JP3168347U - 梱包用緩衝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ安定的に支持することができる梱包用緩衝具を提供すること。【解決手段】外壁の折り返し部分に相当する上端部4が平面視矩形状に形成され、該上端部を基準とする内壁側が物品の下端部を受け入れる受入凹所7であると共に該受入凹所の内壁に物品の下端面を支持する支持部8が突出形成されている梱包用緩衝具であって、受入凹所7の底壁部分に相当する中央部9に左右・前後の補強リブ10、11を突壁状に形成し、支持部8は、下端側が前記補強用リブに連設し、一方、上端側が受入凹所を形成する上端部に連設し、かつ少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されている。【選択図】図3

Description

本考案は梱包用緩衝具に関し、特に、支持される面(例えば底面)が矩形状のスピーカ、アンプ、プリンタ、テレビ、複数の支持脚を有する支持台等の製品(以下、「物品」という。)を支持する際に、四角い梱包箱に梱包用緩衝具を入れた状態で物品を梱包することができる梱包用緩衝具に関する。この梱包用緩衝具を物品の下端部と上端部にそれぞれ配置することにより、運搬・保管中に外部から加わる衝撃を緩衝して物品を保護することができる。
特許文献1の梱包用緩衝体は、梱包箱内で被梱包物の周りに複数個配設されて前記被梱包物に加わる外部衝撃を緩衝して保護する、パルプモールド成型法によりパルプ系材料から型を用いて形成される梱包用緩衝具である。この梱包用緩衝具は、該特許文献1の、例えば図1及び図3に示されているように、物品の下端部を受け入れる受入凹所4の内壁底面に長手方向に所定間隔を有して複数個(合計4個)の支持部6が突出形成され、これらの支持部6は、内部に空隙部5を有する階段状に形成されている(符号は特許文献1のもの)。この特許文献1の支持部6に形成され複数の段差状(階段部)は、それぞれ型抜き方向に表裏面に設けられているので、成形性に優れることに加え、復元力をより増大し易くなるという利点があるものの、該梱包用緩衝体は、前記支持部6の段差部分で物品を支持するものではなく、あくまでも、各支持部6の上面で物品の下面を支持するものであるから、サイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ安定的(動かないように)支持することができるができないという問題点があった。
付言すると、特許文献1の梱包用緩衝体は、受入凹所4の内壁底面の支持部6及び内壁側面で支持することができる特定の物品のみが梱包対象であった。そのために、サイズの異なる物品を梱包対象とする場合には、数個あるいは多数のパルプ成形用の型を製作する必要があった(問題点1)。
また、特許文献1の梱包用緩衝体は、左右・前後の外壁の折り返し部分に相当する上端部が平面視矩形状に形成された箱形状ではないので、梱包時、左右或いは前後に一対の梱包用緩衝体を梱包箱(収納箱)内にそれぞれ組み込む必要があった(問題点2)。さらに、特許文献1は、被梱包物としての支持される物品が、水平板或いは水平台の下面に4本の支持脚を有する物である場合には、梱包することができなかった(問題点3)。
特許文献2の包装緩衝装置及び物品の梱包構造も、本考案と同一の技術分野である。この特許文献2の物品の梱包構造は、「物品の部分を受け入れる受入凹部20(40)と、前記受入凹部において、前記受入凹部内に受け入れられる物品から離れるよう前記受入凹部の外方側に突出し、包装箱200に収納された際には該包装箱の内壁面に当接する階段状凸部22(44)とを有し、物品(スピーカ)1と共に包装箱200に収納された際には、外部からの荷重負荷を前記凸部の変形によって緩衝する構造(符号は特許文献1のもの)」である。
この特許文献2の前記階段状凸部は、他の部分よりも荷重負荷が作用したときの当該階段状凸部の変形を促進させることにより、物品を保護することを目的とすることから、特許文献1と発明・考案の課題は同一である。
しかしながら、該特許文献2も特許文献1と同様に特定の大きさの物品(スピーカ)1のみを梱包対象とするものであり、特許文献1の前述した問題点1乃至3を有していた。
特開2001−19050号公報 特開2004−1804号公報
