JP3176135U - 梱包用トレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包用トレイの強度を確保しつつ、上下方向にコンパクトに段積みすることができる梱包用トレイを提供する。
【解決手段】底部Pbに開口部Pcが形成された筒状部Paを備えた被梱包物を、上下方向に2段積みして梱包する梱包用トレイ10である。その底面12には、2段目の被梱包物P2を支持する柱状支持部15が形成され、柱状支持部15は、1段目の被梱包物P1の筒状部Pa内に収容される第1柱状部位15aと、1段目の被梱包物P1の開口部Pcを介して、2段目の被梱包物P2を支持する第2柱状部位15bとからなる。第1柱状部位15には、第1柱状部位15aの上端部から下端部に沿って複数の補強用凹部15jが形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、部品等の被梱包物を梱包するための梱包用トレイに係り、特に、上下方向に、被梱包物を段済みして好適に梱包することができる梱包用トレイに関する。
従来から、産業機械の部品または車両部品などの被梱包物は、梱包材によって梱包されて搬送される。梱包材には、被梱包物の形状に応じて被梱包物を収納するための収納部が形成されている。このような梱包材の収納部に複数の被梱包物が収納された状態で梱包体とされて、搬送される。
例えば、部品などの被梱包物を梱包する際に、上下に位置する被梱包物の間に、梱包材である梱包用トレイ(中間支持板)を配置して、上下方向に被梱包物を段積みして、梱包体とされる(例えば特許文献1参照)。このように、被梱包物を段積みして梱包材で梱包することにより、複数の被梱包物を同時に搬送することができ、1つ1つ被梱包物を梱包して搬送する場合に比べて、物流コストを抑えることができる。
特開平7−41077号公報
ところで、特許文献1に記載の如き梱包体の場合、上下に位置する被梱包物の間に、梱包用トレイを配置することにより、上下方向に段積みされた被梱包物が接触することを回避することができる。
しかしながら、1つの梱包用トレイ内において、被梱包物を上下方向に段積みした場合、これらの被梱包物同士は、接触し易い状態となる。この結果、梱包体を搬送したときには、搬送時の振動等により被梱包物同士が接触してしまうことがあり、この接触により被梱包物の表面に疵が付いたり、被梱包物そのものが損傷したりするおそれがある。特に、被梱包物が、有底の筒状部を有し、筒状部の底部に開口部が形成されているような被梱包物の場合には、その形状が複雑であるので、このような現象は顕著なものとなる。
本考案は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、1つの梱包用トレイ内において、被梱包物を上下方向に好適に段積みして梱包することができる梱包用トレイを提供することにある。
前記課題を解決すべく、考案者が鋭意検討を重ねた結果、有底の筒状部を有し、筒状部の底部に開口部が形成されているような被梱包物を梱包する際に、底部に形成された開口部を利用することに着眼した。そこで、1段目の被梱包物の開口部を介して、梱包用トレイの底部から柱状支持部を突出させれば、この柱状支持部の上面を利用して、2段目の被梱包物を支持することができるとの新たな知見を得た。
本考案は、このような点を鑑みてなされたものであり、第1の考案に係る梱包用トレイは、少なくとも一部に有底の筒状部を有し、該筒状部の底部に開口部が形成された被梱包物を、上下方向に2段積みして梱包するための樹脂シート状の梱包用トレイであって、前記梱包用トレイの底面には、2段目の被梱包物を支持するための柱状支持部が形成されており、該柱状支持部は、前記梱包用トレイの底面から突出した第1柱状部位と、前記柱状支持部が高さ方向に沿って段付き形状となるように、該第1柱状部位の上面から突出し、前記1段目の被梱包物の前記開口部を介して、2段目の被梱包物を支持する第2柱状部位とからなり、前記第1柱状部位の側面には、前記第1柱状部位の上端部から下端部に沿って、該第1柱状部位の軸芯に向かって凹んだ、複数の補強用凹部が形成されていることを特徴とする。
