JP2004175442A - 卵用包装構造、卵用外装ケースおよび内装トレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】輸送可能な状態に包装した卵の冷却が素早く行えるようにして品質の保持が確実に行えるとともに、使用に際しての予冷処理などの作業も簡易に行えるようにすること。
【解決手段】卵Eを内装材6に収納したのち段ボール製の外装材1内に収納して包装する卵用包装構造であって、上記内装材6と外装材1に、外装材1外の雰囲気と内装材6内の雰囲気を交換流通させる通気部4,5,9を形成し、上記外装材1における通気部4,5の形成位置を、外装材1の幅を構成する第1側面2の左右方向の中間位置と、上記第1側面2に隣接する第2側面3における両端縁から、上記第1側面2の半分の幅と同一または略同一の寸法を隔てた位置に設定した卵用包装構造。
【選択図】 図3
【解決手段】卵Eを内装材6に収納したのち段ボール製の外装材1内に収納して包装する卵用包装構造であって、上記内装材6と外装材1に、外装材1外の雰囲気と内装材6内の雰囲気を交換流通させる通気部4,5,9を形成し、上記外装材1における通気部4,5の形成位置を、外装材1の幅を構成する第1側面2の左右方向の中間位置と、上記第1側面2に隣接する第2側面3における両端縁から、上記第1側面2の半分の幅と同一または略同一の寸法を隔てた位置に設定した卵用包装構造。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、卵、特に鶏卵の包装に好適な卵用包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
生産された卵は集荷されると、GPセンタ(Grading and Packing Center、鶏卵選別包装センタ)に運ばれ、洗卵、乾燥、検査、殺菌と順番に処理を受けて、サイズ毎に選別されながらパック詰めまたはトレイ詰めがなされる。パック詰めされた卵は主に一般消費者向けで、段ボールや合成樹脂からなる外装ケースに包装される。またトレイ詰めされた卵は業者向けであり、特に紙製のトレイに収納載置された卵は、段ボールからなる外装ケースに収納され包装がなされて出荷待ちの状態となる。
【0003】
出荷までは品質を保つため低温で保管される。このとき、既に包装が完了しており、卵の周りには内装材(パックやトレイ)と、さらに外装ケースがあるので、冷気が良好に循環せず、冷えるまでには時間が掛る。特に紙製のトレイと段ボール製の外装ケースで包装した場合には、断熱性が高いので、より時間が掛る。
【0004】
また、例えば液卵製造工程などで割卵を行う場合は、菌の増殖を防ぐために卵を予冷しておくことが不可欠であるが、上述のように冷気が行き届きにくいため、納入された卵はまず開梱してから、良く冷えるようにトレイをずらすなどして外気が直に当たる状況を作って冷蔵庫に入れられる。
【0005】
しかし、このようにトレイをずらしたりすることは、大量の卵を処理する場合には特に、面倒な作業である。
【0006】
さらに、夏季においては気温が上昇するので、包装された卵は蒸れやすい。しかも、冷蔵車を用いて配送しても、包装された卵が上述のように冷えにくい上に、配送のたびに何度も冷蔵車の扉を開けるので、庫内の温度が下がらず、卵自体の温度を所定の低温に保てないことがある。
【0007】
なお卵が蒸れないようにパックに通気穴を開けることは、行われていた(特許文献1参照)。
【0008】
しかし、パックに通気穴を開けるだけでは蒸れ防止効果程度で、冷却を素早く行わせることはできない。
【0009】
【特許文献1】
実開昭52−17233号。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、包装した卵の冷却が素早く行えるようにして品質の保持が確実に行えるとともに、使用に際しての予冷処理などの作業も簡易に行えるようにすることを主たる課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのための手段は、卵を内装材に収納したのち段ボール製の外装材内に収納して包装する卵用包装構造であって、上記内装材と外装材に、外装材外の雰囲気と内装材内の雰囲気を交換流通させる通気部を形成した卵用包装構造であることを特徴とする。
【0012】
上記通気部は、適宜形状、適宜大の穴や、複数の微細穴、紙製の場合には薄肉部等で形成するとよく、また、通気穴を必要なときに形成する通気穴形成用の切り込み、ミシン目等の通気穴形成用端緒部で形成するもよい。
【0013】
外装材外の雰囲気は、パックやトレイのような内装材内に流通し、内装材内の雰囲気は外装材外に流通して、雰囲気の交換流通が図れる。つまり外の冷気を遮断されることなく取り込むことができ、断熱性の高い段ボール製の外装材を用いて包装しても、冷却が円滑に行える。
【0014】
別の手段は、内部の収納空間に卵を収納する段ボール製の卵用外装ケースであって、側面に、内外の雰囲気を流通させる通気部を形成した卵用外装ケースであることを特徴とする。
【0015】
