JP2015020747A - 梱包箱 - Google Patents

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【課題】強化段ボール製の梱包箱の強度を高めるとともに、梱包する物品の大きさや数量などに応じて収納容積を選択的に変更して使用できるように構成して物品の輸送コストの削減を実現する。【解決手段】底蓋2と側板3と上蓋4とからなる梱包箱1を、強化段ボールを用いて形成し、側板3を外筒体31と内筒体32により構成するとともに、高さの異なる第1の内外筒体と第2の内外筒体を選択的に組み合わせて、側板3の高さを調節自在に構成する。【選択図】図2

Description

本物品は、物品を収納し梱包して輸送したり保管したりするための梱包箱に係り、パレット輸送に好適な強化段ボール製の梱包箱に関する。
従来、パレット輸送に用いられる木製や金属製の梱包箱の内、木製のものは、海外輸送に用いる場合に仕向国によっては検疫があり、木材の燻蒸や薬品により消毒処理などが必要となって利用コストが嵩張り、また、輸送目的地で梱包箱から物品を取り出した後は、梱包箱を構成する木材の利用用途がないため、産業廃棄物として焼却処分され、資源の有効利用や再利用がされていないのが実状であった。
一方、金属製のものは、消毒処理などは不要で箱の再利用も可能であるが、底板や支柱など部材点数が多いため梱包箱の組み立てに手間を要し、また、重量で取り扱いが不便なため物品を梱包する作業、さらには再利用のために分解する作業にも手間を要するという問題があった。
そこで、近時のパレット輸送では、木製や金属製のものに代えて、保管や組み立てなどの取り扱いの便宜に優れ、使用後の回収や再利用や容易で環境に優しい強化段ボール製の梱包箱の利用が増加しており、強化段ボール製のパレットも使用されつつある(例えば特許文献1,2参照)。
また、強化段ボール製の梱包箱に物品を収納した際、収納数量が少なく箱の中に空きスペースができるような場合に、箱の側板を内側に折り曲げて固定することで、容積を段階的に変更できるようにした構成のものが知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2002−205738号公報 特開2001−278271号公報 特開2011−116395号公報
強化段ボールは、段ボールを多層構造に積層して強化したものであり、強化段ボール製の梱包箱はパレット輸送に必要な強度を備えるものの、木製や金属製のものよりは強度が小さいため、収納する物品の重さや数量によっては物品を梱包した梱包箱同士を多段に積み重ねると下段の梱包箱が変形したり潰れたりすることがある。梱包箱の中に支柱などの補強材を設置することで梱包箱の強度を高めることができるが、その場合、箱を構成する部材点数が多くなって部材の製造や保管を含めた運用コストは高くならざるを得ない。
物品の輸送コストを削減するためには、梱包箱を必要最低限の部材を用い、且つ木製や金属製のものと同程度の強度のものに構成し、これに物品を満載した状態でパレット上に多段に積み重ねて輸送できるようにする必要がある。
また、従来の強化段ボール製の梱包箱にあっては、物品を収納した状態で箱の内部に空きスペースができるときは、空きスペースに緩衝材を充填したり、前記のように箱の側板を折り曲げて容積を少なくしたりして物品を梱包可能であるものの、梱包箱の容積を超える量の物品を梱包することはできなかった。
例えば個装された電気部品や機械部品などの比較的小さな物品を強化段ボール製の梱包箱に多段に積み入れて同一目的地に輸送する場合、輸送する物品が多数あるため一つの梱包箱に収納しきれないときは、例え収納できずに余った物品が一つであったとしても、これを別に用意した梱包箱に収納して梱包しており、梱包箱が複数口になる分だけ輸送コストが割高にならざるを得なかった。
