JP2013201122A - 空気電池 - Google Patents

空気電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2013201122A
JP2013201122A JP2013024229A JP2013024229A JP2013201122A JP 2013201122 A JP2013201122 A JP 2013201122A JP 2013024229 A JP2013024229 A JP 2013024229A JP 2013024229 A JP2013024229 A JP 2013024229A JP 2013201122 A JP2013201122 A JP 2013201122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
positive electrode
outer frame
layer
air battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013024229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6070239B2 (ja
Inventor
Yoshiko Tsukada
佳子 塚田
Atsushi Miyazawa
篤史 宮澤
Shin Nagayama
森 長山
Yasuhiro Numao
康弘 沼尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2013024229A priority Critical patent/JP6070239B2/ja
Priority to EP13752223.1A priority patent/EP2819237B1/en
Priority to PCT/JP2013/053544 priority patent/WO2013125444A1/ja
Priority to US14/379,410 priority patent/US9577299B2/en
Priority to CN201380010553.9A priority patent/CN104145366B/zh
Priority to TW102106031A priority patent/TWI505529B/zh
Publication of JP2013201122A publication Critical patent/JP2013201122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6070239B2 publication Critical patent/JP6070239B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M12/00Hybrid cells; Manufacture thereof
    • H01M12/08Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of a fuel-cell type and a half-cell of the secondary-cell type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M12/00Hybrid cells; Manufacture thereof
    • H01M12/02Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M12/00Hybrid cells; Manufacture thereof
    • H01M12/04Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type
    • H01M12/06Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type with one metallic and one gaseous electrode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/102Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure
    • H01M50/103Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure prismatic or rectangular
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/138Primary casings; Jackets or wrappings adapted for specific cells, e.g. electrochemical cells operating at high temperature
    • H01M50/1385Hybrid cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/20Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
    • H01M50/258Modular batteries; Casings provided with means for assembling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2220/00Batteries for particular applications
    • H01M2220/20Batteries in motive systems, e.g. vehicle, ship, plane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】従来の空気電池では、薄型化を図る場合に、正極の変形に伴って電解液に対するシール性が低下するおそれがあるという問題点があった。
【解決手段】本発明に係る空気電池(10)は、正極(1)及び負極(2)と、正極及び負極の外周部に配置した外枠材(31,32)とを備える。そして、正極(1)と外枠材(31,32)とが一体的に接合してある。さらに、本発明に係る組電池(100)は、空気電池(10)を複数備え、複数の空気電池(10)が積層されている。この構成により、正極(1)の機械的強度と電解液に対するシール性を高めることができる。さらに、空気電池全体を薄型化することができ、車載用として好適な組電池(100)とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸素を正極活物質として利用する空気電池に関し、特に複数個を積層して組電池を構成するのに好適な空気電池に関する。
