JP2014186845A - 蓄電素子 - Google Patents

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純也 上田
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貴之 小山
Tomomasa Mochizuki
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Abstract

【課題】一の電極体からの熱により他の電極体が影響を受けることを抑制すること
【解決手段】二次電池1は、第1電極体3A、第2電極体3B及び断熱フィルム15を有し、断熱フィルム15の上下方向の長さYは、第1電極体3A及び第2電極体3Bの上下方向の長さWと略等しく、断熱フィルム15の左右方向の長さGは、第1電極体3A及び第2電極体3Bの左右方向の長さHと略等しい。そして、第1電極体3Aの後側と第2電極体3Bの前側との間の対向領域全体に亘って、断熱フィルム15が挟み込まれている。
【選択図】図2

Description

複数の電極体が、共通のケース内に電解質と共に収容された構成を有する蓄電素子に関する。
従来から、複数の電極体が、共通のケース内に電解質と共に収容された構成を有する二次電池がある(特許文献1参照)。この二次電池では、複数の電極体はケース内に並べられており、各電極体とケースとの間には絶縁性のフィルムが設けられている。ケースが電導性の材質から形成されている場合、この絶縁性のフィルムにより、電極体からケースへのリーク電流の発生を防止することが可能となる。
特開2010−231946号公報
ところで、上記従来の二次電池では、例えば一の電極体が発熱した場合、その発熱が他の電極体に伝わり、当該他の電極体に影響が及ぶおそれがある。
本明細書では、一の電極体からの熱により他の電極体に影響が及ぶことを抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される蓄電素子は、第1電極体および第2電極体と、前記第1電極体および前記第2電極体を、電解質と共に収容するケースと、前記第1電極体と前記第2電極体との間に配置される断熱材と、を備える。
この蓄電素子によれば、一の電極体からの熱により他の電極体に影響が及ぶことを抑制することができる。
一実施形態の二次電池の外観構成を示す斜視図 二次電池を分解した状態を示す斜視図 図1のE−E破断面における二次電池の断面図 図1のF−F破断面における二次電池の断面図 図1のJ−J破断面における二次電池の断面図
(実施形態の概要)
本明細書によって開示される蓄電素子は、第1電極体および第2電極体と、前記第1電極体および前記第2電極体を、電解質と共に収容するケースと、前記第1電極体と前記第2電極体との間に配置される断熱材と、を備える構成を有する。
この蓄電素子によれば、断熱材が電極体間の熱の伝達を抑制するため、一の電極体からの熱により他の電極体に影響が及ぶことを抑制することができる。なお、電解質は、固体電解質であってもよいし、電解液であってもよい。
上記蓄電素子では、前記断熱材は、前記第1電極体と前記第2電極体との対向領域全体に亘って配置されていてもよい。
この蓄電素子によれば、対向領域の一部にのみ断熱材が配置されている構成に比べて、断熱材が電極体間の熱の伝達をより抑制することができる。
上記蓄電素子では、前記断熱材は、一方の面が前記第1電極体と接し、他方の面が前記第2電極体と接していてもよい。
この蓄電素子によれば、断熱を図りつつ、蓄電素子の省スペース化を図ることができる。
上記蓄電素子では、前記ケースと前記電極体とを絶縁する絶縁フィルムを備え、前記断熱材は、前記絶縁フィルムとは別体であってもよい。
この蓄電素子によれば、断熱材が絶縁フィルムと一体である構成に比べて、電極体を絶縁フィルムに収容し易くすることができる。
上記蓄電素子では、前記絶縁フィルムには、前記第1電極体および第2電極体を挿入する第1開口部と、作業用の第2開口部とが形成されていてもよい。