第2の考案に係る梱包用トレイは、少なくとも一部に有底の筒状部を有し、該筒状部の底部に開口部が形成された被梱包物を、上下方向に2段積みして梱包するための樹脂シート状の梱包用トレイであって、前記梱包用トレイの底面には、2段目の被梱包物を支持するための柱状支持部が形成されており、該柱状支持部は、前記梱包用トレイの底面から突出し、前記筒状部の前記開口部を上側に向けた状態で1段目の被梱包物の前記筒状部内に収容される第1柱状部位と、前記柱状支持部が高さ方向に沿って段付き形状となるように、該第1柱状部位の上面から突出し、前記1段目の被梱包物の前記開口部を介して、2段目の被梱包物を支持する第2柱状部位とからなり、前記第1柱状部位の側面には、前記第1柱状部位の上端部から下端部に沿って、該第1柱状部位の軸芯に向かって凹んだ、複数の補強用凹部が形成されていることを特徴とする。
第1および第2の考案によれば、梱包用トレイの底面に、柱状支持部を形成することにより、被梱包物の筒状部の開口部を上側に向けた状態で、1段目の被梱包物を容易に梱包することができる。すなわち、柱状支持部の第1柱状部位および第2柱状部位が、1段目の被梱包物の位置決めとして、1段目の被梱包物を案内する役割を果たすため、1段目の被梱包物の筒状部の内部空間に、第1柱状部位が納まるように、1段目の被梱包物を容易に梱包することができる。
そして、1段目の被梱包物を梱包(配置)した状態では、柱状支持部の第2柱状部位は、1段目の被梱包物の筒状部の開口部を貫通して、この開口部から突出することになる。この第2柱状部位に、2段目の被梱包物を支持させる。このようにして、柱状支持部は、1段目の被梱包物を適切な位置に案内する位置決めとして作用するとともに、2段目の被梱包物を支持する支持体として作用することができる。
さらに、これらの考案では、第1柱状部位の側面には、第1柱状部位の上端部から下端部に沿って、第1柱状部位の軸芯に向かって凹んだ、複数の補強用凹部が形成されているので、この補強用凹部は、第1柱状部位の上下方向の荷重に対する補強リブとして働く。これにより、2段目の被梱包物がたとえ重量物であったとしても、第1柱状部位が座屈することなく、2段目の被梱包物を支持することができる。
また、補強用凹部が、第1柱状部位を補強するように作用するのであれば、補強用凹部の壁面は、前記梱包用トレイの底面に対して垂直面であってもよいが、より好ましい態様しては、前記補強用凹部の壁面は、前記梱包用トレイの底面に対して傾斜している。この態様によれば、梱包用トレイの成形時に、補強用凹部の肉厚を確保することができるとともに、第1柱状部位の機械的強度をより高めることができる。
また、好ましい態様としては、前記第2柱状部位の下端部と、前記補強用凹部の上端部とが一致するように、前記補強用凹部が形成されている。この態様によれば、第2柱状部位に作用した2段目の被梱包物の荷重の一部を、補強用凹部を介して梱包用トレイの底面に逃がすことができるため、第1柱状部位の上面が、2段目の荷重により変形することを回避することができる。
さらに、より好ましい態様としては、前記複数の補強用凹部は、前記第1柱状部位の軸芯の周りに、等間隔に形成されている。この態様によれば、第2柱状部位に作用した2段目の被梱包物の荷重を、第1柱状部位に形成された各補強用凹部に均一に分散させることができる。
本考案によれば、梱包用トレイの強度を確保しつつ、上下方向に被梱包物を2段積みすることができる。
本考案の第1実施形態に係る梱包用トレイに被梱包物を収納したときの梱包体を説明するための模式的分解斜視図。 図1に示す梱包体のA−A線矢視断面図。 図1に示す梱包用トレイの柱状支持部を示した図であり、(a)は、柱状支持部の模式的斜視図、(b)は、柱状支持部の上面図。 本考案の第2実施形態に係る梱包用トレイの柱状支持部を示した図であり、(a)は、柱状支持部の模式的斜視図、(b)は、柱状支持部の上面図。 本考案の第3実施形態に係る梱包用トレイの柱状支持部を示した図であり、(a)は、柱状支持部の模式的斜視図、(b)は、柱状支持部の上面図。
以下に、図面に基づき、本考案に係る梱包トレイの3つの実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本考案の第1実施形態に係る梱包用トレイに被梱包物を収納したときの梱包体を説明するための模式的分解斜視図である。図2は、図1に示す梱包体のA−A線矢視断面図。図3は、図1に示す梱包用トレイの柱状支持部を示した図であり、(a)は、柱状支持部の模式的斜視図、(b)は、柱状支持部の上面図である。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係る梱包用トレイ10は、被梱包物Pを梱包する樹脂シート状のトレイである。図1に示すように、梱包用トレイ10に2つの被梱包物Pを上下方向に2段積みして梱包し、梱包体1とされる。