従来の空気電池としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の空気電池は、複数の部材から成る扁平な電槽と、電槽の正面及び背面に配置した空気陰極(正極)と、電槽に収容される陽極(金属負極)とを備えている。空気陰極は、電槽に対して着脱可能であって、電槽に設けたゴムガスケット等に押し付けてシールする構造である。他方、陽極は、同様に着脱可能であって、電槽の側部から差し込んで空気陰極と同様にシールする構造である。つまり、空気陰極及び陽極は、交換する都合上、ゴムガスケット等に押し付けてシール性を確保している。
特開平3−37972号公報
近年、自動車等の車両の電源又は補助電源として使用する空気電池の研究開発が進められている。車載用の空気電池は、車両に要求される出力及び容量、狭いスペースへの搭載性などを考慮すると、構造を簡単にして薄型にし、複数個を直列に接続して組電池を構成し得るものにする必要がある。ところが、特許文献1の空気電池は、互いに直接接続することができない構造であり、さらに部品点数が多くて構造も複雑であることから、車載用には不適当であった。
また、この種の空気電池では正極を薄い通気性材料で形成しているので、金属製の負極に比べて正極の機械的強度が低い。このため、空気電池の構造の簡略化や薄型化を行った場合、積層時に正極が撓み、正極の外周部に応力集中が生じることが予想される。また、従来の空気電池のようにゴムガスケット等に押し付けてシール性を確保する構造では、正極の変形に伴って電解液に対するシール性が低下する恐れがある。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、その目的は、正負の電極のうちの少なくとも正極の機械的強度と電解液に対するシール性とを高めることができ、車載用として好適な薄型の空気電池を提供することにある。
本発明の態様に係る空気電池は、正極及び負極と、前記正極及び負極の外周部に配置した外枠材とを備えている。そして、空気電池は、前記正極と外枠材とが一体的に接合してあることを特徴としている。
本発明の空気電池によれば、少なくとも正極の機械的強度と電解液に対するシール性を高めることができ、車載用として好適な薄型化に貢献することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気電池の一例を示す断面図である。 図2は、(a)が図1に示す空気電池の正極の平面図であり、(b)が図2(a)中のA−A線断面図であり、(c)が負極の平面図である。 図3は、図1に示す空気電池を積層した組電池を示す断面図である。 図4は、本実施形態に係る空気電池における正極の他の例を示す断面図である。 図5は、(a)が本実施形態に係る空気電池における正極の他の例を示す平面図であり、(b)〜(e)が電極固定構造の例を示す断面図である。 図6は、(a)〜(d)が本実施形態に係る空気電池における正極の他の例を示す断面図であり、(e)が補強材の配置を示す平面図である。 図7は、(a)が本実施形態に係る空気電池における負極の一例を示す底面図であり、(b)が当該負極の断面図である。 図8は、図7に示す負極を用いた空気電池を積層して成る組電池を示す断面図である。 図9は、(a)が本実施形態に係る空気電池における負極の他の例を示す底面図であり、(b)が当該負極の断面図である。 図10は、(a)が本実施形態に係る空気電池における負極の他の例を示す底面図であり、(b)が当該負極の断面図である。 図11は、(a)が本実施形態に係る空気電池における負極の他の例を示す底面図であり、(b)が当該負極の断面図である。 図12は、(a)が本実施形態に係る空気電池における負極の他の例を示す底面図であり、(b)が当該負極の断面図である。 図13は、本実施形態に係る空気電池を積層した組電池の他の例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る空気電池について、図面に基づき詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
本実施形態の空気電池は、空気中の酸素が正極と接触し、当該酸素を正極活物質として使用する電池である。そして、図1及び図2に示すように、空気電池10は、矩形板状を成すものである。さらに、空気電池10は、正負の電極である正極1及び負極2と、正極1及び負極2の外周部に配置した外枠材(31,32)を備えている。そして、空気電池10は、少なくとも正極1と外枠材とを接合した構成を有している。なお、図1では、図2(a)に示す正極1のB−B線に基づく断面と、図2(c)に示す負極2のC−C線に基づく断面とを示している。
本実施形態では、外枠材として、正極1を一体的に接合した第1外枠材31と、負極2を一体的に接合した第2外枠材32とを備えている。そして、第1外枠材31及び第2外枠材32同士を溶着等により気密的に接合することにより、正極1と負極2との間に電解液の収容部4を形成している。なお、図示は省略したが、第1外枠材31及び第2外枠材32のいずれか一方又は両方には、バルブ類を備えた電解液注入部を設けることができる。これにより、注液式の空気電池10となる。
第1外枠材31及び第2外枠材32は、電極(正極1及び負極2)の厚さよりも大きい厚さを有している。特に、正極1と接合した第1外枠材31は、図2(a)中における上下の辺部分が、図2(b)に示すように、正極表面と同一面状を成すように薄肉になっている。これにより、図3に示すように、空気電池10を複数個積層して組電池100を構成した際に、正極1の表面側に、図2中の矢印で示す面内方向(面に沿う方向)の空気流路Fを形成する。
また、第1外枠材31及び第2外枠材32は、電気絶縁性を有することが好ましい。例えば、第1外枠材31及び第2外枠材32は、ポリプロピレン(PP)やエンジニアリングプラスチックなどの耐電解液性を有する樹脂製であることが好ましく、これにより軽量化を図ることもできる。さらに、第1外枠材31及び第2外枠材32は、機械的強度をより高めるために、樹脂とカーボン繊維やガラス繊維等の強化繊維とを複合化した繊維強化プラスチック(FRP)を用いることもできる。
正極1は空気中の酸素と接触し、当該酸素を正極活物質として使用するものである。具体的には、正極1は、ガス拡散層を含む触媒層11と、正極表面(図1中では電池上面)に配置した撥水層12とを備えている。触媒層11は、導電性の多孔質材料で形成されている。具体的には、触媒層11は、例えばカーボン材料とバインダー樹脂とで形成した導電性多孔体の内部に、二酸化マンガンなどの触媒を担持させたものである。
撥水層12は、電解液に対して液密性を有し、かつ、酸素に対して通気性を有する部材である。この撥水層12は、電解液が外部へ漏出するのを阻止し得るように、フッ素樹脂などの撥水膜を用いている。一方、撥水層12は、触媒層11に酸素を供給し得るように多数の微細孔を有している。
