JP2014148311A - 輸送容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法サイズに応じて重さが違っても、同じ形状の箱形製品であれば、重さの違いに合わせていちいち緩衝体を取り替えて使用する必要のない廉価な輸送容器を提供する。
【解決手段】輸送容器Pは、寸法サイズに応じて重量が異なる箱形製品のPCサーバRを緩衝するために必要な緩衝体Bの厚さtを算定した上で、上下の緩衝体間にPCサーバを挟んで梱包するとき、PCサーバを緩衝するために必要な緩衝体Bの予め算定した厚さtの位置に、PCサーバの上下両面xの外縁aが圧接するように製品圧接面の斜面rに勾配を付けて形成する。従って、寸法サイズの小さいPCサーバは、軽量な分だけ緩衝体に厚みを必要としないので、漏斗状斜面の中心部寄りの薄い部位に圧接し、寸法サイズの大きいPCサーバは、重い分だけ緩衝体に厚みを必要とするので、漏斗状斜面の外縁部25a寄りの肉厚な部位に圧接して緩衝体の間に挟持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PCサーバやパソコン等の箱形製品を、クッション材からなる緩衝体の間に挟んで外装箱内に梱包し、修理や引越しや納品などのために輸送する場合に使用する輸送容器に関する。
従来、たとえば修理のためパソコンやPCサーバ等の箱形製品を、そのショップとメーカの修理工場の間で往復輸送する場合は、輸送中の振動や衝撃から保護するため、箱形製品をクッション材からなる緩衝体の間に挟んで段ボール箱等の外装箱内に積め込み、その外装箱をシール用テープ等で封印して梱包している。また、従来の輸送容器の中には、外装箱と、使用時に折り曲げて組み立てる一対の段ボール製内箱(緩衝体)とを備え、これら内箱を対向させて外装箱内に配設し、互いの内箱に張設した合成樹脂フィルムの間で製品を挟んで外装箱内に梱包する構造にしたものがある(特許文献1参照)。
特開2000−264368号
ところが、従来の輸送容器は、PCサーバ等の箱形製品といっても、メーカの仕様により異なる寸法サイズに応じて重さに違いを生ずるため、その重さの違いに応じて必要な緩衝効果を発揮するように厚さが違う多種類の緩衝体が必要になるので、それだけコストが高くなるという課題があった。また、箱形製品がPCサーバのように金属製の重量物であると、その重さにより合成樹脂フィルムが大きく撓んで箱形製品が沈み込み、十分に緩衝効果を発揮できないため、輸送時に振動や衝撃を受けると、内箱が合成樹脂フィルムにより強く引っ張られて折れたりして壊れ易く、その結果、箱形製品が毀損するおそれがあるという課題もあった。
そこで、本発明の目的は、寸法サイズに応じて重さが違っても、輸送対象が同じ形状の箱形製品であれば、重さの違いに合わせていちいち緩衝体を取り替えて使用する必要のない廉価な輸送容器を提供することにある。
そこで、上述した課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、外装箱Aと、外装箱A内に互いの製品圧接面25を上下に対向させて嵌め込む一対の緩衝体Bとを備え、それら上下の緩衝体Bで製品圧接面25間に輸送対象のPCサーバR・R´のような箱形製品を挟持して外装箱A内に梱包する輸送容器Pにおいて、緩衝体Bは、箱形製品が圧接すると寸法サイズ別に異なる重量に応じて凹状に弾性変形して緩衝効果を発揮する一定緩衝係数のクッション材からなり、製品圧接面25を、その外縁部25aから中心部25bに向かうに従い厚さが次第に薄くなる向きに傾斜する斜面rにより形成し、その斜面rには、箱形製品を挟持して梱包するとき、寸法サイズに応じて重量の異なる箱形製品を緩衝するために必要な緩衝体Bの予め算定した厚さt・t´の位置に、それぞれ箱形製品の上下両面x・x´の外縁a・a´が圧接する勾配を付けてなることを特徴とする
