隣接する空き空間SAが開口部38を介して連通し、複数の空気電池10の下方に、これら空気電池10の並び方向に連続する広い空き空間を形成することができる。したがって、空気極間スペーサ30が、複数の空気電池10の下方の空気の流れを妨げず、各空気電池10の空気極13A、13Bに円滑に空気を供給し易くする流路を確保し易くなる。
さらに、図9の符号Bに示すように、一対の張り出し部33の最下部には、最も下方の横リブ37Bを更に左右内側に延出させた一対の底板部39が形成されている。これら底板部39についても、空気極間スペーサ30を樹脂材料により一体成型する場合、成形時に張り出し部33と一体に形成される。これら底板部39により、空気極間スペーサ30を電池ケース50に載置する際に載置面積を広く確保でき、空気極間スペーサ30を安定して載置し易くなり、かつ、張り出し部33をより補強できる。
このように、空気極間スペーサ30は、スペーサ本体31及び張り出し部33の各部に補強リブ35、36及び37を有するので、空気極間スペーサ30の厚さD1(図9の符号A参照)の薄型化に有利である。空気極間スペーサ30を薄型化することにより、隣接する空気電池10の対向する空気極13A、13Bの間隔(図4に示す隙間L1に相当)を狭めることができる。したがって、複数の空気電池10の配置に必要な隙間LA(図1)を短縮でき、空気電池ユニット1の小型化及び省スペース化、さらには、エネルギー密度の向上を図ることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、隣接する空気電池10の対向する空気極13A、13B間に介挿される空気極間スペーサ30を有している。そして、この空気極間スペーサ30は、対向する空気極13A、13Bの一部間を架橋して少なくとも前記一部の変形及び/又は位置ずれを規制する。これにより、空気極同士が接触しない範囲で空気極の膨らみを許容する従来の構成と比べ、空気極13A、13Bの面積を拡げても、空気極13A、13Bの変形及び/又は位置ずれを抑制でき、電解液の液面低下による容量低下、及び、極間距離の変動による電圧低下を抑制できる。また、空気極間スペーサ30が絶縁性であるので、空気極13A、13Bが空気極間スペーサ30に接触した状態でも空気極13A、13B同士の短絡が回避される。なお、空気極13A、13B同士の短絡を回避可能な範囲であれば、空気極間スペーサ30の一部だけ(例えばスペーサ本体31だけ)を絶縁性にしてもよい。
また、空気極13A、13Bの一部を除く領域は空気極間スペーサ30で覆われないので、反応に必要な空気中の酸素を取り入れる領域を確保できる。これらにより、電池性能の低下を抑制することができ、また、空気極13A、13Bの面積を拡げることで電池性能の更なる向上を図り易くなる。
なお、極間距離の変動や電解液の水面低下をどの程度まで抑制するかについては、空気極間スペーサ30が空気極13A、13Bを架橋する箇所(当接する箇所を含む)の位置及び数によって容易に調整できる。
また、空気極間スペーサ30は、空気極13A、13Bにおける開口部22K、23Kに対応する領域に当接するので、電解液の液圧などによって空気極13A、13Bが変形する箇所を直接押さえることができる。
しかも、空気極間スペーサ30は、左右方向(所定方向に相当)に間隔を空けて空気極13A、13Bに当接する複数の当接部31Xを有するので、左右方向において空気極13A、13B全体の膨らみを押さえつつ、左右方向に直交する上下方向に空気を流し易くなる。
なお、複数の当接部31Xが左右方向に間隔を空けて空気極13A、13Bに当接する構成に限定されず、上下方向に間隔を空けて空気極13A、13Bに当接するようにしてもよく、その方向は適宜に変更可能である。
また、空気極間スペーサ30は、左右方向に山部31Yと谷部31Tが繰り返す波形断面のスペーサ本体31を有し、山部31Yが対向する空気極13A、13Bの一方に当接し、谷部31Tが対向する空気極13A、13Bの他方に当接する。これにより、簡易な形状で各空気極13A、13Bを複数箇所で押さえ、かつ、上下方向に空気を流し易くなる。また、山部31Yと谷部31Tは、トラス構造の基本形状である三角形状に形成されるので、空気極間スペーサ30の強度向上に有利である。なお、山部31Yと谷部31Tの形状を三角形状以外に形成してもよい。