負極2は、負極活物質として機能する金属を含有する負極金属層21と、負極表面(図1中では電池下面)に配置した負極集電層22を備えている。負極活物質として機能する金属は、リチウム(Li)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)及びマグネシウム(Mg)からなる群から選ばれる純金属であることが好ましい。また、負極活物質として機能する金属は、リチウム(Li)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)及びマグネシウム(Mg)からなる群から選ばれる少なくとも一つを含有する合金であることが好ましい。本実施形態では、負極金属層21としてアルミニウム(Al)を用いている。
負極集電層22は、電解液が外部に漏出することを阻止し得る材質から成る導電部材である。負極集電層22としては、ステンレス、銅、銅合金、及び金属材料の表面に耐食性を有する金属をメッキした材料からなる群より選ばれる少なくとも一つの材料を用いることが好ましい。負極集電層22は、負極金属層21よりも耐電解液性の高い材料から成るものであることがより好ましい。本実施形態では、負極集電層22として銅箔を用いている。
正極1と負極2との間に介在する電解液は、水酸化カリウム(KOH)や塩化物を主成分とした水溶液又は非水電解液であることが好ましい。なお、当該電解液は、固体あるいはゲル状の電解質に置換することも可能である。
ここで、本実施形態の空気電池10は、第1外枠材31及び第2外枠材32が樹脂製であり、例えば射出形成などにより、電極(正極1、負極2)の外周部に一体成形してある。これにより、正極1及び負極2は、その外周部全体が樹脂中に埋設された状態で、各々の外枠材(31,32)と一体化している。このような構成により、電極の機械的強度と電解液に対するシール性とを高めることが可能となる。
より詳細に説明すると、本実施形態の空気電池10における第1外枠材31は、正極1の外周部と一体的に接合され、正極1と第1外枠材31との接合部より電解液の漏れを防止する構成となっている。具体的には、正極1の外周部と第1外枠材31とが接着剤を用いて接合されていてもよい。さらに、正極1の外周部を第1外枠材31に埋没させることで接合されていてもよい。また、正極1の外周部の一部分と第1外枠材31とが接着剤を用いて接合され、さらに正極1の外周部の他の部分を第1外枠材31に埋没させることで接合されていてもよい。このような構成により、正極1の外周部が第1外枠材31に支持され、正極1の強度を高めることが可能となる。さらに、正極1の外周部が第1外枠材31に接合されることで、電解液の漏出も抑制することが可能となる。
なお、本実施形態の空気電池10では、正極1の外周部の少なくとも一部が外枠材と一体的に接合されている必要がある。ただ、電解液の漏れを防止するという観点から、正極1の外周部の全体が外枠材と一体的に接合されていることが好ましい。また、正極1の外周部と外枠材との接合は、接着剤や埋没させることに限定されず、例えば溶着により接合してもよい。
同様に、本実施形態の空気電池10における第2外枠材32は、負極2の外周部と一体的に接合され、負極2と第2外枠材32との接合部より電解液の漏れを防止する構成となっている。具体的には、負極2の外周部と第2外枠材32とが接着剤を用いて接合されていてもよい。さらに、負極2の外周部を第2外枠材32に埋没させることで接合されていてもよい。また、負極2の外周部の一部分と第2外枠材32とが接着剤を用いて接合され、さらに負極2の外周部の他の部分を第2外枠材32に埋没させることで接合されていてもよい。このような構成により、負極2の外周部が第2外枠材32に支持され、負極2の強度を高めることが可能となる。さらに、負極2の外周部が第2外枠材32に接合されることで、電解液の漏出も抑制することが可能となる。
なお、本実施形態の空気電池10では、負極2の外周部の少なくとも一部が外枠材と一体的に接合されていることが好ましい。ただ、電解液の漏れを防止するという観点から、負極2の外周部の全体が外枠材と一体的に接合されていることがより好ましい。また、負極2の外周部と外枠材との接合は、接着剤や埋没させることに限定されず、例えば溶着により接合してもよい。
空気電池10は、上述したように、負極2が、アルミニウム製の負極金属層21と、負極金属層21よりも耐電解液性の高い材料である銅箔製の負極集電層22とを備えている。そして、負極金属層21及び負極集電層22のうちの少なくとも負極集電層22と第2外枠材32とが一体化されていることが好ましい。なお、図1及び図2(c)では、負極金属層21及び負極集電層22の両方が第2外枠材32と一体化されている。つまり、負極金属層21及び負極集電層22の両方の外周部が第2外枠材32に埋没している。
さらに、空気電池10は、負極金属層21と負極集電層22とが一体化されている。つまり、負極金属層21と負極集電層22とが積層され、互いに接合されている。しかも、図1及び図2(c)に示すように、負極集電層22が、平面視において、負極金属層21の外側に外周部を有する大きさになっている。
上記構成を備えた空気電池10は、部品点数が少なく、構造が極めて簡単で薄型なものとなる。そして、空気電池10を複数個積層した場合には、例えば、外枠材(31,32)に接点部材を設けたり、隣接する空気電池10の間に導電部材を挿入したりすることで、配線類を用いることなく、互いに直列接続することが可能となる。その結果、空気電池10を積層した組電池は、自動車等の車両に搭載する電源として非常に好適なものとなる。
そして、空気電池10は、両電極のうちの少なくとも正極1と第1外枠材31とが一体的に接合してあるので、正極1が第1外枠材31で補強された状態になり、機械的強度と電解液に対するシール性を高めることができる。これにより、空気電池の更なる薄型化を図ることができる。さらに、この薄型化に伴って内部抵抗も減少することから、空気電池10の高出力化を図ることもできる。
また、空気電池10を複数個積層した際には、正極1が撓んで外周部に応力集中が生じることがある。しかし、上述のように、空気電池10は機械的強度及びシール性が高いので、正極1の変形に伴って電解液のシール性が損なわれるような恐れを解消することができる。
図1に示す空気電池10では、正極1と第1外枠材31だけでなく、負極2と第2外枠材32も一体的に接合してある。これにより、負極2の機械的強度や電解液に対するシール性が高められる。その結果、負極2及び第2外枠材32と正極1及び第1外枠材31と組み合わせることで、空気電池10の更なる薄型化及び高出力化に貢献することができる。
また、空気電池10は、第1外枠材31及び第2外枠材32が樹脂製であり、正負の電極(1,2)の外周部に一体成形してある。そのため、薄くても十分な強度を確保し得ると共に、電解液に対するシール性がより一層高くなり、生産性に優れている。
