JP3553905B2 - 品物の鮮度保持可能な二重梱包装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は生鮮食料品や生花、その他の特に鮮度を要求される各種品物の二重梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、養鶏業者から量販店や飲食物提供場所へ、多量の鶏卵を運搬するに当り、その透明なプラスチック製の包装容器へ収納した鶏卵を、段ボール製の内箱に梱包し、更に同様な段ボール製の外箱へ積み重ね状態及び横並べ状態として、二重に梱包することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような場合に従来の内箱と外箱は、何れも段ボール製として通気性を有さないため、その運搬中や冷蔵しない状態での保管中に、内部の鶏卵が蒸れてしまって、夏期には瞬時に腐敗しやすく、又冬期でも生鮮度の早期に低下するおそれがあり、特別の注意を払わなければならない。
【0004】
そして、このような問題は上記鶏卵のみならず、野菜や果物、生花、その他の特に鮮度が要求される各種品物の梱包についても、同様に言えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題の改良を企図しており、そのための構成上大きな直方体又は立方体に組み立てられた1個の段ボール製外箱と、その内部へ積み重ね状態及び横並べ状態として整然と収納できる悉く同じ大きさの小さな直方体に組み立てられた複数の段ボール製内箱とから成る品物の二重梱包装置において、
【0006】
上記複数の内箱へ収納した品物を1個の外箱によって二重梱包した時、その垂直線上での悉く直通状態に対応合致することとなる縦通気穴の複数づつを、各内箱における上下両面の中心に関して、約180度の回転対称となる位置へ振り分け状態に開口分布させると共に、
【0007】
水平線上での悉く直通状態に対応合致することとなる横通気穴の1個づつ又は複数づつを、同じく各内箱における前後両壁面又は/及び左右両壁面に開口分布させる一方、
【0008】
その内箱の縦通気穴と同じ垂直線上での直通状態に対応合致することとなる縦通気穴と、やはり内箱の横通気穴と同じ水平線上での直通状態に対応合致することとなる横通気穴との複数づつを、上記外箱に開口分布させたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜9は代表的な生鮮食料品である鶏卵用の二重梱包装置として、大きな直方体(縦:約33 cm 、横:約50 cm 、深さ:約29 cm )に組み立てられた1個の段ボール製外箱(L)と、悉く同じ大きさの小さな直方体(縦:約31 cm 、横:約16 cm 、深さ:約9 cm )に組み立てられた合計9個の段ボール製内箱(S)とから成る基本実施形態を例示しており、その複数の内箱(S)が共通の外箱(L)内へ3段の積み重ね状態及び3列の横並べ状態として、整然と正しく収納できるようになっている。
【0010】
先ず、すべて同じ内箱(S)の各個は図2のような直方体として、水平な上下両面(1a)(1b)のほかに、垂直な前後両壁面(2a)(2b)と左右両壁面(3a)(3b )を備えており、その上面(1a)が折り曲げ開閉面として鶏卵(E)のプラスチック製包装容器(M)を出し入れできるようになっている。(4a)(4b)は垂直線(Y−Y)上での直通状態に向かい合う2個づつとして、各内箱(S)の上下両面(1a)(1b)に対応開口された縦通気穴であり、その穴径(例えば約2.0 cm 〜約2.3 cm )の悉く同じ円形に打ち抜かれている。
【0011】
上記縦通気穴(4a)(4b)はその穴径の過大になると、上下両面(1a)(1b)の強度低下を招くおそれがあり、又仮りに小さな穴径の縦通気穴(4a)(4b)であっても、その数多く開口分布させ過ぎると、やはり同様な強度低下の問題を生じるおそれがあるため、その上下両面(1a)(1b)の大きさ程度を考慮し、これに言わば比例した大きさの穴径と個数の複数づつとして、開口分布させることが好ましい。
【0012】
しかも、その複数づつの縦通気穴(4a)(4b)は図2のような各内箱(S)の長方形(平面図形)をなす上面(1a)と下面(1b)の中心(O)に関して、約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ、その振り分け状態に点在分布させるのである。(R)はその中心(O)からの回転半径を示唆している。
【0013】
そうすれば、悉く同じ大きさの直方体に組み立てられた複数の内箱(S)を外箱(L)の内部へ収納する際、万一その方向性を誤まって、約180度だけ水平回転させる如くに収納したとしても、各内箱(S)の上記縦通気穴(4a)(4b)が外箱(L)の後述するそれとの位置関係上、常時確実な直通状態を保つことになり、外箱(L)に対する各内箱(S)の収納作業を制約なく、自由に便利良く行なえるからである。
