JP2016033030A - ガラス板梱包用パレット - Google Patents

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脩平 赤塚
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達也 福島
伊崎 靖浩
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Abstract

【課題】搬送時に、長時間、連続的に、上下方向への振動を受けた場合であっても、ガラス板の割れ、もしくは傷の発生を防止できるガラス板梱包用パレットを提供する。
【解決手段】ガラス板の梱包に用いられるパレットであって、ガラス板が立てた状態で積層されながら載置される載置部、および積層されたガラス板を背面側から支持する背面板を有する本体と、載置部上に配設された、ガラス板の下端面を受ける受け部材と、を備え、受け部材は、硬度が40度〜80度であり、パレットの搬送時に受ける振動周波数1Hz〜30Hzにおいて、固有振動数が低くなり、損失係数が振動周波数1Hzのときに0.5以上である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラス板梱包用パレットに関する。
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(以下、「FPD」という。)のガラス基板には、厚さが例えば0.05〜0.7mmと薄いガラス板が用いられている。近年では、このFPDガラス基板用のガラス板のサイズが大型化してきており、例えば第7世代のガラス板の大きさは1870mm×2200mmである。
このようなFPDガラス基板用のガラス板は、立てて積層した状態で搬送したり保管したりすることを可能とするために、専用のガラス板梱包用パレットを用いて梱包される。ガラス板梱包用パレットへは、ガラス板が例えばロボットにより合紙を挟みながら積み込まれる。そして、積み込みが終了した後は、梱包が行われ、ガラス板が背面板に固定される。その後、ガラス板は、ガラス板梱包用パレットごと搬送される。
ガラス板の搬送時には、振動によってガラス板が動いてガラス板が割れることがある。これを防止するためには、ガラス板の下端面に接する受け部材の表面の静摩擦係数をなるべく高く設定することが好ましい。特許文献1には、ガラス板の下端面に接する受け部材の表面の静摩擦係数が設定されたガラス板梱包用パレットが開示されている。
特開2010−280426号公報
ガラス板を積載したガラス板梱包用パレットの搬送手段としては、航空搬送、海上搬送、トラック搬送、あるいはフォークリフトでの荷扱いが挙げられるが、これらすべての場合において、ガラス板には、上下方向、前後方向および左右方向への振動あるいは衝撃が連続的に作用する。特に、トラック搬送では、ガラス板は、長時間、連続的に、上下方向への振動を受けるため、十分な防振効果を得ることが重要となる。また、フォークリフトでの搬送では、フォークリフトの構造の特性上、ガラス板梱包用パレットを積載するフォークリフト部分はタイヤより前にあり、支点と力点との関係から、フォークリフト車のタイヤとタイヤの接地面とが接触することにより発生した振動が、タイヤを介してフォークリフト部分の先端まで伝わるまでに振動は大きくなる。また、フォークリフト部分がタイヤより前にあるために、タイヤによって振動を吸収しきれず、トラック搬送などと比べて、振動周波数の範囲が広く、振動周波数の振幅も大きくなる。このため、トラック搬送などと比べて、振動による振幅が大きく、振動周波数の範囲が広いフォークリフト搬送であっても十分な防振効果を得ることが重要となる。
そこで本発明は、搬送時に、長時間、連続的に、上下方向への振動を受けた場合であっても、ガラス板の割れ、もしくは傷の発生を防止できるガラス板梱包用パレットを提供することを目的とする。また、本発明は、振動周波数の振幅が大きく、振動周波数の範囲が広い振動を受けた場合であっても、ガラス板の割れ、もしくは傷の発生を防止できるガラス板梱包用パレットを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、ガラス板の梱包に用いられるパレットであって、
前記ガラス板が立てた状態で積層されながら載置される載置部、および積層された前記ガラス板を背面側から支持する背面板を有する本体と、
前記載置部上に配設された、前記ガラス板の下端面を受ける受け部材と、を備え、