さらに空気電池10は、負極2を構成する負極金属層21及び負極集電層22のうちの少なくとも負極集電層22と第2外枠材32とが一体化してある。これにより、空気電池10は、発電に伴って負極金属層21が消耗した場合でも、負極集電層22により電解液に対するシール性を良好に維持することができる。さらに、空気電池10は、負極集電層22の材料が負極金属層21よりも耐電解液性の高いものであるから、電解液に対するシール性がより一層高められる。
なお、負極集電層22の材料は、必ずしも負極金属層21よりも耐電解液性が高いものでなくても使用可能である。つまり、空気電池10では発電時間や負極金属層21の消耗量が予め分かっており、負極集電層22が発電終了後に電解液の漏出を阻止し得るものであればよい。そのため、厚さなどを適宜選択すれば、負極集電層22と負極金属層21とが同一材料である場合も有り得る。しかし、負極金属層21よりも耐電解液性が高い材料から成る負極集電層22を用いれば、電解液に対するシール性がより確実になり、安全性の高い空気電池を提供することが可能となる。
さらに空気電池10は、負極2において、負極金属層21と負極集電層22とを一体化している。そのため、負極金属層21及び負極集電層22が互いに補強し合う状態になると共に、双方間の接触抵抗も低減され、薄くて強度が高いうえに集電ロスの少ない負極2を得ることができる。
空気電池10は、負極集電層22が、平面視において負極金属層21の外側に外周部を有する大きさである。つまり、負極集電層22が負極金属層21の全体を十分に覆っているので、電解液に対するシール性の更なる向上を実現することができる。また、負極集電層22の外周部において、第2外枠材32の内部に埋没する部分が増加することから、電解液の漏れをより抑制することが可能となる。
図4乃至図13では、本実施形態の空気電池の更に他の例を示す。なお、以下の各実施形態において、上記の実施形態と同一の構成部位は同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図4に示す空気電池の正極1は、第1外枠材31と一体的に接合してある。上記の実施形態では、樹脂製の第1外枠材31に正極1の外周部を埋設したのに対して、この実施形態では、第1外枠材31の一部に正極1の外周部を組み込んで、接着や溶着などにより接合したものである。この正極1を備えた空気電池にあっても、上記の実施形態と同様に、正極1の機械的強度及び電解液に対するシール性が高められ、空気電池の薄型化や高出力化に貢献し得るものとなる。
図5に示す空気電池の正極1は、第1外枠材31が、少なくとも一部に、正極1を機械的に固定する電極固定構造を備えている。また、正極1の撥水層12と触媒層11との間に、補強層5を備えている。すなわち、本実施形態の空気電池は、第1外枠材31及び第2外枠材32が、少なくとも一部に、電極(1,2)を機械的に固定する電極固定構造を備えている構成とし、また、少なくとも正極1が、補強層5を備えている構成とすることができる。
補強層5は、導電性及び通気性を有する部材である。そして、補強層5としては、例えば、パンチングメタルなどの多孔金属板や金属メッシュ、若しくは多孔樹脂板や樹脂メッシュの表面にめっき等の金属被膜を形成したものを用いることができる。
電極固定構造は、図5(a)に示す矩形形状の正極1において、少なくとも四隅に設ければ所定の機能を得ることができる。つまり、薄型の空気電池では、積層時において正極1の中央部が撓むので、特に正極1が矩形状である場合には、外周部の四隅に応力集中が生じる。そこで、電極固定構造は、少なくとも第1外枠材31の四隅に設けるのが好ましく、全周に渡って設けることがより好ましい。電極固定構造の具体例を図5(b)〜(e)に示す。
図5(b)に示す電極固定構造は、第1外枠材31が上側部材31Aと下側部材31Bとに分割してある。さらに、上側部材31A及び下側部材31Bの相対する面に、互いに係合可能な凹部31C及び凸部31Dを相対的に設けている。この電極固定構造は、上側部材31Aと下側部材31Bとの間に正極1の外周部を挟み込んで、凹部31C及び凸部31Dを互いに係合して、上側部材31Aと下側部材31Bを接着等により接合する。これにより、正極1と第1外枠材31とを一体的に接合して固定する。
図5(c)に示す電極固定構造は、第1外枠材31が、断面が鉤状の外側部材31Eと、その内側に収容される内側部材31Fとに分割してある。さらに、正極1の外周部に折曲部1Aを設けている。この電極固定構造は、外側部材31Eと内側部材31Fとの間に正極1の折曲部1Aを挟み込んで、外側部材31Eと内側部材31Fとを接着等により接合する。これにより、正極1と第1外枠材31とを一体的に接合して固定する。
図5(d)に示す電極固定構造は、正極1の外周部と第1外枠材31とに、互いに係合可能な凹凸や穴、突起などの係合部31Gを設けた構成である。この電極固定構造は、正極1及び第1外枠材31を係合部31Gで係合して、さらに双方を接着等により接合する。これにより、正極1と第1外枠材31とを一体的に接合して固定する。
図5(e)に示す電極固定構造は、正極1の外周部に折曲部1Aを設け、正極1の外周部に樹脂製の第1外枠材31を一体成形する。これにより、樹脂中に正極1の折曲部1Aを埋設状態にし、正極1と第1外枠材31とを一体的に接合して固定する。
上記の電極固定構造を有する空気電池は、上記の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。さらに、正極1と第1外枠材31とを機械的に連結したうえで双方が一体化される。そのため、薄型でも十分な機械的強度や、電解液に対するシール性を高めることができる。上記の電極固定構造は、電極の製造工程に合わせて好適なものを選択することができる。
また、本実施形態の正極1を備えた空気電池は、補強層5によって機械的強度がより高くなる。その結果、積層時における正極1の撓みを抑制して、応力集中を大幅に緩和することができ、空気電池の更なる薄型化、高出力化及び軽量化を実現することができる。しかも、導電性を有する補強層5を設けることで、補強層5が集電体として機能し、内部抵抗の低減を実現することが可能となる。
さらに、上記の電極固定構造は、負極2と第2外枠材32との接合にも当然採用することができる。その結果、正極側と同様に機械的強度や電解液に対するシール性が高められるので、正極1との構成と相まって空気電池の高性能化に貢献し得るものとなる。
図6に示す空気電池の正極1は、撥水層12、ガス拡散層を含む触媒層11及び補強層5が互いに積層された構成を有する。そして、撥水層12、触媒層11及び補強層5のうちの少なくとも一層と第1外枠材31とが一体化してある構成である。
