JP2021038005A - ガラス梱包体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス板積層体を輸送する際に、ガラス板積層体の破損を防止することができるガラス梱包体を提供する。【解決手段】複数のガラス板21を含む積層体であるガラス板積層体20と、傾斜姿勢のガラス板積層体20が積載される支持体30と、支持体30が収納される収納容器10とを備えるガラス梱包体1であって、ガラス板積層体20の下端から収納容器10の収納部12の下面までの距離Aが、ガラス板積層体20の上端部23から収納容器10の収納部12の上面までの距離B以上となる。【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス梱包体の技術に関する。
液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ、マイクロLED等のディスプレイ用ガラス基板、または有機EL照明等の照明用ガラス基板には、ガラス板が用いられる。
ガラス板の梱包形態としては、特許文献1のように、ガラス板積層体を平置き姿勢(略水平姿勢)で支持体に積載し、この状態で輸送される形態がある。また、特許文献2のように、ガラス板積層体を斜めに立てかけた状態の傾斜姿勢で支持体に積載し、この状態で輸送される形態がある。
いずれの形態でも、ガラス板積層体は、支持体とともに収納容器(例えばコンテナ)に収容された状態で輸送される。
特開2010−168072号公報 特開2017−149471号公報
近年、液晶ディスプレイなどの製造に有利になるように、より大きなガラス基板の需要が高まっている。ガラス基板が大きくなると、平置きの梱包ではガラス板積層体を収納容器に収容できないことから、ガラス板積層体を傾斜姿勢で収納容器に収容する必要がある。また、輸送時の振動により、大型のガラス板は破損し易い。
そこで、本発明はかかる課題に鑑み、ガラス板積層体を輸送する際に、ガラス板積層体の破損を防止することができるガラス梱包体を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明においては、複数のガラス板を含む積層体と、傾斜姿勢の前記積層体を積載する支持体と、前記支持体を収納する収納容器とを備える梱包体であって、
前記積層体の下端から前記収納容器の内部空間の下面までの距離が、前記積層体の上端から前記収納容器の内部空間の上面までの距離以上となるものである。
本発明においては、前記積層体の上端から前記収納容器の内部空間の上面までの距離が15mm以上であるものである。
本発明においては、前記積層体の傾斜角度と、前記収納容器の対角線の角度との差が10°以下であるものである。また、前記ガラス板の寸法は、2200mm×2500mm以上であるものである。
本発明においては、前記梱包体は、前記支持体と収納容器の下面との間に介在すると共に、振動吸収部材を備えるパレットを含むものである。
本発明においては、前記振動吸収部材は、螺旋状弾性体であり、軸方向を水平に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明においては、積層体の下端から収納容器の内部空間の下面までの距離を大きくするので、輸送に伴う衝撃が積層体に伝わり難くなり、輸送におけるガラス板の破損を可及的に低減することができる。
また、本発明においては、収納容器にガラス板を含む積層体を積みこむ際に、ガラス板を含む積層体の上端が収納容器の内部空間の上面に接触するのを防止することができる。
また、本発明においては、液晶ディスプレイなどの製造のための需要が高まっている、より大きなガラス板の搬送に用いることができる。
また、本発明においては、輸送に伴う衝撃の一部を、振動吸収部材の変形により吸収することができ、ガラス板を含む積層体に到達する衝撃をさらに低減することができる。
また、本発明においては、振動吸収部材を、螺旋状弾性体で構成することで、外部からの衝撃入力に対して防振器の螺旋状弾性体が柔軟に変形するため、あらゆる方向からの同時発生的な衝撃入力を十分に吸収することができる。このため、ガラス板を含むガラス板積層体に到達する衝撃をさらに低減することができる。
本発明の一実施形態に係るガラス梱包体の全体的な構成を示した斜視図。 本発明の一実施形態に係るガラス梱包体の構成を示した正面図。 本発明の別の実施形態に係るガラス梱包体の構成を示した正面図。 本発明のさらに別の実施形態に係るガラス梱包体の構成を示した正面図。 図4の防振器の構成を示す斜視図。 図4の防振器の振動吸収時の状態を示す正面図。 図4の防振器の振動吸収時の状態を示す側面図。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るガラス梱包体を示す斜視図である。図1および図2を用いてガラス梱包体について説明する。
