JP2016199305A - 梱包箱 - Google Patents

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Eiji Kashiwagi
栄治 柏木
悦正 加藤
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悦正 加藤
慎哉 伴野
Shinya Banno
慎哉 伴野
真介 増田
Shinsuke Masuda
真介 増田
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Abstract

【課題】 フォークリフトのフォークの差込方向が制限されることなく、且つ、重量物であっても搬送することができる梱包箱を提供すること。
【解決手段】 相互に直交する二方向にフォーク差込口を備え被梱包材を下方から支持する底板部と、上記底板部上に設置され上記被梱包材を側方から包囲する段ボール製の側板部と、上記側板部の上方に設置され上記被梱包材を上方から覆う上蓋部と、を具備したことにより、フォークリフトのフォークの差込方向の制限をなくしたもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、柱状構造材を梱包する梱包箱に係り、特に、フォークリフトのフォークの差込方向の制限をなくして作業効率を向上させ、且つ、その機械的強度の向上を図り、ある程度の重量物でも搬送することができるように工夫したものに関する。
従来、例えば、柱状構造材(図示せず)を搬送する際、図8に示すような搬送用パレット101を用いていた。この搬送用パレット101は、底部フレーム103と、この底部フレーム103の下側であって左右両側に同数ずつ設置された複数の脚部105と、これら脚部105のそれぞれに立設された支柱107とから構成されている。
上記底部フレーム103は、平行に配置されたフレーム部材109、109と、これらフレーム部材109、109間を連結する複数のフレーム部材111が、格子状に溶接されて構成されている。
上記脚部105は中空箱状の部材であり、底面側(図8中下側)と幅方向内側(図8中右上側又は左下側)の側面が全て開口されていて、幅方向外側(図8中左下側又は右上側)の側面の一部が開口されていて開口部105aとなっている。これら開口部105aに図示しないフォークリフトのフォークが差し込まれる。
上記柱状構造材は、上記底部フレーム103の図8中上側に積層・載置される。このとき、左右両側には上記支柱107があり、上記柱状構造材が上記搬送用パレット101から脱落しないようになっている。
上記搬送用パレット101を使用して多数の柱状構造材を搬送する場合には、まず、上記搬送用パレット101上に複数本の柱状構造材を積層・載置する。その状態で、脚部105、105の開口部105a、105aにフォークリフトのフォークを差し込んで図示しないトラックの荷台に移す。同様にして、トラックの荷台に、例えば、左右3〜4列、上下に3〜4列程度、柱状構造材を積層・載置された搬送用パレット101を並べながら積層させていく。その状態で任意の場所まで搬送する。
任意の場所まで搬送した後、フォークリフトを使用して、トラックの荷台から柱状構造材を積層・載置された搬送用パレット101を順次降ろす。そして、柱状構造材を積層・載置された搬送用パレット101はそのままの状態で、例えば、工場内の任意の場所に載置され保管されることになり、そこから、必要な柱状構造材が順次取り出されて使用される。
しかしながら、上記搬送用パレット101の場合には、上記脚部105、105が、上記底部フレーム103の幅方向(図8中左下から右上に向かう方向)両側に突出されており、この部分はデットスペースとなってしまい、その分、柱状構造材の搬送量が制限されてしまうという問題があった。特に、トラックの荷台に搬送用パレット101を左右方向に3〜4列並べた場合には、そのようなデットスペースが倍増していくことになり、トラック全体では相当量のデットスペースが発生してしまうことになる。
また、別の問題として、搬送時・保管時において、柱状構造材が露出されているので、汚れたり傷付いたりしてしまうという問題もあった。
このような問題を解決するものとして、例えば、特許文献1に記載されたような「段ボール製のパレット一体型梱包箱」を用いることが考えられる。この「段ボール製のパレット一体型梱包箱」では、脚桁(上記梱包用ラック101の脚部105に相当)が底板の外周側に突出しておらず、よって、左右方向にデットスペースが発生することもない。また、被梱包物が完全に内装されるので汚れたり傷付いたりすることもない。
特開2013−6622号公報
しかし、上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、特許文献1に記載された発明による「段ボール製のパレット一体型梱包箱」では、フォークリフトのフォークの差込方向が一方向に限定されており、その為、使用環境が制限されてしまうという問題があった。