上記通気部は、適宜形状、適宜大の穴や、複数の微細穴等で形成するとよく、また、通気穴を必要なときに形成する通気穴形成用の切り込み、ミシン目等の通気穴形成用端緒部で形成するもよい。さらに通気穴にはネットを貼り付けて、通気可能な状態に開口を塞ぐもよい。
【0016】
また、パレットに積んでも良好な通気が可能なようにするには、卵用外装ケースを立方体または直方体状に形成するとともに、前記通気部の形成位置を、当該卵用外装ケースの幅を構成する第1側面の左右方向の中間位置と、上記第1側面に隣接する第2側面における両端縁から、上記第1側面の半分の幅と同一または略同一の寸法を隔てた位置に設定するとよい。卵用外装ケースを例えばL字形に直角に組み合わせて積み上げても、上記通気部を塞がないで済む。
【0017】
また、前記通気部を星形の穴で形成するとよい。内側の開口径を小さく維持しながらも外周に広がるギザギザの分、開口面積を広く取ることができ、雰囲気の流通を良好にすることができるとともに、虫の侵入を抑制して衛生状態を保つことができる。
【0018】
さらに、前記通気部を上下に複数段形成し、上段側の通気部を下段側の通気部よりも大きく形成すると、降下する冷気を効率よく導入し、雰囲気の交換流通を促進できる。
【0019】
さらに別の手段は、前記卵用外装ケースに収納する紙製の卵用内装トレイであって、該卵用内装トレイに、内外に雰囲気を流通させる空気流通用の通気部を形成した卵用内装トレイであることを特徴とする
この場合も通気部は、適宜形状、適宜大の穴や、複数の微細穴、紙製の場合には薄肉部等で形成するとよく、また、通気穴を必要なときに形成する通気穴形成用の切り込み、ミシン目等の通気穴形成用端緒部で形成するもよい。
【0020】
また前記通気部は、卵用内装トレイの存在意義を殺さないため、収納載置する卵の間に位置する緩衝支持用の柱状部の側面上部に形成するとよい。すなわち、上記緩衝支持用の柱状部の側面上部は、上下方向の荷重が掛らない位置であるとともに、卵の収納載置で塞がれない位置である。
【0021】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、卵用内装トレイやパック等からなる内装材や段ボール製の卵用外装ケースである外装材に通気部を形成しているので、内外での雰囲気の交換流通が図れ、冷気を卵に直に送り込むことができ、冷却を促進できる。
【0022】
このため、包装済み状態でもすぐに冷却が行え、品質保持を確実に行える。また、卵割前の予冷処理などの冷却処理が包装状態のまま行え、簡単である。
【0023】
さらに、簡単に素早く冷却ができるので、冷蔵コストを削減することができる。しかも卵の長期保存も可能になって、卵の相場に応じて購入し、コストを低減することも可能となる。
【0024】
また、卵用外装ケースに形成する通気部の位置を、卵用外装ケースの幅を構成する第1側面の左右方向の中間位置と、上記第1側面に隣接する第2側面における両端縁から、上記第1側面の半分の幅と同一または略同一の寸法を隔てた位置に設定すると、卵用外装ケースをパレット状に積み上げても、通気部を塞がずに済み、通気性を確保した状態を維持できる。
【0025】
すなわち、例えば平面視長方形の卵用外装ケースを縦横にL字形に組み合わせても、一方の卵用外装ケースにおける第1側面の通気穴は、他方の卵用外装ケースにおける第2側面の通気穴に対向または略対向するので、卵用外装ケース間の通気性を得られる。また、例えば平面視長方形の卵用外装ケースを横に2個並べてこれらの境目に別の卵用外装ケースを縦に組み合わせてT字形にしても、縦にした卵用外装ケースの第1側面の通気穴は、横に並べた2個の卵用外装ケースの間に位置するので、縦にした卵用外装ケースの第1側面からの通気性を得られる。
【0026】
また、卵用内装トレイに形成する通気部の位置については、緩衝支持用の柱状部の側面上部に形成することで、卵の収納載置により通気部は塞がれず、また支持する荷重が直接掛らず、通気部を形成しても充分に支持でき、柱状部の存在意義を没却しないですむ。また通気部は上部に形成しているので、降下する冷気の導入を速やかに行わせ、雰囲気の循環を良好にすることができ、冷却効率が良い。
【0027】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、段ボール製の卵用外装ケース1(以下、外装ケースという)を示し、この外装ケース1は、直方体状で、4つの側面2,3に、内外の雰囲気を流通させる通気穴4,5を形成したものである。通気穴4,5は、幅Wを形成する2つの側面(第1側面2)と、長さLを形成する2つの側面(第2側面3)とにそれぞれ2個ずつ、4個ずつ形成している。
【0028】
図2が上記外装ケース1の展開図であり、通気穴4,5の形成位置は、次のように設定するとよい。すなわち、外装ケース1の幅Wを構成する第1側面2の左右方向の中間位置と、上記第1側面2に隣接し長さLを構成する第2側面3における両側縁から所定長さL1隔てた位置であって、上下2段に形成する。
【0029】