なお、本明細書において、前後方向は、図1の斜視図における前後方向を意味し、左右方向は、図1の斜視図における左右方向を意味する。
ガラス梱包体1は、収納容器10と、ガラス板積層体20と、支持体30とを備える。収納容器10は、ガラス板積層体20を搬送する容器であり、直方体のコンテナで構成されている。収納容器10は、筐体11と、筐体11の内部に形成される収納部12と、図示しない扉とを有する。筐体11は、直方体を形成する五面で構成されており、後面13、上面14、下面15、両側面16・16から構成される。また、筐体11の前面には、開口部17が形成される。この開口部17は、図示しない扉を閉じることによって塞ぐことができる。
収納部12には、複数のガラス板21を重ねたガラス板積層体20と、ガラス板積層体20を支持する支持体30が収納される。ガラス板積層体20および支持体30は開口部17から搬入され、収納部12に収納される。ガラス板積層体20は、複数のガラス板21を重ねて形成したものであり、ガラス板21の寸法は、2200mm×2500mm以上であるものである。ガラス板21の幅L1は、収納容器の下面15の幅L2よりも長くなるように形成されている。なお、ガラス板21同士の間には、保護シート(例えばガラス合紙や発泡樹脂シート)が挿入されていてもよい。
支持体30は、断面視において略三角形状を呈し、収納部12の下面15に配置される基台31と、ガラス板積層体20を載置し、基台31と所定の角度を有する三角形の斜面である支持部32と、支持部32の上辺および基台31の上面とを連結する支脚33とを備える。また、支脚33は支持部32の上辺よりも下の位置と基台31の上面とを連結するよう構成してもよい。
基台31には、複数の略四角形状のスリット31aが設けられ、当該スリット31aにフォークリフトの爪を挿入することにより、支持体30を収納部12の中に移動して収納させることができる。また、支持部32の下端は、取付具34を介して基台31に固定されている。この取付具34は、支持部32の長手方向と略垂直な方向に支持部32から突出している。このような取付具34の突出部により、ガラス板積層体20の下端部22を支持し、支持部32からの滑落を防止する。
ガラス板積層体20は、図示しないベルト等で支持体30に固定された状態で、収納容器10の収納部12に収納され、収納容器10内では、収納部12の略対角線上に沿って配置される。したがって、収納容器10の開口部17から挿入されたガラス板積層体20の幅L1は、収納部12の下面15の幅L2よりも長くなる。ここで、略対角線上に沿ってとは、ガラス板21の収納容器10への搬入、搬出時の際に筐体11とガラス板21との接触によりガラス板21の割れや欠けを防止する範囲として、ガラス板積層体20の傾斜角度θ2と、収納容器10の対角線の角度θ1との差が10°以下となるように傾斜することを意味する。本実施形態においては、図2に示すように、θ1は45°で構成されている。したがって、ガラス板積層体20の傾斜角度θ2は、35°〜55°の範囲内の角度となる。ガラス板積層体20の傾斜角度θ2と、収納容器10の対角線の角度θ1との差は、5°以下であることが好ましい。
このようにガラス板積層体20を収納部12の略対角線上に沿って配置することにより、大型のガラス板を含むガラス板積層体20であっても収容することが可能となる。ガラス板の寸法は、2200mm×2500mm以上であることが好ましく、2400mm×2800mm以上であることがより好ましく、2800mm×3100mm以上であることがさらにより好ましく、2900mm×3300mm以上であることが最も好ましい。
図2は、ガラス梱包体1の第一の実施形態の一例を示す正面図である。
ガラス板積層体20は、搬入、搬出時及び輸送中において筐体11との干渉を避けるため、収納容器10の上面14、下面15、および側面16・16に対して、所定の間隔を持って収納容器10に収納されている。
すなわち、ガラス板積層体20の下端部22から収納容器10の収納部12の下面15までの距離Aが、ガラス板積層体20の上端部23から収納容器10の収納部12の上面14までの距離B以上となるように形成される。本実施形態では、ガラス板積層体20の上端部23とは、正面視において最も上側の位置にあるガラス板積層体20の角の位置であり、ガラス板積層体20の下端部22とは、正面視において最も下側の位置にあるガラス板積層体20の角の位置である。距離Aが大きいと、輸送に伴う衝撃が収納容器10の収納部12の下面15からガラス積層体20に伝わり難くなり、輸送におけるガラス板21の破損を可及的に低減することができる。
距離Bは15mm以上であることが好ましい。このように構成することにより、収納容器10への搬入、搬出時のガラス板積層体20の上端部23と上面14との干渉を防止するのに必要十分な長さを確保することができる。