物品の輸送コストを削減するためには、上記に加え、梱包箱をその容積をある程度の嵩だけ拡張し得るように構成し、多量の物品を可能な限り少ない数の梱包箱で目的地に輸送できるようにすることが望ましい。
そこで、本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、その目的は、強化段ボール製の梱包箱を木製や金属製の梱包箱と同程度の強度に構成するとともに、梱包する物品の大きさや数量などに応じて収納容積を適宜に且つ選択的に変更して使用できるように構成し、これにより物品の輸送コストの削減を実現することにある。
前記課題を解決するため本発明の梱包箱は、物品を梱包し輸送するための強化段ボール製の梱包箱であって、
物品が載る底面部を有するとともに、この底面部の周縁に上方へ突出した鍔部を一体に設けてなる底蓋と、
底蓋の鍔部の内側に上方から嵌め入れて底蓋上に設置される外筒体と、外筒体の内周面に重合挿入されて底蓋上に設置され内筒体からなる側板と、
底蓋上に設置された側板の上端部開口を閉鎖する蓋面部を有するとともに、この蓋面部の周縁に下方へ突出した鍔部を一体に設けてなる上蓋と、
を有して構成されていることを特徴とする。
本発明の梱包箱は、底蓋の底面部上に物品を載せた状態で、底蓋上に両端部開口を上下に向けた外筒体と内筒体を設置して側板を取付け、この側板の上端に上蓋を被せることで組み立てられ、底蓋の下面から上蓋の上面に亘り梱包バンドを巻き付けて底蓋、側板及び上蓋を一体に留め付けることで物品の梱包が完了し、そのまま輸送に供することができる。
本発明の梱包箱は、側板が外筒体と内筒体を重ね合せて二重の厚みに設けてあるので剛性が高く、特に鉛直下向きに加わる荷重に対する強度が高くなっているので、上蓋の上方から下向きの大きな荷重が加わっても変形したり潰れたりし難く、従来のものよりも大重量の物品や多量の物品の梱包し、この梱包箱同士を多段に積み重ねて保管や輸送に供することが可能である。
前記構成の梱包箱において、梱包する物品の大きさや数量にフレキシブルに対応できるようにするため、両端部間の長さが異なる複数種の外筒体及び内筒体を備え、底蓋上に同じ長さの外筒体及び内筒体を設置して、又は異なる長さの外筒体同士と内筒体同士をそれぞれ上下に継ぎ合わせて設置することにより、底蓋上に設置される側板の高さを調節可能に構成することができる。
この場合、両端部間の長さが同じ第1の外筒体及び内筒体と、両端部間の長さが同じであって前記第1の外筒体及び内筒体よりも両端部間の長さが短い第2の外筒体及び内筒体を有して側板が構成されていることが好ましい。
これによれば、底蓋に載せる物品の嵩が高いときは、第1の外筒体と第1の内筒体を底蓋に設置して側板を構成し、一方、物品の嵩が低いときには第2の外筒体と第2の内筒体を底蓋に設置して側板を構成して、物品の嵩に対応した容積となるように側板の高さを調節することで、箱の中の空きスペースが小さくなって緩衝材などの利用を抑制することができる。
また、第1の外筒体及び内筒体よりも物品の嵩が大きいときには、長さの異なる内外筒体同士、すなわち、内側で第1、第2の内筒体同士、外側で第1、第2の外筒体同士を上下に継ぎ合わせて側板を構成することで梱包箱の容積を拡張され、多量の物品を一つの梱包箱に収納し梱包して輸送することが可能となる。
また、前記構成の梱包箱において、底蓋の底面部内にその上下を貫通する少なくとも一対の通孔が形成されているとともに、底面部に載せた物品を固定するためのバンドを、その両端部をそれぞれ底面部の下方から前記通孔を通して底面部の上方に突出させて底蓋に巻き付けた構成を有することが好ましい。
これによれば、底蓋に固定バンドを巻き付けてあるので、底面部上に載せた物品に固定バンドを巻き付けることで物品が底蓋上に一体に固定され、梱包具の輸送中に揺れたり衝撃が加わったりしたときの物品の移動を防止して、物品を当初の収納位置に確実に固定しておくことができる。