図6(a)に示す正極1は、正極表面から順に、撥水層12、補強層5及び触媒層11を備えている。この正極1は、撥水層12及び補強層5の外周部を第1外枠材31と一体化し、補強層5の下面に触媒層11を設けたものである。
図6(b)に示す正極1は、正極表面から順に、撥水層12、触媒層11及び補強層5を備えている。この正極1は、撥水層12の外周部を第1外枠材31と一体化し、この撥水層12の下面に触媒層11及び補強層5を設けたものである。
図6(c)に示す正極1は、正極表面から順に、撥水層12、補強層5及び触媒層11を備えている。この正極1は、補強層5の外周部を第1外枠材31と一体化し、補強層5の上面に撥水層12を設けると共に、補強層5の下面に触媒層11を設けたものである。
図6(d)に示す正極1は、正極表面から順に、撥水層12、補強層5及び触媒層11を備えている。この正極1は、全ての層の外周部と第1外枠材31とを一体化したものである。
ここで、補強層5は、上述したように、多孔板やメッシュのような通気性部材で形成されることが好ましい。ただ、図5及び図6に示す実施形態では、図6(e)に示すように、通気性の無い枠部5Aを有する構成とすることが好ましい。これにより、補強層5は、枠部5Aを糊代として用いることで、隣接する撥水層12や触媒層11への接着性を高めることができる。また、枠部5Aと第1外枠材31とを接合することで、双方の密着性やシール性を高めることができる。
図6に示す正極1を備えた空気電池であっても、上記の実施形態と同様に、機械的強度や電解液に対するシール性を著しく高めることができる。さらに、撥水層12、触媒層11及び補強層5の間の接触抵抗を一層低減することができ、空気電池の更なる薄型化、高出力化及び軽量化に貢献することができる。
図7に示す空気電池の負極2は、負極集電層22が、複数の空気電池を直列接続した際に、隣接する空気電池の正極1の表面に空気流路Fを形成する負極集電部材26Aで形成してある。そして、負極2は、負極金属層21及び負極集電部材26Aの外周部に、第2外枠材32を一体化している。
負極集電部材26Aは、その下面に突出する複数の突条26aが所定間隔を設けて並列に配置されている。図7では、負極集電部材26Aの下面に4本の突条26aが所定間隔を設けて並列に配置されている。これらの突条26aは、図2に示す空気の流れ方向に沿って形成してある。このような負極集電部材26Aは、金属板をプレス加工したもので、突条26aの反対面は溝状を成している。
負極2は、図8に示すように、負極2に一体化した第2外枠材32と、正極1に一体化した第1外枠材31とを気密的に接合して空気電池10を構成する。また、正極1と負極2との間には、電解液の収容部4を形成する。そして、空気電池10を複数個積層して組電池100を構成する。
上記の組電池100においては、空気電池10の正極1に、その上側に隣接する負極2の負極集電部材26Aの突条26aが接触して、突条26a同士の間に、正極1に対する空気流路Fを形成する。これにより、負極集電部材26Aは、互いに隣接する正極1及び負極2の間のスペーサ及びコネクタとして機能する。
図9に示す空気電池の負極2では、複数の空気電池を直列接続した際に、負極集電層22が、隣接する空気電池の正極1の表面に空気流路Fを形成する負極集電部材26Bで形成してある。そして、負極2は、負極金属層21及び負極集電部材26Bの外周部に、第2外枠材32を一体化している。
この実施形態の負極集電部材26Bは、断面が波状を成すものである。この負極集電部材26Bを備えた負極2にあっても、上記の実施形態と同様に、負極集電部材26Bが正極1に対する空気流路Fを形成すると共に、スペーサ及びコネクタとして機能する。
図10に示す空気電池の負極2では、複数の空気電池を直列接続した際に、負極集電層22が、隣接する空気電池の正極1の表面に空気流路Fを形成する負極集電部材26Cで形成してある。そして、負極2は、負極金属層21及び負極集電部材26Cの外周部に、第2外枠材32を一体化している。
この実施形態の負極集電部材26Cは、その下面に突出する複数の突部26bを縦横に配列したものである。この負極集電部材26Cを備えた負極2にあっても、上記の実施形態と同様に、負極集電部材26Cが正極1に対する空気流路Fを形成すると共に、スペーサ及びコネクタとして機能する。
図11に示す空気電池の負極2では、複数の空気電池を直列接続した際に、負極集電層22が、隣接する空気電池の正極1の表面に空気流路Fを形成する負極集電部材26Dで形成してある。そして、負極2は、負極金属層21及び負極集電部材26Dの外周部に、第2外枠材32を一体化している。
この実施形態の負極集電部材26Dは、負極集電層22に、下方へ突出する複数の突部を一体成形したものである。そして、負極集電部材26Dは、負極金属層21に接合する平面状の本体部26cと、本体部26cから突出した複数のリブ状突部26dを備えている。図11では、7本のリブ状突部26dを備えている。これらのリブ状突部26dは、所定間隔を設けて並列に配置されている。
この負極集電部材26Dを備えた負極2にあっても、上記の実施形態と同様に、負極集電部材26Dが正極1に対する空気流路を形成すると共に、スペーサ及びコネクタとして機能する。
図12に示す空気電池の負極2は、隣接する空気電池の正極1の表面に空気流路Fを形成する負極集電部材26Eを備えている。この負極集電部材26Eは、図11に示す実施形態と同様に、負極金属層21に接合する平面状の本体部26cと、本体部26cから突出した複数(図示例では7本)のリブ状突部26dを備えている。そして、負極集電部材26Eは、各リブ状突部26dを貫通させた状態にして本体部26cに接合する支持層27を備えている。
上記の負極集電部材26Eを備えた負極2にあっても、上記の実施形態と同様に、負極集電部材26Eが、正極1に対する空気流路Fを形成すると共に、スペーサ及びコネクタとして機能する。また、負極2は、支持層27により本体部26cが補強されるので、本体部26cの更なる薄型化及び軽量化を実現し、さらに負極金属層21が消耗した際の負極2の撓みを抑制することができる。
図7〜図12に示す空気電池の負極2は、空気流路Fを得るために厚さ方向に立体化した負極集電部材(23A,26B,26C,26D,26E)を採用したので、負極集電部材の形状自体によっても機械的強度を高めることができる。なお、隣接する空気電池10同士の間には空気流路Fが不可欠であるから、厚さ方向に立体化した負極集電部材を使用しても、空気電池10の薄型化を損なう心配は全く無い。また、上記負極集電部材の採用により、配線類を用いることなく空気電池10同士を電気的に接続することができる。これにより、内部抵抗の低減や部品点数の削減を実現することができ、空気電池10及び組電池100の高出力化や低コスト化を図ることができる。
さらに、図7及び図9に示す負極集電部材(26A,26B)は、突条26a同士の間や、波形状の下側の谷部を空気流路Fとするのである。そして、突条26aや波形状の下側の山部に多数の孔を形成しておけば、突条26aの裏側の溝状部分や波形状の上側の谷部も空気流路Fとして用いることができる。
