JP3181222U - 梱包材 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送時における上下方向の被梱包物の位置ずれを防止することができる梱包材を提供する。
【解決手段】パネル状の被梱包物Pの底面fbの少なくとも一部を支持して、上下方向に段積みされる梱包材1である。梱包材1には、上位に配置された梱包材1と下位に配置された梱包材1とにより、被梱包物Pを挟持するように、上位に配置された梱包材1と下位に配置された梱包材とを被梱包物Pの底面fbの外側の位置で嵌合する嵌合部が形成されている。
【選択図】図5

Description

本考案は、被梱包物を上下方向に段積みするに好適な梱包材に関する。
従来から、図9に示すように、周縁部にゴム部材Bなどが取り付けられたパネル状の被梱包物Pは、梱包材で梱包されて、梱包体として搬送されることが一般的である。複数の被梱包物を一度に梱包体として搬送する際には、各被梱包物は、梱包体を構成する梱包材により梱包され、これらは上下方向に段積みされることが多い。
このような技術として、たとえば、梱包材を、パネル状の被梱包物の対向する2つの側縁側を底面から支持する第一の支持面を備えた一対の側縁支持材と、側縁支持材を所定距離だけ離れた位置に保持するための位置決め部材と、ブリッジ材とで構成された梱包材が提案されている。ここで、一対の側縁支持材の各第一の支持面におけるパネル状の被梱包物の周縁部が通過する部位、および、ブリッジ材のパネル状の被梱包物を底面から支持する第二の支持面における被梱包物の周縁部が通過する部位には、被梱包物の周縁部に取り付けたゴム部材が接しない幅と深さを有する凹溝を形成している(たとえば特許文献1参照)。
この技術によれば、周縁部にゴム部材を有する湾曲したパネル状の被梱包物を梱包するための梱包材において、凹溝を形成することによりゴム部材が梱包材と接触するのを阻止することができる。
特開2011−105373号公報
しかしながら、特許文献1に示すようなパネル状の被梱包物の場合には、パネル状の被梱包物の底面は、一対の側縁支持材の第一の支持面およびブリッジ材の第二の支持面により支持されているが、段積み時に上位に配置された梱包部材と被梱包物の上面との間には、隙間が形成されている。このような隙間により、段積み状態で被梱包物を梱包した梱包体を搬送した場合には、上下方向の振動等により、被梱包物が位置ずれし易く、被梱包物の上面と、上位に配置された梱包部材の底部に部分的に衝撃力が作用するおそれがある。
本考案は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送時における上下方向の被梱包物の位置ずれを防止することができる梱包材を提供することにある。
前記課題を解決すべく、本考案に係る梱包部材は、パネル状の被梱包物の底面の少なくとも一部を支持して、上下方向に段積みされる梱包材であって、前記梱包材には、上位に配置された前記梱包材と下位に配置された前記梱包材とにより、前記被梱包物を挟持するように、前記上位に配置された被梱包物と前記下位に配置された被梱包物とを、前記被梱包物の底面の外側の位置で嵌合する嵌合部が、形成されている。
本考案によれば、パネル状の被梱包物を段積みした状態で梱包する際に、梱包材に形成された嵌合部により、上位に配置された梱包材と下位に配置された梱包材とを、前記被梱包物の底面の外側の位置で嵌合することができる。これにより、上位に配置された梱包材の底部が、被梱包物の上面と接触し、下位に配置された梱包材の上部(支持面)が、被梱包物の底面と接触した状態で、上位に配置された梱包材と下位に配置された梱包材で、パネル状の被梱包物を安定して挟持することができる。
さらに好ましい態様としては、前記梱包材の前記被梱包物を支持する支持面は、平面視環状の略閉じた形状を含んでいる。この態様によれば、支持面が、平面視環状の略閉じた形状を含むことにより、この環状の閉じた支持面において、パネル状の被梱包物を安定して効率良く支持することができる。
さらに好ましい態様としては、前記梱包材には、前記被梱包物の縁部の内側の底面を支持するように支持面が形成されている。この態様によれば、例えば、自動車のルーフパネルのように、その周縁部にパッキン材としてのゴム部材を取り付けてなるルーフパネル用部品など、周縁部に弾性部材が取り付けられた被梱包物を梱包する際に、この弾性部材が梱包材に接触することを回避することができる。特に好ましい態様としては、前記支持面は、前記被梱包物の周縁部に沿った内側の底面を連続して支持するように形成されている。これにより、被梱包物の周縁部に接触することなく、支持面により安定して被梱包物を支持することができる。