本考案が解決しようとする所期の課題は、少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ安定的に支持することができる梱包用緩衝具を提供することである。第2の目的は、被梱包物としての支持される物品が、水平板或いは水平台の下面に4本の支持脚を有する物(完成品)であっても、これらの支持脚を収納凹所に受け入れることができると共に、該支持脚を有する物品を支持部の段差状の受け面でもって安定的に支持することができることある。第3の目的は、形態保持力が高いことである。第4の目的は、外部から加わる衝撃を吸収し、被梱包物としての物品をより安全に保護することができることである。その他、梱包以外の時に梱包用緩衝具を上下方向に積み重ねることができることである。
本考案の梱包用緩衝具は、左右・前後の外壁の折り返し部分に相当する上端部が平面視矩形状に形成され、該上端部を基準とする内壁側が物品の下端部を受け入れる受入凹所であると共に、該受入凹所の内壁に前記物品の下端面を支持する支持部が突出形成されている梱包用緩衝具であって、前記受入凹所の底壁部分に相当する中央部に左右・前後の補強リブを突壁状に形成し、前記支持部は、下端側が前記補強用リブに連設し、一方、上端側が前記受入凹所を形成する前記上端部に連設し、かつ少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されている。
上記構成に於いて、支持部の各階段部分の水平受面は、平面視、二辺が直交するL字形状であることを特徴とする。また、支持部が、該受入凹所の四つ角部分又は左右・前後の各中央部のいずれかに合計4箇所形成され、各支持部の間には、物品の下端面に設けられた4本の支持脚が嵌合或いは遊嵌合する収納凹所が形成されていることを特徴とする。また、梱包用緩衝具の長手方向に相当する左右の支持部の間には、下端側が補強用リブに、一方、上端側が受入凹所を形成する前記上端部にそれぞれ連設する第2補強リブが突壁状に形成され、該第2の補強リブの傾斜面にも、少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されていることを特徴とする。さらに、左右・前後の外壁は、上端部から下端部に至るにしたがって次第に末広状に外拡し、かつ各外壁の内側には、他の梱包用緩衝具をスタッキグすることができる空隙部分が存在することを特徴とする。加えて、梱包用緩衝具には、該梱包用緩衝具を収納する梱包箱が加味され、該梱包箱に梱包用緩衝具を収納した際には、左右・前後の外壁の外拡下端部が、梱包箱の側壁の内壁に弾接することを特徴とする。
(a)請求項1に記載の考案は、支持部が少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されているので、被梱包物としての支持される物品の大きさに対応して、数個あるいは多数のパルプ成形用の型を製作する必要がない。付言すると、一つの梱包用緩衝具でもって、少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品(例えば大・中・小のスピーカ)のいずれかを支持することができる。
(b)請求項2に記載の考案は、支持部が、該受入凹所の四つ角部分又は左右・前後の各中央部のいずれかに合計4箇所形成され、各支持部の間には、物品の下端面に設けられた4本の支持脚が嵌合或いは遊嵌合する収納凹所が少なくとも形成されているので、例えば大・中・小のサイズの異なるスピーカ用支持台も、支持部の各階段部分の水平受面を利用しながら安定的に支持することができる。また、支持台としての物品21に、予め支持脚22を取り付け、「完成品」としての物品21を梱包することができる。
(c)請求項3に記載の考案は、支持部の各階段部分の水平受面は、平面視二辺が直交するので、物品をより安定的に支持することができる。
(d)請求項4に記載の考案は、梱包用緩衝具の長手方向に相当する左右の支持部の間には、下端側が補強用リブに連設する第2補強リブが突壁状に形成され、該第2の補強リブの傾斜面にも、少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されているので、形態保持力が高いのみならず、さらに物品を安定状態に支持することができる。
