JP2017109768A - 寝装具保管箱 - Google Patents
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Abstract
Description
段ボール素材を用いた大型の組み立て式容器としては、例えば、特許文献2に記載されているように、両端が開口した四角筒を、トレイ状の底部及びキャップ部とで挟む構成のものが知られている。
しかし、このような保管方法の場合、ゴミやホコリで汚れやすいという問題に加えて、害虫被害の問題や湿気によるカビ等の問題があり、衛生上好ましくない。
吊下げ式でない保管剤の場合、保管箱の底面に保管剤を載置する場合と、寝装具と寝装具の間に保管剤を配置する場合とが考えられる。
保管箱の底面に保管剤を載置する場合、例えば、保管剤が防虫剤である場合には、有効成分が保管箱の下部に滞留し、保管箱の下部と上部とで防虫効果に偏りが生じるという問題がある。
以下、本発明の一態様である実施形態について、図面に基づいて説明する。
<寝装具保管箱の全体構成>
図1(a)は、実施形態に係る寝装具保管箱100の外観を模式的に示す斜視図である。図1(b)は、Z軸に直交する所定の仮想平面における寝装具保管箱100の断面図である。図2は、寝装具保管箱100の構成を模式的に示す分解斜視図である。
なお、以降の説明においては、Z軸方向を上下方向とし、Z側を上、−Z側を下とする。また、Y軸方向を奥行き方向とし、Y側を手前、−Y側を奥とする。さらに、X軸方向を幅方向とし、X側を右、−X側を左とする。そして、収容筒部10は、その筒軸JがZ軸と一致するように配置される。即ち、収容筒部10は、上端及び下端が開口している。
(収容筒部)
収容筒部10は、収容筒本体部分11及び閉塞部分12とから成る。
収容筒本体部分11は、4つの側壁11a(11a1,11a2,11a3,11a4)を有する四角筒状である。4つの側壁11aのうちの1つの側壁11a1は、開口11a1aを有する。開口11a1aは、側壁11a1の上端から下端まで連続した開口であって、側壁11a1の幅方向の略中央に設けられている。側壁11a1の開口11a1a以外の部分であるフラップ11a1bは、開口11a1aの左側に位置する左フラップ部分11a1b1及び右側に位置する右フラップ部分11a1b2から成る。左フラップ部分11a1b1は、側壁11a2に連接しており、右フラップ部分11a1b2は、側壁11a4に連接している。なお、開口11a1aは空間であって物体ではないので、厳密には側壁11aを構成する一部であるとは言えないが、ここでは、説明の便宜上、開口11a1aを側壁11a1の一部として扱う。
閉塞部分12は、平面視(図1(a),図2において、−Y方向に見た場合)で四角形の板状部材であって、収容筒本体部分の側壁11a1を覆って配置されることにより、開口11a1aが閉塞部分12により閉塞される。本実施形態においては、閉塞部分12の縦の長さ(Z軸方向の長さ)及び横幅(X軸方向の長さ)は、それぞれ側壁11a1の縦の長さ及び横幅と略等しい。これにより、閉塞部分12は、開口11a1aを閉塞する際に、側壁11a1の略全体を覆うこととなる。開口11a1aが閉塞部分12で閉塞されることにより、収容筒部10の四角筒形状が完成する。
なお、本実施形態では、収容筒本体部分11は、2つのパーツから成る。即ち、左フラップ部分11a1b1,側壁11a2,側壁11a3で構成されるパーツと、側壁11a4及び右フラップ部分11a1b2で構成されるパーツとが、結合部材13により結合されて一体化されている。結合部材13は、本実施形態においては、具体的には、例えば、ステープラー(ホチキス)やメタルファスナーである。しかし、これに限られず、結合部材13として、接着剤や面ファスナー等を用いてもよい。
(底板部)
底板部20は、上端が開口した有底四角筒状であり、底に相当する部分であって、平面視(Z軸方向に見た場合)で四角形の板状部材である底板部分21と、側壁に相当する部分であって、底板部分21の周縁から上方(Z方向)に連接する底板フランジ部分22とから構成されている。