前記受け部材は、硬度が40度〜80度であり、前記パレットの搬送時に受ける振動周波数1Hz〜30Hzにおいて、固有振動数が低くなり、損失係数が振動周波数1Hzのときに0.5以上である、
ことを特徴とする。
前記受け部材は、前記振動周波数1Hz〜30Hzのうち、1Hz〜3Hz及び/又は9Hz〜11Hzにおいてピークとなる振動周波数よりも固有振動数が低くなるよう材質が選択されている、ことが好ましい。
本発明の他の態様は、ガラス板の梱包に用いられるパレットであって、
前記ガラス板が立てた状態で積層されながら載置される載置部、および積層された前記ガラス板を背面側から支持する背面板を有する本体と、
前記載置部上に配設された、前記ガラス板の下端面を受ける受け部材と、を備え、
前記受け部材は、硬度が40度〜80度であり、前記パレットの搬送時に受ける振動周波数1Hz〜30Hzにおいて、固有振動数が低くなり、損失係数が振動周波数1Hzのときに0.5以上である、
ことを特徴とする。
前記受け部材は、前記振動周波数1Hz〜30Hzのうち、1Hz〜3Hz及び/又は9Hz〜11Hzにおいてピークとなる振動周波数よりも固有振動数が低くなるよう材質が選択されている、ことが好ましい。
前記受け部材は、前記ガラス板の下端面を受ける熱可塑性ポリウレタンと、天然ゴムとニトリルゴムとからなるブレンドゴム、又は、ニトリルゴムとエチレン・プロピレン・ジエンゴムとからなるブレンドゴムとからなる、ことが好ましい。
本発明によれば、搬送時に、長時間、連続的に、上下方向への振動を受けた場合であっても、ガラス板の割れ、もしくは傷の発生を防止できる。また、本発明によれば、振動周波数の振幅が大きく、振動周波数の範囲が広い振動を受けた場合であっても、ガラス板の割れ、もしくは傷の発生を防止できる。
本発明の実施形態に係るガラス板梱包用パレットを前側から見た斜視図である。 図1のガラス板梱包用パレットを後側から見た斜視図である。 実施形態1の受け部材の断面図である。 実施形態2の受け部材の断面図である。 フォークリフト車の概略側面図である。
(実施形態1)
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本発明の一例に関するものであり、本発明はこれらによって限定されるものではない。
図1および図2に、本発明の一実施形態に係るガラス板梱包用パレット1(以下、単に「パレット1」という。)を示す。このパレット1は、大型の液晶ディスプレイ用のガラス板10の梱包に用いられるものである。通常、ガラス板10は長手方向が水平方向となる姿勢でパレット1に積み込まれる。
具体的に、パレット1は、基台部20ならびに基台部20上に設けられた載置部22および背面板21を有する本体2と、載置部22上に配設された受け部材3とを備えている。なお、図2では、ガラス板10や後述するロッド5等を省略している。基台部20の上面は、平坦な水平面である載置面である。載置部22および背面板21は、載置面上に載置されている。載置部22の上面は、背面板21に向かって下方に傾斜している底面支持面である。背面板21の上面は、載置部22の底面支持面に対して約90°の角度で傾斜し、かつ、基台部20の載置面に対して70°〜85°の角度で傾斜している背面支持面である。
ガラス板10の厚さは、0.1〜1.5mmであり、好ましい厚さの上限値は、1.1mm、0.7mm、0.5mmであり、最も好ましい上限値は0.4mmである。一方、好ましい厚さの下限値は、0.2mmである。また、ガラス板10のサイズは、例えば、500〜2500mm×2500〜3500mm(短手方向長さ×長手方向長さ)である。
ガラス板10の種類は、ボロシリケイトガラス、アルミノシリケイトガラス、アルミノボロシリケイトガラス、ソーダライムガラス、アルカリシリケイトガラス、アルカリアルミノシリケイトガラス、アルカリアルミノゲルマネイトガラス等が挙げられる。なお、液晶ディスプレイ用ガラス板や有機EL(Electro-Luminescence)用ガラス板としては、アルカリを実質的に含有しない、あるいはアルカリを微量しか含有しないガラス板を適用することが好ましい。本実施形態のガラス板10は、液晶ディスプレイ用であり、一方の表面は、液晶ディスプレイに用いられる半導体素子アレイ又はカラーフィルタなどの薄膜が形成される平滑な面であり、他方の表面は、偏光フィルタが形成される平滑な面である。
ガラス板10は、例えば、下記に示す組成からなる。下記括弧内に記載された数値は好ましい組成比率である。下記組成比率の%表示はいずれも質量%を意味する。