(e)請求項5及び請求項6に記載の考案は、左右・前後の外壁は、上端部から下端部に至るにしたがって次第に末広状に外拡しているので、該梱包用緩衝具を収納する梱包箱が加味された実施形態の場合には、クッション性を活かして状態で物品を確実に梱包することができる。また、他の梱包用緩衝具をスタッキングすることができる。
図1乃至図13は本考案の実施形態の一例を示す各説明図。
梱包箱に梱包用緩衝具を収納した状態の斜視図。 梱包箱から梱包用緩衝具を取り出した状態の斜視図。 平面図。 底面図。 要部の斜視図。 要部の概略断面説明図。 図3の7−7線断面図。 図3の8−8線断面図。 (a)、(b)、(c)は、大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して各物品の下端面をそれぞれ支持した状態の説明図。 梱包用緩衝具を使用した梱包例を示す斜視図。 梱包用緩衝具を使用した梱包例を示す概略断面説明図。 支持脚を有する物品(例えばスピーカ用支持台)の斜視図。 (a)、(b)、(c)は、梱包用緩衝具に水平台の下面に複数本の支持脚を有する大・中・小のサイズの異なる物品の下端面をそれぞれ支持した状態の説明図。 本考案の第2実施形態を示す説明図。
以下、本考案の実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。但し、この形態例は、本考案の好適な具体例であり技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の技術的範囲を制約するとものではない。
本考案の形態例として、図1は上端開口の四角い梱包箱Xに四角型の梱包用緩衝具Yを収納した状態の斜視図、図2は梱包箱Xから梱包用緩衝具Yを取り出した状態の斜視図である。これらの梱包箱Xと梱包用緩衝具Yは、物品1を梱包する際には、図10及び図11で示すように、例えば図1で示した下方の梱包箱X・梱包用緩衝具Yでもって当該物品の下端部を梱包状態に支持し、一方、上方の梱包箱X・梱包用緩衝具Yでもって当該物品の上端部を被せた状態で支持し、適当な紐やバンド類Zを用いて縛り付ける。
なお、図10及び図11は、パルプモールド成型法により作製した上下の梱包用緩衝具Y、Yを間に配してスピーカを梱包した一例を示しているが、本考案の形態例は、図13で示すように、例えば梱包用緩衝具Yに下部水平台21aの下面に複数本(4本)の支持脚22を有する大・中・小のサイズの異なる支持台としての物品21の下端面をそれぞれ支持することもできる。
図1乃至図13に於いて、まず、Xは梱包箱としての段ボール箱、Yはパルプモールド成型法により形成された梱包用緩衝具、1は物品(被梱包物)の一例としての箱型スピーカである。箱型スピーカは、大・中・小のサイズが異なる物が、少なくとも3個存在する。
次に、梱包用緩衝具Yの具体的構成を説明する。平面図の図3を基準にすると、符号の2、2は左右の外壁、符号の3、3は前後の外壁である。本考案の形態例の左右の外壁2、2は前後の外壁3、3よりも短い。4は左右・前後の外壁の折り返し部分に相当する上端部で、該上端部が平面視矩形状(例えば長四角)に形成されている。
左右の外壁2、2及びこれらに直交する左右・前後の外壁3、3は、一連に繋がっており、しかも、前記上端部4から下端部5に至るにしたがって次第に末広状に外拡している(図4参照)。矩形状に連続する外壁2、2、3、3の内側には、他の梱包用緩衝具をスタッキングすることができる空隙部分6が存在する。この空隙部分6は、図4で示すように、矩形状に連続する外壁2、2、3、3の内壁面と受入凹所7を形成する凹凸の外壁面(底面から見える壁面)の間に形成された空間である。
ここで平面図の図3を参照にすると、矩形状に連続する上端部4の内壁側が物品1の下端部を受け入れる受入凹所である。この受入凹所7の中に、物品1の下端面1aを支持する複数の支持部8が突出形成されている。受入凹所7の底壁部分に相当する中央部9に左右の補強リブ10、10と前後の補強リブ11、11がそれぞれ突壁状に形成されている。これらの左右・前後の補強リブ10、10、11、11は、平面視、矩形状に繋がっている。