また、本実施形態においては、底板フランジ部分22の内側であって底板部分21上に底板部分21と略同じサイズの除湿シート3が配置されている。これにより、寝装具保管箱100内に収容された寝装具に対して除湿効果が得られる。除湿シート3としては、例えば、シリカゲルをシート状に加工したものを用いることができる。
(天板部)
天板部30は、下端が開口した有底四角筒状であり、底に相当する部分であって、平面視(Z軸方向に見た場合)で四角形の板状部材である天板部分31と、側壁に相当する部分であって、天板部分31の周縁から下方(−Z方向)に連接する天板フランジ部分32とから構成されている。
(柱状部材)
図3(a)は、柱状部材40の外観斜視図であり、図3(b)は、柱状部材40の上端部の一部拡大斜視図である。
柱状部材40a,40b,40c,40dは、その長手方向が上下方向となる姿勢で、それぞれ収容筒部10の四隅である隅領域11b1,11b2,11b3,11b4に面して収容空間100a内に配置されている。ここで、隅領域とは、収容筒本体部の4つの側壁11a1,11a2,11a3,11a4のうち、隣り合う2つの側壁が接合する部分である。本実施形態では、側壁11a1と側壁11a2との接合部分が隅領域11b1、側壁11a2と側壁11a3との接合部分が隅領域11b2、側壁11a3と側壁11a4との接合部分が隅領域11b3、側壁11a4と側壁11a1との接合部分が隅領域11b4である。
本実施形態では、隅領域11b1に柱状部材40aが、隅領域11b2に柱状部材40bが、隅領域11b3に柱状部材40cが、隅領域11b4に柱状部材40dがそれぞれ面して配置されている。
柱状部材40の筒内空間43には、保管剤4が配置される。保管剤4は、寝装具2を良好に保管するための薬剤であって、防虫剤、除湿剤(乾燥剤)、消臭剤、芳香剤、生物の忌避剤等を広く含む。
なお、柱状部材40の4つの側壁41全てに貫通孔が設けられていなくてもよく、少なくとも隅領域11bと面する側とは反対側(収容空間100aに露出する側)の側壁41の1つに貫通孔が設けられていればよい。
次に、本実施形態に係る寝装具保管箱を利用して寝装具を保管する際の作業について、図4〜図8を参照しながら以下に説明する。
図4(a)は、寝装具保管箱100に寝装具が搬入される前の状態を模式的に示す斜視図である。図4(b)は、収容筒本体部分11の内部空間である収容空間100aに寝装具が搬入される様子を模式的に示す斜視図である。図5(a)は、収容空間100a内に寝装具が搬入された後、開口11a1aが閉塞部分12により閉塞される様子を模式的に示す斜視図である。図5(b)は、開口11a1aが閉塞部分12により閉塞された後、天板部30により収容筒部10の上側の開口が閉塞される様子を模式的に示す斜視図である。
まず、図4(a)に示すように、寝装具2を収容空間100aに搬入する前に、柱状部材40の筒内空間43に保管剤4を配置する。保管剤4の配置は、必ずしも寝装具2の搬入前に行う必要はないが、搬入後は積み上げられた寝装具2が邪魔になるので、搬入前の方が保管剤4の配置が容易である。
保管剤4が、図4(a)に示す保管剤4bのように個包装タイプである場合、1個または複数個の保管剤4bを貫通孔42aから筒内空間43に投入することにより、容易に保管剤4を筒内空間43に配置することができる。この場合、下側の貫通孔42aを塞ぐように、予めいくつかの寝装具2を収容空間100a内に収納しておくと、投入された保管剤4bが下側の貫通孔42bから外にこぼれ出て散乱するのを防ぐことができる。
また、保管剤4のサイズが大きく、貫通孔42aから筒内空間43内に配置するのが困難な場合には、フックを柱状部材40の外側から引掛けて保管剤4を柱状部材40の外側に吊下げてもよい。
続いて、図4(b)に示すように、収容空間100a内に寝装具2を搬入する。このとき、側壁11aに開口11a1aが設けられているので、開口11a1aから寝装具2を容易に搬入することができる。
そして、収容空間100aに寝装具2を搬入し終わると、図5(a)に示すように、開口11a1aを閉塞部分12で閉塞する。このとき、閉塞部分12の下端部が手前側(Y方向側)の底板フランジ部分22と収容筒本体部分11のフラップ11a1bとの間に差し込まれ、挟まれた状態となる。そして、開口11a1aが閉塞部分12により塞がれて収容筒部10が四角筒形状となる。