ここで、上記所定長さL1は、上記第1側面2の半分の長さW1と同一、または略同一の寸法である。したがって、外装ケース1が平面視正方形である場合、第2側面3に形成する通気穴4,5は2個でもよいことになる。
【0030】
また、上下2段に形成する通気穴4,5の直径Rは、上段がわの通気穴4の方を下段がわの通気穴5のそれよりも大きく設定する。そして、上下の各通気穴4,5は、上端縁から所定長さH1の位置と、下端縁から所定長さH2の位置とに形成する。これら所定長さH1、H2は、図3に示したように、内側に収納する卵用内装トレイ6(以下、内装トレイという)を複数段重ねたときに上段と下段の内装トレイ6の上側部位に対応する位置に設定するとよい。
【0031】
上記各寸法について、外装ケース1の規格に基づいて一例をあげれば、W30cm、L46cm、H23cmの外装ケース1で、内装トレイ6を4段積層する場合、上記W1は15cmだから、L1は15cmまたは15cm前後、H1は約4.5cm、H2は約5cmに設定するとよい。
【0032】
なお、図中1aは糊しろ、1bは底フラップ、1cは蓋フラップ、1dは折り込みフラップである。また図中破線は折り曲げ線を示す。
【0033】
上記内装トレイ6は紙製で、図4に示したように、卵Eを立てて収納載置できるように多数の凹部7を縦横に配設した形状で、各凹部7間には、上下方向の荷重を支持するとともに、凹部7間における緩衝を行う緩衝支持用の支柱部8を有している。各支柱部8の上端は、2辺に位置するものを除いて方形をなす平坦面で形成し、積層した時には図3に示したように上記凹部7底面の平坦面と面接触するようにしている。
【0034】
そしてこの内装トレイ6の上記支柱部8における凹部に向かう4つの側面に、通気穴9を形成している。通気穴9は、図5にも示したように、卵Eの収納載置によって塞がれず、上下方向の荷重を強く受けない位置である上部に設定するとよい。この他、例えば支持部8の上端面中央と凹部7の底面中央にも形成すもよい。
【0035】
このように構成した外装ケース1と内装トレイ6とにより卵Eを輸送可能な状態に包装すると、外装ケース1が段ボール製で、内装トレイ6が紙製であるので、緩衝性能も保温性も良好である。
【0036】
そして、それぞれに形成した通気穴4,5,9によって、包装状態のままでも素早い冷却ができる。すなわち、内装トレイ6に卵を収納載置してその内装トレイを積層し、外装ケース1内に収納して、外装ケース1の蓋フラップ1cを閉じても、図3に示したように、外装ケース1の側面に形成した通気穴4,5を、降下する冷気は通る。そして、内部に入って卵Eに直に当たるとともに、通気穴4,5のそばにない卵Eに対しては、内装トレイ6の通気穴9を介して外装ケース1内で流動循環し、侵入した冷気が当たる。
【0037】
冷気が外装ケース1内に入るときには、上段がわの通気穴4を大きく形成しているので、重くて降下する冷気は侵入しやすい。冷気が内部に入ると、内部に存在した常温の雰囲気は、冷気に押されたりして上昇し、内装トレイ6の通気穴9を通り、外装ケース1の上下の通気穴4,5を通って外部に排出される。このような雰囲気の交換流通は、外装ケース1と内装トレイ6に通気穴4,5,9を形成したことによって、また通気穴4,5,9を上述のような位置に形成したことによって、活発、円滑に行われる。このため、内部にまで冷気は均等に、しかも素早く作用し、卵を均等かつ即座に冷却することができる。
【0038】
なお、上述例の寸法の外装ケース1の場合、パレットP上に積んだ荷姿は、図6に示したようになるが、この場合に通気穴4,5の位置を上述のように設定しているので、通気穴4,5は塞がれることなく、上述のような冷却作用は確実に行える。すなわち上述例の寸法の外装ケース1の場合、たてよこの長さの比はおよそ3:2であるので、パレットP上には横長にした外装ケース1を上下方向に3つ並べてその脇に、縦長にした外装ケース1を上下方向に2つ並べるが、横長にした外装ケース1の第1側面2の通気穴4,5は、縦長にした外装ケース1の第2側面3の通気穴4,5、または縦長にした外装ケース1の間の隙間10と相互に対向する。同様に、横長にした外装ケース1の間の隙間11は、縦長にした外装ケース1の第2側面3の通気穴4,5に対応する。その他各外装ケース1の対向面の通気穴4,5は、相互に対応する。このように全ての通気穴4,5が、塞がれることはないので、内部への雰囲気の交換流通は良好である。
【0039】
規格化されている他の寸法の外装ケースにおいても同様である。図7に示した外装ケース1は、長さL50cm、幅W25cm、高さH27cmの外装ケース1で、図8に示した外装ケース1は、長さL49cm、幅W30.5cm、高さH21.5cmの外装ケース1で、いずれの場合も、内側に位置する通気穴4,5を開放状態に保てる。
【0040】
このようにパレットPに積んでも冷却効率のよい効果は保てるので、品質保持を確実に行える。また、納品した卵Eの割卵前の冷却処理なども納品した状態のまま行え、簡単である。
【0041】
さらに冷却は素早くできるので、冷蔵コストを削減することもできる。
【0042】
以下、他の例を説明する。
図9から図12は、外装ケース1の展開図で、図9の外装ケース1は、通気穴12を多数形成した例である。このように大きさも配置も適宜設定するもよい。