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の輸送容器Pにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記緩衝材Bは、前記製品圧接面25を、該製品圧接面25が圧接する前記箱形製品の上下両面xの形状に対応した数の斜面rにより形成してなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の輸送容器Pにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記緩衝体Bには、前記製品圧接面25に前記箱形製品を載置するときに手を挟まないように逃げ凹溝29を設けてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、寸法サイズに応じて重量が異なるPCサーバのような箱形製品を緩衝するために緩衝体に必要な厚さを算定した上で、製品圧接面間に箱形製品を挟持して梱包するとき、予め算定した箱形製品を緩衝する緩衝体の厚さの位置に、箱形製品の上下両面の外縁が圧接するように製品圧接面の斜面に勾配を付けるから、寸法サイズの小さい箱形製品は、軽量な分だけ緩衝体に厚みを必要としないので、斜面の中心部寄りの薄い部位に上下両面の外縁が圧接し、寸法サイズの大きい箱形製品は、重い分だけ緩衝体に厚みを必要とするので、斜面の外縁部寄りの肉厚な部位に上下両面の外縁が圧接した状態で挟持され、これにより、寸法サイズに応じて重さの異なる箱形製品を緩衝するために必要な厚さの緩衝体にいちいち取り替える必要がなく、1種類の緩衝体Bによって寸法サイズに応じて重さの異なる箱形製品に対してそれぞれの重さに適応した緩衝効果を発揮して振動や衝撃から的確に且つ廉価に保護することができる。
請求項2に記載の発明によれば、梱包時に緩衝体の製品圧接面が圧接する箱形製品の上下両面の形状に対応した数の斜面により形成すればよいので、箱形製品の上下両面が多角形の場合は、その製品圧接面の角数に合わせた数の斜面により形成し、箱形製品の上下両面が円形の円筒形の場合は、その製品圧接面に合わせて1つの丸い漏斗状の斜面により形成することもできる。
請求項3に記載の発明によれば、製品圧接面の上に箱形製品を載せるとき、手を挟まないように逃げ凹溝に逃がして保護することができる。
本発明の一例である輸送容器を示す分解斜視図である。 緩衝体を示す斜視図である。 緩衝体を示す平面図である。 緩衝体を示す側面図である。 底箱内に緩衝体を嵌め込んでセットした状態を示す斜視図である。 底箱内にセットした緩衝体上にPCサーバを載置する段階を示す斜視図である。 底箱に外装箱を被せる段階を示す斜視図である。 PCサーバの上に緩衝体を載置した状態を示す斜視図である。 上下の緩衝体間にPCサーバを挟んで保持した状態を示す側面図である。 フラップを倒して緩衝体の上に被せた状態を示す斜視図である。 外装箱にスリングを巻いて留めた状態を示す斜視図である。 蓋体を倒して面ファスナで箱本体に固定して梱包を終えた状態を示す斜視図である。 他例の輸送容器において、底箱内の緩衝体上にPCサーバを横向きに寝かせた状態を示す斜視図である。 他例の輸送容器において、大きさの異なる外装箱を使用して箱形製品を梱包した状態を示す斜視図である。 緩衝体の変形例を示す斜視図である。 緩衝体の変形例を示す平面図である。 底箱内にセットした変形例の緩衝体上にPCサーバを載置した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態について説明する。
図1に本発明の一例である輸送容器の構成部品を分解して示す。図示輸送容器Pは、外形が同じ箱形の箱形製品であるPCサーバRを梱包して輸送する手段で、外装箱Aと、外装箱A内に嵌め込む上下一対の緩衝体Bとで構成する。輸送対象のPCサーバRは、上下両面xが長方形からなる同じ直方体の箱形をなすが、メーカ仕様により幅・高さ・奥行の各寸法サイズ(大きさ)が異なり、そのサイズに応じて重量を異にする多種類の箱形製品である。