続いて、図6に示すように、寝装具2が内部に収容された寝装具保管箱100(以下、内部に収容された寝装具2も含めて、単に「寝装具保管箱100」と表記する。)をパレット6上に載せて、フォークリフト7によりトラック8の荷台8aに積載する。本実施形態では、トラック8は、例えば、4トンウィング型トラックである。荷台8aに寝装具保管箱100を積み終えたら、トラック8にて倉庫等の保管場所へと搬送する。
トラック8によって倉庫へと搬送された寝装具保管箱100は、図8に示すように、フォークリフト7で倉庫内へと搬入され、倉庫内に保管される。このとき、寝装具保管箱100は、パレット6ごと積み上げて保管されるが、寝装具保管箱100の材質は、強化段ボール素材であり、軽量で高い強度を有するため、積み上げても下になった寝装具保管箱100は容易に潰れることはない。
ここで、寝装具保管箱100が上述したサイズであり、倉庫内で10坪の大きさを占有する場合であって、寝装具2が冷暖房のきいた部屋で使用する薄い掛け布団である場合における収容量について説明する。倉庫内で、寝装具保管箱100を一段で並べる場合、1500枚の寝装具2を収容可能である。寝装具保管箱100を2段に積載することにより3000枚、3段に積載することで4500枚の寝装具2を収容することができる。
また、パレット6は、寝装具保管箱100のサイズに合うように特別に作られたものでなくてもよく、寝装具保管箱100がパレット6に載せられた状態で安定して積み込み、積み下ろし、及び搬送の作業を行うことができるサイズであれば、既存の(市販の)パレットを用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る寝装具保管箱100は、その内部に柱状部材40を有する。そして、柱状部材40は、筒状であって筒内空間43を有し、その側壁に複数の貫通孔42を有している。これにより、筒内空間43に保管剤を配置することができ、保管剤が防虫剤である場合には、有効成分が貫通孔を通って筒の外の収容空間100aへと拡散移動し、寝装具に対して十分な防虫効果を発揮することができる。また、保管剤が除湿剤の場合には、収容空間100a内の湿気が貫通孔42を通って筒内空間43に侵入し、除湿剤によって吸収されるので、寝装具に対して十分な除湿効果を発揮することができる。また、柱状部材40の上端や貫通孔42にフックを引掛けて、保管剤4を筒内空間43内に吊るしたり、柱状部材40の外側に吊るしたりできるので、保管剤4の配置が容易である。この場合、貫通孔42は、保管剤4が掛着される被掛着部として機能する。
さらに、収容筒本体部分11が複数パーツからなり、各パーツが結合部材13により結合され、収容空間100aに結合部材13の一部が露出している場合に、結合部材13の当該露出している部分と寝装具2との間に柱状部材40が介在することにより、寝装具2が結合部材13と擦れたり、結合部材13に引っかかったりして損傷を受けるのを防ぐことができる。
そして、収容筒本体部分11の側壁11a1に開口11a1aが設けられているので、開口11a1aを通じて寝装具2の出し入れを容易に行うことができる。
また、フラップ11a1bの下端部と底板フランジ部分22との間に閉塞部分12の下端部を差し込み、フラップ11a1bの上端部と天板フランジ部分32とで閉塞部分12の上端部を挟み込むという簡単な方法により、開口11a1aを閉塞部分12で塞ぐことができる。加えて、閉塞部分12が、フラップ11a1bと、底板フランジ部分22及び天板フランジ部分32とで固定されているため、閉塞部分12が搬送中や保管中に外れにくく、不用意に開口11a1aが開いて、そこから寝装具2がこぼれ出るという問題が起こりにくい。
さらに、寝装具保管箱100は、両端が開口した筒状の収容筒部10の両端を、それぞれ有底筒状の底板部20及び天板部30で蓋をするという簡単な構造であるので、組み立て及び解体が容易である。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することが出来る。なお、説明の重複を避けるため、実施形態と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。