【0014】
又、(5a)(5b)は同じく各内箱(S)の垂直な前後両壁面(2a)(2b)へ、水平線(X−X)上での直通状態に向かい合う1個づつとして、その長方形の中心に対応開口された円形の横通気穴であり、その穴径も上下両面(1a)(1b)に開口する上記縦通気穴(4a)(4b)のそれと等しい。
【0015】
この点、基本実施形態に示した各内箱(S)の前後両壁面(2a)(2b)は、上下両面(1a)(1b)よりも小さな長方形をなしているため、強度低下の予防上、その中心へ横通気穴(5a)(5b)の1個づつを開口形成しているにとどまるが、その横通気穴(5a)(5b)が向かい合い直通することになる水平線(X−X)と、上記縦通気穴(4a)(4b)が向かい合い直通することになる垂直線(Y−Y)とは、図8のような互いに一定距離(D)だけ位置ズレ変化した振り分け状態にある関係上、その各内箱(S)の内部を全体として万遍なく通気させることに役立ち、効率性に優れる。
【0016】
但し、図1と対応する図10〜12の変形実施形態から明白なように、各内箱(S)の前後両壁面(2a)(2b)が比較的大きな長方形をなす場合には、ここにも複数づつの横通気穴(5a)(5b)を、やはり好ましくはその中心(O)に関して約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ、振り分け状態に開口分布させることができる。
【0017】
又、上記基本実施形態では各内箱(S)の垂直な左右両壁面(3a)(3b)に限り、ここには横通気穴を開口形成していないが、図10〜12の変形実施形態に併せて示唆する如く、その左右両壁面(3a)(3b)の好ましくは中心(O)に関して約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ、複数づつの横通気穴(6a)(6b)を開口分布させたり、或いはその左右両壁面(3a)(3b)の中心へ1個づつの横通気穴(6a)(6b)を開口形成したりしても良い。
【0018】
他方、先に一言した外箱(L)も図1のような直方体として、やはり水平な上下両面(11a)(11b)のほかに、垂直な前後両壁面(12a)(12b)と左右両壁面(1 3a)(13b)を備え、しかもその上面(11a)が向かい合う左右一対の小さな先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)と、同じく向かい合う前後一対の大きな後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)とから密閉され、ここから各内箱(S)を出し入れできるようになっている。
【0019】
(14a−1)(14a−2)はその外箱(L)の上面(11a)を形作る先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)に開口分布された2個づつの円形な縦通気穴であり、各内箱(S)の上下両面(1a)(1b)に開口分布する縦通気穴(4a)(4b)と同じ垂直線(Y−Y)上での直通状態に対応合致する。
【0020】
又、(14a−3)(14a−4)は同じく外箱(L)の上面(11a)となる後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)に開口分布された3個づつの円形な縦通気穴であり、その向かい合う前後一対として各内箱(S)の上下両面(1a)(1b)に開口分布する2個づつの縦通気穴(4a)(4b)と、やはり同じ垂直線(Y−Y)上での直通状態に対応合致することとなる。
【0021】
つまり、図示のような合計9個の内箱(S)が外箱(L)の内部へ、3段の積み重ね状態及び3列の横並べ状態に梱包されたと仮定した時、その外箱(L)の先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)に開口分布された縦通気穴(14a−1)(14a−2)と、同じく後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)に開口分布された縦通気穴(14a−3)(14a−4)とが、図8のように何れも各内箱(S)における縦通気穴(4a)(4b)の向かい合い直通することとなる垂直線(Y−Y)上へ、正しく対応位置するようになっているわけである。
【0022】