図13に示す空気電池10は、正極1が、その表面に導電性を有する構成である。図示例の正極1は、撥水層12の上側に正極集電層16を備えたもので、正極集電層16により正極表面に導電性を確保している。この正極集電層16は、撥水層12に空気を供給するために通気性を有している。具体的には、正極集電層16は、補強層5にように、パンチングメタルなどの多孔金属板や金属メッシュ、多孔樹脂板や樹脂メッシュの表面にめっき等の金属被膜を形成したものなどを用いることができる。
空気電池10は、図13に示すように、複数個を積層して組電池100を構成し、隣接する空気電池10の間に空気流路Fを形成する。このとき、正極集電層16は、隣接する負極2に接触してスペーサ及びコネクタとして機能する。また、空気電池10は、正極集電層16を第1外枠材31と一体化してもよい。
上記の正極1を備えた空気電池10にあっても、先の各実施形態と同様に、機械的強度の向上、薄型軽量化、内部抵抗の低減及び高出力化などを図ることができる。なお、本実施形態の空気電池10は、正極1の表面に導電性を有するものを含む。したがって、正極1は、上記の正極集電層16を備えた構成のほか、先の図8に示すような組電池100においては、撥水層12が導電性を有するものとなる。
以上、実施例に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。また、上記の各実施形態では、正極1及び負極2に第1外枠材31及び第2外枠材32を各々一体化した場合を例示したが、正極1と負極2との間に電解液の収容部を形成したうえで、正極1及び負極2の外周部に単一の外枠材を一体的に接合することも可能である。
1 正極
2 負極
4 収容部
5 補強層
10 空気電池
11 触媒層
12 撥水層
21 負極金属層
22 負極集電層
23A,26B,26C,26D,26E 負極集電部材
26c 本体部
26d 突部
27 支持層
31 第1外枠材
32 第2外枠材
100 組電池

Claims (14)

  1. 正極及び負極と、
    前記正極及び負極の外周部に配置した外枠材と、
    を備え、
    前記正極と外枠材とが一体的に接合してあることを特徴とする空気電池。
  2. 前記外枠材は、前記正極と一体的に接合した第1外枠材と、前記負極と一体的に接合した第2外枠材とを備えており、
    前記第1外枠材及び第2外枠材同士を接合すると共に、前記正極と負極との間に電解液の収容部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の空気電池。
  3. 前記外枠材は、樹脂製であり、さらに前記正極及び負極の少なくともいずれか一方の外周部に一体成形してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気電池。
  4. 前記外枠材は、前記正極及び負極の少なくともいずれか一方を機械的に固定する電極固定構造を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気電池。
  5. 前記正極は補強層を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空気電池。
  6. 前記補強層は導電性を有することを特徴とする請求項5に記載の空気電池。
  7. 前記正極は、互いに積層された撥水層、触媒層及び補強層を備え、
    前記撥水層、触媒層及び補強層のうちの少なくとも一層と前記外枠材とが一体的に接合されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の空気電池。
  8. 前記負極は、負極金属層と、前記負極金属層よりも耐電解液性の高い材料から成る負極集電層とを備え、
    前記負極集電層と外枠材とが一体的に接合されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の空気電池。
  9. 前記負極金属層と負極集電層とが一体化されていることを特徴とする請求項8に記載の空気電池。
  10. 前記負極集電層は、平面視において、前記負極金属層の外側に外周部を有する大きさであることを特徴とする請求項8又は9に記載の空気電池。
  11. 前記負極集電層は、複数の空気電池を直列接続した際に、隣接する空気電池の正極の表面に空気流路を形成する負極集電部材であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の空気電池。
  12. 前記負極集電部材は、前記負極金属層に接合する平面状の本体部と、前記本体部から突出した多数の突部と、前記突部を貫通させた状態にして前記本体部に接合する支持層とを備えることを特徴とする請求項11に記載の空気電池。
  13. 前記正極の表面は導電性を有することを特徴とする請求項11又は12に記載の空気電池。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の空気電池を複数備え、
    複数の前記空気電池が積層されていることを特徴とする組電池。
JP2013024229A 2012-02-22 2013-02-12 空気電池 Active JP6070239B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024229A JP6070239B2 (ja) 2012-02-22 2013-02-12 空気電池
EP13752223.1A EP2819237B1 (en) 2012-02-22 2013-02-14 Air cell
PCT/JP2013/053544 WO2013125444A1 (ja) 2012-02-22 2013-02-14 空気電池
US14/379,410 US9577299B2 (en) 2012-02-22 2013-02-14 Air cell
CN201380010553.9A CN104145366B (zh) 2012-02-22 2013-02-14 空气电池
TW102106031A TWI505529B (zh) 2012-02-22 2013-02-21 Air battery

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012036111 2012-02-22
JP2012036111 2012-02-22
JP2013024229A JP6070239B2 (ja) 2012-02-22 2013-02-12 空気電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013201122A true JP2013201122A (ja) 2013-10-03