被梱包物Pは、一部に有底の筒状部Paを有し、筒状部Paの底部Pbに開口部Pcが形成されている。また、筒状部Paの側面から軸状部Pdが延在している。ここで、本考案の被梱包物としては、底部Pbに開口部Pcが形成された筒状部Paを有していることが前提であり、2段積みをする際に、後述する柱状支持部で支持できるような形状であれば、軸状部Pdの形状は特に限定されるものではなく、さらには、軸状部Pdの如く長尺状の形状以外の形状であってもよい。
各梱包用トレイ10は、シート状の例えば熱可塑性樹脂を素材として、これを真空成形等の熱成形手段により一体成形してなり、厚みは、0.3〜6.0mm程度のものである。素材としては、例えば、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系樹脂、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)等のポリスチレン(PS)系樹脂、若しくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂からなる発泡材、又は非発泡材からなるシート状の樹脂を挙げることができ、熱成形が可能な樹脂であれば、素材は特に限定されない。
梱包用トレイ10は、1段目の被梱包物P1と、2段目の被梱包物P2と(1段目と2段目の被梱包物は同じ形状)を梱包するものである。具体的には、梱包用トレイ10は、1段目の被梱包物P1に対して、2段目の被梱包物P2を水平方向および上下方向に反転させて梱包可能な形状となっている。
梱包用トレイ10の四隅には、1段目および2段目の被梱包物P1,P2の筒状部Paを保護するように突出した突出部11が形成されている。この4つの突出部11により、梱包用トレイ10の中央には、1段目および2段目の被梱包物P1,P2を収納する収納凹部が形成されることになる。
梱包用トレイ10の底面12には、1段目の被梱包物P1の軸状部Pdを支持するための支持部13が形成されており、支持部13を挟んだ両側には、軸状部Pdの位置ずれを防止するための一対の係止部14,14が形成されている。なお、この係止部14,14の上面14a,14aで、2段目の被梱包物P2の底部Pbを支持することができる。
さらに、梱包用トレイ10の底部には、2段目の被梱包物を支持するための柱状支持部15が形成されている。柱状支持部15は、梱包用トレイ10の底面12から突出した円柱状の第1柱状部位15aと、柱状支持部15が高さ方向に沿って段付き形状となるように、第1柱状部位15aの上面15cから突出した第2柱状部位15bとからなる。すなわち、第2柱状部位15bは、第1柱状部位15aに比べて、細くなっている(径が小さくなっている)。
第1柱状部位15aは、1段目の被梱包物P1の筒状部Paの開口部Pcを上側に向けた状態で、1段目の被梱包物P1の筒状部Paの内部空間に収容されるようになっている。本実施形態では、図2に示すように、第1柱状部位15aは、筒状部Paの内面に当接していないが、この内面に当接するような形状となっていてもよい。この場合には、第1柱状部位15aにより、1段目の被梱包物P1を拘束することができる。
第2柱状部位15bは、1段目の被梱包物P1の開口部Pcを挿通して、2段目の被梱包物P2を支持するようになっており、第2柱状部位15bの上面15dには、2段目の被梱包物P2の軸状部Pdを収納する収納溝15fが形成されている。
図3に示すように、第1柱状部位15aの側面15gには、第1柱状部位15aの上端部15hから下端部15iに沿って、第1柱状部位15aの軸芯に向かって凹んだ、4つの補強用凹部15jが形成されている。4つの補強用凹部15j,15j,…は、第1柱状部位15aの軸芯の周りに、等間隔に形成されており、補強用凹部15jの壁面15kは、梱包用トレイの底面12に対して垂直な面となっている。
このような梱包用トレイ10を用いて、2つの被梱包物を上下方向に段済みして梱包することができる。まず、梱包用トレイ10の底面12に、柱状支持部15を形成することにより、1段目の被梱包物P1の筒状部Paの開口部Pcを上側に向けた状態で、軸状部Pdを一対の係止部14,14の間に配置し、支持部13の上に載置する。これと同時に、1段目の被梱包物P1の筒状部Paの内部空間に、第1柱状部位15aが納まるよう筒状部Paを配置する。