その場合、外箱(L)の上面(11a)に開口分布する上記縦通気穴(14a−1)〜(14a−4)は、これらを各内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)と同じ穴径(例えば約2.0 cm 〜2.3 cm )に開口形成してもさしつかえないが、特に外箱(L)の後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)に開口する縦通気穴(14a−3)(14a−4)の穴径を例えば約2.5 cm として、各内箱(S)に開口する縦通気穴(4a)(4b)の穴径よりも若干大きく、同じく外箱(L)の先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)に開口する縦通気穴(14a−1)(14a−2)の穴径を例えば約3.0 cm として、その後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)に開口する縦通気穴(14a−3)(14a−4)の穴径よりも更に若干大きく、各々相違変化させることが好ましい。
【0023】
そうすれば、外箱(L)の上面(11a)を向かい合う一対づつの先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)と後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)によって、順次重畳的に折り曲げ密閉する場合に、その折り曲げ位置狂いを万一生じたとしても、上記先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)の縦通気穴(14a−1)(14a−2)と後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)の縦通気穴(14a−3)(14a−4)とを、各々内箱(S)における縦通気穴(4a)(4b)の垂直線(Y−Y)上へ支障なく対応合致させることができ、その直通状態を確保しやすくなるからである。
【0024】
又、(15a)(15b)は同じく外箱(L)の垂直な前後両壁面(12a)(12b)へ、水平線(X−X)上で直通状態に向かい合う9個づつとして開口分布された円形の横通気穴であり、その穴径が上記後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)に開口する縦通気穴(14a−3)(14a−4)のそれと同じとして、各々内箱(S)における横通気穴(5a)(5b)のそれよりも若干大きく形成されている。
【0025】
図示のような合計9個の内箱(S)が外箱(L)の内部へ、やはり3段の積み重ね状態及び3列の横並べ状態に梱包されたと仮定した時、その外箱(L)に開口分布する横通気 穴(15a)(15b)が、図9のように悉く各内箱(S)における横通気穴(5a)(5b)の向かい合い直通することとなる水平線(X−X)上へ、正しく対応位置するように関係設定されているのである。
【0026】
更に、(17a)(17b)は楕円形をなす把手穴の向かい合う一対であって、外箱(L)の垂直な左右両壁面(13a)(13b)に開口形成されており、これらに手先を挿入して持ち運びすることとなる。
【0027】
その場合、図1〜9の基本実施形態では外箱(L)の水平な下面(11b)にも、各内箱(S)の上記縦通気穴(4a)(4b)と直通状態に対応合致する複数の縦通気穴(14b)を、好ましくはその長方形の中心(O)に関して約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ開口分布させているが、外箱(L)の下面(11b)は接地されやすい使用上、その下面(11b)に対する縦通気穴(14b)の開口形成は省略しても良い。
【0028】
又、基本実施形態の場合外箱(L)の左右両壁面(13a)(13b)には、向かい合う一対の把手穴(17a)(17b)が開口するにとどまるが、その把手穴(17a)(17b)を形成することに代えて、図10〜12の変形実施形態から示唆されるように、ここにも各内箱(S)の左右両壁面(3a)(3b)に開口する横通気穴(6a)(6b)との直通状態として対応合致し得る複数の横通気穴(16a)(16b)を、やはり好ましくはその長方形の中心(O)に関して約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ、振り分け状態に開口分布させることができる。
【0029】
上記基本実施形態と変形実施形態との何れにあっても、その各内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)と横通気穴(5a)(5b)(6a)(6b)や、外箱(L)の縦通気穴(14a−1)(14a−2)(14a−3)(14a−4)(14b)と横通気穴(15a)(15b)(16a)(16b)を、悉く円形に開口分布させているが、その打ち抜き形状は楕円形や角形などに設定しても良い。
【0030】