又、特許文献1に記載された発明による「段ボール製のパレット一体型梱包箱」は、上蓋や底板を含めて全てが紙製となっているので、重量物、例えば、アルミニウム製の柱状構造材を多数本同時に搬送するのには不適であるという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、フォークリフトのフォークの差込方向の制限をなくして作業効率を向上させ、且つ、その機械的強度の向上を図り、ある程度の重量物でも搬送することができる梱包箱を提供することにある。
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1による梱包箱は、相互に直交する二方向にフォーク差込口を備え被梱包材を下方から支持する底板部と、上記底板部上に設置され上記被梱包材を側方から包囲する段ボール製の側板部と、上記側板部の上方に設置され上記被梱包材を上方から覆う上蓋部と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による梱包箱は、請求項1記載の梱包箱において、上記底板部は底板と、上記底板の上面の四辺に固着された紙製の等辺山形材と、上記底板の下面に固着された複数の脚部と、から構成されていて、上記脚部に上記相互に直交する二方向の内の一方のフォーク差込口が設けられていて、上記脚部相互間に他方のフォーク差込口が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3による梱包箱は、請求項2記載の梱包箱において、上記底板は木製であることを特徴とするものである。
又、請求項4による梱包箱は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の梱包箱において、上記側板部は2枚の段ボール紙から構成されていて、それぞれの段ボール紙をL字状に折り曲げてその両端を連結することにより、四角形又は略四角形の側壁とするものであることを特徴とするものである。
又、請求項5による梱包箱は、請求項4記載の梱包箱において、上記L字状に折り曲げられた二つの段ボール紙はその両端を複数の針材により連結されていて、その連結部の内側には上記被梱包材の上記針材による損傷を防止するための緩衝材が貼り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6による梱包箱は、請求項4又は請求項5記載の梱包箱において、上記段ボール紙は三層以上の積層構造になっていることを特徴とするものである。
又、請求項7による梱包箱は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の梱包箱において、上記上蓋部は木製の上蓋と、上記上蓋の四辺に固着された紙製の等辺山形材と、から構成されていることを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1記載の梱包箱によると、相互に直交する二方向にフォーク差込口を備え被梱包材を下方から支持する底板部と、上記底板部上に設置され上記被梱包材を側方から包囲する段ボール製の側板部と、上記側板部の上方に設置され上記被梱包材を上方から覆う上蓋部と、を具備した構成になっているので、二方向から、例えば、フォークリフトのフォークを差し込むことができ、作業環境が制限されることもなく作業効率を向上させることができる。
又、請求項2による梱包箱によると、請求項1記載の梱包箱において、上記底板部は底板と、上記底板の上面の四辺に固着された紙製の等辺山形材と、上記底板の下面に固着された複数の脚部と、から構成されていて、上記脚部に上記相互に直交する二方向の内の一方のフォーク差込口が設けられていて、上記脚部相互間に他方のフォーク差込口が設けられているので、二方向から、例えば、フォークリフトのフォークを差し込むことができ、作業環境が制限されることもなく作業効率を向上させることができる。
又、請求項3による梱包箱によると、請求項2記載の梱包箱において、上記底板は木製であるので、被梱包材が重量物であってもこれを支えることができる。
又、請求項4による梱包箱によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の梱包箱において、上記側板部は2枚の段ボール紙から構成されていて、それぞれの段ボール紙をL字状に折り曲げてその両端を連結することにより、四角形又は略四角形の側壁とするものであるので、例えば、梱包前の状態では、2枚の段ボール紙を折り畳んで保管しておくことができ、非使用時の梱包箱の保管スペースを小さなものとすることができる。