【0043】
図10の外装ケース1は、図2に示した外装ケース1の場合と同様に形成した通気穴4,5の内側に、通気性を有するネット部材13を取り付けて、通気穴4,5を塞いだ例を示す。このようにすることで、通気性を確保した状態で虫などの侵入を完全に阻止できる。
【0044】
図11の外装ケース1は、通気穴14の形状を星形に形成した例で、このように星形に形成すると、内側の開口径を小さく維持して虫などの侵入を抑制しながらも、外周に広がるギザギザの分、開口面積を大きくとることができて、雰囲気の流通を良好にすることができる。なお、この場合も上段がわの通気穴14の方を下側の通気穴14よりも大きく形成するとよい。
【0045】
また図12に示したように、必要なときに通気穴4,5を形成できるように、切り込み15aからなる通気穴形成用端緒部15で通気部を形成するもよい。この切り込み15aは、1点を中心に放射状に形成している。切り込み15aに代えてミシン目で形成するもよい。素早い冷却が必要なときに、外側から棒などを差し込めば通気穴4,5を形成することができる。
【0046】
図13に示したように枠状のスライド部材16を組みつけても、必要なときに通気穴4,5を形成できる。すなわち、図1に示した外装ケース1と同一構造の外装ケース1における高さ方向の中間部に、段ボール等からなる2個の上記スライド部材を上下方向にスライド可能に巻き付けるように取り付けている。スライド部材16を上下に移動するだけで通気穴4,5を開閉できる。例えば速やかな冷却が必要なときに通気穴4,5を開放し、冷却が行われた頃に通気穴4,5を閉じると、素早く所定の温度に冷却できる上に、その冷却状態をより長く保つことができる。また必要であれば、上段または下段のいずれか一方の通気穴4,5のみを開放して、雰囲気の交換流通量を調節することもできる。
【0047】
また、図14は、内装トレイ6の他の例を示す斜視図であり、内装トレイ6の場合も、図14(a)のように、切り込み17aからなる通気穴形成用端緒部17を形成したりすることもできる。また、図14(b)のように透孔ではなく薄肉部からなる通気部18を形成するもよい。紙製の内装トレイ6は古紙等の原料の紙をプレスして形成しており、そのままでも通気性があるので、図15に断面を示したように一部に薄肉状の通気部18を形成すると、その部分の通気性が他の部分の通気性よりも高く、上述したような雰囲気の交換流通を可能とする通気性を得られる。
【0048】
以上の構成は、この発明の一実施の形態であって、上記外装ケース1は、この発明の外装材に対応し、
内装トレイ6は、内装材に対応し、
通気穴4,5,12,14は、外装材および外装ケースの通気部に対応し、
通気穴9は、内装材および内装トレイの通気部に対応し、
通気穴形成用端緒部15は、外装材および外装ケースの通気部に対応し、
通気穴形成用端緒部17および薄肉部からなる通気部18は、内装材および内装トレイの通気部に対応するも、
この発明は上述の構成のみに限定されるものではない。
【0049】
例えば内装材としては、内装トレイ6に代えて、紙や合成樹脂からなるパックで構成するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】卵用外装ケースの斜視図。
【図2】卵用外装ケースの展開図。
【図3】卵用包装構造を示す断面図。
【図4】卵用内装トレイの斜視図。
【図5】図4のA−A切断端面図。
【図6】卵用外装ケースの荷姿の平面図。
【図7】卵用外装ケースの荷姿の平面図。
【図8】卵用外装ケースの荷姿の平面図。
【図9】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図10】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図11】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図12】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図13】他の例に係る卵用外装ケースの斜視図。
【図14】他の例に係る卵用内装ケースの要部の斜視図。
【図15】図14(b)の要部断面図。
【符号の説明】
1…卵用外装ケース
2…第1側面
3…第2側面
4,5…通気穴
6…卵用内装トレイ
8…支持部
9…通気穴
12,14通気穴
15,17…通気穴形成用端緒部
18…通気部
【発明の属する技術分野】
この発明は、卵、特に鶏卵の包装に好適な卵用包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
生産された卵は集荷されると、GPセンタ(Grading and Packing Center、鶏卵選別包装センタ)に運ばれ、洗卵、乾燥、検査、殺菌と順番に処理を受けて、サイズ毎に選別されながらパック詰めまたはトレイ詰めがなされる。パック詰めされた卵は主に一般消費者向けで、段ボールや合成樹脂からなる外装ケースに包装される。またトレイ詰めされた卵は業者向けであり、特に紙製のトレイに収納載置された卵は、段ボールからなる外装ケースに収納され包装がなされて出荷待ちの状態となる。