外装箱Aは、いずれも繰返し使用可能なプラスチック製段ボール(紙製段ボールや適宜の厚紙など他の板紙製等であってもよい)を用いて組み立てた箱本体10と、底箱11とからなる。箱本体10は、互いに対向して起立した長さの異なる二対の側板部10a・10bからなる矩形角筒状の胴体12と、側板部10aと側板部10bの片側の上縁に連設した3片のフラップ13と、側板部10bの他側の上縁に連設した1片の蓋板14とで全体を上下開放型の直方体状に組み立て、蓋板14を交互に回動して製品出し入れ側の開口Sを開閉する構造になっている。
胴体12には、各側板部10a・10bの上縁寄りに手掛け用穴15が設けられている。他側の側板部10bと蓋板14間の折れ線部分16には、左右に間隔をあけて一対のバックル通し穴17が設けられている。蓋板14は、その長手の側縁に沿って曲げ癖を付けて固定片14aが設けられている。固定片14aと片側の側板部10bの上縁には、互いに面ファスナ18を貼着している。面ファスナ18としては、共に無数の微小な、鉤状フックを有するオス側テープと、ループを有するメス側テープとを剥離自在に貼り合わせて使用するマジックテープ(登録商標)を用いる。
底箱11は、箱本体10と同様のプラスチック製段ボール用いて、箱本体10を嵌め込み可能に、開口Sに合わせて上方を開放した底浅な直方体状に組み立ててなる。底箱11の底板部19には、バックル通し穴17と対応する位置に一対のスリング通し穴20を、それぞれ短手方向に間隔をあけて設け、そのスリング通し穴20にスリング21を通して装着している。
緩衝体Bは、箱形製品のPCサーバRが圧接すると寸法サイズ別に異なる重量に応じて凹状に弾性変形して緩衝効果を発揮する一定緩衝係数C(例えばC=3.0)のポリエチレン製クッション材からなる。そこで、緩衝体Bは、図2および図3でも示すように、このポリエチレン製クッション材により底箱11内に嵌め込み可能な大きさの矩形マットレス状に全体を成形する。特に、表側の製品圧接面25は、それぞれ外縁部25aから中心部25bに向かうに従い厚さが次第に薄くなる向きに傾斜する、例えば4つの斜面rにより漏斗状に形成している。
そもそも緩衝体Bは、その厚さがPCサーバRの重量に対して薄すぎると、PCサーバRが圧接したときクッション材が殆ど潰れて緩衝効果を発揮せず、逆に厚すぎると殆ど潰れなくて同様に緩衝効果を発揮しない。従って、緩衝体Bには、PCサーバRの重量に応じて十分に緩衝効果を発揮するためには、それだけの厚さが必要になる。一方、輸送対象のPCサーバRは、メーカの仕様等により定まる寸法サイズに応じて重量を異にする。そこで、本発明では、同じ直方体のPCサーバRにおいて、寸法サイズ別に重量の異なるPCサーバRを緩衝するために必要な厚さを、それぞれ予め算定する。
例えば緩衝体B間にPCサーバRを挟んで梱包した輸送容器Pを持ち運ぶときに、誤って輸送容器Pを落としたとき、PCサーバRが受ける衝撃を緩衝するために必要な緩衝体の厚さtを、下記のような条件の下で、数式1を用いて算定する。
(1)PCサーバに関わる条件
重量:30kg 許容加速度:10G 想定 落下高さ:45cm
(2)緩衝体の厚さtの計算
[数式1]

t=C×h/G

C:緩衝体の緩衝係数 h:想定落下高さ G:PCサーバの許容加速度

材料がポリエチレンの緩衝体Bの緩衝係数は、前記の通りC=3.0であるから、これを数式1に代入して計算すると、所定寸法サイズに対応する重量30kgのPCサーバRを十分に緩衝するために、緩衝体Bの厚さはt=13.5cm必要になる。
そこで、本発明は、緩衝体B間にPCサーバRを挟んで梱包するとき、寸法サイズに応じて重量の異なるPCサーバRをそれぞれ緩衝するために必要な予め算定した緩衝体Bの厚さtの位置に、各PCサーバRが圧接するように製品圧接面25を構成する。そのため、緩衝体Bは、製品圧接面25を形成する4つの斜面rには、図4に示すように、寸法サイズ別に重量が異なるPCサーバRを緩衝するために必要な緩衝体Bの、予め算定した厚さtの位置で、PCサーバRの矩形な上下両面xの4辺の外縁aが圧接する傾斜角度の勾配を付けて形成する。
尚、緩衝体Bには、表側の製品圧接面25にPCサーバRを載置するときに手を挟まないように逃げ凹溝29が横断して設けられている。
