JP3201210U - 梱包材及び梱包体 - Google Patents

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【課題】一端が小径で他端が大径をなす被梱包部品を複数効率よく梱包することができるうえ、輸送時における衝撃を受けやすい方向の衝撃を抑制することができる梱包材及び梱包体を提供する。【解決手段】梱包材は、被梱包部品2の小径筒21を保持する複数の第1凹部11を有する長尺の中央梱包部材1Aと、中央梱包部材1Aの両側に配置されて被梱包部品2の傾斜大径筒22を保持する第2凹部12を有する長尺の外側梱包部材1B、1Cと、を備え、中央梱包部材1Aの第1凹部11は、一対の外側梱包部材1B、1Cのそれぞれに梱包された小径筒21を中央梱包部材1Aの長手方向Xに沿って交互に保持するように配置され、配列方向の外側に位置する第1凹部11は、中央梱包部材1Aの長手方向に直交する方向に対して傾斜角度をもって形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、自動車や各種機械用の部品などを梱包して搬送する際に用いられる梱包材及び梱包体に関するものである。
従来、自動車部品の輸送においては、車体の構成部分ごとに分解した状態でそれぞれを集合状態に支持して梱包し、これをコンテナに積み込んで輸送している。例えば自動車のミッション等の重量物かつ大物部品を集合包装する際には、例えば特許文献1に示されるような作業性を重視し規則的に並べて梱包しているのが一般的である。
特許文献1には、隣接する部品を交互に180度ずつ反転させた状態で平行に並べ、部品の端部の2箇所を支持している梱包材同士を連結させることで、輸送時におけるずれを防ぐようにした構成について記載されている。
具体的には、被梱包部品を収容保持するための形状が形成された凹所を有する支持部を備え、支持部は、この支持部を収容可能な収容部本体に着脱自在に設置され、他の形状を有する被梱包部品の形状に応じた凹所を有する他の支持部と交換可能とされた構成をなしている。
実用新案登録第3176215号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されるような従来の梱包材では、自動車部品のミッション等の部品軸方向の一端から他端に向かうに従い漸次、断面形状が小さくなるような全体として先細るような形状の被梱包部品の場合において、規則的に配列する梱包方法にすると無駄なスペース(デッドスペース)が生じてしまう。そのため、部品1個当たりの輸送費が増大することとなり、その点で改善の余地があった。
なお、上述したデッドスペースを小さくする場合には、梱包スペース内に1つでも多くの被梱包部品を収容する必要があり、被梱包部品の配置を不規則に並べることが考えられる。しかし、この場合、衝撃吸収用の緩衝材の位置設定が難しく、複雑、かつ多数の梱包材からなる梱包構造になり、梱包にかかる作業性が低下するうえ、梱包材の部品点数が増加するという問題があり、効率よく配置できる梱包材が求められていた。
本考案は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、一端が小径で他端が大径をなす被梱包部品を複数効率よく梱包することができるうえ、輸送時における衝撃を受けやすい方向の衝撃を抑制することができる梱包材及び梱包体を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る梱包材は、一端が小径で他端が大径をなす被梱包部品を複数梱包する梱包材であって、前記被梱包部品の一端を保持する複数の第1凹部を有する長尺の第1梱包部材と、前記第1梱包部材の両側に配置されて前記被梱包部品の他端を保持する第2凹部を有する長尺の第2梱包部材と、を備え、前記複数の第1凹部のうち少なくとも前記被梱包部品の配列方向の外側に位置する第1凹部は、前記第1梱包部材の長手方向に直交する方向に対して傾斜角度をもって形成されていることを特徴としている。
また、本考案に係る梱包体は、上述した梱包材に被梱包部品を収納した梱包体であって、一対の前記第2梱包部材のそれぞれに梱包された前記被梱包部品の一端の小径部は、前記第1梱包部材の長手方向に沿って交互に保持するように前記複数の第1凹部に対して配置され、前記複数の被梱包部品のうち少なくとも前記被梱包部品の配列方向の外側に位置する被梱包部品は、前記第1梱包部材および前記第2梱包部材によって傾斜した姿勢で保持されていることを特徴としている。
本考案では、一対の第2梱包部材に他端を保持させた複数の被梱包部品の一端を1つの第1梱包部材で保持する共通化した構成となることから、梱包部材の資材点数を減らすことができ、コストの低減を図ることができる。