そして、実施形態では、左右・前後の補強リブ10、10、11、11の各中央部には、図13の(c)で示すように、梱包対象の物品が、サイズが最も小さい支持台としての物品21であって、しかもその下部水平台21aの下面に複数本(4本)の支持脚22を有する場合には、これらの支持脚22が接触状態に嵌合する或いは非接触状態に遊嵌合する切欠状の小凹所12がそれぞれ形成されている。
実施形態では、前記支持部8は、合計4つ存在し、これらの4つの支持部8は、例えば図1、図2、図3で示すように、受入凹所7の四隅にそれぞれ設けられ、各支持部8、8、8、8は、下端側が前述した補強用リブ10、10、11、11の四つの角部分にそれぞれ連設し、一方、上端側が前記受入凹所を形成する矩形状上端部4の四つの角部分にそれぞれ連設している。しかも、これらの支持部8、8、8、8は、少なくとも大A・中B・小Cのサイズの異なる物品1(21)の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されている。
また実施形態では、各支持部の各階段部分の水平受面8aは、平面視、二辺が直交する略L字形状である。また水平受面8aの長さは、上方が最も長く、下方に至るにしたがって次第に短くなっている。さらに、各支持部の階段部分(水平受面8aの数)は合計6段であり、しかも実施形態では、左右・前後の補強リブ10、10、11、11の突出上端面も水平受面の機能を有している。したがって、実施形態では、左右・前後の補強リブ10、10、11、11の突出上端面が、最もサイズが小さい物品1の下端面1Aを支持することができる。
また図2の斜視図を参照にすると、4つの各支持部の間には、第2の補強リブ16を有して、又は有さないで、物品が、例えば図12で示すスピーカ用支持台21である場合には、その下部水平台21aの下端面に設けられた4本の支持脚22が嵌合或いは遊嵌合する収納凹所15が形成されている。
ここで、図12を参照にして、スピーカ、アンプ、テレビ等の支持台として用いられる支持台21の構成を簡単に説明する。符号21aは下部水平台、21bは下部水平台の上面中央部に固定的に立設された支柱、21cは支柱の上端部に固定されかつ前記下部水平台と対向する上部水平台であり、前記下部水平台21aの下面の左右・前後の略中央部に合計4本の支持脚22が一体的に設けられている。
また図2の斜視図又は図7の断面図を参照にすると、左右の階段状支持部8、8の間には、補強用リブの方向に第2の補強リブ16が複数個(例えば2個)突壁状に形成され、各第2の補強リブ16、16の傾斜面にも物品の下端面を支持することができるように階段状に形成されている。
このように、実施形態では、形態保持力を高めるために、梱包用緩衝具Yの長手方向に相当する左右の支持部8、8の間には、下端側が補強用リブ10、10、11、11に、一方、上端側が受入凹所7を形成する上端部4にそれぞれ連設する第2補強リブ16が突壁状に形成され、該第2の補強リブ16の傾斜面も、少なくとも大A・中B・小Cのサイズの異なる物品1(21)の大きさに対応して、各物品(A、B、C)の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されている。
さらに、実施形態では、梱包用緩衝具Yには、該梱包用緩衝具を収納する梱包箱Xが加味され、該梱包箱Xに梱包用緩衝具Yを収納した際には、左右・前後の外壁2、2、3、3の外拡下端部5は、梱包箱Xの側壁の内壁に弾接する。
図9の(a)、(b)、(c)は、大A・中B・小Cのサイズの異なる物品1の大きさに対応して各物品の下端面1aをそれぞれ支持した状態の説明図である。この図9では、便宜上、梱包用緩衝具Yを下方に設置する場合を示しているが、もちろん、図11で示すように、梱包用緩衝具Yを上方に配設し、例えば複数本の支持脚を有しない箱型のスピーカの上端部に被せるように用いても良い。梱包の仕方は割愛するが、梱包時、図1で示すように、梱包用緩衝具Yを上端開口の梱包箱Xに入れた状態で箱型物品(1、21)の下端部と上端部の両方をサンドイッチ状態に包む。
図13の(a)、(b)、(c)は、サイズの異なる物品21、しかも、これらの物品21は、図12で示した支持脚22を有する大A・中B・小Cの支持台としての物品21を梱包箱X内の梱包用緩衝具Yの複数の支持部8で支持する場合を示す。