この蓄電素子によれば、第2開口部を通じて、電極体と集電体との溶接を行ったり、電解質の注入を行ったりできる。
<一実施形態>
一実施形態の二次電池1について図1〜図5を参照しつつ説明する。二次電池1は、蓄電素子の一例である。以下、説明上、図1において、符号Fが付された紙面右下側を二次電池1の前側とし、符号Rが付された紙面右上側を二次電池1の右側とし、符号Uが付された紙面上側を二次電池1の上側とする。
1.二次電池の構成
図1に示す二次電池1は、繰り返し充放電可能な二次電池であり、より具体的にはリチウムイオン電池である。二次電池1は、例えば電気自動車やハイブリット自動車に搭載され、電気エネルギーで作動する動力源に電力を供給する。図2に示すように、二次電池1は、第1電極体3Aおよび第2電極体3Bを有する発電ユニット3が、共通のセルケース2内に電解液と共に収容された構成を有する。
二次電池1は、セルケース2及び発電ユニット3を備える。セルケース2は、ケース本体4と蓋体5とを有する。なお、セルケース2は、ケースの一例である。
ケース本体4は、全体として略直方体状をなし、一端面側、即ち上端面側に開口部4Aが開口形成されている。ケース本体4の内部には、開口部4Aに連通する収容空間SP1が形成されている。開口部4Aは、一方向、即ち左右方向の幅寸法が、上記一方向に直交する方向、即ち前後方向の幅寸法よりも長い矩形状をなす。収容空間SP1には、発電ユニット3が収容されるとともに、電解液が充填される。ケース本体4は、導電性材料により形成され、例えばアルミニウム等の金属製である。
蓋体5には、正極端子6、負極端子7、正極集電体ユニット8、及び負極集電体ユニット9が設けられている。蓋体5は、全体として略長方形状をなし、開口部4Aと略同一の形状をなす。蓋体5は、ケース本体4の開口部4Aを塞ぐようにケース本体4に接合されており、これにより収容空間SP内が密閉状態になっている。なお、蓋体5は、導電性材料により形成され、例えばアルミニウム等の金属製である。
蓋体5の外面、即ち、上面には正極端子6と負極端子7とが配置されている。具体的には、正極端子6は、蓋体5の長手方向における一端側、即ち左側に配置されて、負極端子7は、長手方向における他端側、即ち右側に配置されている。
正極集電体ユニット8は、正極端子6に電気的に接続され、第1正極集電体8A及び第2正極集電体8Bを備える。
第1正極集電体8Aは、正極端子6側に接続される図示しない本体部と、発電ユニット3側に接続される正極脚部10A及び正極脚部11Aを有する。本体部は、蓋体5内面、即ち下面に沿う形状、即ち蓋体5の左右方向に沿う形状である。
正極脚部10A及び正極脚部11Aは、本体部の端縁からその下面に対して収容空間SPの奥側に向かう方向、即ち、下方向に屈曲されて延びている。正極脚部10A及び正極脚部11Aは、後述する発電ユニット3の第1正極集電箔33Aに沿う細長い形状である。正極脚部10A及び正極脚部11Aは、互いの板面が対向する向きで配されている。第1正極集電体8Aは、例えばアルミニウム合金板など、それぞれ大きな電流容量が得られるように十分な厚さを有する金属板からなる。
第2正極集電体8Bは、第1正極集電体8Aと同じ形状である。ここで、正極脚部10Aには正極脚部10Bが対応し、正極脚部11Aには正極脚部11Bが対応する。
負極集電体ユニット9は、負極端子7に電気的に接続され、第1負極集電体9Aと第2負極集電体9Bとを有する。負極集電体ユニット9は、正極集電体ユニット8と同じ形状である。ここで、第1正極集電体8Aには第1負極集電体9Aが対応し、第2正極集電体8Bには第2負極集電体9Bが対応する。ただし、第1負極集電体9A及び第2負極集電体9Bは、例えば銅合金板など、それぞれ大きな電流容量が得られるように十分な厚さを有する金属板からなる。
また、第1負極集電体9Aは、第2負極集電体9Bと同じ形状である。ここで、負極脚部12Aには負極脚部12Bが対応し、負極脚部13Aには負極脚部13Bが対応する。
なお、蓋体5の略中央には、安全弁14が設けられている。安全弁14は、セルケース2内の圧力が所定値以上となった場合に破断してセルケース2内のガスを放出する。