そして、本考案では、第1梱包部材において、一対の第2梱包部材によって梱包される被梱包部品の一端を第1梱包部材の長手方向に沿って交互に配置することができ、かつ傾斜角度をもって形成される第1凹部で保持される被梱包部品が傾斜した姿勢で配置されることから、これら傾斜姿勢の被梱包部品の他端を配列方向の内側に寄せた位置で保持することが可能となる。そのため、本考案では、全ての被梱包部品を部品軸が並行となるように配列する場合に比べてデッドスペースを低減することができ、効率よく梱包することができる。
また、本考案では、輸送時に各梱包部材の長手方向に直交する方向に作用する衝撃を傾斜姿勢の被梱包部品が受けて回転力が作用した際に、その傾斜姿勢の被梱包部品が傾斜角度をもった第1凹部の内周面に接触し、被梱包部品が受ける衝撃力がその第1梱包部材に伝達される。このとき、梱包材の一部である第1凹部が緩衝材の機能を有しているので、前記衝撃力を吸収して緩和することができる。
また、本考案に係る梱包材は、前記第1梱包部材には、前記傾斜角度を有する第1凹部と、これに隣り合う第1凹部と、の間において前記傾斜角度を有する第1凹部に面し、かつ前記傾斜角度に沿う傾斜面を有する凸壁部が設けられていることが好ましい。
この場合には、前記衝撃を傾斜姿勢の被梱包部品が受けて回転力が作用した際に、被梱包部品が凸壁部の傾斜面に接触する。このとき、梱包材の一部である凸壁部が緩衝材の機能を有しているので、前記衝撃力によって凸壁部にひずみが生じて衝撃力を吸収して緩和することができる。しかも、傾斜姿勢の被梱包部品の凸壁部を挟んだ反対側の第1凹部には別の被梱包部品の小径部が配置されていることにより、凸壁部の別の被梱包部品側への移動が規制され、凸壁部に補強効果をもたせることができる。
また、本考案に係る梱包材は、前記傾斜角度を有する第1凹部に保持された前記被梱包部品の他端を保持する第2凹部は、前記傾斜角度をもって形成されていることが好ましい。
このような構成とすることで、被梱包部品を第1梱包部材の第1凹部と第2梱包部材の第2凹部によって所定傾斜角度で確実に保持することができる。
また、本考案に係る梱包体は、前記傾斜した姿勢の被梱包部品の部品軸は、前記小径部が保持される前記第1梱包部材側を、前記大径部が保持される前記第2梱包部材側よりも前記配列方向の外側に向けて設けられていることが好ましい。
この場合には、第2梱包部材において、傾斜した姿勢の被梱包部品の大径部を配列方向の内側に寄せた位置で保持することができる。そのため、梱包体全体の大きさを小さくすることができるうえ、同じ大きさで被梱包部品の収容数を増やすことも可能となる。
また、本考案に係る梱包体は、前記第1梱包部材および前記第2梱包部材によって保持される前記被梱包部品が収容ケースに収容されていてもよい。
本考案の梱包材及び梱包体によれば、一端が小径で他端が大径をなす被梱包部品を複数効率よく梱包することができるうえ、輸送時における衝撃を受けやすい方向の衝撃を抑制することができる効果を奏する。
本考案の実施の形態による被梱包部品を保持した状態の梱包材を示す斜視図である。 図1に示す梱包材において、押え部材を設けた状態の斜視図である。 図1に示す被梱包部品を保持した状態の梱包材を上方から見た平面図である。 図1に示す梱包材の斜視図である。 図4に示す梱包材を上方から見た平面図である。
以下、本考案の実施の形態による梱包材及び梱包体について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態による梱包体Kは、部品軸C方向の一端から他端に向かうに従い漸次、断面形状が大きくなるような全体として先細る形状の被梱包部品2(2A、2B、…2E)を複数(ここでは5つ)、横置き姿勢にして一方向に沿って配列して梱包する梱包材1を使用し、これら被梱包部品2と共に収容ケース3に収容したものである。なお、被梱包部品2としては、例えば自動車のミッション等の大型且つ重量の大きな部品が適用対象とされる。梱包体Kにおいて、一方向に配列される複数の被梱包部品2、2、…は、それぞれ配列方向の両側のものを除いて部品軸Cを同じ方向に向けて配置されている。
収容ケース3は、図1及び図2において外郭部のみを二点鎖線で示しており、枠材から構成されるものでもよいし、6面体からなる箱状部材で形成されるものであってもよい。