SiO:50〜70%(57〜64%)、
Al:5〜25%(12〜18%)、
:0〜15%(6〜13%)。
なお、下記に示す組成を任意に含んでもよい。
MgO:0〜10%(0.5〜4%)、
CaO:0〜20%(3〜7%)、
SrO:0〜20%(0.5〜8%、より好ましくは3〜7%)、
BaO:0〜10%(0〜3%、より好ましくは0〜1%)、
ZrO:0〜10%(0〜4%,より好ましくは0〜1%)。
また、上記の組成のうち、特に、SiO:50〜70%、B:5〜18%、Al:10〜25%、MgO:0〜10%、CaO:0〜20%、SrO:0〜20%、BaO:0〜10%、RO:5〜20%(ただし、RはMg、Ca、SrおよびBaから選ばれる少なくとも1種である)を含有することが好ましい。
さらに、R’O:0.20%を超え2.0%以下(ただし、R’はLi、NaおよびKから選ばれる少なくとも1種である)を含むことがより好ましい。
さらにまた、清澄剤を合計で0.05〜1.5%含み、As、Sb及びPbOを実質的に含まないことが好ましい。As、Sb及びPbOは、ガラスを清澄する効果を有する物質ではあるが、環境負荷が大きい物質であるためである。ここで、実質的に含まないとは、質量%が0.01%未満であって、不純物を除き意図的に含有させないことを意味する。
また、ガラス中の酸化鉄の含有量が0.01〜0.2%であることが好ましい。
ガラス板10の積層体は、ガラス板10がパレット1上に立て掛けられている状態で、パレット1上に載置されている。ガラス板10の積層体がパレット1上に形成される過程について、具体的に説明する。最初に、何も載置されていないパレット1上に、一枚の合紙を立て掛ける。立て掛けた合紙の主面は、背面板21の背面支持面に密着している。次に、一枚のガラス板10をパレット1上に立て掛ける。立て掛けたガラス板10の主面は、その前に立て掛けた合紙の主面に密着している。次に、一枚の合紙をパレット1上に立て掛ける。以上の工程を繰り返し、ガラス板10と合紙とを交互にパレット1上に立て掛けることで、ガラス板10の積層体を形成する。パレット1上に載置されるガラス板10の積層体のガラス板10の枚数は、例えば、厚みが0.5mmの第5世代のガラス基板の場合は約600枚、厚みが0.7mmの第5世代のガラス基板の場合は約400枚である。パレット1上に載置されたガラス板10積層体は、ベルト等によってパレット1上に固定された状態で、ガラス板梱包体として保管および運搬される。
合紙は、ガラス板10同士が直接接触することを防止して、ガラス板10を保護するためのシートである。合紙12は、隣接するガラス板10の表面が擦れ合うことによって発生するガラス板10の表面の疵を抑制する。また、合紙は、ガラス板10を保管および搬送する際の雰囲気中に存在する有機物等がガラス板10の表面に付着することによって発生するガラス板の表面の汚れを抑制する。合紙に含まれる樹脂等がガラス板10の表面に付着することを防ぐために、合紙の表面は、ある程度の粗さを有している。
合紙は、ガラス板10よりも大きいサイズを有している。合紙は、ガラス板10の上辺および両側辺からはみ出している部分を有している。以下、合紙の一部であって、ガラス板10の上辺からはみ出して上方に突出している部分を、突出部という。突出部の出代、すなわち、ガラス板10の上辺から突出部の上辺までの長さは、90mm以下であり、好ましくは50mm〜75mmである。なお、合紙の厚みは、0.05mm〜0.2mmであることが好ましい。
パレット1上に載置されたガラス板10の積層体(ガラス板10)は、ガラス板梱包体として保管および運搬された後、液晶ディスプレイの製造ライン等において、合紙が除去されながらガラス板10が取り出される。このとき、ガラス板10および合紙は、積層された順番とは逆の順番で、パレット1上のガラス板積層体から交互に抜き取られる。合紙は、例えば、ガラス板10の幅方向に沿って複数の吸引ノズルを備える棒状の吸着装置によって、突出部が複数のポイントで吸着される。これにより、突出部が吸着装置によって把持されて、ガラス板積層体から合紙が抜き取られる。
本体2は、例えば鋼鉄等の金属からなる溶接構造体である。基台部20は、全体として略長方形板状をなしており、この基台部20には、端面に、フォークリフトの爪を挿入するための開口20aが設けられている。