また、山部31Yと谷部31Tは、空気極13A、13Bの表面に沿う上下方向に延出して空気極13A、13Bに線状に当接するので、空気極13A、13Bを覆う面積を抑えつつ空気極13A、13Bの変形及び/又は位置ずれを効果的に抑制できる。
さらに、山部31Yと谷部31Tにおける空気極13A、13Bに当接する箇所(当接部31Xに相当)は、丸みを帯びた屈曲断面形状に形成されるので、空気極間スペーサ30を空気極13A、13B間に介挿する際などに空気極13A、13Bが損傷する事態を抑制できる。また、山部31Yと谷部31Tのそれぞれの開き角度である角度θAを鈍角にしているので、これによっても、空気極13A、13Bが損傷する事態を抑制できる。
なお、空気極13A、13Bが損傷しない範囲で、当接部31Xを、丸みを有さない屈曲断面形状(角形状に相当)にしてもよいし、角度θAを90度未満の鋭角にしてもよい。
また、山部31Yと谷部31Tを、左右方向(所定方向に相当)に貫通する通気孔となる貫通孔32を設けているので、山部31Yと谷部31Tが繰り返す左右方向に空気を流し易くなる。これによっても、空気極13A、13Bに空気を供給し易くなる。
また、図1に示したように、隣接する空気電池10の底面の少なくとも一部を構成する底板部21は、下方に空き空間SAを空けてそれぞれ配置され、空気極間スペーサ30における隣接する空き空間SAに挟まれる領域は、開口部38によって開口している。これにより、空気極間スペーサ30が、複数の空気電池10の下方の空気の流れを妨げず、各空気電池10の空気極13A、13Bに円滑に空気を供給する流路を確保し易くなる。
(第2実施形態)
図10は第2実施形態に係る空気電池ユニット1を模式的に示した図である。
第2実施形態は、空気極間スペーサ30が棒状部品で形成される点が第1実施形態と異なる。
図10では、空気極間スペーサ30が単一の棒状部品で形成されている。この空気極間スペーサ30の長手方向の一端が、対向する空気極13A、13Bのうちの一方の空気極13Aの一部に当接し、他端が他方の空気極13Bの一部に当接する。また、空気極間スペーサ30は、電解液の液圧や反応生成物の堆積などによって空気極13A、13Bを介して作用する力程度では殆ど変形しない非柔軟性を有し、かつ、非電気伝導性を有する部材である。
これによって、空気極間スペーサ30は、対向する空気極13A、13Bの一部間を架橋して少なくとも一部の変形及び/又は位置ずれを規制する。
また、両端の空気電池10の空気極13A、13Bと電池ケース50との間にも、同じ空気極間スペーサ30が介挿され、両端の空気極13A、13Bの変形及び/又は位置ずれも規制する。
この空気極間スペーサ30の素材には、例えば、絶縁性を有する樹脂材が使用される。また、この空気極間スペーサ30は、接着剤によって空気極13A、13Bに接合される。但し、接着材に限定されず、他の接合方法を採用してもよい。また、上記棒状部品をスペーサ本体31とした場合に、このスペーサ本体31に、第1実施形態の張り出し部33に相当する部材を設けるようにしてもよい。張り出し部33によって空気極間スペーサ30を電池ケース50に位置決めし易くなる。
図11は空気極間スペーサ30の断面形状を周辺構成と共に模式的に示した図である。図11の符号Aは、空気極間スペーサ30が、空気極13A(又は13B)の上下及び左右の中央に当接する1本の棒形状に形成された場合を示している。この場合、空気極13A(又は13B)の上下及び左右の中央の変形及び/又は位置ずれを規制するので、空気極13A(又は13B)全体の変形及び/又は位置ずれをバランスよく規制できる。
図11の符号Bは、空気極間スペーサ30が、空気極13A(又は13B)の左右方向(所定方向に相当)に間隔を空けて複数(本例では3本)の棒形状に形成された場合を示している。空気極13A(又は13B)が左右方向に相対的に長い場合、このように左右方向に間隔を空けて空気極間スペーサ30を設けることにより、空気極13A(又は13B)全体の変形及び/又は位置ずれを効果的に規制できる。