又、請求項5による梱包箱によると、請求項4記載の梱包箱において、上記L字状に折り曲げられた二つの段ボール紙はその両端を複数の針材により連結されていて、その連結部の内側には上記被梱包材の上記針材による損傷を防止するための緩衝材が貼り付けられているので、被梱包材が針材によって傷付くことを防止することができる。
又、請求項6による梱包箱によると、請求項4又は請求項5記載の梱包箱において、上記段ボール紙は三層以上の積層構造になっているので、高い機械的強度を提供することができる。
又、請求項7による梱包箱によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の梱包箱において、上記上蓋部は木製の上蓋と、上記上蓋の四辺に固着された紙製の等辺山形材と、から構成されているので、梱包箱の上に別の梱包箱が載せられてもこれを十分に支えることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、梱包箱の斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、梱包箱の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、上蓋部を除去し被梱包材が露出した状態の梱包箱の斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図4(a)は図1のIVa−IVa断面図、図4(b)は図1のIVb−IVb断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図5(a)は図4(a)のVa部拡大図、図5(b)は図4(b)のVb部拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、梱包箱の側板部を構成する段ボール紙の平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図5(a)は側板部の段ボール紙の一方の連結部を示す拡大図、図5(b)は側板部の段ボール紙の他方の連結部を示す拡大図、図5(c)は側板部の段ボール紙の上端の端面図である。 従来の搬送用パレットを示す斜視図である。
以下、図1乃至図7を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
この一実施の形態による梱包箱1は、図1及び図2に示すように、底板部3と、この底板部3の図1中上側に設置された側板部5と、この側板部5の図1中上側に設置された上蓋部7とから構成されている。
図3に示すように、上記側板部5の内側には、被梱包材として、例えば、複数の柱状構造材8が収容される。
上記底板部3は、図2〜図4に示すように、木製の底板9と、この底板9の表側(図2中上側)の4辺にそれぞれ固着された紙製の等辺山形材11、11、11、11と、上記底板9の裏側(図2中下側)に設置された複数(この一実施の形態の場合は5個)の木製の脚部13とから構成されている。また、図5(b)に示すように、上記等辺山形材11は、L字形の横断面形状を成す部材である。
上記脚部13は、脚部基板15と、この脚部基板15の幅方向(図2中左下から右上に向かう方向)に等間隔で設置された複数の(この一実施の形態の場合は3個)の脚部ブロック17、17、17とから構成されている。上記脚部13は、上記脚部ブロック17の図2中上側の面を介して上記底板9に固着されている。また、上記脚部ブロック17、17、17間の空間がフォーク差込口19、19となっている。すなわち、図2中右下側、又は、図2中左上側から、上記フォーク差込口19内に、例えば、図示しないフォークリフトのフォークが差し込まれることになる。
また、上記脚部13は、上記底板9の裏側(図2中下側)に、長さ方向(図2中右下から左上に向かう方向)に沿って、等間隔で配置されており、上記脚部13間の空間も、フォーク差込口21となっている。すなわち、図2中左下側、又は、図2中右上側からも、上記フォーク差込口21内に、例えば、図示しないフォークリフトのフォークが差し込まれることになる。
結局、上記フォーク差込口19と上記フォーク差込口21によって、直交する2方向から上記図示しないフォークリフトのフォークを差し込むことが可能となっている。
上記側板部5は、例えば、図2に示すように、筒状の部材であるが、図6に示すように、L字型に屈曲された2枚の段ボール紙23a、23bから構成されている。これら段ボール紙23a、23bは、図7(a)、図7(b)に示すように、それらの端部25a、25b、端部27a、27bをそれぞれ重ねた状態で、例えば、複数の針材(例えば、ホッチキス(登録商標))29によって連結・固定されている。
また、図7(a)、図7(b)に示すように、上記側板部5の内側の上記針材29が突出した部分には、緩衝材31、31が設置されている。この緩衝材31によって、上記側板部5内の被梱包材としての柱状構造材8の上記針材29による損傷が防止される。