梱包箱をパレット輸送する場合、予めパレットの載置面の下方から上方に向けて固定バンドの両端を通しておき、これを底蓋の底面部の通孔に挿通して底蓋に巻き付けるようにすることが好ましい。パレットと底蓋に固定バンドが巻き付けてあれば、底蓋がパレットの載置面上に固定されて輸送中にパレット上で梱包箱の位置がずれることを防止することができる。
また、前記構成の梱包箱において、強化段ボール製のパレットを備え、これに梱包箱を載せて輸送に供してもよい。この場合、前記の通り、パレットと底蓋には固定バンドを巻き付けておくことが好ましい。
無論、収納する物品の重量に応じて、前記構成の梱包箱を木製やプラスチック製、金属製の汎用のパレットに載せて輸送に供してもよい。木製やプラスチック製、金属製のパレットにおいても、パレットの隙間を通して、パレットと底蓋に固定バンドを巻き付けておいてもよい。
また、梱包箱の底蓋がパレット上から分離し難いように、予め底蓋と強化段ボール製のパレットとを糊付けして、パレット上に底蓋が固定しておいてもよい。底蓋は、木製のパレットの場合はパレット上に釘などの固着手段で固定し、プラスチック製や金属製のパレットの場合には底蓋下面とパレット上面間に滑り止め防止紙を挟み込むようにして、パレット上に固定されるようにしてもよい。
また、物品の収納位置を保持するため、側板内で物品の周辺を支持する支持枠を備えた構成としてもよい。
さらに、箱の強度を上げるため、梱包箱の内部に、強化段ボール製の支柱などの補強材を設置してもよい。
本発明によれば、強化段ボール製の梱包箱が、木製や金属製の梱包箱と同程度の強度を備えるとともに、梱包する物品の大きさや数量などに応じて収納容積を適宜に且つ選択的に変更して使用可能に構成され、これにより物品の輸送コストの削減を図ることができる。
本発明の梱包箱の利用はパレット輸送に限定されるものではなく、通常の輸送箱や内装梱包箱、仕切り箱、保管箱など、物品の包装や輸送、保管などの様々な形態に応じて利用可能である。
例えば、物品を収納した本発明の梱包箱を強化段ボール製や木製、プラスチック製、金属製のパレットに積載して目的地まで輸送或いは移送し、目的地において前記梱包箱を又は梱包箱が載ったままのパレットをロールボックスパレット(キャスター付きボックスパレット)に積み替えて、転送したり保管したりしてもよく、或いは、車両部品など特定の物品の輸送や保管に適した形態のパレットやネステナーなどのラックに、輸送や保管のために物品を梱包して積載する際の内装梱包箱として本発明の梱包箱を利用してもよい。
本発明の一実施形態の梱包箱をパレットに載せて梱包した状態の外観斜視図である。 図1の梱包箱の部材を展開した状態の外観斜視図である。 底蓋に設置した側板の状態の底蓋の隅角部の拡大断面図である。 側板を構成する高さの異なる外筒体及び内筒体の半面を破断した外観図である。 図4の高さの異なる側板を用いた梱包箱のそれぞれの半面を破断した外観図である。 図4の側板を用いて容積を拡張した梱包箱を組み立てる手順を示した図である。 固定バンドを巻き付けて構成した底蓋の平面図である。 図7の底蓋を用いて物品を固定したときの梱包箱の要部断面図である。 パレットと底蓋に固定バンドを巻き付けた態様の切断端面図である。 強化段ボール製のパレットに底蓋を設置した状態の外観斜視図である。 図10のパレットの下側外観斜視図である。 側板内に設置される支持枠の外観斜視図である。
本発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、パレット上に本発明の一実施形態の梱包箱をパレットに載せて輸送する物品を梱包した状態を示し、図中、符番1は本形態の梱包箱、5はパレット、6は梱包バンドである。
梱包箱1は、図2に示されるように、底蓋2、側板3及び上蓋4からなり、これら部材は何れも強化段ボールにより形成してある。