ここで、収容ケース3、すなわち梱包体Kは、水平面上に載置した状態において、上面視で長方形状をなし、この長辺方向を長手方向Xといい、梱包材1の長手方向に一致するとともに、複数の被梱包部品2、2、…の配列方向となる。また、上面視で長手方向Xに直交する方向を幅方向Yという。このように梱包体Kの長手方向と、梱包材1の長手方向は同一の方向に沿って配置されるものであるから、これら長手方向を共通して符号「X」を用いて以下説明する。
図1及び図3に示すように、梱包材1によって保持される被梱包部品2は、部材軸C方向に沿う一端側に設けられる小径筒21(小径部)と、他端側に設けられ小径筒21よりも大径となる大径端22aを有する傾斜大径筒22(大径部)と、を備えている。小径筒21の小径端21aには、凸状部23を備えている。傾斜大径筒22は、大径端22aに径方向の外側に突出するリング状のフランジ24が設けられている。
図1〜図3に示すように、梱包材1は、複数の被梱包部品2、2、…の小径筒21を保持する複数の第1凹部11を有する長尺の中央梱包部材1A(第1梱包部材)と、中央梱包部材1Aの長手方向Xに沿って平行に配置され、かつ中央梱包部材1Aを挟んだ両側にそれぞれ間隔をあけて一対配置され、被梱包部品2の傾斜大径筒22を保持する複数の第2凹部12を有する長尺の外側梱包部材1B、1C(第2梱包部材)と、を備えている。
ここで、中央梱包部材1A、及び外側梱包部材1B、1Cは、これらの長手方向Xを梱包体Kの長手方向Xに一致させた状態で収容される。
また、図2に示すように、梱包材1は、中央梱包部材1A、及び外側梱包部材1B、1Cのそれぞれに対応する略同形状の中央押え部材1D、及び外側押え部材1E、1Fを有している。これら押え部材1D、1E、1Fは、中央梱包部材1A、及び外側梱包部材1B、1Cに複数の被梱包部品2を保持した状態で上方から押さえるようにして複数の被梱包部品2に対して着脱自在に係合させ、この状態で収容ケース3に収容される。なお、中央押え部材1D、及び外側押え部材1E、1Fは、それぞれ中央梱包部材1A、及び外側梱包部材1B、1Cと同様の構成となるので、以下では詳しい説明を省略する。
これら梱包材1(中央梱包部材1A、外側梱包部材1B、1C、押え部材1D、1E、1F)は、任意の発泡樹脂成形体で作ることができるが、熱可塑性樹脂の発泡成形体であることが好ましい。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリカーボネート系樹脂などが挙げられる。
図3〜図5に示すように、中央梱包部材1Aの第1凹部11は、被梱包部品2の小径筒21の外周形状に対応して形成され、長手方向Xに間隔をあけて5つの被梱包部品2A、2B、…2Eに対応した5箇所に設けられている。中央梱包部材1Aは、収容ケース3内において幅方向Yの中央に配置される。長手方向Xに配列される5箇所の第1凹部11のうち中央と両側の3箇所(符号11A、11C、11E)が一方の外側梱包部材1Bに傾斜大径筒22を保持させた被梱包部品2A、2C、2Eの小径筒21を保持する部分であり、これら3箇所の第1凹部11A、11C、11Eに挟まれた2箇所(符号11B、11D)が他方の外側梱包部材1Cに傾斜大径筒22を保持させた被梱包部品2B、2Dの小径筒21を保持する部分となる。つまり、中央梱包部材1Aには、180度反転した被梱包部品2が長手方向Xに沿って交互に保持される。
また、第1凹部11の配置数は、外側梱包部材1B、1Cのそれぞれの第2凹部12を合わせた数量となっている。
さらに、5箇所の第1凹部11のうち長手方向Xの外側に位置する第1凹部11は、幅方向Yに対して所定の傾斜角度をもって形成されている。
外側梱包部材1B、1Cの第2凹部12は、被梱包部品2のフランジ24を含む傾斜大径筒22の外周形状に対応して形成され、長手方向Xに間隔をあけて3つ、又は2つの被梱包部品2に対応する所定の箇所に配置されている。外側梱包部材1B、1Cは、それぞれ収容ケース3内において幅方向Yの両側に配置される。中央梱包部材1Aの第1凹部11A、11C、11Eに保持される3つの被梱包部品2A、2C、2Eの傾斜大径筒22を保持する一方の外側梱包部材1Bには、3箇所の第2凹部(符号12A、12C、12E)が設けられている。また、中央梱包部材1Aの第1凹部11B、11Dに保持される2つの被梱包部品2B、2Eの傾斜大径筒22を保持する他方の外側梱包部材1Cには、2箇所の第2凹部(符号12B、12D)が設けられている。
また、3箇所の第2凹部12を有する外側梱包部材1Bは、長手方向Xの両側に位置する第2凹部12A、12Eは所定の傾斜角度をもって形成されている。
このように各梱包部材1A、1B、1Cに梱包される複数(5つ)の被梱包部品2のうち配列方向の外側に位置する2つの部品(符号2A、2E)が幅方向Yに対して傾斜した姿勢で設けられることになる。