載置部22は、ガラス板10が立てた状態で積層されながら載置されるものである。本実施形態では、載置部22は、背面板21に向かって下向きに傾斜した姿勢となるように、複数のリブ22aで基台部20と結合されている。
背面板21は、積層されたガラス板10を背面側から支持するものである。背面板21は、載置部22に垂直な姿勢、すなわち後傾姿勢となるように、基台部20に立設された支柱25で支えられている。より詳しくは、背面板21の背面には、鉛直方向に延びるリブ21aが所定間隔で配置されており、支柱25はこれらのリブ21aに連結されている。なお、図示は省略するが、背面板21の前面には、ガラス板10の損傷を防止するために、後述する緩衝材31と同様の緩衝材が取り付けられている。
さらに、本実施形態では、背面板21の裏側であって支柱25の前方に、背面板21の後傾姿勢を利用して、後述する押え板4、一対の横棒6および連結部材7を収納するためのスペースSが形成されている。
受け部材3は、ガラス板10の下端面を受けるものであり、ガラス板10の下端面と接する表面3aを有している。図3は、受け部材の断面図である。具体的に、受け部材3は、図3に示すように、載置部22上に積層された緩衝材31と、緩衝材31上に積層された樹脂フィルム32とを含んでいる。そして、樹脂フィルム32の表面が受け部材3の表面3aを構成している。
緩衝材31は、適度な復元力を有する弾性体であり、搬送時の振動を吸収する役割を果たす。また、緩衝材31は、ニトリルゴム(NBR)と天然ゴム(NR)、ニトリルゴム(NBR)とイソプレンゴム(IR)等のような非相溶材料をブレントしたゴムシートで形成され、吸収する振動周波数に関して1〜30Hzとなるように厚みが5〜20mmに設定される。また、緩衝材31と樹脂フィルム32とからなる受け部材3は、例えば、10〜30mmに設定される。なお、緩衝材31は、ゴムで構成されていてもよいが、発泡樹脂で構成されてもよい。このような発泡樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ウレタン、プロピレン−エチレン共重合体等が挙げられる。また、緩衝材31は、載置部22上の全面に設けてもよく、また、所定の間隔を隔てて選択的に設けてもよい。
緩衝材31の硬度は、例えば、硬度が40度〜80度であり、より好ましくは60度〜75度である。また、緩衝材31は、パレット1の搬送時に受ける振動周波数1Hz〜30Hzにおいて、固有振動数が低くなる。ガラス板10を積載したパレット1がトラック搬送される場合、ガラス板10は、長時間、連続的に、上下方向への振動を受ける。搬送するトラックは、サスペンションを有するため、突発的に発生する振動周波数100Hz以上の振動を吸収することができるが、振動周波数1Hz〜30Hzのような微振動を完全に吸収することはできない。トラックでの搬送時において、ガラス板10には、振動レベルでは、例えば30デシベル、また、加速度では、例えば0.4G〜1Gがかかる。このような振動レベル又は加速度によって発生する微振動は、ガラス板10を搬送する間、連続的に発生するものであり、フォークリフトによる搬送と比べて、長時間継続する。このため、パレット1上のガラス板10の載置位置が徐々にズレはじめ、ガラス板10の載置位置が一定以上ズレると、ガラス板10同士が振動しながら接触することとなり、ガラス板10が割れ、もしくは傷が発生する場合がある。このため、トラックの有するサスペンションによって吸収しきれない微振動を吸収する必要がある。緩衝材31は、パレット1の搬送時に受ける振動周波数1Hz〜30Hzにおいて、固有振動数が低くなるよう材質が選択されている。また、振動周波数1Hz〜30Hzにおいて、サスペンションの特性によって、1Hz〜3Hz、及び/又は、9Hz〜11Hzの周波数領域において、ピークとなる微振動が発生する。このため、ピークとなる微振動を吸収することによって、効率的にガラス板10の割れ、もしくは傷の発生を抑制することができる。具体的には、緩衝材31は、天然ゴムとニトリルゴム(NBR)とからなるブレンドゴム、NBRとエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)とからなるブレンドゴムである。例えば、ゴムの配合割合は、天然ゴム:NBR=99〜1:1〜99、NBR:EPDM=1〜99:99〜1(両条件ともブレンド比が50:50は含まず)が挙げられるが、これらの割合に限定されず、天然ゴムとNBRとの割合、NBRとEPDMとの割合は、任意である。また、緩衝材31の硬度は、デュロメータ硬さ計を用いて計測でき、JIS規格(JIS K6253-3)に準拠するものである。
