JP2021082711A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】下地である酸化ガリウムの結晶にダメージを与えることなく、酸化ガリウム結晶上にパターニングされた酸化ニッケル膜を形成する。【解決手段】本明細書が開示する半導体装置の製造方法は、酸化ガリウムの結晶を有する半導体基板を用意する工程と、酸化ガリウムの結晶の表面をSPM洗浄する工程と、洗浄された表面にニッケル膜を形成する工程と、ニッケル膜をウェットエッチングによってパターニングする工程と、パターニングされたニッケル膜を加熱して酸化させる工程とを備える。【選択図】図5

Description

本明細書が開示する技術は、半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1には、半導体装置とその製造方法が開示されている。この半導体装置では、酸化ガリウム(Ga23)の基板が採用されている。一般に、酸化ガリウムをp型化することは困難とされている。この点に関して、特許文献1の製造方法では、n型である酸化ガリウムの結晶上に、p型である酸化ニッケルを成膜することで、半導体装置に必要とされるpn接合面を形成している。その後、酸化ガリウム上に形成された酸化ニッケル膜には、製品の仕様に応じて、ドライエッチングによるパターニングが実施される。
特開2019−36593号公報
上記の技術のように、ドライエッチングにより酸化ニッケル膜をパターニングすると、酸化ニッケル膜の下地である酸化ガリウムの結晶に、イオン衝突に起因したダメージを与えるおそれがある。これに対して、例えばウェットエッチングによるパターニングであれば、酸化ガリウムの結晶に与えるダメージを抑制することができる。しかしながら、酸化ニッケルは化学的安定性が比較的に高いことから、ウェットエッチングによってパターニングすることが難しい。本明細書では、下地である酸化ガリウムの結晶にダメージを与えることなく、パターニングされた酸化ニッケル膜を形成する技術を提供する。
本明細書が開示する半導体装置の製造方法は、酸化ガリウムの結晶を有する半導体基板を用意する工程と、酸化ガリウムの結晶の表面をSPM(sulfuric-acid and hydrogen-peroxide mixture)洗浄する工程と、洗浄された表面にニッケル膜を形成する工程と、ニッケル膜をウェットエッチングによってパターニングする工程と、パターニングされたニッケル膜を加熱して酸化させる工程とを備える。
上記した半導体装置の製造方法では、先ず、酸化ガリウムの結晶上にニッケル膜を成膜し、そのニッケル膜をウェットエッチングによってパターニングする。酸化ニッケル膜とは異なり、ニッケル膜であればウェットエッチングによるパターニングが可能であり、ウェットエッチングを実施する限りでは、酸化ガリウムの結晶に与えるダメージも抑制することができる。そして、そのニッケル膜を加熱して酸化させることにより、パターニングされた酸化ニッケル膜を形成することができる。このような方法によると、ドライエッチングを実施することなく、パターニングされた酸化ニッケル膜を形成することができ、酸化ガリウムの結晶に無用なダメージを与えることを避けることができる。
酸化ガリウムの結晶を有する半導体基板12を用意する第1工程と、その表面12aをSPM洗浄する第2工程とを模式的に説明する断面図。 洗浄された表面12a上にニッケル膜14を形成する第3工程を模式的に説明する断面図。 ニッケル膜14上にレジスト膜16を形成する第4工程と、そのレジスト膜16上に露光処理を実施する第5工程を模式的に説明する断面図。 レジスト膜16に現像処理を実施する第6工程を模式的に説明する断面図。 ニッケル膜14をウェットエッチングによってパターニングする第7工程を模式的に説明する断面図。 ニッケル膜14を酸素雰囲気下で加熱し、酸化させる第8工程を模式的に説明する断面図。 第8工程の一変形例を模式的に説明する断面図。
図1−図6を参照して、一実施例の半導体装置の製造方法について説明する。この製造方法は、酸化ガリウム(Ga23)の結晶(半導体基板12)上に、パターニングされた酸化ニッケル(NiO)膜20を形成することを特徴とする。従って、本実施例の製造方法は、特定の構造を有する半導体装置に限られず、酸化ガリウムを採用した様々な半導体装置及びその半製品に対して、広く採用することができる。前述したように、酸化ガリウムの結晶はn型であり、酸化ニッケルはp型であるので、それらを積層することでpn接合面を形成することができる。以下では、酸化ガリウムの結晶上に、パターニングされた酸化ニッケル膜20を形成する工程(第1−第8工程)を主に説明し、他の製造工程については説明を省略する。なお、半導体装置の他の製造工程については、半導体装置の構造等に応じて、必要なものが適宜実施されるとよい。
先ず、第1工程において、図1に示すように、酸化ガリウムの結晶を有する半導体基板12を用意する。なお、半導体基板12は、その全体が酸化ガリウムの結晶で構成されていてもよいし、その表層のみが酸化ガリウムの結晶で構成されていてもよい。次いで、第2工程において、半導体基板12の表面12a(即ち、酸化ガリウムの結晶の表面)をSPM(sulfuric-acid and hydrogen-peroxide mixture)洗浄する。具体的には、表面12aに対して、約140℃に過熱したSPMをかけ流し洗浄した後、超純水を用いて流水洗浄する。これにより、半導体基板12の表面12aに存在し得る有機物が除去され、表面12aが清浄化される。
第3工程において、図2に示すように、洗浄された表面12a上にニッケル(Ni)膜14を形成する。ニッケル膜14の形成は、例えばスパッタリング法によって形成することができる。