また、支持体30の左端部35から収納容器10の収納部12の左側面までの距離C、および支持体30の右端部36から収納容器10の収納部12の右側面までの距離Dは、搬出時において、ガラス板積層体20の上端部23と上面14との間に余裕ができ、積載作業において、ガラス板積層体20と両側面16・16との接触を防止することができる距離となるように構成されている。本実施形態では、支持体30の左端部35は、取付具34の左端であり、支持体30の右端部は、支脚33の右端である。本実施形態においては、距離Cと距離Dとはほぼ等しくなるように構成されている。
また、第二の実施形態においては、支持体30と収納容器10の下面15との間に介在すると共に、振動吸収部材42を備えるパレット41を含む構成とすることもできる。なお、第二の実施形態において、第一の実施形態と同一の符号を付した部材については、第一の実施形態の構成と同様であるので説明を省略する。
図3に示すように、パレット41は、板状に構成されており、パレット41は、基台31の左右方向の幅とほぼ同じ幅で形成されている。また、パレット41は、内部に振動吸収部材42を有する。振動吸収部材42は、エラストマー等の樹脂で構成されている。ガラス板積層体20を支持体30に固定して収納容器10に搬入する際には、事前にパレット41を収納容器10の下面15に載置した状態で、支持体30を搬入する。これにより、輸送に伴う衝撃はパレット41と支持体30の基台31との摩擦並びに振動吸収部材42の変形によって吸収されることとなり、ガラス板積層体20の下端部22に到達する衝撃を十分に低減することができる。
なお、パレットそのものを振動吸収部材である樹脂で形成する構成としてもよい。また、振動吸収部材42に代えて防振器を用いてもよい。パレット41にフォークリフトの爪を挿入するためのスリットを設け、事前に支持体30をパレット41に載置した状態で、パレット41を収納容器10に搬入してもよい。
また、第三の実施形態においては、基台31の下部に、振動吸収部材である防振器50を備える構成とすることもできる。なお、第三の実施形態において、第一の実施形態と同一の符号を付した部材については、第一の実施形態の構成と同様であるので説明を省略する。
図4および図5に示すように、防振器50は、中心軸Xが水平方向(本実施形態においては前後方向)を向くように配置された螺旋状弾性体51と、螺旋状弾性体51を保持する一対の保持具52・53とを備え、全体として略円筒状をなす。
防振器50は、収納容器10の下面15と支持体30の基台31との間に複数個配置される。
螺旋状弾性体51は、ゴム材を含む樹脂材などであってもよいが、本実施形態では、細い金属線(例えば鋼鉄やステンレスなど)を撚り合せること、及び/又は、編み込むことで形成された金属製ワイヤーロープ(金属材)である。特に、金属材は、耐久性や耐環境性の観点から、ステンレス材であることが好ましい。
詳細には、図5に示すように、螺旋状弾性体51は、金属製ワイヤーロープが同一中心軸で逆巻きの螺旋を描いて互いに異なる端部に向かって巻回されたものである。すなわち、螺旋状弾性体51は、折り曲げ部51aを境界として、右巻き部51bと左巻き部51cとを有する。各保持具52・53は、長尺な板材であり、その長手方向に間隔を置いて螺旋状弾性体51を挿通するための複数の貫通孔52a・53aを有する。螺旋状弾性体51は、保持具52と保持具53の各貫通孔52a・53aに交互に挿通され、螺旋状に巻回された状態を維持する。各保持具52・53は、螺旋状弾性体51の中心軸Xと平行で、かつ、中心軸Xを挟んで上下方向に対向するように配置される。すなわち、本実施形態では、防振器50の長手方向が、螺旋状弾性体51の中心軸Xの方向と一致する。
また、各保持具52・53は、取付穴52b・53bを有しており、この取付穴52b・53bにネジなどの固定部材が挿通される。これにより、防振器50が収納容器10の下面15と支持体30の基台31との間に着脱可能に取り付けられる。このように防振器50を着脱可能な構成とすることで、ガラス板積層体20の重量などに応じて、防振器50の数や取付位置を簡単に調整することができる。なお、支持体30の基台31が防振器50を備える構成としてもよい。この場合、防振器50は、溶接等により固定された着脱不能な構成であってもよい。
このように構成された防振器50は、縦方向衝撃を吸収する変形(例えば、図6に示すような圧縮変形)と、横方向衝撃を吸収する変形(例えば、図7に示すようなせん断変形)とが異なる要素の変形となる。そのため、横方向衝撃を吸収する変形と縦方向衝撃を吸収する変形が同時に生じても、各変形が互いに阻害し合うことがなく、あらゆる方向からの同時発生的な衝撃入力を十分に吸収できるという利点がある。また、横方向衝撃を吸収する際に、振り子のような横揺れが生じにくく、ガラス板積層体20が傾きにくいという利点もある。このように構成することにより、収納容器10の下面15からの衝撃は防振器50によって吸収される。加えて、その他の衝撃や振動も防振器50によって吸収されるので、輸送におけるガラス板21の破損は可及的に低減される。