また、緩衝材31の損失係数は、振動周波数1Hzのときに0.5以上である。ここで、損失係数(損失正接)tanδは、貯蔵圧縮弾性率(G1)と損失圧縮弾性率(G2)の比、G2/G1により表され、材料が変形する際に材料がどのくらいエネルギーを吸収するか(熱に変わる)を示す値である。損失正接tanδが大きいほどエネルギーを吸収し、衝撃緩衝試験を行うと、反発弾性率が小さくなり、加振試験においては共振倍率が低くなる。接触角δ及び損失正接tanδは、緩衝材31の材質、緩衝材31の密度によって決定される。緩衝材31の密度が高いほど、接触角δ及び損失正接tanδは小さくなる。損失正接tanδは、周波数依存性を有するが、1Hzでの値に限定されず、任意の周波数での値であってもよい。
なお、緩衝材31の表面3a上に、ガラス板10の汚染を防止するための樹脂フィルム32は、搬送時に振動によってガラス板10が動くことを規制するとともに、積み込みの際のガラス板10の押し込み時にはガラス板10の動きを許容するものである。また、樹脂フィルム32は、ガラス板10の載置時にクッションとしても機能する。ここで、「樹脂フィルム」とは、高剛性の樹脂板とは異なるフレキシブルなものであって、内部に空隙を有しない非発泡な中実連続体をいう。なお、樹脂フィルム32の厚さは、0.5〜1.0mmが好ましく、0.7〜1.0mmがより好ましい。
樹脂フィルム32としては、対ガラス静摩擦係数が0.50以上0.90以下の表面を有するものを用いることが好ましい。対ガラス静摩擦係数が0.50未満であると、搬送時に滑り止めとして十分に機能しなくなり、0.90を超えると、押し込み時にガラス板10が割れるおそれが高くなるからである。樹脂フィルム32の表面の対ガラス静摩擦係数は、より好ましくは0.52以上0.80以下であり、さらに好ましくは0.54以上0.70以下である。
樹脂フィルム32を構成する材料としては、熱可塑性ポリウレタン、ポリエチレン、ポリブチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリスチレン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等を用いることが可能である。中でも、熱可塑性ポリウレタンを用いることが、摩擦係数、耐久性、耐薬品性、クッション性の観点から特に好ましい。また、熱可塑性ポリウレタンは、ガラス板10と接触しても、ガラス板10を汚染することが少ないため、洗浄性を確保する観点からも好ましい。
さらに、本実施形態のパレット1は、積層されたガラス板10を前面側から覆う、左右に分割された押え板4と、上下に離間する位置で押え板4を押さえることにより、ガラス板4を背面板21に固定する、一対の横棒6と、ガラス板10の中央に対応する位置で、一対の横棒6同士を連結する梯子状の連結部材7とを備えている。また、背面板21には、ガラス板10の脇を通って前方に延びるロッド5が左右に2本ずつ設けられており、これらのロッド5に一対の横棒6が係合している。そして、一対の横棒6は、ロッド5に取り付けられた締結部材8により押え板4に押圧されている。
押え板4は、例えばアクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS等の樹脂からなる、ハーモニカ状の中空構造を有する板(プラスチック製段ボール板)である。
一対の横棒6は、図1に示すように、前後方向に扁平なフラットバーである。各横棒6の両端部には、下方に開口する係合溝が設けられており、この係合溝にロッド5が嵌り込むようになっている。
なお、ガラス板梱包用パレット1の構成については、特開2010−280426号公報に記載される内容を含み、当該内容が参酌される。
以上説明したように、本実施形態のパレット1では、受け部材3が有する緩衝材31が、トラック搬送時に発生する微振動を吸収するため、ガラス板10の割れ、もしくは傷の発生を抑制することができる。また、緩衝材31は、長時間、連続的に発生する上下方向への微振動を受けた場合であっても、振動を吸収し、パレット1上に積層されたガラス板10の積載位置がズレることを抑制することができる。
傷が発生することを防止できることがわかった。
(実施形態2)
次に、フォークリフトで搬送するガラス板梱包用パレットについて説明する。なお、上述の実施形態と共通する構成については説明を省略する。