発電ユニット3は、第1電極体3A、第2電極体3B及び断熱フィルム15を有する。
第1電極体3Aは、第1正極板31Aと第1負極板32Aとの間に、図示しないセパレータを挟んで重ね合わせたものを巻回して構成されている。
具体的には、第1電極体3Aは、略長方形状をなすポリエチレン製の巻芯の長辺を巻軸の中心にして、第1正極板31Aと第1負極板32Aとの間に、図示しないセパレータを挟んで重ね合わせたものを巻回したものである。
これにより、第1電極体3Aは、巻芯に対応して、巻芯の巻軸に沿った方向に長く、巻芯の巻軸に垂直な方向に短い、扁平型に巻回した筒形状に構成される。これにより、第1電極体3Aは、巻芯の短辺方向に沿った方向と、巻芯の長辺方向に沿った方向とによって形成される領域の面積が、他の領域の面積より大きくなる形状をなす。そして、第1電極体3Aは、巻芯の長辺方向を左右方向として、ケース本体4に収容される。
第1正極板31Aは、巻回方向を長手方向とした帯状をなすアルミニウム箔の表面に正極活物質層が形成されたものである。第1正極板31Aは、その長手方向に延びる一方の縁には、正極活物質層が形成されずにアルミニウム箔が露出した第1正極集電箔33Aが形成されている。
第1負極板32Aは、巻回方向を長手方向とした帯状をなす銅箔の表面に負極活物質層が形成されたものである。第1負極板32Aは、その長手方向に延びる一方の縁には、負極活物質層が形成されずに銅箔が露出した第1負極集電箔34Aが形成されている。
第1正極板31Aは、第1正極集電箔33Aが、セパレータや第1正極板31Aよりも一端側、即ち、正極側(左側)に配されるように重ねられて巻回されている。また、第1負極板32Aは、第1負極集電箔34Aが、セパレータや第1負極板32Aよりも他端側、即ち、負極側(右側)に配されるように重ねられて巻回されている。
これにより、第1電極体3Aの一端側、即ち、正極側(左側)には、第1正極集電箔33Aのみが積層して設けられ、他端側、即ち、負極側(右側)には、第1負極集電箔34Aのみが積層して設けられている。
なお、第1電極体3Aと第2電極体3Bとは形状が同じである。ここで、第1正極板31Aには第2正極板31Bが対応し、第1負極板32Aには第2負極板32Bが対応する。また、第1正極集電箔33Aには第2正極集電箔33Bが対応し、第1負極集電箔34Aには第2負極集電箔34Bが対応する。以下の説明でも、特に断りがない限り同様とする。
第1電極体3A及び第2電極体3Bは、巻芯の短辺方向、即ち、上下方向に沿った方向と、巻芯の長辺方向、即ち、左右方向に沿った方向とによって形成される領域どうしが対向するように並べられている。具体的には、図3及び図4に示す通り、第1電極体3Aの後側と第2電極体3Bの前側とが対向し、第1正極集電箔33Aの後側と第2正極集電箔33Bの前側とが対向し、第1負極集電箔34Aの後側と第2負極集電箔34Bの前側とが対向している。
第1正極集電箔33Aは、表面部分(図1二点鎖線参照)で、第1正極集電体8Aに接続される。第1負極集電箔34Aは、表面部分(図1二点鎖線参照)で、第1負極集電体9Aに接続される。
第1正極集電体8Aと、第1正極集電箔33Aとは、クリップCAによって挟み込まれた状態で超音波溶接されることで接続される。また、第1負極集電体9Aと、第1負極集電箔34Aとは、クリップCBによって挟み込まれた状態で超音波溶接されることで接続される。
クリップCAは、接続される第1正極集電体8A及び第1正極集電箔33Aの材質と同等の抵抗値を有する材料からなり、クリップCBは、接続される第1負極集電体9A及び第1負極集電箔34Aの材質と同等の抵抗値を有する材料からなる。具体的には、正極側のクリップCAは、例えばアルミニウム合金からなり、負極側のクリップCBは、例えば銅合金からなる。
断熱フィルム15は、略長方形状であり、断熱材の一例である。断熱フィルム15は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体(PFA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の断熱性を有する材質から形成される。断熱フィルム15は、第1電極体3A及び第2電極体3Bの間に配置されている。具体的には、断熱フィルム15は、第1電極体3A及び第2電極体3Bの対向領域全体に亘って配置されている。さらに詳細には、図3、図4を用いて説明する。