実施形態においては、柱状部材40は、両端が開口した四角筒状であったが、これに限られない。例えば、図9(a)に示す変形例1に係る柱状部材240のように、両端が閉塞した三角筒状であってもよい。本変形例の場合、柱状部材240の長手方向と直交する所定の仮想平面における断面が、直角三角形又はそれに類する形状であって、その直角の部分が隅領域11bに面して配置される。また、図9(a)に示すように、少なくとも直角を構成する2辺に対応する2つの側壁以外の側壁241(即ち、隅領域11bに面する側とは反対側の側壁241)に複数の貫通孔242が長手方向に沿って互いに間隔をあけて設けられていればよい。実施形態における貫通孔42と同様に、本変形例における貫通孔242には、柱状部材240の上端部及び下端部にそれぞれ1つずつ設けられた角孔である貫通孔242aと、2つの貫通孔242aの間に略等間隔で設けられた4つの丸孔である貫通孔242bとの2種類がある。また、貫通孔242aは貫通孔242bよりもサイズが大きく、例えば、柱状部材240の長手方向における貫通孔242aの長さは5cmであって、貫通孔242bの直径は2〜3cm程度である。しかし、貫通孔242a及び242bの大きさは、これらに限定されない。また、貫通孔242bの数は、4個に限定されない。さらには、貫通孔242aは角孔に限定されず、貫通孔242bは丸孔に限定されない。貫通孔242aと242bの形状が同じでもよい。
また、上記所定の仮想平面における断面形状は、直角三角形に限られず、何れの種類の三角形であってもよい。
(変形例2)
柱状部材は、実施形態では四角筒であり、変形例1では三角筒であった。しかし、これに限られず、柱状部材が五角筒以上の多角筒であってもよいし、円筒、半円筒、筒軸に直交する任意の平面における断面が扇形である筒状の部材等であってもよい。何れの場合においても、その側壁のうち、少なくとも隅領域11bと面する側と反対側の側壁(又は側壁の部分)に、長手方向に沿って複数の貫通孔が設けられていればよい。
さらには、柱状部材は、筒状に限られない。例えば、図8(b)に示す変形例3に係る柱状部材340のように、長手方向に直交する所定の仮想平面における断面形状が、L字状であってもよい。柱状部材340は、L字の優角側が隅領域11bに面して配置される。柱状部材340は、L字の2辺に対応する2つの長尺な板状の部分341の少なくとも一方に、それぞれ長手方向に沿って複数の貫通孔342が互いに間隔をあけて設けられている。実施形態における貫通孔42と同様に、本変形例における貫通孔342には、柱状部材340の上端部及び下端部にそれぞれ1つずつ設けられた角孔である貫通孔342aと、2つの貫通孔342aの間に略等間隔で設けられた4つの丸孔である貫通孔342bとの2種類がある。また、貫通孔342aは貫通孔342bよりもサイズが大きく、例えば、柱状部材340の長手方向における貫通孔342aの長さは5cmであって、貫通孔342bの直径は2〜3cm程度である。しかし、貫通孔342a及び342bの大きさは、これらに限定されない。また、貫通孔342bの数は、4個に限定されない。さらには、貫通孔342aは角孔に限定されず、貫通孔342bは丸孔に限定されない。貫通孔342aと342bの形状やサイズが同じでもよい。
なお、図9(b)においては、図示の都合上、複数の貫通孔342aと複数の貫通孔342bとで1つの構成要素としての貫通孔342が構成されているように表示されているが、実際は、各貫通孔342a及び各貫通孔342bが、独立した1つの貫通孔342である。
(変形例4)
変形例3に係る柱状部材340は、貫通孔を有していたが、これに限られない。例えば、貫通孔ではなく、L字の劣角側から優角側に凹入する凹部であってもよい。例えば、柱状部材340の優角側の側面にライナーを1枚貼付して貫通孔を塞ぐことにより、凹部が形成されてもよい。
また、本変形例に係る柱状部材においても、結合部材13と寝装具2との間に配置されることにより、寝装具2が結合部材13と擦れたり、結合部材13に引っかかったりして損傷を受けるのを防止することができる。