【0003】
出荷までは品質を保つため低温で保管される。このとき、既に包装が完了しており、卵の周りには内装材(パックやトレイ)と、さらに外装ケースがあるので、冷気が良好に循環せず、冷えるまでには時間が掛る。特に紙製のトレイと段ボール製の外装ケースで包装した場合には、断熱性が高いので、より時間が掛る。
【0004】
また、例えば液卵製造工程などで割卵を行う場合は、菌の増殖を防ぐために卵を予冷しておくことが不可欠であるが、上述のように冷気が行き届きにくいため、納入された卵はまず開梱してから、良く冷えるようにトレイをずらすなどして外気が直に当たる状況を作って冷蔵庫に入れられる。
【0005】
しかし、このようにトレイをずらしたりすることは、大量の卵を処理する場合には特に、面倒な作業である。
【0006】
さらに、夏季においては気温が上昇するので、包装された卵は蒸れやすい。しかも、冷蔵車を用いて配送しても、包装された卵が上述のように冷えにくい上に、配送のたびに何度も冷蔵車の扉を開けるので、庫内の温度が下がらず、卵自体の温度を所定の低温に保てないことがある。
【0007】
なお卵が蒸れないようにパックに通気穴を開けることは、行われていた(特許文献1参照)。
【0008】
しかし、パックに通気穴を開けるだけでは蒸れ防止効果程度で、冷却を素早く行わせることはできない。
【0009】
【特許文献1】
実開昭52−17233号。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、包装した卵の冷却が素早く行えるようにして品質の保持が確実に行えるとともに、使用に際しての予冷処理などの作業も簡易に行えるようにすることを主たる課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのための手段は、卵を内装材に収納したのち段ボール製の外装材内に収納して包装する卵用包装構造であって、上記内装材と外装材に、外装材外の雰囲気と内装材内の雰囲気を交換流通させる通気部を形成した卵用包装構造であることを特徴とする。
【0012】
上記通気部は、適宜形状、適宜大の穴や、複数の微細穴、紙製の場合には薄肉部等で形成するとよく、また、通気穴を必要なときに形成する通気穴形成用の切り込み、ミシン目等の通気穴形成用端緒部で形成するもよい。
【0013】
外装材外の雰囲気は、パックやトレイのような内装材内に流通し、内装材内の雰囲気は外装材外に流通して、雰囲気の交換流通が図れる。つまり外の冷気を遮断されることなく取り込むことができ、断熱性の高い段ボール製の外装材を用いて包装しても、冷却が円滑に行える。
【0014】
別の手段は、内部の収納空間に卵を収納する段ボール製の卵用外装ケースであって、側面に、内外の雰囲気を流通させる通気部を形成した卵用外装ケースであることを特徴とする。
【0015】
上記通気部は、適宜形状、適宜大の穴や、複数の微細穴等で形成するとよく、また、通気穴を必要なときに形成する通気穴形成用の切り込み、ミシン目等の通気穴形成用端緒部で形成するもよい。さらに通気穴にはネットを貼り付けて、通気可能な状態に開口を塞ぐもよい。
【0016】
また、パレットに積んでも良好な通気が可能なようにするには、卵用外装ケースを立方体または直方体状に形成するとともに、前記通気部の形成位置を、当該卵用外装ケースの幅を構成する第1側面の左右方向の中間位置と、上記第1側面に隣接する第2側面における両端縁から、上記第1側面の半分の幅と同一または略同一の寸法を隔てた位置に設定するとよい。卵用外装ケースを例えばL字形に直角に組み合わせて積み上げても、上記通気部を塞がないで済む。
【0017】
また、前記通気部を星形の穴で形成するとよい。内側の開口径を小さく維持しながらも外周に広がるギザギザの分、開口面積を広く取ることができ、雰囲気の流通を良好にすることができるとともに、虫の侵入を抑制して衛生状態を保つことができる。
【0018】
さらに、前記通気部を上下に複数段形成し、上段側の通気部を下段側の通気部よりも大きく形成すると、降下する冷気を効率よく導入し、雰囲気の交換流通を促進できる。
【0019】
さらに別の手段は、前記卵用外装ケースに収納する紙製の卵用内装トレイであって、該卵用内装トレイに、内外に雰囲気を流通させる空気流通用の通気部を形成した卵用内装トレイであることを特徴とする
この場合も通気部は、適宜形状、適宜大の穴や、複数の微細穴、紙製の場合には薄肉部等で形成するとよく、また、通気穴を必要なときに形成する通気穴形成用の切り込み、ミシン目等の通気穴形成用端緒部で形成するもよい。
【0020】
また前記通気部は、卵用内装トレイの存在意義を殺さないため、収納載置する卵の間に位置する緩衝支持用の柱状部の側面上部に形成するとよい。すなわち、上記緩衝支持用の柱状部の側面上部は、上下方向の荷重が掛らない位置であるとともに、卵の収納載置で塞がれない位置である。