また好ましい態様としては、前記梱包材は複数の梱包部材からなり、複数の梱包部材には、梱包部材同士を交差させて位置決めをおこなうための係合部が形成されている。この態様によれば、被梱包物を開梱後、複数の梱包部材同士の係合を解除し、梱包材を分解することができるので、梱包材をコンパクトに収納することができる。また、梱包時には、係合部により、各梱包部材同士を所定の位置関係で交差させてこれらを係合し、容易に梱包材を組み立てることができる。
このような梱包部材の好ましい態様としては、前記複数の梱包部材は、前記底部を支持するように、並置された少なくとも2つの第一の長尺支持部材と、該第一の長尺支持部材の長手方向と交差する方向に沿って、前記各第一の長尺支持部材に係合しかつ前記底面を支持するように、前記並置された少なくとも2つの第二の長尺支持部材とからなる。
この態様によれば、複数の梱包部材を、第一および第二の長尺支持部材により構成するので、被梱包物を開梱後、第一および第二の長尺支持部材の係合を解除し、梱包材を分解することができるので、梱包材をコンパクトに収納することができる。さらに、梱包材として組み立てたときには、第一および第二の長尺支持部材は交差するように配置されるので、第一および第二の長尺支持部材の係合状態を安定させ、梱包材の強度を確保することができる。
より好ましくは、前記支持面は、異なる曲率を有した曲面を有している。この態様によれば、異なる曲率を有した曲面により、被梱包物を挟持するので、被梱包物の位置ずれを抑制することができる。
本考案に係る梱包材によれば、上下に配置された梱包材で被梱包物を安定して挟持することができるので、被梱包物を搬送時における上下方向の被梱包物の位置ずれを防止することができる。
本考案の第一実施形態に係る梱包材の模式的分解斜視図であり、(a)は、その分解斜視図、(b)は、図1に示す梱包材を構成する第一および第二の長尺支持部材で組み立てた状態の梱包材の斜視図。 図1(a)に示す梱包材を構成する第一および第二の長尺支持部材の長手方向に沿った模式的断面図であり、(a)は、一方の第一の長尺支持部材の断面図であり、(b)は、他方の第一の長尺支持部材の断面図であり、(c)は、一方側の第二の長尺支持部材の断面図。 図1に示す梱包材を用いて、パネル状の被梱包物を梱包する状態を説明するための図。 図3に示す梱包状態から、さらに被梱包物を段積みして梱包した状態を説明するための図。 被梱包物を段済みして梱包した梱包体の第一の長尺支持部材の長手方向に沿った模式的断面図であり、(a)は一方の第一の長尺支持部材の長手方向に沿った断面図、(b)は他方の第一の長尺支持部材の長手方向に沿った断面図。 本考案の第二実施形態に係る梱包材の模式的斜視図。 本考案の第三実施形態に係る梱包材の模式的斜視図。 本考案の第四実施形態に係る梱包材の模式的斜視図。 本実施形態に係る梱包材で梱包する被梱包物の模式的斜視図。
以下に、図面に基づき、本考案に係る梱包材の実施形態を説明する。
図1は、本考案の第一実施形態に係る梱包材の模式的分解斜視図であり、(a)は、その分解斜視図、(b)は、図1に示す梱包材を構成する第一および第二の長尺支持部材で梱包材を組み立てた状態の斜視図である。図2は、図1(a)に示す梱包材を構成する第一および第二の長尺支持部材の長手方向に沿った模式的断面図であり、(a)は、一方の第一の長尺支持部材の断面図であり、(b)は、他方の第一の長尺支持部材の断面図であり、(c)は、一方側の第二の長尺支持部材の断面図である。図3〜5は、被梱包物を段積みして梱包した状態を説明するための図である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る梱包材1は、上述した図9に示すようなパネル状の被梱包物Pを梱包するための梱包材である。パネル状の被梱包物Pは、上方に湾曲しており、全周縁部psにゴム部材Bを有している。ここで、本実施形態では、被梱包物Pを上下方向に段積みした状態で、被梱包物の下方の面を底面と称し、上方の面を上面と称する。また、本実施形態では、被梱包物Pとしてパネル状の被梱包物を図示したが、以下に示す機能を有した梱包材により梱包することができるのであれば、特にその形状、大きさなどは限定されるものではない。