さて、上述した構成の図示輸送容器Pを用いて、例えばPCサーバRを修理するために、ショップからメーカの修理工場へ輸送する場合は、ショップにて、図5に示すように、外装箱Aの底箱11内に製品圧接面25を上にして緩衝体Bを嵌め込んでセットしてから、図6に示すように、製品圧接面25の上にPCサーバRを載せる。そのとき、手を挟まないように逃げ凹溝29に逃がして保護することができる。
次いで、図7に示すように、底箱11に箱本体10の胴体12を被せてから、図8に示すように、製品圧接面25を下向きに緩衝体BをPCサーバRの上に載置する。すると、上下の緩衝体Bは、図9に示すように、重さ30kgの中型PCサーバRに対し緩衝効果を発揮するために必要な予め算定した厚さtの位置で、PCサーバRの上下両面xの外縁aが製品圧接面25の斜面rに圧接した状態で、PCサーバRを間に挟んで保持する。
それから、図10に示すように、フラップ13を被せてから、図1に示す外装箱Aに有するバックル通し穴17にスリング21の片方のバックル22を挿通し、底箱11に装着したスリング21の他方のバックル23を外装箱Aの外側から掛け回し、図11に示すようにフラップ13上でバックル22・23を留める。しかる後、図12に示すように蓋板14を倒し、面ファスナ18を貼り合せて固定片14aを箱本体10に固定することによりPCサーバRの梱包を終える。こうして蓋板14でバックル22・23を覆うことにより、バックルが破損したり外れたりしないように保護することができる。
図示例の輸送容器Pは、フラップ13をバックル22・23で留めてロックすると、外装箱A内で上下の緩衝体B間にPCサーバRを挟んで梱包する。こうして梱包を終えて後に、輸送容器Pはメーカの修理工場へと輸送する。輸送時、輸送容器Pを持ち運ぶとき、PCサーバRを、上下の緩衝体B間に挟んで動きを拘束し、振動や衝撃でずれ動かないように保持する。それと同時に、図示輸送容器Pは、上下の緩衝体Bが重さ30kgの中型PCサーバRに対して緩衝するために必要な予め算定した厚さtの位置で、PCサーバRのそれぞれ長方形をなす上下両面xの外縁aが製品圧接面25の斜面rに圧接した状態で、PCサーバRを挟持するから、緩衝体Bは、寸法サイズが中型のPCサーバRの重さに適応した緩衝効果を発揮して振動や衝撃からPCサーバRを的確に保護する。
従って、図示例の輸送容器Pでは、外形が同じ直方体状のPCサーバであれば、大中小といった寸法サイズに応じて重量に軽重の差がある各種PCサーバRを梱包して輸送する場合でも、図9に示すように、上下の緩衝体Bが寸法サイズに応じて重量に軽重の差があるPCサーバR・R´に対して緩衝するために必要な予め算定した厚さt・t´の位置で、それぞれPCサーバR・R´の長方形をなす上下両面x・x´の外縁a・a´が同じ製品圧接面25の斜面rに圧接した状態で、PCサーバR・R´を挟持するから、寸法サイズに応じて重量の異なるPCサーバR・R´を緩衝するために必要な厚さの緩衝体にいちいち取り替える必要がなく、1種類の緩衝体Bによってサイズに応じ重量に軽重の差があるPCサーバRに対してそれぞれの重さに適応した緩衝効果を発揮して振動や衝撃から的確且つ廉価に保護することができる。
つまり、図示例の輸送容器Pは、寸法サイズに応じて重さの異なるPCサーバR・R´を緩衝するために緩衝体Bに必要な厚さt・t´を算定した上で、製品圧接面25間にPCサーバRを挟持して梱包するとき、予め算定したPCサーバR・R´を緩衝するために必要な緩衝体Bの厚さt・t´の位置に、それぞれPCサーバR・R´の長方形をなす上下両面x・x´の外縁a・a´が圧接する傾きの勾配を、製品圧接面25の斜面rに付けて形成するから、寸法サイズの小さいPCサーバR´は、軽量な分だけ緩衝体Bに厚みを必要としないので、漏斗状斜面rの中心部25b寄りの薄い部位に圧接し、寸法サイズの大きいPCサーバRは、重い分だけ緩衝体Bに厚みを必要とするので、漏斗状斜面rの外縁部25a寄りの肉厚な部位に圧接してPCサーバRを挟持し、これにより、寸法サイズに応じて重量の異なるPCサーバR・R´を緩衝するために必要な厚さの緩衝体にいちいち取り替える必要がなく、1種類の緩衝体によって寸法サイズに応じて重量の異なるPCサーバR・R´に対してそれぞれの重さに適応した緩衝効果を発揮して振動や衝撃から的確且つ廉価に保護することができる。