JP6070239B2 JP6070239B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=49005631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024229A Active JP6070239B2 (ja) 2012-02-22 2013-02-12 空気電池

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9577299B2 (ja)
EP (1) EP2819237B1 (ja)
JP (1) JP6070239B2 (ja)
CN (1) CN104145366B (ja)
TW (1) TWI505529B (ja)
WO (1) WO2013125444A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014186809A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Nissan Motor Co Ltd 空気電池とこれを積み重ねた組電池
WO2015029547A1 (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 日産自動車株式会社 空気電池及び組電池
JP2015149191A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 日産自動車株式会社 空気電池用ユニット及び空気電池
JP2015204252A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 日産自動車株式会社 空気電池スタック
JP2016015264A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2017050294A (ja) * 2016-12-05 2017-03-09 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2018147897A (ja) * 2018-06-25 2018-09-20 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2021106146A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 古河電池株式会社 空気電池ユニット

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6395225B2 (ja) * 2013-12-19 2018-09-26 日産自動車株式会社 電極構造体、空気電池及び空気電池スタック
JP5873579B1 (ja) * 2015-02-06 2016-03-01 古河電池株式会社 金属空気電池
KR102475889B1 (ko) * 2015-10-13 2022-12-08 삼성전자주식회사 금속 공기 전지
US10290891B2 (en) * 2016-01-29 2019-05-14 Primus Power Corporation Metal-halogen flow battery bipolar electrode assembly, system, and method
JP6855339B2 (ja) * 2017-02-15 2021-04-07 株式会社豊田自動織機 ニッケル水素電池
CN108666476A (zh) * 2017-03-28 2018-10-16 苏州科瓴精密机械科技有限公司 电池包组件、电动工具、装配结构、汽油机及园林工具
CN111326831B (zh) * 2018-12-14 2021-09-28 中国科学院大连化学物理研究所 一种金属空气电池组或单体电池
KR20210075728A (ko) * 2019-12-13 2021-06-23 삼성전자주식회사 양극 보호층을 갖는 금속 공기 배터리 및 그 제조방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868673U (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 株式会社ユアサコーポレーション 空気−マグネシウム電池
JPH02109259A (ja) * 1988-10-17 1990-04-20 Hitachi Maxell Ltd 薄形有機電解液電池用の正極の製造方法
JPH0412257U (ja) * 1990-05-22 1992-01-31
JPH0553132U (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 株式会社明電舎 電解液循環型積層二次電池
JP2000173679A (ja) * 1998-12-08 2000-06-23 Sony Corp 光充電型二次電池

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3505113A (en) * 1967-11-22 1970-04-07 Gulf General Atomic Inc Rechargeable energy conversion process
GB1439756A (en) * 1972-10-13 1976-06-16 Lucas Batteries Ltd Metal-air batteries
US4950561A (en) 1989-06-29 1990-08-21 Eltech Systems Corporation Metal-air battery with easily removable anodes
IL100903A (en) * 1992-02-10 1995-06-29 Pecherer Eugeny Zinc anode for batteries with improved performance
CN1233861A (zh) * 1998-04-24 1999-11-03 电子燃料有限公司 用于金属-空气电池组的电池
US6127061A (en) * 1999-01-26 2000-10-03 High-Density Energy, Inc. Catalytic air cathode for air-metal batteries
US6332899B1 (en) * 1999-07-23 2001-12-25 Ta-Ching Pong Modularized metal-air battery and method for manufacturing the same
US6811910B2 (en) * 2001-07-18 2004-11-02 Evionyx, Inc. Metal air cell incorporating air flow system