ここで、梱包材1は、任意発泡成形体で作ることができるが、熱可塑性樹脂の発泡成形体であることが好ましい。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えばポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、またはポリエチレンナフタレート系樹脂)、ポリカーボネート系樹脂、またはポリ乳酸系樹脂などを挙げることができる。なかでも、ポリスチレンとポリエチレンを含む複合樹脂を用いることが好ましい。
ポリスチレン樹脂(EPS樹脂)の場合には、発泡倍率が30〜50倍である好ましく、スチレンとポリエチレンとを含む複合樹脂、ポリオレフィン樹脂(PO樹脂)の場合には、発泡倍率が20〜50倍であることが好ましい。
このような材料で成形された梱包材1は、上下方向に段積みされたパネル状の各被梱包物Pの少なくとも底面fbを支持するようにして、ゴム部材Bを傷つけることなく被梱包物Pを梱包する梱包材である。
ここで、図1に示すように、梱包材1は、複数の梱包部材からなり、梱包部材は、被梱包物Pの短手方向に沿って配置される一対の第一の長尺支持部材10A,10Bと、被梱包物Pの長手方向に沿って配置される一対の第二の長尺支持部材20,20とからなる。なお、本実施形態では、一対の第二の長尺支持部材20,20は、後述する嵌合凹部28の位置および逃がし溝25a、25bの形状を除き略同じ形状となっているので、一方の第二の長尺支持部材20のみを説明する。
一対の第一の長尺支持部材10A,10Bは、被梱包物Pの底面fbを支持するように並置され、一対の第二の長尺支持部材20,20のそれぞれは、第一の長尺支持部材10A,10Bの長手方向と交差(直交)する方向に沿って、各第一の長尺支持部材10A,10Bに係合しかつ被梱包物Pの底面fbを支持するように、並置されている。
各第一の長尺支持部材10A(10B)の上部には、パネル状の被梱包物Pの周縁部psの内側の底面fbを支持するように支持面11a,11bが形成されている。具体的には、各支持面11a,11bは、パネル状の被梱包物Pの周縁部psの内側の底面fbの形状に応じた表面になっている。
ここで、パネル状の被梱包物Pの底面fbのうち、これらの支持面11a,11bに支持される表面は、異なる曲率を有した曲面となっている。したがって、図2(a),(b)に示すように、支持面11aと支持面11bとは、長手方向に沿って異なる曲率を有した凹曲面を有することになる。本実施形態の場合には、上述した底面fbの表面(曲面)に応じて、一方側の第一の長尺支持部材10Aの支持面11aは、他方側の第一の長尺支持部材10Bの支持面11bよりも、第一の長尺支持部材10Aの長手方向に沿って大きく湾曲した凹曲面となっている。
一方、各第一の長尺支持部材10A(10B)の底部には、被梱包物Pを上下方向に段積みした際に、下位に配置されたパネル状の被梱包物Pの周縁部psの内側の上面ftを押えるように凸曲面を有した押さえ面12a,12bが形成されている。支持面11a,11bと同様に、一方側の第一の長尺支持部材10Aの押さえ面12aは、他方側の第一の長尺支持部材10Bの押さえ面12bよりも、長尺支持部材10Aの長手方向に沿って大きく湾曲している。
また、各第一の長尺支持部材10A(10B)の両側の上部には、嵌合凹部13a(13b)が形成されており、底部には嵌合凸部14a(14b)が形成されている。被梱包物Pを上下方向に段積み時に、図5(a),(b)に示すように、上位に配置された第一の長尺支持部材10A(10B)の底部に形成された嵌合凸部14a(14b)が、下位に位置する長尺支持部材10A(10B)の上部に形成された嵌合凹部13a(13b)に、被梱包物Pの底面fbの外側の位置で嵌合するようになっている。本考案でいう嵌合部とは、嵌合凹部13a(13b)と嵌合凸部14a(14b)とを組み合わせた構造のことをいう。
さらに、嵌合凹部13a(13b)と、支持面11a(11b)との間には、パネル状の被梱包物Pの全周縁部psに取り付けられたゴム部材Bを逃がすための逃がし溝15aが形成されている。さらに、その逃がし溝15a、15aが形成された位置に対応する底部にも(すなわち嵌合凸部14a(14b)と押さえ面12aとの間にも)、段積み時に下位に配置された被梱包物Pのゴム部材Bを逃がすための逃がし溝15b,15bが形成されている。このような逃がし溝15a,15bを設けることにより、図5(a),(b)に示すように、段積み時にゴム部材Bが梱包材1に接触することを回避することができる。これにより、梱包体として搬送した場合であってもゴム部材Bに潰れや変形などが生じることはない。