【0021】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、卵用内装トレイやパック等からなる内装材や段ボール製の卵用外装ケースである外装材に通気部を形成しているので、内外での雰囲気の交換流通が図れ、冷気を卵に直に送り込むことができ、冷却を促進できる。
【0022】
このため、包装済み状態でもすぐに冷却が行え、品質保持を確実に行える。また、卵割前の予冷処理などの冷却処理が包装状態のまま行え、簡単である。
【0023】
さらに、簡単に素早く冷却ができるので、冷蔵コストを削減することができる。しかも卵の長期保存も可能になって、卵の相場に応じて購入し、コストを低減することも可能となる。
【0024】
また、卵用外装ケースに形成する通気部の位置を、卵用外装ケースの幅を構成する第1側面の左右方向の中間位置と、上記第1側面に隣接する第2側面における両端縁から、上記第1側面の半分の幅と同一または略同一の寸法を隔てた位置に設定すると、卵用外装ケースをパレット状に積み上げても、通気部を塞がずに済み、通気性を確保した状態を維持できる。
【0025】
すなわち、例えば平面視長方形の卵用外装ケースを縦横にL字形に組み合わせても、一方の卵用外装ケースにおける第1側面の通気穴は、他方の卵用外装ケースにおける第2側面の通気穴に対向または略対向するので、卵用外装ケース間の通気性を得られる。また、例えば平面視長方形の卵用外装ケースを横に2個並べてこれらの境目に別の卵用外装ケースを縦に組み合わせてT字形にしても、縦にした卵用外装ケースの第1側面の通気穴は、横に並べた2個の卵用外装ケースの間に位置するので、縦にした卵用外装ケースの第1側面からの通気性を得られる。
【0026】
また、卵用内装トレイに形成する通気部の位置については、緩衝支持用の柱状部の側面上部に形成することで、卵の収納載置により通気部は塞がれず、また支持する荷重が直接掛らず、通気部を形成しても充分に支持でき、柱状部の存在意義を没却しないですむ。また通気部は上部に形成しているので、降下する冷気の導入を速やかに行わせ、雰囲気の循環を良好にすることができ、冷却効率が良い。
【0027】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、段ボール製の卵用外装ケース1(以下、外装ケースという)を示し、この外装ケース1は、直方体状で、4つの側面2,3に、内外の雰囲気を流通させる通気穴4,5を形成したものである。通気穴4,5は、幅Wを形成する2つの側面(第1側面2)と、長さLを形成する2つの側面(第2側面3)とにそれぞれ2個ずつ、4個ずつ形成している。
【0028】
図2が上記外装ケース1の展開図であり、通気穴4,5の形成位置は、次のように設定するとよい。すなわち、外装ケース1の幅Wを構成する第1側面2の左右方向の中間位置と、上記第1側面2に隣接し長さLを構成する第2側面3における両側縁から所定長さL1隔てた位置であって、上下2段に形成する。
【0029】
ここで、上記所定長さL1は、上記第1側面2の半分の長さW1と同一、または略同一の寸法である。したがって、外装ケース1が平面視正方形である場合、第2側面3に形成する通気穴4,5は2個でもよいことになる。
【0030】
また、上下2段に形成する通気穴4,5の直径Rは、上段がわの通気穴4の方を下段がわの通気穴5のそれよりも大きく設定する。そして、上下の各通気穴4,5は、上端縁から所定長さH1の位置と、下端縁から所定長さH2の位置とに形成する。これら所定長さH1、H2は、図3に示したように、内側に収納する卵用内装トレイ6(以下、内装トレイという)を複数段重ねたときに上段と下段の内装トレイ6の上側部位に対応する位置に設定するとよい。
【0031】
上記各寸法について、外装ケース1の規格に基づいて一例をあげれば、W30cm、L46cm、H23cmの外装ケース1で、内装トレイ6を4段積層する場合、上記W1は15cmだから、L1は15cmまたは15cm前後、H1は約4.5cm、H2は約5cmに設定するとよい。
【0032】
なお、図中1aは糊しろ、1bは底フラップ、1cは蓋フラップ、1dは折り込みフラップである。また図中破線は折り曲げ線を示す。
【0033】
上記内装トレイ6は紙製で、図4に示したように、卵Eを立てて収納載置できるように多数の凹部7を縦横に配設した形状で、各凹部7間には、上下方向の荷重を支持するとともに、凹部7間における緩衝を行う緩衝支持用の支柱部8を有している。各支柱部8の上端は、2辺に位置するものを除いて方形をなす平坦面で形成し、積層した時には図3に示したように上記凹部7底面の平坦面と面接触するようにしている。
【0034】
そしてこの内装トレイ6の上記支柱部8における凹部に向かう4つの側面に、通気穴9を形成している。通気穴9は、図5にも示したように、卵Eの収納載置によって塞がれず、上下方向の荷重を強く受けない位置である上部に設定するとよい。この他、例えば支持部8の上端面中央と凹部7の底面中央にも形成すもよい。
【0035】
このように構成した外装ケース1と内装トレイ6とにより卵Eを輸送可能な状態に包装すると、外装ケース1が段ボール製で、内装トレイ6が紙製であるので、緩衝性能も保温性も良好である。