この場合、支持台としての物品21の支持脚22は、受入凹所7内には、少なくとも4つの収納凹所15が存在するので、物品21の支持脚22が障害にならないように、大A・中B・小Cの物品21をそれぞれ受入凹所7内に受け入れることができる。したがって、支持台としての物品21に、予め支持脚22を取り付け、「完成品」としての物品21を梱包することができる。
実施形態の梱包用緩衝具Yは、物品の下端部を受け入れる受入凹所7を有し、該受入凹所7は物品の下端面を支持する階段状の支持部8を有する旨を説明したが、該梱包用緩衝具Yは、図10で示したように、梱包時、物品の下端部に被せることもできる。
したがって、梱包用緩衝具Yは、物品の上端部を受け入れる受入凹所7を有し、該受入凹所7は物品の上端面を支持する階段状の支持部8を有することに成る。要するに、物品の下方及び上方の両方に配置しても、また、物品の下方又は上方のいずれか一方に配置しても良い。
また図14は、本考案の第2実施形態を示す平面図である。この第2実施形態の梱包用緩衝具Y1は、(イ)合計4個の支持部8が、該受入凹所7の四つ角部分にではなく、左右・前後の各中央部のそれぞれ形成されている点、(ロ)該受入凹所7の四つ角部分に、物品の下端面に設けられた4本の支持脚が嵌合或いは遊嵌合する収納凹所15が形成されている点、(ハ)第2の補強リブが存在しない点、である。このように構成しても、少なくとも本考案の所期の目的と第2の目的を達成することができる。
本考案は、スピーカ、アンプ、プリンタ、テレビ、複数の支持脚を有する支持台等の製品(物品)を梱包する業界で用いられる。
X…梱包箱、Y…梱包用緩衝具、1、21…物品、A、B、C…大・中・小のサイズの異なる物品、1A…物品の下端面、21a…下部水平台、22…支持脚、2…左右の外壁、3…前後の外壁、4…上端部、5…下端部、6…空隙部分、7…受入凹所、8…支持部、8a…水平受面、9…中央部、10…左右の補強、11…前後の補強、12…小凹所、15…収納凹所、16…第2の補強リブ。

Claims (6)

  1. 左右・前後の外壁の折り返し部分に相当する上端部が平面視矩形状に形成され、該上端部を基準とする内壁側が物品の下端部を受け入れる受入凹所であると共に、該受入凹所の内壁に前記物品の下端面を支持する支持部が突出形成されている梱包用緩衝具であって、前記受入凹所の底壁部分に相当する中央部に左右・前後の補強リブを突壁状に形成し、前記支持部は、下端側が前記補強用リブに連設し、一方、上端側が前記受入凹所を形成する前記上端部に連設し、かつ少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されている梱包用緩衝具。
  2. 請求項1に於いて、支持部が、該受入凹所の四つ角部分又は左右・前後の各中央部のいずれかに合計4箇所形成され、各支持部の間には、物品の下端面に設けられた4本の支持脚が嵌合或いは遊嵌合する収納凹所が形成されていることを特徴とする梱包用緩衝具。
  3. 請求項1に於いて、支持部の各階段部分の水平受面は、平面視、二辺が直交することを特徴とする梱包用緩衝具。
  4. 請求項1に於いて、梱包用緩衝具の長手方向に相当する左右の支持部の間には、下端側が補強用リブに、一方、上端側が受入凹所を形成する前記上端部にそれぞれ連設する第2補強リブが突壁状に形成され、該第2の補強リブの傾斜面も、少なくとも大・中・小のサイズの異なる物品の大きさに対応して、各物品の下端面をそれぞれ支持することができるように階段状に形成されていることを特徴とする梱包用緩衝具。
  5. 請求項1に於いて、左右・前後の外壁は、上端部から下端部に至るにしたがって次第に末広状に外拡し、かつ各外壁の内側には空隙部分が存在することを特徴とする梱包用緩衝具。
  6. 請求項1に於いて、梱包用緩衝具には、該梱包用緩衝具を収納する梱包箱が加味され、該梱包箱に1個の梱包用緩衝具を収納した際には、その左右・前後の外壁の外拡下端部が、梱包箱の側壁の内壁に弾接することを特徴とする梱包用緩衝具。
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JP2014189309A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Sekisui Plastics Co Ltd 梱包材

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