このようにして、柱状支持部15の第1柱状部位15aが、1段目の被梱包物P1の位置決めとして、1段目の被梱包物P1を案内する役割を果たすため、1段目の被梱包物P1の筒状部Paの内部空間に、第1柱状部位15aが納まるように、1段目の被梱包物P1を容易に梱包することができる。
1段目の被梱包物P1を梱包(配置)した状態で、柱状支持部15の第2柱状部位15bは、1段目の被梱包物P1の筒状部Paの開口部Pcを貫通して、この開口部Pcから突出することになる。この開口部Pcから突出した第2柱状部位15bに、2段目の被梱包物P2を支持させる。
具体的には、2段目の被梱包物P2を、1段目の被梱包物P1に対して、上下方向および水平方向に、反転させて、2段目の被梱包物P2の軸状部Pdを、第2柱状部位15bの上面15dに形成された収納溝15fに収納する。これと同時に、2段目の被梱包物P2の底部Pbを、梱包用トレイ10の係止部14,14の上面14a,14aで支持する。
このようにして、柱状支持部15は、1段目の被梱包物P1を適切な位置に案内する位置決めとして作用するとともに、2段目の被梱包物P2を支持する支持体として作用させることができる。
さらに、本実施形態では、第1柱状部位15aの側面15gには、第1柱状部位15aの上端部15hから下端部15iに沿って、第1柱状部位15aの軸芯に向かって凹んだ、4つの補強用凹部15j,15j,…が形成されているので、補強用凹部15jは、第1柱状部位15aの上下方向の荷重に対する補強リブとして働く。これにより、2段目の被梱包物P2がたとえ重量物であったとしても、第1柱状部位15aが座屈することなく、2段目の被梱包物P2を支持することができる。
また、4つの補強用凹部15j,15j,…は、第1柱状部位15aの軸芯の周りに、等間隔に形成されているので、第2柱状部位15bに作用した2段目の被梱包物P2の荷重を、第1柱状部位15aに形成された各補強用凹部15jに均一に分散させることができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係る梱包用トレイは、第1実施形態のものと比べて、柱状支持部の形状のみが相違する従って、以下に柱状支持部のみを説明し、その他の部分は、第1実施形態の梱包用トレイと同じであるので、その詳細な説明を省略する。また、第1実施形態の柱状支持部と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図4は、本考案の第2実施形態に係る梱包用トレイの柱状支持部を示した図であり、(a)は、柱状支持部の模式的斜視図、(b)は、柱状支持部の上面図である。
図3(a)、(b)に示すように、第1実施形態では、補強用凹部15jの壁面15kは、梱包用トレイ10の底面12に対して垂直面であったが、第2実施形態では、図4(a)、(b)に示すように、補強用凹部15jの壁面15kは、梱包用トレイ10の底面12に対して傾斜した傾斜面となっている。
このようにして、補強用凹部15jの壁面15kを傾斜面にすることにより、梱包用トレイ10の成形時に、補強用凹部15jの成形性を高めることができ、補強用凹部15jの肉厚を確保することができる。さらに、第1柱状部位15aの機械的強度をより高めることができる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係る梱包用トレイは、第1実施形態のものと比べて、柱状支持部の形状のみが相違する。従って、以下に柱状支持部のみを説明し、その他の部分は、第3実施形態の梱包用トレイと同じであるので、その詳細な説明を省略する。また、第3実施形態の柱状支持部と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5は、本考案の第3実施形態に係る梱包用トレイの柱状支持部を示した図であり、(a)は、柱状支持部の模式的斜視図、(b)は、柱状支持部の上面図である。
図3(a)、(b)に示すように、第1実施形態では、補強用凹部15jの壁面15kは、梱包用トレイ10の底面12に対して垂直面であったが、第3実施形態では、図5(a)、(b)に示すように、補強用凹部15jの壁面15kは、梱包用トレイ10の底面12に対して傾斜した傾斜面となっている。この点は、第2実施形態の梱包用トレイと同じである。
さらに、第3実施形態では、図5(a)、(b)に示すように、第2柱状部位15bの下端部15mと、補強用凹部15jの上端部15nとが一致するように、補強用凹部15jが形成されている。