実施形態に係る柱状部材40及び変形例1に係る柱状部材240は、そおれぞれ両端が閉塞していたが、これに限られず、少なくとも上端が開口していてもよい。この場合、天板部30により収容空間100aが閉じられた状態において、柱状部材の上端と天板部分31とが離間して、双方の間に隙間が存在してもよい。このように隙間が存在することにより、上端の開口を通じても収容空間100aの上部と下部の空気が循環することができ、保管剤4の効果がより有効に発揮される。当該隙間は、例えば、1〜10cm程度であるが、これに限られない。筒内空間を通じて収容空間100a内の空気が循環することができれば、1cmより小さくてもよいし、10cmより大きくてもよい。ただし、あまり隙間が大きすぎると、積み上げられた寝装具2が当該隙間に侵入して柱状部材上端の開口を塞いでしまい、隙間の効果が損なわれる虞がある。
さらには、フックを用いて保管剤4が吊下げられる場合には、柱状部材の下端が開口し、且つ、柱状部材の下端と底板部分21(除湿シート3)とが離間して固定されてもよい。柱状部材40の下端が底板部分21(除湿シート3)から離間し、双方の間に隙間が存在することにより、収容空間100aの底板部分付近の空気が筒内空間43へとより侵入しやすくなり、筒内空間及び貫通孔を通じて収容空間100a内の空気の循環が促進され、保管剤4の効果をより高めることができる。
実施形態に係る寝装具保管箱100においては、側壁11a1は開口11a1aを有し、開口11a1aは、側壁11a1の上端から下端まで開口しているが、これに限られない。例えば、開口11a1aが、側壁11a1の上端から下端まで開口せずに、側壁11a1の下端部分には開口が設けられていなくてもよい。この場合、側壁11a1の下端部分においては、左フラップ部分11a1b1と右フラップ部分11a1b2とがそれぞれ延設されて繋がった状態となり、収容筒本体部分11が四角筒形状を保ちやすいという利点がある。また、この場合であっても、側壁11aの上端側は開口しているので、寝装具を搬入しやすい。
(変形例7)
実施形態に係る寝装具保管箱100においては、収容筒本体部分11が、左フラップ部分11a1b1,側壁11a2,側壁11a3で構成されるパーツと、側壁11a4及び右フラップ部分11a1b2で構成されるパーツとで構成されていた。しかし、各パーツは上記の構成に限られない。例えば、左フラップ部分11a1b1及び側壁11a2で構成されるパーツと、側壁11a3,側壁11a4,右フラップ部分11a1b2で構成されるパーツとで構成されていてもよい。収容筒本体部が実施形態と異なる構成の2パーツから成る場合であっても、結合部材により結合される箇所を隅領域に設けるのが好ましい。結合箇所を隅領域に設けることにより、当該隅領域に柱状部材を配置して、結合部材の収容空間内に露出した部分を柱状部材で隠すことができ、露出した結合部材で寝装具が損傷を受けるのを防止することができる。
実施形態に係る寝装具保管箱100は、全体としての形状が四角柱であったが、これに限られない。例えば、筒軸に垂直な任意の平面における断面形状がn角形のn角柱としてもよい。更に、円柱でもよいし、断面形状が半円形状、扇形である筒状の部材であってもよい。
上記実施形態及び各変形例においては、柱状部材の長手方向に沿って配される貫通孔の数は、一列において7個であったが、これに限定されない。6個以下であってもよいし、8個以上であってもよい。
(変形例10)
上記実施形態及び各変形例における複数の貫通孔の形状は、角孔や丸孔であったが、これらに限られない。例えば、平面視で三角形、四角形、楕円形、半円形、扇形、ハート形、星形等、任意の形状としてもよい。何れの場合も、柱状部材の上端が閉塞されている場合には、複数の貫通孔のうちの少なくとも1つを、保管剤4が入れやすい形状及び大きさにするのが好ましい。
なお、柱状部材を構成する素材は、段ボール素材に限られず、段ボール以外の紙、樹脂、発泡スチロール、ポリカーボネード素材、スチール素材等の素材を用いてもよい。また、収容筒本体部分11の側壁及び閉塞部分12については、補強のための筋交いを設けてもよい。
3 除湿シート
4,4a,4b,4c 保管剤
10 収容筒部
11 収容筒本体部分
11a,11a1,11a2,11a3,11a4 (収容筒部の)側壁
11a1a 開口
11b,11b1,11b2,11b3,11b4 隅領域
12 閉塞部分
13 結合部材
20 底板部
21 底板部分
22 底板フランジ部分
30 天板部
31 天板部分
32 天板フランジ部分
40,40a,40b,40c,40d,240,340 柱状部材