第4工程において、図3に示すように、ニッケル膜14上にレジスト膜16を形成する。ここで、レジスト膜16は、感光性を有する樹脂等の有機材料で構成されている。レジスト膜16の形成は、例えばスピンコート法によって形成することができる。
第5工程において、レジスト膜16に露光処理を実施する。具体的には、レジスト膜16上の所定の範囲へ向かってフォトマスク18を用いて選択的に光を照射する。
第6工程において、図4に示すように、レジスト膜16に現像処理を実施する。具体的には、第5工程の露光処理により、レジスト膜16において感光した不要部分が除去され、洗浄される。上記の第5、第6工程により、レジスト膜16はパターニングされる。
第7工程において、図5に示すように、第5、第6工程で形成されたレジスト膜16のパターンに従って、ニッケル膜14をウェットエッチングによってパターニングする。なお、ウェットエッチングでは、混酸等が用いられる。なお、ニッケル膜14のエッチング後、レジスト膜16を薬液によって除去する。
第8工程において、図6に示すように、ニッケル膜14を酸素雰囲気下で加熱し、酸化させる。酸素雰囲気下で加熱されることにより、ニッケル膜14は周囲に存在する酸素と優先的に反応し、酸化ニッケル膜20が形成される。なお、このときの加熱温度は、例えば約200−1100℃である。
以上の工程により、半導体基板12上に、パターニングされた酸化ニッケル膜20が成膜される。半導体基板12の酸化ガリウムはn型であり、酸化ニッケルはp型である。従って、n型の酸化ガリウムの結晶上に、p型の酸化ニッケルが積層されたpn接合面を得ることができる。このように、本実施例の製造方法によれば、p型化が困難な酸化ガリウムの結晶に対して、所望の形状を有するpn接合面を設けることができる。
一方で、酸化ガリウムの結晶上に酸化ニッケル膜20を成膜する他のアプローチとして、特許文献1のように酸化ニッケル膜20を成膜した後、ドライエッチングによってパターニングする手法も挙げられる。
この従来技術のように、ドライエッチングにより酸化ニッケル膜20をパターニングすると、酸化ニッケル膜20の下地である酸化ガリウムの結晶(半導体基板12)に、イオン衝突に起因したダメージを与えるおそれがある。これに対して、例えばウェットエッチングによるパターニングであれば、酸化ガリウムの結晶に与えるダメージを抑制することができる。しかしながら、酸化ニッケルは化学的安定性が比較的に高いことから、ウェットエッチングによってパターニングすることが難しい。
本実施例の製造方法では、先ず、酸化ガリウムの結晶上にニッケル膜14を成膜し、そのニッケル膜14をウェットエッチングによってパターニングする。酸化ニッケル膜20とは異なり、ニッケル膜14であればウェットエッチングによるパターニングが可能であり、ウェットエッチングを実施する限りでは、酸化ガリウムの結晶に与えるダメージも抑制することができる。そして、そのニッケル膜14を加熱して酸化させることにより、パターニングされた酸化ニッケル膜20を形成することができる。このような方法によると、ドライエッチングを実施することなく、パターニングされた酸化ニッケル膜20を形成することができ、酸化ガリウムの結晶に無用なダメージを与えることを避けることができる。
本実施例の製造方法におけるニッケル膜14の酸化は、酸素雰囲気下において実施されている。但し、これに限定されず、図7に示すように、変形例として、ニッケル膜14は、窒素雰囲気下において加熱し酸化されてもよい。
この場合、酸化ガリウムの結晶からニッケル膜14へと酸素の輸送が生じ、両者の界面からニッケル膜14の酸化が進行する。従って、このニッケル膜14の酸化に有する加熱時間を調節することによって、ニッケル膜14を一部残存させることができる。これにより、半導体基板12には、Ni/NiO/Ga23構造が形成される。このとき、酸化ニッケル膜20上に残存したニッケル膜14は、半導体装置の電極として機能させることもできる。従って、半導体基板12に対する電極形成の工程を省略することができ、半導体装置の製造工程は簡素化される。
また、本実施例における製造方法では、ニッケル膜14の成膜前に酸化ガリウムの結晶を有する半導体基板12の表面12aをSPM洗浄している。このSPM洗浄により、ニッケル膜14と酸化ガリウムの結晶との密着性が高まるとともに、その後の酸化ニッケル膜20と酸化ガリウムの結晶との間において、急峻なpn接合面を得ることができる。
本実施例における製造方法では、レジスト膜16は、フォトリソグラフィによってパターニングされている。但し、この手法に限定されず、レジスト膜16は他の手法によってパターニングされてもよい。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書、又は、図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書又は図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:半導体基板
12:酸化ガリウムの結晶
12a:表面
14:ニッケル膜
20:酸化ニッケル膜

Claims (1)

  1. 酸化ガリウムの結晶を有する半導体基板を用意する工程と、
    前記酸化ガリウムの結晶の表面をSPM洗浄する工程と、
    洗浄された前記表面にニッケル膜を形成する工程と、
    前記ニッケル膜をウェットエッチングによってパターニングする工程と、
    パターニングされた前記ニッケル膜を加熱して酸化させる工程と、
    を備える、
    半導体装置の製造方法。
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