図3は、二次電池1の図1におけるE―E破断面での断面を示している。図3に示すように、断熱フィルム15の上下方向の長さYは、第1電極体3A及び第2電極体3Bの上下方向の長さWと略等しい。また、断熱フィルム15の厚さQ1は、後述する絶縁フィルム16の厚さQ2と略等しい。そして、断熱フィルム15は、第1電極体3Aと第2電極体3Bとの間に挟み込まれている。
具体的には、断熱フィルム15は、第1電極体3Aと第2電極体3Bとが対向する領域全体に亘って挟み込まれており、換言すれば、断熱フィルム15は、第1電極体3Aの後側の点α1から点α2の間の領域と、第2電極体3Bの前側の点β1から点β2の間の領域とで挟み込まれている。これによって、第1電極体3Aと第2電極体3Bとの間で熱が伝わることを抑制している。
図4は、二次電池1を図1におけるF―F破断面での断面を示している。図4に示すように、断熱フィルム15の左右方向の長さGは第1電極体3A及び第2電極体3Bの左右方向の長さHと略等しい。そして、断熱フィルム15は、第1電極体3Aと第2電極体3Bとの間に挟み込まれている。
具体的には、断熱フィルム15は、第1電極体3Aと第2電極体3Bとが対向する領域全体に亘って挟み込まれており、換言すれば、断熱フィルム15は、第1電極体3Aの後側の点α3から点α4の間の領域と、第2電極体3Bの前側の点β3から点β4の間の領域とで挟み込まれている。これによって、第1電極体3Aと第2電極体3Bとの間で熱が伝わることを抑制している。
更に二次電池1には、絶縁フィルム16、絶縁板17A、絶縁板17B、が備えられている。
絶縁フィルム16は、発電ユニット3とケース本体4とを絶縁するために設けられている。絶縁フィルム16は、全体として略直方体状をなし、一端面側、即ち上端面側に開口部16Aが開口形成されている。絶縁フィルム16の内部には、開口部16Aに連通する収容空間SP2が形成されている。なお、開口部16Aは、第一開口部の一例である。
開口部16Aは、一方向、即ち左右方向の幅寸法が、上記一方向に直交する方向、即ち前後方向の幅寸法よりも長い矩形状をなす。絶縁フィルム16は、一方向、即ち左右方向に長い長方形状をなす一対の第一壁18と、上記一方向に直交する方向、即ち上下方向に長い長方形状をなす一対の第二壁19とを有している。
また、絶縁フィルム16は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体(PFA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の絶縁性を有する材質で形成される。絶縁フィルム16の第二壁19には、略四角形状の作業窓Kが形成されている。具体的には、作業窓Kは、一方向、即ち上下方向の長さがPで、他方向、即ち前後方向の長さがVである。そして、作業窓Kの前後方向の長さVは、絶縁フィルム16の前後方向の長さMに略等しい。なお、作業窓Kは、作業用の第二開口部の一例である。
絶縁板17A及び絶縁板17Bは、略長方形状をなし、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体(PFA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の絶縁性を有する材質で形成される。絶縁板17A及び絶縁板17Bは、一対で、絶縁フィルム16に収容され、絶縁フィルム16の第二壁19に対向して接している。
絶縁板17A及び絶縁板17Bは、一方向、即ち上下方向の長さがNで、他方向、即ち前後方向の長さがLである。そして、絶縁板17A及び絶縁板17Bの前後方向の長さLは、絶縁フィルム16の前後方向の長さMに略等しい。また、絶縁板17A及び絶縁板17Bの上下方向の長さNは、絶縁フィルム16の下端から作業窓Kの下端までの長さTに略等しい。