このように構成することにより、第2柱状部位15bに作用した2段目の被梱包物の荷重の一部を、補強用凹部15jを介して梱包用トレイ10の底面12に逃がすことができるため、第1柱状部位15aの上面15cが、2段目の被梱包物P2の荷重により変形することを回避することができる。
以上、本考案の実施形態について詳述したが、本考案は、前記の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の範囲に記載された本考案の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
例えば、第1および第2の柱状部は円柱状であったが、2段目の被梱包物を支持することができるのであれば、限定されるものではなく、例えば、多角柱状、楕円柱状等の形状であってもよい。
また、第1柱状部位の側面には、4つの補強用凹部が軸芯まわりに等間隔に形成されていたが、2段目の被梱包物を支持することができるのであれば、補強用凹部の位置および個数は、これに特に限定されるものではない。
1:梱包体、10:梱包用トレイ、10a:上面、11:突出部、12:底面、13:支持部、14:係止部、14a:上面、15:柱状支持部、15a:第1柱状部位、15b:第2柱状部位、15c:、第1柱状部位15aの上面、15d:上面、15f:収納溝、15g:第1柱状部位15aの側面、15h;上端部、15i:下端部、15j:補強用凹部、15k:壁面、15m:第2柱状部位15bの下端部、15n:補強用凹部15jの上端部、P:被梱包物、P1:1段目の被梱包物、P2:2段目の被梱包物、Pa:筒状部、Pb:底部、Pc:開口部、Pd:軸状部

Claims (5)

  1. 少なくとも一部に有底の筒状部を有し、該筒状部の底部に開口部が形成された被梱包物を、上下方向に2段積みして梱包するための樹脂シート状の梱包用トレイであって、
    前記梱包用トレイの底面には、2段目の被梱包物を支持するための柱状支持部が形成されており、
    該柱状支持部は、前記梱包用トレイの底面から突出した第1柱状部位と、
    前記柱状支持部が高さ方向に沿って段付き形状となるように、該第1柱状部位の上面から突出し、前記1段目の被梱包物の前記開口部を介して、2段目の被梱包物を支持する第2柱状部位とからなり、
    前記第1柱状部位の側面には、前記第1柱状部位の上端部から下端部に沿って、該第1柱状部位の軸芯に向かって凹んだ、複数の補強用凹部が形成されていることを特徴とする梱包用トレイ。
  2. 少なくとも一部に有底の筒状部を有し、該筒状部の底部に開口部が形成された被梱包物を、上下方向に2段積みして梱包するための樹脂シート状の梱包用トレイであって、
    前記梱包用トレイの底面には、2段目の被梱包物を支持するための柱状支持部が形成されており、
    該柱状支持部は、前記梱包用トレイの底面から突出し、前記筒状部の前記開口部を上側に向けた状態で1段目の被梱包物の前記筒状部内に収容される第1柱状部位と、
    前記柱状支持部が高さ方向に沿って段付き形状となるように、該第1柱状部位の上面から突出し、前記1段目の被梱包物の前記開口部を介して、2段目の被梱包物を支持する第2柱状部位とからなり、
    前記第1柱状部位の側面には、前記第1柱状部位の上端部から下端部に沿って、該第1柱状部位の軸芯に向かって凹んだ、複数の補強用凹部が形成されていることを特徴とする梱包用トレイ。
  3. 前記補強用凹部の壁面は、前記梱包用トレイの底面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の梱包用トレイ。
  4. 前記第2柱状部位の下端部と、前記補強用凹部の上端部とが一致するように、前記補強用凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の梱包用トレイ。
  5. 前記複数の補強用凹部は、前記第1柱状部位の軸芯の周りに、等間隔に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の梱包用トレイ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114178240A (zh) * 2021-11-23 2022-03-15 舟山市7412工厂 一种汽车座椅丝杆用清洗工装

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