ところで、上述した図示例の輸送容器Pにおいて、緩衝体Bの製品圧接面25は、箱形製品であるPCサーバR・R´の長方形をなす上下両面x・x´の形状に合わせて矩形な4つの斜面rにより形成した。しかし、本発明では、梱包時に緩衝体Bの製品圧接面25が圧接する箱形製品の上下両面x・x´の形状に対応した数の斜面rにより形成すればよいので、箱形製品の上下両面が多角形の場合は、その製品圧接面の角数に合わせた数の斜面により形成し、箱形製品の上下両面が円形の円筒形の場合は、その製品圧接面に合わせて1つの丸い漏斗状の斜面により形成することもできる。
また、以上の図示輸送容器Pでは、箱形製品のPCサーバRを縦向き起こした状態で外装箱A内に梱包したが、本発明は、図13に示すように、箱形製品Rが薄型であったり横向きに寝かせて収納したり、箱形製品Rの大きさや収納形態によっては、例えば図14に示すように、大きさの異なる外装箱Aを使用して箱形製品を梱包してもよい。
更に、上述した図示緩衝体Bの製品圧接面25は、図4に示したように、寸法サイズ別に重量が異なるPCサーバRを緩衝するために必要な厚さtの位置にPCサーバRの上下両面xの外縁aが圧接する傾斜角度の斜面rにより漏斗状に形成した。そこで、本発明による輸送容器Pの緩衝体Bは、寸法サイズの違いは僅かでも重さが大きく異なるPCサーバ(箱形製品)Rを輸送対象とする場合には、製品圧接面25を、例えば図15、図16および図17に示すごとく、その種のPCサーバRを緩衝するために必要な予め算定した厚さtの位置に、PCサーバRの上下両面xの外縁aが圧接するように斜面rの傾斜の度合いを大きくし、つまり、斜面rの勾配を大きくすることにより緩衝性能を有効に発揮する構成にすることもできる。
従って、図示他例の緩衝体Bは、製品圧接面25の斜面r間にフラットな平面部位25cが広く形成され、その平面部位25cの表面に多数の凹凸を形成してなる。尚、図示他例では、そのように斜面rを有する凸状部分の間に平面部位25cを設けて製品圧接面25を形成することにより、クッション材からなる緩衝体Bの加工を容易にすることができる。
A 外装箱
B 緩衝体
P 輸送容器
R PCサーバ(箱形製品)
a・a´ 上下両面の外縁
r 斜面
x・x´ 上下両面
25 製品圧接面
25a 外縁部
25b 中心部
29 逃げ凹溝

Claims (3)

  1. 外装箱と、外装箱内に互いの製品圧接面を上下に対向させて嵌め込む一対の緩衝体とを備え、それら上下の緩衝体間に輸送対象の箱形製品を挟持して外装箱内に梱包する輸送容器において、
    緩衝体は、
    箱形製品が圧接すると寸法サイズ別に異なる重量に応じて凹状に弾性変形して緩衝効果を発揮する一定緩衝係数のクッション材からなり、
    製品圧接面を、その外縁部から中心部に向かうに従い厚さが次第に薄くなる向きに傾斜する斜面により形成し、
    その斜面には、箱形製品を挟持して梱包するとき、寸法サイズに応じて重量の異なる箱形製品を緩衝するために必要な緩衝体の予め算定した厚さの位置に、それぞれ箱形製品の上下両面の外縁が圧接する勾配を付けてなることを特徴とする、輸送容器。
  2. 前記緩衝材は、前記製品圧接面を、該製品圧接面が圧接する前記箱形製品の上下両面の形状に対応した数の斜面により形成してなることを特徴とする、請求項1に記載の輸送容器。
  3. 前記緩衝体には、前記製品圧接面に前記箱形製品を載置するときに手を挟まないように逃げ凹溝を設けてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の輸送容器。

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