これによって、絶縁板17A及び絶縁板17Bは、絶縁フィルム16に形成された作業窓Kを塞がないようにしつつ、発電ユニット3とケース本体4との絶縁性を更に高めている。
2.二次電池の組み立て
二次電池1は以下の順序によって組み立てられる。まず、発電ユニット3を形成する。具体的には、断熱フィルム15が、第1電極体3Aと第2電極体3Bとの間の対向領域全体に亘って挟み込まれる。次に絶縁フィルム16に、発電ユニット3が収容される。そして、絶縁フィルム16に絶縁板17A及び絶縁板17Bが取り付けられる。
ここで、例えば、断熱フィルム15と絶縁フィルム16とが一体に形成されている場合、第1電極体3Aと第2電極体3Bとを別々に絶縁フィルム16に収容する必要があり、工程が煩雑になる。
しかし、本実施形態では、断熱フィルム15と絶縁フィルム16とは別体に形成されている。このため、まず発電ユニット3を形成し、その後、発電ユニット3を絶縁フィルム16に収容すれば良いため、第1電極体3Aと第2電極体3Bとを同時に収容することができ、工程を簡素化することができる。
次に、絶縁フィルム16に第1正極集電体8Aを挿入し、第1正極集電体8Aと第1正極集電箔33Aとを接続する。具体的には、第1正極集電体8Aと第1正極集電箔33AとをクリップCAによって挟み込み、超音波溶接によって接続する。なお、第2正極集電体8B、第1負極集電体9A及び第2負極集電体9Bは、第1正極集電体8Aと同じ形状であるため、説明を省略する。
図5は、二次電池1の図1におけるJ―Jでの断面を示している。なお、図5では、負極側のみ示している。また、負極集電体12Aは一部のみ記載しており、蓋体5等は省略している。作業窓Kの上下方向の長さPは、クリップCAの上下方向の長さSに略等しい。これによって、発電ユニット3が絶縁フィルム16に収容された状態でも、クリップCAによって第1正極集電体8Aと、第1正極集電箔33Aとを挟み込むことができる。そして、作業窓Kを介して、クリップCAと、第1正極集電体8Aと、第1正極集電箔33Aとを超音波溶接によって接続することができる。
なお、集電体と集電箔とを溶接した後、発電ユニット3を集電体とともに絶縁フィルム16に収容することも考えられる。この場合、作業窓Kと絶縁板17A,17Bは不要である。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、断熱フィルム15の上下方向の長さYは、第1電極体3A及び第2電極体3Bの上下方向の長さWと略等しく、断熱フィルム15の左右方向の長さGは、第1電極体3A及び第2電極体3Bの左右方向の長さHと略等しい。そして、第1電極体3Aの後側と第2電極体3Bの前側との間の対向領域全体に亘って、断熱フィルム15が挟み込まれている。これによって、第1電極体3A、第2電極体3Bの一方が発熱した場合に、他方にその熱が伝わることを抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
上記実施形態では、二次電池1の組み立ては、図示しない組み立て装置が自動で行っても、作業者が行ってもよい。
上記実施形態では、二次電池1は、リチウムイオン電池である例を挙げた。しかしこれに限らず、二次電池1は、鉛蓄電池やニッケル水素電池などの他の二次電池でもよく、一次電池であってもよい。また、キャパシタなどでもよい。
上記実施形態では、絶縁フィルム16は略直方体形状である例を挙げた。しかしこれに限らず、絶縁フィルム16は袋状でもよい。
上記実施形態では、断熱フィルム15は、第1電極体3Aと第2電極体3Bとの間の対向領域全体に亘って挟み込まれている例を挙げた。しかしこれに限らず、断熱フィルム15は、第1電極体3Aと第2電極体3Bとの間に挟み込まれていなくてもよく、第1電極体3Aと第2電極体3Bと対向した状態で離間していてもよい。
上記実施形態では、断熱フィルム15は、絶縁フィルム16と別体に形成されている例を挙げた。しかしこれに限らず、断熱フィルム15は、絶縁フィルム16と一体に形成されていてもよい。