又、何れの実施形態でも直方体に組み立てられた段ボール製の内箱(S)と外箱(L)を示しているが、その直方体に代る立方体の外箱(L)についても、本発明を適用実施することができ、更には鶏卵に代る野菜や果物、生花などの生鮮度が要求される品物(E)を、上記内箱(S)へ言わば直かに収納する二重梱包装置としても、本発明をそのまま適用実施し得ることは勿論である。
【0031】
尚、図10〜12の変形実施形態におけるその他の構成は上記基本実施形態と実質的に同一であるため、その図10〜12に図1〜9との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明では大きな直方体又は立方体に組み立てられた1個の段ボール製外箱(L)と、その内部へ積み重ね状態及び横並べ状態として整然と収納できる悉く同じ大きさの小さな直方体に組み立てられた複数の段ボール製内箱(S)とから成る品物(E)の二重梱包装置において、
【0033】
上記複数の内箱(S)へ収納した品物(E)を1個の外箱(L)によって二重梱包した時、その垂直線(Y−Y)上での悉く直通状態に対応合致することとなる縦通気穴(4a)(4b)の複数づつを、各内箱(S)における上下両面(1a)(1b)の中心(O)に関して、約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ振り分け状態に開口分布させると共に、
【0034】
水平線(X−X)上での悉く直通状態に対応合致することとなる横通気穴(5a)(5b)(6a)(6b)の1個づつ又は複数づつを、同じく各内箱(S)における前後両壁面(2a)(2b)又は/及び左右両壁面(3a)(3b)に開口分布させる一方、
【0035】
その内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)と同じ垂直線(Y−Y)上での直通状態に対応合致することとなる縦通気穴(14a−1)(14a−2)(14a−3)(14a−4)(14b)と、やはり内箱(S)の横通気穴(5a)(5b)(6a)(6b)と同じ水平線(X−X)上での直通状態に対応合致することとなる横通気穴(15a)(15b)(16a)(16b)との複数づつを、上記外箱(L)に開口分布させてあるため、冒頭に述べた従来技術の問題を確実に改良できる効果がある。
【0036】
即ち、本発明の上記構成によれば、大きな直方体又は立方体をなす1個の段ボール製外箱(L)と、その内部へ積み重ね状態及び横並べ状態として整然と収納できる悉く同じ大きさの小さな直方体をなす複数の段ボール製内箱(S)とから、品物(E)を二重に梱包した時、その各内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)と外箱(L)の縦通気穴(14a−1)(14a−2)(14a−3)(14a−4)(14b)とが、垂直線(Y−Y)上での悉く直通状態に対応合致するばかりでなく、同じく各内箱(S)の横通気穴(5a)(5b)(6a)(6b)と外箱(L)の横通気穴(15a)(15b)(16a)(16b)とが、水平線(X−X)上での悉く直通状態に対応合致するようにもなっているため、各内箱(S)と外箱(L)とが通気性のない段ボール製品であるとしても、その二重梱包された複数の内箱(S)内が自づと効果的な通気状態に保たれることとなり、生鮮度の要求される鶏卵(E)や野菜、果物、生花などが、その多量の輸送中や保管中に蒸れてしまって、商品価値の無くなるおそれを防止することができる。
【0037】
しかも、各内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)については、その複数づつが上下両面(1a)(1b)の中心(O)に関して、約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ振り分け状態に開口分布されているため、その悉く同じ大きさの直方体に組み立てられている内箱(S)の複数を外箱(L)の内部へ収納作業する際に、万一その方向性を誤まったとしても、各内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)が外箱(L)の縦通気穴(14a−1)(14a−2)(14a−3)(14a−4)(14b)と常に対応合致して、その垂直線(Y−Y)上での悉く直通状態に維持されると共に、同じく各内箱(S)の横通気穴(5a)(5b)(6a)(6b)も外箱(L)の横通気穴(15a)(15b)(16a)(16b)と常に対応合致して、その水平線(X−X)上での悉く直通状態に保たれることとなり、その結果上記収納作業を無制約での自由自在に行なえ、利便性に著しく優れる。
【0038】