【0036】
そして、それぞれに形成した通気穴4,5,9によって、包装状態のままでも素早い冷却ができる。すなわち、内装トレイ6に卵を収納載置してその内装トレイを積層し、外装ケース1内に収納して、外装ケース1の蓋フラップ1cを閉じても、図3に示したように、外装ケース1の側面に形成した通気穴4,5を、降下する冷気は通る。そして、内部に入って卵Eに直に当たるとともに、通気穴4,5のそばにない卵Eに対しては、内装トレイ6の通気穴9を介して外装ケース1内で流動循環し、侵入した冷気が当たる。
【0037】
冷気が外装ケース1内に入るときには、上段がわの通気穴4を大きく形成しているので、重くて降下する冷気は侵入しやすい。冷気が内部に入ると、内部に存在した常温の雰囲気は、冷気に押されたりして上昇し、内装トレイ6の通気穴9を通り、外装ケース1の上下の通気穴4,5を通って外部に排出される。このような雰囲気の交換流通は、外装ケース1と内装トレイ6に通気穴4,5,9を形成したことによって、また通気穴4,5,9を上述のような位置に形成したことによって、活発、円滑に行われる。このため、内部にまで冷気は均等に、しかも素早く作用し、卵を均等かつ即座に冷却することができる。
【0038】
なお、上述例の寸法の外装ケース1の場合、パレットP上に積んだ荷姿は、図6に示したようになるが、この場合に通気穴4,5の位置を上述のように設定しているので、通気穴4,5は塞がれることなく、上述のような冷却作用は確実に行える。すなわち上述例の寸法の外装ケース1の場合、たてよこの長さの比はおよそ3:2であるので、パレットP上には横長にした外装ケース1を上下方向に3つ並べてその脇に、縦長にした外装ケース1を上下方向に2つ並べるが、横長にした外装ケース1の第1側面2の通気穴4,5は、縦長にした外装ケース1の第2側面3の通気穴4,5、または縦長にした外装ケース1の間の隙間10と相互に対向する。同様に、横長にした外装ケース1の間の隙間11は、縦長にした外装ケース1の第2側面3の通気穴4,5に対応する。その他各外装ケース1の対向面の通気穴4,5は、相互に対応する。このように全ての通気穴4,5が、塞がれることはないので、内部への雰囲気の交換流通は良好である。
【0039】
規格化されている他の寸法の外装ケースにおいても同様である。図7に示した外装ケース1は、長さL50cm、幅W25cm、高さH27cmの外装ケース1で、図8に示した外装ケース1は、長さL49cm、幅W30.5cm、高さH21.5cmの外装ケース1で、いずれの場合も、内側に位置する通気穴4,5を開放状態に保てる。
【0040】
このようにパレットPに積んでも冷却効率のよい効果は保てるので、品質保持を確実に行える。また、納品した卵Eの割卵前の冷却処理なども納品した状態のまま行え、簡単である。
【0041】
さらに冷却は素早くできるので、冷蔵コストを削減することもできる。
【0042】
以下、他の例を説明する。
図9から図12は、外装ケース1の展開図で、図9の外装ケース1は、通気穴12を多数形成した例である。このように大きさも配置も適宜設定するもよい。
【0043】
図10の外装ケース1は、図2に示した外装ケース1の場合と同様に形成した通気穴4,5の内側に、通気性を有するネット部材13を取り付けて、通気穴4,5を塞いだ例を示す。このようにすることで、通気性を確保した状態で虫などの侵入を完全に阻止できる。
【0044】
図11の外装ケース1は、通気穴14の形状を星形に形成した例で、このように星形に形成すると、内側の開口径を小さく維持して虫などの侵入を抑制しながらも、外周に広がるギザギザの分、開口面積を大きくとることができて、雰囲気の流通を良好にすることができる。なお、この場合も上段がわの通気穴14の方を下側の通気穴14よりも大きく形成するとよい。
【0045】
また図12に示したように、必要なときに通気穴4,5を形成できるように、切り込み15aからなる通気穴形成用端緒部15で通気部を形成するもよい。この切り込み15aは、1点を中心に放射状に形成している。切り込み15aに代えてミシン目で形成するもよい。素早い冷却が必要なときに、外側から棒などを差し込めば通気穴4,5を形成することができる。
【0046】
図13に示したように枠状のスライド部材16を組みつけても、必要なときに通気穴4,5を形成できる。すなわち、図1に示した外装ケース1と同一構造の外装ケース1における高さ方向の中間部に、段ボール等からなる2個の上記スライド部材を上下方向にスライド可能に巻き付けるように取り付けている。スライド部材16を上下に移動するだけで通気穴4,5を開閉できる。例えば速やかな冷却が必要なときに通気穴4,5を開放し、冷却が行われた頃に通気穴4,5を閉じると、素早く所定の温度に冷却できる上に、その冷却状態をより長く保つことができる。また必要であれば、上段または下段のいずれか一方の通気穴4,5のみを開放して、雰囲気の交換流通量を調節することもできる。
【0047】