底蓋2は、平面視方形状の底面部21の周縁に上方へ折れて適宜な幅で突出した鍔部22を一体に設けて形成してある。底面部21は、パレット5の載置面上に略一杯に重なる大きさ(1100mm×1100mm)に設けてある。
側板3は、底蓋2の鍔部21の内側に上方から嵌め入れて底蓋2上に設置される外筒体31と、外筒体31の内周面に挿入されて底蓋2上に設置され内筒体32の二つの筒体を重ね合わせて形成してある。
詳しくは、外筒体31と内筒体32は、ともに両端が正方形に開口した筒体であり、底蓋2上に両端部開口を上下に向けて設置した状態で、図3に示されるように、外筒体31はその端部外周面が底蓋2の鍔部22の内周面に重合接触する大きさ、内筒体32はその外周面が外筒体31の内周面に重合接触する大きさに形成してある。
また、外筒体31と内筒体32は、ともに、図4に示されるように、両端部の長さが長い第1の外筒体31A及び第1の内筒体32Aと、これよりも短い第2の外筒体31及び第2の内筒体32との長さのみが異なる二種類の筒体からなり、後述するように、これらを選択し又は組み合わせて用いることで、収納する物品の嵩に応じた側板3の高さに調節して梱包箱1の容積を変更することができるようになっている。
また、上蓋4は、側板3の端部開口を閉鎖する平面視方形状の蓋面部41の周縁に下方へ折れて適宜な幅で突出した鍔部42を一体に設けて形成してある。
このように構成された本形態の梱包箱1は、図5に示されるように、例えば収納する物品の嵩が第1の外筒体31A及び第1の内筒体32Aの両端部間の長さよりも僅かに小さいときは、底蓋2上に両端部開口を上下に向けた第1の外筒体31Aと第1の内筒体32Aを重合設置し、一方、物品の嵩が第2の外筒体31B及び第2の内筒体32Bの両端部間の長さよりも僅かに小さいときには、底蓋2上に両端部開口を上下に向けた第2の外筒体31Bと第2の内筒体32Bを重合設置して側板3を構成し、この側板3の上端に上蓋4をそれぞれ被せることで物品を梱包することができる。
物品の嵩に応じて側板3の高さを調節できるので、物品を収納した状態で箱の中に大きな空きスペースができるようなことはなく、スペースを埋めるための緩衝材は不要となる。
また、第1の外筒31A及び第1の内筒体32Aよりも収納する物品の嵩が大きいときは、前記第1,第2の両筒体を組み合わせて側板3を構成することで、収納する物品に応じて梱包箱1の容積を拡張することができる。
すなわち、図6に示されるように、例えば、先ず底蓋2上に第2の内筒体32Bを設置し(同図(A))、この第2の内筒体32Bの外側に第1の外筒体31Aを装填する(同図(B))。
次いで、前記第1の外筒体31Aの内側にその上方から第1の内筒体32Aを装填し、この第1の内筒体32Aの下端部を前記底蓋2上に設置した第2の内筒体32Bの上端部に当接させて両内筒体同士を継ぎ合わせる(同図(C))。さらに、前記第1の内筒体32Aの外側に第2の外筒体31Bを装填し、この第2の外筒体31Bの下端部を前記底蓋2上に設置した第1の外筒体31Aの上端部に当接させて両外筒体同士を継ぎ合わせる(同図(D))。
そして、第1、第2の内外筒体同士を継ぎ合わせて構成された側板3の上端に上蓋4を被せることで、嵩の大きな物品を、容積が拡張された梱包箱1に梱包することができる。内外筒体を3段以上継ぎ合わせて側板3を構成してもよい。
このように、内側で第1、第2の内筒体同士、外側で第1、第2の外筒体同士を上下に継ぎ合わせて側板3を構成することで、梱包箱1の容積が拡張され、嵩の大きな或いは多量の物品を一つの梱包箱1に収納し梱包して輸送することが可能となる。
なお、物品を梱包した梱包箱1は、図1に示されるように、パレット5の下部と梱包箱1の上面間に複数の梱包バンド6が巻き付けられ、パレット5上に固定された状態で輸送に供される。嵩の小さな梱包箱1をパレット5上に多段に積み重ねたときは、パレット5の下部と最上段の梱包箱1の上面間に複数の梱包バンド6が巻き付けられてパレット5上に固定される。