なお、上記緩衝材31としては、例えば、スポンジ、発泡ウレタン、ゴム、等が考えられる。
また、上記段ボール紙23a、23bは、図7(c)に示すように、最も外側に設置された外ライナ33a、33bと、これら外ライナ33a、33b間に所定の間隔で設置された中ライナ35a、35bと、上記外ライナ33aと中ライナ35aとの間に設置された中芯37a、上記中ライナ35aと中ライナ35bとの間に設置された中芯37b、及び、上記中ライナ35bと外ライナ33bとの間に設置された中芯37cから構成されている。すなわち、上記中芯37a、37b、37cが上記中ライナ35a、35bを介して3層にわたって積層されており、その外側を上記外ライナ33a、33bで覆った構成となっている。
また、上記中芯37a、37b、37cは、図7(c)に示すように、波型に湾曲された形状となっており、この湾曲方向に直交する向き(図7(c)中紙面垂直方向の向き)が、上記側板部5の高さ方向(図2中上下方向)に指向されているので、上記側板部5は、特に、高さ方向(図2中上下方向)の負荷に対して強度が高い構成となっている。
上記上蓋部7は、図2に示すように、木製の板状部材である上蓋39と、この上蓋39の裏面側(図2中下側)であって、上記上蓋39の四辺に固着された紙製の等辺山形材41、41、41、41とから構成されている。図5(a)に示すように、上記等辺山形材41も、上記等辺山形材11と同様のL字形の横断面形状を成す部材である。
次に、この一実施の形態による作用について説明する。
梱包箱1による柱状構造材8の梱包は、次のようにして行われる。
底板部3に設置された等辺山形材11、11、11、11の内側に側板部5を設置し、この側板部5の内側に上記柱状構造材8を載置していく。その後、上記側板部5の上側の開口部を上蓋部7で閉塞し、その後、図1に示すように、上記底板部3、上記側板部5、及び、上記上蓋部7を、例えば、固定用バンド43で締結する。
上記梱包箱1を移動させる際は、フォーク差込口19又はフォーク差込口21から、例えば、図示しないフォークリフトのフォークを差し込み、上記底板部3の下側から上記梱包箱1を持ち上げる。そして、例えば、図示しないトラックの荷台に上記梱包箱1を積層・載置する。同様の作業を繰り返すことにより、上記トラックの荷台に、左右方向に、例えば、3〜4列、上下方向にも、例えば、3〜4列程度積積み重ねる。
尚、本実施の形態による梱包箱1は、使用前においては、上記段ボール紙23a、23bを折り畳んだ状態とし、上記底板部3の上に、これらの折り畳んだ上記段ボール紙23a、23bと上記上蓋部7を積層させた状態で収納してある。 トラックより任意の場所に搬送した後、フォークリフトを使用して、梱包箱1を順次降ろしていく。そして、工場の任意の場所にそのまま置き保管する。そして、必要に応じて、柱状構造材8を取り出して使用することになる。
又、空になった梱包箱1は、針材29を除去して側板部5を段ボール紙23a、23bに分離することにより、繰り返し使用することになる。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、フォークリフトのフォークの差込方向の制限をなくして作業効率を向上させることができる。すなわち、脚部ブロック17、17、17間の空間がフォーク差込口19、19となっていて、図1中右下側、又は、図1中左上側から、上記フォーク差込口19内に、例えば、図示しないフォークリフトのフォークが差し込まれるように構成されているとともに、脚部13間の空間も、フォーク差込口21となっており、図1中左下側、又は、図1中右上側からも、上記フォーク差込口21内に、例えば、図示しないフォークリフトのフォークが差し込まれるように構成されているので、直交する2方向から、上記フォークリフトのフォークを差し込むことができ、それによって、作業効率を向上させることができる。
また、その機械的強度を向上させて、複数本のアルミニウム製の柱状構造材8のような、ある程度の重量物であっても、搬送することができるようになった。すなわち、上記段ボール紙23a、23bは、中芯37a、37b、37cが上記中ライナ35a、35bを介して3層にわたって積層されており、その外側を上記外ライナ33a、33bで覆った構成となっているので、側板部5の強度を向上させることができる。
また、上記段ボール紙23a、23bの中芯37a、37b、37cは、図7(c)に示すように、波型に湾曲された形状となっており、この湾曲方向に直交する向き(図7(c)中上下方向の向き)が、上記側板部5の高さ方向(図2中上下方向)に指向されているので、上記側板部5は、特に、高さ方向(図2中上下方向)の負荷に対して強度を高めることができ、これにより、上記梱包箱1を積層させることができる強度を確保することができる。