又、請求項2の構成を採用するならば、外箱(L)の上面(11a)を向かい合う一対づつの先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)と後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)によって、順次重畳的に折り曲げ密閉する場合に、その折り曲げ位置狂いを万一生じたとしても、上記先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)の縦通気穴(14a−1)(14a−2)と後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)の縦通気穴(14a−3)(14a−4)とを、各々内箱(S)の上下両面(1a)(1b)に開口分布する縦通気穴(4a)(4b)の垂直線(Y−Y)上へ、極めて容易に対応合致させることができ、その直通状態を確実に得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重梱包装置の内箱と外箱とを分解して示す斜面図である。
【図2】複数の内箱を密閉して示す斜面図である。
【図3】内箱の開放状態を示す斜面図である。
【図4】外箱の展開状態を示す平面図である。
【図5】内箱の展開状態を示す平面図である。
【図6】内箱を外箱に収納した密閉状態の斜面図である。
【図7】図6の拡大平面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】図7の9−9線断面図である。
【図10】本発明の変形実施形態を示す図1に対応する分解斜面図である。
【図11】その変形実施形態の図8に対応する断面図である。
【図12】同じく変形実施形態の図9に対応する断面図である。
【符号の説明】
(1a)(11a)・上面
(1b)(11b)・下面
(2a)(12a)・前壁面
(2b)(12b)・後壁面
(3a)(13a)・左壁面
(3b)(13b)・右壁面
(4a)(4b)(14a−1)(14a−2)(14a−3)(14a−4)(14b)・縦通気穴
(5a)(5b)(6a)(6b)(15a)(15b)(16a)(16b)・横通気穴
(E)・品物(鶏卵)
(L)・外箱
(S)・内箱
(P1)(P2)・回転対称位置
(X−X)・水平線
(Y−Y)・垂直線
Claims (2)
- 大きな直方体又は立方体に組み立てられた1個の段ボール製外箱(L)と、その内部へ積み重ね状態及び横並べ状態として整然と収納できる悉く同じ大きさの小さな直方体に組み立てられた複数の段ボール製内箱(S)とから成る品物(E)の二重梱包装置において、
上記複数の内箱(S)へ収納した品物(E)を1個の外箱(L)によって二重梱包した時、その垂直線(Y−Y)上での悉く直通状態に対応合致することとなる縦通気穴(4a)(4b)の複数づつを、各内箱(S)における上下両面(1a)(1b)の中心(O)に関して、約180度の回転対称となる位置(P1)(P2)へ振り分け状態に開口分布させると共に、
水平線(X−X)上での悉く直通状態に対応合致することとなる横通気穴(5a)(5b)(6a)(6b)の1個づつ又は複数づつを、同じく各内箱(S)における前後両壁面(2a)(2b)又は/及び左右両壁面(3a)(3b)に開口分布させる一方、
その内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)と同じ垂直線(Y−Y)上での直通状態に対応合致することとなる縦通気穴(14a−1)(14a−2)(14a−3)(14a−4)(14b)と、やはり内箱(S)の横通気穴(5a)(5b)(6a)(6b)と同じ水平線(X−X)上での直通状態に対応合致することとなる横通気穴(15a)(15b)(16a)(16b)との複数づつを、上記外箱(L)に開口分布させたことを特徴とする品物の鮮度保持可能な二重梱包装置。 - 各内箱(S)の上下両面(1a)(1b)には比較的小さい穴径の円形な縦通気穴(4a)(4b)を開口分布させる一方、
外箱(L)の上面(11a)を密閉する後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)の向かい合う一対には、上記内箱(S)の縦通気穴(4a)(4b)よりも若干大きい穴径の円形な縦通気穴(14a−3)(14a−4)を開口分布させると共に、
同じく外箱(L)の上面(11a)を密閉する先行折り曲げ片(11a−1)(11a−2)の向かい合う一対には、上記後行折り重ね片(11a−3)(11a−4)の縦通気穴(14a−3)(14a−4)よりも更に若干大きい穴径の円形な縦通気穴(14a−1)(14a−2)を開口分布させたことを特徴とする請求項1記載の品物の鮮度保持可能な二重梱包装置。
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