図7は底蓋2の他の形態を示しており、これは、底蓋2の底面部21内の対向周辺部にその上下を貫通する一対の通孔23,23を一組形成し、両通孔23,23に、物品を固定するための固定バンド7,7を底面部21の下方から通して底面部21の上方に固定バンド7,7の両端部を突出させて、底蓋2に固定バンド7,7を巻き付けたものである。
このように底蓋2に固定バンド7,7を巻き付けてあれば、図8に示されるように、底面部21上に載せた物品8に固定バンド7,7を巻き付けることで物品8が底蓋2上に一体に固定され、梱包具1の輸送中に物品8が移動することを防止して、輸送中の物品8の破損を効果的に防止することが可能である。
なお、梱包箱1をパレット5に載せて輸送する場合、図9に示されるように、固定バンド7はパレットの載置面の下方から上方に向けて通しておき、その両端部を前記底面部21の通孔23,23に挿通して、底蓋2とパレット5とに巻き付けることが好ましい。底蓋2とパレット5に固定バンド7が巻き付けてあれば、底蓋2がパレット5の載置面上に固定され、輸送中にパレット5上で梱包箱1の位置がずれることを防止することが可能である。
図10及び図11は本発明の梱包箱1の他の形態を示しており、これは、パレット5を強化段ボールで形成したものである。
両図に示されるように、このパレット5には、その載置面に固定バンド7を挿通するための通孔51が形成してあり、パレット5の下側に巻き付けた固定バンド7,7の両端を、前記底面部21に形成された通孔23,23を通して底蓋2の上方に突出させてあり、固定バンド7,7の挿通により底蓋2がパレット5上に留め付けられている。
なお、図示した梱包箱1の構成は一例であり、本発明はこれに限定されず、他の適宜な形態で構成することが可能である。前記実施の形態で梱包箱1は、パレット5と略同じ大きさで平面視正方形状に設けたが、これに限定されず、パレット5のサイズに応じ或いは内装箱用などの使用用途などに応じて、適宜なサイズで平面視方形状に設けることができる。
また、収納する物品の形態に応じて、図12に示されるように、物品を収納位置に保持するための強化段ボール製の支持枠9を側板3の内部に設置してもよい。強度を高めるための、強化段ボール製の支柱などの補強材を側板3の内部に設置してもよい。
1 梱包箱、2 底蓋、21 底面部、22 鍔部、23 通孔、3 側板、31 外筒体、31A 第1の外筒体、31B 第2の外筒体、32 内筒体、32A 第1の内筒体、32B 第2の内筒体、4 上蓋、41 蓋面部、42 鍔部、5 パレット、6 梱包バンド、7 固定バンド、8 物品、9 支持枠

前記課題を解決するため本発明の梱包箱は、物品を梱包し輸送するための強化段ボール製の梱包箱であって、
物品を梱包し輸送するための強化段ボール製の梱包箱において、
物品が載る底面部を有し、且つこの底面部の周縁に上方へ突出した鍔部を一体に設けてなる底蓋と、
底蓋の鍔部の内側に上方から嵌め入れて底蓋の上面に設置される外筒体と、外筒体の内周面に重合挿入されて底蓋の上面に設置される内筒体からなる側板と、
底蓋上に設置された側板の上端部開口を閉鎖する蓋面部を有し、且つこの蓋面部の周縁に下方へ突出した鍔部を一体に設けてなる上蓋とを有して構成されていることを特徴とする。
前記構成の梱包箱において、梱包する物品の大きさや数量にフレキシブルに対応できるようにするため、両端部間の長さが異なる複数種の外筒体及び内筒体を備え、底蓋の上面に同じ長さの外筒体及び内筒体を設置し、又は異なる長さの外筒体同士と内筒体同士をそれぞれ上下に継ぎ合わせて設置するかの何れかを選択することにより、底蓋上に設置される側板の高さを調節可能に構成することができる。
この場合、両端部間の長さが同じ第1の外筒体及び内筒体と、両端部間の長さが同じであって前記第1の外筒体及び内筒体よりも両端部間の長さが短い第2の外筒体及び内筒体を有して側板が構成されていることが好ましい。