また、底板部3の底板9と脚部13は木製であるため、図示しないフォークリフトのフォークによってフォーク差込口19、21を介して上記梱包箱1を持ち上げることができる強度を確保することができる。また、このことによっても、上記梱包箱1を積層させることができる強度を確保することができる。
これに加え、上蓋部7の上蓋39も木製であるため、このことによっても、上記梱包箱1を積層させることができる強度を確保することができる。
その結果、上記したように、ある程度の重量物であっても搬送することができるものである。
また、側板部5は、L字型に屈曲された2枚の段ボール紙23a、23bを、それらの端部25a、25b及び端部27a、27bを連結することで構成されているので、簡単な構成により上記側板部5を構成することができる。
また、段ボール紙23a、23bは、複数の針材29によって連結されており、これら針材29が突出した部分には、緩衝材31、31が設置されているので、簡易な構成により上記側板部5内の柱状構造材8を保護することができる。
また、上記側板部5は上記段ボール紙23a、23bを組み合わせて筒状に構成したものであるため、使用前においては、上記側板部5を上記段ボール紙23a、23bに分離して折り畳み、上記底板部3の上に、これらの折り畳んだ上記段ボール紙23a、23bと上記上蓋部7を積層させることで、コンパクトに収納することができる。
また、上蓋部7は、木製の板状部材である上蓋39と、この上蓋39の四辺に固着された紙製の等辺山形材41、41、41、41とから構成されているので、上記底板部3と共通の簡易な構成により、上記上蓋部7を構成することができる。
なお、本発明は前記第一実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記一実施の形態では、側板部の段ボール紙を3層構造としたが、2層構造、4層以上の積層構造とすることが考えられる。
また、被梱包材としても様々のものが考えられ、底板部、上蓋部、側板部の形状、大きさを、上記被梱包材に合わせて変更することが考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、例えば、柱状の構造材を梱包する梱包箱に係り、特に、フォークリフトのフォークの差込方向の制限をなくして作業効率を向上させ、且つ、重量物であっても搬送することができるように工夫したものに関し、例えば、アルミニウム製の柱状構造材の梱包に好適である。
1 梱包箱
3 底板部
5 側板部
7 上蓋部
8 柱状構造材(被梱包材)
9 底板
11 等辺山形材
13 脚部
19 フォーク差込口
21 フォーク差込口
23a 段ボール紙
23b 段ボール紙
29 針材
31 緩衝材
39 上蓋
41 等辺山形材

Claims (7)

  1. 相互に直交する二方向にフォーク差込口を備え被梱包材を下方から支持する底板部と、
    上記底板部上に設置され上記被梱包材を側方から包囲する段ボール製の側板部と、
    上記側板部の上方に設置され上記被梱包材を上方から覆う上蓋部と、
    を具備したことを特徴とする梱包箱。
  2. 請求項1記載の梱包箱において、
    上記底板部は底板と、上記底板の上面の四辺に固着された紙製の等辺山形材と、上記底板の下面に固着された複数の脚部と、から構成されていて、上記脚部に上記相互に直交する二方向の内の一方のフォーク差込口が設けられていて、上記脚部相互間に他方のフォーク差込口が設けられていることを特徴とする梱包箱。
  3. 請求項2記載の梱包箱において、
    上記底板は木製であることを特徴とする梱包箱。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の梱包箱において、
    上記側板部は2枚の段ボール紙から構成されていて、それぞれの段ボール紙をL字状に折り曲げてその両端を連結することにより、四角形又は略四角形の側壁とするものであることを特徴とする梱包箱。
  5. 請求項4記載の梱包箱において、
    上記L字状に折り曲げられた二つの段ボール紙はその両端を複数の針材により連結されていて、その連結部の内側には上記被梱包材の上記針材による損傷を防止するための緩衝材が貼り付けられていることを特徴とする梱包箱。
  6. 請求項4又は請求項5記載の梱包箱において、
    上記段ボール紙は三層以上の積層構造になっていることを特徴とする梱包箱。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の梱包箱において、
    上記上蓋部は木製の上蓋と、上記上蓋の四辺に固着された紙製の等辺山形材と、から構成されていることを特徴とする梱包箱。
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