41,241 (柱状部材の)側壁
42,42a,42b,242,242a,242b,342,342a,342b 貫通孔
43,243 筒内空間
100 寝装具保管箱
100a 収容空間
さらには、柱状部材は、筒状に限られない。例えば、図9(b)に示す変形例3に係る柱状部材340のように、長手方向に直交する所定の仮想平面における断面形状が、L字状であってもよい。柱状部材340は、L字の優角側が隅領域11bに面して配置される。柱状部材340は、L字の2辺に対応する2つの長尺な板状の部分341の少なくとも一方に、それぞれ長手方向に沿って複数の貫通孔342が互いに間隔をあけて設けられている。実施形態における貫通孔42と同様に、本変形例における貫通孔342には、柱状部材340の上端部及び下端部にそれぞれ1つずつ設けられた角孔である貫通孔342aと、2つの貫通孔342aの間に略等間隔で設けられた4つの丸孔である貫通孔342bとの2種類がある。また、貫通孔342aは貫通孔342bよりもサイズが大きく、例えば、柱状部材340の長手方向における貫通孔342aの長さは5cmであって、貫通孔342bの直径は2〜3cm程度である。しかし、貫通孔342a及び342bの大きさは、これらに限定されない。また、貫通孔342bの数は、4個に限定されない。さらには、貫通孔342aは角孔に限定されず、貫通孔342bは丸孔に限定されない。貫通孔342aと342bの形状やサイズが同じでもよい。
Claims (5)
- 両端が開口した多角筒状であって、その筒軸が上下方向に沿うように配置された収容筒部と、
前記収容筒部の下側の開口を閉塞する底板部と、
前記収容筒部の上側の開口を閉塞する天板部とを有し、
前記収容筒部、前記底板部、及び前記天板部により囲まれる収容空間内に、寝装具が収容可能な寝装具保管箱であって、
前記収容空間内において、前記収容筒部を構成する複数の側壁のうちの隣り合う2つの側壁の接合部分である複数の隅領域のうち、少なくとも1つの隅領域に面して配置され、前記筒軸に沿った方向に長尺な柱状部材を有し、
前記柱状部材は、その長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置された複数の貫通孔を有する
ことを特徴とする寝装具保管箱。 - 前記柱状部材は、内部に前記保管剤を配置可能な筒内空間を有する筒状の部材であって、
その側壁の前記少なくとも1つの隅領域に面する側とは反対側に、前記複数の貫通孔を有し、
前記複数の貫通孔のうち、前記柱状部材の前記長手方向における両端に配置されている貫通孔は、他の貫通孔よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の寝装具保管箱。 - 前記柱状部材は、前記筒軸に直交する所定の仮想平面における断面形状がL字状であって、前記L字の優角側が、前記少なくとも1つの隅領域に面して配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の寝装具保管箱。 - 前記収容筒部は、四角筒状であって、その4つの側壁のうちの1つの側壁に開口を有する収容筒本体部分と、前記収容筒本体部分の開口を閉塞する閉塞部分とから成り、
前記底板部は、底板部分と、前記底板部分の周縁から上方に連接する底板フランジ部分とから成り、
前記天板部は、天板部分と、前記天板部分の周縁から下方に連接する天板フランジ部分とから成り、
前記収容筒部の下端は、前記底板フランジ部分の内側において前記底板部分上に載置され、
前記天板部は、前記収容筒部の上端が、前記天板フランジ部分の内側に位置する状態で、前記収容筒部上に載置されている
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の寝装具保管箱。 - 前記収容筒本体部は、複数のパーツが結合部材により結合されて成り、
前記結合部材は、前記少なくとも1つの隅領域に配置されており、
前記底板部分上に、除湿シートを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の寝装具保管箱。
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