これによれば、底蓋に載せる物品の嵩が高いときは、第1の外筒体と第1の内筒体を底蓋に設置して側板を構成し、一方、物品の嵩が低いときには第2の外筒体と第2の内筒体を底蓋に設置して側板を構成して、物品の嵩に対応した容積となるように側板の高さを調節することで、箱の中の空きスペースが小さくなって緩衝材などの利用を抑制することができる。
また、第1の外筒体及び内筒体よりも物品の嵩が大きいときには、長さの異なる内外筒体同士、すなわち、内側で第1、第2の内筒体同士、外側で第1、第2の外筒体同士を上下に継ぎ合わせて側板を構成することで梱包箱の容積が拡張され、多量の物品を一つの梱包箱に収納し梱包して輸送することが可能となる。
側板3は、底蓋2の鍔部22の内側に上方から嵌め入れて底蓋2の上面に設置される外筒体31と、外筒体31の内周面に挿入されて底蓋2の上面に設置され内筒体32の二つの筒体を重ね合わせて形成してある。
詳しくは、外筒体31と内筒体32は、ともに両端が正方形に開口した筒体であり、底蓋2上に両端部開口を上下に向けて設置した状態で、図3に示されるように、外筒体31はその端部外周面が底蓋2の鍔部22の内周面に重合接触する大きさ、内筒体32はその外周面が外筒体31の内周面に重合接触する大きさに形成してある。
また、外筒体31と内筒体32は、ともに、図4に示されるように、両端部の長さが長い第1の外筒体31A及び第1の内筒体32Aと、これよりも短い第2の外筒体31及び第2の内筒体32との長さのみが異なる二種類の筒体からなり、後述するように、これらを選択し又は組み合わせて用いることで、収納する物品の嵩に応じた側板3の高さに調節して梱包箱1の容積を変更することができるようになっている。

Claims (6)

  1. 物品を梱包し輸送するための強化段ボール製の梱包箱において、
    物品が載る底面部を有するとともに、この底面部の周縁に上方へ突出した鍔部を一体に設けてなる底蓋と、
    底蓋の鍔部の内側に上方から嵌め入れて底蓋上に設置される外筒体と、外筒体の内周面に重合挿入されて底蓋上に設置され内筒体からなる側板と、
    底蓋上に設置された側板の上端部開口を閉鎖する蓋面部を有するとともに、この蓋面部の周縁に下方へ突出した鍔部を一体に設けてなる上蓋と、
    を有して構成されていることを特徴とする梱包箱。
  2. 両端部間の長さが異なる複数種の外筒体及び内筒体を備え、底蓋上に同じ長さの外筒体及び内筒体を設置して、又は異なる長さの外筒体同士と内筒体同士をそれぞれ上下に継ぎ合わせて設置することにより、底蓋上に設置される側板の高さを調節可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 両端部間の長さが同じ第1の外筒体及び内筒体と、両端部間の長さが同じであって前記第1の外筒体及び内筒体よりも両端部間の長さが短い第2の外筒体及び内筒体を有して側板が構成されていることを特徴とする請求項2に記載の梱包箱。
  4. 底蓋の底面部内にその上下を貫通する少なくとも一対の通孔が形成されているとともに、底面部に載せた物品を固定するためのバンドを、その両端部をそれぞれ底面部の下方から前記通孔を通して底面部の上方に突出させて底蓋に巻き付けた構成を有することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の梱包箱。
  5. 強化段ボール製のパレットを備えた構成を有することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の梱包箱。
  6. 側板内で物品の周辺を支持する支持枠を備えた構成を有することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の梱包箱。
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