さらに、各第一の長尺支持部材10A(10B)の底部には、各第二の長尺支持部材20の係合溝27に係合する係合溝17,17が形成されており、その一方の係合溝17には、第二の長尺支持部材20の係合溝27の嵌合凹部28に嵌合する嵌合凸部18が形成されている。ここで、第一の長尺支持部材10A(10B)の係合溝17と第二の長尺支持部材20の係合溝27とが、本発明でいう係合部に相当する。
ここで嵌合凸部18は、第一および第二の長尺支持部材で梱包材1に組み立てた状態で、対角に配置されるように形成されているが、梱包時に梱包材1の形状を保持することができるのであれば、このような位置に限定されるものではなく、嵌合凸部18は必ずしも形成されていなくてもよい。第一の長尺支持部材10A,10Bと第二の長尺支持部材20,20とを係合する係合溝17,27に形成された嵌合凸部およびこれに対応する嵌合凹部の形状を異なる形状にしてもよく、これにより、一対の第一の長尺支持部材10A,10Bおよび一対の第二の長尺支持部材20,20が誤って配置されることを防止することができる。
一方、第二の長尺支持部材20は、長手方向の中央で2つに分割された構造であり、第一および第二の分割支持部材21A,21Bで構成されている。第一および第二の分割支持部材21A,21Bの対向する端部には、連結凹部21aおよび連結凸部21bが形成されており、これらを連結(嵌合)して一体化することにより、第二の長尺支持部材20を得ることができる。
第二の長尺支持部材20の上部には、第一の長尺支持部材と同様に、パネル状の被梱包物Pの周縁部psの内側の底面fbを支持するように形成された支持面21が形成されている。支持面21は、パネル状の被梱包物Pの周縁部psの内側の底面fbの形状に応じた凹曲面になっている。
第二の長尺支持部材20の底部には、被梱包物Pを段積みした際に、下位に位置するパネル状の被梱包物Pの周縁部psの内側の上面ftを押えるように凸曲面を有した押さえ面22が形成されている。また、各第二の長尺支持部材20の両側の上部には、段積み時に、底部に形成された嵌合凸部24と被梱包物の底面の外側の位置で嵌合するための嵌合凹部23が形成されている。
さらに、各第二の長尺支持部材20の上部には、上述した如く、第一の長尺支持部材に係合する係合溝27,27が形成されており、その一方の係合溝27には、第一の長尺支持部材の係合溝17において嵌合凸部18に嵌合する嵌合凹部28が形成されている。
第一の長尺支持部材と同様に、第二の長尺支持部材20には、各嵌合凹部23と、支持面21との間に、パネル状の被梱包物Pの全周縁部psに取り付けられたゴム部材Bを逃がすための逃がし溝25aが形成されている。逃がし溝25aが形成された位置に対応する底部も、段積み時に下位に配置された被梱包物Pのゴム部材Bを逃がすための逃がし溝25bが形成されている。
このように構成された、分割支持部材21A、21Bを連結させた一対の第二の長尺支持部材20,20を並置し、各第二の長尺支持部材20の係合溝27に、各第一の長尺支持部材10A(10B)の係合溝17を係合させるとともに嵌合凸部18と嵌合凹部28とを嵌合させる。これにより、図1(b)に示すような梱包材1に組み立てることができる。第1の長尺支持部材10A,10Bと第2の長尺支持部材20,20とを係合する係合溝17,27に形成された凹凸形状を異なる形状にしてもよく、これにより、一対の第1の長尺支持部材10A,10Bおよび長尺支持部材20,20が誤って配置されることを防止することができる。
このように、梱包材1を第一および第二の長尺支持部材10A,10B,20により構成するので、被梱包物Pを開梱後、第一および第二の長尺支持部材10A,10B,20の係合を解除し、梱包材1を分解することができるので、梱包材1をコンパクトに収納することができる。さらに、梱包材1として組み立てたときには、第一および第二の長尺支持部材10A,10B,20は、係合溝17,27において、噛み合うように交差して配置されるので、第一および第二の長尺支持部材10A,10B,20の係合状態を安定させ、梱包材1の強度を確保することができる。
このようにして得られた梱包材1の上面には、第一の長尺支持部材10A,10Bの支持面11a,11bと、第二の長尺支持部材20,20の支持面21,21とからなる支持面2が形成される。この支持面2は、平面視環状の略閉じた形状を含んでおり、被梱包物Pの周縁部psの内側の底面fbを支持するように形成される。さらに、第一の長尺支持部材10A,10Bの支持面11a,11bと、第二の長尺支持部材20,20の支持面21,21とは、段差なく面一となっており、支持面2は、被梱包物Pの周縁部psに沿った内側の底面fbを連続して支持するように形成されることになる。