TWI241731B (en) 2001-12-12 2005-10-11 Da-Ching Peng Modularized metal-air battery and method for manufacturing the same
CN1196219C (zh) * 2001-12-19 2005-04-06 彭大庆 模块化金属-空气电池及其制造方法
WO2005078852A1 (en) * 2004-02-16 2005-08-25 Meet Co., Ltd. Collapsible metal air battery
KR101256327B1 (ko) * 2009-03-18 2013-04-18 쇼와 덴코 가부시키가이샤 공기 전지용 촉매 및 그것을 사용한 공기 전지
CN101944623A (zh) * 2009-07-03 2011-01-12 开斋集团有限公司 电池装置及电池装置的封装、拆卸回收方法
US20120021303A1 (en) * 2010-07-21 2012-01-26 Steven Amendola Electrically rechargeable, metal-air battery systems and methods

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868673U (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 株式会社ユアサコーポレーション 空気−マグネシウム電池
JPH02109259A (ja) * 1988-10-17 1990-04-20 Hitachi Maxell Ltd 薄形有機電解液電池用の正極の製造方法
JPH0412257U (ja) * 1990-05-22 1992-01-31
JPH0553132U (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 株式会社明電舎 電解液循環型積層二次電池
JP2000173679A (ja) * 1998-12-08 2000-06-23 Sony Corp 光充電型二次電池

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014186809A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Nissan Motor Co Ltd 空気電池とこれを積み重ねた組電池
WO2015029547A1 (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 日産自動車株式会社 空気電池及び組電池
JPWO2015029547A1 (ja) * 2013-08-26 2017-03-02 日産自動車株式会社 空気電池及び組電池
US10164237B2 (en) 2013-08-26 2018-12-25 Nissan Motor Co., Ltd. Air battery cell with electrically conductive members and battery pack
JP2015149191A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 日産自動車株式会社 空気電池用ユニット及び空気電池
JP2015204252A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 日産自動車株式会社 空気電池スタック
JP2016015264A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2017050294A (ja) * 2016-12-05 2017-03-09 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2018147897A (ja) * 2018-06-25 2018-09-20 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2021106146A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 古河電池株式会社 空気電池ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
TW201349626A (zh) 2013-12-01
US9577299B2 (en) 2017-02-21
JP6070239B2 (ja) 2017-02-01
TWI505529B (zh) 2015-10-21
EP2819237A1 (en) 2014-12-31
CN104145366A (zh) 2014-11-12
EP2819237A4 (en) 2015-07-08
WO2013125444A1 (ja) 2013-08-29
EP2819237B1 (en) 2019-08-14
US20150086882A1 (en) 2015-03-26
CN104145366B (zh) 2017-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6070239B2 (ja) 空気電池
JP6011799B2 (ja) 組電池
WO2013133029A1 (ja) 空気電池
US9178226B2 (en) Fuel cell sealing structure
JP5850403B2 (ja) 空気電池
JP5049715B2 (ja) 燃料電池用ユニットセルと、その製造方法及び燃料電池システム
JP5716936B2 (ja) 空気電池
JP5884567B2 (ja) 空気電池
JP2017016788A (ja) レドックスフロー電池セル、レドックスフロー電池セルスタック、及びレドックスフロー電池
JP2011165589A (ja) 燃料電池
CN115911686A (zh) 电化学存储金属壳体和电池
JP2021002515A (ja) 燃料電池スタック
JP2013118047A (ja) 燃料電池
JP5662776B2 (ja) 蓄電セル
JP6619646B2 (ja) 燃料電池用ガスケット及びその製造方法
JP6269141B2 (ja) 空気電池
JP2023070239A (ja) 電池ケースおよび電池
JP2012074548A (ja) 蓄電セル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6070239

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151