上記実施形態では、電極体は2つ(3Aおよび3B)である例を挙げた。しかしこれに限らず、電極体は、3つ以上の複数個であってもよい。電極体が3つ以上の複数個である場合、全ての電極体の間に断熱フィルム15があってもよく、一部の電極体の間(例えば中央の電極体の間)のみに断熱フィルム15があってもよい。
上記実施形態では、作業窓Kは略四角形状である例を挙げた。しかしこれに限らず、作業窓Kは三角形状でも円形状でもよい。要するに、第1正極集電体8Aと第1正極集電箔33Aとが、超音波溶接によって接続されればよい。
上記実施形態では、作業窓Kの前後方向の長さVは、絶縁フィルム16の前後方向の長さMに略等しい例を挙げた。しかしこれに限らず、作業窓Kの前後方向の長さVは、絶縁フィルム16の前後方向の長さMより短くてもよい。要するに、第1正極集電体8Aと第1正極集電箔33Aとが、超音波溶接によって接続されればよい。
上記実施形態では、作業窓Kを介して、第1正極集電体8Aと、第1正極集電箔33Aとが、超音波溶接によって接続される例を挙げた。しかしこれに限らず、作業窓Kは、例えば電解液を絶縁フィルム16に注入する注入口として備えられていてもよい。
上記実施形態では、断熱フィルム15の上下方向の長さYは、第1電極体3A及び第2電極体3Bの上下方向の長さWと略等しい例を挙げた。しかしこれに限らず、断熱フィルム15の上下方向の長さYは、第1電極体3A及び第2電極体3Bの上下方向の長さWよりやや長くても、やや短くてもよい。要するに、断熱フィルム15は、第1電極体3Aの後側の点α1から点α2の間の領域と、第2電極体3Bの前側の点β1から点β2の間の領域とに挟み込まれていればよい。
上記実施形態では、断熱フィルム15の左右方向の長さGは第1電極体3A及び第2電極体3Bの左右方向の長さHと略等しい例を挙げた。しかしこれに限らず、断熱フィルム15の左右方向の長さGは第1電極体3A及び第2電極体3Bの左右方向の長さHよりやや長くても、やや短くてもよい。要するに、断熱フィルム15は、第1電極体3Aの後側の点α3から点α4の間の領域と、第2電極体3Bの前側の点β3から点β4の間の領域とに挟み込まれていればよい。
上記実施形態では、第1電極体3Aの後側と第2電極体3Bの前側との間の対向領域全体に亘って、断熱フィルム15が挟み込まれている例を挙げた。しかしこれに限らず、第1電極体3Aの後側と第2電極体3Bの前側との間の対向領域の一部に、断熱フィルム15が挟み込まれていてもよい。断熱フィルム15が挟み込まれていない構成に比べて、第1電極体3A、第2電極体3Bの一方が異常となって発熱した場合に、他方にその熱が伝わることを抑制することができる。
上記実施形態では、断熱フィルム15の厚さQ1は、絶縁フィルム16の厚さQ2と略等しい例を挙げた。しかしこれに限らず、断熱フィルム15の厚さQ1は、絶縁フィルム16の厚さQ2より厚くてもよく、絶縁フィルム16の厚さQ2より薄くてもよい。
1:二次電池 2:セルケース 3:発電ユニット 15:断熱フィルム 16:絶縁フィルム K:作業窓

Claims (5)

  1. 第1電極体および第2電極体と、
    前記第1電極体および前記第2電極体を、電解質と共に収容するケースと、
    前記第1電極体と前記第2電極体との間に配置される断熱材と、
    を備える、蓄電素子。
  2. 請求項1に記載の蓄電素子であって、
    前記断熱材は、前記第1電極体と前記第2電極体との対向領域全体に亘って配置されている、蓄電素子。
  3. 請求項1または2に記載の蓄電素子であって、
    前記断熱材は、一方の面が前記第1電極体と接し、他方の面が前記第2電極体と接している、蓄電素子。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の蓄電素子であって、
    前記ケースと前記電極体とを絶縁する絶縁フィルムを備え、
    前記断熱材は、前記絶縁フィルムとは別体である、蓄電素子。
  5. 請求項4に記載の蓄電素子であって、
    前記絶縁フィルムには、前記第1電極体および第2電極体を挿入する第1開口部と、作業用の第2開口部とが形成されている、蓄電素子。
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