同様に、梱包材1の底面には、第一の長尺支持部材10A,10Bの押さえ面12a,12bと、第二の長尺支持部材20,20の押さえ面22,22とからなる押さえ面3が形成されることになり、この押さえ面3は、被梱包物Pの周縁部psの内側の上面ftを押えるように形成される。さらに、第一の長尺支持部材10A,10Bの押さえ面12a,12bと、第二の長尺支持部材20,20の押さえ面22,22とは、段差なく面一となっており、押さえ面3は、被梱包物Pの周縁部psに沿った内側の上面ftを連続して支持するように形成されることになる。
このような梱包材1に対して、図3に示すように、被梱包物Pの底面fbを支持面2で支持するように被梱包物Pを配置し、その上から、さらに上位に位置する被梱包物Pを支持するための梱包材1を配置する。
この際に、下位に配置された第一の長尺支持部材10A(10B)の嵌合凹部13a(13b)を、上位に配置された梱包材1の底部に形成された嵌合凸部14a(14b)に嵌合させ、同時に、下位に配置された第二の長尺支持部材20の嵌合凹部23を、上位に配置された梱包材1の底部に形成された嵌合凸部24に嵌合させる。これにより、被梱包物Pに対して、上位に配置された梱包材1の押さえ面3と下位に配置された梱包材1の支持面2により、被梱包物Pが挟持される。この状態の梱包材1に対して、さらに、図4に示すように、被梱包物Pを配置し、配置した被梱包物Pを挟持するように、梱包材1を下位に位置する梱包材1に嵌合させる。この作業を順次繰り返すことにより、パネル状の被梱包物Pを、上下方向に段積みされた状態で梱包材1で梱包し、梱包体とされる。なお、梱包時には、上位に位置する梱包材1と被梱包物Pとの間に緩衝用シートをさらに配置してもよい。
このようにして、図5(a)、(b)に示すように、パネル状の被梱包物を段積みした状態で梱包する際に、梱包材に形成された嵌合部により、上位に配置された梱包材と下位に配置された梱包材とを嵌合することができる。これにより、上位に配置された梱包材の底部が、被梱包物の上面と接触し、下位に配置された梱包材の上部(支持面)が、被梱包物の底面と接触した状態で、上位に配置された梱包材と下位に配置された梱包材で、パネル状の被梱包物Pを安定して挟持することができる。
また、支持面2は、被梱包物Pの周縁部psに沿った内側の底面fbを連続して支持するように形成されているので、被梱包物Pの周縁部psに取り付けたゴム部材Bを逃がし溝15a、25に逃がしつつ、この弾性部材が梱包材に接触することを回避することができ、さらには、支持面2により安定して被梱包物Pを支持することができる。
図5(a)、(b)に示すように、これらの断面における異なる曲率の被梱包物Pを梱包材1で挟持ので、長手方向における被梱包物Pの移動は拘束され、被梱包物Pの位置ずれを抑制することができる。
以下に、本考案に係る第二〜第四実施形態を簡単に説明する。上述した第1実施形態と同じ機能を有する部分に関しては、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、本考案の第二実施形態に係る梱包材の模式的斜視図である。第一実施形態では、梱包材は、複数の梱包部材として、第一の長尺支持部材と第二の長尺支持部材により構成され、各第二の長尺支持部材は、2つの分割支持部材により構成されたが、図6に示すように、本実施形態では、梱包材1Aは、これらの部材が一体的に成形されている。これにより、第一実施形態に比べて、梱包材の強度を高めることができる。
図7は、本考案の第三実施形態に係る梱包材の模式的斜視図である。第一の実施形態では、梱包材は、複数の梱包部材として、一対の第一の長尺支持部材と、これらの部材に交差して係合する一対の第二の長尺支持部材とにより構成されていたが、本実施形態に示すように、1つの第一の長尺支持部材10Cと、これに交差して係合する1つの第二の長尺支持部材20Cとにより構成されていてもよい。
このように構成した場合であっても、第一の長尺支持部材10Cの支持面11cと、第二の長尺支持部材20Cの支持面21cとにより、梱包材1Bの支持面2cが形成され、第一の長尺支持部材10Cの押え面12cと、第二の長尺支持部材20Cの押え面22cとにより、押え面3cを形成することができる。これにより、上位に配置された梱包材1Bの嵌合凹部13c,23を、下位に配置された梱包材1Bの底部に形成された嵌合凸部に嵌合させ、上位に配置された梱包材1Bの押さえ面3cと下位に配置された梱包材1Bの支持面2cにより、被梱包物Pを安定して挟持することができる。