第1凹部11と第2凹部12は、中央梱包部材1Aに保持される小径筒21が長手方向の外側を向く傾斜姿勢Hで配置可能に形成されている。つまり、傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eの部品軸Cは、小径筒21が保持される第1梱包部材1A側を、傾斜大径筒22が保持される外側梱包部材1B側よりも配列方向の外側に向けられることになる。
中央梱包部材1Aには、傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eの小径筒21が保持される第1凹部11A、11Eと、これに隣り合う第1凹部11B、11Dとの間において傾斜角度を有する第1凹部11A、11Eに面し、かつ傾斜角度に沿う傾斜面13aを有する凸壁部13が設けられている。そして、凸壁部13における傾斜面13aとは反対側の側面13bは、傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eとは別の被梱包部品2B、2Dの小径筒21を保持する第1凹部11B、11Dに連設している。
ここで、凸壁部13は、本実施の形態では平面視で台形状をなしているが、第1凹部11に保持される被梱包部品2の傾斜角度や小径筒21の形状によっては、平面視で略三角形状に形成されていてもよい。
また、傾斜した姿勢の被梱包部品2A、2Eは、凸壁部13の傾斜面13aに対して非接触の状態で第1凹部11A、11Eに保持されている。
次に、上述した構成の梱包材1及び梱包体Kの作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図3に示すように、本実施の形態では、一対の外側梱包部材1B、1Cに傾斜大径筒22を保持させた複数の被梱包部品2、2、…の小径筒21を1つの中央梱包部材1Aで保持する共通化した構成となることから、梱包材1の資材点数を減らすことができ、コストの低減を図ることができる。
そして、本実施の形態では、中央梱包部材1Aにおいて、一対の外側梱包部材1B、1Cによって梱包される被梱包部品2の小径筒21を長手方向Xに沿って交互に配置することができ、かつ傾斜角度をもって形成される第1凹部11A、11Eで保持される被梱包部品2A、2Eが傾斜した姿勢で配置されることから、これら傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eの傾斜大径筒22を配列方向の内側に寄せた位置で保持することが可能となる。
そのため、全ての被梱包部品2を部品軸Cが並行となるように配列する場合に比べてデッドスペースを低減することができ、効率よく梱包することができる。
また、本実施の形態では、輸送時に各梱包部材1A、1B、1Cの幅方向Yに作用する衝撃(図3に示す矢印P)を傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eが受けて回転力(図3に示す矢印F)が作用した際に、その傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eが傾斜角度をもった第1凹部11A、11Eの内周面、および凸壁部13の傾斜面13aに接触し、被梱包部品2A、2Eが受ける衝撃力が凸壁部13に伝達される。このとき、梱包材の一部である凸壁部13が緩衝材の機能を有しているので、前記衝撃力によって凸壁部13にひずみが生じて衝撃力を吸収して緩和することができる。
また、傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eの凸壁部13を挟んだ反対側の第1凹部11B、11Dには別の被梱包部品2B、2Dの小径筒21が配置されている。そのため、凸壁部13が傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eによって押圧された場合でも、凸壁部13が別の被梱包部品2B、2D側へ倒れることがなく、起立状態が維持されるので、凸壁部13に補強効果をもたせることができる。
さらに、本実施の形態による梱包体Kでは、傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eの部品軸Cが、小径筒21が保持される中央梱包部材1A側を、傾斜大径筒22が保持される外側梱包部材2B側よりも配列方向の外側に向けて設けられているので、外側梱包部材1Bにおいて、傾斜姿勢Hの被梱包部品2A、2Eの傾斜大径筒22を配列方向の内側に寄せた位置で保持することができる。そのため、梱包体K全体の大きさを小さくすることができるうえ、同じ大きさで被梱包部品2の収容数を増やすことも可能となる。