本実施形態にかかる受け部材3は、ガラス板10の下端面を受けるものであり、ガラス板10の下端面と接する表面3aを有している。図4は、本実施形態にかかる受け部材の断面図である。具体的に、受け部材3は、同図に示すように、載置部22上に積層された緩衝材31を含んでいる。そして、緩衝材31の表面が受け部材3の表面3aを構成している。
緩衝材31は、適度な復元力を有する弾性体であり、搬送時の振動を吸収する役割を果たす。また、緩衝材31は、ニトリルゴム(NBR)と天然ゴム(NR)、ニトリルゴム(NBR)とイソプレンゴム(IR)等のような非相溶材料をブレントしたゴムシートで形成され、吸収する振動周波数に関して0.1〜100Hzとなるように厚みが10〜50mmに設定される。また、緩衝材31と樹脂フィルム32とからなる受け部材3は、例えば、10〜60mmに設定される。なお、緩衝材31は、ゴムで構成されていてもよいが、発泡樹脂で構成されてもよい。このような発泡樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ウレタン、プロピレン−エチレン共重合体等が挙げられる。また、緩衝材31は、載置部22上の全面に設けてもよく、また、所定の間隔を隔てて選択的に設けてもよい。
緩衝材31の硬度は、例えば、硬度が50度〜85度であり、より好ましくは60度〜80度である。また、緩衝材31は、パレット1の搬送時に受ける振動周波数0.1Hz〜100Hzにおいて、固有振動数が低くなる。ガラス板10を積載したパレット1がフォークリフト搬送される場合、ガラス板10は、連続的に、上下方向への振動を受ける。図5は、フォークリフト車の概略側面図である。フォークリフト車Fは、フォークリフト車Fを移動させるためのタイヤF1、パレット1を載置するためのフォークリフト部F2等、を有する。フォークリフト車Fにおいて、フォークリフト車Fが有するタイヤF1が回転しながら地面に接地することにより、振動周波数0.1Hz〜100Hzの微振動が発生する。この微振動は、フォークリフト車Fの本体、フレーム等を伝わって、フォークリフト部F2まで伝わる。フォークリフト車Fはトラック等と構造が異なり、パレット1を載置するためのフォークリフト部F2が、タイヤF1より前面に突き出ており、タイヤF1付近で発生した微振動が、支点FPを通じて、フォークリフト部F2のパレット1を載置する部分にある力点PPまで伝わる。支点における微振動の振幅と、力点における微振動の振幅とを比較すると、支点と力点との関係から、力点における微振動の振幅が、支点における微振動の振幅より大きくなる、つまり、振動がフォークリフト部F2に伝わるまでに大きくなる。また、タイヤとタイヤとの間に位置した状態で搬送されるトラック搬送などと比べて、タイヤF1より前面に突き出たフォークリフト部F2を有するフォークリフト車Fでは、タイヤF1による振動吸収力が弱く、タイヤF1によって振動を吸収しきれず、振動周波数の範囲が広くなる。このため、振動周波数0.1Hz〜100Hzのような微振動を完全に吸収することはできない。フォークリフトでの搬送時において、ガラス板10には、加速度では、例えば0.6G〜1.6Gがかかる。このような加速度によって発生する微振動は、ガラス板10を搬送する間、連続的に発生するものであり、トラックによる搬送と比べて、振動周波数の範囲が広く、振動の振幅も大きくなる。このため、パレット1上のガラス板10の載置位置が徐々にズレはじめ、ガラス板10の載置位置が一定以上ズレると、ガラス板10同士が振動しながら接触することとなり、ガラス板10が割れ、もしくは傷が発生する場合がある。このため、フォークリフト搬送時に発生するタイヤF1によって吸収しきれない微振動を吸収する必要がある。緩衝材31は、パレット1の搬送時に受ける振動周波数0.1Hz〜100Hzにおいて、固有振動数が低くなるよう材質が選択されている。また、振動周波数0.1Hz〜100Hzにおいて、フォークリフト車Fの特性によって、0.5Hz〜0.8Hz、4Hz〜6Hz、及び/又は、8Hz〜9Hzの周波数領域において、ピークとなる微振動が発生する。このため、ピークとなる微振動を吸収することによって、効率的にガラス板10の割れ、もしくは傷の発生を抑制することができる。具体的には、緩衝材31は、天然ゴムとニトリルゴム(NBR)とからなるブレンドゴム、NBRとエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)とからなるブレンドゴムである。例えば、ゴムの配合割合は、天然ゴム:NBR=99〜1:1〜99、NBR:EPDM=1〜99:99〜1(両条件ともブレンド比が50:50は含まず)が挙げられるが、これらの割合に限定されず、天然ゴムとNBRとの割合、NBRとEPDMとの割合は、任意である。