なお、防振器50は、螺旋状弾性体のほか、エラストマーなどの樹脂弾性体で構成してもよく、樹脂弾性体および螺旋状弾性体の組み合わせで構成してもよい。
以上のように、複数のガラス板21を含む積層体であるガラス板積層体20と、傾斜姿勢のガラス板積層体20が積載される支持体30と、支持体30が収納される収納容器10とを備えるガラス梱包体1であって、ガラス板積層体20の下端から収納容器10の収納部12の下面15までの距離Aが、ガラス板積層体20の上端部23から収納容器10の収納部12の上面14までの距離B以上となるものである。
このように構成することにより、輸送に伴う衝撃が収納容器10の収納部12の下面15から積層体に伝わり難くなり、輸送におけるガラス板21の破損を可及的に低減することができる。
また、ガラス板積層体20の上端部23から収納容器10の収納部12の上面14までの距離Bが15mm以上であるものである。
このように構成することにより、収納容器10にガラス板21を含むガラス板積層体20を積みこむ際に、ガラス板21を含むガラス板積層体20の上端部23が収納容器10の収納部12の上面14に接触するのを防止することができる。
また、ガラス板積層体20の傾斜角度と、収納容器10の対角線の角度との差が10°以下であるものである。また、ガラス板21の寸法は、2200mm×2500mm以上であるものである。
このように構成することにより、液晶ディスプレイなどの製造のための需要が高まっている、より大きなガラス板の搬送に用いることができる。
また、ガラス梱包体1は、支持体30と収納容器10の下面15との間に介在すると共に、振動吸収部材42を備えるパレット41を含むものである。
このように構成することにより、輸送に伴う衝撃の一部を、振動吸収部材42の変形により吸収することができ、ガラス板21を含むガラス板積層体20に到達する衝撃をさらに低減することができる。
また、振動吸収部材である防振器50は、螺旋状弾性体51を備え、軸方向を水平に配置されるものである。
このように構成することにより、外部からの衝撃入力に対して防振器の螺旋状弾性体が柔軟に変形するため、あらゆる方向からの同時発生的な衝撃入力を十分に吸収することができる。このため、ガラス板21を含むガラス板積層体20に到達する衝撃をさらに低減することができる。
本発明は、ガラス梱包体の技術に利用可能である。
1 ガラス梱包体
10 収納容器
11 筐体
12 収納部
13 後面
14 上面
15 下面
16 側面
17 開口部
20 ガラス板積層体
21 ガラス板
22 下端部
23 上端部
30 支持体
31 基台
32 支持部
33 支脚
41 パレット
42 振動吸収部材
50 防振器(振動吸収部材)
51 螺旋状弾性体

Claims (6)

  1. 複数のガラス板を含む積層体と、傾斜姿勢の前記積層体を積載する支持体と、前記支持体を収納する収納容器とを備える梱包体であって、
    前記積層体の下端から前記収納容器の内部空間の下面までの距離が、前記積層体の上端から前記収納容器の内部空間の上面までの距離以上となる、
    ことを特徴とするガラス梱包体。
  2. 前記積層体の上端から前記収納容器の内部空間の上面までの距離が15mm以上である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のガラス梱包体。
  3. 前記積層体の傾斜角度と、前記収納容器の対角線の角度との差が10°以下である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガラス梱包体。
  4. 前記ガラス板の寸法は、2200mm×2500mm以上である、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のガラス梱包体。
  5. 前記梱包体は、前記支持体と収納容器の下面との間に介在すると共に、振動吸収部材を備えるパレットを含む、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のガラス梱包体。
  6. 前記振動吸収部材は、螺旋状弾性体であり、軸方向を水平に配置される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のガラス梱包体。
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