また、図14は、内装トレイ6の他の例を示す斜視図であり、内装トレイ6の場合も、図14(a)のように、切り込み17aからなる通気穴形成用端緒部17を形成したりすることもできる。また、図14(b)のように透孔ではなく薄肉部からなる通気部18を形成するもよい。紙製の内装トレイ6は古紙等の原料の紙をプレスして形成しており、そのままでも通気性があるので、図15に断面を示したように一部に薄肉状の通気部18を形成すると、その部分の通気性が他の部分の通気性よりも高く、上述したような雰囲気の交換流通を可能とする通気性を得られる。
【0048】
以上の構成は、この発明の一実施の形態であって、上記外装ケース1は、この発明の外装材に対応し、
内装トレイ6は、内装材に対応し、
通気穴4,5,12,14は、外装材および外装ケースの通気部に対応し、
通気穴9は、内装材および内装トレイの通気部に対応し、
通気穴形成用端緒部15は、外装材および外装ケースの通気部に対応し、
通気穴形成用端緒部17および薄肉部からなる通気部18は、内装材および内装トレイの通気部に対応するも、
この発明は上述の構成のみに限定されるものではない。
【0049】
例えば内装材としては、内装トレイ6に代えて、紙や合成樹脂からなるパックで構成するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】卵用外装ケースの斜視図。
【図2】卵用外装ケースの展開図。
【図3】卵用包装構造を示す断面図。
【図4】卵用内装トレイの斜視図。
【図5】図4のA−A切断端面図。
【図6】卵用外装ケースの荷姿の平面図。
【図7】卵用外装ケースの荷姿の平面図。
【図8】卵用外装ケースの荷姿の平面図。
【図9】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図10】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図11】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図12】他の例に係る卵用外装ケースの展開図。
【図13】他の例に係る卵用外装ケースの斜視図。
【図14】他の例に係る卵用内装ケースの要部の斜視図。
【図15】図14(b)の要部断面図。
【符号の説明】
1…卵用外装ケース
2…第1側面
3…第2側面
4,5…通気穴
6…卵用内装トレイ
8…支持部
9…通気穴
12,14通気穴
15,17…通気穴形成用端緒部
18…通気部
Claims (7)
- 卵を内装材に収納したのち段ボール製の外装材内に収納して包装する卵用包装構造であって、
上記内装材と外装材に、外装材外の雰囲気と内装材内の雰囲気を交換流通させる通気部を形成した
卵用包装構造。 - 内部の収納空間に卵を収納する段ボール製の卵用外装ケースであって、
側面に、内外の雰囲気を流通させる通気部を形成した
卵用外装ケース。 - 立方体または直方体状に形成するとともに、
前記通気部の形成位置を、当該卵用外装ケースの幅を構成する第1側面の左右方向の中間位置と、上記第1側面に隣接する第2側面における両端縁から、上記第1側面の半分の幅と同一または略同一の寸法を隔てた位置に設定した
請求項2に記載の卵用外装ケース。 - 前記通気部を星形の穴で形成した
請求項2または請求項3に記載の卵用外装ケース。 - 前記通気部を上下に複数段形成し、
上段側の通気部を下段側の通気部よりも大きく形成した
請求項2から請求項4のうちのいずれか一項に記載の卵用外装ケース。 - 前記請求項2から請求項5のうちのいずれか一項に記載の卵用外装ケースに収納する紙製の卵用内装トレイであって、
該卵用内装トレイに、内外に雰囲気を流通させる空気流通用の通気部を形成した卵用内装トレイ。 - 前記通気部を、収納載置する卵の間に位置する緩衝支持用の柱状部の側面上部に形成した
請求項6に記載の卵用内装トレイ。
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JP2002347167A JP2004175442A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 卵用包装構造、卵用外装ケースおよび内装トレイ |
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CN107934147A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-04-20 | 罗有志 | 一种新型鸡蛋包装 |
CN108045714A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-05-18 | 丽水乐发科技有限公司 | 一种可拆式鸡蛋盛放器 |
KR102603315B1 (ko) * | 2023-05-04 | 2023-11-15 | 권영직 | 제품 포장용 난좌 제조장치 및 제조방법 |
-
2002
- 2002-11-29 JP JP2002347167A patent/JP2004175442A/ja active Pending
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