また、緩衝材31の損失係数は、振動周波数0.1Hzのときに0.5以上である。フォークリフト部F2に伝わった微振動において、振動周波数が高いほど、振動周波数の振幅は小さくなり、振動周波数が低いほど、振動周波数の振幅は大きくなる。つまり、振動周波数0.1Hzのときに、振動周波数の振幅が最も大きくなり、パレット1に積載されたガラス板10が最も揺れることとなる。このため、振動周波数が0.1Hzであるときに、緩衝材31の損失係数が最大になるように、緩衝材31の損失係数を設定する。損失正接tanδは、周波数依存性を有するが、0.1Hzでの値に限定されず、任意の周波数での値であってもよい。
なお、緩衝材31の表面3a上に、ガラス板10の摩耗を防止するための樹脂フィルム32を設けることもできる。樹脂フィルム32は、搬送時に振動によってガラス板10が動くことを規制するとともに、積み込みの際のガラス板10の押し込み時にはガラス板10の動きを許容するものである。また、樹脂フィルム32は、ガラス板10の載置時にクッションとしても機能する。なお、樹脂フィルム32の厚さは、0.5〜1.0mmが好ましく、0.7〜1.0mmがより好ましい。
以上説明したように、本実施形態のパレット1では、受け部材3が有する緩衝材31が、フォークリフト搬送時に発生する微振動を吸収するため、ガラス板10の割れ、もしくは傷の発生を抑制することができる。また、緩衝材31は、連続的に発生する上下方向への微振動を受けた場合であっても、振動を吸収し、パレット1上に積層されたガラス板10の積載位置がズレることを抑制することができる。
1 ガラス板梱包用パレット
2 本体
21 背面板
22 載置部
3 受け部材
3a 表面
31 緩衝材
32 樹脂フィルム
4 押え板
5 ロッド
10 ガラス板
S スペース

Claims (5)

  1. ガラス板の梱包に用いられるパレットであって、
    前記ガラス板が立てた状態で積層されながら載置される載置部、および積層された前記ガラス板を背面側から支持する背面板を有する本体と、
    前記載置部上に配設された、前記ガラス板の下端面を受ける受け部材と、を備え、
    前記受け部材は、硬度が40度〜80度であり、前記パレットの搬送時に受ける振動周波数1Hz〜30Hzにおいて、固有振動数が低くなり、損失係数が振動周波数1Hzのときに0.5以上である、
    ことを特徴とするガラス板梱包用パレット。
  2. 前記受け部材は、前記振動周波数1Hz〜30Hzのうち、1Hz〜3Hz及び/又は9Hz〜11Hzにおいてピークとなる振動周波数よりも固有振動数が低くなるよう材質が選択されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のガラス板梱包用パレット。
  3. ガラス板の梱包に用いられるパレットであって、
    前記ガラス板が立てた状態で積層されながら載置される載置部、および積層された前記ガラス板を背面側から支持する背面板を有する本体と、
    前記載置部上に配設された、前記ガラス板の下端面を受ける受け部材と、を備え、
    前記受け部材は、硬度が50度〜85度であり、前記パレットの搬送時に受ける振動周波数0.1Hz〜100Hzにおいて、固有振動数が低くなり、前記振動周波数の振幅が最大となる振動周波数0.1Hzにおいて、損失係数が0.5以上である、
    ことを特徴とするガラス板梱包用パレット。
  4. 前記受け部材は、前記振動周波数0.1Hz〜100Hzのうち、0.5Hz〜0.8Hz、4Hz〜6Hz、及び/又は、8Hz〜9Hzにおいてピークとなる振動周波数よりも固有振動数が低くなるよう材質が選択されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のガラス板梱包用パレット。
  5. 前記受け部材は、前記ガラス板の下端面を受ける熱可塑性ポリウレタンと、天然ゴムとニトリルゴムとからなるブレンドゴム、又は、ニトリルゴムとエチレン・プロピレン・ジエンゴムとからなるブレンドゴムとからなる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
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