図8は、本考案の第四実施形態に係る梱包材の模式的斜視図である。上述した第三の実施形態では、梱包材は、1つの第一の長尺支持部材10Cと、これに交差して係合する1つの第二の長尺支持部材20Cとにより構成されていたが、本実施形態の場合には、これらを一体的に形成するとともに、さらに、梱包材1Dの被梱包物を支持する支持面2dおよび被梱包物を押さえる押さえ面3dの中央が、平面視環状の略閉じた形状となるように、梱包材1Dが形成されている。このように構成することにより、パネル状の被梱包物を中央で安定して効率良く支持することができる。
以上、本考案の実施形態について詳述したが、本考案は、前記の実施形態に限定されるものではなく、登録実用新案請求の範囲に記載された本考案の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
本実施形態では、上側に湾曲したパネル状の被梱包物を梱包するように凹曲面となる支持面と凸曲面となる押さえ面とを形成したが、たとえば下側に湾曲したパネル状の被梱包物の場合には、凸曲面となる支持面と凹曲面となる押さえ面とを形成すればよいことはもちろんである。
第1実施形態では、一対の第2の長尺支持部材の一方側の支持面および押さえ面は、他方側の支持面および押え面と同じ曲率であったが、これらの曲率が異なるものとなっていてもよい。
1:梱包材、2:支持面、3:押さえ面、10A,10B:第一の長尺支持部材、11a,11b:支持面、12a,12b:押さえ面、13a,13b:嵌合凹部、14a,14b:嵌合凸部、15a,15b:逃がし溝、17:係合溝、18:嵌合凸部、20:第二の長尺支持部材、21A、21B:分割支持部材、21:支持面、21a:連結凹部、21b:連結凸部、22:押さえ面、23:嵌合凹部(嵌合部)、24:嵌合凸部(嵌合部)、25a,25b:逃がし溝、27:係合溝、28:嵌合凹部、P:被梱包物、fb:底面、ps:周縁部、ft:上面、B:ゴム部材

Claims (7)

  1. パネル状の被梱包物の底面の少なくとも一部を支持して、上下方向に段積みされる梱包材であって、
    前記梱包材には、上位に配置された前記梱包材と下位に配置された前記梱包材とにより、前記被梱包物を挟持するように、前記上位に配置された梱包材と前記下位に配置された梱包材とを、前記被梱包物の底面の外側の位置で嵌合する嵌合部が形成されていることを特徴とする梱包材。
  2. 前記梱包材の前記被梱包物を支持する支持面は、平面視環状の略閉じた形状を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記梱包材には、前記被梱包物の周縁部の内側の底面を支持するように支持面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の梱包材。
  4. 前記支持面は、前記被梱包物の周縁部に沿った内側の底面を連続して支持するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の梱包材。
  5. 前記梱包材は複数の梱包部材からなり、複数の梱包部材には、梱包部材同士を交差させて位置決めをおこなうための係合部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の梱包材。
  6. 前記複数の梱包部材は、前記被梱包物の底面を支持するように、並置された少なくとも2つの第一の長尺支持部材と、
    該第一の長尺支持部材の長手方向と交差する方向に沿って、前記各第一の長尺支持部材に係合しかつ前記被梱包物の底面を支持するように、並置された少なくとも2つの第二の長尺支持部材とからなることを特徴とする請求項5に記載の梱包材。
  7. 前記支持面は、異なる曲率を有した曲面を有していることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の梱包材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014231374A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 株式会社カネカ 梱包材
JP2017124874A (ja) * 2017-04-25 2017-07-20 株式会社カネカ 梱包材

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