また、図11の符号Cは、空気極間スペーサ30が、空気極13A(又は13B)の左右方向及び上下方向のそれぞれに間隔を空けて複数(本例では5本)の棒形状に形成された場合を示している。空気極間スペーサ30の大きさに対し、空気極13A(又は13B)が左右方向及び上下方向に大きい場合に、空気極13A(又は13B)全体の変形及び/又は位置ずれを規制し易くなる。
なお、空気極間スペーサ30の形状、及び数は適宜に変更してもよい。また、空気極間スペーサ30は、中実の棒形状でもよいし、中空の棒形状(筒形状に相当)でもよいし、円形断面以外の断面形状にしてもよい。
上記の各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形および応用が可能である。例えば、本発明を図1などに示した空気電池ユニット1、空気電池10及び空気極間スペーサ30に適用する場合を説明したが、これに限定されない。また、空気電池10が空気極を二枚配置したマグネシウム空気電池の場合を例示したが、空気極を一枚配置した空気電池でもよいし、マグネシウム空気電池以外の空気電池でもよい。
1 空気電池ユニット
10 空気電池
11 電槽
13A、13B 正極(空気極)
13H、15H 配線
15 負極(金属極)
22K、23K 空気極で覆われる開口部
30 空気極間スペーサ
31 スペーサ本体
31Y 山部
31T 谷部
31X 当接部
33 張り出し部
35、36、37 補強リブ
50 電池ケース

Claims (9)

  1. 複数の空気電池と、
    隣接する前記空気電池の対向する空気極間に介挿される空気極間スペーサとを有し、
    前記空気極間スペーサは、絶縁性であり、かつ前記対向する空気極の一部間を架橋して少なくとも前記一部の変形及び/又は位置ずれを規制することを特徴とする空気電池ユニット。
  2. 前記空気極は、前記空気電池の電槽に設けられた開口部を覆い、
    前記空気極間スペーサは、前記空気極における前記開口部に対応する領域に当接することを特徴とする請求項1に記載の空気電池ユニット。
  3. 前記空気極間スペーサは、所定方向に間隔を空けて前記空気極に当接する複数の当接部を有することを特徴とする請求項1に記載の空気電池ユニット。
  4. 前記空気極間スペーサは、前記所定方向に山部と谷部が繰り返す波形断面のスペーサ本体を有し、
    前記当接部として、前記山部が、対向する前記空気極の一方に当接し、前記谷部が、対向する前記空気極の他方に当接することを特徴とする請求項3に記載の空気電池ユニット。
  5. 前記山部と谷部は、前記空気極の表面に沿う方向に延出して前記空気極に線状に当接することを特徴とする請求項4に記載の空気電池ユニット。
  6. 前記山部と谷部における前記空気極に当接する箇所は、丸みを帯びた屈曲断面形状に形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の空気電池ユニット。
  7. 前記山部と谷部に、前記所定方向に貫通する通気孔を設けていることを特徴とすることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の空気電池ユニット。
  8. 前記空気極間スペーサは、前記スペーサ本体から両外側に張り出し、前記複数の空気電池が配置されるケースの内面にそれぞれ当接する一対の張り出し部を有することを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の空気電池ユニット。
  9. 前記隣接する空気電池の底面の少なくとも一部は、下方に空き空間を空けてそれぞれ配置され、
    前記空気極間スペーサにおける隣接する前記空き空間に挟まれる領域は、開口していることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の空気電池ユニット。
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