上述のように本実施の形態による梱包材及び梱包体では、部品軸Cの端部に小径筒21と傾斜大径筒22を有する複数の被梱包部品2を効率よく配置することができるうえ、輸送時における衝撃を受けやすい方向の衝撃を抑制することができる。
以上、本考案による梱包材及び梱包体の実施の形態について説明したが、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では5つの被梱包部品2を保持可能な梱包材1としているが、これに限定されることはなく、被梱包部品2の保持できる数量は任意に設定することが可能である。
そして、本実施の形態では、配列方向の両側に位置する被梱包部品(符号2A、2E)のみが傾斜姿勢Hとなる被梱包部品2としているが、両側の被梱包部品2A、2Eのみを傾斜姿勢Hとすることに制限されることはない。例えば、上述した実施の形態において、配列方向の中央に位置する被梱包部品2Cを傾斜姿勢Hとしてもかまわない。要は、少なくとも配列方向の両側に位置する被梱包部品2が傾斜姿勢Hになっていれば良いのである。
また、被梱包部品2の構成や形状は、部材軸C方向の一端が小径で他端が大径をなす形状であればよく、本実施の形態のように部品軸C方向の一端から他端に向かうに従い漸次、断面形状が大きくなるような全体として先細る形状であることに制限されることはない。また、被梱包部品2の用途としても自動車の部品に制限されるものでもない。
さらに、中央梱包部材1A、外側梱包部材1B、1Cの形状、各梱包部材同士の配置間隔、大きさ、凹部11、12の形状、数量等の構成は、保持する被梱包部品2の形状、数量、収容ケース3の大きさ等に応じて適宜設定することができる。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 梱包材
1A 中央梱包部材(第1梱包部材)
1B、1C 外側梱包部材(第2梱包部材)
2 被梱包部品
2A、2E 傾斜姿勢の被梱包部品
2B、2C、2D 傾斜姿勢でない被梱包部品
3 収容ケース
11、11A〜11E 第1凹部
12、12A〜12E 第2凹部
13 凸壁部
13a 傾斜面
21 小径筒(小径部、一端)
22 傾斜大径筒(大径部、他端)
C 部品軸
K 梱包体
X 長手方向
Y 幅方向

Claims (6)

  1. 一端が小径で他端が大径をなす被梱包部品を複数梱包する梱包材であって、
    前記被梱包部品の一端を保持する複数の第1凹部を有する長尺の第1梱包部材と、
    前記第1梱包部材の両側に配置されて前記被梱包部品の他端を保持する第2凹部を有する長尺の第2梱包部材と、を備え、
    前記複数の第1凹部のうち少なくとも前記被梱包部品の配列方向の外側に位置する第1凹部は、前記第1梱包部材の長手方向に直交する方向に対して傾斜角度をもって形成されていることを特徴とする梱包材。
  2. 前記第1梱包部材には、前記傾斜角度を有する第1凹部と、これに隣り合う第1凹部と、の間において前記傾斜角度を有する第1凹部に面し、かつ前記傾斜角度に沿う傾斜面を有する凸壁部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記傾斜角度を有する第1凹部に保持された前記被梱包部品の他端を保持する第2凹部は、前記傾斜角度をもって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包材。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の梱包材に被梱包部品を収納した梱包体であって、
    一対の前記第2梱包部材のそれぞれに梱包された前記被梱包部品の一端の小径部は、前記第1梱包部材の長手方向に沿って交互に保持するように前記複数の第1凹部に対して配置され、
    前記複数の被梱包部品のうち少なくとも前記被梱包部品の配列方向の外側に位置する被梱包部品は、前記第1梱包部材および前記第2梱包部材によって傾斜した姿勢で保持されていることを特徴とする梱包体。
  5. 前記傾斜した姿勢の被梱包部品の部品軸は、前記小径部が保持される前記第1梱包部材側を、前記大径部が保持される前記第2梱包部材側よりも前記配列方向の外側に向けて設けられていることを特徴とする請求項4に記載の梱包体。
  6. 前記第1梱包部材および前記第2梱包部材によって保持される前記被梱包部品が収容ケースに収容されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の梱包体。
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